JP3481403B2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

Info

Publication number
JP3481403B2
JP3481403B2 JP28834096A JP28834096A JP3481403B2 JP 3481403 B2 JP3481403 B2 JP 3481403B2 JP 28834096 A JP28834096 A JP 28834096A JP 28834096 A JP28834096 A JP 28834096A JP 3481403 B2 JP3481403 B2 JP 3481403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety bar
warning
unit
printing
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28834096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10129923A (ja
Inventor
博 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Peripherals Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujitsu Peripherals Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP28834096A priority Critical patent/JP3481403B2/ja
Publication of JPH10129923A publication Critical patent/JPH10129923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3481403B2 publication Critical patent/JP3481403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置に関
し、特に部品点数を削減してコストダウンを図れ、しか
も、操作性及び稼動率を高められるようにしたプリンタ
装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、多量印刷、高速印刷、あるいは高
速多量印刷を行うためのプリンタ装置には印刷部から排
出される用紙を堆積するためのスタッカが設けられ、こ
のスタッカとしては、印刷部から排出された用紙が堆積
されるテーブルと、このテーブルを昇降させる昇降機構
と、これらテーブル及び昇降機構を収納するケーシング
と、前記テーブルの昇降を制御する制御手段を備えるも
のがある。
【0003】この種のスタッカでは、例えば図8に示す
ように、テーブル1及び昇降機構2を収納するケーシン
グ3内の上部に、用紙の受入を円滑にするために、テー
ブル1又はこれに堆積された用紙の上面を検出する上面
検出手段4を備え、この上面検出手段4がテーブル1又
はこれに堆積された用紙の上面を検出すると制御手段に
よりテーブル1を所定量下降させ、テーブル1又はこれ
に堆積された用紙の上面がこの上面検出手段4よりも高
くならないようにしている。
【0004】又、ケーシング内3の下部には、用紙の堆
積量が限界に至ったことを検出するために、所定の高さ
まで下降したテーブル1を検出するスタッカフル検出手
段5が設けられる。
【0005】更に、ケーシング3内の上部には、例えば
上面検出手段4の故障や制御手段の故障によってテーブ
ル1又はこれに堆積された用紙の上面が上面検出手段4
を超えて上方に暴走する場合に備えて上限検出手段6が
設けられ、この上限検出手段6がテーブル1又はこれに
堆積された用紙の上面を検出した時に制御手段によって
テーブル1を停止させ、テーブル1、昇降機構2、ケー
シング3などが変形したり、破損したりすることを防止
すると共に、例えば操作パネルにこの暴走が発生したこ
とを表示したり、ブザーなどの警鳴器を作動させたりし
てオペレータに警告を与えるようにしている。
【0006】この上方への暴走が発生すると、スタッカ
に送り込まれる用紙のジャムが発生し、ついには印刷不
良を招くことになるので、オペレータはこの警告により
上方への暴走が発生したことを認識し、印刷部の印刷動
作及び用紙搬送手段の搬送動作を中断する操作を促され
ることになる。又、オペレータは、印刷動作及び搬送動
作の中断の原因が上方への暴走であることを例えば操作
パネルの表示(エラー表示又はアラーム表示)により認
識することができ、暴走の原因の糾明とその解消の端緒
を得ることができる。
【0007】更に、この上方への暴走が検出された場合
に、制御手段がこの検出に基づいて自動的に印刷動作及
び搬送動作を中断させるようにしたプリンタ装置もある
が、この場合にも、印刷動作及び搬送動作の中断の原因
が上方への暴走であることを例えば操作パネルに表示す
ることにより、オペレータが事態を認識して暴走の原因
の糾明とその解消の端緒を得ることができる。
【0008】加えて、スタッカフル検出手段5の故障や
制御手段の故障によってテーブル1がスタッカフル検出
手段5よりも下方に暴走することに備えて、ケーシング
3内の下部に下限検出手段7を設け、この下限検出手段
7がテーブル1を検出した時にテーブル1を停止させ、
テーブル1、昇降機構2、ケーシング3などが変形した
り、破損したりすることを防止すると共に、例えば操作
パネルにこの暴走が発生したことを表示したり、ブザー
などの警鳴器を作動させたりしてオペレータに警告を与
えるようにしている。
【0009】そして、これら上方又は下方への暴走が発
生した場合には、自動的に、又は、オペレータの操作に
より印刷動作及び搬送動作が停止された後、オペレータ
が操作パネルに設けたマニュアルスイッチを操作してテ
ーブル1を昇降させ、テーブル1をダウン位置検出手段
10によって検出される位置にセットし直してから印刷
動作及び搬送動作をやり直しさせるようにしている。
【0010】ところで、この種のプリンタ装置では、オ
ペレータが印刷状態を確認したり、用紙の取出を急いだ
り、用紙を切り分けたり、ケーシング3内の用紙の位置
を修正するためにケーシング3の上面に設けた開口部3
aから手を入れることがあり、この時にテーブル1が上
昇するとオペレータの手がテーブル1又はその上に堆積
された用紙とケーシング3との間に挟まれる恐れがあ
る。
【0011】そこで、このような事故を防止するため
に、ケーシング3内の所定の吊持位置に支持され、か
つ、この吊持位置から上方で昇降揺動する安全バー8
と、この安全バー8が前記吊持位置から所定量持ち上げ
られた時にテーブル1を停止させる安全手段とが設けら
れ、この安全手段には、上昇した安全バー8を検出する
安全バー検出手段9が設けられている。
【0012】なお、この安全バー8は、オペレータがケ
ーシング3内に手を入れて用紙の取出、切分け、位置修
正などをしていることを俊敏に検出できるようにするた
めに、上昇方向に付勢手段で付勢し、通常はこの付勢力
に抗して吊持位置に係止され、ケーシング3内に挿入さ
れたオペレータの手又はオペレータが動かした用紙が軽
く接触するとその係止が解除されて、付勢手段の付勢力
で吊持位置から跳ね上げられるようにしたものもある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタ装
置においては、他の種々の機器と同様にコストダウンを
することが重要な問題であり、このコストダウンを図る
上では、部品点数を削減することが非常に有効である。
【0014】そこで、例えば図2、図3に示すように、
前記安全バー8を、前記上限位置に上昇したテーブル1
又はこの上に堆積された用紙に駆動されて吊持位置から
所定量上昇する位置に配置すると共に、前記安全バー検
出手段と上限検出手段とに代えてこれらを兼ねる兼用検
出手段21を設けることにより、これまで互いに独立し
ていた上限検出手段6と安全バー検出手段9とを一体化
してコストダウンを図ることを試みたのであるが、この
場合には、以下のような問題が生じることが分かった。
【0015】すなわち、安全バー8が上昇する原因には
上方への暴走と、オペレータの意図に基づいて用紙を取
出したり、切分けたりする場合との2種類があるが、こ
のいずれであるかを安全バー8や兼用検出手段が判定す
ることができず、オペレータの意図に基く場合に暴走の
警告が発せられるので、オペレータは装置の故障を恐れ
るあまり作業の手を止め、場合によっては暴走が発生し
ていないのに暴走が発生したと誤認して目的とした作業
を中断し、更に、印刷動作及び搬送動作を中断させるこ
とがあり、操作性が悪くなり、装置の稼動率が低下する
という問題が生じたのである。
【0016】特に、上限検出に伴って自動的に印刷動作
及び搬送動作を中断させるようにしたプリンタ装置で
は、オペレータが用紙を取出したり、切分けたりすると
自動的に印刷動作及び搬送動作が中断され、テーブルを
所定の位置にセットし直して印刷動作及び搬送動作をや
り直す必要があり、操作性及び装置の稼動率の低下は著
しくなる。
【0017】そこで、更に研究を重ねた結果、オペレー
タが意図的にケーシング3内に手をいれて行う作業の作
業時間は数秒以内であり、例えば10秒程度の時間を与
えればその作業を終わって安全バー8を吊持位置に戻す
ことができること、これに対して、暴走の場合には、マ
ニュアルスイッチ操作などによってテーブル1を下降さ
せない限り、テーブル1又はその上に堆積された用紙が
邪魔になって安全バー8を吊持位置に戻すことができな
いことに気づき、本発明を完成するに到ったのである。
【0018】即ち、本発明は、1個の兼用検出手段の検
出状態の差により、安全バー8の検出がオペレータの意
図に基づくものであるか、暴走によるものであるかを分
別して処理することにより、上限制御と安全確保の機能
を損なうことなく、部品点数を削減してコストダウンを
図れ、しかも、操作性及び稼動率を高められるようにし
たプリンタ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリンタ装
置は、用紙に印刷をする印刷部32から排出された用紙
が堆積されるテーブル1と、このテーブル1を昇降させ
る昇降機構2と、これらテーブル1及び昇降機構2を収
納するケーシング3と、この昇降機構2を制御するテー
ブル制御部22と、前記テーブル1が所定の上限位置に
上昇したことを検出する上限検出手段と、テーブル1が
前記上限位置に上昇したことを警告する警告手段24
と、前記上限検出手段の出力に基づいてこの警告手段2
4を制御する警告制御部23と、前記ケーシング3内の
所定の吊持位置に支持され、かつ、この吊持位置から上
方で昇降する安全バー8と、この安全バー8が前記吊持
位置から所定量上昇したことを検出する安全バー検出手
段とを備え、前記テーブル制御部22が上限検出手段に
よるテーブル1又はこの上に堆積された用紙の上面の検
出及び/又は前記安全バー検出手段による安全バー8の
検出に基づいてテーブルを停止させるプリンタ装置にお
いて、上記の目的を達成するために、以下のような技術
的手段を採用する。
【0020】即ち、本発明では、まず、前記安全バー8
が、前記上限位置に上昇したテーブル1又はこの上に堆
積された用紙に駆動されて吊持位置から所定量上昇する
位置に配置され、前記安全バー検出手段と上限検出手段
とに代えてこれらを兼ねる兼用検出手段21が設けられ
る。
【0021】これにより、安全バー8が例えばオペレー
タの手やオペレータが動かした紙に接触して安全バー8
が吊持位置から所定量上昇すると、兼用検出手段21が
安全バー8を検出する。又、テーブル1又はその上に堆
積された用紙の上面が上限位置に上昇すると、テーブル
1又はその上に堆積された用紙に駆動されてこの安全バ
ー8が吊持位置から所定量上昇するので、兼用検出手段
21が安全バー8を検出する。
【0022】つまり、この兼用検出手段21は1つで従
来の上限検出手段6の機能と安全バー検出手段9の機能
とを備えるので、従来に比べると部品点数を削減でき、
コストダウンを図れることになる。
【0023】ここで、前記安全バー8が上限位置に上昇
したテーブル1又はこの上に堆積された用紙により吊持
位置から前記所定量持ち上げられる形態は、特に限定さ
れず、例えば、前記安全バー8がテーブル1又はこの上
に堆積された用紙の上面に乗って吊持位置から前記所定
量持ち上げられる場合のほかに、前記安全バー8を上昇
方向に付勢手段で付勢すると共に、通常はこの付勢力に
抗して吊持位置に係止し、テーブル1又はこの上に堆積
された用紙の上面がこの吊持位置に係止された安全バー
8に軽く接触することにより安全バー8の係止が解除さ
れ、付勢手段の付勢力でテーブル1又はこの上に堆積さ
れた用紙の上面よりも速く吊持位置から所定量跳ね上げ
られるようにしてもよい。
【0024】又、本発明では、前記テーブル制御部22
が、この兼用安全手段21の出力を入力し、安全バー8
を検出した時に昇降機構2を停止させ、その検出の終了
時にテーブル1の停止を解除するように構成される。
【0025】これにより、兼用安全手段21が安全バー
8を検出した時にテーブル1が停止されるので、安全バ
ー8がオペレータの意図に基づいて上げられた場合に
は、オペレータがテーブル1とケーシング3との間に手
を挟まれるおそれがなくなり、オペレータの安全を確保
することができ、又、安全バー8が上方への暴走により
上げられた場合には、テーブル1、昇降機構2、ケーシ
ング3などの変形や破損を防止できる。
【0026】しかも、安全バー8の検出終了時にこのテ
ーブル1の停止が解除され、オペレータの操作により、
又は、自動的にテーブル1が移動できるようになるの
で、操作性を高めることができると共に、装置の稼働率
を高めることができる。
【0027】更に、本発明においては、前記警告制御部
23が、前記兼用検出手段21の出力を入力し、安全バ
ーを検出した時にスタートし、安全バーの検出が終了し
た時にクリアされるタイマー23aを備え、このタイマ
ー23aのタイムアップ時まで安全バー8の検出が連続
した時に前記警告手段24を発動させるように構成され
る。
【0028】これにより、安全バー8が検出された後、
タイマー23aがタイムアップする前に、オペレータが
意図した用紙の取出、切分け、整頓などの作業を終えて
から安全バー8を吊持位置に復帰させ、安全バー8の検
出を終了させれば、警告が発せられることはなく、オペ
レータが警告への戸惑いや装置の故障への懸念から作業
の手を止めたり、暴走が発生したと誤認する恐れがなく
なり、能率的に目的の作業を遂行することができ、操作
性を高めることができる。又、暴走が発生したと誤認し
てオペレータが印刷動作及び搬送動作を中断する恐れが
ないので、装置の稼動率を高められる。
【0029】しかも、安全バー8の検出が所定時間連続
すれば、警告手段24により警告が発せられるので、オ
ペレータは、この警告により暴走の発生を認識すること
ができ、この認識に基づいて暴走原因の究明とその原因
の除去を促されることになるのである。
【0030】なお、この警告の方法は特に限定されず、
例えばブザー、チャイム、音声などの音響的警告であっ
ても、文字表示パネル、画像表示パネル、ランプなどに
よる視覚的警告であっても、これらを併用してもよい。
これらの内では、上方への暴走の発生が他のエラーと識
別して一目瞭然に認識できる視覚的警告を用いることが
推奨される。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るプリンタ
装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通り
である。
【0032】図2の斜視図及び図3の斜視図に示すよう
に、本発明の一実施例に係るプリンタ装置は、印刷部か
ら排出された用紙が堆積されるテーブル1と、このテー
ブル1を昇降させる昇降機構2と、これらテーブル1及
び昇降機構2を収納するケーシング3とを備えている。
【0033】この昇降機構2はテーブル1を昇降させる
ように構成してあればよく、ここでは、テーブルモータ
2aと、このテーブルモータ2aによりシャフト2bを
介して正転方向及び逆転方向に駆動される左右1対のス
プロケット2cと、各スプロケット2cに逆U字形に巻
掛けられた左右1対のチェーン2d及び各チェーン2d
の一端に連結された錘2eとを備え、各チェーン2dの
他端がテーブル1の左右両端部に連結されている。
【0034】前記ケーシング3内の上部には、ホトイン
タラプタからなる上面検出手段4が設けられ、この上面
検出手段4がテーブル1又はこれに堆積された用紙の上
面を検出すると後述するスタッカ制御手段20によりテ
ーブル1を所定量下降させ、テーブル1又はこれに堆積
された用紙の上面がこの上面検出手段4よりも高くなら
ないようにしている。
【0035】又、前記ケーシング3内の下部には、マイ
クロスイッチからなるスタッカフル検出手段5が設けら
れ、このスタッカフル検出手段5によりテーブル1を検
出することにより、用紙の堆積量が限界に成ったことが
検出され、スカッタ制御手段20が操作パネルに文字表
示などにより、スタッカフルの警告表示をするようにし
ている。
【0036】更に、このケーシング3内の下部には、ス
タッカフル検出手段5よりも低い位置にマイクロスイッ
チからなる下限検出手段7が配置され、何等かの理由に
よりテーブル1がスタッカフル検出手段5よりも下方に
暴走したテーブル1をこの下限検出手段7が検出する
と、スタッカ制御手段20がテーブル1を停止させ、こ
のテーブル1の下方への暴走によりテーブル1、昇降機
構2、ケーシング3などが変形したり、破損したりする
ことを防止している。
【0037】なお、以上のスタッカ制御手段20による
テーブルの昇降制御は公知の構成を用いればよいので、
その詳細な説明は省略する。ところで、このケーシング
3の上面は前縁から所定の範囲にわたって開口され、こ
の開口部3aからオペレータが手を入れて用紙を取り出
したり、ケーシング3内で用紙をミシン目の所で切分け
たりできるようにしてある。
【0038】そして、印刷中にオペレータがこのような
作業をするために開口部3aから手を入れてこれらの作
業をしている時にテーブル1が上昇し、手がテーブル1
とケーシング3やシャフト2bとの間に挟まれる事故を
防止するために、ケーシング3ないの上部に、安全バー
8が設けられる。
【0039】この安全バー8の左右両端部はそれぞれ左
右両外側に折り曲げられ、上面検出手段4よりも高い位
置に所定の範囲内で昇降揺動するようにケーシング3に
支持してある。又、この左右両端部とケーシング3との
間には安全バー8をその前部が上昇する方向に付勢する
スプリング11が架着してあり、通常は、このスプリン
グ11に抗して、側面視において前端が上面検出手段4
よりも少し高く位置する前下がりの吊持位置に吊持され
るようにしている。そして、この安全バー8は、この吊
持位置の上方の一定の範囲内では自由に遊動し、あるい
は左右両端部が回転せずに撓み、例えばオペレータの手
やオペレータがテーブル1から持ち上げた用紙によって
その範囲以上に前端が高く持ち上げられると、係止が解
除され、スプリング11の付勢力により大きく跳ね上が
るようにしている。
【0040】そして、ケーシング3内の上部にはこの跳
ね上がった安全バー8を検出する兼用検出手段21が設
けられている。この係止が解除される時に安全バー8の
前端部が位置する高さは、上面検出手段4よりも一定以
上高いので、上面検出手段4よりも上方に暴走したテー
ブル1又はこの上に堆積された用紙が安全バー8の前端
部をこの位置まで押し上げると、オペレータの手やオペ
レータがテーブル1から持ち上げた用紙によって安全バ
ー8の係止が解除されるのと同様に、安全バー8の係止
が解除され、安全バー8が跳ね上がって兼用検出手段2
1に検出されることになる。
【0041】即ち、1個の兼用検出手段21によってテ
ーブル1が上方に暴走したことと、オペレータがケーシ
ング3内に手を入れていることとを検出できることにな
り、従来上限検出手段6と安全バー検出手段9との2つ
の検出手段を用いていたのを1つの兼用検出手段21に
一体化することができ、この部品点数の削減によりコス
トダウンを図ることができたのである。
【0042】図1の機能ブロック図に示すように、この
プリンタ装置のスタッカ制御手段20には、前記兼用安
全手段21の出力を入力して昇降機構2を制御するテー
ブル制御部22と、暴走発生の警告を発する警告手段2
4と、前記兼用安全手段21の出力を入力してこの警告
手段24を制御する警告制御部23とが設けられてい
る。
【0043】前記兼用検出手段21の出力は安全バー8
の検出時には例えばオンとなり、被検出時にはオフとな
るようにしてあり、この兼用検出手段21が安全バー8
を検出すると図4のフロー図に示す制御プログラムがス
タートする。
【0044】前記テーブル制御部22は、兼用検出手段
21の出力がオンの場合には前記テーブルモータ2aの
駆動電流をカットして昇降機構2を停止させることによ
りテーブル1を停止させ、兼用検出手段21の出力がオ
フの場合にはその駆動電流カットを解除して、公知の構
成によるテーブル1の昇降制御を自由に行えるようにし
ている。したがって、図4に示すように、前記兼用安全
手段21が安全バー8を検出して前記制御プログラムが
開始すると同時にテーブル1が停止される(S1)。
【0045】これにより、オペレータがテーブル1とケ
ーシング3との間に手を挟まれることが防止され、オペ
プレータの安全が確保される。又、暴走によるテーブル
1、昇降機構2、ケーシング3等の変形や破損も確実に
防止できる。
【0046】前記警告制御部23は、前記兼用検出手段
21の出力を入力し、安全バー8の検出時にスタート
し、安全バー8の検出終了時にクリアされるタイマー2
3aを備え、安全バー8の検出がこのタイマー23aの
タイムアップまで連続した時に警告手段24にアラーム
通知を出力して警告手段24を発動させるように構成さ
れる。したがって、図4に示すように、前記兼用安全手
段21が安全バー8を検出して前記制御プログラムが開
始すると同時にタイマー23aがスタートする(S
1)。
【0047】この後、兼用検出手段21の出力に基づい
て、兼用検出手段21が安全バー8を検出中であるか否
かが判定される(S2)。この判定(S2)はタイマー
23aがタイムアップするか、安全バー8の検出が終了
するかのいずれかまで繰り返される。
【0048】今、この制御プログラムが例えばオペレー
タが意図的ケーシング3内の用紙を取出そうとして、そ
の手や用紙に触れて安全バー8が吊持位置から上昇して
検出された場合であれば、オペレータはタイマー23a
で設定された所定時間内、例えば10秒内にその作業を
終わり、安全バー8を手で吊持位置に復帰させて係止
し、タイムアップ前に安全バー8の検出を終了させるこ
とができる。
【0049】オペレータが所定時間内に安全バー8を吊
持位置に復帰させた場合には、安全バー8を検出中か否
かの判定(S2)において検出中でない(NO)との判
定が出され、タイマー23aのカウントがクリアされ、
又、テーブル制御部22がテーブルモータ2aの駆動電
流カットを解除することにより、テーブル1の停止解除
を行ってから(S4)、この制御プログラムを終了す
る。
【0050】つまり、この所定時間内は警告が発せられ
ないので、オペレータが警告への戸惑いや装置故障の懸
念から作業の手を止めたり、暴走が発生したと誤認する
恐れがなくなり、能率良く意図した作業を遂行すること
ができ、操作性を高めることができる。又、オペレータ
が暴走の発生と誤解して印刷動作及び搬送動作を中断す
る恐れがないので、装置の稼動率を高められる。更に、
所定時間内に安全バー8が係止位置に復帰させると、テ
ーブル1の停止解除が行われるので、操作性が一層高め
られ、装置の稼働率も一層高められる。
【0051】一方、暴走によってこの制御プログラムが
開始した場合には、オペレータの知らない間にこの制御
プログラムが開始され、しかも、開始と同時には警告が
発せられないので、オペレータが偶然にケーシング3内
を見て暴走を発見しない限り、安全バー8がタイムアッ
プ前に係止位置に復帰されることはない。
【0052】従って、暴走によってこの制御プログラム
が開始した場合には、プログラム開始後、所定時間時間
を経過した時にタイムアップか否かの判定(S3)にお
いてタイムアップである(YES)の判定が出され、タ
イムアップしたタイマー23から警告手段24にアラー
ム通知が出力される(S5)。
【0053】この実施例では、警告手段24として操作
パネルに設けた例えばLED、液晶パネル等の警告を視
覚的に警告するアラーム表示手段が用いられ、アラーム
通知を入力したこの警告手段24が上方への暴走が発生
したことをアラーム表示として表示することにより、オ
ペレータに視覚的に警告を与えてから(S6)、この制
御プログラムが終了される。
【0054】オペレータは、このアラーム表示を視覚す
ることにより上方への暴走が発生し、スタッカのテーブ
ル1が止められていることを認識することができ、そし
て、この認識に基づいて、スタッカを再使用するための
対策を講じることを促されることになる。
【0055】なお、このアラーム表示は、制御プログラ
ムの終了後も、例えばオペレータが適切な対策を講じて
暴走検出の状態が解除され、スタッカがリセットされる
まで継続して行われる。
【0056】本発明の他の実施例に係るプリント装置
は、上記の一実施例に係るプリンタ装置を更に改善した
ものであって、図5の機能ブロック図に示すように、警
告手段24及び昇降機構2の他に印刷部32の印刷動作
及び用紙搬送手段34の搬送動作も制御できるようにし
ている。
【0057】即ち、図6のフロー図に示すように、前記
兼用安全手段21が安全バー8を検出して前記制御プロ
グラムが開始すると同時にタイマー23aがスタート
し、テーブル1が停止される(S11)。
【0058】前記印刷部32を制御する印刷制御部31
は、安全バー8の検出と同時に兼用安全手段21の出力
(オン)を入力し、印刷部32への印刷データの入力が
終了したか否かを判定して(S12)、印刷データの入
力終了以前(N0)と判定した場合には、印刷部32の
印刷動作を中止させる(S13)。
【0059】又、前記用紙搬送部34を制御する搬送制
御部33は、安全バー8が検出されている時に兼用安全
手段21の出力(オン)を入力すると共に、印刷制御部
31から印刷データの入力が終了したか否かの判定結果
として2値信号(例えばオンオフ信号)を入力し、印刷
データの入力終了以前(N0)の場合には、用紙搬送部
34の搬送動作を中止させる(S13)。
【0060】これにより、テーブル1の停止後に用紙が
スタッカに送り込まれて用紙ジャムが発生することを防
止することができ、後述する中止後の印刷動作及び搬送
動作の続行、即ち、中止されたこれらの動作を中止され
た時の状態から再開する事が円滑に行えるようになり、
操作性が高められると共に、プリンタ装置の稼働率を高
めることができる。
【0061】なお、ここで印刷データの入力終了とは、
例えばホストコンピュータなどの上位装置から印刷部3
2に入力すべき印刷データが全て印刷部32に入力さ
れ、上位装置の印刷部32に入力すべき印刷データが無
くなる事をいう。
【0062】又、中止とは、印刷動作及び搬送動作をそ
の時点で単純に止めることであって、印刷動作及び搬送
動作を中途で断ち切って印刷動作及び搬送動作を終了さ
せる中断とは異なる。
【0063】警告制御部23のタイマー23aがタイム
アップする前に安全バー8の検出が終了すると、このタ
イマー23aが兼用検出手段21の出力(オフ)を入力
するのでクリアされ、又、テーブル制御部22はテーブ
ル1の停止解除をする(S16)。又、兼用検出手段2
1の出力(オフ)を入力した印刷制御部31は印刷部3
2に中止させた印刷動作を続行させ、兼用検出手段21
の出力(オフ)を入力した搬送制御部33は用紙搬送手
段34に中止させた搬送動作を続行させる(S17)。
【0064】そして、このように、安全バー8が所定時
間内に復帰される場合に、中止された印刷動作及び搬送
動作を続行させることにより、印刷動作及び搬送動作を
中断する場合に比べると著しく操作性が高められ、又、
プリンタ装置の稼働率を高めることができる。
【0065】又、安全バー8の検出が所定時間連続し、
タイマー23aがタイムアップした場合には(S1
5)、タイムアップしたタイマー23から警告手段24
にアラーム通知が出力され(S18)、警告手段24が
アラーム表示によりオペレータに視覚的に警告を与えて
から(S19)、この制御プログラムが終了される。
【0066】ところで、プリンタ装置の印刷部32の印
刷動作はこの印刷データ入力の終了と同時に終了する
が、この種のスタッカを備えるプリンタ装置では、印刷
部32における印刷動作の終了後に印刷部32からスタ
ッカに用紙を排出するために用紙搬送手段33の搬送動
作を続行する必要がある。例えばインパクト形の印刷部
32を有する場合には印刷部32における印刷が終了し
た後に3〜5秒の間にわたって搬送動作を続行させる必
要がある。
【0067】従って、印刷動作が終了した後に搬送動作
が続行されている間にもテーブル1の上方への暴走が発
生する可能性があり、又、オペレータが急いで用紙を取
出す可能性もある。しかも、この場合には、既に印刷動
作は終了しており、又、暴走の検出が終わらないうちに
搬送動作が終わってしまうので、印刷動作中とは異なっ
た処理をすることが好ましいのである。
【0068】そこで、この実施例では、印刷制御部31
に印刷データ入力終了か否かを判定させ(S12)、印
刷データ入力終了以前の場合には上述の制御プログラム
を実行し、印刷データ入力終了後には、以下のように図
7に示す制御プログラムを実行するようにしている。
【0069】即ち、印刷部32への印刷データ入力終了
か否かの判定(S12)において、印刷データ入力終了
(YES)と判定された場合には、既に印刷動作は終了
しているので、印刷動作を中止させることは無意味で不
要なプロセスとなる。又、搬送動作も所定時間を経過す
る前に終了するので、用紙ジャムが発生するおそれはな
い。更に、暴走の検出は、印刷動作も搬送動作も終了し
た後になるので、その検出時に警告を発しても警告が無
視されるおそれがあり、次に印刷動作を開始する時に警
告を発する方が警告の実効性が高いと思われる。
【0070】このような観点から、この実施例では、印
刷部32への印刷データ入力終了(YES)と判定され
た場合には、安全バー8を検出中か否かを判定し(S2
0)、タイムアップすれば(S21)、タイマー23a
からアラーム通知が出力される一方、再び印刷データ入
力終了か否かを判定し(S23)、印刷データ入力終了
後であることが確認されると(YES)、印刷制御部3
1が印刷データ入力終了の判定結果を警告制御部23に
設けたマスク指令発生手段23bに入力し、この判定結
果を入力したマスク指令発生手段23bがアラーム表示
を保留させるマスク指令を出力し、このマスク指令を伴
ったアラーム通知が警告手段24に入力される(S2
4)。そして、このマスク指令を伴ったアラーム通知を
入力した警告手段24がアラーム表示を保留してマスク
し(S25)、視覚的な警告が見掛け上は無いようにし
て、安全バー8を検出中か否かを判定する段階(S2
0)に戻る。
【0071】アラーム表示のマスクは、この後、安全バ
ー8が吊持位置に復帰されて安全バー8の検出が終了す
るまで保持され、この安全バー8の吊持位置への復帰
は、オペレータによって、例えば印刷終了後に用紙をケ
ーシング3内から取り出したり、テーブル1をリセット
したりした後行われる。
【0072】即ち、オペレータが安全バー8を復帰させ
なければ、安全バー8は検出中であり(S20)、タイ
マー21はクリアされずにタイムアップしたままであり
(S21)、アラーム通知が出力され(S22)、印刷
データ入力終了後であることが確認され(S23)、マ
スク指令が出て(S24)、アラーム表示マスクが行わ
れる(S25)という一連の手順が繰り返される。
【0073】この手順が繰り返されている間中、制御プ
ログラムスタート時に実行されたテーブル1の停止が保
持されているが、印刷動作及び搬送動作を中止させた
り、禁止したりするプロセスは実行されていないので、
オペレータが安全バー8を復帰させずに次の印刷動作及
び搬送動作を開始する可能性がある。
【0074】しかし、オペレータがこの安全バー7を吊
持位置に復帰させずに次の印刷動作を開始させると、ア
ラーム通知(S22)後の印刷データ入力終了か否かの
判定(S23)で印刷データ入力終了以前(NO)と判
定され、警告手段24が警告としてアラーム表示をして
から(S26)、この制御プログラムが終了される。
【0075】したがって、オペレータは次の印刷を開始
すると同時にテーブル1の上方への暴走をこのアラーム
表示により認識することができ、この認識に基づいてス
タッカを再使用するための対策を講じることを促される
ことになる。
【0076】もちろん、この時点では、この制御プログ
ラムが開始した時のテーブル1の停止(S2)が持続し
ているので、テーブル1が更に暴走する恐れはなく、テ
ーブル1、昇降機構2、ケーシング3などがテーブル1
の暴走により変形したり、破損したりすることを確実に
防止できる。
【0077】オペレータが、印刷終了後、次の印刷を開
始する前に安全バー8を復帰させておけば、この復帰に
より安全バー8を検出中か否かの判定の段階(S20)
で、安全バー8の検出が終了した(NO)と判定され、
タイマー23aがクリアされると共に、テーブル1の停
止解除をしてから(S27)、この制御プログラムが終
了され、この制御プログラムがスタートする前の状態で
次の印刷動作が開始されることになり、何事もなかった
かの如くに次の印刷を行うことができ、搬送動作終了直
前のオペレータの用紙取出などによって操作性や装置の
稼動率は全く損なわれることがない。
【0078】この実施例においては、印刷部32への印
刷データ入力中に安全バー8が上がると印刷動作及び搬
送動作を中止しているが、本発明においてこのことは必
須のことではなく、印刷部32への印刷データ入力中に
安全バー8が上がっても印刷動作及び搬送動作を中止す
ることなく連続させるように構成しても、反対に印刷部
32への印刷データ入力中に安全バー8が上がれば印刷
動作及び搬送動作を中断させるように構成してもよい。
【0079】また、この実施例においては、印刷データ
入力中と印刷データ入力終了後とで異なる制御が実行さ
れるようにしているが、印刷データ入力中と印刷データ
入力終了後とを区別することは本発明に必須のことでは
ない。
【0080】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、安全バーを、上限位置に上昇したテーブル又はこの
上に堆積された用紙により吊持位置から前記所定量持ち
上げられる位置に配置すると共に、吊持位置から前記所
定量上昇したこの安全バーを検出する兼用検出手段を設
けることにより、従来別々に設けていた上限検出手段と
安全バー検出手段とをこれらの機能兼備する一つの兼用
検出手段に一体化して、部品点数を削減し、これにより
コストダウンできるという効果が得られる。
【0081】又、本発明によれば、この兼用安全手段が
安全バーを検出した時にテーブルの上昇を停止すること
により、オペレータの安全確保という安全バー本来の目
的と装置の保護という上限制限本来の目的とを共に確実
に達成できる。
【0082】更に、本発明においては、所定時間にわた
って安全バーの検出が連続した時に警告が発せられるの
で、暴走が発生したことを確実にオペレータに警告する
ことかできる上、オペレータの意図に基づいて安全バー
が上がった時に警報が発せられないので、オペレータが
戸惑いや装置保護に過敏になるあまり意図した作業を中
断したり、更に、暴走の発生と誤認して印刷動作及び搬
送動作を中断させたりするおそれがなくなり、操作性が
高められると共に、装置の稼動率を高めることができる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタッカ制御手段の機能ブロック図で
ある。
【図2】本発明の概略斜視図である。
【図3】本発明の概略側面図である。
【図4】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図5】本発明のスタッカ制御手段の機能ブロック図で
ある。
【図6】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図7】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図8】従来例の概略側面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 2 昇降機構 2a テーブルモータ 3 ケーシング 8 安全バー 20 スタッカ制御手段 21 兼用検出手段 22 テーブル制御部 23 警告制御部 23a タイマー 23b マスク指令発生部 24 警告手段 31 印刷制御部 32 印刷部 33 搬送制御部 34 用紙搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 43/06 B41J 13/00 B65H 31/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部から排出された用紙が堆積され昇
    降移動するテーブルと、このテーブルを収納するケーシ
    ングと、このテーブルの昇降を制御するテーブル制御部
    と、テーブルが上限位置に上昇したことを警告する警告
    手段と、この警告手段を制御する警告制御部と、前記ケ
    ーシング内の所定の吊持位置に支持され、かつ、この吊
    持位置から上方で昇降する安全バーと、テーブルが上記
    上限位置に上昇した時及び安全バーが前記吊持位置から
    所定量上昇したことを検出する検出手段とを備え、 前記テーブル制御部は、前期検出手段が安全バーを検出
    した時にテーブルの昇降機構を停止させ、その検出の終
    了時にテーブルの停止を解除するように構成され、前記
    警告制御部が、前記検出手段の出力を入力し、安全バー
    を検出した時にスタートし、安全バーの検出が終了した
    時にクリアされるタイマーを備え、このタイマーのタイ
    ムアップ時まで安全バーの検出が連続した時に前記警告
    手段を発動させるように構成されることを特徴とするプ
    リンタ装置。
  2. 【請求項2】 印刷動作をする印刷部と、前記検出手段
    が安全バーを検出した時にこの印刷部の印刷動作を中止
    させ、前記タイマーのタイムアップ前に安全バーの検出
    が終了した時に中止された印刷動作を続行させる印刷制
    御部と、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記検出手段
    が安全バーを検出した時にこの用紙搬送部の搬送動作を
    中止させ、前記タイマーのタイムアップ前に安全バーの
    検出が終了した時に中止された搬送動作を続行させる搬
    送制御部とを備える請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷制御部に印刷部への印刷データ
    の入力が終了したか否かを判別させ、この判別結果が印
    刷データの入力終了後と判別された場合には、印刷制御
    部の印刷動作の中止、続行の制御が省略され、用紙制御
    部の搬送動作の中止、続行の制御が省略され、用紙制御
    部は安全バーが検出されても用紙搬送部の搬送動作を連
    続させるように構成される請求項2に記載のプリンタ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記印刷制御部に印刷部への印刷データ
    の入力が終了したか否かを判別させ、前記警告制御部
    が、この判別手段結果を入力し、印刷データの入力終了
    後と判別された場合に、前記タイマーのタイムアップ時
    に警告手段にその発動を保留させる請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 警告が保留され、かつ、安全バーが検出
    されている状態で次の印刷動作が開始された時に、前記
    警告手段が警告の保留を解除して前記警告手段を発動さ
    せる請求項4に記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 用紙を搬送する用紙搬送手段と、この用
    紙搬送手段を制御する搬送制御部と、用紙に印刷をする
    印刷部と、この印刷部を制御する印刷制御部と、前記印
    刷部から排出された用紙が堆積されるテーブルと、この
    テーブルを昇降させる昇降機構と、この昇降機構を制御
    するテーブル制御部と、前記テーブルが所定の上限位置
    に上昇したことを検出する上限検出手段と、テーブルが
    前記上限位置に上昇したことを警告する警告手段と、前
    記上限検出手段の出力に基づいてこの警告手段を制御す
    る警告制御部と、ケーシング内の所定の吊持位置に支持
    され、かつ、この吊持位置から上方で昇降揺動する安全
    バーと、この安全バーが前記吊持位置から所定量上昇し
    たことを検出する安全バー検出手段とを備え、前記テー
    ブル制御部が上限検出手段によりテーブルが前記上限位
    置に上昇したこと及び/又は前記安全バー検出手段によ
    り安全バーが検出されたことに基づいてテーブルを停止
    させるプリンタ装置において、 前記安全バーが、前記上限位置に上昇したテーブル又は
    この上に堆積された用紙に駆動されて吊持位置から所定
    量上昇する位置に配置され、前記安全バー検出手段と上
    限検出手段とに代えてこれらを兼ねる兼用検出手段が設
    けられ、前記テーブル制御部が、この兼用安全手段の出
    力を入力し、安全バーを検出した時に昇降機構を停止さ
    せ、その検出の終了時にテーブルの停止を解除するよう
    に構成され、前記印刷制御部に印刷部への印刷データの
    入力が終了したか否かを判別させ、前記印刷制御部が、
    この判別結果及び前記兼用検出手段の出力を入力し、印
    刷データの入力終了以前と判別された場合には、前記兼
    用検出手段が安全バーを検出した時にこの印刷部の印刷
    動作を中止させ、前記タイマーのタイムアップ前に安全
    バーの検出が終了した時に中止された印刷動作を続行さ
    せ、印刷データの入力終了後と判別された場合には、安
    全バーが検出されても印刷部の印刷動作を連続させるよ
    うに構成され、前記搬送制御部が、前記印刷制御部の判
    別結果及び前記兼用検出手段の出力を入力し、印刷デー
    タの入力終了以前と判別された場合には、前記兼用検出
    手段が安全バーを検出した時にこの用紙搬送部の搬送動
    作を中止させ、前記タイマーのタイムアップ前に安全バ
    ーの検出が終了した時に中止された搬送動作を続行さ
    せ、印刷データの入力終了後と判別された場合には安全
    バーが検出されても用紙搬送部の搬送動作を連続させる
    ように構成され、前記警告制御部が、安全バーを検出し
    た時にスタートし、安全バーの検出が終了した時にクリ
    アされるタイマーを備え、更に前記印刷制御部の判別結
    果を入力し、印刷データの入力終了以前と判別された場
    合には、前記タイマーのタイムアップ時まで安全バーの
    検出が連続した時に前記警告手段を発動させ、印刷デー
    タの入力終了後と判別された場合には、前記タイマーの
    タイムアップ時まで安全バーの検出が連続した時に前記
    警告手段の発動を保留させるように構成されることを特
    徴とするプリンタ装置。
JP28834096A 1996-10-30 1996-10-30 プリンタ装置 Expired - Fee Related JP3481403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28834096A JP3481403B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プリンタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28834096A JP3481403B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プリンタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10129923A JPH10129923A (ja) 1998-05-19
JP3481403B2 true JP3481403B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=17728938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28834096A Expired - Fee Related JP3481403B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プリンタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3481403B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10129923A (ja) 1998-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011111307A (ja) エレベータの制御装置及び制御方法
JP3481403B2 (ja) プリンタ装置
CN112848703A (zh) 一种打印设备及其切刀控制方法、装置、存储介质
JP3357616B2 (ja) 枚葉印刷装置の板取り作業管理装置
JP2005324548A (ja) 枚葉紙送り出し装置に設けられた安全装置
JP5632341B2 (ja) 傾斜型乗客コンベアの診断装置及び診断方法
JP2607375B2 (ja) 枚葉印刷機の排紙安全装置
CN106183483B (zh) 打印设备
JPH10245152A (ja) 用紙集積装置及び印刷装置
JPH03102018A (ja) 給紙装置
JP2000008702A (ja) 扉開閉制御装置 および扉の開閉制御方法
JP2726120B2 (ja) デッキ型転写シート供給装置
JPS63139872A (ja) プリンタ
JP2006160485A (ja) エレベータ制御装置
JP2023131514A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP4473684B2 (ja) スタッカ装置
JP2723631B2 (ja) デッキ型転写シート供給装置
JP4589689B2 (ja) スタッカ装置
JP2007018396A (ja) 投票券発券装置
JPH07267530A (ja) エレベータピット内作業安全装置
JP2005154133A (ja) エレベータの制御装置
JP2898424B2 (ja) 給紙装置
JPH0766315B2 (ja) 端末プリンタ
JPH05213324A (ja) フィルム切断装置
JPH0527400Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030924

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees