JP3480727B2 - 階段用手摺り - Google Patents

階段用手摺り

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JP3480727B2
JP3480727B2 JP2001301850A JP2001301850A JP3480727B2 JP 3480727 B2 JP3480727 B2 JP 3480727B2 JP 2001301850 A JP2001301850 A JP 2001301850A JP 2001301850 A JP2001301850 A JP 2001301850A JP 3480727 B2 JP3480727 B2 JP 3480727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段に取り付けられ
る手摺りであって、特に身体障害者や高齢者が転倒した
場合に、階段から転がり落ちるのを防止する手摺りに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来技術について図5を用いて以下に説
明する。従来、(a)に示すように階段の傾斜方向に沿
って側壁に手摺りが固定されるか、あるいは(b)に示
すように階段に植設された支柱の上に手摺りが固定され
ていて、歩行者はこの階段の傾斜方向に配置されている
手摺りに手を摺らせるようにして階段の昇降を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに歩行者の片側のみに存在し、かつ歩行する方向に傾
斜している1本の手摺りは、特に高齢者や障害者にとっ
て、掴みづらく、しかも力が入りにくいものであり、と
っさの場合に転倒することを防ぎきれない問題があっ
た。
【0004】さらに、転倒した歩行者が階段の傾斜によ
り階段から転げ落ちた場合、その転倒した歩行者は停止
することができずに、思わぬ大けがを負う問題があっ
た。そこで、本発明では、歩行者が両手あるいは自分の
使い易い側の手を使って身体を支えることができ、かつ
掴みやすく、力の入りやすい手摺りを提供することを目
的とする。
【0005】さらに、転倒した歩行者が転がり落ちるの
を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】通行路側に突出させた少
なくとも1本の突出手摺りと、該突出手摺りに固定され
たグリップと、この突出手摺りを支持する支柱とから構
成される落下防止手摺りを、前記突出手摺りが前記通行
路の両側から交互に突出するように、階段の傾斜に沿っ
て等間隔に順次配置したことを特徴とする。
【0007】さらに、通行路の両側から交互に突出した
前記突出手摺りの頂点に固定された支柱が同一直線上ま
たは千鳥状に配置されることを特徴とする。さらに、前
記落下防止手摺りの一部が開閉可能に形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本実施の形態における落下防
止手摺りを示す図であり、(B)は(A)に示す落下防
止手摺り1の棒状グリップ3を、転倒した歩行者が階段
と棒状グリップ3の間を通り抜けて転がり落ちない程度
に長く伸ばしたものである。
【0009】図2は本実施の形態における落下防止手摺
りの設置例を示す図であり、(a)は斜視説明図、
(b)は平面説明図である。図1に示すように、落下防
止手摺り1は、平面形状が略V字型に成形されたV字型
手摺り2を2段に配置して、該2段のV字型手摺り2の
間に鉛直方向もしくは階段の傾斜の上下方向に多少斜め
の方向(以下、縦方向とする。)に所定の間隔に棒状グ
リップ3を固定し、支柱4によりV字型手摺り2および
棒状グリップ3が階段に支えられて構成されている。
【0010】この落下防止手摺り1は、V字型手摺り2
の先端に固定された支柱4が通行路の両側から交互に突
出するように順次配置され、歩行者は該落下防止手摺り
1によって形成される蛇行した落下防止通行路を通って
階段を昇降する。なお、棒状グリップ3同士の間隔は、
転倒した歩行者が通り抜けられない程度であって、転倒
した歩行者が棒状グリップ3の間から転げ落ちるのを妨
げることができればよい。
【0011】さらに、階段と棒状グリップ3の下端との
間の距離は、転倒した歩行者が通り抜けられない程度で
あって、転倒した歩行者が階段と棒状グリップ3の下端
との間から転げ落ちるのを妨げることができればよい。
これにより、特に障害者や高齢者等の歩行者は、両手あ
るいは自分が力を入れやすい側の手を使って、落下防止
通行路の両側に配置された棒状グリップ3を掴むか、あ
るいはV字型手摺り2に手を摺らせて階段を昇降するこ
とができる。
【0012】さらに、万が一転倒した場合でも、V字型
手摺り2、棒状グリップ3または支柱4が保護材となっ
て転倒した歩行者を停止させるため、階段から転がり落
ちるのを防ぐことができる。落下防止通行路の片側に配
置される落下防止手摺り1は、V字型手摺り2の先端に
設けられた支柱4が階段に植設されていると共に、V字
型手摺り2の先端に対して反対側の端部が側壁に固定さ
れている。
【0013】そして、該側壁に固定される落下防止手摺
り1と反対側に配置される落下防止手摺り1は、V字型
手摺り2の先端および先端に対して反対側の端部にそれ
ぞれ設けられた支柱4が階段に植設されているか、ある
いはV字型手摺り2の先端に設けられた支柱4が階段に
植設されると共に、先端に対して反対側の端部が、階段
の傾斜方向に沿って配置された支持材5に固定されてい
てもよく、その場所に応じた適宜な固定方法が用いられ
る。
【0014】なお、上述した例では、落下防止通行路の
片側は、側壁に固定されているものとして説明したが、
落下防止通行路の両側に配置される落下防止手摺り1の
V字型手摺り2の先端および該先端に対して反対側の端
部に支柱4を設けて、該支柱4を階段の任意の位置に植
設するか、あるいはV字型手摺り2の先端に設けた支柱
4を階段に植設すると共に、V字型手摺り2の先端に対
して反対側の端部を階段の任意の位置に設けた支持材5
に固定してもよく、これにより落下防止通行路は階段の
任意の位置に配置することができ、さらに、転倒した歩
行者を落下防止通行路の両側から救助することができ
る。
【0015】さらに、階段の最下段および最上段に配置
された落下防止手摺り1の支柱4をステップの先端に植
設することにより、視覚障害者が階段の位置を把握で
き、転倒の防止が可能になる。なお、一般歩行者は落下
防止通行路を歩行してもよいし、落下防止通行路の外側
を歩行してもよい。
【0016】さらに、落下防止通行路の幅、および落下
防止手摺り1を配置する間隔は、人が歩行でき、かつ転
倒した歩行者が落下防止手摺り1により停止することが
可能な寸法であれば、特に限定されないものとする。以
下に、蛇行して形成された落下防止通行路について図3
を用いて説明する。すなわち、図3(a)に示すよう
に、落下防止手摺り1は、V字型手摺り2の先端に設け
られた支柱4がほぼ同一直線上に存在するように配置さ
れてもよい。
【0017】さらに、図3(b)(c)に示すように落
下防止通行路の片側から突出したV字型手摺り2の先端
に設けられた支柱4と、落下防止通行路の反対側から突
出したV字型手摺り2の先端に設けられた支柱4とが千
鳥状に配置されてもよい。このとき、(c)に示すよう
に落下防止通行路の片側から突出したV字型手摺り2の
先端に設けられた支柱4と、落下防止通行路の反対側か
ら突出したV字型手摺り2の先端に設けられた支柱4と
が互いに距離Lだけ入り込んで配置されていてもよい
し、(b)に示すように距離Wだけ離れて配置されてい
てもよい。
【0018】但し、距離Lが大きくなるほど蛇行の程度
が大きくなって歩行量が増加するため、歩行量を考慮し
た距離Lを設定するとよい。また、距離Wがあまり大き
いと、転倒した歩行者が棒状グリップ3や支柱4に支え
られることなく支柱4間を転がり落ちるため、転倒した
歩行者が転がり落ちるのを妨げることができる距離とす
る。
【0019】なお、V字型手摺り2と、棒状グリップ3
と、支柱4は衝撃に強く、柔らかいウレタン等の素材で
覆われていて、歩行者が片手で容易に握ることができる
太さであるものとする。これにより、棒状グリップ3が
握り易く、力を入れて身体を支えることができるため、
階段の昇降が容易になると共に、落下事故発生を妨げる
ことができる。
【0020】さらに、歩行者が転倒した場合に、落下防
止手摺り1で歩行者の身体にけがを負わせることなく、
転倒した身体をしっかりと支えることができる。なお、
本実施の形態では、グリップを覆う素材をウレタンとし
て説明したが、衝撃に強く柔らかい素材であればウレタ
ンに限定されない。さらに、本実施の形態では、グリッ
プの形状を棒状として説明したが、歩行者が掴みやす
く、力が入りやすい形状であれば棒状に限定されず、略
円弧型、略コの字型等でもよい。
【0021】さらに、グリップを固定する方向も縦方向
に限定されず、歩行者が掴みやすく、力が入り易ければ
どのような角度でもよい。さらに、略V字型手摺り2に
おけるV字の角度や、支柱4に対する略V字型手摺り2
の設置角度は、階段の勾配、ステップの高さ、段数に応
じて調整可能であり、転倒した歩行者が階段と棒状グリ
ップ3または支柱4の間から転がり落ちずに、落下防止
手摺り1により確実に停止できる角度であればよい。
【0022】さらに、本実施の形態では、V字型手摺り
2を略V字型として説明したが、落下防止通行路側に突
出し、転倒した歩行者を停止させることができる形状
(突出手摺りとする。)であれば、略V字型に限定され
ず、略U字型、略円弧型、多角形等でもよい。さらに、
落下防止手摺り1を構成する略V字型手摺り2は2段と
して説明したが、2段に限定されず、少なくとも1本以
上であって棒状グリップ3が固定できればよい。
【0023】さらに、図4に示すように、落下防止手摺
り1の一部をヒンジ等により連結して開閉可能に構成す
ることにより、転倒した歩行者を落下防止通行路から容
易に救助することが可能となる。このように、本実施の
形態によれば、特に高齢者や障害者等の歩行者が両手あ
るいは自分が使い易い側の手を使って身体を支えること
ができ、かつ掴みやすく、力の入りやすい手摺りを提供
することができる。
【0024】さらに、転倒した歩行者が転がり落ちるの
を防止させると共に、転倒した歩行者を落下防止通行路
から容易に救助することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に高齢者や障害者等の歩行者が両手あるいは自分が使
い易い側の手を使って身体を支えることができ、かつ掴
みやすく、力の入りやすい手摺りを提供することができ
るため、転倒を防ぐことが可能となる。
【0026】さらに、万が一、転倒した場合でも、転が
り落ちるのを防止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における落下防止手摺りを示す図
【図2】本実施の形態における落下防止手摺りの設置例
を示す図
【図3】落下防止通行路の説明図
【図4】本実施の形態における落下防止手摺りを示す図
【図5】従来の階段用手摺りを示す図
【符号の説明】
1 落下防止手摺り 2 略V字型手摺り 3 棒状グリップ 4 支柱 5 支持材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/18 A61H 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通行路側に突出させた突出手摺りと、該
    突出手摺りに固定されたグリップと、この突出手摺りを
    支持する支柱とから構成される落下防止手摺りを、前記
    突出手摺りが通行路の両側から交互に突出するように、
    階段の傾斜に沿って等間隔に順次配置したことを特徴と
    する階段用手摺り。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 通行路の両側から交互に突出した前記突出手摺りの先端
    に固定した支柱が同一直線上に配置されることを特徴と
    する階段用手摺り。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 通行路の両側から交互に突出した前記突出手摺りの先端
    に固定した支柱が千鳥状に配置されることを特徴とする
    階段用手摺り。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    おいて、 前記突出手摺りと、前記グリップと、前記支柱とを衝撃
    に強く、柔らかい素材で覆うことを特徴とする階段用手
    摺り。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    おいて、 前記落下防止手摺りの一部が開閉可能に形成されている
    ことを特徴とする落下防止手摺り。
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