JP3477889B2 - 後輪操舵装置 - Google Patents

後輪操舵装置

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JP3477889B2
JP3477889B2 JP5151195A JP5151195A JP3477889B2 JP 3477889 B2 JP3477889 B2 JP 3477889B2 JP 5151195 A JP5151195 A JP 5151195A JP 5151195 A JP5151195 A JP 5151195A JP 3477889 B2 JP3477889 B2 JP 3477889B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車に利用しうる後
輪操舵制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より後輪操舵制御装置は特公平5−
23990号公報に示されるように、車速センサ、前輪
舵角センサ、後輪舵角センサ等で構成される各種センサ
群を備え、後輪操舵用アクチュエータとマイクロコンピ
ュータとドライバを含む電子制御ユニットで構成されて
いる。そして、電子制御ユニットないしは後輪操舵用の
アクチュエータに異常が発生すると、電動モータへの通
電を遮断するようにされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、後輪操舵装
置の場合、車速センサ、前輪舵角センサ、後輪舵角セン
サ等で構成される各種センサ群、後輪操舵を行うアクチ
ュエータ、マイクロコンピュータとドライバを含む電子
制御ユニットで構成されるが、このような構成にした場
合、太い配線を電子制御ユニットから後輪操舵用アクチ
ュエータまで引っぱらなければならなくなり、車両配線
とか電気ノイズによる影響が問題となる。 【0004】このような問題を解決するために、センサ
からの情報に基づいて後輪の目標操舵量に関する情報を
出力する第1のデジタルプロセッサを持つ電子制御ユニ
ットと、この電子制御ユニットと通信を行い電子制御ユ
ニットが出力した後輪の目標操舵量に関する情報によ
り、後輪操舵信号を出力する第2のデジタルプロセッサ
を持ち、この第2のデジタルプロセッサの出力する後輪
操舵信号により電動モータを駆動するドライバを備えた
サーボユニットSVUを持つ後輪操舵装置において、異
常が起こった場合には、電動モータを駆動するドライバ
に供給する電源を遮断することにより、電動モータの駆
動を中止してしまうということが考えられる。 【0005】また最近では、1つの電子制御ユニットで
車両のシャシー制御を総合的に行うシステムが考えられ
てきているが、このようなシステム構成にした場合、ア
クチュエータ側が故障時には電子制御ユニットに対し影
響を及ぼしてしまうため、影響を及ぼさないような構成
とすることが望まれる。例えば、電子制御ユニットと第
2のデジタルプロセッサを含むサーボユニットSVUの
システム構成にして前者と後者で通信を行う場合、後者
に異常が発生した時、電子制御ユニットに対し影響を及
ぼすことがある。例えば、電子制御ユニットとサーボユ
ニットSVU間での通信を割り込み処理で行っている
時、一方に異常が発生した場合には他方に対する通信割
り込み頻度が高くなり、デジタルプロセッサが動作して
いるためにビジー状態になる現象が発生し、電子制御ユ
ニットは本来の制御ができなくなる状態が生じてしまう
ことにより電子制御ユニットに対して影響を及ぼさない
構成としなければならない。従って、本発明の課題は、
操舵制御装置における配線の量を減らして電子制御ユニ
ットとアクチュエータとの接続を容易にし、電力損失の
低減及び電気ノイズに対しての信頼性の改善をはかると
共に、異常になった場合でも電子制御ユニットに対して
影響を及ぼさないようにすることである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、電動モータ(12)、前記電動
モータにより後輪を操舵する後輪操舵機構(11)、車
両の状態を検出するセンサ手段(17,20,22,2
3,24)、前記センサ手段からの情報に基づいて後輪
の目標操舵量に関する情報を出力する第1のデジタルプ
ロセッサ(1)を含む第1の制御手段(9)、及び前記
第1の制御手段と通信を行い、前記第1の制御手段が出
力した後輪の目標操舵量に関する情報により後輪操舵信
号を出力する第2のデジタルプロセッサ(8)と前記第
2のデジタルプロセッサの出力する後輪操舵信号を受け
て前記電動モータを駆動する電動モータ駆動手段(DV
2,DV3)を含む第2の制御手段(SVU)を備えた
後輪操舵装置において、前記第1の制御手段と前記第2
の制御手段との間の通信状態を監視し、通信異常を検知
する通信異常検知手段を備え、通信異常を検知した時
に、前記第2の制御手段の第2のデジタルプロセッサを
リセット状態にすると共に、前記電動モータ駆動手段に
供給する電力を遮断する遮断手段(3)を備えたことを
特徴とする後輪操舵装置とした。 【0007】なお、通信異常が発生した場合に前記第2
のデジタルプロセッサをリセット状態にし、前記電動モ
ータ駆動手段に供給する電力を遮断すると共に、前記電
動モータを固定しブレーキをかけることが望ましい。 【0008】 【作用】本発明においては、センサ手段(17,20,
22,23,24)が第1の制御手段(9)の入力に接
続されており、駆動手段(12)が第2の手段(SV
U)の出力に接続されている。第1の制御手段が生成し
た目標舵角の情報が第2の制御手段に入力され、入力さ
れる目標舵角の情報に基づいて駆動手段を制御する第1
の制御手段は第1のデジタルプロセッサ(1)を含み、
第2の制御手段は、第1のデジタルプロセッサとは別の
独立した第2のデジタルプロセッサ(8)を含んでい
る。第1のデジタルプロセッサ及び第2のデジタルプロ
セッサは、各々マイコンのような汎用制御手段に特定の
プログラムを組み込んだものでもよいし特定の処理機能
を実行する専用のハードウェア回路であってもよい。 【0009】本発明によれば、第一の制御手段と第2の
制御手段は、互いに独立した制御ユニットであり、これ
らは別々の位置に配置することができる。即ち、センサ
手段と接続される第1の制御手段は、センサ手段が設定
されている場所に近い位置に配置し、駆動手段と接続さ
れる第2の制御手段は、駆動手段に近い位置に配置する
ことが可能である。第1の制御手段をセンサ手段の近傍
に配置することにより、接続が容易になり、接続部分で
の電気ノイズの影響を受けにくくなるし、電力損失が低
減される。 【0010】第1の制御手段と第2の制御手段との配線
においては、基本的には前者から後者に向かって目標舵
角の情報を送るだけで良いので、接続は容易なものとな
り、配線のインピーダンスを下げることにより、電気ノ
イズの影響を受けにくくすることができる。 【0011】前記第2の制御手段(SVU)は、第1の
制御手段が送信する信号を監視し、異常を検出すること
ができる。通信に異常が起こった場合、第1の制御手段
は、第2の制御手段の第2のデジタルプロセッサをリセ
ット状態にし、電動モータ駆動手段に供給する電力を遮
断し、第2の制御手段は第1の制御手段に対し影響を及
ぼさない状態にすることが可能となる。 【0012】 【実施例】本発明を実施する自動車の操舵系の構成を図
1に示す。図1において、13が左前輪、14が右前
輪、15が左後輪、16が右後輪を示している。ステア
リングホイール19の操舵軸は、前輪操舵機構10と連
結されて、前輪操舵機構10には、ラック&ピニオン機
構が内蔵されており、ステアリングホイール19に連動
してピニオンが回動すると、それと噛み合うラックが形
成されたラック軸10aが軸方向(左右方向)に移動
し、ラック軸10aが動くと、それに連結された前輪1
3及び14の舵角が変わる。 【0013】この実施例では、前輪舵角を検出するため
に、舵角検出器17及び20が設置してある。舵角検出
器17は、ラック軸10aの軸方向の位置を検出するポ
テンショメータであり、舵角検出器20は、ステアリン
グホイール19の操舵軸の回転に伴ってパルスを発生す
るロータリーエンコーダである。舵角検出器17及び2
0が出力する信号は、車内に設置された電子制御ユニッ
ト9に入力される。 【0014】また、車速を検出するために、2種類の車
速検出器22及び23が設置してある。車速検出器22
は実際の車輪の回転速度に基づいて車速を検出し、車速
検出器23は、変速機の出力軸の回転速度に基づいて車
速を検出する。車速検出器22、23が出力する信号、
及び、ヨーレート検出器24が出力する信号は、各々、
電子制御ユニット9に入力される。 【0015】後輪15及び16は、ラック軸25に連結
されており、ラック軸25の軸方向(左右方向)の移動
に伴って後輪15及び16の舵角が変わる。ラック軸2
5は後輪操舵機構11に連結されている。後輪操舵機構
11は、駆動用の電動モータ(ブラシレスモータ)1
2、モータの回転位置を検出する磁極センサ18、サー
ボユニットSVU、減速機を内蔵する。サーボユニット
SVUは、電子制御ユニット9から入力される目標舵角
情報に基づいて、電動モータ12を駆動する。電動モー
タ12を駆動すると、減速器を介して連結されたラック
軸25が移動し、後輪の舵角が変わる。ラック軸25に
は、後輪の舵角を検出する舵角検出器21が設置されて
いる。この舵角検出器21にはポテンショメータを用
い、舵角検出器21が出力する信号は、サーボユニット
SVUに入力される。 【0016】イグニションスイッチIGを介しバッテリ
ー2と接続された第1の電源ラインDIGは、電子制御
ユニット9とサーボユニットSVUに接続されている。
この第1の電源ラインDIGは、流れる電流が比較的小
さいため、0.3mm〜0.5mmの電線を使用してあ
る。 【0017】図1に示した装置の実際の後輪操舵機構1
1の構成を図2に示す。 【0018】サーボユニットSVU、電動モータ12、
磁極センサ18、及び舵角検出器21は、後輪舵角機構
11の同一ハウジング内に内蔵されている。サーボユニ
ットSVUは、コネクタCNを介し、マイクロコンピュ
ータ8からのリレー駆動信号と電子制御ユニット9のマ
イクロコンピュータ1の出力するサーボユニット許可信
号ENBの2つの信号の論理積によりリレー信号が作ら
れ、リレードライバ6を介しリレーに接続されてサーボ
ユニットSVUに電源を供給するように接続されてい
る。 【0019】このような構成であるため、後輪操舵機構
11を電源ライン及び電子制御ユニット9と接続するた
めの配線数が非常に少なく、特に、大電流を流す配線
が、電源ラインPIGとアースだけであるため、電力損
失を最小限に抑えることができる。 【0020】一方、電子制御ユニット9は各種センサ
(17、22、23、24)近傍に配置されているた
め、配線を短くすることができ、外部からの電気ノイズ
の影響を受けにくなる。 【0021】図1の電子制御ユニット9の構成を図3に
示し、サーボユニットSVUの構成を図4に示す。まず
図3を参照し、電子制御ユニット9の構成について説明
を行う。電子制御ユニット9は、マイクロコンピュータ
1、電源ユニット4、電源監視回路6、インターフェー
スIF1、IF2を備えていて、マイクロコンピュータ
1は、A/D変換器、タイマ及びシリアル通信回路を内
蔵している。電源ユニット4は、安定化された5V電源
を出力し、パワーオン時とか電源電圧低下時にリセット
信号を出力するリセット回路と、ウオッチドッグ回路を
備えている。インターフェースIF1、IF2は、信号
の波形整形、増幅、レベル調整をする信号処理回路であ
る。 【0022】マイクロコンピュータ1の入力ポートに
は、インターフェースIF1を介して車輪速、舵角、ヨ
ーレート、変速機車速に関する信号が入力される。前輪
舵角、ヨーレートの信号はアナログ信号であるため、マ
イクロコンピュータ1に内蔵のA/D変換器により、所
定周期毎にサンプリングされ記憶される。 【0023】電子制御ユニット9とサーボユニットSV
Uとの間は通信線TXD、RXDで互いに接続されてい
る。信号線TXD、RXDは、インターフェースIF2
を介して、マイクロコンピュータ1のシリアル通信回路
と接続されている。TXDで送信し、RXDで受信して
マイクロコンピュータ1とサーボユニットSVU間で情
報の通信を行っている。 【0024】例えば、ここに記載される電子制御ユニッ
ト9は後輪操舵用の電子ユニットに限ったものではな
く、車両のシャシーを総合的に制御する電子ユニット、
又は、アンチロック、トラクション、サスペンションな
どのいずれかの電子制御ユニットでもよく、後輪操舵機
構の駆動に対し必要な情報をわたせるものならば限定さ
れない。 【0025】電子制御ユニットから出力されるサーボユ
ニットSVU許可信号ENBは、通信状態を監視し通信
が正常に行われている場合にはHiを出力し、通信異常
時にはLowを出力して、サーボユニットSVUの動作
を行うか否かを決める信号である。サーボユニットSV
Uの動作が禁止された場合は、サーボユニットSVUの
デジタルプロセッサはリセットされ、電動モータは固定
されてサーボユニットSVUに電源を供給するリレー3
はオフとなる。 【0026】次に、図4を参照してサーボユニットSV
Uを説明する。サーボユニットSVUは、マイクロコン
ピュータ8、電源ユニット71、インターフェースIF
3、抵抗器R1、ドライバDV2、DV3及びリレード
ライバ6を備えている。また、A/D変換器及びシリア
ル通信回路を内蔵していて、電源ユニット71は、安定
化された5Vの電圧を出力する安定化電源と、パワーオ
ン時及び電圧低下時にリセットをかけるウオッチドッグ
タイマ回路を持っている。また、インターフェスIF3
は、信号の波形整形、増幅、レベル調整を行う信号処理
回路である。 【0027】電子制御ユニット9とサーボユニットSV
Uを接続する信号線、及びサーボユニットSVU許可信
号ENBは、インターフェースIF3を介し、マイクロ
コンピュータ8と接続されており、マイクロコンピュー
タ8は、信号線TXDで送信し、RXDで受信を行う。 【0028】ドライバDV2は、増幅器74、電流レベ
ル検出器MS、MOC、昇圧回路75、論理回路72は
PWM合成回路を含み、電流制限回路CL1、CL2、
ゲートドライバ76、77で構成されている。ドライバ
DV3は、スイッチング素子(パワーMOS FET)
と保護用のダイオードでなる6組のスイッチングユニッ
トU11、U12、U13、U21、U22、U23で
構成されており、その出力に電動モータ12のスター接
続された3相のコイルU、V、Wの各端子が接続されて
いる。 【0029】抵抗器R1はドライバDV3に流れる電流
に応じた電圧を出力し、この電圧レベルを増幅器74が
増幅する。電流レベル検出器MS、MOCは、増幅器7
4の出力電圧を、しきい値ref1、ref2と比較し
て、電流が過大か否かを判別し、MS、MOCが出力す
る信号S1及びS2は、マイクロコンピュータ8及び電
流制限回路CL1、CL2に入力される。 【0030】電動モータ12を駆動するためには、U→
V、V→W、W→U、V→U、W→V、U→Wのいずれ
かの端子間に電流を流し、電流を流す端子を順次切り換
える必要がある。6組のスイッチングユニットU11、
U12、U13、U21、UU22、U23の1対をオ
ンすることで、電動モータの12の端子間に電流を流す
ことができる。但し、スイッチングユニットU11とU
21、U12とU22、U13とU23の対になったト
ランジスタを同時にオンすると、電源ラインPIGとP
GND間がショートしてしまうため、そのような状況は
避けなければならない。 【0031】通常、マイクロコンピュータ8は、出力ポ
ートLA1、LB1、LC1、LA2、LB2、LC2
に信号を出力し電動モータ12の端子間に電流を流すの
で、電源ラインPIGとPGND間のショートは生じな
いが、論理回路72で入力信号の組合せを識別し、マイ
クロコンピュータ8の動作に異常が生じた場合でも、U
11とU21、U12とU22、U13とU23の対に
なったトランジスタが同時にオンしないように制御す
る。また、論理回路72にはインターフェースIF3を
通ったサーボユニットSVU許可信号ENBも入力さ
れ、電動モータを固定することができる。 【0032】電動モータ12の駆動トルクは、コイルに
流す電流をPWM(パルス幅変調)制御することにより
調整される。電流のパルス幅を決定するPWM信号は、
マイクロコンピュータ8の出力ポートPWMから出力さ
れる。論理回路72の内部のPWM合成回路は、PWM
信号とポートLA2、LB2、LC2に出力する相切換
信号とを合成し、下側のスイッチングユニットU21、
U22、U23の制御を行う信号を生成する。 【0033】ポートLA1、LB1、LC1に出力する
相切換信号は、論理回路72、電流制限回路CL1、ゲ
ートドライバ76を介し、スイッチングユニットU1
1、U12、U13のゲート端子に入力され、ポートL
A2、LB2、LC2に出力される相切換信号は、論理
回路72に含まれるPWM合成回路、電流制限回路CL
2、ゲートドライバ77を介し、スイッチングユニット
U21、U22、U23のゲート端子に入力される。ス
イッチングユニットU11、U12、U13、U21、
U22、U23は、各々、ゲート端子に入力される信号
レベルに応じて制御される。 【0034】電動モータ12は、ブラシレスモータであ
り、回転子が永久磁石で構成され、固定子が電気コイル
になっている。従って、電動モータの回転子の磁極の位
置を検出し、磁極の位置と動かす方向に応じて電流を流
すコイルを切換える必要がある。この実施例では、電動
モータ12の回転子の磁極の位置を検出する磁極センサ
18が、電動モータ12に付いている。この磁極センサ
18は、検出した3相の信号をHA、HB、HCに入力
する。マイクロコンピュータ8は、入力ポートHA、H
B、HCの信号を参照して磁極の位置を検出し、検出し
た位置に基づいて生成した相切換信号をポートLA1、
LB1、LC1、LA2、LB2、LC2に出力する。 【0035】後輪の舵角を検出する舵角検出器21は、
舵角に応じた電圧をマイクロコンピュータ8の入力ポー
トVRSに入力する。マイクロコンピュータ8は入力ポ
ートの電圧レベルを周期的にサンプリングし、内蔵のA
/D変換器で数値に変換し、メモリに記憶する。マイク
ロコンピュータ8は、舵角検出器21によって最初に検
出した舵角初期値と、磁極センサ18が出力する信号を
カウントして求められる舵角変化量により、後輪の実舵
角値を得ている。 【0036】図3に示した電子制御ユニット9のマイク
ロコンピュータ1の動作を図5に示し、図4に示したサ
ーボユニットSVUのマイクロコンピュータ8の動作を
図6に示す。 【0037】図5においてマイクロコンピュータ1の動
作を説明する。 【0038】最初に、電源がオンすると初期化によりC
PUのチェック、メモリのクリア、パラメータの初期
化、及び、各種モードの初期設定を実行する。また、信
号線を使用しサーボユニットSVUとの間でデータの送
受信テストを実施し、通信系の異常の有無をを調べる。
通信系が正常時、ステップS13でサーボユニットS
VU許可信号ENBをHi出力にし、通信系に異常があ
るとS12からS1Eに進む。ステップS14では、サ
ーボ系のゲインパラメータの送信を行う。次のステップ
S15−S16−S17−S18−S19−S1A−S
1B−S1C−S15−・・・は、何らかの異常が発生
するまで、5msごとの周期で繰り返し実行される。 【0039】ステップS15では、目標舵角の今回値を
T1に記憶し前回値をT2を記憶する、また、車速の今
回値をS1に記憶し前回値をS2に記憶する。そして次
にステップS16では目標舵角の今回値T1を演算し記
憶する。ステップS17では車速の今回値S1を演算し
記憶する。次のステップS18では、目標舵角の今回値
T1と前回値T2との差分(目標舵角変化)TΔを演算
し、また同様に、車速の今回値と前回値との差分(車速
変化)SΔを演算し記憶する。そして次のステップS1
9で、信号線TXD、RXDを使用し、目標舵角変化T
Δ、及び車速変化SΔの情報をサーボユニットSVUに
対し送信する。つまり、電子制御ユニット9は、5ms
ごとの周期で目標舵角TΔ及び車速変化SΔの情報をサ
ーボユニットSVUに対し送信する。 【0040】電子制御ユニット9と同様に、サーボユニ
ットSVUは5msの周期でサーボユニットSVUにお
ける目標舵角と実舵角の偏差θeの情報を電子制御ユニ
ット9に送信する。ステップS1Aでは、マイクロコン
ピュータ1はサーボユニットSVUから送られてきた情
報を受信する。前回受信してから今回受信するまでの1
周期の時間をしきい値と比較し異常の有無を判別する。
1周期の時間が5±1msの規定の範囲内ならば、正常
とみなしステップS1BからS1Cに進むが、そうでな
い場合には、ステップS1Eに進む。次のステップS1
Cでは、受信した舵角偏差θeの値を、予め定められた
舵角偏差上限しきい値θemと比較し、受信した舵角偏
差θeが、θe>θemなら、時間のカウントを開始す
る。θe≦θemになれば時間カウンタはクリアされる
が、θe>θemが長く続くと、継続時間が時間のしき
い値tem以上となり、ステップS1Eに進む。 【0041】ステップS1Eでは、サーボユニットSV
U許可信号ENBをLo出力にして、サーボユニットの
駆動を禁止させる。通常はステップS1Eを実行するこ
とはないが、マイクロコンピュータが暴走したり、通信
回路が故障すると所定時間内に通信情報を受信できなく
なった場合にサーボユニットSVUの動作を止めてしま
う。 【0042】次に、図6を参照しサーボユニットSVU
のマイクロコンピュータ8の動作を説明する。電源がオ
ンすると初期化によりCPUのチェック、メモリのクリ
ア、パラメータの初期化、及び、各種モードの初期設定
を実行する。また、信号線を使用しサーボユニットSV
Uとの間でデータの送受信テストを実施し、通信系の異
常の有無を調べる。更には、パワー系の異常の有無を調
べる。具体的には、出力ポートLA1、LB1、LC
1、LA2、LB2、LC2に出力する相切換信号を順
次切り替え、マイクロコンピュータ8のポートMI及び
PIGMに入力される電圧レベルをサンプリングしA/
D変換して入力し、予め定められたしきい値と比較し、
リレー3の状態、スイッチングユニットU11、U1
2、U13、U21、U22、U23の状態、及び電動
モータ12のコイルの状態(オープン、ショート)につ
いての異常の有無を調べる。 【0043】ステップS21の結果、通信系に異常が検
出された時には、ステップS22からS26に進み、パ
ワー系の異常が検出された時には、ステップS23から
S26に進む。ステップS26では、出力ポートLA
1、LB1、LC1、LA2、LB2、LC2に出力す
る相切換信号を制御して、スイッチングユニットU1
1、U12、U13、U21、U22、U23を全てオ
フ状態に制御する。 【0044】異常がない時には、ステップS21−S2
2−S23を通ってS24に進む。 【0045】ステップS24では、電子制御ユニットか
ら送信される情報を入力し、サーボ系のゲインをセット
する。 【0046】次のステップS25では、舵角検出器21
が検出した後輪舵角を、磁極カウンタ87に初期値とし
てセットする。磁極センサ18により得られる舵角情報
は相対的な値であるので、最初に、舵角検出器21が検
出した実舵角を初期値として採用する。 【0047】続くステップS27、S28、S29、S
2A、S2B、S2C、S2D、・・・は、何らかの異
常が検出されるまで、5ms周期で繰り返し実行され
る。 【0048】ステップS27では、信号線TXD、RX
Dを使用し電子制御ユニット9から送信される舵角目標
値の変化情報TΔ及び車速の変化情報SΔを受信し、レ
ジスタに記憶する。ステップS28では、舵角目標値の
変化情報TΔ及び車速の変化情報SΔを、前回受信して
から今回受信するまでの1周期の時間を予め定められた
しきい値と比較し異常の有無を判別する。1周期の時間
が5±1msの範囲内ならば、ステップS29に進み、
そうでない場合には、ステップS2Fに進む。 【0049】ステップS2Fでは、受信異常を示す診断
情報を記憶し、通信線により電子制御ユニット9に送信
する。そして、次にステップS2Iでは、電動モータ1
2の駆動を停止し、後輪舵角を固定して以後の動作を中
止する。 【0050】ステップS29では、受信した舵角目標値
の変化情報TΔ、及び車速の変化情報SΔをそれぞれの
上限しきい値Tref 及びSref と比較し、TΔ<Tref
かつSΔ<Sref の場合には、ステップS2Aに進む
が、上記条件以外の場合には、エラーとみなしてステッ
プS2Gに進む。 【0051】この実施例では、5msの間で目標舵角及
び車速が一瞬のうちに大きく変化することがないため、
受信する舵角情報は目標舵角の最大値よりはるかに小さ
いために、受信した舵角目標値の変化情報TΔ及び車速
の変化情報SΔのどちらかが大きい時には、データ伝送
上のエラーが生じている可能性が高いと判断し、予め定
められたしきい値以上になった場合に異常とする。 【0052】ステップS2Gでは、データエラーを示す
診断情報を記憶し、信号線TXD、RXDを使用し電子
制御ユニットに送信する。次のステップS2Iでは、電
動モータ12の駆動を停止し、後輪の舵角を固定して以
後の動作を中止する。 【0053】ステップS2Aでは、サーボユニットSV
Uの目標舵角Tθに、受信した最新の舵角TΔを加算し
て目標舵角Tθを更新する。 【0054】ステップS2Bでは、更新された目標舵角
Tθを上限しきい値Tmax と比較し、Tθ<Tmax なら
次にステップS2Cに進み、そうでなければS2Hに進
む。 【0055】ステップS2Hでは、目標舵角異常を示す
診断情報を記憶し、電子制御ユニット9に送信する。次
のステップS2Iでは、電動モータ12の駆動を停止
し、後輪舵角を固定する。 【0056】ステップS2Cでは、電動モータのサーボ
系の制御を行い、このサーボ系の構成を図7に示す。 【0057】つぎのステップS2Dでは、最新の目標舵
角Tθと、舵角検出器21により検出された実舵角との
差分を舵角偏差θeとして記憶し、ステップS2Eで、
舵角偏差θeの情報を電子制御ユニット9に送信する。
ステップS2Dにおける実舵角として、図7に示す磁極
カウンタ87により算出されるRAGLを採用してもよ
い。その場合、θe=ΔAGLになる。 【0058】次に、図7を参照してサーボユニットSV
Uのサーボ系を説明する。 【0059】目標舵角Tθは、微分部90及び減算部9
2に入力される。微分部90では、目標舵角Tθの時間
微分値SAGLAを計算し、微分ゲイン設定部91に入
力する。微分ゲイン設定部91は、SAGLAの絶対値
から微分ゲインYTDIFGAINを求める。なお、微
分ゲイン設定部91の各ブロック中に示したグラフは、
横軸が入力値で縦軸が出力値の関係を示している。 【0060】この例では、微分値SAGLAの絶対値が
4 deg/sec以下の場合には、微分ゲインは0に、また、
微分値SAGLAの絶対値が12 deg/sec以上の場合に
は、微分ゲインが4にセットされ、上記以外では、微分
ゲインは0〜4の範囲の値になる。 【0061】減算部92は、目標舵角Tθと実舵角RA
GLとの偏差である舵角偏差ΔAGLを演算する。実舵
角RAGLは、磁極カウンタ87から出力される。磁極
カウンタ87は、磁極センサ18が出力する3相のパル
ス信号間の位相差から電動モータ12の回転方向を識別
し、パルス信号のパルス数をそれまでのカウント値に加
算又は減算して舵角値を検出する。磁極センサ18から
の信号により得られる舵角値は相対値である。この例で
は、図6のステップS25で最初に舵角検出器21が検
出した実舵角を磁極カウンタ87に予めセットしてある
ため、磁極カウンタ87が出力する値RAGLは実舵角
になる。 【0062】舵角偏差ΔAGLは、舵角偏差不感帯93
で処理され、舵角偏差値ETH2になる。舵角偏差不感
帯93は、入力値(舵角偏差ΔAGL)の絶対値が所定
値E2PMAX以下の場合には、舵角偏差値ETH2を
0にし、舵角偏差ΔAGLが小さい時に制御を停止させ
る。舵角偏差不感帯93が出力舵角偏差値ETH2は、
比例部96及び微分部94に入力される。 【0063】比例部96は、予めセットされた比例ゲイ
ンの値を舵角偏差値ETH2に掛けた値を比例制御値P
AGLAとして出力する。微分部94は、舵角偏差値E
TH2を時間微分して舵角偏差微分値SETH2を求
め、乗算部95で、舵角偏差微分値SETH2に微分ゲ
インYTDIFGAINを掛け、微分制御値DAGLA
を算出する。加算部97では、比例制御値PAGLAと
微分制御値DAGLAとを加算した結果を、制御舵角値
HPIDとして出力する。 【0064】制御舵角値HPIDは、舵角偏差リミッタ
98を通り、制御量ANGになる。 【0065】舵角偏差リミッタ98は、入力値に比例し
た出力を生成するとともに、制御量ANGが1.5de
g以上、又は−1.5deg以下にならないように出力
値の範囲を制限する。制御量ANGは、パルス幅変調変
換部99に入力され、パルス幅変調信号PWM1に変換
される。即ち、周期が一定で制御量ANGに比例したパ
ルス幅のパルス信号PWM1が生成される。このパルス
幅変調信号PWM1が、モータドライバに入力される。
モータドライバ5は、パルス幅変調信号PWM1に応じ
電動モータ12のオン/オフのタイミングを決める。従
ってパルス幅変調信号PWM1により、電動モータ12
の駆動トルクが変化する。電動モータ12が回転する
と、磁極センサ18がパルスを発生するので、磁極カウ
ンタ87のカウンタ値、即ち、実舵角値RAGLが変わ
り、舵角偏差ΔAGLが変わる。このサーボ系は、舵角
偏差ΔAGLが0に近づくように電動モータ12を制御
する。 【0066】1つの変形実施例について説明する。この
実施例の電子制御ユニット9Bの構成を図8に示し、サ
ーボユニットSVU2の構成を図9に示す。前述の実施
例と同様に、電子制御ユニット9Bは目標舵角情報TΔ
をサーボユニットSVU2に送り、サーボユニットSV
U2は舵角偏差情報θeを電子制御ユニット9Bに送る
が、アナログ電圧として信号線TΔ及びθeに現れる。 【0067】電子制御ユニット9Bのマイクロコンピュ
ータ1Bは、目標舵角情報TΔをD/A変換器によりア
ナログ電圧に変換した信号をポートD/Aに出力し、イ
ンターフェースIF3BのバッファBFを通り、マイク
ロコンピュータ8BのポートA/Dに入力される。この
信号は、マイクロコンピュータ8Bに内蔵されたA/D
変換器で変換された後、前記実施例の舵角情報TΔと同
様に処理される。 【0068】マイクロコンピュータ8Bは、内部で生成
した舵角偏差情報θeを、D/A変換しポートD/Aに
出力する。この信号は、インターフェースIF3B、信
号線θe、インターフェースIF2BのバッファBFを
通って、マイクロコンピュータ1BのポートA/Dに入
力される。マイクロコンピュータ1Bは、ポートA/D
に入力される信号の電圧をA/D変換し、舵角偏差情報
θeを生成する。この舵角偏差情報θeは、前記実施例
と同様に処理される。 【0069】この実施例では、サーボユニットのマイク
ロコンピュータ8Bが異常を検出した場合、エラー信号
ERRを出力する。この信号は、マイクロコンピュータ
1Bの入力ポートP1に入力される。マイクロコンピュ
ータ1Bは、定期的に入力ポートP1の状態を参照し
て、サーボユニットの異常の有無を調べる。 【0070】 【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、第1の制
御手段と第2の制御手段は、互いに独立した制御ユニッ
トであり、これらは別々の位置に配置することができ
る。即ちち第1の制御手段は各種センサに近い位置(例
えば車内)、第2の制御手段は駆動手段に近い位置(例
えば後輪操舵機構と同一のハウジング内)に配置する事
が可能である事によりセンサとの接続が容易になり電気
ノイズの影響を受けにくくなるし、電力損失が低減され
る。 【0071】第2の制御手段が異常となった場合でも第
1の制御手段は第2の制御手段のデジタルプロセッサを
リセット状態にし、電動モータを駆動するドライバに対
しては電力の供給を遮断し、電磁的に電動モータを固定
してブレーキをかけることにより安定性の向上をはかる
ことも可能となる。 【0072】また異常時には、第2の制御手段のデジタ
ルプロセッサにリセットをかけることにより、第2の制
御手段は第1の制御手段に対し、影響を及ぼさないもの
となる。つまり、第1の制御手段に対し、第2の制御手
段のデジタルプロセッサの動作を止めることにより通信
による割り込みがかからなくなり、第2の制御手段は動
作を停止した状態で、第1の制御手段は通常の処理を行
うことが可能となる。 【0073】例えば、第1の制御手段は後輪操舵用の電
子ユニットに限定されるものでなく、車両のシャシーを
総合的に制御する電子ユニット、又は、アンチロック、
トラクション、サスペンションなどのいずれかの電子ユ
ニットでもよく、第2の制御手段(SVU)との情報の
受け渡しに異常が起こった場合には、前記第2の制御手
段の行う処理を止めて後輪操舵用の電動モータをロック
し、第1の制御手段に対して悪影響を及ぼさないように
すると共に、第1の制御手段は前記の通常制御を可能と
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 実施例の自動車の操舵系の構成を示すブロッ
ク図である。 【図2】 図1の後輪操舵機構11の外観を示す一部切
欠平面図である。 【図3】 図1の電子制御ユニット9の構成を示すブロ
ック図である。 【図4】 図1のサーボユニットSVUの構成を示すブ
ロック図である。 【図5】 図3の中のマイクロコンピュータ1の動作を
示すフローチャートである。 【図6】 図4の中ののマイクロコンピュータ8の動作
を示すフローチャートである。 【図7】 実施例のサーボ系の構成を示すブロック図で
ある。 【図8】 変形例の電子制御ユニットの構成を示すブロ
ック図である。 【図9】 変形例のサーボユニットSVUの構成を示す
ブロック図である。 【符号の説明】 1,1B:マイクロコンピュータ 2:バッテリー 3:リレー 4:電源ユニット 5:モータドライバ 8,8B:マイク
ロコンピュータ 9:電子制御ユニット 10:前輪操舵機
構 10a:ラック軸 11:後輪操舵機
構 12:電動モータ(ブラシレスモータ) 13:左前輪 14:右前輪 15:左後輪 16:右後輪 17,20:舵角検出器 18:磁極センサ 19:ステアリングホイール 21:舵角検出器 22,23:車速検出器 24:ヨーレート
検出器 25:ラック軸 71:電源ユニッ
ト 87:磁極カウンタ DV2,DV3:ドライバ IF1,IF2,IF3:インターフェース DIG,PIG:電源ライン SVU:サーボユニット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−156300(JP,A) 特開 平4−41960(JP,A) 特開 平6−239261(JP,A) 実開 平3−51681(JP,U) 特公 平5−23990(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 7/14 B62D 6/00 B60R 16/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電動モータ、前記電動モータにより後輪
    を操舵する後輪操舵機構、車両の状態を検出するセンサ
    手段、前記センサ手段からの情報に基づいて後輪の目標
    操舵量に関する情報を出力する第1のデジタルプロセッ
    サを含む第1の制御手段、及び前記第1の制御手段と通
    信を行い、前記第1の制御手段が出力した後輪の目標操
    舵量に関する情報により後輪操舵信号を出力する第2の
    デジタルプロセッサと前記第2のデジタルプロセッサの
    出力する後輪操舵信号を受けて前記電動モータを駆動す
    る電動モータ駆動手段を含む第2の制御手段を備えた後
    輪操舵装置において、前記第1の制御手段と前記第2の
    制御手段との間の通信状態を監視し、通信異常を検知す
    る通信異常検知手段を備え、通信異常を検知した時に、
    前記第2の制御手段の第2のデジタルプロセッサをリセ
    ット状態にすると共に、前記電動モータ駆動手段に供給
    する電力を遮断する遮断手段を備えたことを特徴とする
    後輪操舵装置。
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