JP3482098B2 - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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Description
表示パネルや屋外の大型表示パネルなどの情報掲示板、
自動車のストップランプ、信号機、カメラのオートフォ
ーカス用光源、光通信用光源等に使用される半導体発光
素子に関する。
図7は断面図で、1はInGaAlP系LEDの半導体
発光素子であり、これはn型GaAs基板2上に、屈折
率の異なるn型GaAs層とn型In0.5 Al0.5 P層
とを対にした二重層3の10対からなる反射層4を積層
してなり、また反射層4の上にn型In0.5 (Ga0.7
Al0.3 )0.5 P層の第1のクラッド層5、n型In
0.5 Ga0.5 P層の活性層6、p型In0.5 (Ga0.7
Al0.3 )0.5 P層の第2のクラッド層7でなるダブル
ヘテロ接合構造の発光領域、さらにn型In0.5 (Ga
0.7 Al0.3 )0.5P層の電流ブロック層8をMOCV
D法によって順次成長させ積層する。
フオトレジストパターンを形成し、これをマスクにして
電流ブロック層8を所定パターンを有するようにエッチ
ングする。続いて所定パターンを有するようパターニン
グされた電流ブロック層8と第2のクラッド層7の上に
p型Ga0.3 Al0.7 As層の電流拡散層9を成長させ
る。次にn型GaAs基板2の下面にn型電極10を形
成し、また電流拡散層9の上面にp型電極11を形成す
る。
は、発光領域のn型In0.5 Ga0. 5 P層でなる活性層
6と反射層4を構成する二重層3のn型GaAs層とn
型In0.5 Al0.5 P層とが異なる組成となっており、
その一方が活性層よりバンドギャップの小さい直接遷移
発光領域の発光する光によって反射層4が励起され、n
型In0.5 Ga0.5 P活性層6の発光する光と異なる波
長の赤外光が反射層4で生じる。そして、こうした反射
層で異波長の発光が生じるのは、反射層が活性層と異な
る組成の二重層を積層して構成され、さらに二重層の少
なくとも一方の層が直接遷移となっているからである。
また、動作電流を高くした状態の高電流領域では、オー
バーフローしたキャリアが反射層4で発光再結合するこ
とになって、さらにその異波長である赤外光が増加して
しまう。
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
反射層での所要とする波長とは異なった波長の発光を低
減すると共に、所要波長の光を増加し輝度を向上するよ
うにした半導体発光素子を提供することにある。
は、GaAs基板と、このGaAs基板上に屈折率の異
なる2層でなる二重層を交互に所定数だけ積層させて形
成された反射層と、この反射層上に第1のクラッド層、
活性層、第2のクラッド層を順次積層して設けられたダ
ブルヘテロ接合構造の発光領域とを備えた半導体発光素
子において、前記第2のクラッド層上に所定パターンの
電流ブロック層を設け、且つ該電流ブロック層の上方に
電極を形成すると共に、前記第1のクラッド層の層厚を
1.5μm以上とし、屈折率の異なる前記反射層の2層
を、一方を活性層と同一組成比の層で形成し、他方を間
接遷移層、または前記活性層よりもバンドギャップが大
きい直接遷移層で形成したことを特徴とするものであ
り、さらに、前記反射層の屈折率の異なる2層は、一方
が活性層と同一組成比の層で形成され、他方が間接遷移
層、または前記活性層よりもバンドギャップが大きい直
接遷移層で形成されていることを特徴とするものであ
り、さらに、活性層がIn0.5Ga0.5P層でな
り、反射層がIn0.5Ga0.5P層とIn0.5A
l0.5P層とを交互に所定数だけ積層した層でなるも
のであることを特徴とするものであり、さらに、活性層
がIn0.5(Ga1−xAlx)0.5P層(0≦x
<1)でなり、反射層がIn0.5(Ga1−xA
lx)0.5P層(0≦x<1)とIn0.5Al
0.5P層とを交互に所定数だけ積層した層でなるもの
であることを特徴とするものであり、さらに、xが、
0.4であることを特徴とするものであり、さらに、活
性層がGa1−yAlyAs層(0≦y≦0.45)で
なり、反射層がGa1−yAlyAs層(0≦y≦0.
45)とIn0.5(Ga1−xAlx)0.5P層
(0≦x≦1)とを交互に所定数だけ積層した層でなる
ものであることを特徴とするものであり、さらに、yが
0であり、xが1であることを特徴とするものである。
(0≦y≦0.45)でなり、反射層がGa1−yAl
yAs層(0≦y≦0.45)とGa1−zAlzAs
層(0.45≦z<1)とを交互に所定数だけ積層した
層でなるものであることを特徴とするものである。
を参照して説明する。
り説明する。図1は断面図であり、図2は赤外発光強度
特性の比較図であり、図3は赤色光出力特性の比較図で
あり、図4は第1のクラッド層の層厚に対する赤外発光
強度を示す特性図である。
EDの半導体発光素子であり、これはn型GaAs基板
22を用いて形成されており、n型GaAs基板22は
Siドープがなされ、不純物濃度が3×1018cm-3の
もので、(1,0,0)面から<0,1,1>方向に1
5度オフした面を主面としている。そしてn型GaAs
基板22の主面上に、原料としてメチル系 III族有機金
属のTMI{トリメチルインジウム:(CH3 )3 I
n}、TMG{トリメチルガリウム:(CH3 )3 G
a}、TMA{トリメチルアルミニウム:(CH3 )3
Al}と、V族水素化物のホスフィン(PH3 )、アル
シン(AsH3 )とを使用し、p,nドーパントにDM
Z{ジメチル亜鉛:(CH3 )2 Zn}、モノシラン
(SiH4 )を用い、大気圧未満に減圧した状態、例え
ば圧力は約5.3×103 Pa(約40Torr)、成
長温度は約700℃のMOCVD法(Metal Or
ganic Chemical Vapour Dep
osition法)による結晶成長によって、順次下層
から各原料の量を調整しながら連続的に成長させること
によって各層が形成してある。
面上に、n型In0.5 Ga0.5 P層とn型In0.5 Al
0.5 P層とを対にした二重層23の10対からなる反射
層24を積層する。二重層23の一方のn型In0.5 G
a0.5 P層は、Siドープがなされ、不純物濃度が0.
4〜2.0×1018cm-3のもので、発光波長λ、屈折
率n1 であり、他方のn型In0.5 Al0.5 P層は、同
じくSiドープがなされ、不純物濃度が0.4〜2.0
×1018cm-3のもので、発光波長λで、異なる屈折率
n2 である。
テロ接合構造の発光領域を構成する。この発光領域は、
先ず層厚が1.8μmとなるようにn型In0.5 (Ga
0.3Al0.7 )0.5 P層の第1のクラッド層25(Si
ドープ、不純物濃度が4×1017cm-3)を積層する。
続いて第1のクラッド層25上に、層厚が0.1μmと
なるようにn型In0.5 Ga0.5 P層の活性層26(ア
ンドープ、不純物濃度が1×1016cm-3)を積層す
る。また活性層26の上に、層厚が0.6μmとなるよ
うにp型In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )0.5 P層の第2
のクラッド層27(Znドープ、不純物濃度が4×10
17cm-3)を積層する。
厚が0.02μmとなるようにn型In0.5 (Ga0.3
Al0.7 )0.5 P層の電流ブロック層28(Siドー
プ、不純物濃度が8×1018cm-3)を積層する。そし
て、電流ブロック層28上に図示しないがフオトレジス
トパターンを形成し、これをマスクにして電流ブロック
層28が所定パターンを有するようにエッチングする。
続いて、所定パターンを有するようパターニングされた
電流ブロック層28とパターニングにより露出した第2
のクラッド層27の上に、層厚が4.5μmとなるよう
にp型Ga0.3 Al0.7 As層の電流拡散層29(Zn
ドープ、不純物濃度が1×1018cm-3以上)を積層す
る。その後、n型GaAs基板22の下面にn型電極3
0を形成し、電流拡散層29の上面にp型電極31を形
成する。
1では、発光領域の活性層26がn型In0.5 Ga0.5
P層であり、反射層24を構成する二重層23が活性層
26と同一組成のn型In0.5 Ga0.5 P層と、間接遷
移のn型In0.5 Al0.5 P層とでなるから、これを動
作させた場合、活性層26で発光した赤色光が反射層2
4に入射しても、この光によって反射層24で励起され
る光は活性層26の光と同じ波長の同一の赤色光にな
る。そして半導体発光素子21の発光する光としてみる
と、本来の発光領域の赤色光に反射層24での赤色光
が、異波長の光として加わるのではなく同波長の光とし
て加わる。そして、従来は多く含まれていた異波長の光
である赤外光が低減され、輝度の向上した赤色光が得ら
れる。また動作電流が高い状態の高電流領域でも、オー
バーフローした電子が反射層24で発光再結合すること
により反射層24で励起される光は、活性層26の光と
同じ波長の赤色光であり、同様に赤外光が低減された輝
度の向上した赤色光を得ることができる。
動作させた場合の各特性は、従来技術の構成の半導体発
光素子の動作特性と比較して示す図2、図3及び図4の
通りとなる。すなわち、図2は赤外発光強度特性の比較
図で、反射層の組成に対する赤外発光強度(相対値)の
関係を示し、反射層をn型GaAs層とn型In0.5A
l0.5 P層の二重層を積層して構成した従来技術に係る
点A1 が40以上の相対値強度であるの対し、反射層を
n型In0.5 Ga0.5 P層とn型In0.5 Al0.5 P層
の二重層を積層して構成した本実施形態に係る点B1 は
10の相対値強度を示しており、本実施形態によれば赤
外強度比は約1/4に減少し、大幅に赤外光が低減され
る。なお、活性層は従来技術及び本実施形態は共にIn
0.5 Ga0.5 P層で、第1のクラッド層は従来技術が層
厚0.6μmのn型In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )0.5
P層、本実施形態が層厚0.6μmのn型In0.5 (G
a0.7 Al0.3 )0.5 P層で構成し、IF=80mAの
場合である。
り、反射層の組成に対する赤色光出力(相対値)の関係
を示し、上記の赤外発光強度特性を比較した場合と同様
に反射層、活性層、第1のクラッド層を構成した従来技
術と本実施形態を同じように動作させた場合のもので、
従来技術に係る点A2 を1.0の相対値出力とした時、
本実施形態に係る点B2 では1.2の相対値出力とな
り、本実施形態によれば20%の赤色光の出力増加が得
られる。
対する赤外発光強度を示す特性図で、層厚を変えた場合
の赤外発光強度(相対値)の変化を示しており、活性層
がIn0.5 Ga0.5 P層で、反射層がn型GaAs層と
n型In0.5 Al0.5 P層の二重層を積層した構成の従
来技術に係る特性線Xに対し、活性層がIn0.5 Ga
0.5 P層で、反射層がn型In0.5 Ga0.5 P層とn型
In0.5 Al0.5 P層の二重層を積層した構成の本実施
形態に係る特性線Yのようになり、従来技術においては
第1のクラッド層の層厚を通常0.6μmに設定してい
たものを、厚さを増していって1.8μmとした場合に
は赤外発光強度は約40から約25と約2/3に減少
し、本実施形態においては第1のクラッド層の層厚を
0.6μmから1.8μmとした場合に赤外発光強度は
10から5と約1/2に減少し、また第1のクラッド層
の層厚が1.0μm以上とすることで実用的に好ましい
程度にまで赤外発光の相対値強度を低下させることがで
き、なお、より好ましくは層厚を1.5μm以上とする
とよい。
る。なお、上記第1の実施形態と同一部位には同符号を
付し、主に異なる部位について以下説明する。図5は断
面図であり、32はInGaAlP系LEDの半導体発
光素子であり、これは上記n型GaAs基板22を用い
て形成されており、n型GaAs基板22の主面上に、
原料としてメチル系 III族有機金属のTMI、TMG、
TMAと、V族水素化物のホスフィン、アルシンとを使
用し、p,nドーパントにDMZ、モノシランを用い、
例えば約5.3×103 Paに減圧した状態で、約70
0℃の温度環境でのMOCVD法による結晶成長によっ
て、順次下層から各原料の量を調整しながら連続的に成
長させることによって各層が形成してある。
面上に、n型In0.5 (Ga0.6 Al0.4 )0.5 P層と
n型In0.5 Al0.5 P層とを対にした二重層33の1
0対からなる反射層34を積層する。そして、反射層3
4の上面上に、ダブルヘテロ接合構造の発光領域を構成
する。この発光領域は、先ずn型In0.5 (Ga0.3A
l0.7 )0.5 P層の第1のクラッド層25を積層する。
続いて第1のクラッド層25上に、n型In0.5 (Ga
0.6 Al0.4 )0.5 P層の活性層35を積層し、この活
性層35の上に、p型In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )
0.5 P層の第2のクラッド層27を積層する。
定パターンを有するn型In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )
0.5 P層の電流ブロック層28を形成し、またさらにパ
ターニングされた電流ブロック層28とパターニングに
より露出した第2のクラッド層27の上に、p型Ga
0.3 Al0.7 As層の電流拡散層29を積層する。その
後、n型GaAs基板22の下面にn型電極30が形成
され、電流拡散層29の上面にp型電極31を形成す
る。
2では、発光領域の活性層35がn型In0.5 (Ga
0.6 Al0.4 )0.5 P層であり、反射層34を構成する
二重層33が活性層35と同一組成のn型In0.5 (G
a0.6 Al0.4 )0.5 P層と、間接遷移のn型In0.5
Al0.5 P層とでなるから、これを動作させた場合、活
性層35で発光した緑色光が反射層34に入射しても、
この光によって反射層34で励起される光は活性層35
の光と同じ波長の同一緑色光になる。この結果、異波長
の光が低減され同色光が増すために輝度が向上すること
になる。また動作電流が高い高電流領域でもオーバーフ
ローした電子が発光再結合することによる反射層34で
の励起光も、活性層35の光と同じ波長の光となり、同
様に異波長の光が低減された輝度の向上した緑色光を得
ることができる。
5をn型In0.5 (Ga0.6 Al0. 4 )0.5 P層とし、
反射層34の二重層33をn型In0.5 (Ga0.6 Al
0.4)0.5 P層とn型In0.5 Al0.5 P層とで構成し
たが、同じように活性層をn型In0.5 (Ga0.8 Al
0.2 )0.5 P層としてオレンジ色光を発光するように
し、この時の反射層の二重層をn型In0.5 (Ga0.8
Al0.2 )0.5 P層とn型In0.5 Al0.5 P層とで構
成するようにしたりしてもよい。また、活性層をn型I
n0.5 (Ga0.7 Al0.3 )0.5 P層として黄色光を発
光するようにし、この時の反射層の二重層をn型In
0.5 (Ga0.7 Al0.3 )0.5 P層とn型In0.5 Al
0.5 P層とで構成するようにしたりしてもよい。すなわ
ち、活性層をIn0.5 (Ga1-x Alx )0.5 P層 (0
≦x<1) とし、反射層の二重層をIn0.5 (Ga1-x
Alx )0.5 P層 (0≦x<1) とIn0.5 Al0.5 P
層とすることで、またxが0.6以上では間接遷移層が
構成されることで同様に目的とする活性層の発光する光
に対し異波長の光を低減させ、輝度を向上させることが
できる。
る。なお、上記第1の実施形態と同一部位には同符号を
付し、主に異なる部位について以下説明する。図6は断
面図であり、36はGaAlAs系赤外LEDの半導体
発光素子であり、これは上記n型GaAs基板37を用
いて形成されており、n型GaAs基板37の主面上
に、原料としてメチル系 III族有機金属のTMI、TM
G、TMAと、V族水素化物のホスフィン、アルシンと
を使用し、p,nドーパントにDMZ、モノシランを用
い、大気圧未満に減圧した状態で所定温度のもとMOC
VD法による結晶成長によって、順次下層から各原料の
量を調整しながら連続的に成長させることによって各層
が形成してある。
面上に、n型GaAs層とn型In0.5 Ga0.5 P層と
を対にした二重層38の10対からなる反射層39を積
層する。そして、反射層39の上面上に、ダブルヘテロ
接合構造の発光領域を構成する。この発光領域は、先ず
n型Ga0.7 Al0.3 As層の第1のクラッド層25を
積層する。続いて第1のクラッド層25上に、n型Ga
As層の活性層40を積層し、この活性層40の上に、
p型Ga0.7 Al0.3 As層の第2のクラッド層27を
積層する。
定パターンを有するn型In0.5 (Ga0.3 Al0.7 )
0.5 P層の電流ブロック層28を形成し、またさらにパ
ターニングされた電流ブロック層28とパターニングに
より露出した第2のクラッド層27の上に、p型Ga
0.7 Al0.3 As層の電流拡散層29を積層する。その
後、n型GaAs基板22の下面にn型電極30が形成
され、電流拡散層29の上面にp型電極31を形成す
る。
6では、発光領域の活性層40がn型GaAs層であ
り、反射層39を構成する二重層38がn型GaAs層
とn型In0.5 Al0.5 P層とでなり、同一組成層と間
接遷移の層の構成であるため、これを動作させた場合に
活性層40で発光した赤外光が反射層39に入射して
も、この光によって反射層39で励起される光は活性層
40の光と同じ波長の同一赤外光になる。この結果、異
波長の光が低減され同一波長の光が増すことになる。ま
た動作電流が高い高電流領域でもオーバーフローした電
子が発光再結合することによる反射層39での励起光
も、活性層40の光と同じ波長の光となり、同様に異波
長の光が低減された赤外光を得ることができる。
0をn型GaAs層とし、反射層39の二重層38をn
型GaAs層とn型In0.5Al0.5P層とで構成
したが、同じように活性層をn型Ga1−yAlyAs
層(0≦y≦0.45)とし、反射層の二重層をn型G
a1−yAlyAs層(0≦y≦0.45)層とn型I
n0.5(Ga1−xAlx)0.5P層(0≦x≦
1)とすることで、同様に目的とする活性層の発する赤
外光を増しながら異波長の光を低減させることができ、
特に実用的にはyの値を上記実施形態を含む0〜0.4
5かつxの値を0.5〜1.0とすることが好ましい。
はによれば反射層での異なる波長の光の発生が低減でき
ると共に、活性層で発光する所要波長と同一波長の光を
増加することができる等の効果を奏する。
性の比較図である。
の比較図である。
層の層厚に対する赤外発光強度を示す特性図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 GaAs基板と、このGaAs基板上に
屈折率の異なる2層でなる二重層を交互に所定数だけ積
層させて形成された反射層と、この反射層上に第1のク
ラッド層、活性層、第2のクラッド層を順次積層して設
けられたダブルヘテロ接合構造の発光領域とを備えた半
導体発光素子において、前記第2のクラッド層上に所定
パターンの電流ブロック層を設け、且つ該電流ブロック
層の上方に電極を形成すると共に、前記第1のクラッド
層の層厚を1.5μm以上とし、屈折率の異なる前記反
射層の2層を、一方を活性層と同一組成比の層で形成
し、他方を間接遷移層、または前記活性層よりもバンド
ギャップが大きい直接遷移層で形成したことを特徴とす
る半導体発光素子。 - 【請求項2】 活性層がIn0.5Ga0.5P層でな
り、反射層がIn0.5Ga0.5P層とIn0.5A
l0.5P層とを交互に所定数だけ積層した層でなるも
のであることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素
子。 - 【請求項3】 活性層がIn0.5(Ga1−xAl
x)0.5P層(0≦x<1)でなり、反射層がIn
0.5(Ga1−xAlx)0.5P層(0≦x<1)
とIn0.5Al0.5P層とを交互に所定数だけ積層
した層でなるものであることを特徴とする請求項1記載
の半導体発光素子。 - 【請求項4】 xが、0.4であることを特徴とする請
求項3記載の半導体発光素子。 - 【請求項5】 活性層がGa1−yAlyAs層(0≦
y≦0.45)でなり、反射層がGa1−yAlyAs
層(0≦y≦0.45)とIn0.5(Ga1−xAl
x)0.5P層(0≦x≦1)とを交互に所定数だけ積
層した層でなるものであることを特徴とする請求項1記
載の半導体発光素子。 - 【請求項6】 yが0であり、xが1であることを特徴
とする請求項5記載の半導体発光素子。
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JP09898397A JP3482098B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 半導体発光素子 |
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-
1997
- 1997-04-16 JP JP09898397A patent/JP3482098B2/ja not_active Expired - Lifetime
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