JP3477255B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP3477255B2
JP3477255B2 JP22996894A JP22996894A JP3477255B2 JP 3477255 B2 JP3477255 B2 JP 3477255B2 JP 22996894 A JP22996894 A JP 22996894A JP 22996894 A JP22996894 A JP 22996894A JP 3477255 B2 JP3477255 B2 JP 3477255B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4(A)(B)において、従来の空気
入りタイヤTは、トレッド部100からサイドウォール
部を通りビード部のビードコアの周りを折り返して配置
されているカーカス101と、前記トレッド部100の
内部でかつカーカス101の半径方向外側に2枚のスチ
ールプライ102を順次重ね合わされているベルト層
(ブレーカ層)103と、該ベルト層103のエッヂ1
03Aを含む半径方向外側でタイヤの回転方向に巻かれ
ているテキスタイルコード104と、を備えていて、該
コード104でエッヂ103Aをカバーすることで該エ
ッヂ103Aのリフト等の不用な動きを抑制して高速性
(HSP)を向上したりエッヂ103Aのバラケ等によ
るセパレーション(BEL)を防止している。
【0003】なお、図4(A)はコード104はベルト
層103の幅方向外側の一部分に配されているのに対
し、図4(B)はベルト層103の全幅に配されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4(A)(B)に示
した従来例において、テキスタイルコード104は、タ
イヤの回転方向に巻かれているため、そのエッヂ部分に
おいてはタイヤの幅方向や径方向に対する位置決めが難
しく、タイヤ製造中の加硫工程におけるゴムの動きやタ
イヤ径の変化によって、本来、図4(A)(B)の位置
にあるべきのエッヂ104Aが図4(C)で示すように
タイヤの幅方向にエンズがバラケたり、又、図4(D)
で示すように径方向内側にずれ込むことがあり、これら
は、タイヤ寿命に悪影響を与えていた。
【0005】そこで本発明は、ベルト層の材質と幅寸法
とに有機的な関係をもたせることによって、テキスタイ
ルコードにおけるエッヂの位置決めが正確にできるよう
にしたことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部1から
サイドウォール部3を通りビード部4のビードコア5の
周りを折り返して配置されているカーカス6を備え、前
記トレッド部1の内部でかつ前記カーカス6の半径方向
外側に順次重ねられる2枚のベルトプライ7、8からな
るベルト層9を備え、前記ベルトプライ7、8は、一方
がスチールプライ7で他方がケブラープライ8であっ
て、ケブラープライ8がスチールプライ7より広幅とさ
れており、前記スチールプライ7のエッジ7Aを含む半
径方向外側でタイヤの回転方向に巻かれているテキスタ
イルコード10を備え、前記テキスタイルコード10の
幅方向外側のエッジ10Aを前記2枚のベルトプライ
7、8におけるエッジ7A、8Aの間に位置づけしてい
ることを特徴とするものである。
【0007】本発明においては、スチールプライをケブ
ラープライの内側又は外側に配置することができ、テキ
スタイルコードからなる層はこれを単数又は複数プライ
とすることもできる。
【0008】
【作用】スチールプライ7のエッヂ7Aは、ケブラープ
ライ8又はテキスタイルコード10でカバーされている
ことから、エッヂ7A部分でBELは発生しにくくな
る。ケブラープライ8は圧縮方向の力に対しては応力が
殆ど発生しないため、ケブラープライ8のエッヂ8A部
分でもBELは発生しにくくなる。ケブラーの比重はス
チールの比重に比べて小さいため、高速走行時のケブラ
ープライ8のエッヂ8Aのリフトはスチールプライ7の
それに比べて問題にならず、テキスタイルコード10は
スチールプライ7のエッヂ7Aのリフトを抑えればよ
く、テキスタイルコード10のエッヂ10Aをケブラー
プライ8のエッヂ8Aより内側にできてコード10のエ
ッヂ10Aをケブラープライ8に密着することによって
その位置決めが正確となる。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、空気入りラジアルタイヤTの右半分を示している
図1において、トレッド部1からショルダ部2を介して
サイドウォール部3を通りビード部4のビードコア5の
周りを折り返して配置されているラジアルカーカス6
は、図示では2プライとされているが、これは単プライ
でも2以上のプライであってもよい。トレッド部1の内
部でかつカーカス6におけるクラウン部の半径方向外側
には2枚のベルトプライ7、8からなるベルト層9を備
え、該ベルト層9のエッヂ9Aを含む半径方向外側には
タイヤ回転方向に巻かれているテキスタイルコード10
によってカバーされていてリフトを抑えているとともに
BEL発生を防止している。
【0010】ベルト層9における第1層はスチールプラ
イ7であり、第2層はケブラープライ8であってその幅
はスチールプライ7に対してケブラープライ8が広幅と
されている。テキスタイルコード10のエッヂ10Aは
両プライ7、8のエッヂ7A、8A間に位置付けされて
いる。ここに、スチールプライ7のエッヂ7はケブラー
プライ8又はテキスタイルコード10でカバーされてい
てBELは発生しにくくされており、ケブラープライ8
は圧縮方向の力に対しては殆ど応力が発生しないことか
ら、該エッヂ8AでのBEL発生はしにくくなるし、ケ
ブラーはスチールに比べて比重が小さく問題にならず、
故に、テキスタイルコード10のエッヂ10Aはケブラ
ーと密着できてその位置決めが正確にできる。
【0011】図1の図示例では、テキスタイルコード1
0をベルト層9の両外側を部分的にカバーしていたのに
対し、図2の図示例では、テキスタイルコード10でベ
ルト層9の全幅にわたってカバーしている点が相違し、
また、図3の図示例では図1と図2とのテキスタイルコ
ード10を組合わせて複数プライとしたものであり、そ
の他の構成は共通するので図2、3において図1と共通
する部分は共通符号で示している。更に、図1〜図3に
おいては、第1層のベルトプライをスチールプライと
し、第2層をケブラープライとしているが、ケブラープ
ライの幅がスチールプライの幅よりも広いことを条件と
して第1層にケブラープライを第2層をスチールプライ
とすることもできる。
【0012】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、2枚のベ
ルトプライを一方はスチールとし、他方をケブラーとす
ることによってタイヤの軽量化と燃費向上ができなが
ら、テキスタイルコードでリフト抑制及びBELを防止
するに際して該コードのエッヂの位置付けを正確にでき
るので、タイヤ寿命に悪影響を与えることも少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す右半分の断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示す左半分の断面図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例を示す右半分の断面図であ
る。
【図4】A、B、C、Dは従来例の4つの例の断面図で
ある。
【符号の説明】
T タイヤ 1 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルトプライ(スチールプライ) 8 ベルトプライ(ケブラープライ) 10 テキスタイルコード

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド部(1)からサイドウォール部
    (3)を通りビード部(4)のビードコア(5)の周り
    を折り返して配置されているカーカス(6)を備え、前
    記トレッド部(1)の内部でかつ前記カーカス(6)の
    半径方向外側に順次重ねられる2枚のベルトプライ
    (7)(8)からなるベルト層(9)を備え、前記ベル
    トプライ(7)(8)は、一方がスチールプライ(7)
    で他方がケブラープライ(8)であって、ケブラープラ
    イ(8)がスチールプライ(7)より広幅とされてお
    り、前記スチールプライ(7)のエッジ(7A)を含む半径
    方向外側でタイヤの回転方向に 巻かれているテキスタイ
    ルコード(10)を備え、 前記テキスタイルコード(10)の幅方向外側のエッジ
    (10A)を前記2枚のベルトプライ(7)(8)にお
    けるエッジ(7A)(8A)の間に位置づけしているこ
    とを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 ベルトプライ(7)(8)は、スチール
    プライ(7)、ケブラープライ(8)の順にカーカス
    (6)にカーカス側から半径方向外側に向かって配して
    いることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 ベルトプライ(7)(8)は、ケブラー
    プライ、スチールプライの順にカーカス(6)側から半
    径方向外側に向かって配していることを特徴とする請求
    項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記テキスタイルコード(10)からな
    る層が単数又は複数プライであることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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