JP3477435B2 - 浴室音響システム - Google Patents

浴室音響システム

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JP3477435B2 JP2000256847A JP2000256847A JP3477435B2 JP 3477435 B2 JP3477435 B2 JP 3477435B2 JP 2000256847 A JP2000256847 A JP 2000256847A JP 2000256847 A JP2000256847 A JP 2000256847A JP 3477435 B2 JP3477435 B2 JP 3477435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシステムバ
ス等の浴室における音響システムに係わり、特に、低音
から高音まで高音質が得られる浴室音響システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、システムバス等の浴室の音響シス
テムとしては、例えば実開平6−58057号公報ある
いは特開平3−15423号公報に開示されている。前
者(実開平6−58057号公報)の音響システムは、
浴室用スピーカを浴室天井または壁面部に設置し、この
浴室用スピーカで低音から高音までの全ての音を再生す
るように構成したものである。
【0003】また、後者(特開平3−15423号公
報)の音響システムは、皿状のフレームに固定したボイ
スコイルやマグネット及びヨークによって音響ユニット
を形成し、この音響ユニットのフレームの周囲をバスタ
ブ壁面に密着させて固定し、音響ユニットでバスタブ自
体を発音体として振動させて音を再生するように構成し
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
音響システムにあっては、比較的小型の一つのスピーカ
を浴室の水平な天井や垂直な壁面に単に取り付け、この
スピーカで低音から高音までの全周波数帯域の音を再生
する構造であるため、浴室内における低音の再生が不十
分で、例えば音楽を鑑賞する際に、浴室内に良好な音響
分布(音響特性)が得られ難いという問題点があった。
【0005】この点、後者の音響システムは、音響ユニ
ットをバスタブ壁面に取り付け、この音響ユニットで人
間が視聴できる周波数帯の音を、振動板としての一つの
比較的大きなバスタブ壁面で再生する方式であるため、
低音は比較的良好に再生されるものの、音響ユニットが
バスタブ壁面に直接取り付けられていることから、バス
タブ壁面の振動によって、機械的な振動が入浴者に直接
的に伝わり易く、入浴者が不快感を伴う場合があるとい
う問題点があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、小型スピーカ
と低音再生用の大型スピーカの最適位置への設置により
浴室内に不快感のない良好な音響分布が得られると共
に、大型スピーカの設置の容易化が図れる浴室音響シス
テムを提供することにある。また、請求項2記載の発明
の目的は、請求項1記載の発明の目的に加え、大型スピ
ーカを浴室内の最適閉空間に対応した壁パネル外面に容
易に設置できて、より良好な音響分布が得られる浴室音
響システムを提供し、請求項3記載の発明の目的は、請
求項1または2記載の発明の目的に加え、低音を効果的
に再生してより良好な音響分布が得られる浴室音響シス
テムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、浴室の天井パ
ネルか壁パネル上部に設置された小型スピーカと、浴室
内に形成される閉空間に対応した浴室外壁に設置された
低音再生用の大型スピーカとを備え、前記閉空間は、開
口部を介して洗い場に連通されていることを特徴とす
る。
【0008】このように構成することにより、音楽等の
音は、浴室の天井パネルか壁パネル上部に設置された小
型スピーカで、浴室内の空間を有効空間(音響空間)と
して再生される。一方、低音は、浴室内に形成される閉
空間に対応した浴室外壁に設置された大型スピーカで閉
空間を有効空間として再生される。これにより、その指
向性が発生場所に左右されない大型スピーカを閉空間の
浴室外壁に設置し、小型スピーカを各パネルの所望位置
に設置できて、浴室内に機械的振動等による不快感のな
い望ましい音響分布が得られると共に、大型スピーカを
浴室内から視認されず浴室のデザイン性を損なわない箇
所である閉空間の浴室外壁に容易に設置できる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、閉空間がカ
ウンター内側もしくはバスタブエプロン内側に形成さ
れ、開口部がカウンターエプロンもしくはバスタブエプ
ロンに設けられていることを特徴とする。このように構
成することにより、大型スピーカを、浴室内に必然的に
形成される閉空間に対応した浴室外壁に設置できて、そ
の設置の一層の容易化が図れると共に、この大型スピー
カで再生される低音が、各閉空間と洗い場とを区画する
各エプロンに設けた開口部から洗い場に伝搬されて、浴
室内により良好な音響分布が得られる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、開口部と大
型スピーカとがダクトを介して連通されていることを特
徴とする。このように構成することにより、大型スピー
カで再生される低音が、ダクトを介して開口部から洗い
場(浴室)内に伝搬されることから、浴室内において効
果的な低音再生が得られて、より良好な音響分布が得ら
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係
わる浴室音響システムをシステムバスに適用した場合の
一実施例を示し、図1がその内部の概略斜視図、図2が
その内部の概略平面図、図3が大型スピーカの設置部分
の断面図である。
【0012】図1及び図2において、システムバス1
は、防水パン2と、浴室外壁としての4枚の壁パネル3
a〜3dと、例えばドーム形状の天井パネル4とによっ
て箱状に形成されている。防水パン2上には、壁パネル
3a側にバスタブ5が配置されると共に、壁パネル3c
側に洗い場6が設けられ、また、洗い場6の壁パネル3
b側には洗面器置き用のカウンター7が配置されてい
る。
【0013】そして、壁パネル3bの天井パネル4側の
上部左右両側には、所定の振動板(図示せず)を有する
小型スピーカ8a、8bが設置されている。この小型ス
ピーカ8a、8bは、振動板として樹脂製のコーン紙を
使用すること等により防水構造とされ、低音から高音ま
での音を再生する。なお、この小型スピーカ8a、8b
は、例えばインピーダンスが8Ωで、再生周波数帯域が
100〜15000Hzのものが使用される。
【0014】また、小型スピーカ8a、8bの設置位置
としては、壁パネル3b上部に限らず、例えば図1の二
点鎖線aで示すように対向する壁パネル3a、3c上部
に設置したり、二点鎖線bで示すように天井パネル4の
壁パネル3b側の左右両側、あるいは二点鎖線cで示す
ようにドーム形状の天井パネル4の左右の側壁部4a、
4bに設置することもできる。
【0015】また、前記壁パネル3dのバスタブ5の側
壁(壁面)5aと対向する部分には、大型スピーカ9が
設置されている。すなわち、図2に示すように、バスタ
ブ5の側壁5aと各壁パネル3a、3d及びバスタブエ
プロン10との間には閉空間11が形成され、この閉空
間11にその前面側が指向した状態で大型スピーカ9が
壁パネル3dに取り付けられている。この大型スピーカ
9としては、例えばインピーダンスが8Ωで、再生周波
数帯域が25〜125Hzのスーパーウーハ等が使用さ
れ、小型スピーカ8a、8bと同様、防水構造とされる
のが好ましい。
【0016】そして、大型スピーカ9は、例えば図3に
示すように、壁パネル3dに形成された開口12の内面
にその前面フレーム9aをパッキン22を介して当接さ
せると共に、壁パネル3dの開口12の外側に必要に応
じて補強板13を当接させ、前面フレーム9aに設けた
取付孔から補強板13のネジ孔に取付ネジ14をネジ込
むことによって、壁パネル3dに取り付けられている。
なお、この大型スピーカ9の取付構造は一例であって、
例えば補強板13を使用することなく、壁パネル3dに
木ネジや接着剤等で直接固定することも可能である。ま
た、閉空間11での共鳴(共振)現象を積極的に利用し
て特定の周波数域の低音を出易くしたり、例えば大型ス
ピーカ9が比較的小さい場合には、図3の二点鎖線で示
すように、閉空間11を所定の容量になるように仕切板
15で仕切って低音を出易くすることもできる。
【0017】また、大型スピーカ9が設置される閉空間
11と洗い場6とを区画する前記バスタブエプロン10
には、開口部16が設けられている。この開口部16
は、バスタブエプロン10の例えば壁パネル3d寄りに
幅wの上下方向の長孔で形成されると共に、閉空間11
内に所定寸法h(h=0を含む)突出している。この開
口部16により、後述する如く大型スピーカ9で再生さ
れる低音が洗い場6内に良好に伝搬される。
【0018】この大型スピーカ9と前記小型スピーカ8
a、8bは、図1に示すように、システムバス1の例え
ば壁パネル3c外面に配置されたアンプ17の出力端子
にそれぞれ接続されている。このアンプ17には、図示
しないCDプレーヤ、カセットデッキ、各種チューナ等
の音響機器が接続されると共に、例えば壁パネル3aに
取り付けた操作盤18が接続されており、この操作盤1
8をシステムバス1内で操作することによって、音響機
器が有線もしくは無線で制御される。
【0019】このシステムバス1によれば、例えば操作
盤18に設けた図示しない電源スイッチや操作釦を操作
することによって、CDプレーヤやカセットデッキ等の
音楽を、小型スピーカ8a、8bと大型スピーカ9で再
生させてシステムバス1内で視聴することができる。こ
の時、音楽の音は、入浴者の上方に配置された左右の小
型スピーカ8a、8bでステレオ再生される。
【0020】また、音楽の音のうち低音は、大型スピー
カ9に供給されて再生され、この再生音は、閉空間11
内の振動音がバスタブエプロン10に設けた開口部16
から洗い場6に直接伝搬される。このバスタブエプロン
10の開口部16から直接伝搬される音波により、シス
テムバス1内に臨場感のある良好な低音が再生され、例
えば洗い場6にいる入浴者がこの低音を体で感じながら
聞くことができると共に、低音が入浴者の頭部より下方
に位置する防水パン2上の洗い場6から聞こえる状態と
なり、例えば入浴者がバスタブ5内にいても、重量感と
臨場感のある低音を聞くことができる
【0021】このように、上記実施例のシステムバス1
にあっては、小型スピーカ8a、8bを壁パネル3b上
部に設置し、低音再生用の大型スピーカ9をシステムバ
ス1内に必然的に形成されるバスタブエプロン10内側
の閉空間11に対応した壁パネル3dに設置しているた
め、両スピーカ8a、8b、9をシステムバス1内の最
適位置に設置しつつ、小型スピーカ8a、8bで所定の
音(例えば中高音)を再生することができると共に、大
型スピーカ9で低音を再生することができる。
【0022】特に、大型スピーカ9を閉空間11に対応
した浴室外壁である壁パネル3dに設置していることか
ら、従来単なる空間であった閉空間11を音響空間とし
て有効活用できると共に、大型スピーカ9が入浴者の頭
部より下方に設置されていることから、音楽を再生する
上で、壁パネル3bの小型スピーカ8a、8bでは再生
することのできない重量感と臨場感のある低音が再生さ
れる。
【0023】また、入浴者が洗い場6やバスタブ5にい
る場合でも、入浴者により近い位置のバスタブエプロン
10内側の閉空間11に対応した壁パネル3dの外面側
に設置した大型スピーカ9で低音を再生できるため、発
生する音レベルが小さくても、聴感上十分な低音を再生
することができると共に、大型スピーカ9が壁パネル3
b上部に設けられる場合に比較して、低音の再生部(大
型スピーカ9)と入浴者の距離が近くかつ音圧レベルも
低く設定できるため、音の反響が抑えられて定位が不安
定になることもない。
【0024】さらに、低音再生用としてスーパーウーハ
等の低音を良好に再生し得る大型スピーカ9を使用する
と共に、バスタブエプロン10に閉空間11内の音を直
接洗い場6側に伝搬し得る開口部16を設けているた
め、低音が効率的に洗い場6(システムバス1)内に伝
搬される。これらのことから、入浴者が聴感上音楽に包
み込まれる感覚を得ることができて、システムバス1内
での音楽の再生において、望ましい音響分布を得ること
が可能になる。
【0025】また、大型スピーカ9がバスタブエプロン
10内側の閉空間11に対応する壁パネル3dの外面側
に設置されるため、例えば壁パネル3dの所定位置に大
型スピーカ9を予め(施工現場もしくは工場で)取り付
けて、この壁パネル3dを組み付けることでシステムバ
ス1を組付施工できる等、大型スピーカ9自体のシステ
ムバス1への設置を容易に行うことができる。また、シ
ステムバス1内からはバスタブエプロン10に設けた開
口部16が視認されるのみで大型スピーカ9自体が視認
されないため、大型スピーカ9の設置によりシステムバ
ス1のデザイン性を損なうこともない。
【0026】またさらに、振動板を有する大型スピーカ
9がシステムバス1の壁パネル3dに設置されるため、
バスタブ5の側壁5aを直接機械的に振動させることが
なくなり、従来のような機械的振動の入浴者への直接的
な伝搬を抑えることができて、快適な入浴を行うことが
可能になる。また、小型スピーカ8a、8bや大型スピ
ーカ9が防水構造を有すると共に、開口部16が壁パネ
ル3d寄りに設けられていることから、洗い場6内で使
用する水の開口部16内への進入が抑えられる等、両ス
ピーカ8a、8b、9の耐水性が向上して所定の機能を
確実に発揮でき、小型スピーカ8a、8bや大型スピー
カ9の長期に亘る安定した使用が可能になる。
【0027】図4は、大型スピーカ9の設置例の変形例
を示すもので、その特徴は、バスタブエプロン10の開
口部16と大型スピーカ9をダクト19で連結した点に
ある。すなわち、略L字形状に屈曲された筒状のダクト
19の一端19aを、着脱可能なバスタブエプロン10
の開口部16の裏面に図示しない振動防止部材等を介し
て当接させ、ダクト19の他端19bに設けた鍔部19
cを、大型スピーカ9の前面フレーム9a、パッキン2
2、補強板13と共に壁パネル3dに取付ネジ14で共
締めする。これにより、ダクト19が大型スピーカ9の
前面と開口部16間に配設される。
【0028】この例においても、大型スピーカ9で低音
が再生されることから上記実施例と同様の作用効果が得
られる他に、低音がダクト19内を伝搬しつつ開口部1
6から洗い場6内に伝搬されるため、ダクト19の形状
や長さを適宜に設定することにより、ダクト19に所定
の音響特性が得られて低音の再生が効果的となり、シス
テムバス1内における低音の再生がより良好になるとい
う作用効果が得られる。また、大型スピーカ9の低音が
ダクト19内を伝搬するため、バスタブ5の側壁5aの
振動がより抑制され、機械的振動の入浴者への伝搬がよ
り確実に防止されるという作用効果も得られる。
【0029】図5及び図6は、大型スピーカ9の他の設
置例を示す図3及び図4と同様の断面図である。なお、
上記実施例と同一部位には同一符号を付して説明する。
この実施例の特徴は、図1及び図2の二点鎖線で示すよ
うに、大型スピーカ9を、バスタブエプロン10内側に
形成される閉空間11に対応した壁パネル3dではな
く、カウンター7内側に形成される閉空間20に対応し
た壁パネル3bに設置した点にある。
【0030】すなわち、カウンター7が配置されるシス
テムバス1においては、カウンター7内側に閉空間20
が形成されることから、この閉空間20に対応したシス
テムバス1の外壁である壁パネル3bに大型スピーカ9
を取り付け、カウンターエプロン7aの壁パネル3c寄
りに開口部21を設けたものである。このように構成し
ても、システムバス1内に必然的に形成されるカウンタ
ー7内側の閉空間20を音響空間(共鳴箱)として、壁
パネル3bに大型スピーカ9を設置できて、大型スピー
カ9を前記閉空間11に設置した場合と同様の作用効果
が得られる。
【0031】この実施例においても、図6に示すよう
に、大型スピーカ9の前面と開口部21とを屈曲した
(あるいは直線状の)ダクト19で連結することもでき
る。この場合、ダクト19は、その一端19aに他端1
9bと同様の鍔部19cを設けて、この鍔部19cを例
えば固定的に配置されるカウンターエプロン7aの開口
部21内側にネジや接着剤等の固着手段で固着すればよ
い。
【0032】なお、上記実施例において、大型スピーカ
9の設置は、上記した閉空間11、20のうちの一方に
対応した壁パネル外面に設置すれば所望の効果が得られ
るが、両閉空間11、20に対応した壁パネル外面のそ
れぞれに設置することも勿論可能である。また、上記実
施例における開口部16、21の形状や個数は、一つの
縦長の長孔に限らず、円形や横長の長孔等で形成した
り、これらを複数設けることもできるし、パネル間の隙
間を利用することもできる。さらに、開口部16、21
の位置をバスタブ5やカウンター7寄りに設ける等、本
発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適
宜に変更することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、小型スピーカが浴室の天井パネルか壁パネ
ル上部に設置され、低音再生用の大型スピーカが浴室内
に形成されると共に開口部を介して洗い場に連通する閉
空間に対応した浴室外壁に設置されるため、両スピーカ
を浴室の所望の最適位置に設置できて、浴室内に機械的
振動等による不快感のない望ましい音響分布が得られる
と共に、大型スピーカを浴室内から視認されず浴室のデ
ザイン性を損なわない閉空間の浴室外壁に設置できる
等、その設置の容易化を図ることができる。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、閉空間がカウンター内側
もしくはバスタブエプロン内側に形成され、開口部がカ
ウンターエプロンもしくはバスタブエプロンに設けられ
ているため、大型スピーカを、浴室内に必然的に形成さ
れる閉空間に対応した浴室外壁に容易に設置できてその
設置の一層の容易化が図れると共に、この大型スピーカ
で再生される低音が、各閉空間と洗い場とを区画する各
エプロンに設けた開口部から洗い場に伝搬されて、浴室
内により良好な音響分布を得ることができる。
【0035】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、開口部と大型ス
ピーカとがダクトを介して連通されているため、大型ス
ピーカで再生される低音が、ダクトを介して開口部から
洗い場(浴室)内に伝搬され、浴室内において効果的な
低音再生が得られて、より良好な音響分布を得ることが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浴室音響システムを採用したシ
ステムバスの内部の概略斜視図
【図2】同その内部の概略平面図
【図3】同大型スピーカの設置部分の断面図
【図4】同その変形例を示す断面図
【図5】同大型スピーカの他の設置例の断面図
【図6】同その変形例を示す断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・システムバス 3a〜3d・・・・壁パネル 4・・・・・・・・天井パネル 5・・・・・・・・バスタブ 5a・・・・・・・側壁 6・・・・・・・・洗い場 7・・・・・・・・カウンター 7a・・・・・・・カウンターエプロン 8a、8b・・・・小型スピーカ 9・・・・・・・・大型スピーカ 9a・・・・・・・前面フレーム 10・・・・・・・バスタブエプロン 11・・・・・・・閉空間 16・・・・・・・開口部 17・・・・・・・アンプ 18・・・・・・・操作盤 19・・・・・・・ダクト 19a・・・・・・一端 19b・・・・・・他端 19c・・・・・・鍔部 20・・・・・・・閉空間 21・・・・・・・開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04H 1/12 301 E04H 1/12 301 H04R 1/30 H04R 1/30 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/02 103 H04R 1/02 101 H04R 1/02 102 A47K 3/00 A47K 4/00 E04H 1/12 301 H04R 1/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室の天井パネルか壁パネル上部に設置さ
    れた小型スピーカと、浴室内に形成される閉空間に対応
    した浴室外壁に設置された低音再生用の大型スピーカと
    を備え、前記閉空間は、開口部を介して洗い場に連通さ
    れていることを特徴とする浴室音響システム。
  2. 【請求項2】前記閉空間がカウンター内側もしくはバス
    タブエプロン内側に形成され、前記開口部がカウンター
    エプロンもしくはバスタブエプロンに設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の浴室音響システム。
  3. 【請求項3】前記開口部と大型スピーカとがダクトを介
    して連通されていることを特徴とする請求項1または2
    記載の浴室音響システム。
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