JP3481663B2 - 回路基板及びその製造方法 - Google Patents

回路基板及びその製造方法

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JP3481663B2
JP3481663B2 JP2662794A JP2662794A JP3481663B2 JP 3481663 B2 JP3481663 B2 JP 3481663B2 JP 2662794 A JP2662794 A JP 2662794A JP 2662794 A JP2662794 A JP 2662794A JP 3481663 B2 JP3481663 B2 JP 3481663B2
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circuit conductor
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  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大電流容量の電源を
有する装置類で使用するプリント基板に関し、さらに大
電流用回路と信号用回路を形成できるようにした回路基
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から絶縁基板の片面に信号用回路パ
ターンを、他面に大電流回路用導体を形成した大電流回
路基板は公知である。従来、この種の大電流回路基板は
一般に、絶縁基板の片面に信号用回路として薄い銅箔を
貼り付け、他面には大電流回路用の厚銅箔を貼り付け
て、各々をパターンエッチングすることにより形成され
ている。しかしこのような回路基板では、銅箔の厚さが
エッチング可能な厚さに制限されるため、大電流回路の
場合、電流容量を大きくするためには導体幅を大きくし
なければならず、回路をコンパクトに構成することが困
難である。また大電流用の回路導体にスルーホールを形
成する場合には、通常の信号用回路パターンの場合と同
様、絶縁基板に形成した穴の内面に無電解メッキによっ
て導体層を形成することになるが、このようなスルーホ
ールでは導体層の厚さを厚くすることが困難であるた
め、大電流を通電することはできなかった。
【0003】そこで上記の問題を解決すべく多くの提案
がなされている。一例として図15に特開昭63−23
7495号公報に記載された大電流用回路と信号用回路
を備えた配線基板の平面図、図16にその断面図をそれ
ぞれ示す。図において、1はガラスエポキシ等からなる
絶縁基板、2A、2Bは絶縁基板1の片面とその裏面に
それぞれ設けられた信号用の回路導体、3は絶縁基板1
の片面に設けられた大電流用の回路導体である。信号用
の回路パターン2A、2Bは従来同様、絶縁基板1の両
面に貼り付けた通常信号用回路に使用される銅箔をそれ
ぞれ所要のパターンにエッチングすることにより形成さ
れており、また両面の回路導体2A、2Bを導通させる
スルーホール部4も穴の内面をメッキにより形成されて
いる。一、大電流用の回路導体3は、例えば厚さ1mm
程度の銅板に所要のパターンの打ち抜き加工を行い、必
要に応じて全面にはんだメッキまたはスズメッキを施し
たものを絶縁基板1にはんだ付けすることにより形成さ
れている。また、大電流用の回路導体3のスルーホール
部5は、あらかじめその回路導体3の所定の箇所をバー
リング加工により筒状に絞り出し、筒状突起6に成形し
た後に、その筒状突起6を絶縁基板1の穴に挿通するこ
とによって形成されている。
【0004】また、図17には、特開平3−21095
号公報に記載の大電流回路基板の断面図を示す。図にお
いて、7はプリプレグシート、8はクリヤー樹脂であ
る。銅板等に打ち抜き加工を施すことによって大電流用
回路パターンを形成するもので、特に、隣り合う回路導
体が細いブリッジで連結された打ち抜き回路パターンを
形成する(図示せず)。プリプレグシート7はガラス繊
維にエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を含浸させ、半硬化さ
せたもので、打ち抜き回路パターンを複数枚積層させた
プリプレグシート7に載せて、加熱加圧することによ
り、プリプレグシートは硬化して絶縁基板となり、この
基板上に打ち抜き回路パターンが埋め込まれた基板を形
成する。更に、上記のように隣接した回路導体をつない
だブリッジ部分を切断することにより、大電流回路基板
が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図15、図16におけ
る大電流回路基板では、従来の問題点の一つである電流
容量を大きくするためには導体幅を大きくしなければな
らないという点に対しては、銅板を用いることで対処で
きるが、絶縁基板にはんだ付けで固定するため例えば全
面にはんだ付けした場合、冷却時に導体と基板の膨張係
数の違いにより反りが発生する恐れがある。また、スル
ーホールの形成については導体にバーリング加工を施す
必要があるという難点がある。さらに大電流用回路導体
3は絶縁基板上にはんだ付けするため基板表面からはん
だが飛び出した形となり、他の信号用回路との平面度が
とれず、従ってロボットによる部品装着が複雑になるな
どの欠点がある。
【0006】一方、図17の特開平3−21095号公
報によると、ホットプレスにより形成されるので、絶縁
基板表面を平坦にすることが可能であり、上記の問題点
は解決される。しかし、このような方法では大電流用回
路導体3を層間絶縁用のプリプレグシート7を押し付け
るという形態をとるので、プレス時に大電流用導体周辺
から図に示すクリヤー樹脂が浸み出し、通電中の温度上
昇により、クリヤー樹脂層8との界面にクラックを誘発
する恐れがある。また、このような方法では、絶縁基板
表面を平坦にすることは可能であるが、上記のクラック
発生により同一面に信号用回路と大電流用回路を混在す
ることが不可能となるという欠点がある。また、図示し
ていないが、大電流用スルーホールはこの例では導通孔
の内壁にメッキした後に、孔にはんだを溶かして埋め込
む方法をとっているが、作業が複雑でしかもスルーホー
ルに充填したはんだが冷却時に収縮するため、スルーホ
ールの内壁にあらかじめ無電解めっきしためっき層が剥
離する恐れがある。更に、回路導体を位置決めするため
に隣り合う回路導体を細いブリッジで連結して打ち抜き
回路パターンを形成しているので、積層成形後ブリッジ
を切断する作業が発生し、切断部の酸化による悪影響が
懸念される。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、従来大電流回路導体の周辺に発生して
いたクリヤー樹脂層を根本的に防ぎ、大電流用回路導体
の位置決めも容易に行われる回路基板の製造方法を提供
することを目的とする。
【0008】また、基板の回路パターンの間を電気的に
導通する場合において、通常のスルーホールを形成せず
に電流を供給する構造の回路基板を得ることを目的と
し、かつこのような回路基板の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路基板
は、第一の絶縁基板の一面に形成された大電力用の第一
の回路導体、上記第一の絶縁基板を介在させて、上記
一の回路導体の少なくとも一部に対向して配置された
号回路用の第二の回路導体、上記第二の回路導体の上記
第一の回路導体に対向する箇所の少なくとも一部が突出
して形成され、上記第一の回路導体に電気的に接続され
た突出部、第二の絶縁基板を介在させて、少なくとも一
部が上記突出部と対向して配置された信号回路用の第三
の回路導体、上記突出部を通って上記第二の回路導体と
上記第三の回路導体を電気的に接続するように形成され
たスルーホールを備えたものである。
【0010】また、この発明に係る回路基板は、第一の
絶縁基板の一面に形成された大電力用の第一の回路導
体、上記第一の絶縁基板を介在させて、上記第一の回路
導体の少なくとも一部に対向して配置された信号回路用
第二の回路導体、上記第二の回路導体の上記第一の回
路導体に対向する箇所の少なくとも一部が突出して形成
され、上記第一の回路導体に電気的に接続された突出
部、第二の絶縁基板を介在させて、少なくとも一部が上
記突出部と対向して配置された信号回路用の第三の回路
導体、上記突出部を通って上記第二の絶縁基板裏面まで
を貫通させる導通孔を備え、上記導通孔を通して、上記
第二の回路導体と上記第三の回路導体とを電気的に接続
させるカシメ留め、またはボルト締めするようにしたも
のである。
【0011】また、この発明に係る回路基板は、絶縁基
板の一面に形成された大電力用の第一の回路導体、上記
絶縁基板を介在させて、上記第一の回路導体の少なくと
も一部に対向して配置された信号回路用の第二の回路導
体、上記絶縁基板の第一の回路導体側に第二の回路導体
を露出させる孔、上記第二の回路導体の一部が上記孔を
介して、上記第一の回路導体に接触することなく上記
一の回路導体の表面より突出された突出部を備えたもの
である。
【0012】また、この発明に係る回路基板の製造方法
は、第一の孔を有する第一のプリプレグシートに第二の
孔を有する回路導体を、上記第一の孔と第二の孔がほぼ
一致するように積層する工程、上記第一のプリプレグシ
ートとともに別の回路パターンとなる金属層を挟持する
ように第二のプリプレグシートを積層する工程、プレー
ト治具の有する開口部を上記第二の孔の位置に合わせる
ように、上記プレート治具を上記回路導体に載せ、上記
プレート治具と上記第二のプリプレグシートとの間を加
熱加圧して、上記金属層の一部を上記プレート治具の
開口部まで突出させる工程を含んだものである。
【0013】また、この発明に係回路基板の製造方法
おいては、上記のプレート治具の開口部は上記回路導体
の有する孔より小さいものである。
【0014】
【作用】この発明に係る回路基板によると、第一の回路
導体に電気的に接続された突出部を通って上記第二の回
路導体と上記第三の回路導体を電気的に接続するように
形成されたスルーホールを備えるので、第二の回路導体
と第三の回路導体の導通が確実になされる。
【0015】また、この発明に係る回路基板によると、
カシメ留め、またはボルト締めにより、裏面の銅箔層を
含めて大電力用の第一の回路導体と信号回路用の第二の
回路導体および第三の回路導体と通電させるので、スル
ーホールに比べて断面が大きく、スルーホールより大き
な電流を流すことができる。
【0016】また、この発明に係る回路基板によると、
第二の回路導体の一部は、第一の回路導体の孔を介し
て、第一の回路導体に接触することなく第一の回路導体
の表面より突出して形成された突出部を備えるので、
板の内部もしくは裏面にある第二の回路導体を基板表面
まで引き出し、例えば接続端子として、他の電子部品と
電気接続ができる。
【0017】また、この発明に係る回路基板の製造方法
によると、回路導体と第一のプリプレグシートに孔を設
け、プレート治具の有する開口部を上記の孔の位置と一
致するように、プレート治具を回路導体に載せて加熱加
圧して、金属層の一部をプレート治具の開口部まで突出
させるので、金属層を基板表面まで容易に引き出すこと
ができる。
【0018】また、この発明に係る回路基板の製造方法
によると、プレート治具の開口部は回路導体に形成され
た孔より小さくしたので、回路導体と接触せずに金属層
を表面まで取り出すことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の参考例および実施例につい
て、図面に基づいて説明する。 参考例1. 図1、2は参考例1による大電流回路基板の製造方法を
示すもので、1Aはガラエポ樹脂等からなる絶縁基板、
1Bはガラエポ樹脂の片面に銅箔等の金属膜の形成され
た片面銅張積層板、3は銅板からなる1mm程度の厚さ
の大電流回路導体、7はプリプレグシート、9は絶縁基
板1Aに打ち抜き加工により、大電流回路パターンの形
状に打ち抜かれたパターン溝である。
【0020】大電流回路基板の製造方法について説明す
る。図1(a)は大電流回路のパターン溝9の形成され
た絶縁基板1Aを示し、(b)のように、このパターン
溝9に、あらかじめ形成された同一形状の大電流回路導
体3が挿入される。
【0021】このように構成された絶縁基板1Aを層間
接着剤となるプリプレグシート7(例えば、松下電工
製、R−1661、0.18×4)に積層し、さらにこ
のプリプレグシート7の他面に、片面銅張積層板1B
(例えば、松下電工製、FR−4、R−1766、0.
4T、銅箔35μm)をその銅箔側が外側になるように
積層する。プリプレグシート7は必要に応じて複数枚を
積層する。パターンの位置決めは治具のピンで行うピン
ラミネーション方式によって行う。すべての積層材料に
は位置決めのための孔が設けてあり、絶縁基板1A、プ
リプレグシート7、片面銅張積層板1Bの位置決め孔に
治具であるピンを通すように積層してセットする(図示
せず)。これに電解銅、圧延銅からなる厚銅箔(日鉱グ
レード0.4T)、またはJIS−C3102、C31
01等に規格された平角電線、更にJIS−C110
0、C1220等に規格された銅板を前記回路パターン
の形状に加工して大電流回路導体3とし、片面銅張積層
板1Aの打ち抜きパターン溝9に挿入する。図2はこの
状態を示したもので、さらにこの状態でホットプレスに
よる加熱加圧を行う。例えば公知のFR−4用プレス条
件により加熱加圧する。その結果、プリプレグシート7
が硬化して絶縁基板の一部となり、積層成形工程を終え
る。さらに片面銅張積層板1Bの銅箔をエッチングによ
り信号用回路パターンを形成し、必要に応じて大電流回
路導体3とその裏面の信号用回路パターンとを通電する
スルーホールを形成する(図示せず)ことにより、大電
流回路基板を得る。
【0022】プリプレグシートを使って大電流回路導体
を搭載した回路では、上記のように形成することによ
り、従来、大電流回路導体周辺に形成されたクリヤー樹
脂層は発生せずに、機械的または、通電時の発熱によ
り、大電流回路導体3とクリヤー樹脂との界面に発生し
たクラックや剥離等を抑止できる。
【0023】大電流回路導体のパターン形状を打ち抜い
た絶縁基板に同じ厚みを持つ回路導体を挿入することに
よって大電流用回路の位置決めを行なうので、従来例の
ように積層成形後ブリッジを切断する作業もなく従って
切断部の酸化による悪影響もない。また、大電流回路を
絶縁基板上に段差なく形成される。例えばロボット等に
よる部品の自動装置がスムースに行える。さらに、回路
導体を基板にはんだ付けする必要がなくなったので、冷
却時の反りの発生を防止できる。
【0024】参考例2. 参考例1 において、絶縁基板1Aを使用したが、本参考
では絶縁基板の代わりに片面銅張積層板を用いる。1
Cは絶縁基板1Aと同様に、所定箇所には大電流回路パ
ターンの形状の打ち抜かれたパターン溝が形成された片
面銅張積層板である。
【0025】本参考例の大電流回路基板の製造方法を説
明する。図3は本参考例を示す大電流回路基板の断面図
である。片面銅張積層板1B、1Cを、その銅箔を外側
になるように、プリプレグシート7を挟んで積層する。
また、片面銅張積層板1Cに形成されたパターン溝9
に、実施例1と同じ大電流回路導体3を挿入する。この
状態でホットプレスにより加熱加圧を行うことで、プリ
プレグシート7が硬化し、積層成形を終える。その後片
面銅張積層板1B、1Cの銅箔をエッチングにより信号
用回路パターン2B、2Cを形成する。さらに必要に応
じ、両面の回路パターンを通電させるスルーホール5を
形成する。基板の必要箇所の穴を開けて、穴の内面にめ
っきを施すことにより形成される。図示しないが、エッ
チングさせた箇所にはレジスト被膜を形成して表面を平
坦にしておく。このように形成された大電流回路基板で
は、大電流回路と信号用回路が同一面に、段差なく形成
される。またクリアー樹脂も発生しないので、大電流回
路と信号用回路を同一面内に混在させることができる。
また、回路導体をはんだ付けする必要がなく、基板表面
から飛び出さない。従ってロボットによる部品装置がス
ムースに行える。
【0026】また、必要ならば大電流回路導体3は片面
だけでなく、上記の形成方法により両面に形成してもよ
い。
【0027】なお、片面銅張積層板を積層する前にあら
かじめエッチング等により信号用回路パターンを形成し
ておいてもよい。
【0028】参考例3. 図4は本発明の別の参考例を示す大電流回路基板の製造
方法を示す工程図である。1Dは絶縁基板の両面に銅箔
の形成された両面銅張積層板である。5Aは大電流回路
導体1Aとプリプレグシート7に形成された導通孔であ
る。9A、9B、9Cはこの基板の通電層となる銅箔
膜、10は大電流回路導体3の界面に形成され、両面銅
張積層板1Dの銅箔を電気接続させるはんだ、その他の
符号は従来例および実施例1、2と同一である。
【0029】本参考例の大電流回路基板の製造方法につ
いて説明する。図4で、大電流回路導体3にプリプレグ
シート7Aを積層する。この大電流回路導体3は、例え
ば実施例1または2のように絶縁基板1Aや片面銅張積
層板1Cに設けられたパターン溝に挿入されたものであ
る。プリプレグシート7Aに、絶縁基板の両面にあらか
じめ回路パターンが形成されたコア材となる両面銅張積
層板1C(松下電工製、FR−4、R−1766、0.
3T、銅箔18μm)を積層する。さらに両面銅張積層
板1Cにプリプレグシート7Bを積層し、さらにプリプ
レグシート7Bに片面銅張積層板1Bを積層する。ま
た、参考例1と同様に、パターンの位置決めは治具であ
るピンで行うピンラミネーション方式による。上記のす
べての積層材料には位置決め孔があらかじめ設けてあ
り、各材料はそれぞれの位置決め孔にピンを通しながら
積層し、セットされる(図示せず)。ここで、前記大電
流回路導体3には導体の所要部分にスルーホールに代わ
る孔、すなわち導通孔5Aが(この実施例では直径9m
mで行った。)付設されており、その下の絶縁層となる
プリプレグシート7Aには前記孔より若干大きい孔(こ
参考例では直径9.5mmとした。)が開けられてい
る。以上により通電層となる銅箔層9A、9B、9C、
そして、大電流回路導体3の4層が形成されたことにな
る。
【0030】このような状態で上下からホットプレスに
よる積層成形を行い、図4(b)に示すように、加熱加
圧時にコア材となる両面銅張積層板1Cが大電流回路導
体の孔に押し付けられコア材自身が大電流回路導体の孔
に沿って変形しプレス面に沿って銅箔層9Bが平坦にな
るまでその変形を続ける。この変形は成形プレスの上板
(図示せず)に抑制され変形を止める。その結果、第2
層目の銅箔層9Aが表面の大電流回路導体3と同一面と
なり、図4(b)のように、大電流回路導体の孔5Aと
銅箔層9Aとの界面部分を公知の方法ではんだフローソ
ルダリングすることによってはんだ10で導通し、基板
表面の大電流回路導体3から内層の回路に電流の供給が
行える。つぎにこの状態のまま通常の両面板の回路を成
形する要領で両面信号用パターンを基板の片面にある銅
箔層9Cと、図示していないが、大電流回路導体側に形
成された銅箔膜とにエッチングにより形成し、次いで必
要箇所にはスルーホールを形成する(図示せず)。
【0031】上記のような通電方法によると、内層の導
体は表面の回路導体と同一平面上で電気接続を実現する
ことができ、また通電部分の接触する断面が広くなり、
通常の導通孔に内壁メッキしたスルーホールより大きな
電流を供給することができる。大電流回路導体から大き
な電流を供給したいときには、このスルーホールを多数
形成しなければならなかったが、上記の方法により不要
となる。またスルーホールによる弊害、例えばスルーホ
ール内壁のメッキの剥離等を根本的に解消できる。さら
に従来のバーリング加工のような困難な加工も避けられ
る。
【0032】また、大電流回路導体3と銅箔膜9Bとを
通電したい場合は、図5(a)のように銅箔膜9Bが露
出する導通孔5Bを設ける。図4の場合と同様に上下よ
りホットプレスにより加熱加圧を加えることにより、図
5(b)のように大電流回路導体3と同一面になるまで
銅箔膜9Bが変形する。必要に応じて銅箔膜9Bと9A
を導通させるが、導通させない場合は、例えば図5
(a)のように銅箔膜9Aとコア材とに段差を設けてお
く。さらに大電流回路導体3と銅箔膜9Bの界面部分に
はんだを供給することにより、両者が電気的に接続され
る。
【0033】また、図5で銅箔膜9Bの代わりに、基板
裏面にある銅箔膜9Cを導通孔を通して、大電流回路導
体3に接続してもよい(図示せず)。このときは図5の
導通孔5Bをさらに深く形成して、銅箔層9Cを露出さ
せ、基板両側から加熱加圧して銅箔膜9を大電流回路導
体3の表面まで変形させる。
【0034】さらに、図6は本参考例を示す別の大電流
回路基板の断面図である。図4においては、大電流回路
導体3にも孔を設けて銅箔層9Aを外部にまで突出させ
た。しかし、図6のように大電流回路導体3に孔を設け
なくても、この下面に銅箔層9Aを接触させてもよい。
この場合プリプレグシート7Aのみにあらかじめ孔を設
けておき、その後加熱加圧して両面銅張積層板1Dを変
形させて、大電流回路導体3の下面で押し付ける。加熱
加圧の際に、プリプレグシート7Aからクリヤー樹脂が
浸み出して孔をふさいでしまうので、両面銅張積層板1
Dのプリプレグシート7Aの孔の対応した箇所に、あら
かじめふくらみを形成しておいた方が好ましい。
【0035】なお、本参考例では4層構造について述べ
たが、それ以外の多層構造の場合についても、上記と同
一の方法により、複数回路層のいずれかと基板表面の回
路導体とを接続することができる。
【0036】参考例4. 図7は本参考例を示す大電流回路基板の断面図である。
参考例3では内部回路層を表面まで突出させて、大電流
回路基板3に通電させたが、同様にして基板表面にある
信号用回路パターン9Dに接続させることができる。そ
の形成方法は参考例3と同一である。図においては参考
2にあるような大電流回路導体3と同一面にある信号
用回路パターン9Dと内部の回路層9Aとを導通したも
のである。導通部分では接触抵抗が小さくなるので、通
常のスルーホールの場合で生じる電流供給の低下を低減
することができる。
【0037】実施例1. 図8は本発明の一実施例を示す大電流回路基板の断面図
である。図において、12は図4(b)の基板表面に露
出した銅箔層9A部分から裏側まで貫通させた孔に内壁
をめっきして形成したスルーホールである。このような
スルーホールを形成することにより、大電流回路導体3
と銅箔層9A、9B、9Cがすべて導通状態になり、電
流供給が行われ、かつ銅箔層9Aには大電流回路導体3
から割合大きな電流が流れ、銅箔層9B、9Cには信号
用電流として、さらに小量の電流が流れる。
【0038】また、図8は大電流回路導体3を含めて4
層構造であるが、通常、大電流回路導体3から裏面まで
スルーホールを形成する場合、3層の回路導体を貫通す
るだけで済む。特に上記のような大電流回路導体3の厚
いものを開孔しなくてもよく、スルーホールの形成が容
易になる。また、スルーホールでの接続箇所も少なくな
るので、その分断線箇所の少なくなり、信頼性の高い電
気導通が行なわれる。
【0039】また、参考例4に示す図7のように、回路
パターン9D部分を導通させた銅箔層9Aのふくらみ部
分から、基板の裏面にある銅箔層9Cまで導通するスル
ーホールを形成しても同様である。
【0040】実施例2. 図9は本発明の別の実施例を示す大電流回路基板の断面
図である。図において、5Cは図4(b)の基板に露出
した銅箔層9A部分から裏側まで貫通された貫通穴、1
3はファスナー、13Aはカシメ、14は鳩目である。
【0041】図9(a)では、参考例3で示した第2層
目である銅箔層9Bが第1層の大電流回路導体3と面一
となった段階で、大電流回路導体3の穴および銅箔層9
Bのふくらみ部分との中心貫通穴5C(この実施例では
直径8mm、スルーホールめっきなし)を開け穴径より
大きなフレア部分を持つファスナー13をカシメて、大
電流回路導体3と銅箔層9A、9B、さらに銅箔層9C
を導通させた。また、図9(b)では、鳩目14および
ワッシャー(図示せず)で大電流回路導体3と銅箔層9
Bのふくらみ部分を押さえて導通させてボルトナット
(図示せず)で固定させて、大電流回路導体3と銅箔層
9A、9B、さらに銅箔層9Cを導通させた。上記のよ
うにファスナーや鳩目等により大電流回路導体3と裏面
の銅箔層を含めて他の回路層と通電させるので、スルー
ホールに比べて断面が大きく、スルーホールより大きな
電流を供給することができる。よって信頼性の高い電気
供給がなされる。
【0042】また、内部回路層である銅箔層9A、9B
のいずれか、または両方とも大電流回路導体3と通電し
ないように構成してもよい。その場合は、ファスナー1
3、鳩目14を装着する前にあらかじめ銅箔層9A、9
Bを成形しておいて、ファスナーや鳩目と接触しないよ
うにしておく。
【0043】実施例3. 図10は本発明の実施例を示す大電流回路基板の製造方
法の工程図である。図において、16A、16Bはプレ
ス装置のそれぞれ上板、下板、17はプレート治具で、
所定箇所には孔18が設けられてある。
【0044】図10(a)において、下板16Bには図
4(a)と同一のものが配置される。さらに大電流回路
導体3(または、図示しないが信号用回路2)とプリプ
レグシート7Aに設けられた導通孔5Aの位置に合わせ
て孔18はプレート治具に形成されている。この孔18
と導通孔5Aとを一致するようにしてプレート治具17
をこの積層体の上に載せる。上板16Aと下板16Bを
挟んでホットプレスする。加熱加圧時にコア材である両
面銅張積層板1Dが導通孔5Aに押し付けられ、変形
し、さらにプレート治具17の孔18に突出して、上板
16Aまで変形を続ける。ホットプレス終了後にプレー
ト治具17を基板から取り外すと、図10(b)のよう
に、銅箔層9Aが大電流回路導体3の表面より突出した
形状をなす。さらに必要に応じて、大電流回路導体3と
銅箔層9Aとの界面をはんだ付けする。
【0045】このように、基板上から半球上の導通用の
ふくらみが突出する構造をとり、この突出した部分に、
電磁接触器等の電子部品を押し付けるように電気的に接
続することが可能となり、その他の基板等の部品と電気
的に接続する接点としての役割りを果たす。
【0046】実施例4. 図11は本実施例を示す大電流回路基板の断面図である
が、実施例3と同様に、銅箔層9Bが大電流回路導体3
より突出したものであるが、銅箔層9Aと大電流回路導
体3とは導通しない構造となっている。形成方法とし
て、実施例3のプレート治具17の孔18の内径を大電
流回路導体3(または信号用導体2)の導通孔5Aの孔
径よりも小さくしておく。以上により第2層目の銅箔層
9Bの形成する回路パターンを基板の表面に取り出すこ
とができ、例えば、ここの取り出し部分に他の電気部品
等と電気的に接続することができる。
【0047】参考例5. 図12は本発明の別の参考例を示す回路基板の断面図で
ある。実施例3、4では、基板内部に形成された回路パ
ターンとなる銅箔層を内部より突出させたが、基板表面
にある回路導体(大電流用の回路導体、信号用の回路導
体を問わず)を表面より直接突出させてもよい。図にお
いて、1Bは銅箔層9Cを絶縁材の片面に形成した片面
銅張積層板、1Dは銅箔層9A、9Bを絶縁材の両側に
形成した両面銅張積層板である。
【0048】図のように、片面銅張積層板1B、プリプ
レグシート7、両面銅張積層板1Dの順に積層し、実施
例3で使用したプレート治具を例えば、銅箔層9B上に
載せ、上下よりホットプレスする。プレート治具の孔の
箇所より銅箔層9Bの一部が突出し、実施例3、4と同
様に半球上のふくらみを得る。また、プレート治具を銅
箔層9C側に載せて、ホットプレスすると、逆に銅箔層
9Cに突出部が形成される。この突出部は、他の部品と
の導通用の接点として使用される。プレート治具によ
り、この突出部を基板表面の任意の箇所に容易に得るこ
とができる。
【0049】参考例6. また、この発明の参考例6について、図13、14を用
いて説明する。図13はこの発明の参考例6を示す大電
流回路基板、図14は電気部品の搭載された大電流回路
基板のそれぞれの断面図を示す。図において、3Aは大
電流回路導体3の離型処理部分、19は電気部品であ
る。
【0050】参考例1〜3では、絶縁基板に打ち抜き加
工により大電流回路パターン形状の溝を形成し、この溝
に大電流用の回路導体3を挿入した。この挿入前に、大
電流回路導体3を図13(a)に示すように、一端から
必要部分を変形させ、離型処理を施す。離型処理された
ものを打ち抜いたパターン溝に挿入する。この状態でホ
ットプレスを行い、図13(b)のように積層成形工程
を終える。その後図14(a)のように、大電流回路導
体3の離型処理部分3Aに電気部品17をバンプ等によ
り押し付けて電気接続を行う。また図14(b)のよう
に、別の形態に大電流回路導体3を成形して、同様に電
気部品17と大電流回路導体3とを接続する。この大電
流回路導体3の形状は基板に搭載される電気部品の形状
や、端子位置によって適宜異なったものとなる。大電流
回路部品を直接基板上に付けることが可能となる。通常
電気部品と基板とを接続するにはワイヤボンディング等
により行われるので、接続のための部品が低減でき、ま
た接続部品も減るので接触抵抗も小さくなるので、信頼
性のある接続が達成される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による回
路基板は、第一の絶縁基板の一面に形成された大電力回
路用の第一の回路導体、第一の絶縁基板を介在させて、
第一の回路導体の少なくとも一部に対向して配置された
信号回路用の第二の回路導体、第二の回路導体の第一の
回路導体に対向する箇所の少なくとも一部が突出して形
成され、第一の回路導体に電気的に接続された突出部、
第二の絶縁基板を介在させて、少なくとも一部が突出部
と対向して配置された信号回路用の第三の回路導体、突
出部を通って第二の回路導体と第三の回路導体を電気的
に接続するように形成されたスルーホールを備えたの
で、第二の回路導体と第三の回路導体の導通が確実にな
され、信頼性の高い電気供給が行える。
【0052】また、この発明による回路基板は、第一の
絶縁基板の一面に形成された大電力回路用の第一の回路
導体、第一の絶縁基板を介在させて、第一の回路導体の
少なくとも一部に対向して配置された信号回路用の第二
の回路導体、第二の回路導体の第一の回路導体に対向す
る箇所の少なくとも一部が突出して形成され、第一の回
路導体に電気的に接続された突出部、第二の絶縁基板を
介在させて、少なくとも一部が突出部と対向して配置さ
れた信号回路用の第三の回路導体、突出部を通 って第二
の絶縁基板裏面までを貫通させる導通孔を備え、導通孔
を通して、第二の回路導体と第三の回路導体とを電気的
に接続させるカシメ留め、またはボルト締めするように
したので、カシメ留めまたはボルト締めによって裏面の
銅箔層を含めて大電力用の第一の回路導体と信号回路用
の第二の回路導体および第三の回路導体と通電させるの
で、スルーホールに比べて断面が大きく、スルーホール
よりもさらに大きな電流を流すことができる。
【0053】また、この発明による回路基板は、絶縁基
板の一面に形成された大電力回路用の第一の回路導体、
絶縁基板を介在させて、第一の回路導体の少なくとも一
部に対向して配置された信号回路用の第二の回路導体、
絶縁基板の第一の回路導体側に第二の回路導体を露出さ
せる孔、第二の回路導体の一部がこの孔を介して、第一
の回路導体に接触することなく第一の回路導体の表面よ
り突出して形成された突出部を備えるので、基板の内部
や裏面にある回路導体を基板表面にまで引き出して、接
続端子として使用できるという効果がある。
【0054】また、この発明による回路基板の製造方法
は、第一の孔を有する第一のプリプレグシートに、第二
の孔を有する回路導体を、第一の孔と第二の孔がほぼ一
致するように積層する工程、第一のプリプレグシートと
ともに別の回路パターンとなる金属層を挟持するように
第二のプリプレグシートを積層する工程、プレート治具
の有する開口部を第二の孔に位置に合わせるように、プ
レート治具を回路導体に載せ、プレート治具と第二のプ
リプレグシートとの間を加熱加圧して、金属層の一部を
プレート治具の開口部まで突出させる工程を含んでいる
ので、金属層が形成する回路パターンを基板の表面まで
容易に取り出すことが可能であり、この取り出し部分に
他の電気部品等と電気的に接続することができる回路基
板の製造方法を提供できる。
【0055】また、この発明による回路基板の製造方法
においては、プレート治具の開口部は、回路導体の有す
る孔より小さいので、回路導体と接触せずに金属層を基
板の表面まで突出さすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例1に示す大電流回路のパタ
ーン溝の形成された絶縁基板と大電流回路導体の上面図
である。
【図2】 この発明の参考例1に示す大電流用の回路基
板の断面図である。
【図3】 この発明の参考例2に示す回路基板の断面図
である。
【図4】 この発明の参考例3に示す回路基板の製造工
程図である。
【図5】 この発明の参考例3に示す別の回路基板の製
造工程図である。
【図6】 この発明の参考例3に示す別の回路基板の断
面図である。
【図7】 この発明の参考例4に示す回路基板の断面図
である。
【図8】 この発明の実施例1に示す回路基板の断面図
である。
【図9】 この発明の実施例2に示す回路基板の断面図
である。
【図10】 この発明の実施例3に示す回路基板の製造
工程図である。
【図11】 この発明の実施例4に示す回路基板の断面
図である。
【図12】 この発明の参考例5に示す回路基板の断面
図である。
【図13】 この発明の参考例6に示す回路基板の製造
工程図である。
【図14】 この発明の参考例6に示す回路基板の断面
図である。
【図15】 従来技術による回路基板の上面図である。
【図16】 図15における回路基板の断面図である
【図17】 従来技術による別の回路基板の断面図であ
る。
【符号の説明】
1A 絶縁基板 1B 片面銅張積層板 1C 片面銅張積層板 1D 両面銅張積層板 2 信号用回路パターン 3 大電流回路導体 3A 離型処理部分 5A 導通孔 5 孔 7 プリプレグシート 9 パターン溝 9A 銅箔層 9B 銅箔層 9C 銅箔層 9D 銅箔層 10 はんだ 12 スルーホール 13 ファスナー 13A カシメ 14 鳩目 16A プレス装置上面 16B プレス装置仮面 17 プレート治具 18 プレート治具の孔 19 電気部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−137392(JP,A) 特開 平4−87389(JP,A) 特開 平4−346495(JP,A) 実開 平4−15812(JP,U) 特公 昭56−41200(JP,B1) 特公 昭62−52479(JP,B1) 特公 昭53−14137(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/10 - 3/38 H05K 1/11 H05K 3/40 H05K 3/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の絶縁基板の一面に形成された大電
    力回路用の第一の回路導体、上記第一の絶縁基板を介在
    させて、上記第一の回路導体の少なくとも一部に対向し
    て配置された信号回路用の第二の回路導体、上記第二の
    回路導体の上記第一の回路導体に対向する箇所の少なく
    とも一部が突出して形成され、上記第一の回路導体に電
    気的に接続された突出部、第二の絶縁基板を介在させ
    て、少なくとも一部が上記突出部と対向して配置された
    信号回路用の第三の回路導体、上記突出部を通って上記
    第二の回路導体と上記第三の回路導体を電気的に接続す
    るように形成されたスルーホールを備えたことを特徴と
    する回路基板。
  2. 【請求項2】 第一の絶縁基板の一面に形成された大電
    力回路用の第一の回路導体、上記第一の絶縁基板を介在
    させて、上記第一の回路導体の少なくとも一部に対向し
    て配置された信号回路用の第二の回路導体、上記第二の
    回路導体の上記第一の回路導体に対向する箇所の少なく
    とも一部が突出して形成され、上記第一の回路導体に電
    気的に接続された突出部、第二の絶縁基板を介在させ
    て、少なくとも一部が上記突出部と対向して配置された
    信号回路用の第三の回路導体、上記突出部を通って上記
    第二の絶縁基板裏面までを貫通させる導通孔を備え、上
    記導通孔を通して、上記第二の回路導体と上記第三の回
    路導体とを電気的に接続させるカシメ留め、またはボル
    ト締めするようにしたことを特徴とする回路基板。
  3. 【請求項3】 絶縁基板の一面に形成された大電力回路
    用の第一の回路導体、上記絶縁基板を介在させて、上記
    第一の回路導体の少なくとも一部に対向して配置された
    信号回路用の第二の回路導体、上記絶縁基板の上記第一
    の回路導体側に上記第二の回路導体を露出させる孔、上
    記第二の回路導体の一部が上記孔を介して、上記第一の
    回路導体に接触することなく上記第一の回路導体の表面
    より突出して形成された突出部を備えたことを特徴とす
    る回路基板。
  4. 【請求項4】 第一の孔を有する第一のプリプレグシー
    トに、第二の孔を有する回路導体を、上記第一の孔と第
    二の孔がほぼ一致するように積層する工程、 上記第一のプリプレグシートとともに別の回路パターン
    となる金属層を挟持す るように第二のプリプレグシート
    を積層する工程、プレート治具の有する開口部を上記第
    二の孔に位置に合わせるように、上記プレート治具を上
    記回路導体に載せ、上記プレート治具と上記第二のプリ
    プレグシートとの間を加熱加圧して、上記金属層の一部
    を上記プレート治具の上記開口部まで突出させる工程を
    含んだことを特徴とする回路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記プレート治具の開口部は、上記回路
    導体の有する孔より小さいことを特徴とする請求項4に
    記載の回路基板の製造方法。
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