JP3480224B2 - コネクタホルダ - Google Patents

コネクタホルダ

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JP3480224B2
JP3480224B2 JP04781497A JP4781497A JP3480224B2 JP 3480224 B2 JP3480224 B2 JP 3480224B2 JP 04781497 A JP04781497 A JP 04781497A JP 4781497 A JP4781497 A JP 4781497A JP 3480224 B2 JP3480224 B2 JP 3480224B2
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタホルダに係
り、詳しくは、自動車で用いられるワイヤーハーネスの
コネクタを車両本体に固定する場合に使用されるコネク
タホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車にはヘッドライトやラジオ
を始めとする数多くの電装品が搭載されており、ドア内
にも電動ドアミラー,パワーウインドウ,電動ロック等
の電装品が設けられている。これらの多くはワイヤーハ
ーネスとコネクタとによって接続されている。
【0003】コネクタホルダは、これらのドア内に設け
られている電装品から引き出されているワイヤーハーネ
スと、車内のインジケータパネルや、車室内またはエン
ジンルーム内に取り付けられた電気接続箱から引き出さ
れているワイヤーハーネスとを、コネクタによって接続
し、車両本体へ固定する場合に用いられている。
【0004】図6は、コネクタホルダ21の斜視図であ
る。コネクタホルダ21には、右用コネクタホルダ21
Rと左用コネクタホルダ21Lとがある。コネクタホル
ダ21は、ホルダ胴体22とワイヤーハーネス挿通ガイ
ド23とから構成されており、合成樹脂により一体成形
されている。
【0005】ホルダ胴体22は、板状を成しており、コ
ネクタ保持用フック24と固定ボルト用貫通孔25とが
設けられている。コネクタ保持用フック24は、フック
設置面22aに設けられ、後述するメールコネクタ39
をコネクタホルダ21に固定するために用いられる爪2
4aと挿入口24bより構成されている。尚、フック設
置面22aとは、コネクタホルダ21を車両本体31に
取り付けた際に、車両本体31内部に面したホルダ胴体
22の一面を指す。また、コネクタ保持用フック24
は、右用コネクタホルダ21Rと左用コネクタホルダ2
1Lとでは挿入口24bの向きがそれぞれ反対方向にな
るように設けられている。
【0006】ワイヤーハーネス挿通ガイド23は、円筒
形を成しており、ホルダ胴体22の上部を貫通し、ガイ
ド突出面22bへ伸びた状態で突設されている。尚、ガ
イド突出面22bとは、コネクタ保持用フック24にお
けるフック設置面22aの裏面を指す。
【0007】次に、右用コネクタホルダ21Rを車両本
体31へ取り付ける方法について説明する。図7は、右
用コネクタホルダ21Rを車両本体31に取り付けた状
態を示した斜視図である。なお、図7では、車両本体3
1の内装カバーを外した状態を示している。また、ドア
33,ガイド用貫通孔35,ワイヤハーネス38,メー
ルコネクタ39,ドア内電装品40,ワーヤーハーネス
41,フィメールコネクタ42,隙間43には、それぞ
れ右用、左用とがあり、符号末尾に右用を示す”R”、
または左用を示す”L”を付け加えることにより識別す
る。
【0008】右用コネクタホルダ21Rは、ペダル32
の操作に干渉しないように、車両本体31内部の右前座
席(運転席、図示略)の足元の床31aと右側ドア33
Rとの近傍の壁面31bに取り付けられる。
【0009】壁面31bには、ワイヤーハーネス挿通ガ
イド23を通すためにガイド用貫通孔35Rが設けてあ
る。ガイド用貫通孔35Rに右用コネクタホルダ21R
のワイヤーハーネス挿通ガイド23を車両本体31内部
から挿入する。そして、右用コネクタホルダ21Rは、
固定ボルト用貫通孔25に挿通された固定用ボルト34
を壁面31bに螺着することにより、車両本体31へ取
り付けられる。これにより、ワイヤーハーネス挿通ガイ
ド23は、壁面31bの裏面へ突出した状態で固定され
る。また、コネクタ保持用フック24の挿入口24bは
運転席側を向いた状態で固定される。
【0010】車両本体31のインジケータパネル36
や、車室内またはエンジンルーム内に取り付けられた電
気接続箱37から引き出されているワイヤーハーネス3
8Rの先端部には、メールコネクタ39Rが取り付けら
れている。尚、電気接続箱37にはジャンクションボッ
クス,リレーボックス,ヒュージブルリンクボックス,
電子制御ユニット等の各種電気装置が収容されている。
同様に、ドア内電装品40Rから引き出されているワイ
ヤーハーネス41Rの先端部には、フィメールコネクタ
42Rが取り付けられている。尚、ドア内電装品40R
としては、電動ドアミラー,パワーウインドウ,電動ロ
ック等の電装品がある。
【0011】また、メールコネクタ39Rの接続口の側
面には、右用コネクタホルダ21Rのコネクタ保持用フ
ック24へ固定するために用いられる保持用係合部39
aRが設けられている。
【0012】まず、メールコネクタ39Rに設けられて
いる保持用係合部39aRを、運転席側から(図7に示
す矢印A方向から)コネクタ保持用フック24の挿入口
24bへ挿入して、爪24aと係合させる。これによ
り、メールコネクタ39Rは右用コネクタホルダ21R
に固定される。
【0013】次に、ワイヤーハーネス41Rをドア33
Rから壁面31bと車両外壁44の間の隙間43Rへ通
す。続いて、ワイヤーハーネス41Rを、隙間43Rか
ら壁面31bの裏面へ突出しているワイヤーハーネス挿
通ガイド23の内部を通して、車両本体31内部へ導き
通す。そして、ワイヤーハーネス41Rのフィメールコ
ネクタ42Rを、右用コネクタホルダ21Rに固定した
メールコネクタ39Rへ接続する。その結果、フィメー
ルコネクタ42Rもまたメールコネクタ39Rを介して
右用コネクタホルダ21Rに固定される。
【0014】左用コネクタホルダ21Lも、右用コネク
タホルダ21Rと同様に取り付けられる。図8は、左用
コネクタホルダ21Lを車両本体31に取り付けた状態
を示した斜視図である。なお、図8でも図7と同様に、
車両本体31の内装カバーを外した状態を示している。
【0015】左用コネクタホルダ21Lは、車両本体3
1内部の左前座席(助手席、図示略)の足元の床31a
と左側ドア33Lとの近傍の壁面31bに取り付けられ
る。コネクタホルダ21は、固定ボルト用貫通孔25に
挿通された固定用ボルト34を壁面31bに螺着するこ
とにより、車両本体31へ取り付けられる。
【0016】そして、左用コネクタホルダ21Lは、左
側ドア33L内のドア内電装品40Lのワイヤーハーネ
ス41Lのフィメールコネクタ42Lと、インジケータ
パネル36等からのワイヤーハーネス38Lのメールコ
ネクタ39Lとを接続し、車両本体31に取り付けられ
る。
【0017】このように、各コネクタホルダ21R,2
1Lを用いることにより、各ドア内電装品40R,40
Lから引き出された各ワイヤーハーネス41R,41L
と、インジケータパネル36や電気接続箱37から引き
出された各ワイヤーハーネス38R,38Lとを各コネ
クタ39R,39L,42R,42Lによってそれぞれ
接続し、車両本体31に固定することができる。
【0018】ところで、各ドア33R,33Lを開けた
際に、雨水が各隙間43R,43Lより各ワイヤーハー
ネス41R,41Lに降りかかり、各ワイヤーハーネス
41R,41Lを伝わる恐れがある。しかし、各ワイヤ
ーハーネス41R,41Lはワイヤーハーネス挿通ガイ
ド23で取り囲まれているため、雨水が車両本体31内
部まで流れ込むことことはない。また、各ワイヤーハー
ネス41R,41Lを伝わった雨水が、各コネクタ39
R,39L,42R,42Lの接合部にかかることはな
いので、その接合部でショートが起こることもない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤーハーネス挿通
ガイド23は、その機能上、車両本体31内部より外部
へ向かって突設されねばならない。
【0020】また、保持用係合部39aは、メールコネ
クタ39をコネクタホルダ21へ組み付ける作業の便宜
上、コネクタ保持用フック24の挿入口24bへ座席側
から挿入する必要がある。そのため、挿入口24bを座
席側へ向けて設けなければならない。そのため、ホルダ
胴体22のフック設置面22aにおいて、右用コネクタ
ホルダ21Rではコネクタ保持用フック24の挿入口2
4bを右向きに、また左用コネクタホルダ21Lではコ
ネクタ保持用フック24の挿入口24bを左向きに設け
ねばならない。
【0021】よって、各コネクタホルダ21R,21L
はそれぞれ対称な形状に形成する必要がある。このため
に、各コネクタホルダ21R,21Lに対応した専用の
成形用の金型を製作する必要があった。また、各コネク
タホルダ21R,21Lは複雑な形状をしているため、
成形用の金型の製作コストが高くなり、製造コスト増加
の原因になっていた。
【0022】加えて、各コネクタホルダ21R,21L
は、対称な形状を成しているので、酷似しており、一見
して識別が困難なため管理に注意が必要であった。ま
た、各コネクタホルダ21R,21Lは、別部品として
製造されるため、保管も個別にする必要があり、倉庫の
維持費などの管理コスト増加の原因にもなっていた。
【0023】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、製造コストおよび管理
コストの低いコネクタホルダを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ワイヤーハーネスが挿通されるワイヤーハーネス挿
通ガイドと、板状を成し、前記ワイヤーハーネス挿通ガ
イドと個別に形成されたホルダ胴体と、前記ホルダ胴体
に形成され、ワイヤーハーネスのコネクタを保持するた
めの保持手段と、前記ワイヤーハーネス挿通ガイドを
記ホルダ胴体のいずれか一方の面から挿入して他方側を
一方側よりも大きく突出させ、その状態で前記ワイヤー
ハーネス挿通ガイドと前記ホルダ胴体とを組み付ける
めの固定手段とを備え、前記保持手段がホルダ胴体の両
面に設けられたことをその要旨とする。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のコネクタホルダにおいて、前記固定手段は、前記ホル
ダ胴体に形成されたガイド用保持孔と、前記ワイヤーハ
ーネス挿通ガイドに形成された鍔および固定用片とを備
え、ガイド用保持孔に挿入されたワイヤーハーネス挿通
ガイドの鍔および固定用片によってホルダ胴体を挟着す
るコネクタホルダであることをその要旨とする。
【0026】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のコネクタホルダにおいて、 前記ガイド用保持孔の端
面には複数の切り欠けが形成され、各切り欠けに前記固
定用片を合わせた状態で、ガイド用保持孔に前記ワイヤ
ーハーネス挿通ガイドを挿入するコネクタホルダである
ことをその要旨とする。
【0027】
【0028】尚、以下に述べる発明の実施形態におい
て、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に
記載の「保持手段」はコネクタ保持用フック24から構
成され、「固定手段」は固定用片3bおよび鍔3cとか
ら構成される。また、「固定手段」はホルダ胴体2に形
成されたガイド用保持孔4を含む。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態におい
て、図6〜図8に示した従来の形態と同じ構成部材につ
いては符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0030】図1は、本実施形態の右用コネクタホルダ
1R(1)の分解斜視図である。尚、コネクタホルダ1
(1R)は、ホルダ胴体2とワイヤーハーネス挿通ガイ
ド3との2つの部品から構成されている。そして、後述
するように、ホルダ胴体2とワイヤーハーネス挿通ガイ
ド3との組み付け方を変えてコネクタホルダ1を組み立
てることにより、右用コネクタホルダ1Rと左用コネク
タホルダ1Lとを具体化することができる。
【0031】まず、コネクタホルダ1を構成するホルダ
胴体2とワイヤーハーネス挿通ガイド3とについて説明
する。尚、ホルダ胴体2とワイヤーハーネス挿通ガイド
3とは、合成樹脂によりそれぞれ個別に一体成形されて
いる。
【0032】ホルダ胴体2は板状を成しており、コネク
タ保持用フック24と固定ボルト用貫通孔25とガイド
用保持孔4とが設けられている。コネクタ保持用フック
24は、ホルダ胴体2の右用フック面2aと左用フック
面2bの両面に形成されている。尚、右用フック面2a
とは、コネクタホルダ1Rを車両本体31に取り付けた
際に、車両本体31内部に面したホルダ胴体2の一面を
指す。また、左用フック面2bとは、右用フック面2a
の裏面を指す。ガイド用保持孔4は、ホルダ胴体部2の
上部に形成されており、後述するガイド筒3aと嵌合可
能な直径の貫通孔である。また、ガイド用保持孔4の端
面には、切り欠け4aが4箇所に等角度で形成されてい
る。
【0033】ワイヤーハーネス挿通ガイド3は、ガイド
筒3aと固定用片3bと鍔3cとを有している。ガイド
筒3aは円筒形を成している。固定用片3bはガイド筒
3aの端部付近の外周に沿って、ガイド用保持孔4の切
り欠け4aと対応するように形成されている。鍔3cは
ガイド筒3aの外周に沿って形成された連続した凸部で
あり、ガイド筒3aの端面と固定片3bとの間に設けら
れている。なお、固定片3bと鍔3cとの間隔は、ホル
ダ胴体2の厚みtとほぼ等しくなるように形成されてい
る。
【0034】続いて、コネクタホルダ1の組み立て方法
について説明する。ここでは、コネクタホルダ1を右用
コネクタホルダ1Rとして使用する場合について説明す
る。まず、各固定用片3bを各切り欠け4aへ合わせた
状態で、ワイヤーハーネス挿通ガイド3をホルダ胴体部
2へ右用フック面2aより挿入する。次に、ワイヤーハ
ーネス挿通ガイド3を鍔3cがホルダ胴体部2に当接す
るまで挿入した後で、ワイヤーハーネス挿通ガイド3を
ガイド用保持孔4に沿って回転させる。これにより、ホ
ルダ胴体部2は固定用片3bと鍔3cとによって挟着さ
れ、ワイヤーハーネス挿通ガイド3はホルダ胴体部2へ
組み付けられる。
【0035】図2は、組み立てられた右用コネクタホル
ダ1Rの斜視図である。図2(a)は右用フック面2a
より、また図2(b)は左用フック面2bよりコネクタ
ホルダ1Rを見た図である。
【0036】図3は、左用コネクタホルダ1Lの分解斜
視図である。右用コネクタホルダ1Rの場合とは異な
り、ワイヤーハーネス挿通ガイド3はホルダ胴体2の左
用フック面2bより挿入される。
【0037】図4は、組み立てられた右用コネクタホル
ダ1Rと左用コネクタホルダ1Lの斜視図である。両コ
ネクタホルダ1R,1L共に、車両本体31に取り付け
た場合には、コネクタ保持用フック24の挿入口24b
が座席側を向くように取り付けられる。
【0038】尚、コネクタホルダ1R,1Lの取り付け
方法については、従来のコネクタホルダ21R,21L
と同様である。図7に右用コネクタホルダ1Rの取り付
け状態を示し、図8に左用コネクタホルダ1Lの取り付
け状態を示す。
【0039】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用および効果について説明する。○ワイヤーハーネ
ス挿通ガイド3をホルダ胴体2の各フック面2a,2b
のいずれか一方から挿入し、ワイヤーハーネス挿通ガイ
ド3の他方側を一方側よりも大きく突出させ、その状態
で固定用片3bと鍔3cとによりホルダ胴体2とワイヤ
ーハーネス挿通ガイド3とを組み付けることによって、
右用コネクタホルダ1Rと左用コネクタホルダ1Lとを
具体化することができる。
【0040】○コネクタホルダ1を各コネクタホルダ1
R,1Lのどちらに組み変えても、車両本体31へ取り
付ける場合には、挿入口24bが常に座席側を向いてい
るため、各メールコネクタ39R,39Lをコネクタホ
ルダ1R,1Lに固定する作業が行い易い。
【0041】○ホルダ胴体2とワイヤーハーネス挿通ガ
イド3とを成形する各金型は、それぞれ従来の各コネク
タホルダ21R,21Lを成形する金型と比較すると、
形状が単純で、大きさも小さい。そのため、金型の製作
コストが低くなり、各コネクタホルダ1R,1Lの製造
コストを低減することができる。
【0042】○従来の互いに酷似した各コネクタホルダ
21R,21Lとは違い、ホルダ胴体2とワイヤーハー
ネス挿通ガイド3とは形状が著しく異なっているため、
混在しても一見して識別が容易で、管理がしやすい。ま
た、各コネクタホルダ1R,1Lをそれぞれ個別に管理
する必要がないので、倉庫の維持費などの管理コストを
低減することができる。
【0043】○固定用片3bと鍔3cによってホルダ胴
体2を挟着することにより、ワイヤーハーネス挿通ガイ
ド3とホルダ胴体2とを嵌合固定している。そのため、
車両本体31から各コネクタホルダ1R,1Lに振動が
加わっても、ワイヤーハーネス挿通ガイド3とホルダ胴
体2との嵌合が外れることはない。
【0044】尚、上記実施形態は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 ○上記実施形態においては、ワイヤーハーネス挿通ガイ
ド3を水平に突出するように設けたが、図5に示すよう
な、傾斜付ワイヤーハーネス挿通ガイド5を組み付けて
もよい。傾斜付ワイヤーハーネス挿通ガイド5のガイド
筒5aは、湾曲している。ガイド筒5aの鍔5bが設け
られている一端にはホルダ側孔5cが設けられ、他端に
は突出孔5dが設けられている。傾斜付ワイヤーハーネ
ス挿通ガイド5をホルダ胴体2に組み付けて、車両本体
31へ取り付けた場合、ホルダ側孔5cが突出孔5dよ
り低くなるように取り付けられる。
【0045】このようにすれば、各ワイヤーハーネス4
1R,41Lを各隙間43R,43Lから車両本体31
内部へ導き通す作業を行う場合、ガイド筒5aに傾斜が
ついているため、各ワイヤーハーネス41R,41Lは
ガイド筒5aの内部を滑りやすい。そのため、各ワイヤ
ーハーネス41R,41Lを容易にガイド筒5aの内部
に通すことができる。
【0046】○上記実施形態においては、コネクタ保持
用フック24は2箇所に設けられているが、接続するワ
イヤーハーネス38,41の数に応じて、変更してもよ
い。 ○上記実施形態においては、固定用片3bと切り欠け4
aは4箇所に設けられているが、2箇所以上に設けても
よい。
【0047】○自動車で用いられるコネクタホルダだけ
でなく、例えば、建造物の配線を固定する場合に用いら
れるコネクタホルダなどに適用してもよい。以上、各実
施形態について説明したが、各実施形態から把握できる
請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果
と共に記載する。
【0048】 請求項1〜のいずれか1項に記載のコ
ネクタホルダにおいて、前記ワイヤーハーネス挿通ガイ
ドを湾曲させたコネクタホルダ。湾曲させたワイヤーハ
ーネス挿通ガイドのホルダ側に嵌合される端部を、もう
一方の端部より低くなるようにして、コネクタホルダに
固定する。この状態で、車両本体にコネクタホルダを取
り付ければ、ワイヤーハーネス挿通ガイドに傾斜がつい
ているため、ワイヤーハーネスを通す作業が行い易くな
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1〜のいずれか1項に記載の発
明によれば、製造コストおよび管理コストの低いコネク
タホルダを提供することができる。
【0050】請求項1に記載の発明によれば、例えば、
ホルダ胴体の右側の面にワイヤーハーネス挿通ガイドを
取付固定した場合は運転席側用のコネクタホルダを具体
化でき、ホルダ胴体の左側の面にワイヤーハーネス挿通
ガイドを取付固定した場合は助手席側用のコネクタホル
ダを具体化できる。ここで、ホルダ胴体とワイヤーハー
ネス挿通ガイドとを成形するための各金型はそれぞれ形
状が単純で大きさも小さい。そのため、金型の製作コス
トが低くなり、コネクタホルダの製造コストを低減する
ことができる。また、ホルダ胴体とワイヤーハーネス挿
通ガイドとは形状が著しく異なっているため、混在して
も一見して識別が容易で管理がしやすい。そして、運転
席側用と助手席側用のコネクタホルダをそれぞれ個別に
管理する必要がないため、倉庫の維持費などの管理コス
トを低減することができる。また、保持手段がホルダ胴
体の両面に設けられているため、ホルダ胴体の一方の面
を車両本体に取り付けた際に、他方の面に設けられた保
持手段が車室内を向くことになり、その車室内を向いた
保持手段に対してコネクタを容易に取り付けることがで
きる。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、ワイヤー
ハーネス挿通ガイドの鍔および固定用片によってホルダ
胴体を挟着することにより、ワイヤーハーネス挿通ガイ
ドとホルダ胴体とを確実に嵌合固定することができる。
従って、コネクタホルダに振動が加わっても、ワイヤー
ハーネス挿通ガイドとホルダ胴体との嵌合が外れるのを
防止することができる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、各切り欠
けに固定用片を合わせた状態でガイド用保持孔にワイヤ
ーハーネス挿通ガイドを挿入することにより、ワイヤー
ハーネス挿通ガイドとホルダ胴体とを容易に嵌合するこ
とができる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の右用コネクタホルダの分解斜視
図。
【図2】一実施形態の右用コネクタホルダの組み立て斜
視図。
【図3】一実施形態の左用コネクタホルダの分解斜視
図。
【図4】一実施形態の右用および左用コネクタホルダの
斜視図。
【図5】別例に示す右用および左用コネクタホルダの斜
視図。
【図6】従来の形態の右用コネクタホルダの斜視図。
【図7】従来および一実施形態の右用コネクタホルダの
取り付け状態を示す斜視図。
【図8】従来および一実施形態の左用コネクタホルダの
取り付け状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1(1R)…コネクタホルダ、2…ホルダ胴体、2a…
右用フック面、2b…左用フック面、3…ワイヤーハー
ネス挿通ガイド、3a…ガイド筒、3b…固定手段とし
ての固定用片、3c…固定手段としての鍔、24…保持
手段としてのコネクタ保持用フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/73 B60R 16/02 620 B60R 16/02 621

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスが挿通されるワイヤー
    ハーネス挿通ガイドと、 板状を成し、前記ワイヤーハーネス挿通ガイドと個別に
    形成されたホルダ胴体と、前記ホルダ胴体に形成され、 ワイヤーハーネスのコネク
    タを保持するための保持手段と、前記ワイヤーハーネス挿通ガイドを 前記ホルダ胴体のい
    ずれか一方の面から挿入して他方側を一方側よりも大き
    く突出させ、その状態で前記ワイヤーハーネス挿通ガイ
    ドと前記ホルダ胴体とを組み付けるための固定手段とを
    備え 前記保持手段がホルダ胴体の両面に設けられた コネクタ
    ホルダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコネクタホルダにおい
    て、 前記固定手段は、前記ホルダ胴体に形成されたガイド用
    保持孔と、前記ワイヤーハーネス挿通ガイドに形成され
    た鍔および固定用片とを備え、 ガイド用保持孔に挿入されたワイヤーハーネス挿通ガイ
    ドの鍔および固定用片によってホルダ胴体を挟着するコ
    ネクタホルダ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコネクタホルダにおい
    て、 前記ガイド用保持孔の端面には複数の切り欠けが形成さ
    れ、各切り欠けに前記固定用片を合わせた状態で、ガイ
    ド用保持孔に前記ワイヤーハーネス挿通ガイドを挿入す
    るコネクタホルダ。
JP04781497A 1997-03-03 1997-03-03 コネクタホルダ Expired - Fee Related JP3480224B2 (ja)

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