JP3480031B2 - 配線接続構造を有する半導体装置 - Google Patents

配線接続構造を有する半導体装置

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JP3480031B2
JP3480031B2 JP5471494A JP5471494A JP3480031B2 JP 3480031 B2 JP3480031 B2 JP 3480031B2 JP 5471494 A JP5471494 A JP 5471494A JP 5471494 A JP5471494 A JP 5471494A JP 3480031 B2 JP3480031 B2 JP 3480031B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、配線接続構造を有
する半導体装置に関する。本発明は、ICデバイスその
他各種の半導体装置の分野に用いることができる。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】半導体デバイスの高集積
化に伴い、接合深さはシャロー化しているのと同時に、
接続孔の径はますます微細化し、さらにその深さも増し
てきている。
【0003】ここで、従来の半導体プロセス例を以下に
示し、その問題点を説明する。図11ないし図13を参
照する。これはMOSFETの配線接続構造の製造プロ
セス例である。
【0004】(a)図11を参照する。素子分離領域1
2(LOCOS−SiO2 )及びゲート領域を形成す
る。ゲート領域は、ゲート材15(ポリSi、ポリサイ
ド等)、ゲート絶縁膜17(SiO2 )、サイドウォー
ル16a,16bを備える。即ち、LDD領域14a,
14b形成用イオン注入を行い、ゲートサイドウォール
6a,16bを形成し、ソース/ドレイン13a,13
b形成のためのイオン注入を行う。
【0005】(b)ソース/ドレイン13a,13b上
にシリサイド(TiSi2 )を形成する。即ち、全面に
Tiを形成し、その後熱処理でTiSi2 を形成し、S
iO2上の未反応Tiを硫酸過水等で選択的に除去し
て、シリサイド40を形成する。以上により図11の構
造とする。
【0006】(c)SOG、CVD−SiO2 、TEO
S−SiO2 等により層間絶縁膜18を形成し、更に、
配線用接続孔19を形成して図12のようにする。
【0007】(d)更にスパッタ法でTiN/Ti20
を形成する。更に接続用埋め込み材料としてメタルプラ
グ21(ここではWプラグ)を形成する。その後Al−
Si/Tiをスパッタ法で全面に堆積させ、パターニン
グする。符号22で下地Ti層、24で上層Al配線を
示す。以上により配線領域を形成し、図13の構造を得
る。
【0008】上記プロセスにおいて、接続孔19内にメ
タルプラグ21を形成する前に、Si基板1上に形成し
ている自然酸化膜を除去する方法として、従来は、希釈
フッ酸を用いてその酸化膜の除去を行っている。しか
し、上記したように接続孔19の微細化と高アスペクト
化に伴い、接続孔19内に自然酸化膜を除去しうるだけ
の充分な希釈フッ酸が入り込めないようになるに至って
いる。このため、自然酸化膜の除去が不完全となる。こ
の結果、電気的接続について、十分なオーミック接合が
得られず、配線抵抗を著しく上昇させている。また、希
釈フッ酸処理時には、接続孔19を形成している層間膜
18は酸化膜が主成分であるため、等方性エッチングの
影響で、この層間膜18もエッチングされ、該層間膜1
8の薄膜化をもたらすことがある。また接続孔19が大
きく広がり、プロセスとしての微細加工の制御性が得ら
れない問題も有している。
【0009】これを解決する一つの手法として、HFベ
イパー等を用いた非ウェットエッチング技術の検討が行
われているが、HFベイパーは基本的にケミカル反応の
ため、ウェット前処理と同様等方性エッチングである。
そのため、接続孔19の拡大化は防止できない。また、
下地層間膜18材料としてSOG等を用いている場合、
接続孔19側面にSOGが露出していると、SOGのエ
ッチングレートが他の酸化膜より速いため、HFベイパ
ー処理後SOGの部分で、接続孔の形にくびれを作る。
よってその後の金属膜埋め込みがくびれの部分で段切れ
等を起こすことがあり、カバレージが低下する問題を有
する。
【0010】またさらに、希釈フッ酸にかわるドライ前
処理法も検討されている。異方性を達成するには、ある
程度のイオンエッチングの成分でエッチングすることも
重要であるが、イオンエネルギーを増大させると、下地
シャロー接合上にSiのダメージを与え、結果として接
合リークを増大させる問題を有する。その解決法とし
て、下地基板にダメージを多く与えないようにエッチン
グを施すことが検討されている。ICP等で高密度プラ
ズマを発生させ、反応性ガスを導入もしくは、不活性ガ
スのみで、低イオンエネルギーのソフトエッチにより前
処理を行うことも考えられている。しかし、安定したオ
ーミック接続を得るには、そのメカニズムが不明のた
め、電気的にさらに歩留まり的に安定した電気的コンタ
クト構造を得られていないのが現状であり、安定したオ
ーミック接合を得るためのメカニズム解明からの配線接
続構造及びその製造方法の開発が望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決して、微細構造の配線についても、電気
的に安定したオーミック結合が可能な、安定した配線構
を有する半導体装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、半導
体材料と配線との間に、半導体材料と仕事関数の乖離し
た材料を介在させて半導体材料と配線との間をトンネル
電流が流れる高電位障壁とした配線接続構造を有する半
導体装置であって、前記半導体材料がGa−Asであ
り、前記配線接続構造がNタイプGa−As/Au/A
l、PタイプGa−As/Ag/Au、またはPタイプ
Ga−As/Ag/Hf/Au接続構造をとることを特
徴とする半導体装置であり、これによって上記目的を達
成するものである。
【0013】請求項2の発明は、 半導体材料と配線との
間に、半導体材料と仕事関数の乖離した材料を介在させ
て半導体材料と配線との間をトンネル電流が流れる高電
位障壁とした配線接続構造を有する半導体装置であっ
て、 前記半導体材料がAl−Asであり、前記配線接続
構造がNタイプAl−As/Au/Pt接続構造をとる
ことを特徴とする半導体装置であり、これによって上記
目的を達成するものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】本出願に係る発明の作用について、以下に図面
を参考にしながら説明する。図1を参照する。図1
(a)は配線接続構造の構成要素の接続前の状態を模式
的に示すものであり、図1(b)は同じく接続後の状態
を模式的に示すものである。
【0026】本発明の基本原理は下記のとおりである。
図1(b)に示す接続構造は、半導体材料(図示例示で
はSi)と配線(図示例示では金属配線)との間に、半
導体材料1と仕事関数の乖離した材料(図示例示ではシ
リサイド)を介在させて、半導体材料1と配線2との間
をトンネル電流が流れる高電位障壁とした構造である。
【0027】一般に、接続、例えば通常のオーミック接
続において、図2(A)に示すごとく、配線2/半導体
材料1接続が、金属/半導体接続である場合、接続部の
ショットキー障壁(図中、模式的にグラフI1 ,I2
示す)を電子等が昇って行く場合と、ショットキー障壁
のトンネル効果で電子等が移動(浸み出す)すること
で、良好なオーミック接続が得られると考えられてい
る。図2(A)において、符号E1 でショットキー障壁
1 を昇る電子等を示し、このときの上昇挙動をIIで
模式的に示す。また、符号E2 でトンネル移動する電子
等を示し、このときの移動状態をIIIで模式的に示
す。障壁I1 を昇る場合、配線2(金属)と半導体材料
1の障壁高さが低い方が有利である。一方、後者のトン
ネル電流の場合、障壁部のバンド(界面10付近の障壁
のグラフI1 ,I2 参照)を強く曲げると、障壁の厚さ
1 が薄くなるため(図2(B)の符号W2 参照)、ト
ンネルしやすくなると考えられる。
【0028】図示の発明は、半導体材料1と配線との間
に、半導体材料1と仕事関数の乖離した材料を介在させ
て、半導体材料1と配線2との間をトンネル電流が流れ
る高電位障壁とした構造をとるので、例えば配線2(金
属)と半導体材料との間に配線2(金属)と半導体材料
1よりショットキー障壁のバンドを強く曲げることで、
図2(B)に模式的に示したように障壁I,Iの厚
さWが薄くなり、トンネルしやすい状態となる。
【0029】即ちこの発明は、半導体材料1と配線2と
の間に故意にショットキー障壁高さの高い材料3を介在
させて、トンネル電流による接続を支配的にすることに
よって、コンタクトを確保するという技術である。即
ち、図1のような構造にした結果、図2(B)に示すよ
うに、トンネル電流 Jt〜exp(−qφBn/EDD) が支配的になって、図2(A)のような障壁を昇る電流 が主である場合と異なる挙動を示すようにし、これによ
ってコンタクトを確保す
【0030】図1(a)において、符号Fで半導体材料
1であるSiのフェルミ準位を示す。符号ΔD2 で示す
のは、半導体材料1と仕事関数の剥離した材料3である
シリサイド等の半導体金属化合物と、上記半導体材料1
(Si)との、仕事関数の差を示す。Pd2 Siの場
合、剥離の度合いを表すこのΔD2 は、約0.75であ
る。この材料3は、バリア(障壁)を高くして、トンネ
ル電流の寄与を高くする物質から成るものであればよ
い。
【0031】また、図1(a)において符号ΔD1 で示
すのは、配線2の材料と、上記半導体材料(Si)との
仕事関数の差を示す。配線2の材料がTiである場合、
このΔD1 は、約0.5である。
【0032】よって、図示の構造は、半導体材料1と配
線2線との間に、半導体金属化合物を介在させるととも
に、該半導体金属化合物3の半導体材料1とのショット
キー障壁高(仕事関数の差ΔD2 で規定される)は、配
線2と半導体材料1とのショットキー障壁高(仕事関数
の差ΔD1 で規定される)より大きいものとした構造と
いうことができる。
【0033】各種の半導体材料/配線用金属について、
ショットキー障壁高の測定値を次の表1ないし表3に示
す。
【表1】 ショットキー障壁高(Volt at 30
0K)
【表2】
【表3】
【0034】また、半導体材料と接する半導体金属化合
物の仕事関数と、金属配線が接触している半導体材料の
仕事関数との比較において、半導体金属化合物の仕事関
数は、金属配線より大きいものである構造ということが
できる。
【0035】
【0036】
【0037】 本発明によれば、半導体材料と配線との
間に、半導体材料と仕事関数の乖離した材料を介在させ
て半導体材料と配線との間をトンネル電流が流れる高電
位障壁とした配線接続構造を有する半導体装置であっ
て、前記半導体材料がGa−Asであり、前記配線接続
構造がNタイプGa−As/Au/Al、PタイプGa
As/Ag/Au、またはPタイプGa−As/Ag
/Hf/Au接続構造をとることを特徴とする、あるい
は、前記半導体材料がAl−Asであり、前記配線接続
構造がNタイプAl−As/Au/Pt接続構造をとる
ことを特徴とする半導体装置とするという具体的な構成
にすることによって、電気的に安定したオーミック接続
が可能となり、また、例えば微細接続孔内の完全な自然
酸化膜の除去も可能となる。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。以下の実施例1〜5は参考例であるが、本
発明の実施例である実施例6の説明の前提となるもので
あるので、便宜上実施例と称して以下説明する。なお
然のことではあるが、本発明は以下に述べる実施例によ
り限定を受けるものではない。
【0044】実施例1 この実施例は、本発明を、Si半導体装置特にMOS半
導体装置における金属配線接続構造について適用したも
のである。図4に本実施例の配線接続構造を示す。
【0045】本実施例の配線接続構造は、コンタクトホ
ールをなす接続孔19の埋め込み配線接続構造におい
て、図5(A)に示すような、配線2(金属材料)/バ
リアメタル23(TiN)/Ti24/Si1もしくは
図5(B)に示すような配線21(金属材料)/バリア
メタル23(TiN)/Ti24/半導体金属化合物2
(TiSi2 )/Si1の接続構造を採用するととも
に、この構造について、図4に示すように、Ti24ま
たは半導体金属化合物3であるTiSi2 と基板1(S
i)との間に、非単一結晶性半導体材料4であるここで
はアモルファスSiを形成したものである。
【0046】接続構造を配線層2(金属材料)/バリア
メタル23(TiN)/Ti24/半導体金属化合物3
(TiSi2 )/非単一結晶性半導体材料4(非結晶S
i)/Si1構造とすることで、微細接続孔の電気的接
続を安定して形成する。
【0047】微細化が進むと、微細接続構造内Si表面
上のSiO2 膜を除去しきれないが、その下地Si基板
の拡散層の膜厚以下になる程度形成できるイオンエッチ
ングを成膜装置でインプロセス同時進行的にin−si
teで行い、同時にSiO2の非結晶化を施すと、その
結果その後Tiを成膜させると、非結晶SiとTiとの
反応が、従来のSi基板との反応より比べ均一にかつ低
温度で進行する。よって安定した膜厚のシリサイドを形
成できる。特にその後Ti成膜後400℃程度の熱処理
を加えることで、更に安定した電気的接続を得られる。
【0048】実施例2 本実施例は、更に具体的に、MOSトランジスタ(MO
SFET)を形成した例である。本実施例のMOSトラ
ンジスタは、次の製造プロセスにより製造される。図6
ないし図10を参照する。
【0049】(a)図6を参照する。本実施では、Si
(100)基板1上に素子分離領域12(LOCOS−
SiO2 )及びゲート絶縁膜17(SiO2 )とゲート
材15(ポリSi)から成るゲート領域を形成させる。
更にLDDイオン注入を行い、LDD領域14a,14
bを形成する。そして全面に以下条件でSi酸化膜を形
成させる。 条件 ガス SiH4 /O2 /N2 =250/250/
100sccm 温度 420℃ 圧力 13.3Pa 膜厚 0.25μm
【0050】さらに、以下条件で全面エッチバックを行
い、ゲートにサイドウォール16a,16bを形成す
る。 条件 ガス C4 8 =50sccm RFパワー 1200W 圧力 2Pa
【0051】その後、ソース/ドレイン領域13a,1
3b形成のための不純物イオン注入を以下の条件で行
い、図6の構造を得る。 条件 Nチャネル用イオン注入:As20keV,5el5/
cm2 Pチャネル用イオン注入:BF2 20keV,3el5
/cm2
【0052】(b)その後、層間膜18を、例えば、T
EOSを用いたCVD酸化膜により、下記条件で形成す
る。 条件 ガス TEOS=50sccm、 圧力 40Pa 温度 720℃ 膜厚 400nm
【0053】更に、BPCG等の膜を例えば下記条件で
成膜させる。 ガス SiH4 /PH3 /B2 6 /O2 /N2
=80/7/7/1000/32000sccm 温度 400℃ 圧力 101325Pa 膜厚 500nm以上により、層間膜形成を行
う。
【0054】レジストパターニング後、ドライエッチン
グでコンタクトホールをなす接続孔19を形成する(図
7参照)。 条件 ガス C4 8 =50sccm RFパワー 1200W 圧力 2Pa
【0055】さらに、コンタクトイオン注入を行うこと
により、接合領域を形成させる。 条件例 条件 Nチャネル用イオン注入:As20keV,5e
l15/cm2 Pチャネル用イオン注入:BF2 20keV,3el5
/cm2 そしてその後、1050℃で5秒の活性化アニールを行
う。
【0056】(c)ICPソフトエッチングを用いた低
エネルギーArイオンエッチングで、自然酸化膜の除去
を行う。 条件例 条件 ガス Ar=20sccm ICPパワー 1000W RFパワー 100W 圧力 0.3Pa この状態で同時に単結晶Si上に非単一結晶性半導体材
料4として非結晶性(アモルファス)Siを形成する
(図8参照)。
【0057】更に、チャンバー内に水素を導入しICP
で水素イオン化させ、活性水素により、ソフトエッチン
グにより、ある程度活性Siとなった非結晶Siを水素
と結合させ、SiH4 化を行い、非結晶Siの除去を行
う。但し、非結晶Siは完全には活性Siとなっていな
いので完全に非結晶Siの除去は行わないが、ある程度
非結晶Siの除去を行うことで膜厚を制御させ、薄膜化
した非結晶Siはトンネル電流を流すことが可能となり
電気的に良好なコンタクトが得られるように制御する。
【0058】(d)次に連続してコンタクト埋め込みを
行う。Ti20形成、及びTiN20′形成を連続して
行う。この時のTi20の成膜温度を450℃とするこ
とで、TiとSi界面部でシリサイド化させる。 Ti成膜条件例 パワー 4kW 成膜温度 450℃ ガス Ar=100sccm 膜厚 30nm 圧力 0.47Pa TiN成膜条件例 ガス Ar/N2 =40/70sccm パワー 5kW 圧力 0.47Pa 膜厚 70nm
【0059】更に、下記条件でCVDWを堆積させ、メ
タルプラグ21としてWプラグを形成する。 条件 ガス WF6 /H2 =95/550sccm 温度 450℃ 圧力 10640Pa 膜厚 400nm
【0060】更に、下記条件のエッチングで、接続孔2
内のみにWを形成する。 条件 ガス SF6 =50sccm マイクロ波パワー 850W RFパワー 150W 圧力 1.33Pa 本プロセスでW/TiN/Tiコンタクト構造を得る。
【0061】(e)以下、下記のようにAl−Si26
/Ti25をスパッタで形成する。 Ti25成膜条件例 パワー 4kW 成膜温度 150℃ Ar=100sccm 膜厚 30nm 圧力 0.47Pa
【0062】次に、金属配線材料26として、Al−S
i(1%)を成膜する。 成膜条件例 パワー 22.5kW 成膜温度 150℃ Ar=40sccm 膜厚 500nm 圧力 0.47Pa
【0063】その後、レジストパターニング及び下記条
件でのドライエッチングでAl−Si/Ti配線層を形
成させる。これによって、図10に示す配線が完成す
る。 条件 ガス BCl3 /Cl2 =60/90sc
cm マイクロ波パワー 1000W RFパワー 50W 圧力 0.016Pa
【0064】実施例3 本実施例は、接続リークの低減化のために、形成するシ
リサイド3の膜厚を、非単一結晶性半導体層4の膜厚よ
り薄くした例である。工程時には、この実施例3は、実
施例2の(c)(d)の部分のみの変更である。
【0065】(c)自然酸化膜の除去をECRプラズマ
源より発生した水素イオンを基板側に200Vバイアス
を印加した状態で照射する。Si−Oボンドが切れると
同時に、HでOの還元がなされる。 条件例 ガス条件 H2 =50sccm 圧力 0.13Pa マイクロ波 2.8keV バイアス 200V アモルファスSi層の膜厚 20nm
【0066】(d)次にin−siteで、下記条件に
よりTiN/Tiを成膜する。薄いTi形成により制御
性のよいECRCVD法で、10nmのTiを形成し
た。 Ti成膜条件 ガス条件 TiCl4 /H2 =20/50sccm 成膜温度 420℃ 圧力 0.13Pa マイクロ波 2.8kW 膜厚 10nm TiN成膜条件例 ガス条件 TiCl4 /H2 /N2 =20/26/6
sccm 温度 420℃ 圧力 0.13Pa マイクロ波 2.8kW この状態で、Ti膜は、5nm程度TiSi2 化する。
【0067】更に、下記条件でCVDWを堆積させる。 条件 ガス WF6 /H2 =95/550sccm 温度 450℃ 圧力 10640Pa 膜厚 400nm
【0068】その後、下記条件のエッチングで接続孔内
のみにWを形成する。 条件 ガス SF6 =50sccm マイクロ波パワー 850W RFパワー 150W 圧力 1.33Pa 本プロセスでW/TiN/Tiコンタクト構造を得る。
【0069】実施例4 本実施例は、さらに、安定したオーミック接続を得るた
めに、非単一結晶性半導体層4の膜厚を、トンネル電流
の流れるレベルの厚さにした例である。
【0070】本実施例は、実施例2の(c)(d)の部
分のみの変更で行った。
【0071】(c)ヘリコン波を有するプラズマ発生源
より、低エネルギーのAr+ イオンを生成させ、かつ基
板に低RFバイアスを印加することで、自然酸化膜の除
去および非結晶Si(非単一結晶性半導体層)をその膜
厚を制御しながら、イオンエッチングを行う。 条件例 ガス Ar=20sccm ヘリコン波パワー 13.56MHz 1kW RFパワー 50W 非結晶膜厚 10nm
【0072】(d)次にin−siteで、下記条件に
よりTiN/Tiを成膜する。薄いTi形成のため、制
御性の良いCRCVD法で10nmのTiを形成し
た。 Ti成膜条件 ガス条件 TiCl4 /H2 =20/50sccm 成膜温度 420℃ 圧力 0.13Pa マイクロ波 2.8kW 膜厚 10nm TiN成膜条件例 ガス条件 TiCl4 /H2 /N2 =20/26/6sccm 温度 420℃ 圧力 0.13Pa マイクロ波 2.8kW この状態で、Ti膜は、5nm程度TiSi2 化する。
残り2nm分だけ非結晶領域4を形成する。
【0073】実施例5 この実施例5は、安定したオーミック接続を得るための
手法である。本実施例は、実施例2の(d)の部分の変
更のみで行った。
【0074】(d)ショットキー障壁のTiより大きい
シリサイドを形成するための膜を、Ti下に形成させ、
熱処理でシリサイド化する。例えば、Pdを形成させ、
熱処理でPd2 Siを形成させる。
【0075】Pd形成条件 パワー 4kW 成膜温度 450℃ ガス Ar=100sccm 膜厚 30nm 圧力 0.47Pa
【0076】成膜すると同時にPd2 Siを形成させ
る。Pd2 SiのN−Siに対するバリアハイトは0.
75eVであり、Tiの0.5eVより高い。その後連
続してTiを形成させる。 Ti成膜条件 パワー 4kW 成膜温度 150℃ Ar=100sccm 膜厚 30nm 圧力 0.47Pa
【0077】さらにTiNを連続して形成する。 TiN成膜条件例 ガス条件 Ar/N2 =40/70sccm パワー 5kW 圧力 0.47Pa 膜厚 70nm
【0078】更に、下記条件でCVDWを堆積させる。 条件 ガス WF6 /H2 =95/550sccm 温度 450℃ 圧力 10640Pa 膜厚 400nm
【0079】更に下記条件のエッチバックで、接続孔内
のみにWを形成する。 条件 ガス SF6 =50sccm マイクロ波パワー 850W RFパワー 150W 圧力 1.33Pa 本プロセスでW/TiN/Ti/Pd2 Si/Siコン
タクト構造を得る。
【0080】実施例6 上記各実施例ではSi半導体装置について本発明を適用
したが、この実施例ではGa−As基板を用いて図14
に示す接続構造を形成した。
【0081】本実施例では、まずGa−As基板1上
に、Si酸化膜を形成させる。形成条件は、実施例1に
おけるプラズマSiO2 形成条件と同一とした。ここで
はSiO2 膜は、例えば0.5μm膜厚で形成する。
【0082】その後レジストパターン及びドライエッチ
ングで、上記SiO2 に接続孔19を形成させる。条件
は、実施例1におけると同一とした。
【0083】その後、Au201を例えば下記条件でス
パッタ成膜する。 条件例 ガス Ar=25sccm スパッタパワー 4kW、 圧力 0.47Pa 膜厚 30nm
【0084】更に、Al202を例えば下記条件でスパ
ッタ成膜する。
【0085】条件例 ガス Ar=25sccm スパッタパワー 5kW 圧力 0.47Pa 膜厚 30nm
【0086】レジストパターン後、フッ酸と燐酸との混
合液でAlのみのウエットエッチングを行い、パターニ
ングする。
【0087】更に、王水でAuのみのウエットエッチン
グを行い、パターンニングする。
【0088】上記によって図14に示す接続構造を得
た。
【0089】
【発明の効果】本発明により、微細構造の配線について
も、電気的に安定したオーミック接合が可能となり、安
定した配線構造が得られる半導体装置の配線接続構造及
びその製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成及び作用の説明図である。
【図2】発明の作用説明のための図であり、半導体材料
−配線間の接続挙動を示す図である。
【図3】発明の構成及び作用の説明図である。
【図4】実施例1の構造を示す断面図である。
【図5】比較対比として、従来構造を示す断面図であ
る。
【図6】実施例1の工程を順に断面図で示す図である
(1)。
【図7】実施例1の工程を順に断面図で示す図である
(2)。
【図8】実施例1の工程を順に断面図で示す図である
(3)。
【図9】実施例1の工程を順に断面図で示す図である
(4)。
【図10】実施例1の工程を順に断面図で示す図である
(5)。
【図11】従来例の工程を順に断面図で示す図である
(1)。
【図12】従来例の工程を順に断面図で示す図である
(2)。
【図13】従来例の工程を順に断面図で示す図である
(3)。
【図14】実施例6の接続構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体材料(Si) 2 配線 3 半導体材料と仕事関数の乖離した材料(半導体金
属化合物) 4 非単一結晶性半導体材料(アモルファスSi)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−285762(JP,A) 特開 昭62−298168(JP,A) 特開 昭57−80721(JP,A) 特開 昭60−178666(JP,A) 特開 昭61−231766(JP,A) 特開 昭62−123715(JP,A) 特開 平6−45462(JP,A) 特開 平5−36973(JP,A) 特開 昭63−117420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体材料と配線との間に、半導体材料と
    仕事関数の乖離した材料を介在させて半導体材料と配線
    との間をトンネル電流が流れる高電位障壁とした配線接
    続構造を有する半導体装置であって、 前記半導体材料がGa−Asであり、前記配線接続構造
    がNタイプGa−As/Au/Al、PタイプGa−
    s/Ag/Au、またはPタイプGa−As/Ag/H
    f/Au接続構造をとることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体材料と配線との間に、半導体材料と
    仕事関数の乖離した材料を介在させて半導体材料と配線
    との間をトンネル電流が流れる高電位障壁とした配線接
    続構造を有する半導体装置であって、 前記半導体材料がAl−Asであり、前記配線接続構造
    がNタイプAl−As/Au/Pt接続構造をとること
    を特徴とする半導体装置。
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