JP3480728B2 - 陰極線管用ガラスファンネル及び陰極線管用ガラスバルブ - Google Patents

陰極線管用ガラスファンネル及び陰極線管用ガラスバルブ

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JP3480728B2
JP3480728B2 JP2001374838A JP2001374838A JP3480728B2 JP 3480728 B2 JP3480728 B2 JP 3480728B2 JP 2001374838 A JP2001374838 A JP 2001374838A JP 2001374838 A JP2001374838 A JP 2001374838A JP 3480728 B2 JP3480728 B2 JP 3480728B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
用等に用いられる陰極線管のためのガラスファンネル及
びガラスバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】図13に例示するように、テレビジョン
受信用等の陰極線管を構成するガラスバルブ11は、画
像が映し出されるガラスパネル(以下、「パネル」とい
う。)12と、その背部を形成する漏斗状のガラスファ
ンネル(以下、「ファンネル」という。)13と、電子
銃が装着されるネック部14とからなる。ネック部14
は、ファンネル13の小開口部に溶着される。パネル1
2は、視像域となるフェース部12aと、フェース12
aの周縁から略垂直に連なるスカート部12bとを有
し、図14に拡大して示すように、スカート部12bの
端面に設けられるシールエッジ面12b1と、ファンネ
ル13の大開口部に設けられるシールエッジ面13c1
とが封着用のシールガラス15を介して相互に接合され
る。
【0003】上記のようにして構成された陰極線管用ガ
ラスバルブ11は、ネック部14に電子銃を装着した
後、内部の排気を行って、真空容器として使用される
(排気後の内部圧力は、例えば10-8Torr程度であ
る。)。そのため、ガラスバルブ11の外面には大気圧
の負荷による応力が発生し(以下、この応力を「真空応
力」という。)、ガラスバルブ11はこの真空応力に起
因する破壊(真空破壊)に耐えうる十分な機械的・構造
的な強度を備えていることが要求される。すなわち、こ
れらの強度が不足していると、ガラスバルブ11が上記
の真空応力に耐えられずに疲労破壊を起こす可能性があ
るばかりでなく、外面の微細なキズ付きや衝撃荷重の負
荷といった外的要因が付加されると、上記の疲労破壊の
進行が早まることが予測される。さらに、陰極線管の製
造工程において、ガラスバルブ11は400°C前後ま
で昇温されるため、この昇温によって生じた熱応力と上
記の真空応力との相乗作用によって破壊に至る可能性も
ある。
【0004】上記の真空応力は、ガラスバルブ11が非
球形状であることから、ガラスバルブ11に対して圧縮
応力および引張り応力として働き、これらの応力は概ね
図15に示すような分布を示す。尚、図15(a)
(b)(c)は、それぞれ、ガラスルブ11の短軸断
面、長軸断面、対角軸断面における応力分布を示してお
り、これらの応力分布図において、内向きの矢印で示す
領域は圧縮応力が作用する領域、外向きの矢印で示す領
域は引張り応力が作用する領域を表している。
【0005】一般にガラス構造体の破壊強度は圧縮応力
よりも引張り応力に対して弱く、真空容器としての陰極
線管用ガラスバルブ11では、真空応力により生じる引
張り応力(以下、この応力を「引張り真空応力」とい
う。)が作用する領域、すなわちパネル12のフェース
部12aの周縁からスカート部12bに亙る領域と、フ
ァンネル13のシールエッジ面13c1の周辺領域を起
点として破壊が進行し易い。特に、パネル12のシール
エッジ面12b1とファンネル13のシールエッジ面1
3c1とは封着用シールガラス15を介して接合されて
おり、該接合部は強度上のウィークポイントとなる一
方、引張り真空応力は上記接合部の近傍領域でピーク値
を示すことから{図15(a)(b)}、上記接合部を
起点とする破壊の防止策が重要となる。このような理由
から、従来の陰極線管用ガラスバルブ11にあっては、
肉厚増大によって、必要とされる破壊強度を確保してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近時、テレビジョン受
信用等のディスプレイに対して、画面のフラット化や大
型化の要求がなされてきている。これに伴い、陰極線管
もフラット化、扁平化の方向に進みつつあるが、そのた
めに陰極線管用ガラスバルブの形状が従来にも増して球
形状から離れて、真空応力分布の偏在度合いが大きくな
ることにより、陰極線管用ガラスバルブに要求される強
度レベルも厳しさを増している。その結果、陰極線管用
ガラスバルブの更なる肉厚増大、それによる重量増大を
招いている。陰極線管用ガラスバルブの重量増大は、そ
の運搬、取扱い等に不便をきたすばかりか、陰極線管を
内蔵した最終製品の重量増加をもたらして、その商品価
値を低下させる一因ともなる。特に、大型の陰極線管用
ガラスバルブではその傾向が強い。
【0007】上記の事情から、陰極線管用ガラスバルブ
の軽量化が求められているが、その一方で、陰極線管の
フラット化や扁平化に伴い、陰極線管用ガラスバルブに
作用する真空応力の偏在度合いも大きくなっており、真
空応力に起因する破壊に耐えうる十分な強度を確保する
ことも重要である。
【0008】本発明の課題は、軽量で、かつ、陰極線管
を構成したときに、真空応力に起因する破壊に耐えうる
十分な強度を確保することができる陰極線管用ガラスフ
ァンネルを提供することである。
【0009】本発明の他の課題は、フェース部の外面が
実質的にフラットである陰極線管用ガラスパネルを備え
た陰極線管用ガラスバルブにおいて、その軽量化を図る
と共に、真空応力に起因する破壊に耐えうる十分な強度
を確保することができる構成を提供することである。
【0010】本発明の更なる課題は、成型性の良い陰極
線管用ガラスファンネルを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、短軸上の長辺、長軸上の短辺、及び長辺
と短辺との間を繋ぐ対角軸上のコーナ部で構成される矩
形状の大開口部を一端側に、他端側に小開口部を有する
漏斗状をなし、大開口部のシールエッジ面からモールド
マッチラインに至るシールエッジ部と、小開口部側に設
けられ、偏向ヨークが装着されるヨーク部と、モールド
マッチラインとヨーク部との間を繋ぐボディー部とを備
えた陰極線管用ガラスファンネルにおいて、シールエッ
ジ面の肉厚は、これに接合される陰極線管用ガラスパネ
ルのシールエッジ面の肉厚とほぼ等しく、ボディー部
は、コーナ部を除く範囲において、シールエッジ面から
管軸に平行な方向に所定寸法の第1領域と、第1領域を
除く第2領域とを有し、第1領域は陰極線管を構成した
ときに、該陰極線管内の真空圧に起因する引張り真空応
力が作用する領域内にあり、第2領域の肉厚は第1領域
の肉厚に比べて小さく、そのために、第1領域と第2領
域との境界部はボディー部の外面において段差部を形成
する構成を提供する。
【0012】ここで、「モールドマッチライン」とは、
図12に示すように、陰極線管用ガラスファンネル3を
プレス成型する際に用いる金型のうち、雌型を構成する
ボトム金型21(シールエッジ部3cを除く部分を成型
するための漏斗状の成型面を有する金型)とシェル金型
22(シールエッジ部3cを正確に成型するためにボト
ム金型21の上に位置決め載置して組み合わされる略矩
形環状の金型)との型合わせ面モールドマッチライン3
c2のことである。ボトム金型21とシェル金型22と
で構成される雌型の中に溶融ガラス塊(ガラスゴブ)を
供給し、雄型となるプランジャ金型23を圧入して、溶
融ガラスを雌雄金型の成型面に沿って圧延して陰極線管
用ガラスファンネル3を成型する。
【0013】上記構成の陰極線管用ガラスファンネルに
よれば、そのシールエッジ面の肉厚Sを陰極線管用ガラ
スパネルのシールエッジ面の肉厚とほぼ等しくしている
ので、両シールエッジ面同士の接合面積が十分に確保さ
れ、封着用シールガラス等による接合を容易かつ強固に
行うことができる。これにより、パネルとファンネルと
の接合部の強度を十分に確保することができる。
【0014】また、コーナ部を除く範囲において、ボデ
ィー部を、シールエッジ面から管軸に平行な方向に所定
寸法の第1領域と、第1領域を除く第2領域とに分け、
両領域相互間に肉厚の大小関係を与えている。すなわ
ち、第2領域の肉厚を第1領域の肉厚よりも相対的に小
さくしている。
【0015】前述したように、従来の陰極線管用ガラス
バルブでは、長辺側及び短辺側において、引張り真空応
力はパネルとファンネルとの接合部の近傍領域でピーク
値を示す{図15(a)(b)}。これに対して、本発
明の陰極線管用ガラスファンネルでは、ボディー部を上
記の構成とし、肉厚が相対的に大きい第1領域をシール
エッジ部側に、肉厚が相対的に小さい第2領域を小開口
部側に設けているため、陰極線管を構成したとき、長辺
側及び短辺側において、引張り真空応力のピークがパネ
ルとファンネルとの接合部の近傍領域よりも小開口部側
(ネック部側)に偏移する(後述する図10参照)。そ
の結果、強度上のウィークポイントである上記接合部に
作用する引張り真空応力が緩和され、真空破壊に対する
強度が一層向上する。しかも、肉厚が相対的に小さい第
2領域を設けることによって、陰極線管用ガラスファン
ネルの軽量化を図ることができる。
【0016】上記の理由から、第1領域と第2領域とに
肉厚の大小関係を与えたことにより、両領域の境界部は
ボディー部の外面において段差部を形成する。しかしな
がら、上記段差部がボディー部の全周に亙って存在して
いると、陰極線管用ガラスファンネルをプレス成型する
際の成型性が阻害されることが懸念される。すなわち、
溶融ガラス塊(ガラスゴブ)を雌雄金型の成型面に沿っ
て圧延してゆくとき、対角軸方向においては溶融ガラス
が短軸側と長軸側から回り込むようにして延ばされる。
そのため、コーナ部に上記段差部が存在すると、その部
分で溶融ガラスの押延抵抗が増大して、シールエッジ部
まで充填される時間が短軸側及び長軸側に比べて遅延す
る。その結果、コーナ部のシールエッジ部に充填される
溶融ガラスの温度が低下して、ガラスに微小なクラック
が生じたり、プレス力が増大するといった不都合が発生
する場合がある。従って、成型性の点から、コーナ部に
は上記段差部が存在しない方が好ましい。
【0017】 また、図15に示す真空応力分布を参照
すると、上記接合部の近傍領域において、引張り真空応
力は、長辺側で最も大きくなり{図15(a)の短軸断
面}、短辺側では長辺側よりも相対的に小さくなり{図
15(b)の長軸断面}、コーナ部では殆ど発生しない
か、短辺側及び長辺側よりもかなり小さくなる{図15
(c)の対角軸断面}。従って、コーナ部は、短辺側
長辺側に比較して、引張り真空応力の影響を考慮する必
要性は少ない。
【0018】以上の点を踏まえ、本発明では、第1領域
及び第2領域はコーナ部を除く範囲に設けて、上記段差
部がコーナ部に形成されないようにしている。これによ
り、成型時における上記の懸念を解消して、陰極線管用
ガラスファンネルの成型性を高めることができる。好ま
しくは、第2領域とコーナ部とを段差がない状態で連続
させるのが良い。
【0019】上記構成において、上記段差部の終点は、
短辺及び長辺とコーナ部との境界上に設定しても良い
し、該境界よりも長軸側及び短軸側に偏移させて設定し
ても良い。このことを、短軸及び長軸を含む90°範囲
の象限について言い換えると、上記段差部は、短軸から
長辺に沿って距離Xsに至る範囲と、長軸から短辺に沿
って距離Ysに至る範囲に設けられ、かつ、短軸から長
辺とコーナ部との境界に至る距離をXo、長軸から短辺
とコーナ部との境界に至る距離をYoとして、距離Xs
(終点)はXs≦Xoであり、距離Ys(終点)はYs
≦Yoである構成とすれば良い。
【0020】一方、上記の距離Xs、Ysが過小である
と、第2領域の設けられる範囲が小さくなり過ぎ、陰極
線管用ガラスファンネルの軽量化および上記接合部に作
用する引張り真空応力の緩和効果が不十分となる。通
常、この種の陰極線管用ガラスファンネルでは、陰極線
管として色ずれ等のない、適正な画像を表示するため
に、パネル及びネック部との軸心を正確に位置合わせし
て組立てることができるよう、短辺及び長辺側の外面に
それぞれ、パネルとの接合時に治具に当接させて位置決
めを行うための位置決め基準部を設けている。短軸から
長辺側の位置決め基準部の中心に至る距離をXr、長軸
から短辺側の位置決め基準部の中心に至る距離をYrと
したとき、距離XsはXr/2≦Xs≦Xoとし、距離
YsはYr/2≦Ys≦Yoとするのが好ましい。これ
により、上述した効果を確保することができる。
【0021】また、上記段差部の段差が過小であると、
第2領域の肉厚削減が不十分となり、陰極線管用ガラス
ファンネルの軽量化および上記接合部に作用する引張り
真空応力の緩和効果が十分に得られない。一方、上記段
差部の段差が過大であると、第2領域の肉厚が小さくな
りすぎ、機械的・構造的な強度が不足する。陰極線管用
ガラスファンネルの軽量化および上記接合部に作用する
真空応力の緩和効果を十分に達成し、かつ、所要強度を
確保する観点から、上記段差部の最大段差ΔTmax
は、シールエッジ面の肉厚Sに対して0.06≦ΔTm
ax/S≦0.3、好ましくは0.06≦ΔTmax/
S≦0.2の範囲内となるように設定するのが良い。
【0022】また、上記段差部の段差は短辺側と長辺側
とで同じとしても良いが、上述したように、引張り真空
応力は、長辺側で最も大きくなり{図15(a)の短軸
断面}、短辺側では長辺側よりも相対的に小さくなる
{図15(b)の長軸断面}ことを考慮して、長辺側の
最大段差ΔTLmaxと短辺側の最大段差ΔTSmax
とをΔTSmax≦ΔTLmaxの関係となるようにし
ても良い。
【0023】また、上記段差部の終点での急激な肉厚変
化を緩和するため、上記段差部に、その段差を漸次減少
させつつ、距離Xsの位置(終点)と距離Ysの位置
(終点)にそれぞれ至る繋ぎ部を設けても良い。
【0024】
【0025】また、上記課題を解決するため、本発明
は、実質的にフラットな外面を有するフェース部と、フ
ェースの周縁に連なるスカート部と、スカート部の端面
に設けられるシールエッジ面とを備えた陰極線管用ガラ
スパネルと、以上に説明した構成の陰極線管用ガラスフ
ァンネルと、陰極線管用ガラスファンネルの小開口部に
接合され、電子銃が装着されるネック部とを備え、陰極
線管用ガラスパネルのシールエッジ面と陰極線管用ガラ
スファンネルのシールエッジ面とが相互に接合されて構
成される陰極線管用ガラスバルブを提供する。
【0026】ここで、「実質的にフラット」とは、フェ
ース部の外面の対角軸に沿った母線の曲率半径が100
00mm以上であることを意味する。
【0027】前述のように、フェース部の外面が実質的
にフラットである陰極線管用ガラスパネルを備えた陰極
線管用ガラスバルブにあっては、強度との関係から重量
化する傾向にあるが、本発明の陰極線管用ガラスバルブ
によれば、上述した陰極線管用ガラスファンネルに関す
る効果に起因して、強度と軽量化という相反する特性を
バランスよく具備させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】図1は、この実施形態に係る陰極線管用ガ
ラスバルブ1を示している。ガラスバルブ1はテレビジ
ョン受信用等の陰極線管を構成するもので、画像が映し
出されるガラスパネル(以下、「パネル」という。)2
と、その背部を形成する漏斗状のガラスファンネル(以
下、「ファンネル」という。)3と、電子銃が装着され
るネック部4とを備えている。
【0030】パネル2は、視像域となる矩形状のフェー
ス部2aと、フェース2aの周縁から略垂直に連なるス
カート部2bとを有し、図2に示すように、スカート部
2bの端面にシールエッジ面2b1が設けられている。
フェース部2aの外面は、その対角軸に沿った母線の曲
率半径が10000mm以上で、実質的にフラットな面
である。
【0031】 図3及び図4に示すように、ファンネル
3は、一端側に大開口部3a、他端側に小開口部3bを
有する漏斗状をなし、大開口部3aのシールエッジ面3
c1からモールドマッチライン3c2に至るシールエッ
ジ部3cと、小開口部3bの側に設けられ、偏向ヨーク
が装着されるヨーク部3dと、モールドマッチライン3
c2とヨーク部3dとの間を繋ぐボディー部3eとを備
えている。ネック部4は、ファンネル3の小開口部3b
に溶着される。ここで、ボディー部3eとヨーク部3d
とは、管軸Zと直交し、外面形状の偏曲点となる位置を
通る境界面Uで相互に連続している。境界面Uは、通
常、TO(トップオブラウンド:小開口部3b側の円
形断面形状が大開口部3a側の矩形断面形状に漸次変化
する開始位置)よりも僅かに大開口部3a側に位置す
る。
【0032】図3に示すように、大開口部3aは矩形状
をなし、短軸S上の長辺3a1と、長軸L上の短辺3a
2と、長辺3a1と短辺3a2との間を繋ぐ対角軸D上
のコーナ部3a3とで構成される。また、長辺3a1及
び短辺3a2の側の外面には、それぞれ位置決め基準部
3fが設けられている。これら位置決め基準部3fは、
パネル2との接合時に治具に当接させて位置決めを行う
ためものである。
【0033】図1に示すように、パネル2と、ネック部
4が溶着されたファンネル3とは、互いのシールエッジ
面2b1、3c1同士を、封着用のシールガラス5を介
して相互に溶着され、これにより、真空容器としてのガ
ラスバルブ1が構成される。
【0034】図5〜図7は、それぞれファンネル3の大
開口部3aの周辺部を示している。図5は短軸断面、図
6は長軸断面、図7は対角軸断面である。
【0035】シールエッジ面3c1の肉厚Sは、パネル
2のシールエッジ面2b1の肉厚S’とほぼ等しくなる
ように設定される。これにより、両シールエッジ面2b
1、3c1同士の接合面積が十分に確保され、封着用シ
ールガラス5による接合を容易かつ強固に行うことがで
きる。ここで、シールエッジ面3c1の肉厚Sは、大開
口部3aの角部に同図に示すような面取りC(又は成型
時に形成される丸み)が施されている場合は、面取りC
(又は丸み)の肉厚方向寸法を含めた寸法であ。パネル
2のシールエッジ面2b1についても同じである。
【0036】ボディー部3eは、コーナ部3a3を除く
範囲において、シールエッジ面3c1から管軸Zに平行
な方向に所定寸法の第1領域3e1と、第1領域3e1
を除く第2領域3e2とを有する。第2領域3e2の肉
厚は第1領域3e1の肉厚よりも相対的に小さく、その
ために、両領域の境界部はボディー部3eの外面におい
て段差部3e3を形成している。
【0037】第1領域3e1の、管軸Zに平行な方向の
最大寸法hは、例えば、シールエッジ面3c1の肉厚S
に対して0.5≦h/S≦1.5の範囲内に設定され、
第1領域3e1は、ファンネル3がパネル2と共に陰極
線管を構成したときに、該陰極線管内の真空圧に起因す
る引張り真空応力が作用する領域内に位置する(図10
参照)。また、段差部3e3の段差ΔTは、例えば、長
辺3a1の側での最大段差ΔTLmax(図5)と、短
辺3a2の側での最大段差ΔTSmax(図6)とがそ
れぞれ、シールエッジ面3c1の肉厚Sに対して、0.
06≦ΔTLmax/S≦0.3、0.06≦ΔTSm
ax/S≦0.3、好ましくは0.06≦ΔTLmax
/S≦0.2、0.06≦ΔTSmax/S≦0.2の
範囲内に設定される。この場合、最大段差ΔTLmax
と最大段差ΔTSmaxとを、ΔTSmax≦ΔTLm
axの関係となるように設定することができる。さら
に、第2領域3e2の任意の位置における肉厚Tは、例
えば、段差部3e3との境界における肉厚TRに対して
0.5≦T/TR≦1の範囲内に設定される。
【0038】さらに、この実施形態では、段差部3e3
を2つの曲面3e31、3e32で形成すると共に、第
1領域3e1側の曲面3e31の曲率半径R1、第2領
域3e2側の曲面3e32の曲率半径R2を、1≦R2
/R1≦3、かつ、2≦R1/ΔT≦20の関係を満た
すように設定している。段差部3e3は肉厚の変化点と
なる部位であり、真空応力が集中しやすいが、この部位
を2つの曲面3e31、3e32で形成することによっ
て、応力集中を効果的に緩和することができる。特に、
これら曲面3e31、3e32の曲率半径R1、R2を
上記の関係を満たすように設定することによって、ファ
ンネル3の成型不良や傷発生による欠けを防止しつつ、
応力集中を緩和することができる。
【0039】尚、段差部3e3は3つ以上の曲面を組み
合わせて形成することもできる。この場合、最も第1領
域3e1に近い側の曲面の曲率半径R1と、最も薄肉部
3e2に近い側の曲面の曲率半径R2は、上記の関係を
満たすように設定するのが好ましい。また、段差部3e
3は1つの曲面又は直線面で形成しても良く、あるい
は、1つ以上の曲面と直線面とを適宜組み合わせて形成
しても良い。
【0040】さらに、この実施形態では、第1領域3e
1の外面を、モールドマッチライン3c2に向かって拡
開する傾斜面とし、かつ、上記外面と管軸Zに平行な平
面Z’とのなす角度Aを3°≦A≦15°の範囲内に設
定している。これにより、ファンネル3をプレス成型す
る際の金型からの離型性を高めて、第1領域3e1の外
面における成型金型とのすり傷の発生を防止し、第1領
域3e1を設けたことによる効果を実効あらしめること
ができる。
【0041】図8は、短軸S及び長軸Lを含む90°範
囲の象限において、段差部3e3の在る範囲を概念的に
示したものである。
【0042】大開口部3aは、通常、長辺3a1を構成
する円弧と、短辺3a2を構成する円弧と、コーナ部3
a3を構成する円弧の3つの円弧からなる。段差部3e
3は、短軸Sから長辺3a1に沿って距離Xsに至る範
囲と、長軸Lから短辺3a2に沿って距離Ysに至る範
囲に設けられる。段差部3e3は、コーナ部3a3を除
く範囲に在り、短軸Sから長辺3a1とコーナ部3a3
との境界に至る距離をXo、長軸Lから短辺3a2とコ
ーナ部3a3との境界に至る距離をYo、短軸Sから長
辺3a1側の位置決め基準部3fの中心に至る距離をX
r、長軸Lから短辺3a2側の位置決め基準部3fの中
心に至る距離をYrとして、距離XsはXr/2≦Xs
≦Xo、距離YsはYr/2≦Ys≦Yoの範囲に設定
される。
【0043】さらに、段差部3e3の終点での急激な肉
厚変化を緩和するため、段差部3e3に、その段差ΔT
を漸次減少させつつ、距離Xsの位置(終点)と距離Y
sの位置(終点)にそれぞれ至る繋ぎ部3e11を設け
ている。
【0044】 また、第2領域3e2とコーナ部3a
3、第2領域3e2とヨーク部3dとは、それぞれ段差
がない状態で連続している。これらの部位の境界は外観
上明瞭に現れない場合もあるが、第2領域3e2の範囲
を模式的に示すと、図3に2点鎖線で示す範囲である。
尚、第1領域3e1とコーナ部3a3も段差がない状態
で連続している。
【0045】上記の諸寸法h、ΔT、TR、Tは、それ
ぞれ図9に示す基準に従って定める。まず、管軸Zと平
行な切断面において、段差部3e3と第2領域3e2と
の境界点P1(同図に示す例では曲面3e32と第2領
域3e2との境界)を通る外面の法線V1を求める。法
線V1と内面との交点をP2、法線V1と第1領域3e
1の外面の延長線Wとの交点をP3とすると、TRは線
分P1・P2の長さ、ΔTは線分P1・P3の長さであ
る。つぎに、線分P1・P3の中央点(ΔT/2の位
置)を通り、法線V1と直交する直線Qが段差部3e3
と交わる点P4を求める。シールエッジ面3c1の位置
から、管軸Zに平行な方向に下りて、交点P4の位置に
至る線分の長さがhである。Tは、第2領域3e2の任
意の位置における外面の法線Vnと内面及び外面との交
点をP1n、P2nとして、線分P1n・P2nの長さ
である。
【0046】上記のようなパネル2とファンネル3とを
相互に接合して構成されるこの実施形態の陰極線管用ガ
ラスバルブ1は、ネック部4に電子銃を装着した後、内
部の排気を行って、真空容器として使用される(排気後
の内部圧力は、例えば10-8Torr程度である。)。
図10は、この実施形態の陰極線管用ガラスバルブ1の
短軸断面における真空応力の分布を概略的に示してい
る。同図で、内向きの矢印で示す領域は圧縮応力が作用
する領域、外向きの矢印で示す領域は引張り応力が作用
する領域を表している。また、2点鎖線は、従来の陰極
線管用ガラスバルブ11の短軸断面における真空応力の
分布を示している{図15(a)}。同図に示すよう
に、従来の陰極線管用ガラスバルブ11では、引張り真
空応力はパネルとファンネルとの接合部の近傍領域でピ
ーク値を示すが(2点鎖線)、この実施形態の陰極線管
用ガラスバルブ1では、引張り真空応力のピークがパネ
ル2とファンネル3との接合部の近傍領域よりも小開口
部3b側(ネック管4側)に偏移する。これは、ファン
ネル3のボディー部3eにおいて、肉厚が相対的に大き
い第1領域3e1をシールエッジ部3c側に、肉厚が相
対的に小さい第2領域3e2を小開口部3b側(ネック
管4側)に設けたことにより、上記接合部の近傍領域の
引張り真空応力が、適度に薄肉化された第2領域3e2
の弾性的な変形能によって分散されて、第2領域側3e
2に負荷される度合いが増したためと考えられる。尚、
図示は省略するが、長軸断面における真空応力の分布も
概ね上記と同様の傾向を示す(但し、引張り真空応力の
大きさは短軸断面よりも小さくなる。)。
【0047】上記の態様で、強度上のウィークポイント
である上記接合部に作用する引張り真空応力が緩和され
る結果、陰極線管用ガラスバルブ1の真空破壊に対する
強度が一層向上する。しかも、肉厚が相対的に小さい第
2領域3e2を設けることによって、陰極線管用ガラス
ファンネル3、ひいては陰極線管用ガラスバルブ1の軽
量化を図ることができる。このように、この実施形態の
陰極線管用ガラスファンネル3、ひいてはこの実施形態
の陰極線管用ガラスバルブ1は、強度と軽量化という相
反する特性をバランスよく具備したものとなる。尚、図
4〜図6において、図13及び図14に示す従来のファ
ンネル13の外面を点線で表し、この実施形態のファン
ネル3の第2領域3e2が薄肉化されている状態を模式
的に示している。
【0048】また、第1領域3e1及び第2領域3e2
をコーナ部3a3を除く範囲に設け、段差部3e3がコ
ーナ部3a3に形成されないようにしているため、ファ
ンネル3の成型時、コーナ部3a3のシールエッジ部3
cに溶融ガラスが円滑に充填され、ガラスに微小なクラ
ックが生じたり、プレス力が増大するといった不都合が
回避される。従って、ファンネル3の成型性は良好であ
る。特に、この実施形態では、第2領域3e2とコーナ
部3a3とを段差がない状態で連続させ、さらに、段差
部3e3に繋ぎ部3e11を設けているため、短軸側と
長軸側から対角軸方向に向かう溶融ガラスの流れが円滑
になり、成型性の向上に寄与する。
【0049】図11に示す実施形態は、ファンネル3の
第1領域3e1の外面をモールドマッチライン3c2に
向かって拡開する曲面(円弧面)としたものである。モ
ールドマッチライン3c2における上記外面の接平面
Z”と、管軸Zに平行な平面Z’とのなす角度Bは3°
≦B≦15°の範囲内に設定している。これにより、フ
ァンネル3をプレス成型する際の金型からの離型性を高
めて、第1領域3e1の外面における成型金型とのすり
傷の発生を防止し、第1領域3e1を設けたことによる
効果を実効あらしめることができる。
【0050】
【実施例】図2に示す形態のパネル(フラットパネル)
と図3〜9に示す形態のファンネル(但し、第1領域の
外面は図11に示すような曲面とした。)とを封着用シ
ールガラスで接合して、図1に示す形態の陰極線管用ガ
ラスバルブを製作し(実施例1及び2、比較例)、図1
3及び14に示す従来の陰極線管用ガラスバルブ(従来
例)と比較試験を行った。各実施例、比較例及び従来例
ともに、対角軸最大外径76cm、バルブ偏向角度10
2°、アスペクト比16:9、ネック外径29.1mm
であり、パネルは下記仕様のものを用いた。比較試験の
結果を表1に示す。 [パネル仕様] パネル中央肉厚:13.5mm 外面曲率半径(短軸方向):100000mm 外面曲率半径(長軸方向):100000mm 外面曲率半径(対角軸方向):100000mm 内面曲率半径(短軸方向):1480mm 内面曲率半径(長軸方向):6240mm 内面曲率半径(対角軸方向):5650mm [段差部の範囲] 実施例1:XS=Xo、YS=Yo 実施例2:XS=Xr/2、YS=Yr/2 比較例:ボディー部の全周(第1領域及び第2領域をボ
ディー部の全周に形成)
【0051】
【表1】 [比較試験に基づく評価] (実施例1及び2)従来例に比較して、接合部における
引張り真空応力の緩和効果、および、重量軽減効果が認
められた。また、ファンネルの成型性も良好であった。
さらに、この種のガラスバルブに必要とされる機械的強
度の一基準として、引張り真空応力値を8.4MPa以
下に抑えることを目安にすると、実施例1及び2は何れ
も引張り真空応力値(7.66MPa)が上記基準値
(8.4MPa)を下回った。 (比較例)従来例に比較して、接合部における引張り真
空応力の緩和効果、および、重量軽減効果が認められた
が、ファンネルの成型性が良好ではなかった。
【0052】比較試験の結果から明らかなように、実施
例のファンネルは比較例及び従来例と比較して、強度と
軽量化という特性をバランスよく備え、かつ、成型性も
良好である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、軽量で、かつ、陰極線
管を構成したときに、真空破壊に耐えうる十分な強度を
確保することができる陰極線管用ガラスファンネルを提
供することができる。また、本発明によれば、フェース
部の外面が実質的にフラットである陰極線管用ガラスパ
ネルを備えた陰極線管用ガラスバルブにおいて、その軽
量化を図ると共に、真空破壊に耐えうる十分な強度を確
保することができる。さらに、本発明によれば、成型性
の良い陰極線管用ガラスファンネルを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るガラスバルブの管軸と平行な方
向の断面図である。
【図2】実施形態に係るパネルの斜視図である。
【図3】実施形態に係るファンネルの斜視図である。
【図4】ファンネルの管軸と平行な方向の部分断面図で
ある。
【図5】ファンネルの大開口部の周辺部を示す部分拡大
断面図である。
【図6】ファンネルの大開口部の周辺部を示す部分拡大
断面図である。
【図7】ファンネルの大開口部の周辺部を示す部分拡大
断面図である。
【図8】短軸及び長軸を含む90°範囲の象限におい
て、段差部の在る範囲を概念的に示す図である。
【図9】ファンネルの大開口部の周辺部を示す部分拡大
断面図である。
【図10】実施形態に係るガラスバルブに作用する真空
応力分布を示す図である。
【図11】他の実施形態に係るファンネルの大開口部の
周辺部を示す部分拡大断面図である。
【図12】ファンネルの成型時の状態を示す図である。
【図13】従来のガラスバルブの管軸と平行な方向の断
面図である。
【図14】従来のガラスバルブにおけるパネルとファン
ネルの接合部の周辺部を示す拡大部分断面図である。
【図15】従来のガラスバルブに作用する真空応力分布
を示す図である
【符号の説明】
1 ガラスバルブ 2 パネル 2b1 シールエッジ面 3 ファンネル 3a 大開口部 3b 小開口部 3c シールエッジ部 3c1 シールエッジ面 3c2 モールドマッチライン 3d ヨーク部 3e ボディー部 3e1 第1領域 3e2 第2領域 3e3 段差部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短軸上の長辺、長軸上の短辺、及び前記
    長辺と短辺との間を繋ぐ対角軸上のコーナ部で構成され
    る矩形状の大開口部を一端側に、他端側に小開口部を有
    する漏斗状をなし、前記大開口部のシールエッジ面から
    モールドマッチラインに至るシールエッジ部と、前記小
    開口部側に設けられ、偏向ヨークが装着されるヨーク部
    と、前記モールドマッチラインとヨーク部との間を繋ぐ
    ボディー部とを備えた陰極線管用ガラスファンネルにお
    いて、 前記シールエッジ面の肉厚は、これに接合される陰極線
    管用ガラスパネルのシールエッジ面の肉厚とほぼ等し
    く、 前記ボディー部は、前記コーナ部を除く範囲において、
    前記シールエッジ面から管軸に平行な方向に所定寸法の
    第1領域と、前記第1領域を除く第2領域とを有し、 前記第1領域は陰極線管を構成したときに、該陰極線管
    内の真空圧に起因する引張り真空応力が作用する領域内
    にあり、 前記第2領域の肉厚は前記第1領域の肉厚に比べて小さ
    く、そのために、前記第1領域と前記第2領域との境界
    部は前記ボディー部の外面において段差部を形成するこ
    とを特徴とする陰極線管用ガラスファンネル。
  2. 【請求項2】 前記第2領域と前記コーナ部とは段差が
    ない状態で連続していることを特徴とする請求項1記載
    の陰極線管用ガラスファンネル。
  3. 【請求項3】 前記短軸及び長軸を含む90°範囲の象
    限において、前記段差部は、前記短軸から長辺に沿って
    距離Xsに至る範囲と、前記長軸から短辺に沿って距離
    Ysに至る範囲にあり、かつ、前記短軸から長辺とコー
    ナ部との境界に至る距離をXo、前記長軸から短辺とコ
    ーナ部との境界に至る距離をYo、前記短軸から長辺側
    の位置決め基準部の中心に至る距離をXr、前記長軸か
    ら短辺側の位置決め基準部の中心に至る距離をYrとし
    たとき、前記距離XsはXr/2≦Xs≦Xoであり、
    前記距離YsはYr/2≦Ys≦Yoであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の陰極線管用ガラスファンネ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記段差部の最大段差ΔTmaxが、前
    記シールエッジ面の肉厚Sに対して0.06≦ΔTma
    x/S≦0.3であることを特徴とする請求項1から3
    の何れかに記載の陰極線管用ガラスファンネル。
  5. 【請求項5】 前記長辺側の段差部の最大段差ΔTLm
    axと、前記短辺側の段差部の最大段差ΔTSmaxと
    が、ΔTSmax≦ΔTLmaxの関係を有することを
    特徴とする請求項1から4の何れかに記載の陰極線管用
    ガラスファンネル。
  6. 【請求項6】 前記段差部は、その段差を漸次減少させ
    つつ、前記距離Xsの位置と前記距離Ysの位置にそれ
    ぞれ至る繋ぎ部を有することを特徴とする請求項1から
    5の何れかに記載の陰極線管用ガラスファンネル。
  7. 【請求項7】 実質的にフラットな外面を有するフェー
    ス部と、該フェース の周縁に連なるスカート部と、該スカート部の端面に設
    けられるシールエッジ面とを備えた陰極線管用ガラスパ
    ネルと、請求項1からの何れかに記載の陰極線管用ガ
    ラスファンネルと、該陰極線管用ガラスファンネルの小
    開口部に接合され、電子銃が装着されるネック部とを備
    え、前記陰極線管用ガラスパネルのシールエッジ面と前
    記陰極線管用ガラスファンネルのシールエッジ面とが相
    互に接合されて構成される陰極線管用ガラスバルブ。
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