JP3479159B2 - 超音波による味浸透装置 - Google Patents
超音波による味浸透装置Info
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- JP3479159B2 JP3479159B2 JP13601595A JP13601595A JP3479159B2 JP 3479159 B2 JP3479159 B2 JP 3479159B2 JP 13601595 A JP13601595 A JP 13601595A JP 13601595 A JP13601595 A JP 13601595A JP 3479159 B2 JP3479159 B2 JP 3479159B2
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- ultrasonic
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Seasonings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の周波数の超音波
を食品、例えばゆで卵に照射して味を浸透させる超音波
による味浸透装置に関するものである。
を食品、例えばゆで卵に照射して味を浸透させる超音波
による味浸透装置に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、卵を味付けするには、容器内に卵を
装着し、味付けした液体を容器に入れて加熱する加熱方
式か、容器内に圧力を加える圧力方式か、単一の超音波
を照射する単一超音波方式などが取られている。
装着し、味付けした液体を容器に入れて加熱する加熱方
式か、容器内に圧力を加える圧力方式か、単一の超音波
を照射する単一超音波方式などが取られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液体を
加熱して味付けする方式では、温度によって味付け液体
の味が変わるという欠点があり、又、圧力方式では、装
置が非常に高価になるとともに、卵が加圧されて変形す
るという欠点があり、さらに、単一超音波方式では、定
在波が発生するために、設置場所により卵に味むらが発
生するという欠点があった。
加熱して味付けする方式では、温度によって味付け液体
の味が変わるという欠点があり、又、圧力方式では、装
置が非常に高価になるとともに、卵が加圧されて変形す
るという欠点があり、さらに、単一超音波方式では、定
在波が発生するために、設置場所により卵に味むらが発
生するという欠点があった。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本発明は、味を浸透さ
せる食品を装着する装着棚を設けた容器と、該容器の内
部に装着又は投げ込まれた多周波圧電振動子と、該多周
波圧電振動子に接続された高速切り替え装置と、該高速
切り替え装置に接続された複数の周波数の出力を発生す
る発振装置とからなり、前記容器の装着棚に食品を装着
し、味付け液体を前記容器に入れ、前記発振装置からの
複数の周波数の出力を微小間隔で順次切り替えることに
より、複数の周波数の出力を前記食品に照射するもので
あり、前記発振装置は高速切り替え装置が一体に構成さ
れているものである。
せる食品を装着する装着棚を設けた容器と、該容器の内
部に装着又は投げ込まれた多周波圧電振動子と、該多周
波圧電振動子に接続された高速切り替え装置と、該高速
切り替え装置に接続された複数の周波数の出力を発生す
る発振装置とからなり、前記容器の装着棚に食品を装着
し、味付け液体を前記容器に入れ、前記発振装置からの
複数の周波数の出力を微小間隔で順次切り替えることに
より、複数の周波数の出力を前記食品に照射するもので
あり、前記発振装置は高速切り替え装置が一体に構成さ
れているものである。
【０００５】
【作用】本発明によれば、発振装置から多周波数の出力
を高速切り替え装置で切り替えて多周波圧電振動子に入
力することにより、多周波圧電振動子から多数の周波数
の超音波が順次短時間ずつ照射されるので、これらの異
なる超音波が容器内の装着棚に装着された複数の卵等の
食品に照射されると、食品が容器内のどの位置にあって
も均一に味付けされ、一度に多くの食品の味付けが可能
になる。
を高速切り替え装置で切り替えて多周波圧電振動子に入
力することにより、多周波圧電振動子から多数の周波数
の超音波が順次短時間ずつ照射されるので、これらの異
なる超音波が容器内の装着棚に装着された複数の卵等の
食品に照射されると、食品が容器内のどの位置にあって
も均一に味付けされ、一度に多くの食品の味付けが可能
になる。
【０００６】又、複数の周波数を高速で切り替えること
により、消泡作用でキヤビテーションの影響も無く、超
音波の浸透性が向上し、卵の奥（中心部）まで味が浸透
するという特徴がある。
により、消泡作用でキヤビテーションの影響も無く、超
音波の浸透性が向上し、卵の奥（中心部）まで味が浸透
するという特徴がある。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の１実施例の超音波による味
浸透装置の構成図で、容器１の内部の装着棚２に複数の
卵３が装着され、又、容器１に味付け液体４が入れら
れ、容器１の内壁に３個の圧電振動子５が装着され、
又、これらの圧電振動子５に高速切り替え装置６を介し
て互いに周波数の異なる複数の出力を発生する発振器７
−１、７−２、・・・７−ｎを有する発振装置７が接続
されている。
浸透装置の構成図で、容器１の内部の装着棚２に複数の
卵３が装着され、又、容器１に味付け液体４が入れら
れ、容器１の内壁に３個の圧電振動子５が装着され、
又、これらの圧電振動子５に高速切り替え装置６を介し
て互いに周波数の異なる複数の出力を発生する発振器７
−１、７−２、・・・７−ｎを有する発振装置７が接続
されている。
【０００８】このように構成した味浸透装置において、
卵３は５〜７分ゆでにしたものが装着棚２に装着され、
又、液体４としては、味付けをする液体が入れられ、そ
れぞれの周波数がｆ１、ｆ２、・・・、ｆｎの発振器７
−１、７−２、・・・、７−ｎから数百ワットの発振出
力が数ｍｓの高速切り替え装置６で切り替えられて照射
されると、装着棚２に装着された卵３は均一に味付けす
ることができる。
卵３は５〜７分ゆでにしたものが装着棚２に装着され、
又、液体４としては、味付けをする液体が入れられ、そ
れぞれの周波数がｆ１、ｆ２、・・・、ｆｎの発振器７
−１、７−２、・・・、７−ｎから数百ワットの発振出
力が数ｍｓの高速切り替え装置６で切り替えられて照射
されると、装着棚２に装着された卵３は均一に味付けす
ることができる。
【０００９】具体例としては、発振器周波数ｆ１が２８
ＫＨｚ、ｆ２が４５ＫＨｚ、ｆ３が１００ＫＨｚの３つ
の出力を数ｍｓで切り替えて卵３に味を浸透させた場
合、約２時間で全ての卵３に完全に味を浸透させること
ができたが、単一の周波数の出力による従来の超音波方
式により卵に味を浸透させた場合は、４時間かかっても
完全に全ての卵を浸透させることができなかった。
ＫＨｚ、ｆ２が４５ＫＨｚ、ｆ３が１００ＫＨｚの３つ
の出力を数ｍｓで切り替えて卵３に味を浸透させた場
合、約２時間で全ての卵３に完全に味を浸透させること
ができたが、単一の周波数の出力による従来の超音波方
式により卵に味を浸透させた場合は、４時間かかっても
完全に全ての卵を浸透させることができなかった。
【００１０】又、味を浸透させる液体４としては、塩
味、カレー味、醤油味、味噌味等があり、さらに、卵３
の代わりにおでん種や煮物等に味を浸透させる場合に使
用することができる。
味、カレー味、醤油味、味噌味等があり、さらに、卵３
の代わりにおでん種や煮物等に味を浸透させる場合に使
用することができる。
【００１１】なお、上記実施例では、３個の圧電振動子
５を容器１の内壁に取り付けた実施例を示したが、容器
１内に１個の圧電振動子５を装着してもよいし、又、４
個以上でもよく、さらに、発振装置７の発振器も２つ以
上であればよい。
５を容器１の内壁に取り付けた実施例を示したが、容器
１内に１個の圧電振動子５を装着してもよいし、又、４
個以上でもよく、さらに、発振装置７の発振器も２つ以
上であればよい。
【００１２】又、上記実施例において、発振装置７と高
速切り替え装置６を別に構成した例を示したが、高速切
り替え装置６を発振装置７に一体に構成したものでも同
様に使用することができる。
速切り替え装置６を別に構成した例を示したが、高速切
り替え装置６を発振装置７に一体に構成したものでも同
様に使用することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の複数超音波による味浸透装置では、容器に装着した多
周波圧電振動子に発振器の出力を高速切り替え装置で微
小時間間隔で切り替えて入力することにより、圧電振動
子から周波数の異なる多数の周波数の超音波が微小時間
間隔で発生するので、これら複数の超音波によって食品
に均一に味を浸透させることができ、又、消泡作用でキ
ヤビテーションの影響がないので、超音波の浸透性が向
上し、卵や他の食品の中心部まで浸透させることがで
き、従来例のように単一超音波による定在波で場所によ
り味むらが生じるなどの影響がないという利点がある。
の複数超音波による味浸透装置では、容器に装着した多
周波圧電振動子に発振器の出力を高速切り替え装置で微
小時間間隔で切り替えて入力することにより、圧電振動
子から周波数の異なる多数の周波数の超音波が微小時間
間隔で発生するので、これら複数の超音波によって食品
に均一に味を浸透させることができ、又、消泡作用でキ
ヤビテーションの影響がないので、超音波の浸透性が向
上し、卵や他の食品の中心部まで浸透させることがで
き、従来例のように単一超音波による定在波で場所によ
り味むらが生じるなどの影響がないという利点がある。
【図１】本発明の１実施例の複数超音波による味浸透装
置の構成図である。
置の構成図である。
１ 容器
２ 装着棚
３ 卵
４ 味付け液体
５ 圧電振動子
６ 高速切り替え装置
７ 発振装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A23L 1/00 - 1/025
A23L 1/22
Claims (2)
- 【請求項１】 味を浸透させる食品を装着する装着棚を
設けた容器と、該容器の内部に装着又は投げ込まれた多
周波圧電振動子と、該多周波圧電振動子に接続された高
速切り替え装置と、該高速切り替え装置に接続された複
数の周波数の出力を発生する発振装置とからなり、前記
容器の装着棚に食品を装着し、味付け液体を前記容器に
入れ、前記発振装置からの複数の周波数の出力を微小間
隔で順次切り替えることにより、複数の周波数の出力を
前記食品に照射することを特徴とする超音波による味浸
透装置。 - 【請求項２】 前記発振装置は高速切り替え装置が一体
に構成されていることを特徴とする請求項１記載の超音
波による味浸透装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13601595A JP3479159B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 超音波による味浸透装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13601595A JP3479159B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 超音波による味浸透装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08298941A JPH08298941A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3479159B2 true JP3479159B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=15165197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13601595A Expired - Fee Related JP3479159B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 超音波による味浸透装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3479159B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101898201B1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-09-12 | 모던엠디에스 주식회사 | 계란 가공방법 |
| KR101898206B1 (ko) * | 2017-05-24 | 2018-09-12 | 모던엠디에스 주식회사 | 계란 가공시스템 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020059575A (ko) * | 2002-05-16 | 2002-07-13 | 주식회사 미가원 | 초음파 분산기를 이용한 생오징어 육질 내 물질 침투법 |
| KR20030090989A (ko) * | 2002-05-24 | 2003-12-01 | 주식회사 미가원 | 초음파 분산기를 이용하여 한방엑기스를 침투시킨 기능성건오징어 제조법 |
| JP5059900B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2012-10-31 | カバヤ食品株式会社 | 糖漬けピール食品の製法 |
| CN103005508B (zh) * | 2012-12-28 | 2014-03-05 | 北京德青源农业科技股份有限公司 | 一种带壳鸡蛋超声入味的制备方法 |
| KR102468893B1 (ko) * | 2021-08-18 | 2022-11-18 | 강철순 | 초음파를 이용한 혼합액 순환 장치 및 방법 |
| KR102349736B1 (ko) * | 2021-11-05 | 2022-01-13 | 농업회사법인 로가바이오 주식회사 | 농산물침투물질투입방법 및 그의 장치 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP13601595A patent/JP3479159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101898201B1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-09-12 | 모던엠디에스 주식회사 | 계란 가공방법 |
| KR101898206B1 (ko) * | 2017-05-24 | 2018-09-12 | 모던엠디에스 주식회사 | 계란 가공시스템 |
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|---|---|
| JPH08298941A (ja) | 1996-11-19 |
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