JP3476993B2 - 固体撮像素子収納用パッケージ - Google Patents

固体撮像素子収納用パッケージ

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JP3476993B2
JP3476993B2 JP10111296A JP10111296A JP3476993B2 JP 3476993 B2 JP3476993 B2 JP 3476993B2 JP 10111296 A JP10111296 A JP 10111296A JP 10111296 A JP10111296 A JP 10111296A JP 3476993 B2 JP3476993 B2 JP 3476993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を収
容するための固体撮像素子収納用パッケージに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像素子を収容するための固
体撮像素子収納用パッケージは、エポキシ樹脂等の樹脂
や酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化
アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、ガラス−セ
ラミック焼結体等のセラミックス等から成り、上面に固
体撮像素子を搭載するための凹部を有する絶縁基体と、
内端部が前記絶縁基体の凹部内部に露出するとともに外
端部が前記絶縁基体の外部に突出した複数のリード端子
と、前記絶縁基体の上面にエポキシ樹脂から成る封止材
を介して取着され、絶縁基体の凹部を塞ぐガラスから成
る透光性蓋体とから構成されており、絶縁基体の凹部底
面に固体撮像素子をエポキシ樹脂等の樹脂製接着剤を介
して接着固定するとともに該固体撮像素子の各電極をリ
ード端子の内端部にボンディングワイヤーを介して電気
的に接続し、しかる後、前記絶縁基体の上面にガラスか
ら成る透光性蓋体をエポキシ樹脂から成る封止材を介し
て接合させ、固体撮像素子を絶縁基体と透光性蓋体とか
ら成る容器内部に気密に収容することによって固体撮像
装置となる。
【0003】尚、前記半導体素子が搭載される絶縁基体
は、その搭載部に固体撮像素子を搭載する際の熱や固体
撮像素子が作動する際に発生する熱によって絶縁基体の
熱膨張係数と固体撮像素子の熱膨張係数との差に起因す
る大きな熱応力が発生して固体撮像素子が絶縁基体から
剥がれたり、あるいは固体撮像素子に割れやクラックが
発生するのを防止するために固体撮像素子を構成するシ
リコンの熱膨張係数2.5〜3.5×10-6/℃に近似
する熱膨張係数を有する材料が用いられ、例えばエポキ
シ樹脂から成る場合、該エポキシ樹脂中に熱膨張率が小
さいシリカ等のフィラーを多量に含有させることによ
り、その熱膨張係数を10〜20×10-6/℃程度とし
ており、また酸化アルミニウム質焼結体やムライト質焼
結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、
ガラス−セラミック焼結体等のセラミックスから成る場
合、その熱膨張係数が3〜10×10-6/℃程度であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記固
体撮像素子収納用パッケージは、透光性蓋体がガラスか
ら成り、該ガラスは、衝撃等により欠けやすい性質を有
することから、透光性蓋体を絶縁基体に接合する際等に
透光性蓋体にその取り扱いに伴う衝撃等が印可されると
該衝撃により透光性蓋体の一部が欠けて小片となり該小
片が固体撮像素子上に落下して付着すると、該付着した
部分において固体撮像素子に正常な光電変換を起こさせ
ることができず、その結果、固体撮像素子により正確な
画像を得ることができないという欠点を有していた。
【0005】そこで、前記透光性蓋体を欠けが発生しに
くいポリカーボネート樹脂やポリオレフィン樹脂、アク
リル樹脂、ポリメタクリル酸樹脂等の透光性樹脂により
形成することが考えられる。
【0006】しかしながら、前記透光性蓋体をポリカー
ボネート樹脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポ
リメタクリル酸樹脂等樹脂で形成した場合、該ポリカ
ーボネート樹脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、
ポリメタクリル酸樹脂等の樹脂はその熱膨張係数が約9
0〜110×10-6/℃であり、絶縁基体を構成するシ
リカフィラーが充填されたエポキシ樹脂の熱膨張係数
(10〜20×10-6/℃)やセラミックスの熱膨張係
数(3〜10×10-6/℃)と大きく異なるため、該ポ
リカーボネート樹脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹
脂、ポリメタクリル酸樹脂等の樹脂で形成した透光性蓋
体をエポキシ樹脂から成る封止材を介して絶縁基体に接
合させると、ポリカーボネート樹脂やポリオレフィン樹
脂、アクリル樹脂、ポリメタクリル酸樹脂等樹脂で形
成した透光性蓋体の熱膨張係数とシリカフィラーが充填
されたエポキシ樹脂やセラミックス等から成る絶縁基体
の熱膨張係数との差に起因して透光性樹脂蓋体と絶縁基
体との接合部に大きな応力が発生するとともに透光性樹
脂蓋体と絶縁基体とを接合するエポキシ樹脂から成る封
止材が硬度が高く応力を吸収しにくいことから、前記大
きな熱応力により透光性樹脂蓋体が絶縁基体から剥がれ
たり、絶縁基体にクラックや割れが発生して、その結
果、絶縁基体と透光性樹脂蓋体とから成る容器の気密が
破れて前記容器内部に収容された固体撮像素子を長期間
にわたって正常、且つ安定に作動させることができない
という欠点を誘発する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体撮像素子
が搭載される絶縁基体と、該絶縁基体に樹脂封止材を介
して接合される、前記絶縁基体より熱膨張係数が大きい
透光性樹脂蓋体とから成り、内部に固体撮像素子を収容
する固体撮像素子収納用パッケージであって、前記樹脂
封止材はエポキシ樹脂を50重量%以上含む樹脂に軟質
粒子が前記エポキシ樹脂の全量に対して外添加で1乃至
60重量%添加されて成るとともに、内部に、表面に半
径が10乃至100オングストロームの細孔を有する吸
湿材が前記樹脂封止材に対して1乃至50重量%埋入さ
れていることを特徴とすることを特徴とするものであ
る。
【0008】また本発明の固体撮像素子収納用パッケー
ジは、前記樹脂封止材に添加された軟質粒子の直径が
0.1乃至5μmであることを特徴とするものである。
【0009】
【0010】本発明の固体撮像素子収納用パッケージに
よれば、絶縁基体と、絶縁基体より熱膨張係数が大きい
透光性樹脂蓋体とを接合する封止材をエポキシ樹脂が5
0重量%以上含まれる樹脂に軟質粒子を前記エポキシ樹
脂の全量に対して外添加で1乃至60重量%添加して成
樹脂封止材としたことから、封止材の可撓性が大きな
ものとなり、これにより絶縁基体と透光性樹脂蓋体との
間に発生する熱応力を該樹脂封止材により良好に吸収緩
和することができ、透光性樹脂蓋体が絶縁基体から剥が
れたり、絶縁基体にクラックや割れを発生させることを
有効に防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を添付の図面を基に詳
細に説明する。
【0012】図1は本発明の固体撮像素子収納用パッケ
ージの一実施の形態を示す断面図であり、1は絶縁基
体、2は透光性樹脂蓋体である。この絶縁基体1と透光
性樹脂蓋体2とで固体撮像素子3を収容するための容器
4が構成される。
【0013】前記絶縁基体1は、その上面中央部に固体
撮像素子を搭載するめの凹部1aが形成されており、該
凹部1a底面には固体撮像素子3がエポキシ樹脂等の樹
脂性接着剤を介して接着固定される。
【0014】前記絶縁基体1は、例えばシリカフィラー
が充填されたエポキシ樹脂から成り、所定のモールド金
型内にシリカフィラーを含有するエポキシ樹脂を充填す
るとともに該充填されたエポキシ樹脂を150乃至20
0℃の温度で熱硬化させることにより製作される。
【0015】尚、前記絶縁基体1に含有されたシリカか
ら成るフィラーは、絶縁基体1の熱伝導率を大きなもの
とするとともに絶縁基体1の熱膨張係数を固体撮像素子
3の熱膨張係数2.5〜3.5×10 -6 /℃に近似させ
る作用を為し、絶縁基体1の熱膨張係数は、シリカフィ
ラーにより10〜20×10 -6 /℃程度となる。
【0016】また前記絶縁基体1には、その内端部を絶
縁基体1の凹部1a内側に露出させるようにして、また
その外端部を絶縁基体1の外側に突出させるようにして
複数のリード端子5が取着されており、該リード端子5
で絶縁基体1の凹部1a内側に露出する各々の内端部に
は固体撮像素子3の各電極がボンディングワイヤー6を
介して電気的に接続され、また外部リード端子5で絶縁
基体1の外側に突出する部位は外部電気回路に接続され
る。
【0017】前記リード端子5は、鉄−ニッケル−コバ
ルト合金等の金属から成り、該鉄−ニッケル−コバルト
合金から成るインゴットに適当な圧延加工、打ち抜き加
工等従来周知の金属加工を施すことによって所定の形状
に製作される。
【0018】尚、前記リード端子5は、エポキシ樹脂を
所定のモールド金型内に注入して絶縁基体1を製作する
際に、モールド金型の所定位置に予めセットしておくこ
とによってその内端部が絶縁基体1の凹部1a内側に露
出するように、またその外端部が絶縁基体1の外側に突
出するようにして絶縁基体1に一体的に取着される。
【0019】前記リード端子5が取着された絶縁基体1
は、更にその上面に透光性樹脂蓋体2が樹脂封止材7を
介して取着され、透光性樹脂蓋体2で絶縁基体1の凹部
1aを塞ぎ、絶縁基体1と透光性樹脂蓋体2とから成る
容器4内部を気密に封止することによって容器4内部に
固体撮像素子3が気密に収容される。
【0020】前記透光性樹脂蓋体2は、ポリカーボネー
ト樹脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリメタ
クリル酸樹脂等の樹脂から成り、絶縁基体1の凹部1a
を気密に塞ぐとともに外部からの光を凹部内に透過させ
て固体撮像素子3に到達させるための窓部材として作用
し、該透光性樹脂蓋体2を形成するポリカーボネート樹
脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリメタクリ
ル酸樹脂等の樹脂が適度な弾性を有し、衝撃等により欠
けにくい材料であることから、透光性樹脂蓋体2を絶縁
基体1に接合する際等に透光性樹脂蓋体2にその取り扱
い等に伴う衝撃等が印加されても該衝撃により透光性樹
脂蓋体2の一部が欠けて小片が発生してそれが固体撮像
素子3上に落下することはなく、従って固体撮像素子3
に常に正常な光電変換を起こさせることができ、正確な
画像を得ることができる。
【0021】更に前記透光性樹脂蓋体2は、ポリカーボ
ネート樹脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリ
メタクリル酸樹脂等の樹脂から成り、これらの樹脂はガ
ラスと比較して軽量であることから固体撮像装置の軽量
化にも貢献することができる。
【0022】前記透光性樹脂蓋体2は、ポリカーボネー
ト樹脂やポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリメタ
クリル酸樹脂等の樹脂から成る広面積の板材に適当な切
断加工を施すことによって所定の形状、大きさに製作さ
れる。
【0023】また前記透光性樹脂蓋体2を絶縁基体1に
接合させる樹脂封止材7は、エポキシ樹脂を50重量%
以上含有する樹脂中に天然ゴム、ウレタンゴム、アクリ
ルゴム、シリコーンゴム等の軟質粒子が前記エポキシ樹
脂の全量に対して外添加で1乃至60重量%添加されて
成り、該軟質粒子及びエポキシ樹脂前駆体を含有するペ
ーストを透光性樹脂蓋体2の下面に従来周知のスクリー
ン印刷法等の印刷技術を採用して所定厚みに被着させて
おくことによって絶縁基体1と蓋体2との間に配され
る。
【0024】前記樹脂封止材7は、例えば、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、グ
リシジルエステル型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂にア
ミン系硬化剤、イミダゾール系硬化剤、酸無水物系硬化
剤等の硬化剤を添加したものから成るエポキシ樹脂を5
0重量%以上含有する樹脂に、軟質粒子を、前記エポキ
シ樹脂の全量に対し、外添加で1乃至60重量%添加さ
せて形成されていることから、樹脂封止材7に適度な可
撓性が付与され、その結果、絶縁基体1の熱膨張係数と
透光性樹脂蓋体2の熱膨張係数との差に起因する大きな
熱応力が絶縁基体1と透光性樹脂蓋体2との接合部に印
加されたとしても該熱応力は樹脂封止材7が適宜変形す
ることによって良好に吸収緩和され、透光性樹脂蓋体2
が絶縁基体1より剥がれたり、絶縁基体1にクラックや
割れが発生するのを有効に防止して、容器4内部に収容
する固体撮像素子を長期間にわたり正常、且つ安定に作
動させることが可能となる。
【0025】前記樹脂封止材7に充填された軟質粒子
は、その材質として例えば天然ゴム、シリコーンゴム、
ふっ素ゴム、ウレタンゴム、ポリスチレンゴム、ブチル
アクリレートゴム、ポリメチルアクリレートゴム、メチ
ルアクリレートゴム、ウレタンアクリレートゴム等から
成る硬さがJIS K 6301に規定の測定方法によ
って100以下の軟質な粒子が好適に使用され得る。
【0026】また、前記樹脂封止材7は、その内部に添
加される軟質粒子の添加量がエポキシ樹脂の全量に対し
て外添加で1重量%未満であると、樹脂封止材7に十分
な可撓性が付与されず、また前記添加量が60重量%を
えると樹脂封止材7の接着性が低いものとなり透光性
樹脂蓋体2を絶縁基体1に強固に接合することが困難な
ものとなってしまう。
【0027】って、前記樹脂封止材7は、その内部に
充填される軟質粒子の添加量がエポキシ樹脂の全量に対
して外添加で1乃至60重量%の範囲に特定される。
【0028】更に前記樹脂封止材7は、その内部に添加
される軟質粒子の粒径が0.1μm未満であると、樹脂
封止材7に十分な可撓性が付与されることが困難とな
り、また前記軟質粒子の粒径が5μmをえると軟質粒
子の分散が不均一なものとなるとともに樹脂封止材7の
流動性が悪いものとなり絶縁基体1と透光性樹脂蓋体2
との接合が困難なものとなる。従って、前記封止材7
は、その内部に充填される軟質粒子の粒径を0.1乃至
5μmとしておくことが好ましい。
【0029】また、前記樹脂封止材7はその内部に、表
面に半径10乃至100オングストロームの細孔を有す
る吸湿剤を樹脂封止材7に対して1乃至50重量%埋
させておくと、絶縁基体1と透光性樹脂蓋体2とから成
る容器4内部に固体撮像素子3を収容した後、大気中の
水分が樹脂封止材7を介して容器4内部に入り込もうと
してもその入り込みは吸湿材で有効に阻止され、その結
果、容器4内部に水分が入り込むことは殆どなく、容器
4内部に収容する固体撮像素子3の電極等に酸化腐蝕が
発生したり、透光性樹脂蓋体2の内面に結露によるくも
りが発生するのを有効に防止することができる。従っ
て、前記樹脂封止材7はその内部に表面に半径が10乃
至100オングストロームの細孔を有する吸湿剤を樹脂
封止材7に対して1乃至50重量%埋入させておくこと
が好ましい。
【0030】尚、前記吸湿材としては、例えば多孔質の
球状シリカが採用され得、該多孔質の球状シリカを樹脂
封止材7となるペースト中に予め添加混合させておくこ
とによって樹脂封止材7の内部に埋入される。
【0031】前記樹脂封止材7に埋入される吸湿材は、
その表面の細孔半径が10オングストローム未満である
樹脂封止材7に入した水分を完全に吸着することが
できず、また100オングストロームをえると樹脂
止材7となるペーストを透光性樹脂蓋体2の下面にスク
リーン印刷法等により印刷塗布する際に、該ペーストの
印刷性が悪いものとなって透光性樹脂蓋体2の下面に
封止材7を均一の厚みに被着させることが困難となる
傾向にある。従って、前記吸湿材はその表面の細孔の半
径が10乃至100オングストロームのものに特定され
る。
【0032】更に前記樹脂封止材7に埋入される吸湿材
は、樹脂封止材7に対して1重量%未満の埋入量であれ
ば、樹脂封止材7における水分の通過が有効に防止され
ず、また50重量%をえると、樹脂封止材7となるペ
ーストを透光性樹脂蓋体2の下面にスクリーン印刷法
より印刷塗布する際、ペーストの流動性が悪いものと
なって樹脂封止材7を均一な厚みに被着させることが困
難となる傾向にある。従って、前記吸湿材は、樹脂封止
材7に対して1.0乃至50重量%埋入させておくこと
が好ましい。
【0033】尚、前記樹脂封止材7を介して絶縁基体1
と透光性樹脂蓋体2とを接合するには、前記透光性樹脂
蓋体2の下面外周部に、上述した軟質粒子が添加分散さ
れた樹脂封止材7となる樹脂接着剤前駆体をスクリーン
印刷法により枠状に印刷塗布し、次に前記透光性樹脂蓋
を絶縁基体1上面に両者の間に樹脂接着剤前駆体を
挟むようにして載置させ、最後にこれを120〜150
℃の温度で0.5〜5時間、加熱処理し、樹脂接着剤前
駆体を熱硬化させることによって行われる。
【0034】かくして上述の固体撮像素子収納用パッケ
ージによれば、絶縁基体1の凹部1a底面に固体撮像素
子3をエポキシ樹脂等の樹脂から成る接着剤を介して接
着固定するとともに該固体撮像素子3の角電極をボンデ
ィングワイヤー6を介してリード端子5に電気的に接続
し、しかる後、絶縁基体1の上面に透光性樹脂蓋体2を
樹脂封止材7を介して接合させ、絶縁基体1と透光性樹
脂蓋体2とから成る容器4内部に固体撮像素子3を収容
することによって製品としての個体撮像装置となる。
【0035】
【発明の効果】本発明の固体撮像素子収納用パッケージ
によれば、絶縁基体と、絶縁基体より熱膨張係数が大き
透光性樹脂蓋体とを接合する封止材をエポキシ樹脂が
50重量%以上含まれる樹脂に軟質粒子を前記エポキシ
樹脂の全量に対して外添加で1乃至60重量%添加して
成る樹脂封止材としたことから、封止材に適度な可撓性
が付与され、その結果、絶縁基体1の熱膨張係数を透光
性樹脂蓋体2の熱膨張係数との差に起因する大きな熱応
力が絶縁基体1と透光性樹脂蓋体2との接合部に印加さ
れたとしても該熱応力は樹脂封止材7が適宜変形するこ
とによって良好に吸収緩和され、透光性樹脂蓋体2が絶
縁基体1より剥がれたり、絶縁基体1にクラックや割れ
が発生するのを有効に防止して、容器4内部に収容する
固体撮像素子を長期間にわたり正常、且つ安定に作動さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子収納用パッケージの一実
施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・絶縁基体 2・・・・・・透光性樹脂蓋体 3・・・・・・固体撮像素子 7・・・・・・封止材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像素子が搭載される絶縁基体と、該
    絶縁基体に樹脂封止材を介して接合される、前記絶縁基
    体より熱膨張係数が大きい透光性樹脂蓋体とから成り、
    内部に固体撮像素子を収容する固体撮像素子収納用パッ
    ケージであって、前記樹脂封止材はエポキシ樹脂を50
    重量%以上含む樹脂に軟質粒子が前記エポキシ樹脂の全
    量に対して外添加で1乃至60重量%添加されて成る
    ともに、内部に、表面に半径が10乃至100オングス
    トロームの細孔を有する吸湿材が前記樹脂封止材に対し
    て1乃至50重量%埋入されていることを特徴とする固
    体撮像素子収納用パッケージ。
  2. 【請求項2】前記樹脂封止材に充填された軟質粒子は、
    その直径が0.1乃至5μmであることを特徴とする請
    求項1に記載の固体撮像素子収納用パッケージ。
JP10111296A 1996-04-23 1996-04-23 固体撮像素子収納用パッケージ Expired - Fee Related JP3476993B2 (ja)

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