JP3476727B2 - 消臭洗浄剤 - Google Patents

消臭洗浄剤

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JP3476727B2
JP3476727B2 JP36040099A JP36040099A JP3476727B2 JP 3476727 B2 JP3476727 B2 JP 3476727B2 JP 36040099 A JP36040099 A JP 36040099A JP 36040099 A JP36040099 A JP 36040099A JP 3476727 B2 JP3476727 B2 JP 3476727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄対象物に対す
る消臭性能優れた洗浄剤に関し、特に食器、まな板、包
丁、魚焼きグリル、スポンジ等の台所用品向けの消臭洗
浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
生活習慣の変化に伴い、繊維製品ないし硬質表面等に対
する洗浄性のみならず、嗅覚的な清潔性も求められるよ
うになってきている。
【0003】特に、食器、まな板、包丁、魚焼きグリ
ル、スポンジ等の台所用品には、肉、魚介、野菜等に起
因する食材臭を伴う汚れが付着する。このような食材臭
に伴う汚れを従来の洗浄剤で洗浄すると、汚れを取り除
くことができても、臭いまでは十分に取り除くことがで
きなかった。このため洗浄力だけでなく、食材臭を除去
又は軽減できる洗浄剤が望まれている。
【0004】本発明は、洗浄力に優れ、洗浄対象物に付
着した臭気、特に台所用品に付着する食材由来の臭気を
除去又は軽減する消臭性能に優れている消臭洗浄剤を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子中に炭素
数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有する界面
活性剤0.1〜90重量%を含有する消臭性能を有する
洗浄剤であって、該洗浄剤の10重量%水溶液と1重量
%アンモニア水溶液の50:1(重量比)混合溶液の2
5℃におけるpHが7.0〜9.2で、かつ該洗浄剤の
10重量%水溶液と5重量%酢酸水溶液の50:1(重
量比)混合溶液の25℃におけるpHが4.8〜7.0
である消臭洗浄剤を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いる界面活性剤は、分
子中に炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有する、陰イオン性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤及び両性界面活性剤のいずれも配合す
ることができる。
【0007】界面活性剤は、消臭洗浄剤中0.1〜90
重量%、好ましくは5〜80重量%であり、台所用向け
の洗浄剤とする場合は20〜80重量%が好ましい。
【0008】陰イオ性界面活性剤としては、アルキルベ
ンゼンスルホン酸、アルキル硫酸エステル、α−オレフ
ィンスルホン酸、アルカンスルホン酸、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル、脂肪酸、α−スル
ホ脂肪酸メチルエステル又はそれらの塩等の他に、下記
にて詳述するアルキル又はアルケニル基を有するポリカ
ルボン酸型界面活性剤が挙げられる。
【0009】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シアルキレン(ポリオキシエチレン及び/又はポリオキ
シプロピレン)アルキルエーテル、脂肪酸グリセリンエ
ステルのエチレンオキシド付加物、アルキルグリコシ
ド、脂肪酸ジエタノールアミドまたは脂肪酸ソルビタン
エステル等が挙げられる。
【0010】両性界面活性剤としては、アミンオキシド
またはスルホベタイン型もしくはカルボベタイン型の両
性界面活性剤が挙げられる。
【0011】本発明の消臭洗浄剤は、特定条件で調整し
た時のpHが決められた範囲内に収まる性質(以下pH
緩衝能という)を有する。即ち、洗浄剤の10重量%水
溶液と1重量%アンモニア水溶液の50:1(重量比)
混合溶液の25℃におけるpHが7.0〜9.2、好ま
しくは7.0〜8.5であり、かつ該洗浄剤の10重量
%水溶液と5重量%酢酸水溶液の50:1(重量比)混
合溶液の25℃におけるpHが4.8〜7.0、好まし
くは5.5〜7.0であり、このようなpH緩衝能は、
消臭洗浄剤に配合される単独の成分または組合わせによ
って達成される。
【0012】本発明において、pH緩衝能を満たすため
の好ましい態様は、界面活性剤としては、(i)ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩とアミン
オキシドとを併用して配合する態様又は(ii)ポリカル
ボン酸型界面活性剤を配合する態様であり、これらは単
独、互いの組合わせ又はその他pH変化を抑制させる成
分との併用によって消臭洗浄剤はpH緩衝能を示し、優
れた消臭性能を得ることができる。
【0013】(i)のポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸エステル塩は、炭素数8〜18のアルキル基、
好ましくは炭素数10〜14のアルキル基を有するポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を配合
することが好ましい。このポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステル塩のポリオキシエチレン鎖の平均
付加モル数(POE)は、1〜10、好ましくは1〜6
である。対イオンは、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム、アルカノールアミンから選ばれる1
種以上であり、好ましくはナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、アンモニウムから選ばれる1種以上である。
【0014】またアミンオキシドは、炭素数が8〜18
のアルキル基を一つ有するアミンオキシドが好ましい。
アミンオキシドの例としては下記式(1)〜(3)で表
されるものを挙げることができ、その中でも式(1)で
表されるものが好ましい。
【0015】
【化1】
【0016】[式中、R1は炭素数8〜20のアルキル基
又はアルケニル基を示し、R2は炭素数1〜5のアルキ
レン基を示す。] ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩と
アミンオキシドの消臭洗浄剤中の配合量は、他の緩衝成
分との兼ね合いにより決定されるが、洗浄力を考慮する
上で、合計で10〜60重量%含有されることが好まし
く、15〜40重量%含有されることがより好ましい。
さらには、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩/アミンオキシドの重量比が、50/50〜9
0/10が好ましく、特に50/50〜80/20であ
ることが好ましい。
【0017】(ii)のポリカルボン酸型界面活性剤は、
分子中に少なくとも2個、好ましくは2又は3個のカル
ボキシル基と、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基を有するものであり、特にデービス法(界面活性
剤 物性・応用・化学生態学,北原文雄ら著,講談社サ
イエンティフィック 第7刷発行,P24〜27に記載
の方法により測定)で求めたHLBがカルボン酸の状態
で4〜15、好ましくは4〜10の性質を示すものが好
ましい。
【0018】このようなカルボン酸型界面活性剤は、一
般式(I)で表される化合物が特に好ましい。
【0019】
【化2】
【0020】[式中、R3はアミド基で分断されていても
よい炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基であ
り、R4、R5、R6はそれぞれ独立に水素、メチル基又
はエチル基を示し;R7は水素、C24OH又はCOO
M(ここでMは水素、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属を示す。)を示し;Xはメチレン基、アミノ基、エー
テル基を示し;l、m、nはそれぞれ独立に0又は1を
示し;p、q、rは0、1又は2で、p+q+r=3と
なる数を示し(ただし、Xがメチレン基又はエーテル基
の場合は、p及びqは1又は2を示す。);R3、R4
5、R6、R7、X、l、m、n、p、q、rは上記の
デービス法で求めたHLBが4〜15になるように選ば
れるものである。ただし、HLBはMを水素として求め
るものとする]。
【0021】特に、このポリカルボン酸型界面活性剤
は、酸の状態として重量分当たりの酸価が、300〜6
00mgKOH/gのものが好ましく、特に300〜5
00mgKOH/gが好ましい。酸価の測定方法は酸の
状態で0.5gをトルエン/エタノール(容量比50/
50、フェノールフタレイン0.5重量%添加)溶媒5
0mlに溶解させ、0.1NのKOHで滴定し、フェノ
ールフタレインが着色した時点を終点とし、要した0.
1NのKOHの量をKOHのmgで表した数値である。
【0022】ポリカルボン酸型界面活性剤の好ましい具
体例としては、下記式(4)〜(9)で表される化合物
の塩が挙げられ、その中でも特に(7)〜(9)のもの
が消臭性能の点で好ましい。なお、ポリカルボン酸型界
面活性剤は一部又は全部がアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アルカノールアミンによる塩になっているもので
あり、pH条件により消臭洗浄剤中で一部酸の状態で存
在してもよい。
【0023】
【化3】
【0024】[式中、R1は炭素数8〜20のアルキル基
又はアルケニル基で、上記HLB及び酸価を満足するよ
うに選ばれる。] ポリカルボン酸型界面活性剤の消臭洗浄剤中の配合量
は、他の酸やアルカリの添加に対してpH変化を抑制す
る成分との兼ね合いにより決定されるが、消臭洗浄剤中
に0.1〜15重量%含有されることが好ましく、0.
2〜10重量%含有されることが洗浄性及び消臭性能向
上の上でより好ましい。
【0025】本発明の消臭洗浄剤を、食器用の消臭洗浄
剤として使用する場合は、(i)及び/又は(ii)にて
示した成分を界面活性剤中の60重量%〜100重量%
を占める割合で配合することが好ましく、上述の(i)
と(ii)の界面活性剤を併用することが最も好ましい。
【0026】上記界面活性剤による方法以外に、好まし
くはさらに、本発明の消臭洗浄剤の消臭効果を得る方法
として、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
の炭素数が0〜7であって、25℃における第1番目の
酸解離指数と第2番目の酸解離指数の差が1.7以上で
ある有機二塩基酸またはその塩(以下、消臭性二塩基酸
とする)を配合する方法が挙げられる。
【0027】酸解離指数は、先ず下記方法のいずれかの
方法で測定又は計算し、酸解離指数の差が1.7以上で
あることが好ましい。The Journal of Physical Chemis
tryvol.68, number6,page1560 (1964)記載の方法で測
定できる。また、より簡便には、京都電子工業株式会社
製の電位差自動滴定装置(例えばAT310J等)を用
いて測定することができる。
【0028】また、従来からあるデータを活用してもよ
い。例えば日本化学会編の化学便覧(丸善出版)に記載
の酸解離指数よりマレイン酸(第1酸解離指数1.7
5、第2酸解離指数5.83)が選ばれる。また、コン
ピュドラッグ(Compudrug)社製のピーケーエーベース
(pKaBASE)等のデータベースより、トランス−1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸(第1酸解離指数4.3、
第2酸解離指数6.06)、フェニルコハク酸(第1酸
解離指数3.78、第2酸解離指数5.55)、トラン
ス−1,2−シクロペンタンジカルボン酸(第1酸解離
指数4.14、第2酸解離指数5.99)、トランス−
1,2−シクロオクタンジカルボン酸(第1酸解離指数
4.37、第2酸解離指数6.24)、トランス−1,
2−シクロヘプタンジカルボン酸(第1酸解離指数4.
3、第2酸解離指数6.18)、シス−1,2−シクロ
ブタンジカルボン酸(第1酸解離指数4.16、第2酸
解離指数6.23)、2,3−ジメチルコハク酸(第1
酸解離指数3.92、第2酸解離指数6.0)、シス−
1,2−シクロペンタンジカルボン酸(第1酸解離指数
4.42、第2酸解離指数6.57)、シス−1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸(第1酸解離指数4.2
5、第2酸解離指数6.74)、2,3−ジエチルコハ
ク酸(第1酸解離指数3.63、第2酸解離指数6.4
6)、2−エチル−3−メチルコハク酸(第1酸解離指
数3.2、第2酸解離指数6.1)、シス−1,2−シ
クロブタンジカルボン酸(第1酸解離指数3.56、第
2酸解離指数6.65)、シス−1,2−シクロオクタ
ンジカルボン酸(第1酸解離指数3.99、第2酸解離
指数7.34)、シス−1,2−シクロヘプタンジカル
ボン酸(第1酸解離指数3.87、第2酸解離指数7.
6)、テトラメチルコハク酸(第1酸解離指数3.5
6、第2酸解離指数7.41)、3,3−ジメチル−シ
ス−1,2−シクロプロパンジカルボン酸(第1酸解離
指数2.61、第2酸解離指数8.17)、2,3−ジ
−t−ブチルコハク酸(第1酸解離指数2.2、第2酸
解離指数10.26)、3,3−ジメチルグルタル酸
(第1酸解離指数3.85、第2酸解離指数6.4
5)、3,3−ジエチルグルタル酸(第1酸解離指数
3.67、第2酸解離指数7.42)、3−イソプロピ
ル−3−メチルグルタル酸(第1酸解離指数3.78、
第2酸解離指数6.92)、3−t−ブチル−3−メチ
ルグルタル酸(第1酸解離指数3.61、第2酸解離指
数7.49)、3,3−ジイソプロピルグルタル酸(第
1酸解離指数3.63、第2酸解離指数7.68)、3
−メチル−3−エチルグルタル酸(第1酸解離指数3.
62、第2酸解離指数6.70)、3,3−ジプロピル
グルタル酸(第1酸解離指数3.65、第2酸解離指数
7.48)、2−エチル−2−(1−エチルプロピル)
グルタル酸(第1酸解離指数2.15、第2酸解離指数
7.31)、シクロヘキシル−1,1−ジ酢酸(第1酸
解離指数3.49、第2酸解離指数7.08)、2−メ
チルシクロヘキシル−1,1−ジ酢酸(第1酸解離指数
3.53、第2酸解離指数6.89)、3−メチルシク
ロヘキシル−1,1−ジ酢酸(第1酸解離指数3.4
9、第2酸解離指数6.08)、4−メチルシクロヘキ
シル−1,1−ジ酢酸(第1酸解離指数3.49、第2
酸解離指数6.10)、シクロペンチル−1,1−ジ酢
酸(第1酸解離指数3.80、第2酸解離指数6.7
7)、3−メチルシクロペンチル−1,1−ジ酢酸(第
1酸解離指数3.79、第2酸解離指数6.74)、3
−メチル−3−フェニルグルタル酸(第1酸解離指数
4.12、第2酸解離指数6.17)、3−エチル−3
−フェニルグルタル酸(第1酸解離指数3.89、第2
酸解離指数6.95)、3,3−ジフェニルグルタル酸
(第1酸解離指数4.02、第2酸解離指数6.8
1)、3−フェニル−3−プロピルグルタル酸(3.8
8、6.94)等が選ばれる。
【0029】消臭性二塩基酸で容易に合成できるものと
してイソプレン、シクロペンタジエン、ミルセン等のジ
エン化合物とマレイン酸やシトラコン酸等のジエノフィ
ル化合物のディールスアルダー反応物があげられる。例
えば、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸が挙げ
られる。これらの反応物は反応で新たに生成した二重結
合を水素添加したものも使用することができる。その他
合成できるものとしてメソ−酒石酸をアルデヒドやケト
ンでアセタールやケタールに変換したものが挙げられ
る。
【0030】これらの内で、より好ましいものは第2酸
解離指数が6〜8のものであり、具体的には1,2−シ
クロオクタンジカルボン酸、1,2−シクロヘプタンジ
カルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,2−シクロペンタンジカルボン酸等が選ばれる。
【0031】上記消臭性二塩基酸は塩でもよく、対塩と
してはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩等から選ばれ、好ましくはカリウムやナトリウム
のアルカリ金属塩が選ばれる。これらの塩は一塩、二塩
またはそれらの混合物でもよい。
【0032】本発明の消臭洗浄剤において、有効成分と
なる消臭性二塩基酸の含有量は、消臭洗浄剤中に好まし
くは、0.01〜20重量%、特に好ましくは0.1〜
10重量%である。
【0033】本発明の消臭洗浄剤は、pH変化を抑制す
る剤として、前記消臭性の界面活性剤及び/又は消臭二
塩基酸を配合する系に、さらに少なくとも一つのカルボ
ン酸基を有する炭素数が3〜7の化合物(以下低級カル
ボン酸化合物という、但し25℃における第1番目の酸
解離指数と第2番目の酸解離指数の差が1.7以上の有
機二塩基酸またはその塩を除く)を配合することがより
好ましい。
【0034】具体的には乳酸、グルコン酸、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル
酸、イタコン酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸、各
種アミノ酸及びそれらの塩を挙げることができる。これ
らの中でも乳酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン
酸、安息香酸及びそれらの塩が好ましい。
【0035】低級カルボン酸化合物は、消臭洗浄剤中に
好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは0.2〜
10重量%配合される。
【0036】なお、これら低級カルボン酸化合物の一部
は、従来からpH変化の抑制作用を有する化合物として
知られているが、本発明の消臭洗浄剤において、pH緩
衝能を既に満たす配合系に対して、さらに補助的な成分
として、これら低級カルボン酸化合物を添加する。好ま
しくは、消臭性二塩基酸と併用することである。
【0037】上記以外の消臭洗浄剤のpH緩衝能に寄与
する剤としては、アミン塩やリン酸塩が挙げられ、また
酸性や塩基性の基を有するポリマーを挙げることができ
る。ポリマーとしてはカルボン酸基を有するポリマーが
好ましく、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸及び
イタコン酸から選ばれる1種以上のモノマーを用いて重
合することによって得られるものを使用することがで
き、またポリアスパラギン酸も使用することができる。
【0038】本発明の消臭洗浄剤には、洗浄力、消臭性
能を損なわない範囲で、エタノール、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、低級アルキルベンゼンスルホン酸塩
等の可溶化剤、アラビアゴム、デキストラン、プルラ
ン、アラビノガラクタン、カルボキシメチルセルロー
ス、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、アル
ギン酸ナトリウム、カゼインナトリウム等の増粘剤、香
料、色素、防腐剤、防かび剤等を配合することができ
る。
【0039】本発明の消臭洗浄剤は、残部は水であり、
40〜80重量%含有することが好ましい。また、液状
は、透明である均一な溶液である以外にエマルション型
や液晶小滴又は固体を分散させたようなものでもよく、
その他の形態のものであっても使用上不都合のない流動
性のあるものであればよい。粘度は用途に応じた状態に
適宜調整される。
【0040】本発明の消臭洗浄剤の最も好ましい態様
は、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩及びアミンオキシドを重量比率で50/50〜
90/10、合計量で10〜60重量%、(B)ポリカ
ルボン酸型界面活性剤及び/又は消臭性二塩基酸を0.
1〜10重量%、(C)低級ポリカルボン酸化合物を0
〜10重量%及び任意成分を含有し、残部が水での液体
洗浄剤である。
【0041】本発明の消臭洗浄剤のpHは、食材臭に効
果的な消臭性能を得るために、25℃における原液のp
Hが、好ましくは5.5〜8.5、より好ましくは6.0
〜8.0である。pHの調整には、酸剤としてポリカル
ボン酸型界面活性剤の酸型、消臭二塩基酸、有機ポリカ
ルボン酸、硫酸、塩酸及びカルボン酸基を有するポリマ
ーから選ばれる1種以上を用いることが好ましく、アル
カリ剤としてアルカリ金属の水酸化物、モノエタノール
アミン等のアルカノールアミンから選ばれる1種以上を
用いることが好ましい。
【0042】本発明の消臭洗浄剤は、原液をそのままス
ポンジやタオル等にとって洗浄する方法、汚れに直接吹
き付けることによって洗浄する方法が効果的であり、水
で100倍まで希釈しても十分な洗浄及び消臭性能を発
揮できる。
【0043】
【実施例】実施例1〜8、比較例1〜3 表1に示す各成分を用い、消臭洗浄剤を得た。原液のp
Hは塩酸水溶液と水酸化ナトリウム水溶液で調整した。
表1中、アンモニア添加pHは、洗浄剤の10重量%水
溶液と1重量%アンモニア水溶液の50:1(重量比)
混合溶液の25℃におけるpHを意味し、酢酸添加pH
は、洗浄剤の10重量%水溶液と5重量%酢酸水溶液の
50:1(重量比)混合溶液の25℃におけるpHを意
味する。(a−1)〜(a−8)成分の詳細及び各評価
方法の詳細は下記のとおりである。結果を表1に示す。 (i)(a−1)
【0044】
【化4】
【0045】(HLB=12.1,酸価=314) イミノジ酢酸ナトリウム177.1g(MW177.
1)、エタノール100g、イオン交換水100g、1
―クロロヘキサデカン260.9g(MW260.9)
を3つ口フラスコに入れ、90℃で5時間反応させた。
反応終了後エタノール及び水を留去し、得られた固形物
をヘキサンで洗浄し、乾燥させて、(a−1)成分70
%を含有する混合物を得た。 (ii)(a−2)
【0046】
【化5】
【0047】(HLB=6.2,酸価=367) クエン酸96.1g(MW192.13、105℃、2
6.7kPaで5時間乾燥させたもの)、アクリロニト
リル200gを4つ口フラスコに入れ、80℃まで昇温
した。ステアリン酸クロリド151.5gを3時間かけ
て滴下し、この時発生する塩酸を窒素ガスを流しながら
留去した。さらに3時間窒素ガスを流した後、アセトニ
トリルを減圧留去し、得られた固形分をエタノールで再
結晶して、(a−2)成分60%を含有する混合物を得
た。 (iii)(a−3)
【0048】
【化6】
【0049】(HLB=5.9,酸価=371) ドデシルアルコール372.6g(MW96.3)、N
aOH2gを4つ口フラスコに入れ、120℃まで昇温
した後、26.7kPaの減圧下、3時間生成する水を
除去しながら反応させた。窒素ガスを流入しながら常圧
にもどした後、コハク酸ジエチル87.1g(MW17
4.2)を1時間かけて滴下した。熟成3時間後、20
℃まで冷却し、反応混合物にエタノール300g、イオ
ン交換水200g、水酸化ナトリウム90gを添加し、
90℃で2時間反応させた。20℃まで冷却後、イオン
交換水2000ml、ヘキサン1500ml、20%硫
酸水溶液563.5gを添加し、攪拌中和した。ヘキサ
ン層をイオン交換水で洗浄後、蒸留を行い、(a−3)
成分60%を含有する混合物を得た。 (iv)(a−4)
【0050】
【化7】
【0051】(HLB=4.6,酸価=395) (v)(a−5)
【0052】
【化8】
【0053】(HLB=3.9,酸価=360) (vi)(a−6)
【0054】
【化9】
【0055】(vii)(a−7) C1225−(OCH2CH2n−OSO3Na(n=平均
4.0) (viii)(a−8) R−(OCH2CH2n−OH(R:炭素数12〜14
の直鎖一級アルキル。n=平均6.0)。 (1)洗浄力評価 牛脂に、指示薬としてスダンレッド(赤色色素、和光純
薬工業(株)製)を0.1重量%添加したモデル汚れ2.
5gを白色陶磁皿(直径25cm)に塗布したものを、
表1の洗浄剤3g及び水(硬度3.5DH、Mgイオン
/Caイオン=1/3の調製水を使用)27gを染み込
ませたスポンジ(10.5×7.5×4.0cm、材質:
ポリウレタンフォーム)を用いて手洗い洗浄した。皿上
の色素が除去できたかどうかを目視判断しながら、すす
ぎ操作を加えず皿上の色素が除去できなくなるまで連続
的に洗浄作業を行い、最終的に洗浄できた皿の枚数(有
効洗浄枚数:3枚以上なら合格レベル)により評価し
た。 (2)消臭性能評価 下記の各洗浄対象物に対して上記の(1)と同様にして
スポンジを用いて手洗い洗浄を行った後、30歳代の男
性及び女性10人(各5人ずつ)のパネラーに洗浄対象
物の臭いを嗅いでもらい、臭いが感知されない場合を2
点、臭いが感知された場合を1点とし、パネル10人の
平均点が1.75点以上を○、1.5点以上1.75点未
満を△、1.5点未満を×として消臭性能を評価した。
【0056】まな板に対する消臭性能評価 まな板(23cm×41cm×1.5cm、材質:ポリ
エチレン)上でタマネギ10gを細かく切り刻んだ後、
固形分を取り除き、水でまな板表面を軽くすすいだ後、
まな板表面を均等に3分間手洗い洗浄した時の消臭性能
を評価した。同様にしてイワシの切り身10gを切り刻
んだ場合についても評価を行なった。
【0057】魚焼きグリルに対する消臭性能評価 魚焼きグリル(20cm×25cm×4cm)にてサン
マ(1匹)を焼いた後、サンマを取り除き、水でグリル
を軽くすすいだ後、グリルの外側を2分間、内側を3分
間かけて均等に手洗い洗浄した時の消臭性能を評価し
た。
【0058】スポンジに対する消臭性能評価 イワシ油1gをスポンジに染み込ませ、20秒間手で揉
んだ。次に、表1の洗浄剤3g及び水(水とスポンジは
上記(1)と同じもの)27gをスポンジに染み込ま
せ、通水下で洗浄剤がスポンジよりなくなったと感じる
まで、スポンジを揉み洗いした。洗浄後、12時間経過
した時の消臭性能を評価した。 実施例9〜13、比較例4〜5 表2に示す各成分を用いて、前記実施例と同様に消臭洗
浄剤を得て、評価した。結果を表2に示す。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【発明の効果】本発明の消臭洗浄剤は、洗浄対象物に付
着した臭気、特に食器、まな板、魚焼きグリル及びスポ
ンジ等の台所用品への食材臭を伴う汚れに対する洗浄力
及び消臭性能が優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 修 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (72)発明者 田中 成佳 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−196296(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/83,3/20,17/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリオキシエチレンアルキルエー
    テル硫酸エステル塩及びアミンオキシドを、重量比率で
    50/50〜80/20、かつ合計量で10〜60重量
    %、(B)ポリカルボン酸型界面活性剤を0.1〜15
    重量%及び/又は消臭性二塩基酸を0.01〜20重量
    %、並びに(C)低級ポリカルボン酸化合物を0〜20
    重量%含有し、残部が水である消臭性能を有する洗浄剤
    であって、 該洗浄剤の10重量%水溶液と1重量%アンモニア水溶
    液の50:1(重量比)混合溶液の25℃におけるpH
    が7.0〜9.2で、かつ該洗浄剤の10重量%水溶液
    と5重量%酢酸水溶液の50:1(重量比)混合溶液の
    25℃におけるpHが4.8〜7.0である消臭洗浄
    剤。
  2. 【請求項2】 (B)ポリカルボン酸型界面活性剤が、
    下記式(I)で表されるものであり、 【化1】 [式中、Rはアミド基で分断されていてもよい炭素数
    8〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R
    、Rはそれぞれ独立に水素、メチル基又はエチル
    基を示し;Rは水素、COH又はCOOM(こ
    こでMは水素、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を示
    す。)を示し;Xはメチレン基、アミノ基、エーテル基
    を示し;l、m、nはそれぞれ独立に0又は1を示し;
    p、q、rは0、1又は2で、p+q+r=3となる数
    を示し(ただし、Xがメチレン基又はエーテル基の場合
    は、p及びqは1又は2を示す。);R、R
    、R、R、X、l、m、n、p、q、rはH
    Bが4〜15になるように選ばれるものである。ただ
    し、HLBはMを水素として求めるものとする]。 (B)消臭性二塩基酸が、下記群から選ばれるものであ
    る、請求項1記載の消臭洗浄剤。 マレイン酸、トランス−1,2−シクロヘキサンジカル
    ボン酸、フェニルコハク酸、トランス−1,2−シクロ
    ペンタンジカルボン酸、トランス−1,2−シクロオク
    タンジカルボン酸、トランス−1,2−シクロヘプタン
    ジカルボン酸、シス−1,2−シクロブタンジカルボン
    酸、2,3−ジメチルコハク酸、シス−1,2−シクロ
    ペンタンジカルボン酸、シス−1,2−シクロヘキサン
    ジカルボン酸、2,3−ジエチルコハク酸、2−エチル
    −3−メチルコハク酸、シス−1,2−シクロブタンジ
    カルボン酸、シス−1,2−シクロオクタンジカルボン
    酸、シス−1,2−シクロヘプタンジカルボン酸、テト
    ラメチルコハク酸、3,3−ジメチル−シス−1,2−
    シクロプロパンジカルボン酸、2,3−ジ−t−ブチル
    コハク酸、3,3−ジメチルグルタル酸、3,3−ジエ
    チルグルタル酸、3−イソプロピル−3−メチルグルタ
    ル酸、3−t−ブチル−3−メチルグルタル酸、3,3
    −ジイソプロピルグルタル酸、3−メチル−3−エチル
    グルタル酸、3,3−ジプロピルグルタル酸、2−エチ
    ル−2−(1−エチルプロピル)グルタル酸、シクロヘ
    キシル−1,1−ジ酢酸、2−メチルシクロヘキシル−
    1,1−ジ酢酸、3−メチルシクロヘキシル−1,1−
    ジ酢酸、4−メチルシクロヘキシル−1,1−ジ酢酸、
    シクロペンチル−1,1−ジ酢酸、3−メチルシクロペ
    ンチル−1,1−ジ酢酸、3−メチル−3−フェニルグ
    ルタル酸、3−エチル−3−フェニルグルタル酸、3,
    3−ジフェニルグルタル酸、3−フェニル−3−プロピ
    ルグルタル酸
  3. 【請求項3】 さらに、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
    はアルケニル基の炭素数が0〜7であって、25℃にお
    ける第1番目の酸解離指数と第2番目の酸解離指数の差
    が1.7以上である有機二塩基酸またはその塩を含有す
    る請求項1又は2記載の消臭洗浄剤。
  4. 【請求項4】 さらに、少なくとも一つのカルボン酸基
    を有する炭素数が3〜7の化合物(但し25℃における
    第1番目の酸解離指数と第2番目の酸解離指数の差が
    1.7以上の有機二塩基酸またはその塩を除く)を含有
    する請求項1〜3のいずれかに記載の消臭洗浄剤。
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