JP3480597B2 - 捨て水切取付構造 - Google Patents

捨て水切取付構造

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JP3480597B2
JP3480597B2 JP13192194A JP13192194A JP3480597B2 JP 3480597 B2 JP3480597 B2 JP 3480597B2 JP 13192194 A JP13192194 A JP 13192194A JP 13192194 A JP13192194 A JP 13192194A JP 3480597 B2 JP3480597 B2 JP 3480597B2
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保二 中松
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、建物等の外壁部に組
込まれ雨水の屋内への浸入を防止する捨て水切の取付構
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図5に示すように、従来例の捨て水切2
0は、端面形状が略L字形となるように屈曲された薄手
の鉄板21と、該鉄板21の表面側の角部に沿って上縁
部を接着剤を介して接着したゴムシート22とからな
り、例えば、図6に示すような状態で建物に組込まれて
いた。すなわち、外壁パネル8の屋外面を覆って化粧板
9及び化粧パネル10を設けた建物において、前記鉄板
21を前記外壁パネル8の屋外面及び化粧板9の上端面
から形成される入隅部Bに配置し、前記ゴムシート22
を前記化粧板9の屋外面に沿って垂下し、更に前記鉄板
21の横片21aを前記化粧板9の上端面に釘bで固定
していた。この様な構成の従来例の捨て水切20による
と、前記化粧板9及び化粧パネル10との突合わせ部分
23に浸入した雨水及び前記化粧パネル10の裏面を伝
って垂下した水は、前記鉄板21で堰止められ、また前
記鉄板21の外部側から前記ゴムシート22を伝って屋
外へ排出される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来例の捨て
水切20では、建物に組込んだ後に前記鉄板21が腐食
しないように、予め鉄板21の表面に亜鉛鍍金する等し
て防錆処理を施しておかなければならない。また、前記
鉄板21とゴムシート22とを固着するには、前記鉄板
21又はゴムシート22に接着剤を塗布してから、前記
鉄板21に前記ゴムシート22を貼合わせた後、接着剤
が硬化するのを待たなければならず、製造に多くの時間
と手間を要した。 【0004】また、前述のように接着剤が硬化するのを
待つ間、前記鉄板21とゴムシート22との間に隙間が
生じる等の原因により、接着不良になることも生じてい
た。更に、接着不良が起こった場合、建築現場において
不良箇所を補修しなければならず、施工能率が著しく低
下するという問題がある。また、前記鉄板21として
は、加工が容易で且つ軽量な薄手のものが適用されてお
り、そのために僅かな外力を受けても塑性変形し易く、
搬送や取扱には細心の注意が必要であった。 【0005】この発明の目的は、製造が容易で信頼性に
優れた捨て水切の取付構造を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の捨て水切の取
付構造は、形状記憶処理を施したポリプロピレンからな
り縦片及び該縦片の下縁から表面側へ延出した横片を有
するL形部材と、該L形部材の縦片の裏面に粘着テープ
を介して上縁部を固着するとともに下縁部の裏面に粘着
面を形成したゴムシートとを備えた捨て水切の当該ゴム
シートを、建物の軸組の屋外側に固定された外壁パネル
の下端部の屋外面に固定した化粧板の上端面に沿うよう
に屈曲し、その下縁部を前記化粧板の屋外面に沿って垂
下するとともに、前記L形部材を前記外壁パネルの屋外
面及び前記化粧板の上端面から形成される入隅部に配置
してからその横片を前記化粧板の上端面に釘で固定し、
前記粘着面を前記化粧板の屋外面に貼り付けて配置され
ることを特徴とするものである。 【0007】 【作用】上記捨て水切の取付構造によると、L形部材が
形状記憶処理を施したポリプロピレンからなるため、建
物に組込んだ後にL形部材が腐食することがなく、また
製造するに際してL形部材とゴムシートとを粘着テープ
により即時確実に固着することができる。更に、L形部
材は外力を受けても薄手の鉄板に比べて塑性変形し難
い。また、上記ゴムシートの下縁部の裏面に粘着面を形
成しているため、ゴムシートの下縁部を外壁パネル等の
屋外面に、接着剤を用いる接着や釘打ち等の手段による
ことなく、容易に固着することができる。 【0008】、上記L形部材が、ポリプロピレンの平
板を端面形状が略L字形となるように屈曲して形成され
ると共に形状記憶処理を施したものであるため、材料費
を抑えることができ、また長時間外力を受けるなどする
ことによって塑性変形しても、外力を取り除くと形状が
復元する。 【0009】 【実施例】この発明の第1の実施例の捨て水切取付構造
について、図1乃至図3に基づいて以下に説明する。図
1に示すように、該実施例に係る捨て水切1は、縦片2
a及び該縦片2aの下縁から表面側へ延出した横片2b
を有するL形部材2と、該L形部材2の縦片2aの裏面
に粘着テープ3を介してその上縁部を固着したゴムシー
ト4とからなるものである。 【0010】前記L形部材2としては、合成樹脂を押出
し成形したものや、合成樹脂の平板を端面形状が略L字
形となるように屈曲したものが用いられる。このうち、
合成樹脂としてポリプロピレンを用いて、この平板を端
面形状が略L字形となるように折曲した状態で、高周波
電流による誘導加熱作用で拘束加熱して形状記憶処理を
施したものが好ましい。前記粘着テープ3は、例えば、
テープ生地の両面にブチル系の粘着層を形成したもの
で、この一方の面に前記L形部材2の縦片2aの裏面、
他方の面に前記ゴムシート4の上縁部を各々貼付けるこ
とにより、前記L形部材2とゴムシート4とを固着して
いる。前記ゴムシート4は、例えば、ブチル系のゴムか
らなり前記L形部材2に対して反対にある裏面の下縁部
に粘着面5を形成し、更に該粘着面5を覆うようにクラ
フト紙等からなる離型紙6が貼られて、運搬,保管時に
粘着しないようにしている。 【0011】次いで、上記した捨て水切1の施工手順に
ついて説明する。例えば、図2に示すような建物7に捨
て水切1を組込むには、先ず、軸組7a,7bの間に外
壁パネル8を取付け、この外壁パネル8の下端部の屋外
面に、化粧板9を固定する。そして、図3に示すよう
に、前記ゴムシート4を、前記化粧板9の上端面に沿う
ように屈曲し、その下縁部を前記化粧板9の屋外面に沿
って垂下すると共に、前記L形部材2を、前記外壁パネ
ル8の屋外面及び化粧板9の上端面から形成される入隅
部Aに配置する。 【0012】更に、前記L形部材2の横片2bを前記化
粧板9の上端面に釘aで固定し、前記粘着面5を覆った
離型紙6を剥離すると共に粘着面5を前記化粧板9の屋
外面に貼付ける。前記L形部材2の縦片2aの面側を
覆って化粧パネル10を横片2b上に配置し、また前記
ゴムシート4を化粧縁11で隠蔽する。最後に、前記化
粧パネル10と前記化粧縁11との間に、バックアップ
材12を嵌入すると共にコーキング材13を充填して、
外装の仕上げとする。 【0013】この発明の第2の実施例の捨て水切取付構
について、図2及び図4に基づいて以下に説明する。
図2に示すように、該実施例に係る捨て水切14は、掃
出窓(図示せず)を取付ける開口部7cの下縁に沿って
設けられるもので、L形部材15の縦片15aの高さ寸
法を低く設定したことを除いては第1の実施例の捨て水
切1と同様の構成である。該捨て水切14を建物7に組
込むには、先ず、図4に示すように、壁軸組16の屋外
側の上端部に化粧板17を固定し、前記ゴムシート4
を、前記化粧板17の上端面に沿うように屈曲し、その
下縁部を前記化粧板17の屋外面に沿って垂下すると共
に、前記L形部材15を、前記化粧板17の上端面上に
配置する。 【0014】更に、前記L形部材15の横片15bを前
記化粧板17の上端面に釘aで固定した後、前述の第1
の実施例と同様に離型紙6を剥離して、粘着面5を前記
化粧板17の屋外面に貼付ける。前記壁軸組16の上端
に沿って取付けた横框18に、前記捨て水切14上方を
囲むようにして窓枠サッシ19を固定し、また前記ゴム
シート4を化粧縁11で隠蔽する。最後に、前記化粧縁
11と前記窓枠サッシ19との間に、バックアップ材1
2を嵌入すると共にコーキング材13を充填して、外装
の仕上げとする。 【0015】以上のような第1,第2の実施例の捨て水
切1,14によれば、前記L形部材2,15が合成樹脂
からなるので、建物7に組込んだ後にL形部材2,15
が腐食する恐れがないために、製造するに際して従来例
のように亜鉛鍍金による防錆処理を施す必要がなく、ま
たL形部材2,15とゴムシート4とを粘着テープ3に
より即時確実に固着できる。従って、製造時間及び製造
コストの大幅な削減を図ることができる。更に、L形部
材2,15は合成樹脂からなるので、外力を受けても薄
手の鉄板に比べて塑性変形し難いため、搬送や保管時の
取扱が容易なことに加え建築現場における信頼性も向上
する。 【0016】また、前記L形部材2,15を、ポリプロ
ピレンの平板を端面形状が略L字形となるように屈曲す
ると共に形状記憶処理を施したものから構成した場合、
材料費を抑えることができ、また長時間外力を受ける等
した場合、例えば、搬送や保管時に多数重ねて積載する
ことによって荷重が加わるような場合でも、外力である
荷重を取り除くと形状が復元するという利点がある。ま
た、前記ゴムシート4の裏面の下縁部に粘着面5を形成
しているため、ゴムシート4の下縁部を化粧板9,17
の屋外面に、接着剤を用いる接着や釘打ち等の手段によ
ることなく、容易に固着することができる。 【0017】 【発明の効果】この発明の捨て水切の取付構造による
と、L形部材が合成樹脂からなるので、建物に組込んだ
後にL形部材が腐食する恐れがない。このため、製造す
るに際して従来例のように亜鉛鍍金して防錆処理を施す
必要がなく、またL形部材とゴムシートとを粘着テープ
により即時確実に固着することができる。従って、製造
時間及び製造コストの大幅な削減を図ることができる。
更に、L形部材は合成樹脂からなるので、外力を受けて
も薄手の鉄板に比べて塑性変形し難いため、搬送や取扱
が容易であることに加え建築現場における信頼性も向上
する。また、ゴムシートの下縁部の裏面に粘着面を形成
しているため、ゴムシートの下縁部を化粧パネルの屋外
面に、接着剤を用いる接着や釘打ち等の手段によること
なく固着することができる。 【0018】、上記L形部材が、ポリプロピレンの平
板を端面形状が略L字形となるように屈曲して形成され
ると共に形状記憶処理を施したものであるため、材料費
を抑えることができ、また長時間外力を受けるなどして
塑性変形しても、外力を取り除くと形状が復元するとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例の捨て水切の斜視図。 【図2】この発明の一実施例の捨て水切及びその変形例
の施工手順を説明する斜視図。 【図3】この発明の一実施例の捨て水切の施工状態を示
す断面図。 【図4】この発明の一実施例の変形例の捨て水切の施工
状態を示す断面図。 【図5】従来例の捨て水切の斜視図。 【図6】従来例の捨て水切の施工状態を示す断面図。 【符号の説明】 1 捨て水切 2 L形部材 2a 縦片 2b 横片 3 粘着テープ 4 ゴムシート 5 粘着面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04B 1/62 - 1/99

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 形状記憶処理を施したポリプロピレン
    らなり縦片及び該縦片の下縁から表面側へ延出した横片
    を有するL形部材と、該L形部材の縦片の裏面に粘着テ
    ープを介して上縁部を固着するとともに下縁部の裏面に
    粘着面を形成したゴムシートとを備えた捨て水切の当該
    ゴムシートを、建物の軸組の屋外側に固定された外壁パ
    ネルの下端部の屋外面に固定した化粧板の上端面に沿う
    ように屈曲し、その下縁部を前記化粧板の屋外面に沿っ
    て垂下するとともに、前記L形部材を前記外壁パネルの
    屋外面及び前記化粧板の上端面から形成される入隅部に
    配置してからその横片を前記化粧板の上端面に釘で固定
    し、前記粘着面を前記化粧板の屋外面に貼り付けて配置
    されることを特徴とする捨て水切の取付構造
JP13192194A 1994-06-14 1994-06-14 捨て水切取付構造 Expired - Lifetime JP3480597B2 (ja)

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KR101302236B1 (ko) * 2008-09-04 2013-09-02 (주)엘지하우시스 건축용 차음재의 시공방법

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