JP3478423B2 - 固定方法 - Google Patents

固定方法

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JP3478423B2
JP3478423B2 JP23867094A JP23867094A JP3478423B2 JP 3478423 B2 JP3478423 B2 JP 3478423B2 JP 23867094 A JP23867094 A JP 23867094A JP 23867094 A JP23867094 A JP 23867094A JP 3478423 B2 JP3478423 B2 JP 3478423B2
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俊彦 奥津
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Misawa Homes Co Ltd
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は戸当たりの固定方法、
更に詳しくは、建築躯体の表面にドア枠を介して当接し
て固定される被着体としての戸当たりを固定する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を、図5ないし図7を用いて
説明する。ここで図5および図6は、従来のドア枠を建
築躯体の開口部に固定する手順を示す組立斜視図であ
る。図7は、従来のドアの戸当たりを示すための水平断
面図である。図5に示すように、建築躯体40に設けら
れた開口部41の開口周面にパッキン材42を固定し、
そのパッキン材42とドア枠43とのいずれかもしくは
両方に接着剤を塗布してから、ドア枠43を建築躯体4
0へ固定していた。そして、図6に示すように、接着剤
が乾いてドア枠43の固定が完了するまでの間は、養生
治具44を用いてドア枠43を建築躯体40へ押しつけ
る作業が必要であった。
【0003】また、ドア枠43の固定が終了すると、
に示すように、そのドア枠43に対して戸当たり45
を、同じく接着剤を用いて固定し、ドア枠43の枠内に
ドアパネル46を位置させていた。上記のように建築躯
体と、その建築躯体に対してドア枠を介して固定される
被着体として戸当たりとの固定手段に接着剤を用いるの
は、戸当たりが目視できるため、釘など戸当たりの表面
に跡が残る固定手段を用いることができないからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
では、建築躯体とドア枠と戸当たりとの固定を完了させ
るための時間、すなわち接着剤を養生させる時間が必要
であり、養生時間は、戸当たりに関係する仕事を行えな
いなど、組立工程上の制限が生じるという問題点があっ
た。図5および図6に示す例にあっては、養生のための
治具まで必要であり、その治具の組込み作業まで必要と
なっていた。
【0005】本発明が解決すべき課題は、養生のための
治具や、固定完了までの待ち時間や固定のための治具が
必要ない固定技術を提供することにある。ここで、請求
項1および請求項2に記載の発明の目的は、接着剤を用
いるものの、固定完了までの待ち時間や固定のための治
具が必要ない戸当たりの固定方法を提供することであ
る。なお、本発明を開発および出願するに当たり、本出
願人は、予め日本特許情報機構(JAPIO)の先行技
術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和
55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、そ
の結果、特許出願13件、実用新案登録出願40件余り
を抽出した。
【0006】 検索式:F16B12/12 しかし、本願発明と同一の技術は、発見できなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
建築躯体(10)と、その建築躯体(10)の表面に
ア枠(12)を介して当接して固定される被着体として
の戸当たり(20)とを固定する方法であって、建築躯
体(10)とドア枠(12)には、戸当たり(20)
当接する表面から直角に軸方向をなすダボ受け穴を設
け、戸当たり(20)における建築躯体(10)との当
接面には、ダボ受け穴に挿入されて抜けないように固定
される係止突部(A)付きのダボ(30)を固定し、
ア枠(12)における建築躯体(10)の当接面または
建築躯体(10)におけるドア枠(12)の当接面のい
ずれか一方または双方、並びに戸当たり(20)におけ
るドア枠(12)の当接面またはドア枠(12)におけ
る戸当たり(20)の当接面のいずれか一方または双方
に接着剤を塗布し、係止突部(A)付きのダボ(30)
を、ドア枠(12)および建築躯体(10)のダボ受け
穴に挿入することによって、戸当たり(20)をドア枠
(12)を介して建築躯体(10)へ固定することとし
たことを特徴とする戸当たりの固定方法である。
【0008】ここで、建築躯体(10)とは、建物の構
造体を形成する躯体のことであり、例えば、壁や、その
壁に固定された部材などである。請求項2記載の発明
は、建築躯体(10)と、その建築躯体(10)の表面
ドア枠(12)を介して当接して固定される被着体
しての戸当たり(20)とを固定する方法であって、建
築躯体(10)とドア枠(12)には、戸当たり(2
0)が当接する表面から直角に軸方向をなすダボ受け穴
を設け、戸当たり(20)における建築躯体(10)と
の当接面には、ダボ受け穴に挿入されて抜けないように
固定される抜け止め環溝(B)付きのダボ(30)を固
定し、ドア枠(12)における建築躯体(10)の当接
面または建築躯体(10)におけるドア枠(12)の当
接面のいずれか一方または双方、並びに戸当たり(2
0)におけるドア枠(12)の当接面またはドア枠(1
2)における戸当たり(20)の当接面のいずれか一方
または双方に接着剤を塗布し、抜け止め環溝(B)付き
のダボ(30)を、ドア枠(12)および建築躯体(1
0)のダボ受け穴に挿入することにって、戸当たり
(20)をドア枠(12)を介して建築躯体(10)へ
固定することとしたことを特徴とする戸当たりの固定方
法である。
【0009】
【作用】次に、請求項1記載の戸当たりの固定方法の作
用について説明する。係止突部(A)付きのダボ(3
0)を建築躯体(10)とドア枠(12)のダボ受け穴
に挿入すると、そのダボ(30)は、ドア枠(12)に
おける建築躯体(10)の当接面または建築躯体(1
0)におけるドア枠(12)の当接面のいずれか一方ま
たは双方に塗布された接着剤や、戸当たり(20)にお
けるドア枠(12)の当接面またはドア枠(12)にお
ける戸当たり(20)の当接面のいずれか一方または双
方に塗布された接着剤が乾かなくてもダボ受け穴内に固
定される。係止突部(A)付きのダボ(30)は、戸当
り(20)に固定されているので、戸当たり(20)
は建築躯体(10)に固定されることとなり、養生時間
であっても他の作業を行える。
【0010】次に、請求項2記載の戸当たりの固定方法
の作用について説明する。抜け止め環溝(B)付きのダ
ボ(30)を建築躯体(10)とドア枠(12)のダボ
受け穴に挿入すると、そのダボ(30)は、ドア枠(1
2)における建築躯体(10)の当接面または建築躯体
(10)におけるドア枠(12)の当接面のいずれか一
方または双方に塗布された接着剤や、戸当たり(20)
におけるドア枠(12)の当接面またはドア枠(12)
における戸当たり(20)の当接面のいずれか一方また
は双方に塗布された接着剤が乾かなくてもダボ受け穴内
に固定される。抜け止め環溝(B)付きのダボ(30)
は、戸当たり(20)に固定されているので、戸当たり
(20)は建築躯体(10)に固定されることとなり、
養生時間であっても他の作業を行える。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1であ
る。図1は、本発明の第一の実施例を示す水平断面図で
ある。図2は、実開昭58−42406号の埋込用棒状
体の係止突部を示すための正面図である。図3は、実開
昭58−42406号の埋込用棒状体の係止突部を示す
ための側面図である。図4は、実開昭58−10860
6号のノックダウン式組立家具抜け止め環溝を示すため
の斜視図である。
【0012】まず、図1をもとに第一の実施例について
説明する。第一の実施例は、建物の壁を形成する壁パネ
ル11に開口部を設け、その開口部の開口周面にドア枠
12を固定し、そのドア枠12に固定する戸当たり21
の固定方法である。ドア枠12における戸当たり21の
固定位置には、凹溝が設けてある。そして、その凹溝の
表面からは直角に軸方向をなすダボ受け穴を設けてい
る。このダボ受け穴は、ドア枠12を貫通して壁パネル
11にまで達している。すなわち、この実施例における
特許請求の範囲の「建築躯体」は、壁パネル11および
ドア枠12である。また、特許請求の範囲の「被着体」
は、戸当たり21である。
【0013】一方、戸当たり21におけるドア枠12へ
の当接面には、ダボ受け穴にぴったりはまりこんで抜け
なくなるようなダボ30を埋め込んである。なお、戸当
たり21にもダボ受け穴を設けておき、ダボ30をその
ダボ受け穴に埋め込んで固定することとしている。ここ
で、ダボ30には、図2ないし図4を参照させながら説
明すると、実開昭58−42406号の埋込用棒状体に
示されるような「係止突部A」や、実開昭58−108
606号のノックダウン式組立家具に示されるような
「抜け止め環溝B」のような、ダボ受け穴に挿入されて
固定され、抜けないような工夫を施している。
【0014】このような戸当たり21をドア枠12へ固
定するには、ドア枠12の凹溝に接着剤を塗布し、ダボ
30をダボ受け穴に挿入することによって行う。もちろ
ん、接着剤は、戸当たり21やダボ30に塗布してもよ
い。このような係止突部A付きまたは抜け止め環溝B付
きのダボ30を、建築躯体10側のダボ受け穴に挿入す
ると、そのダボ30は、接着剤が乾かなくてもダボ受け
穴内に固定される。ダボ30は、戸当たり21に固定さ
れているので、戸当たり21はドア枠12に固定される
こととなり、固定のための治具、その治具の組込時間が
不要であり、養生時間であっても、戸当たり21やドア
枠12に関係する作業を行うことができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の効果】請求項1または請求項2に記載の発明に
よれば、接着剤を用いるものの、固定完了までの待ち時
間や固定のための治具が必要ない戸当たりの固定方法を
提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例を示す水平断面図であ
る。
【図2】 実開昭58−42406号の埋込用棒状体の
係止突部を示すための正面図である。
【図3】 実開昭58−42406号の埋込用棒状体の
係止突部を示すための側面図である。
【図4】 実開昭58−108606号のノックダウン
式組立家具抜け止め環溝を示すための斜視図である。
【図5】 従来のドア枠を建築躯体の開口部に固定する
手順を示す組立斜視図である。
【図6】 従来のドア枠を建築躯体の開口部に固定する
手順を示す組立斜視図である。
【図7】 従来のドアの戸当たりの固定構造を示すため
の水平断面図である。
【符号の説明】
A…係止突部、B…抜け止め環溝、10…建築躯体、1
1…壁パネル、12…ドア枠、20…被着体、21…戸
当たり、25…ドアパネル、30…ダボ、40…建築躯
体、41…開口部、42…パッキン材、43…ドア枠、
44…養生治具、45…戸当たり、46…ドアパネル。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築躯体と、その建築躯体の表面にドア
    枠を介して当接して固定される被着体としての戸当たり
    とを固定する方法であって、 建築躯体とドア枠には、戸当たりが当接する表面から直
    角に軸方向をなすダボ受け穴を設け、戸当たり における建築躯体との当接面には、ダボ受け穴
    に挿入されて抜けないように固定される係止突部付きの
    ダボを固定し、ドア枠における建築躯体の当接面または建築躯体におけ
    るドア枠の当接面のいずれか一 方または双方、並びに戸
    当たりにおけるドア枠の当接面またはドア枠における戸
    当たりの当接面のいずれか一方または双方に接着剤を塗
    布し、 係止突部付きのダボを、ドア枠および建築躯体のダボ受
    け穴に挿入することによって、戸当たりをドア枠を介し
    て建築躯体へ固定することとしたことを特徴とする戸当
    たりの固定方法。
  2. 【請求項2】 建築躯体と、その建築躯体の表面にドア
    枠を介して当接して固定される被着体としての戸当たり
    とを固定する方法であって、 建築躯体とドア枠には、戸当たりが当接する表面から直
    角に軸方向をなすダボ受け穴を設け、戸当たり における建築躯体との当接面には、ダボ受け穴
    に挿入されて抜けないように固定される抜け止め環溝付
    きのダボを固定し、ドア枠における建築躯体の当接面または建築躯体におけ
    るドア枠の当接面のいずれか一 方または双方、並びに戸
    当たりにおけるドア枠の当接面またはドア枠における戸
    当たりの当接面のいずれか一方または双方に接着剤を塗
    布し、 抜け止め環溝付きのダボを、ドア枠および建築躯体の
    ボ受け穴に挿入することによって、戸当たりをドア枠を
    介して建築躯体へ固定することとしたことを特徴とする
    戸当たりの固定方法。
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