JP3477187B2 - 排水の脱色方法および装置 - Google Patents

排水の脱色方法および装置

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JP3477187B2
JP3477187B2 JP2001303395A JP2001303395A JP3477187B2 JP 3477187 B2 JP3477187 B2 JP 3477187B2 JP 2001303395 A JP2001303395 A JP 2001303395A JP 2001303395 A JP2001303395 A JP 2001303395A JP 3477187 B2 JP3477187 B2 JP 3477187B2
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aeration
wastewater
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decolorization
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昌淑 陳
康男 田中
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独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構
昌淑 陳
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用水(排水等を含
む。以下「排水」と単に記す。)の脱色方法及びその装
置に関し、詳しくは、好気条件下における硫黄酸化反応
を利用し、排水に含有する呈色成分(有機物から生成さ
れたフミン質由来の難分解性成分)を脱色する脱色方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高濃度有機排水である畜舎排水は、種々
な処理により汚濁成分を除去しても、排水に占める有機
物から生成されたフミン質由来の茶褐色を呈する着色成
分を除去できない場合が多い。色の着いた処理水は視覚
的に汚れて見え、放流の際に問題となることが多い。最
近、排水の色についての関心が高まり、規制を設けよう
とする動きがあり、畜舎排水も今後は脱色処理が求めら
れるようになる懸念がある。
【0003】ところで、畜舎排水を始めとする着色排水
の脱色技術には、凝集沈澱法(特開2000−2460
13号公報、同2000−153280号公報、同平7
−299474号公報、同平7−299475号公報、
同平11−239795号公報など)、イオン交換処理
法(特開平6−304403号公報)、酸化分解法(特
開2000−153286号公報、同2000−263
049号公報、特開平7−299472号公報など)、
紫外線照射法(特開平11−114585号公報)、過
酸化水素添加紫外線照射法(特開平10−085771
号公報、特開平11−090462号公報など)、膜濾
過法(特開平11−010142号公報;水道公論19
96年4号、86−89頁)、土壌吸着法(特開平10
−156347号公報、特開平10−204446号公
報など)、活性炭吸着法(特開平9―248562号公
報、特開2000―026114号公報など)、オゾン
注入法(特開2001−038344号公報、同200
0−051876号公報、特開平8−052482号公
報、特開平8−024898号公報など)等の手段があ
る。
【0004】このうち、凝集沈殿法は、無機凝集剤であ
るアルミニウム塩類(硫酸アルミニウム、アルミン酸ナ
トリウム、塩基性塩化アルミニウム)、鉄塩類(硫酸第
1鉄、硫酸第2鉄、塩化第2鉄、塩素化コッパラス)及
び有機高分子凝集剤(陰イオン性ポリマー、陽イオン性
ポリマー、非イオン性ポリマーなど)を排水に添加し、
色成分を凝集させて除去する手法である。この手段は凝
集性の乏しい低分子の呈色物質に対してはは適用できな
い。
【0005】イオン交換処理法は、イオン交換樹脂に色
度を有する不純物を吸着させて色を除去する方法であ
る。この方法は吸着が進むと、不純物が濃縮されて濃厚
な再生廃液が発生するので廃液の処理も考えなければな
らない。
【0006】また、酸化分解法は、色度原因物質を酸化
剤である過酸化水素、次亜塩素酸などを投入して分解又
は電気分解して色度を低減させる手法である。最近で
は、オゾンを注入する方法も用いられている。しかしな
がら、これらの方法は薬品費などの処理コストが嵩み、
また電力消費コストも高いという問題を抱えている。
【0007】更に、紫外線照射法、オゾン又は過酸化水
素添加紫外線照射法も広い意味では酸化分解法であり、
前述の酸化分解法と同様に、薬品処理コスト、電力消費
コストが高いという問題を有する。
【0008】またさらに、処理コストが低い手段として
は土壌吸着法がある。もっとも、この手段は土壌の閉塞
の問題と破過した土壌の定期的な交換が必要となるとい
う課題を抱える。
【0009】膜濾過法の場合は、主に飲料水の色を除去
するために開発された方法で、原水の色度成分の量が多
いときは凝集剤を添加してから膜濾過を施すか、又は活
性炭処理を追加する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の脱色方法の多く
は、コストが高いこと、運転及び維持管理が煩雑である
ことなどが難点とされており、処理コストが低い土壌吸
着法の場合は、土壌の閉塞の問題と破過した土壌の取替
えの問題とが存する。
【0011】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みなされたものであって、安価な硫黄と炭酸カルシウム
(炭酸石灰)を用い、簡単な方法で着色した排水の脱色を
可能ならしめることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、硫黄の粒状体
又は硫黄と炭酸カルシウムとを混合した粒状体を充填し
た反応槽を用い、排水を曝気することにより好気条件下
において、硫黄酸化菌による硫黄酸化反応を生起させ、
着色物質(主にフミン質)を酸化分解して脱色を行うこと
を特徴とする。
【0013】本発明は、硫黄又は硫黄と炭酸カルシウム
との混合物粒状体を充填した反応槽に着色した排水を導
入するに際し、この着色排水の流入水のpHを8.0乃
至9.0の範囲に保持しながら、曝気を施し、更に好気
条件において硫黄酸化反応を生じさせて、脱色すること
を特徴としている。流入する着色排水のpHが前記の範
囲にあれば、pH調整は不要である。本発明では、流入
水のpHを調整すると共に、通気により硫黄酸化菌の活
動を促し、反応槽内のpHを6.5乃至8.0の範囲に
維持すると、硫黄酸化反応を好適に進めることができ
る。
【0014】これら排水処理は、生物処理が施された状
態の着色排水を脱色処理するとき、処理水の色度を低減
でき、好ましい結果が得られる。排水中に窒素成分が含
有されている場合にも本発明の技術は好ましく適用でき
る。脱色に際し使用する硫黄と炭酸カルシウムからなる
混合粒状体で形成されたもの(例えばペレット状)は、
アルカリ成分の放出が円滑に行われ、緩衝作用によりp
Hが適正に維持され、その取扱いも容易となる。
【0015】本発明装置は、硫黄からなる粒状体又は硫
黄と炭酸カルシウムとの混合物からなる粒状体が充填さ
れた反応槽と、曝気装置と、処理水のpHに応じて通気
量を制御できる通気量制御手段と、酸やアルカリの添加
によるpH調整装置と、着色した排水を該反応槽に導入
し、また脱色処理を経た後に処理水を導出する手段とを
備える。
【0016】硫黄と炭酸カルシウムを含む混合物は粒状
体として硫黄含有濾材床を形成する。そして、反応層内
に固定又は流動する状態で配される。曝気装置は反応槽
の下方から送気管を介して空気又は酸素を含むガスを反
応槽内に導く機能を備える。通常はコンプレッサ(ブロ
ア)と通気管とを備える。これらの通気装置は機能的に
そのまま通気量制御手段となり得る。pH調整装置は排
水を反応槽に導入する前方に設ける。pH調整槽には、
pHメータ、酸性の液(又はアルカリ液)を滴下できる
装備、攪拌機などが設けられ、自動的又は手動的に排水
が所定のpHとなるように調整される。本発明の場合
は、流入する着色排水の多くが中性乃至弱アルカリ性で
あることから通常では格別pH調整を要しない場合が多
い。処理水のpHが8未満の場合、通気量制御手段及び
/又はpH調整装置を使用する。
【0017】なお、硫黄酸化に伴い処理水のpHが低下
する場合があり、放流水をpH調整して放流することも
あるが、この場合は流入水のpH調整の要領を応用でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明装置の実施形態を示
す図面に基づき、本発明装置および方法について詳細に
説明する。図1は、後述する実施例に供したカラム型の
試験装置であり、模式的側断面図である。また、図5
は、本発明の実施態様の1つであって、中和槽及び曝気
装置を付加し、硫黄ペレットを充填した上向流式の脱色
処理装置の1例を示す模式的断面図である。
【0019】更に、図6は、本発明における他の実施態
様の1つであって、pH調整槽、通気量調整装置及び曝
気装置を付加し、炭酸カルシウムと硫黄との混合物ペレ
ットを充填した脱色処理装置の1例を示す他の模式的断
面図である。
【0020】また更に、図7は、本発明の別な実施態様
の1つであって、曝気装置を付加し、硫黄と炭酸カルシ
ウムとの混合物ペレットを充填した脱色処理装置の1例
を示す模式的断面図である。
【0021】図5乃至図7の装置では、曝気手段を附加
し、硫黄ペレット又は硫黄と炭酸カルシウムとの混合物
ペレットを充填した脱色処理装置を用いることができ
る。曝気装置において間欠的曝気を施し、好気条件と嫌
気条件とを繰り返すと、単に脱色ができるだけでなく、
脱窒も可能となる。
【0022】図1の試験装置において、処理槽カラム1
は縦型円筒状の槽体で、底部には通気装置3が設けら
れ、上部には排気栓が設けられ、また処理槽カラム1の
内部には硫黄又は硫黄・炭酸カルシウム混合物のペレッ
トが含有された硫黄含有濾材床2が配される。硫黄含有
濾材床2は固定床でも流動床でもよい。硫黄含有濾材床
2の下方には曝気手段である円板状の通気装置3が設け
られる。通気装置3は、槽外に設けられたブロアBある
いはコンプレッサ(図示せず)からの空気を通気管3a
から供給され、空気は通気装置3の上面の多孔面から噴
出し、硫黄含有濾材床2に空気すなわち酸素を供給し、
好気層としている。
【0023】本体1の内部には、硫黄と要すれば炭酸カ
ルシウムとからなる硫黄含有濾材を充填した硫黄含有濾
材床2が形成される。この粒状物は、例えば、特開平1
1−285377号公報に記載の組成物が好適に用いら
れるが、硫黄とアルカリ成分を含んでおれば、適宜の粒
状物を充填して硫黄含有濾材床2を形成することができ
る。
【0024】排水供給手段である、ポンプ4aを有する
排水供給管4は、硫黄含有濾材床2の上方で本体1の底
面近くの側壁に開口し、ここから排水を供給すると上向
流となって処理槽1の上方に向かい、排水は硫黄酸化さ
れつつ、槽外に流出する。
【0025】なお、着色排水は被処理水タンク12に貯
留することができ、この被処理水タンク12には被処理
水の均一化のため攪拌機9が設けられているので、pH
調整などを施した際や馴養状態の調整などにおいて、こ
の攪拌機9は有効である。
【0026】図5乃至図7は、後述する実施例の知見に
基づいて、着色排水の脱色処理を施す脱色処理装置を示
す。
【0027】図5の装置について説明する。この装置
は、反応槽1と硫黄(S0)濾材2を用いたものであ
る。反応槽1は上向流式であり、反応槽の下部から着色
排水を排水供給管4により導入せしめる。また、反応槽
1の底部に曝気装置3が設けてあり、空気又は酸素含有
ガスが通気管を経て反応槽に供給され、着色排水は曝気
される。この結果、好気条件において硫黄酸化反応が進
み、着色排水の脱色が起きる。硫黄濾材2の場合、脱色
と共に処理水のpHが大きく低下する場合があるので、
放流の前にpH調整をして処理水を放流する。なお、流
入水のpHが中性又はアルカリ性の場合、処理水のpH
に応じてインバータIによって、ブロアを制御し、通気
量を変化させて硫黄酸化活性を適正化すると、処理水の
pHを所定範囲に維持することが可能となる。
【0028】次に、図6の装置について説明すると、こ
の装置は、反応槽1と硫黄(S0)と炭酸カルシウムと
の混合物からなる硫黄含有濾材床2とを用いている。p
Hメータ8を設置したpH調整槽7を設け、流入する着
色排水のpHを8〜9前後の所定の値に自動的に調整し
ながら、上向流式で反応槽1の下部から排水供給管4を
介して被処理水を流入させる。ここでも、反応槽1の底
部に曝気装置3が設けてあり、空気又は酸素含有ガスが
コンプレッサBや通気管3を経て反応槽1に供給され、
着色排水は充分曝気される。
【0029】なお、流入する非処理水のpH調整には、
酸又はアルカリ(pH調整液)の貯蔵槽10に蓄えられ
た酸又はアルカリをポンプで例示される酸又はアルカリ
(pH調整液)供給手段11を介してpH調整槽7に送
る。そこでは被処理水と酸(又はアルカリ)とが充分均
一に混ざるように攪拌機9が備えられ、所定のpHが維
持される。
【0030】更に、硫黄と炭酸カルシウム又はその複合
濾材を用いる際に、流入する排水のpHが適正範囲であ
る場合には、図7のようにpH調整機能部を省くことが
可能となる。また、図5乃至図7において、反応槽1は
下向流又は流動床の形式を採ることも可能である。既
に、述べたように、曝気を間欠曝気とすると、脱色に加
えて窒素成分の硝化・脱窒も可能となる。もっとも、脱
色効果は間欠曝気にすると連続曝気に比較して低減す
る。
【0031】本発明の脱色処理では曝気は間欠的又は連
続的に実施される。この通気(曝気)は脱色には不可欠で
あって、通気量として例えば少なくとも1m3/m3・mi
nが目安となる。
【0032】
【実施例】本発明は、好気条件において排水に硫黄酸化
反応を施すことにより、酸化反応に伴い着色物質(主に
フミン質に由来するもの)を酸化分解せしめ、排水を脱
色する方法及び装置であるが、以下に具体的な手法を示
す。
【0033】被処理水として、排水、特に色度の低減乃
至高度な脱色を要する排水の代表例として畜舎排水を用
いる。着色した畜舎排水の色の除去に、本発明の方法及
び装置を適用した例示として畜舎排水を用いているが、
勿論本発明は畜舎排水に適用が限定されるものではな
い。
【0034】豚舎汚水をHRT2日とし、UASBリア
クタで嫌気性処理した排水を、供給管から供給し、更に
硫黄含有濾材床に硫黄酸化菌を馴養、馴致し、濾床に微
生物相が安定した後、排水の脱色処理を行うものであ
る。
【0035】実施例1−3における分析方法は以下の通
りである。着色度は着色度計(NDR−2000、日本
電色工業社)を用いて分析した。着色度は15000r
pm、5分間遠心分離して浮遊物質(SS)を除去した
後測定した。この着色度計は「希釈法―XYZ 濃度和
検量線」を使用する方法で着色度を測定する機器であ
る。硫酸態硫黄(SO4 2-―S)は試料を50倍に希釈
しミリポアHA フィルタで濾過してから、イオンクロ
マトグラフィ(IC 7000 Yokogawa社)
で測定した。 <実験例1>実験は20℃で行い、全実験での流入水は畜
舎排水をUASBリアクタで嫌気処理した後、水道水で2倍
希釈して作成した。流入水の性状は表1に示した。植種
源としては独立行政法人農業技術研究機構の畜産草地研
究所(茨城県茎崎町)の畜舎排水を処理している施設の
活性汚泥を用いた。表1において、TOCとは全有機炭素
を、T-Nとは全窒素を、NH4 +-Nとはアンモニア態窒素
を、NO3 --Nとは硝酸態窒素を、またNO2 --Nとは亜硝酸態
窒素を示す。更にT-Pとは全燐を、PO4 2--Pとは燐酸態燐
を、またSO4 2--Sは硫酸態硫黄を示す。
【0036】ここでは、脱色が硫黄酸化に付随する現象
であることを確認するため、硫黄と炭酸カルシウムとを
混合して造粒した濾材であるSO+CaCO3 ペレット(粒径5
―20mm) に加えてCaCO3を含まない硫黄成分のみの硫黄
粒(SOペレット(粒径3―5mm))及び硫黄を含まない砕石
(粒径5―20mm)の3種類の濾材を各々1.4kg充填した図1の
カラムを用いて表2の条件で実験を行った。
【0037】実験の結果を表3に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1は実験例1−3における全実験に用い
た流入水の性状を示すものである。
【0040】
【表2】
【0041】表2は実験例1における実験Aの実験条件
を示したものである。この実験Aの実験結果を次ぎの表
3に示す。
【0042】
【表3】
【0043】SO ペレットでは実験前半は脱色ができな
かったが、実験後半には徐々に脱色率が高くなり、最大
44.7%まで達した。これにより、硫黄だけても脱色が生
じることが確認された。ただし、pHは5.2まで低下し
た。一方、SO+CaCO3 ペレットでも脱色率は徐々に上昇
し最大56.6%を示した。なお、SO4 2--S濃度はSO ペレッ
トとほぼ同じ濃度まで高まったにも拘らずpHは6.8程
度であり、CaCO3がpHの低下を抑制することが確認さ
れた。
【0044】また、処理水のSO4 2--S濃度と脱色率との
相関はSO ペレットがr2=0.918、SO+CaCO3 ペレットがr2
=0.824であった。砕石でも脱色率は徐々に上昇したが、
最大でも30%程度で他に比べて低かった。砕石での脱色
は砕石上の生物膜による好気分解や硝化が関与した可能
性が考えられる。
【0045】SO+CaCO3 ペレットとSO ペレットの単位硫
黄酸化量当りの脱色量[△着色度/△SO4 2--S (U/mg) ]
と処理水pHとの関係から、どちらもpHが低いほど△
着色度/△SO4 2_Sが高まる傾向が見られた。また、SO+C
aCO3 ペレットがSO ペレットより△着色度/△SO4 2--S
が大きいことも示された(SO+CaCO3 ペレット:最大1.
9、SOペレット: 最大1.2 ) (表3)。なお、1kgの硫黄が
1時間当たりに除去する脱色量を表した比脱色速度(U/k
g・h)はSO+CaCO3ペレットが最大22.8 U/kg・h、SOペレ
ットが最大18.0 U/kg・hであった(表3)。これより、
比脱色速度で示される硫黄酸化に由来する脱色の効率は
SO+CaCO3 ペレットの方がSO ペレットより高いことが示
唆された。これらの結果より、硫黄単独に較べ、SO+CaC
O3ペレットの脱色性能が優れており、また中和処理も必
要ないことから、装置として一層簡便なものとなると考
えられる。 <実験例2>脱色性能に及ぼす曝気方式及び曝気量の影
響を検討するため、実験装置として前記図1のカラムを
用いて、SO+CaCO3 を1.0~1.4kg充填し、表4の条件で2
系列の実験を行った。
【0046】実験は20℃で行い、全実験での流入水は畜
舎排水をUASBリアクタで嫌気処理した後水道水で2倍希
釈して作成した。流入水の性状は表2に示した。植種源
としては、実施例1と同様に、畜産草地研究所の畜舎排
水を処理している施設の活性汚泥を用いた。流入水を3
週間通水し馴養させてから、実験データの採取を開始し
た。実験結果を表5に示す。
【0047】
【表4】
【0048】実験例2における実験B及び実験Cの試験
条件を示す。実験B及び実験Cの実験結果を、次ぎの表
5に掲記する。
【0049】
【表5】
【0050】脱色率は曝気を行ったカラム(間欠曝気(B-
1), 平均脱色率:24.6%、連続曝気(B-3), 平均脱色率:
32.6%)が無曝気(嫌気)のカラム(B-2, 平均脱色率:9.3
%)より高かった(表5)。SO4 2--S濃度が100−150mg/Lの
範囲での△着色度を連続曝気と間欠曝気とで比較する
と、連続曝気の方が2倍近く高かった。このことから連
続曝気の方が効率的と云える。連続曝気ではSO4 2--S濃
度によらず、ほぼ一定の△着色度を示したが、これは分
解可能な着色成分がSO4 2--S濃度50mg/Lでも殆ど分解さ
れるため、SO4 2--S濃度がこれ以上上昇しても脱色率の
増加が見られなかったものと推測される。無曝気でも硫
黄脱窒に由来すると考えられる硫酸の生成が見られ、脱
色も確認されたが、連続曝気及び間欠曝気に比較して低
いレベルであった。無曝気条件でもNOx-N濃度が高く、
硫黄脱窒に伴う硫酸生成量が上昇すれば、脱色量も高ま
る可能性がある。そこで、この点を確認するため、亜硝
酸を添加した流入水を用いて、硫酸生成と脱色の関係を
把握した。
【0051】この試験では、他の条件を実験例2と同様
にして、無曝気条件下での硫黄酸化量を高めるために流
入水のNO2 ---N濃度が約500mg/LになるようにNaNO2を添
加して、間欠曝気(E-1)及び無曝気(E-2)の条件でカラム
実験を行った。その結果を図2に示した。
【0052】この図2から、無曝気条件下では硫黄酸化
反応に伴う硫酸生成量が約400mg/Lまで高くなっても脱
色量はあまり増加しなかった。一方、好気的硫黄酸化も
生じる条件の間欠曝気の場合、硫酸生成に伴う顕著な脱
色量の上昇が見られた。この結果から、嫌気条件下での
脱窒に伴う硫黄酸化の場合、△着色度/△SO4 2--Sが好
気条件下での硫黄酸化に較べて小さいと考えられる。な
お、図3に示したように、無曝気、間欠曝気共に脱窒に
より亜硝酸は除去されていた。このことから、脱色と脱
窒とを同時に行う場合には間欠曝気が適切と考えられ
る。
【0053】表5に示したように、△着色度/△SO4 2--
S及び比脱色速度も連続曝気、間欠曝気、無曝気の順で
低くなり、単位硫黄酸化量当たりの脱色量及び硫黄酸化
に由来する脱色の効率共に連続曝気が高かった。従っ
て、脱色のみを目的とする場合には連続曝気を選択した
方がよいと考えられる。
【0054】そこで、適切な通気量を調べるため、各通
気量における脱色性能を実験Cで検討した。全通気量に
おいて処理水のpHは7−8を呈し、通気量による差は
顕著ではなかった。処理水の着色度は通気量が高いほど
低くなる傾向が見られた。
【0055】SO4 2--Sは前半で全通気量において約100m
g/Lまで生成された。その後は通気量3.0及び5.0 m3/m
3・minでは、約250mg/Lまで徐々に増加したが、0.5
及び1.0 m3/m3・minでは殆ど変化しなかった。△着色
度/△SO4 2--Sは通気量が少ない方が多少高く、そのた
め比脱色速度は通気量が多い方が多少高かった(表5)。
また、生成されたSO4 2--S量(△SO4 2--S)と除去された
着色度(△着色度)との関係から、通気量が1.0m3/m
3・minより低いと△SO4 2--Sが低下し、それに伴い△着
色度も低下することが示された。溶存酸素(DO)の測定
は行っていないが、通気量が1.0 m3/m3・min未満ではD
Oが硫黄酸化には不充分になると考えられる。通気量3.0
及び5.0m3/m3・minの場合は、硫黄酸化量が増加しても
脱色量はあまり増加しなかったが、これは分解され易い
着色成分がほぼ分解され尽くしたためと考えられる。 <実験例3>脱色性能に及ぼす流入水のpHの影響を検
討するため、塩酸により段階的にpHを調整した3種類
の原水を用い脱色性能の比較を行った。前記図1のカラ
ムを用いて、SO+CaCO3 ペレットを0.7kg充填し、表6の
条件で実験を行った。
【0056】実験は20℃で行い、全実験での流入水は畜
舎排水をUASBリアクタで嫌気処理した後水道水で2倍希
釈して作成した。流入水の性状は表2に示した。植種源
としては、実施例1と同様に、畜産草地研究所の畜舎排
水を処理している施設の活性汚泥を用いた。実験結果を
表7に示す。
【0057】
【表6】
【0058】表6は実験例3における実験Dの実験条件を
示したものである。また、この実験Dの結果を表7に掲
記する。
【0059】
【表7】
【0060】pH調節の段階で、最大20%程度の着色
度の変化があり、低いpHほど着色度も低くなった。流
入水のpHを6に調節したD-1の場合、処理水のpHは実
験初期に急激に低下して10日目には3.6までになった。
それに対して、pH 8に調整したD-2は徐々に6.4まで低
下した。pH 9に調整したD-3は実験初期には変化が小
さかったが、5日以後に7.1まで低下した。△着色度は全
pHで大きな差が見られなかった。一方、△SO4 2--S濃
度は流入水pHによって大きく異なり、pH6の場合は
1日目に約600mg/Lが生成され、その後はあまり変化が
なかった。pH8の場合も1日目に△SO4 2--Sが約600mg
/Lが生成されたが、その後は徐々に減少し、8日目に
は300mg/Lとなり安定した。これに対してpH 9の場
合は1〜6日目まで約100 mg/Lであったが、その後徐々
に増加し、9日以降に約300 mg/Lとなった。
【0061】比脱色速度は大きな差がなかったが、△着
色度/△SO4 2--Sは流入水のpHが高くなると共に上昇
することが確認された(表7、図4)。
【0062】以上の結果を纏めると、流入水のpHが低
いと硫黄酸化反応が促進されてSO4 2 --Sの生成量は高く
なるが、それに伴って脱色に関与しない硫黄酸化の割合
が増加するために、△着色度/△SO4 2--Sが低くなった
ものと考えられる。
【0063】また、pHが6程度の流入水の場合、処理
水のpHが約4まで低くなり、処理後に中和処理が必要
となるので、実用面では流入水のpHが低いことは好ま
しくないと言える。
【0064】これに対し、流入水のpHが高いと硫黄酸
化反応は多少抑制されるものの、△着色度/△SO4 2--S
は高まり、低いpHと同程度の脱色量が得られる。従っ
て、高いpHの方が相対的に少量の硫黄消費で脱色が可
能になると云える。
【0065】前記の実験から得た知見を総合すると、硫
黄酸化反応を利用して着色排水の色を除去するために
は、原水のpHを8.0-9.0に保ち、連続曝気するのが良
いと考えられる。
【0066】この知見を取り込んだ硫黄充填反応槽が図
5乃至図7に示されたものである。本発明の脱色処理方
法及び脱色処理装置は、既述の通り実験結果を総合し
て、完成されたものである。
【0067】補説すると、図5の反応槽は、硫黄(So
濾材を用いた場合の反応槽である。上向流式で反応槽の
下部から流入水を導入する。また反応槽の下部に曝気装
置を設けて曝気し、反応槽内の硫黄酸化反応が好気条件
で行われるようにする。硫黄(So)濾材の場合、脱色と
共にpH低下が大きいので放流する前、中和槽で中和し
てから放流する。なお、硫黄(So)のみの場合、処理水
のpHと生成SO4 2--S量との相関がr2=0.909 である
ことから、流入水のpHが中性又はアルカリ性のとき
は、処理水のpHに応じてブロアの制御だけで、通気量
の調節によって処理水のpHを調整することができ、p
H調節用の液を添加しなくてよい。
【0068】図6の反応槽は、SO+CaCO3 ペレットを用
いているが、pHメータを設置したpH調節槽を設け、
流入水のpHを8.0−9.0程度に自動的に調節しなが
ら、上向流式で反応槽の下部から流入水を導入させる。
曝気装置を設けて反応槽の下部から曝気するものであっ
て、反応槽内の硫黄酸化反応が好気条件で行われる。こ
の反応槽は、効率が優れているので少ない硫黄消費量で
脱色を実施する場合に適用できる。
【0069】図7の反応槽は、流入水のpHが適正範囲
にある場合で、pH調整は不要となる。
【0070】
【発明の効果】本発明は、曝気による好気条件下おける
硫黄酸化反応を利用する脱色方法及び装置であるが、硫
黄と炭酸カルシウム(炭酸石灰)という比較的安価で取
扱いが容易な材料を使用して、着色排水の脱色の課題を
解決できる。即ち、流入水の浮遊成分を除去してから、
要すれば流入水のpHを調節して導入するか、または原
水をそのまま流入して、連続又は間欠曝気すれば脱色で
きる。本発明の対象は、フミン質由来の着色がある放流
直前の排水である。即ち、畜舎排水、メタン発酵を始め
とする嫌気処理後の各種産業廃水、埋め立て地の浸出水
などに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラム型実験装置の模式的側断面図で
ある。
【図2】本発明実施例2のSO+CaCO3 ペレットを用いた間
欠曝気と無曝気の場合における硫酸イオン生成量と除去
された着色度の関係を比較したグラフである。
【図3】本発明実施例2のSO+CaCO3 ペレットを用いた間
欠曝気と無曝気の場合における総窒素及び亜硝酸濃度の
径時変化を示すグラフである。
【図4】本発明実施例3のSO+CaCO3 ペレットの各pH
における処理水のpHと△着色度/△SO4 2--Sとの関係
を示す図である。
【図5】pH調整槽、通気量調節装置及び曝気装置を付
加した上向流式の本発明排水脱色処理装置の一実施形態
であって、硫黄粒を充填した場合の模式的側断面図であ
る。
【図6】pH調節槽及び曝気装置を付加した硫黄と炭酸
カルシウムの混合材を充填した本発明の上向流式からな
る排水脱色処理装置の他の一実施形態の模式的側断面図
である。
【図7】曝気装置を付加した硫黄と炭酸カルシウムの混
合材を充填した上向流式の本発明の排水脱色処理装置の
別な一実施形態の模式的側断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽本体又はカラム 2 硫黄含有濾材床 3 通気装置(曝気手段) 4 排水供給管(排水供給手段) 5 排出管(排出手段) 7 pH調整槽 8 pHメータ 9 攪拌機 10 酸又はアルカリ(pH調整)貯蔵槽 11 酸又はアルカリ供給管(酸又はアルカリ供給手
段) 12 被処理水(流入水)タンク 13 処理水(処理済水)タンク 14 通気量調節ライン(通気量調節手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−285377(JP,A) 特開 平6−182393(JP,A) 特開2002−346592(JP,A) 特開2001−104993(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/06 C02F 3/08 C02F 3/34 C02F 3/34 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硫黄又は硫黄と炭酸カルシウムとの混合物
    を充填した反応槽に着色した排水を導入するに際し、該
    着色排水の流入水pHを8.0−9.0に保持し、曝気
    を施し、更に好気条件において硫黄酸化反応を生じさせ
    て、該着色排水を脱色することからなる排水の脱色方
    法。
  2. 【請求項2】生物処理を経た着色排水又は生物処理と硝
    化脱窒処理とを経た着色排水を脱色処理する請求項1に
    記載の排水の脱色方法。
  3. 【請求項3】硫黄の粒状体又は硫黄と炭酸カルシウムと
    の混合物からなる粒状体を充填してなる反応槽と、曝気
    装置と、処理水のpHに応じて通気量を制御する手段
    と、pH調整手段と、着色した排水を該反応槽に導入す
    る手段、及び脱色した処理水を導出する手段とを備えて
    なる排水の脱色装置。
  4. 【請求項4】硫黄の粒状体又は硫黄と炭酸カルシウムを
    含む混合物粒状体からなる硫黄含有濾材床を反応槽内に
    形成してなる請求項3に記載の排水の脱色装置。
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