JP3479210B2 - 未舗装路判定装置、及び該未舗装路判定装置を備えたアンチスキッド制御装置 - Google Patents

未舗装路判定装置、及び該未舗装路判定装置を備えたアンチスキッド制御装置

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JP3479210B2 JP36554497A JP36554497A JP3479210B2 JP 3479210 B2 JP3479210 B2 JP 3479210B2 JP 36554497 A JP36554497 A JP 36554497A JP 36554497 A JP36554497 A JP 36554497A JP 3479210 B2 JP3479210 B2 JP 3479210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未舗装路判定装置
及びアンチスキッド制御装置に関し、特に、車両が砂利
路及びダート路を含む未舗装路を走行中か否かを判定し
得る未舗装路判定装置と、該未舗装路判定装置の判定結
果に基づき各車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を
制御するアンチスキッド制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】車両制動時に車輪がロック状態となって
スリップすることを防止する装置として、種々のアンチ
スキッド制御装置が提案されている。例えば特開平7−
165053号公報には、μ(摩擦係数)が最大となる
以前に目標スリップ率(例えばμが最大となるスリップ
率)を推定し、実際のスリップ率が目標スリップ率に一
致するように制御するアンチスキッド制御装置が開示さ
れている。具体的には、車輪加速度が所定値を越えたと
きのスリップ率を推定し、一定時間後の車輪加速度に基
づき摩擦係数のピークを求め、このピーク時のスリップ
率を目標スリップ率とすることとしている。即ち、車輪
加速度が所定値を越えた後のスリップ率の変化が大であ
るときには摩擦係数のピーク近傍として目標スリップ率
を小さく設定し、スリップ率の変化が小であるときには
目標スリップ率を大きく設定することとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、車両走行路
面は良路又は悪路に区別され、悪路には未舗装路、石畳
路、雪路等が含まれる。このうち、未舗装路には、砂利
路及びダート路が含まれる。ダート路とは、乾燥した土
の路面をいい、砂利路には砂地も含まれる。この様な種
々の路面に関し、良路又は悪路というように路面状態を
大別する悪路判定手段は既に提案されており、実用に供
されているが、砂利路及びダート路を含む未舗装路の判
定については知られていない。市販車両に搭載されたア
ンチスキッド制御装置においては、制動時の各車輪のロ
ック状態を路面状態(良路又は悪路)に応じて制御する
ことが行なわれているが、特に車両が未舗装路を走行中
か否かまでの判定は行なわれていない。
【0004】上記の特開平7−165053号公報に開
示のアンチスキッド制御装置においては、車輪加速度に
基づき摩擦係数のピークを推定することとしているが、
車両の振動等が生ずる場合には摩擦係数のピークを推定
することは容易ではない。特に、砂利路やダート路のよ
うな未舗装路においては、摩擦係数はスリップ率の増加
に応じて漸増する特性となるので、摩擦係数のピークの
推定は困難であり、摩擦係数がピークと認められるスリ
ップ率はかなり大きな値となる。従って、未舗装路を判
定し得る装置と、その出力に応じたブレーキ液圧制御を
行なうアンチスキッド制御装置が望まれている。
【0005】そこで、本発明は、車両の制動時に車両が
悪路を走行中と判定された場合に更に、砂利路及びダー
ト路を含む未舗装路を走行中か否かを確実に判定し得る
未舗装路判定装置を提供することを課題とする。
【0006】また、本発明は、砂利路及びダート路を含
む未舗装路を確実に特定し、未舗装路においても適切に
ブレーキ液圧制御を行ない得るアンチスキッド制御装置
を提供することを別の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明は、車両の制動時に該車両が悪路を走行中と
判定された場合に更に当該車両が未舗装路を走行中であ
るか否かを判定する未舗装路判定装置であって、前記
両の各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、
前記車両の車体速度を検出する車体速度検出手段と、該
車体速度検出手段の検出車体速度及び前記車輪速度検出
手段の検出車輪速度に基づきスリップ率を演算するスリ
ップ率演算手段と、前記車両に対する前後方向の加速度
を検出し、該加速度に対しリニアに比例した信号を出力
するリニア前後加速度センサと、前記スリップ率演算手
段が演算したスリップ率の変化に対応した前記リニア前
後加速度センサの出力の変化量を演算する変化量演算手
段と、該変化量演算手段が演算した変化量を所定の基準
値と比較し、該所定の基準値を前記変化量が越えている
ときには前記車両が未舗装路を走行中と判定する判定手
段とを備えることとしたものである。尚、前記車体速度
検出手段は、例えば対地センサにより前記車両の車体速
度を直接検出することとしてもよいが、前記車輪速度検
出手段の検出車輪速度に基づき推定車体速度を演算する
こととしてもよい。
【0008】前記未舗装路判定装置において、前記スリ
ップ率演算手段は、前記車輪速度検出手段が検出した前
記車両の全車輪の車輪速度の最小値及び前記車体速度検
出手段の検出車体速度に基づき前記スリップ率を演算す
るように構成することができる。
【0009】あるいは、前記スリップ率演算手段は、前
記車輪速度検出手段が検出した全ての車輪速度の平均値
及び前記車体速度検出手段の検出車体速度に基づき前記
スリップ率を演算するように構成することもできる。
【0010】前記変化量演算手段は、前記スリップ率演
算手段が演算したスリップ率が第1の基準スリップ率を
越えたときの前記リニア前後加速度センサの出力と、前
記スリップ率演算手段が演算したスリップ率が第2の基
準スリップ率を越えたときの前記リニア前後加速度セン
サの出力との差を演算し、該差を前記変化量として出力
するように構成することができる。
【0011】また、前記変化量演算手段は、前記スリッ
プ率演算手段が演算したスリップ率が第1の基準スリッ
プ率を越えたときの前記リニア前後加速度センサの出力
を微分し、該微分値を前記変化量として出力するように
構成することもできる。
【0012】前記未舗装路判定装置は、前記スリップ率
演算手段が演算したスリップ率のピーク値を検出するス
リップ率ピーク検出手段を具備したものとし、前記変化
量演算手段は、前記スリップ率演算手段が演算したスリ
ップ率が第1の基準値を越えたときの前記リニア前後加
速度センサの出力と、前記スリップ率ピーク検出手段が
前記スリップ率ピークを検出したときの前記リニア前後
加速度センサの出力との差を演算し、該差を前記変化量
として出力するように構成してもよい。尚、前記スリッ
プ率ピーク検出手段においては、前記車輪速度検出手段
の検出車輪速度の変化量が負の値から正の値に切り換わ
った時のスリップ率をスリップ率ピークとして設定する
ことができる。
【0013】一方、本発明のアンチスキッド制御装置
は、前記未舗装路判定装置と、前記車両の各車輪に装着
したホイールシリンダと、ブレーキ操作部材の操作に応
じてブレーキ液を出力する液圧発生手段と、該液圧発生
手段と前記各車輪に装着したホイールシリンダとの間に
介装し前記スリップ率演算手段の演算結果に応じて各車
輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を制御するアクチ
ュエータと、前記未舗装路判定装置にて前記車両が未舗
装路走行中と判定したときには、舗装路走行時のブレー
キ液圧制御に比し増圧側に前記アクチュエータを調整す
る調整手段とを備えることとしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態のアンチ
スキッド制御装置を示すもので、液圧発生手段としては
マスタシリンダ2a及びブースタ2bを備え、これらが
ブレーキペダル3によって駆動される。各車輪FR,F
L,RR,RLにはホイールシリンダ51乃至54が装
着されている。尚、車輪FRは運転席からみて前方右側
の車輪を示し、以下車輪FLは前方左側、車輪RRは後
方右側、車輪RLは後方左側の車輪を示しており、図1
に明らかなように所謂ダイアゴナル配管が構成されてい
るが、所謂前後配管としてもよい。
【0015】そして、マスタシリンダ2aとホイールシ
リンダ51乃至54との間に、アンチスキッド制御(A
BS)用のアクチュエータ30が介装されている。この
アクチュエータ30は図1に二点鎖線で示したように構
成されており、マスタシリンダ2aの一方の出力ポート
とホイールシリンダ51,54の各々を接続する液圧路
に夫々常開の電磁弁31,37が介装され、これらとマ
スタシリンダ2aとの間に液圧ポンプ21の吐出側が接
続されている。同様に、マスタシリンダ2aの他方の出
力ポートとホイールシリンダ52,53の各々を接続す
る液圧路に夫々常開の電磁弁33,35が介装され、こ
れらとマスタシリンダ2aとの間に液圧ポンプ22の吐
出側が接続されている。液圧ポンプ21,22は電動モ
ータ20によって駆動され、その作動時に上記の各液圧
路に所定の圧力に昇圧されたブレーキ液が供給される。
【0016】ホイールシリンダ51,54は更に常閉の
電磁弁32,38に接続されており、これらの下流側は
リザーバ23に接続されると共に、液圧ポンプ21の吸
入側に接続されている。ホイールシリンダ52,53は
同じく常閉の電磁弁34,36に接続され、これらの下
流側はリザーバ24に接続されると共に、液圧ポンプ2
2の吸入側に接続されている。リザーバ23,24は夫
々ピストンとスプリングを備えており、電磁弁32,3
4,36,38を介して排出される各ホイールシリンダ
のブレーキ液を収容する。
【0017】電磁弁31乃至38は2ポート2位置電磁
切替弁であり、夫々ソレノイドコイル非通電時には図1
に示す第1位置にあって、各ホイールシリンダ51乃至
54はマスタシリンダ2aに連通している。ソレノイド
コイル通電時には第2位置となり、各ホイールシリンダ
51乃至54はマスタシリンダ2aとは遮断され、リザ
ーバ23あるいは24と連通する。尚、図1においては
PVはプロポーショニングバルブ、DPはダンパ、CV
はチェックバルブ、ORはオリフィス、FTはフィルタ
を示し、図1中同一記号のものは同一の部品を示す。チ
ェックバルブCVはホイールシリンダ51乃至54及び
リザーバ23,24側からマスタシリンダ2a側への還
流を許容し、逆方向の流れを遮断するものである。
【0018】而して、これらの電磁弁31乃至38のソ
レノイドコイルに対する通電、非通電を制御することに
よりホイールシリンダ51乃至54内のブレーキ液圧を
増圧、減圧又は保持することができる。即ち、電磁弁3
1乃至38のソレノイドコイル非通電時にはホイールシ
リンダ51乃至54にマスタシリンダ2a及び液圧ポン
プ21あるいは22からブレーキ液圧が供給されて増圧
し、通電時にはホイールシリンダ51乃至54がリザー
バ23あるいは24側に連通し減圧する。また、電磁弁
31,33,35,37のソレノイドコイルに通電しそ
の他の電磁弁のソレノイドコイルを非通電とすれば、ホ
イールシリンダ51乃至54内のブレーキ液圧が保持さ
れる。従って、上記ソレノイドコイルに対する通電、非
通電の時間間隔を調整することにより後述するようにパ
ルス増圧(ステップ増圧)を行ない、緩やかに増圧する
ように制御することができ、またパルス減圧によって緩
やかに減圧するように制御することができる。
【0019】上記電磁弁31乃至38は電子制御装置1
0に接続され、各々のソレノイドコイルに対する通電、
非通電が制御される。電動モータ20も電子制御装置1
0に接続され、これにより駆動制御される。また、車輪
FR,RL,RR,FLには車輪速度センサ41乃至4
4が配設され、これらが電子制御装置10に接続されて
おり、各車輪の回転速度、即ち車輪速度信号が電子制御
装置10に入力されるように構成されている。更に、車
両にはリニア前後加速度センサ1(以下、リニアGセン
サ1という)が搭載されており、その出力信号が電子制
御装置10に入力されるように構成されている。電子制
御装置10には、更に、ブレーキペダル3が踏み込まれ
たときオンとなるブレーキスイッチ4等が接続されてい
る。
【0020】リニアGセンサ1は、図1に模式的に示し
たように、車両の加減速に伴う前後方向の錘の移動を電
気信号に変換し、車両の加速度(減速度を含む)に対し
リニアに比例する信号を出力するものであり、既に市販
されているので詳細な説明は省略する。尚、電子制御装
置10は、一般的なマイクロコンピュータで構成されて
おり、図示は省略するが、バスを介して相互に接続され
たプロセシングユニット(CPU)、メモリ(ROM、
RAM)、タイマ、入出力インターフェース等から成
る。
【0021】上記のように構成された本実施例において
は、電子制御装置10によりアンチスキッド制御のため
の一連の処理が行なわれアクチュエータ30の作動が制
御されるが、以下図2のフローチャートに基づいて説明
する。イグニッションスイッチ(図示せず)が閉成され
ると、先ず図2のステップ101にて初期化が行なわ
れ、各種の演算値がクリアされる。ステップ102は車
輪速度センサ41乃至44からの出力信号に基づき各車
輪の車輪速度(代表してVwで表す)が演算され、ステ
ップ103にて車輪速度Vwが微分されて車輪加速度D
Vwが求められる。そして、ステップ104において各
車輪の車輪速度Vwに基づき推定車体速度Vsoが演算さ
れる。この推定車体速度Vsoは、例えばMED(α
DNt,Vw,αUPt)によって求めることができる。こ
こで、MEDは中間値を求める関数を表し、αUPは車両
の加速度(減速度を含む)αの上限側(車輪速度Vwよ
り大とする側)の値で、αDNは車両の加速度(減速度を
含む)αの下限側(車輪速度Vwより小とする側の値で
あり、tは時間である。尚、例えば対地センサ等によっ
て、直接車体速度を検出することも可能である。
【0022】続いて、ステップ105に進み、アンチス
キッド制御に供する各車輪の実スリップ率(代表してS
aで表す)が演算される(Sa=(Vso−Vw)/Vs
o)。続いてステップ106に進み、各車輪毎に目標ス
リップ率が設定される。次に、ステップ107にてリニ
アGセンサ1の出力Gxが読み込まれる。ステップ10
8では、悪路判定が行なわれるが、ここでいう悪路は未
舗装路に限らず、石畳路、雪路等を含む。
【0023】そして、ステップ109に進み、アンチス
キッド制御中か否かが判定され、未だアンチスキッド制
御中でなければステップ110に進み、車両の走行路面
が未舗装路か否かを判定する未舗装路判定処理が行なわ
れるが、これについては図3を参照して後述する。ステ
ップ111にて未舗装路と判定されると、ステップ11
2に進みアンチスキッド制御条件が未舗装路用に切り換
えられ、そうでなければそのままステップ113に進
む。ステップ112で行なわれる未舗装路用の処理は、
アクチュエータ30を舗装路走行時のアンチスキッド制
御におけるブレーキ液圧制御に比し増圧側に調整するも
のであり、具体的には以下の一連の処理が行なわれる。
即ち、(1)目標スリップ率が大とされ、舗装路走行時
のブレーキ液圧制御に比し増圧量を増大すると共に減圧
量を減少するように設定される。(2)通常減圧モード
終了直後に行なわれる保持モードが禁止される。(3)
推定車体速度Vso演算に供される加速度αの上限側の値
(αUP)が小さく設定される。(4)制御終了判定用の
基準車体速度が高速に設定される。
【0024】ステップ113においては、例えば車輪速
度Vw及び車輪加速度DVwに基づき各車輪のロック状
態が判定され、アンチスキッド制御の開始条件を充足し
ているか否かが判定される。開始条件を充足していれば
ステップ114以降に進み、充足していなければそのま
まステップ102に戻る。そして、ステップ114にお
いては、各車輪のロック状態に応じて減圧モード、パル
ス減圧モード、パルス増圧モード及び保持モードの何れ
かの制御モードに設定され、ステップ115乃至121
に進み、各制御モードに応じた液圧制御信号が出力され
る。而して、各制御モードに基づき、前述のように電磁
弁31乃至38の各々のソレノイドコイルに対する通
電、非通電が制御され、ホイールシリンダ51乃至54
内のブレーキ液圧(ホイールシリンダ液圧)が増圧、減
圧又は保持される。
【0025】図3は、図2のステップ110で行なわれ
る未舗装路判定処理の一例を示すもので、先ずステップ
201において、ステップ108の悪路判定結果に基づ
き、悪路を走行中か否が判定され、悪路でなければその
ままメインルーチンに戻る。ステップ201にて悪路と
判定されるとステップ202以降に進み、更に未舗装路
か否かの判定が行なわれる。ステップ202では、車両
の全車輪の車輪速度の最小値MIN(Vw)が求めら
れ、これと推定車体速度Vsoに基づき四輪最大スリップ
率Smaが演算される。
【0026】次にステップ203に進み、四輪最大スリ
ップ率Smaが第1の基準スリップ率S1(例えば10
%)より低い値からこれを超える値に至ったか否かが判
定される。具体的には、前回の演算時の四輪最大スリッ
プ率Smaが第1の基準スリップ率S1より小さく、今回
の演算時の四輪最大スリップ率Smaが第1の基準スリッ
プ率S1より大となったときにステップ204に進み、
そうでない場合にはそのままメインルーチンに戻る。ス
テップ204では、上記のように四輪最大スリップ率S
maが第1の基準スリップ率S1を超えたときのリニアG
センサ1の出力値Gxが減速度Gaに設定される。尚、
この間の状況を図8に示す。
【0027】続いて、ステップ205に進み、四輪最大
スリップ率Smaが第2の基準スリップ率S2(例えば3
0%)より低い値からこれを超える値に至ったか否かが
判定され、そうであればステップ206に進み、そうで
ない場合にはそのままメインルーチンに戻る。ステップ
206では、四輪最大スリップ率Smaが第2の基準スリ
ップ率S2を超えたときのリニアGセンサ1の出力値G
xが減速度Gbに設定される。そしてステップ207に
進み、減速度Gbと減速度Gaの差が演算され、その演
算結果が第1の基準値G1と大小比較される。その結
果、減速度Gbと減速度Gaの差が第1の基準値G1よ
り大であればステップ208に進み、そうでなければメ
インルーチンに戻る。この場合において、減速度Ga,
Gbは正の値で表し、減速度Gbと減速度Gaの差が第
1の基準値G1(正の値)より大であるときには、図8
に示すように四輪最大スリップ率Smaが第2の基準スリ
ップ率S2を超えたときの減速度の方が、四輪最大スリ
ップ率Smaが第1の基準スリップ率S2を超えたときの
減速度より、第1の基準値G1以上、大きいことを意味
している。
【0028】上記のようにステップ207において四輪
最大スリップ率Smaが第2の基準スリップ率S2を超え
たときの減速度の方が、四輪最大スリップ率Smaが第1
の基準スリップ率S2を超えたときの減速度より、第1
の基準値G1以上、大きいと判定された場合には、未舗
装路の可能性が高いが、図9に破線で示す特性を有する
新雪の路面等との区別が困難な場合がある。従って、新
雪路等とは峻別すべく、ステップ208において、四輪
最大スリップ率Smaが第2の基準スリップ率S2を超え
たときの減速度Gbが第2の基準値G2(正の値)と比
較され、これより大であるときに未舗装路、即ち砂利路
又はダート路と判定され、新雪路等と区別される。
【0029】図4はアンチスキッド制御のための処理の
他の例を示すもので、ステップ301乃至309は図2
のステップ101乃至109と同様であり、ステップ3
10乃至321も図2のステップ110乃至121と同
様である。図2の例ではアンチスキッド制御が開始する
前にステップ110にて未舗装路判定処理が行なわれる
が、図4の例においては未舗装路判定処理はアンチスキ
ッド制御の開始後に行なわれる。このため、未舗装路判
定自体も図3の処理とは異なり、図5に示すように処理
される。
【0030】図5のステップ401は図3のステップ2
01と同じであるが、ステップ402においては全車輪
の平均車輪速度Veaに基づき四輪平均スリップ率Seaが
演算される(Sea=(Vso−Vea)/Vso)。これは、
スリップ率が全車輪の平均スリップ率である場合にμ−
S(摩擦係数−スリップ率)曲線とG−S(車体減速度
−スリップ率)曲線とが正確に対応するが、図3のステ
ップ20では緊急性を重視し、四輪最大スリップ率S
maを求めることとし、図4のように時間的に余裕がある
アンチスキッド制御の開始後においては全車輪の平均ス
リップ率を演算することとしたものである。従って、図
3のステップ202においても四輪平均スリップ率Sea
を演算することとしてもよい。
【0031】更に、図5の未舗装路判定処理において
は、ステップ403にてスリップ率Sea及びリニアGセ
ンサ1の出力値Gxに対しフィルタ処理が行なわれ、夫
々フィルタ後の値Sef,Gfが後の制御に供される。而
して、ステップ404に進み、四輪平均スリップ率Sea
のフィルタ処理値Sefが第1の基準スリップ率S1(例
えば10%)より低い値からこれを超える値に至ったか
否かが判定され、そであればステップ405に進み、そ
うでない場合にはそのままメインルーチンに戻る。ステ
ップ405では、四輪平均スリップ率Seaのフィルタ処
理値Sefが第1の基準スリップ率S1を超えたときのリ
ニアGセンサ1の出力のフィルタ処理値Gfが減速度G
cに設定される。
【0032】次に、ステップ406に進み、スリップ率
ピークSpが検出されたか否かが判定される。図8に示
すようにt3時点にてスリップ率が最大となると、この
ときの値がスリップ率ピークSpとされ、図3における
第2の基準スリップ率S2に代えてこのスリップ率ピー
クSpが用いられる。即ち、スリップ率ピークSpが検
出された場合にはステップ407に進み、そのときのリ
ニアGセンサ1の出力のフィルタ処理値Gfが減速度G
dに設定され、そうでない場合にはそのままメインルー
チンに戻る。尚、スリップ率ピークSpは、四輪平均ス
リップ率Seaのフィルタ処理値Sefの微分値がの値か
の値に切り換わった時のスリップ率が用いられる。
【0033】そして、ステップ408に進み、減速度G
dと減速度Gcの差が演算され、その演算結果が第3の
基準値G3と大小比較される。その結果、減速度Gdと
減速度Gcの差が第3の基準値G3より大であればステ
ップ409に進み、そうでなければメインルーチンに戻
る。換言すれば、スリップ率ピークSpが検出されたと
きの減速度Gdの方が、四輪平均スリップ率Seaのフィ
ルタ処理値Sefが第1の基準スリップ率S1を超えたと
きの減速度Gcより、第3の基準値G3以上、大きいと
きに、ステップ409に進み、未舗装路と判定される。
【0034】図6は未舗装路判定処理の他の例を示すも
ので、ステップ501乃至504は図3のステップ20
1乃至204と同様であり、ステップ507は図3のス
テップ209と同様である。図6の未舗装路判定処理
は、ステップ504にて四輪最大スリップ率Smaが第1
の基準スリップ率S1を越えたときのリニアGセンサ1
の出力Gxが減速度Gaとされ、この減速度Gaがステ
ップ505にて微分される。この微分値dGa/dt
は、四輪最大スリップ率Smaが第1の基準スリップ率S
1を越えたときの減速度Gaの勾配を表している。従っ
て、この勾配dGa/dtを第1の基準勾配DG1と比
較し(ステップ506)、これより大であれば未舗装路
と判定することができる(ステップ507)。
【0035】同様に、図7は未舗装路判定処理の他の例
を示すもので、ステップ601乃至605は図5のステ
ップ401乃至405と同様であり、ステップ608は
図5のステップ409と同様である。図7の未舗装路判
定処理においては、四輪平均スリップ率Seaのフィルタ
処理値Sefが第1の基準スリップ率S1を超えたときの
リニアGセンサ1の出力のフィルタ処理値Gfがステッ
プ605にて減速度Gcに設定され、ステップ606に
て減速度Gcが微分される。この微分値dGc/dt
は、四輪平均スリップ率Seaのフィルタ処理値Sefが第
1の基準スリップ率S1を越えたときの減速度Gcの勾
配を表している。従って、ステップ607にて勾配dG
c/dtが第2の基準勾配DG2と比較され、これより
大であればステップ608にて未舗装路と判定される。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の未舗装路判定装
置においては、車両に対する前後方向の加速度を検出
し、この加速度に対しリニアに比例した信号を出力する
リニア前後加速度センサと、スリップ率演算手段が演算
したスリップ率の変化に対応したリニア前後加速度セン
サの出力の変化量を演算する変化量演算手段を備え、こ
の変化量演算手段が演算した変化量を基準値と比較し、
その基準値を変化量が越えているときには車両が未舗装
路を走行中と判定するように構成されているので、砂利
路及びダート路を含む未舗装路を簡単な構成で確実に特
定することができる。
【0037】特に、スリップ率演算手段を、車輪速度検
出手段が検出した全車輪の車輪速度の最小値及び車体速
度検出手段の検出車体速度に基づきスリップ率を演算す
るように構成すれば、迅速に未舗装路か否かを判定する
ことができ、特にアンチスキッド制御開始前に未舗装路
を特定することができるので、適切な対応が可能とな
る。
【0038】また、本発明のアンチスキッド制御装置に
おいては、上記の未舗装路判定装置を具備し、その判定
結果に基づき調整手段によってアクチュエータを増圧側
に調整することとしているので、未舗装路においても適
切にアンチスキッド制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る未舗装路判定装置を
含むアンチスキッド制御装置の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御のための処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態における未舗装路判定の処
理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御のための処理の他の例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態における未舗装路判定の処
理の他の例を示すフローチャートである。
【図6】図3の未舗装路判定の処理の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図5の未舗装路判定の処理の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御時の車輪速度、スリップ率及び減速度の変化の一例を
示すグラフである。
【図9】種々の路面の摩擦係数−スリップ率特性を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 リニア前後加速度センサ 2a マスタシリンダ 2b ブースタ 3 ブレーキペダル 10 電子制御装置 20 電動モータ 21,22 液圧ポンプ 23,24 リザーバ 30 アクチュエータ 31〜36 電磁弁 41〜44 車輪速度センサ 51〜54 ホイールシリンダ FR,FL,RR,RL 車輪
フロントページの続き (72)発明者 加藤 平久 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)発明者 津川 信次 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)発明者 近藤 功一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 小林 泰 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松林 博之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−165053(JP,A) 特開 平1−112131(JP,A) 特開 平9−2238(JP,A) 特開 平9−20223(JP,A) 特開 平3−104763(JP,A) 特開 平2−258461(JP,A) 特開 平1−127447(JP,A) 特開 平1−249562(JP,A) 特開 平6−64521(JP,A) 特開 平9−328064(JP,A) 特開 平3−79461(JP,A) 特開 平3−153454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/00 - 8/96 G01N 19/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の制動時に該車両が悪路を走行中と
    判定された場合に更に当該車両が未舗装路を走行中であ
    るか否かを判定する未舗装路判定装置であって、前記
    両の各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、
    前記車両の車体速度を検出する車体速度検出手段と、該
    車体速度検出手段の検出車体速度及び前記車輪速度検出
    手段の検出車輪速度に基づきスリップ率を演算するスリ
    ップ率演算手段と、前記車両に対する前後方向の加速度
    を検出し、該加速度に対しリニアに比例した信号を出力
    するリニア前後加速度センサと、前記スリップ率演算手
    段が演算したスリップ率の変化に対応した前記リニア前
    後加速度センサの出力の変化量を演算する変化量演算手
    段と、該変化量演算手段が演算した変化量を所定の基準
    値と比較し、該所定の基準値を前記変化量が越えている
    ときには前記車両が未舗装路を走行中と判定する判定手
    段とを備えたことを特徴とする未舗装路判定装置。
  2. 【請求項2】 前記スリップ率演算手段は、前記車輪速
    度検出手段が検出した前記車両の全車輪の車輪速度の最
    小値及び前記車体速度検出手段の検出車体速度に基づき
    前記スリップ率を演算することを特徴とする請求項1記
    載の未舗装路判定装置。
  3. 【請求項3】 前記スリップ率演算手段は、前記車輪速
    度検出手段が検出した全ての車輪速度の平均値及び前記
    車体速度検出手段の検出車体速度に基づき前記スリップ
    率を演算することを特徴とする請求項1記載の未舗装路
    判定装置。
  4. 【請求項4】 前記変化量演算手段は、前記スリップ率
    演算手段が演算したスリップ率が第1の基準スリップ率
    を越えたときの前記リニア前後加速度センサの出力と、
    前記スリップ率演算手段が演算したスリップ率が第2の
    基準スリップ率を越えたときの前記リニア前後加速度セ
    ンサの出力との差を演算し、該差を前記変化量として出
    力するように構成したことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の未舗装路判定装置。
  5. 【請求項5】 前記変化量演算手段は、前記スリップ率
    演算手段が演算したスリップ率が第1の基準スリップ率
    を越えたときの前記リニア前後加速度センサの出力を微
    分し、該微分値を前記変化量として出力するように構成
    したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の未舗装
    路判定装置。
  6. 【請求項6】 前記スリップ率演算手段が演算したスリ
    ップ率のピーク値を検出するスリップ率ピーク検出手段
    を具備し、前記変化量演算手段は、前記スリップ率演算
    手段が演算したスリップ率が第1の基準値を越えたとき
    の前記リニア前後加速度センサの出力と、前記スリップ
    率ピーク検出手段が前記スリップ率ピークを検出したと
    きの前記リニア前後加速度センサの出力との差を演算
    し、該差を前記変化量として出力することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の未舗装路判定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6に記載
    の前記未舗装路判定装置と、前記車両の各車輪に装着し
    たホイールシリンダと、ブレーキ操作部材の操作に応じ
    てブレーキ液を出力する液圧発生手段と、該液圧発生手
    段と前記各車輪に装着したホイールシリンダとの間に介
    装し前記スリップ率演算手段の演算結果に応じて各車輪
    のホイールシリンダのブレーキ液圧を制御するアクチュ
    エータと、前記未舗装路判定装置にて前記車両が未舗装
    路走行中と判定したときには、舗装路走行時のブレーキ
    液圧制御に比し増圧側に前記アクチュエータを調整する
    調整手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制
    御装置。
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