JP3476651B2 - データ表示装置およびデータ表示プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ表示装置およびデータ表示プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3476651B2 JP11998697A JP11998697A JP3476651B2 JP 3476651 B2 JP3476651 B2 JP 3476651B2 JP 11998697 A JP11998697 A JP 11998697A JP 11998697 A JP11998697 A JP 11998697A JP 3476651 B2 JP3476651 B2 JP 3476651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの表示装置
特にデータベースとして格納されたデータを表示するデ
ータ表示装置およびデータ表示プログラムを格納したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−129448号
公報に開示されたようなファイルのデータの表示方法
は、例えばファイルの一覧表を表示する方法であり、フ
ァイル名の表示とともにその属性であるファイルの所有
者やサイズやタイプを表示する。一画面のサイズを超え
るデータは表示することができないので、画面をスクロ
ールさせることによりユーザは必要なデータを捜し出
す。
【0003】さらに、この方法は、複数のファイルを管
理する仕組みとして、ディレクトリあるいはフォルダを
用いて分類整理する方法とともに用いられることが多
い。この方法により、階層的にデータを管理することが
できる。
【0004】あるいは、画像データベースでは、データ
の一覧を表示する方法として、画像の縮小画像(サムネ
イル)を表示することにより画面の内容を提示する。フ
ァイルの一覧表と同様に、一画面のサイズを超える場合
には、画面をスクロールさせることによりユーザは必要
なデータを捜し出す。
【0005】このようなデータの表示方法では、キーボ
ードやアイコン等の情報入力手段から入力された検索情
報によってデータを検索した際には、抽出されたデータ
のところへのカーソル移動(注視点移動)や、反転表
示、別のウィンドウへの列挙等が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の階層的な管理を
行うデータの表示方法では、データを表示する際に、一
旦ディレクトリにアクセスしてファイルの一覧を表示さ
せてからでないと、データの内容を把握することができ
ない。このため、分類が多くなったり階層が深くなった
りすると、ディレクトリをアクセスする手間が増え、必
要な情報を得るのに時間がかかる。
【0007】また、画像データベースの縮小画像の一覧
では、画像の内容はすぐ把握できるが、データ数が多く
なると、一画面のサイズに収まらず、どちらが先に作成
されたかといった情報を同時に得ることはできない。
【0008】また、画像のファイル名や画像の属性等は
画像内容と同時には一覧できない。このため、選択した
個々の画像についてのみ当該データを表示させるか、別
途、ファイル名の一覧を表示させてそれとともにその属
性であるファイルの所有者やサイズやタイプを表示させ
る必要がある。すなわち、正確な情報を得るためには、
画像を表示させるのとは別のデータ表示方法と併用する
必要があり、画面切り替え等の手間が必要である。
【0009】さらに、画像と文書とを同時に扱うには、
ファイルといったレベルでしか扱えない。このため、異
なるデータ形式のデータを、その内容を把握しながら扱
うことが困難である。
【0010】このように、従来のデータの表示方法で
は、一見して個々のデータの特徴を把握すると同時にデ
ータ同士の例えば時間的や分類的な位置付けといった関
係を直観的に把握することができず、データの管理や、
ユーザが必要とする情報の認識が容易でないという問題
点がある。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、データベース内の個々のデータファ
イルの内容と各データ同士の関係を視覚化し、ユーザが
必要に応じてデータを検索した場合等に、個々のデータ
の内容を一見して把握できると同時にそのデータの時間
的・分類的等の位置付けを直観的に把握することを可能
とし、それによって、データの管理やユーザが必要とす
る情報の検索を容易に行えるデータ表示装置およびデー
タ表示プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のデータ表示装置は、2次元の画面の横方向
のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを
有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表示するデ
ータ表示装置において、上記データの内容を縮小画像と
して生成する手段と、上記空間内のX軸とZ軸に、上記
各データの属性をそれぞれ設定する手段と、上記各デー
タの上記属性の値に対応するX座標およびZ座標を有す
る位置に、上記縮小画像を表示することにより各データ
の内容を上記画面に一覧表示する手段と、上記空間内の
どの部分をどの角度から見た画像を画面に表示させるか
を表す、上記空間内に連続的に入力された視点に基づ
き、その視点の上記空間内の軌跡を、画面内の上記縮小
画像の表示に重ねて表示することを特徴としている。
【0013】上記の構成により、各データの内容が縮小
画像として、仮想的な3次元座標空間内の、X軸とZ軸
とにそれぞれ設定された各データの属性に対応する位置
に配置されて一覧表示される。
【0014】この仮想的な3次元座標空間内で、ユーザ
が、任意の視線方向へと移動する視点を連続的に入力す
ることにより、「視点の移動」を指示する。
【0015】すると、まず、その視線方向に応じて、上
記の画像が、実際にその空間をユーザがその視点の移動
の通りに移動したときに得られるのと同じ視覚が得られ
るように、全体的に、平行移動や拡大/縮小等のような
変形を、時間の推移に沿って行いながら画面に表示され
る。例えば、Z軸方向に進むように視点の移動を指示す
れば、Z軸の表す属性の値の変化に伴ってデータがどの
ように変わっていくのかが、各データの内容を表す画像
の移動によって視覚的に容易に分かる。X軸方向につい
ても同様である。また、X軸とZ軸との中間の方向に視
点の移動を指示すれば、両属性の値の変化に伴うデータ
の変化が容易に分かる。
【0016】こうして、ユーザが、2種の属性で整理・
関係付けられた縮小画像からなるデータを、上記属性に
基づいて3次元座標空間内の任意の方向で、一覧するこ
とができる。特に、表示が、元の全データの一覧表示か
ら目的とする画像データのみの表示へと瞬間的に切り替
わるのと異なり、ユーザがその仮想的な3次元座標空間
を歩いている(walk through)かのように、時間の推移
とともに視点の動き方・移動方向に沿って画像が表示位
置や形状を変えて表示されるので、ユーザの意図する探
索に関してデータがどのように並んでいるかといった全
体の流れ・傾向を容易に視覚的に把握できるので、デー
タを容易に探索することができる。
【0017】ここで、上記構成により、上記視点の移動
の軌跡が画面内に表示される。
【0018】したがって、データの一覧過程が容易に確
認できる。すなわち、今までどのような順序でデータを
見て探索を行ったのかの過去の探索履歴が一目で分か
る。そのため、今までどのような探索を行ったのかを覚
えていなくても、同じ探索を2度してしまうことがな
い。また、次にどのような探索を行うかの検討が容易に
なる。
【0019】それゆえ、ユーザが必要に応じてデータを
探索した場合等に、個々のデータの内容を一見して把握
できると同時に、そのデータの時間的・分類的等の位置
付けを直観的に把握することが可能になるので、データ
の管理やユーザが必要とする情報の探索を容易に行え
る。
【0020】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記視点の移動の軌跡に沿って、新しい視点で
の表示から、古い視点での表示へと、順次、画面が移り
変わっていくように表示することを特徴としている。
【0021】上記の構成により、上記「視点の移動」の
軌跡に沿って、新しい視点での表示から、古い視点での
表示へと、順次、画面が移り変わっていき、後戻り表示
が行われる。
【0022】したがって、今までどのような順序でデー
タを見て探索を行ったのかの過去の探索履歴とその探索
結果とが一目で分かる。そのため、今までどのような探
索を行ったのかを覚えていなくても、今までの探索内容
・推移の様子を容易に再確認できるので、次にどのよう
な探索を行うかの検討が容易になる。
【0023】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0024】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、指定されたデータを画面内の正面の位置で表示
することを特徴としている。
【0025】上記の構成により、ユーザが指定したデー
タが画面内の正面の位置で表示される。
【0026】したがって、ユーザが見たいデータを、見
るのに最も適した最良の位置で表示させることができ
る。
【0027】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0028】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、視点との距離が所定の値以下である画像は非可
視とし、画面上に表示しないことを特徴としている。
【0029】上記の構成により、視点との距離が所定の
値以下になった画像は、非可視とされ、画面上から消去
される。
【0030】したがって、上記「視点の移動」に伴い視
点に近づきすぎた画像は画面から消え、その後ろに位置
するデータの画像の全体が、上記消えた画像の陰で一部
隠されることなく表示される。このため、データの一覧
性が向上する。
【0031】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0032】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、可視/非可視間の変更時に半透明にすることを
特徴としている。
【0033】上記の構成により、各データ画像が、可視
/非可視間の変更時に、瞬間的に消去や出現を行うので
なく、一旦半透明にすることにより徐々に行う。
【0034】したがって、ユーザが次にどのデータがい
つ消去あるいは出現するのかがあらかじめ分かるので、
ユーザに、画像が突然消滅または出現する違和感を除去
し、急な画面の変化に戸惑うことがない、自然な印象を
与えることができる。
【0035】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0036】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、画像を消去するときには、画像が画面内で倒れ
る表示を行い、画像を出現させるときには、画像が画面
内で立ち上がる表示を行うことを特徴としている。
【0037】上記の構成により、各データ画像が、可視
/非可視間の変更時に、瞬間的に消去や出現を行うので
なく、倒れたり立ち上がったりする表示を行いながら徐
々に可視状態または非可視状態へと移り変わる。
【0038】したがって、ユーザが次にどのデータがい
つ消去あるいは出現するのかがあらかじめ分かるので、
ユーザに、画像が突然消滅または出現する違和感を除去
し、急な画面の変化に戸惑うことがない、自然な印象を
与えることができる。
【0039】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0040】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、画像を消去するときには、画像が画面内から画
面外へと水平方向に移動する表示を行い、画像を出現さ
せるときには、画像が画面外から画面内へと水平方向に
移動する表示を行うことを特徴としている。
【0041】上記の構成により、各データ画像が、可視
/非可視間の変更時に、瞬間的に消去や出現を行うので
なく、画面を水平移動する表示を行いながら徐々に行
う。すなわち、非可視化の場合には、水平方向で画面の
中心から端部へと遠ざかるように移動し、可視化の場合
には、水平方向で画面の端部から中心へと近づくように
移動することになる。
【0042】したがって、ユーザが次にどのデータがい
つ消去あるいは出現するのかがあらかじめ分かるので、
ユーザに、画像が突然消滅または出現する違和感を除去
し、急な画面の変化に戸惑うことがない、自然な印象を
与えることができる。
【0043】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0044】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、複数ページを有するデータと視点との距離が所
定値以下であるか否かを判定し、上記所定値以下である
ときは、その複数ページを画面に表示することを特徴と
している。
【0045】上記の構成により、複数ページを有するデ
ータと視点との距離が所定の値以下であれば、その複数
ページがこの画面に表示される。
【0046】したがって、ある程度以上の大きさを持つ
画像であれば、それが複数ページから成る場合に、その
複数ページの任意のページの内容を、ユーザがこの一覧
画面で閲覧することにより、注目データの概要を確認・
把握することができる。このため、当該データの内容で
ある各ページを閲覧するために、この一覧画面から、当
該データの内容のみに対して表示・編集等を行う画面に
切り替えてそこへこのデータを読み込むといった手間を
省くことができる。
【0047】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0048】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記複数のページを順次表示することを特徴と
している。
【0049】上記の構成により、上記複数のページが、
ユーザが指示する手間無しに自動的に順次表示される。
【0050】したがって、ユーザの負担無しで当該複数
のページの中身を容易に閲覧できる。
【0051】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0052】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、ページの指定に基づき、上記複数のページのう
ちの指定されたページを画面に表示することを特徴とし
ている。
【0053】上記の構成により、ユーザの指定に応じて
上記複数のページのうちの任意のページが表示される。
【0054】したがって、上記複数のページのうち、ユ
ーザが確認したいページの中身を容易に閲覧できる。
【0055】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0056】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記空間内の部分空間におけるデータの密度を
計り、データが密か疎かを判定し、密である部分空間で
は、その部分空間に存在する全てのデータの画像を表示
する代わりに、データが密集していることを表すための
画像としてのグループ図形を表示することを特徴として
いる。
【0057】上記の構成により、表示画面内の小さい面
積のところに多くのデータが密集している領域が存在す
る場合に、その領域では、各データを全て表示する代わ
りに、データが密集していることを表すための画像とし
てのグループ図形が表示される。
【0058】したがって、多くのデータがある場合にデ
ータの量ゆえに煩雑な表示になるのを避けることができ
るので、データ全体の概略の様子をユーザがつかみやす
くなり、データの一覧性が向上する。
【0059】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0060】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、各画像が視点の方に向いた表示となるよう、各
画像の表示面を上記空間内で視点に向かって回転させる
ことを特徴としている。
【0061】上記の構成により、上記空間内で各画像の
表示面が視点に向かって回転するので、各画像が視点の
方に向いた表示となる。
【0062】したがって、どの画像も視点に向いて表示
されるので、画像が歪むことなく表示される。このた
め、画像の視認性が向上するので、ユーザがその画像を
正しく把握するのが容易になる。
【0063】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0064】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記データの内容を縮
小画像として生成する手段と、上記空間内のX軸とZ軸
に、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段と、上
記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ座
標を有する位置に、上記縮小画像を表示することにより
各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、検索
に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に明確
に区別できるよう、各データの表示形態を異ならせる
段とを備えたように構成することもできる
【0065】上記の構成により、各データの内容が縮小
画像として、仮想的な3次元座標空間内の、X軸とZ軸
とにそれぞれ設定された各データの属性に対応する位置
に配置されて一覧表示される。このとき、この画面全体
において、ユーザの意図した検索に適合するか否かに応
じて、上記空間内で視覚的に明確に区別できるよう、各
データの表示形態を異ならせる。
【0066】したがって、全体の一覧性を保ったまま、
検索適合データと検索不適合データとの区別が容易に行
えるので、データの検索を行ったときに、検索結果の把
握を容易にすることができる。
【0067】それゆえ、ユーザが必要に応じてデータを
探索した場合等に、個々のデータの内容を一見して把握
できると同時に、そのデータの時間的・分類的等の位置
付けを直観的に把握することが可能になるので、データ
の管理やユーザが必要とする情報の探索を容易に行え
る。
【0068】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方のみを上記空間内に表示するように構成するこ
ともできる
【0069】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方のみが上記空間内に表
示される。例えば、検索適合データのみが上記空間内に
表示され、検索不適合データは表示されない。
【0070】したがって、例えば検索適合データのみを
表示して検索不適合データは表示しない場合であれば、
検索不適合データの画像によって検索適合データの画像
の一部や全体が隠れることがない。このため、データの
視認性が増し、ユーザが、検索適合データの内容を把握
するのが容易になる。
【0071】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0072】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方を、上記空間の縦方向へ平行移動させる手段を
備えたことを特徴としている。
【0073】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方が、上記空間の縦方向
へ平行移動する。
【0074】例えば、検索適合データまたは検索不適合
データのいずれか一方が、上記空間の縦方向上方へ平行
移動するポップアップした状態で表示される。また例え
ば、検索適合データまたは検索不適合データのいずれか
一方が、上記空間の縦方向下方へ平行移動するポップダ
ウンした状態で表示される。
【0075】したがって、検索適合データまたは検索不
適合データのいずれか一方が、データ画像の列からそれ
た位置に表示されるので、そのデータが列からずれてい
る分だけ目立って見えることになる。また、検索不適合
データの画像によって隠れていた検索適合データの画像
の一部や全体が露出する。このため、検索適合データと
検索不適合データとの区別が容易になり、ユーザが、検
索データの適合・非適合の状況を把握するのが容易にな
る。
【0076】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0077】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方を、上記空間の横方向へ平行移動させる手段を
備えたことを特徴としている。
【0078】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方が、上記空間の横方向
へ平行移動する。
【0079】例えば、検索適合データまたは検索不適合
データのいずれか一方が、上記空間の横方向右方へスラ
イドした状態で表示される。また例えば、検索適合デー
タまたは検索不適合データのいずれか一方が、上記空間
の横方向左方へスライドした状態で表示される。
【0080】したがって、検索適合または検索不適合デ
ータのいずれか一方が、データ画像の列からそれた位置
に表示されるので、そのデータが列からずれている分だ
け目立って見えることになり、また、他方の画像によっ
て隠れていた画像の一部や全体が露出する。このため、
ユーザが、検索適合データと検索不適合データとの区別
が容易になり、検索適合データや検索不適合データの内
容を把握するのが容易になる。
【0081】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0082】本発明のデータ表示装置は、上記構成に
加えて、検索適合データの画像と検索不適合データの画
像との境界に、半透明の空間分割板を表示することを特
徴としている。
【0083】上記の構成により、検索適合データの画像
と検索不適合データの画像との境界に、半透明の空間分
割板が表示される。
【0084】したがって、本発明の場合、空間を例えば
上方の視点から見たとき、空間分割板の下方にある画像
では、空間分割板がこの画像の一部または全部と上記空
間内で重なっており、この空間分割板が半透明ゆえに、
空間分割板より上方にある画像よりも鮮明さが減少して
表示される。その結果、空間の縦方向上向きに平行移動
したほうの画像だけが目立って見えることになる。この
ため、ユーザが、上方に移動した、検索適合データまた
は検索非適合データのうちの一方の内容を認識しやすい
ので、検索適合データと検索不適合データとの区別がよ
り一層容易になり、どれが適合するデータかが容易に把
握できる。
【0085】また、本発明の場合、空間を例えば右もし
くは左の視点から見たとき、空間分割板の奥にある画像
では、空間分割板がこの画像の一部または全部と上記空
間内で重なっており、この空間分割板が半透明ゆえに、
空間分割板より手前にある画像よりも鮮明さが減少して
表示される。このため、ユーザが、スライドした検索適
合データまたは検索非適合データのうちの一方の内容を
認識しやすいので、検索適合データと検索不適合データ
との区別がより一層容易になり、どれが適合するデータ
かが容易に把握できる。
【0086】それゆえ、上記構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0087】本発明のデータ表示装置は、上記構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の画像を囲む、半透明の立体を表示することを
特徴としている。
【0088】上記の構成により、検索適合データの画像
または検索不適合データの画像を囲む、半透明の立体が
表示される。
【0089】したがって、空間をある視点から見たと
き、半透明の立体で囲まれた画像では、半透明の立体が
この画像の一部または全部と上記空間内で重なってお
り、この立体が半透明ゆえに、半透明の立体に囲まれて
いない画像よりも鮮明さが減少して表示される。その結
果、半透明の立体に囲まれていない画像だけが目立って
見えることになる。このため、ユーザが、半透明の立体
に囲まれていない、検索適合データまたは検索非適合デ
ータのうちの一方の内容を認識しやすいので、検索適合
データと検索不適合データとの区別がより一層容易にな
り、どれが適合するデータかが容易に把握できる。
【0090】それゆえ、上記構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0091】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の大きさを変更する手段を備えたことを特徴と
している。
【0092】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方の大きさが変更され
る。
【0093】例えば、検索適合データまたは検索不適合
データのいずれか一方が、他方より小さく表示される。
【0094】したがって、検索適合または検索不適合デ
ータのいずれか一方が、他方と比べて画像が大きい分だ
け目立って見えることになり、また、他方の画像によっ
て隠れていた画像の一部や全体が露出する。このため、
ユーザが、検索適合データと検索不適合データとの区別
が容易になり、ユーザが、検索適合データや検索不適合
データの内容を把握するのが容易になる。
【0095】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0096】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の明度を変更する手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0097】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方の明度が変更される。
【0098】例えば、検索適合データまたは検索不適合
データのいずれか一方が、他方より暗く表示され、見え
にくくなる。
【0099】したがって、検索適合または検索不適合デ
ータのいずれか一方が、他方と比べて画像が明るい分だ
け目立って見えることになる。このため、ユーザが、検
索適合データと検索不適合データとの区別が容易にな
り、ユーザが、検索適合データや検索不適合データの内
容を把握するのが容易になる。
【0100】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0101】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の透明度を変更する手段を備えたことを特徴と
している。
【0102】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方の透明度が変更され
る。
【0103】例えば、検索適合データまたは検索不適合
データのいずれか一方が、他方より強い透明度で表示さ
れ、見えにくくなる。
【0104】したがって、検索適合または検索不適合デ
ータのいずれか一方が、他方と比べて画像の透明度が弱
い分だけ目立って見えることになり、また、他方の画像
によって隠れていた画像の一部や全体が少し見えるよう
になる。このため、ユーザが、検索適合データと検索不
適合データとの区別が容易になり、ユーザが、検索適合
データや検索不適合データの内容を把握するのが容易に
なる。
【0105】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0106】本発明のデータ表示装置は、上記構成に
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の表示状態の変化の程度を徐々に増大させてい
き、最終的にはその変化により画像が表示されない程度
にまで増大させることを特徴としている。
【0107】上記の構成により、検索適合データまたは
検索不適合データのいずれか一方の透明度や大きさや明
度等の変更や空間内の移動の程度が、徐々に増大してい
き、最終的には、そのような変化により画像が表示され
ない程度にまで増大する。
【0108】したがって、瞬間的に見えなくなるのと異
なり、見えなくなるまでの時間的な余裕が生じるので、
この時間を利用して、ユーザが、どのデータが適合また
は非適合なのかを、認識することができる。このため、
検索適合データまたは検索不適合データが3次元座標空
間から除外されたという認識が容易になる。
【0109】なお、最終的には検索適合データまたは検
索非適合データの一方のみが目立つような表示になるた
め、この場合でも、最後には該当データの全貌を容易に
把握することができる。
【0110】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0111】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記データの内容を縮
小画像として生成し、上記空間内のX軸とZ軸に、上記
各データの属性をそれぞれ設定し、X軸およびZ軸の表
す2つの属性の値がそれぞれ同一である複数のデータが
存在しないときは、上記データの各属性の値に対応する
X座標およびZ座標を有する位置に、上記縮小画像を表
示し、X軸およびZ軸の表す2つの属性の値がそれぞれ
同一である複数のデータが存在するときは、上記データ
の各属性の値に対応するX座標およびZ座標を有する位
置に、この位置には複数のデータが存在することを表す
図形を表示するように構成することもできる
【0112】上記の構成により、各データの内容が縮小
画像として、仮想的な3次元座標空間内の、X軸とZ軸
とにそれぞれ設定された各データの属性に対応する位置
に配置されて一覧表示される。
【0113】ここで、2つの属性の値が異なるデータ
は、仮想的な3次元座標空間内の2つの仮想的な軸で規
定される平面内の異なる位置に配置させて表示させるこ
とにより、そのデータ内容の違いが一目で分かる。一
方、2つの属性の値が同じであるようなデータは、上記
平面内の同一の位置に重なる状態で通常のように1個の
データの表示の仕方と同じように配置表示してしまう
と、該当するデータが1つなのか2つ以上かをユーザが
判別しにくくなる。
【0114】しかしながら、上記の構成によれば、2つ
の属性の値がそれぞれ同一であるような複数のデータが
存在する場合には、上記空間内のそのデータに該当する
所定位置に、この位置には複数のデータが存在すること
を表す画像を表示する。
【0115】例えば、上記各データの画像は表示せず
に、その各データの画像とは異なる画像を表示する。こ
のようにして、通常のような1個のデータの表示の仕方
とは異なる形態の表示が行われる。
【0116】したがって、同一の座標位置に複数のデー
タがあることをユーザが容易に把握することができる。
【0117】それゆえ、ユーザが必要に応じてデータを
探索した場合等に、個々のデータの内容を一見して把握
できると同時に、そのデータの時間的・分類的等の位置
付けを直観的に把握することが可能になるので、データ
の管理やユーザが必要とする情報の探索を容易に行え
る。
【0118】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記データの内容を縮
小画像として生成する手段と、上記空間内のX軸とZ軸
とに、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段と、
X軸およびZ軸の表す2つの属性の値がそれぞれ同一で
ある複数のデータを、該複数のデータを識別するタブを
データごとの側面に配置した表示形態のデータモデルに
て表示する手段とを備えたことを特徴としている。
【0119】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記タブの一つが選択されると、そのタブに対
応するデータを、上記データモデルの前面に切り替えて
表示することを特徴としている。
【0120】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記2つの属性の値がそれぞれ同一である複数
のデータを、それぞれ、上記平面内の該当する所定位置
の近傍の位置であって、上記空間内の異なる位置に並べ
て配置するように表示することを特徴としている。
【0121】上記の構成により、2つの属性の値がそれ
ぞれ同一である複数のデータが、それぞれ、上記平面内
の該当する所定位置の近傍の位置であって、上記空間内
の異なる位置に、重なることなく、並べて配置するよう
に表示される。
【0122】したがって、2つの属性の値が同じデータ
が複数個存在するということだけでなく、それらそれぞ
れの画像をもそのままの画面上で一覧することができる
ので、ユーザがその各データの内容を一見して把握する
ことができる。
【0123】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0124】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、2つの属性の値がそれぞれ同一である複数のデ
ータを、それぞれ、上記2つの属性とは別の、指定され
た属性に基づく順序に従って並べて配置表示することを
特徴としている。
【0125】上記の構成により、2つの属性の値がそれ
ぞれ同一である複数のデータが、それぞれ、上記2つの
属性とは別の、例えばユーザにより指定された属性に基
づく順序に従って並べて配置表示される。
【0126】したがって、2つの属性の値が同じデータ
について、別の属性の観点から見た場合の順序をユーザ
が一見して把握することができる。
【0127】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0128】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記空間内のX軸とZ
軸とに、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段
、上記空間内に、XY平面に平行な前面と、前面とは
別の属性情報表示用面とを持つ多面体を生成する手段
、上記多面体のそれぞれの前面に、上記各データの内
容を縮小画像として表示する手段と、上記各データの上
記属性の値に対応するX座標およびZ座標を有する位置
に、上記該当する多面体を配置することにより、各デー
タの内容を上記画面に一覧表示する手段と、上記多面体
の属性情報表示用面に、上記データについての上記2つ
の属性とは別の属性の値を上記データの各種属性情報と
して表示する手段とを備えたように構成することもでき
【0129】上記の構成により、各データの内容が縮小
画像として、仮想的な3次元座標空間内の、X軸とZ軸
とにそれぞれ設定された各データの属性に対応する位置
に配置されて一覧表示される。
【0130】このとき、上記空間内に、XY平面の方
向、言い換えれば視点の方向を向いた前面と、前面とは
別の属性情報表示用面とを持つ多面体が表示され、その
多面体の前面に上記データの画像が表示され、属性情報
表示用面に、上記2つの属性とは別の属性の値が上記デ
ータの各種属性情報として表示される。
【0131】したがって、ユーザが、個々のデータの内
容と、各データの上記2つの属性に関する位置とを直視
的に容易に把握できるともに、例えばそのデータの作成
日時、タイトル、所有者、サイズ、データ形式等のよう
な属性情報を視覚的に簡単かつ正確に把握することがで
きる。
【0132】それゆえ、ユーザが必要に応じてデータを
探索した場合等に、個々のデータの内容を一見して把握
できると同時に、そのデータの時間的・分類的等の位置
付けを直観的に把握することが可能になるので、データ
の管理やユーザが必要とする情報の探索を容易に行え
る。
【0133】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体に、画面の隅方向を向いた所定の厚
みを有する上記属性情報表示用面としての側面を設け、
その側面の厚みを、上記データのページ情報に応じて設
定するとともに、その側面に、上記各種属性情報を表示
するように構成することもできる
【0134】上記の構成により、上記多面体が、上記前
面と、画面の隅方向を向いた所定の厚みを有する上記属
性表示用領域としての側面とを持ち、その側面の厚み
が、上記データのページ情報に応じて設定されるととも
に、その側面に、各種属性情報が表示される。
【0135】したがって、ユーザが、個々のデータの内
容および属性情報としてのデータのページ数を直視的に
概ね把握すると同時に、その他の属性情報を視覚的に簡
単かつ正確に把握することができる。
【0136】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0137】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体の形状を、上記データの印刷時の形
状を表すページ印刷情報に応じて設定する手段を備えた
ことを特徴としている。
【0138】上記の構成により、上記多面体の形状が、
例えば縦長、横長のような、上記データのページ印刷情
報に応じて設定される。
【0139】したがって、ユーザが、個々のデータの内
容を直視的に概ね把握すると同時に、属性情報としての
データの印刷時の形状を視覚的に簡単かつ正確に把握す
ることができる。
【0140】したがって、個々のデータの正確な属性情
報を、ユーザが簡単に把握することができる。
【0141】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0142】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体の形状を、上記データを取り扱うコ
ンピュータプログラムの種類に応じて設定するように構
成することもできる
【0143】上記の構成により、上記多面体の形状が、
上記データを取り扱うコンピュータプログラムの種類に
応じて設定される。
【0144】したがって、ユーザが、個々のデータの内
容を直視的に概ね把握すると同時に、属性情報としての
このデータを取り扱うコンピュータプログラムの種類を
視覚的に簡単かつ正確に把握することができる。
【0145】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0146】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体の前面を、データ内容にかかわらな
い所定の形状の図形で表すとともに、その図形の内部
を、データの画像を表示する第1領域とそれ以外の第2
領域とに分け、上記第1領域の形状を、上記データの印
刷時の形状を表すページ印刷情報に対応して設定する
段を備えたことを特徴としている。
【0147】上記の構成により、上記多面体の前面が、
データ内容にかかわらない所定の形状の図形で表される
とともに、その図形の内部が、データの画像を表示する
第1領域とそれ以外の第2領域とに分かれており、上記
第1領域の形状が、上記データのページ印刷情報に対応
して設定される。例えば、上記多面体の前面にデータ画
像を描き、その画像に縁を形成する。
【0148】したがって、上記多面体の前面の図形が正
規化されて表示される。このため、第1領域において個
々のデータの内容および正確な属性情報としての印刷時
の形状をユーザが簡単に把握することができるととも
に、複数のデータが正規化されて統一された一定の形状
で並んでいるために見やすい一覧表示が可能になる。
【0149】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0150】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、第2領域に各種属性情報を表示することを特徴
としている。
【0151】上記の構成により、上記第1領域の形状が
上記データのページ印刷情報に対応して設定されるとと
もに、第2領域に各種属性情報が表示される。
【0152】したがって、ユーザが、第1領域でデータ
の内容および印刷時の形状を概ね把握できると同時に、
第2領域において、属性情報を直視的に簡単に把握する
ことができる。
【0153】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0154】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体の裏面に、各種属性情報を表示する
ように構成することもできる
【0155】上記の構成により、上記多面体の裏面に、
各種属性情報が表示される。
【0156】したがって、直視的にデータの内容を概ね
把握してから、裏面を見るといった簡単な操作により、
個々のデータの内容および正確な属性情報をユーザが簡
単かつ詳細に把握することができる。なお、側面と裏面
とに属性情報を分けて表示するようにすれば、多くの属
性情報を、簡単な操作で迅速に確認・把握することがで
きる。
【0157】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0158】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体の前面にデータ内容を表示するとと
もに、上記前面に入力されたあらかじめ定義されていな
い任意の情報を重ね書きするように構成することもでき
【0159】従来では、情報として表示されるデータは
あらかじめ定義されたものだけであり、個々のデータに
対し、あらかじめ定義されていない、メモやコメントの
ような任意の情報を簡単に付加することができないか、
付加できても、付加したメモやコメント等の情報を上記
のあらかじめ定義されたデータの一覧と同時に把握する
ことができない。
【0160】しかしながら、上記の構成によれば、上記
多面体の前面にデータ内容が表示されるとともに、その
前面に、ユーザが入力した、あらかじめ定義されていな
い任意の情報がメモやコメントのような形で重ね書きさ
れる。
【0161】したがって、ユーザが容易に所望のデータ
を追加してデータの情報量を増やすことができるので、
必要な情報を得やすくすることができ、そのメモやコメ
ントを、視覚によるデータ探索に利用できる。また、前
面に重ね書きするため、データの一覧表示において、余
分な操作をすることなく該メモやコメントを把握するこ
とができる。また、前面に重ね書きするため、前面の面
積に応じた多くの情報を書き込むことができる。
【0162】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0163】本発明のデータ表示装置は、上記の構成に
加えて、上記多面体の前面にデータ内容を表示するとと
もに、上記多面体の任意の面に、手書きで入力された情
報を重ね書きするように構成することもできる
【0164】上記の構成により、上記多面体の前面にデ
ータ内容が表示されるとともに、その多面体の任意の面
すなわち例えば前面、側面、裏面のうち少なくとも一つ
の面に、ユーザが手書きで入力した情報が重ね書きされ
る。
【0165】したがって、ユーザが容易に所望のデータ
を追加してデータの情報量を増やすことができるので、
必要な情報を得やすくすることができ、そのメモやコメ
ントを、視覚によるデータ探索に利用できる。それとと
もに、手書き入力により、自由度の高い迅速な入力が可
能である。なお、前面に重ね書きすれば、容易かつ大量
にメモやコメントを付加・把握できる。また、側面に重
ね書きすれば、データの内容を概ね把握すると同時にメ
モやコメントを付加・把握できる。また、裏面に重ね書
きすれば、データの内容を概ね把握するとともに、簡単
な操作で多くのメモやコメントを付加・把握できる。
【0166】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の探索をよ
り一層容易に行える。
【0167】本発明のデータ表示プログラムを記録した
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、コンピュータを上記のいずれかに記載のデータ表示
装置における各手段として機能させるためのデータ表示
プログラムを記録したことを特徴としている。
【0168】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕 本発明の実施の一形態について図1ないし図13に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0169】本発明のデータの表示方法を実施するため
の表示装置は、2次元の画面上に、仮想的な3次元座標
空間を設定し、そこに立体的に各種データを表示するも
のであり、上記空間においては、XYZの各軸が左手系
で設定されている。すなわち、画面横(水平)方向に右
向きにX軸、画面縦(垂直)方向真上向きにY軸、画面
の仮想的な「奥行き」方向にZ軸がそれぞれ設定されて
いる。
【0170】図1に示すように、上記表示装置は、デー
タベース管理部101、データ特徴検出部102、デー
タモデル(オブジェクト)生成部103、カレンダーモ
デル生成部104、分類モデル生成部105、データモ
デル配置部106、表示部107、入力部108および
視点変更部109を有している。
【0171】上記データベース管理部101、データ特
徴検出部102、データモデル生成部103、カレンダ
ーモデル生成部104、分類モデル生成部105、デー
タモデル配置部106および視点変更部109は、図示
しないコンピュータのCPU(中央演算処理部)と、こ
のCPU上で動作するコンピュータプログラム、このコ
ンピュータプログラムを記録しておくハードディスク等
の記録媒体、およびこのコンピュータプログラムや取り
扱うデータを動作時に格納する、半導体等を用いたメモ
リによって実現される機能モジュールである。表示部1
07は例えばCRT(陰極線管)やLCD(液晶ディス
プレイ)等によって実現できる。入力部108は例えば
キーボードや、マウス、パッド、タッチパネル、トラッ
クボール等のポインティングデバイス等によって実現で
きる。
【0172】データベース管理部101は、データベー
スの管理を行うものである。データ特徴検出部102
は、ユーザの指示に従って、データベース管理部101
よりデータ識別子を取り込み、そのデータの作成日時、
サイズ、データ形式、データ区分等の属性や、縮小画像
および内容を検出するものである。データモデル生成部
103は、データ特徴検出部102で得られたデータの
識別子、サイズ、データ形式、縮小画像および内容に基
づいて表示形態が定まる3次元データモデルを生成する
ものである。カレンダーモデル生成部104は、データ
を表示する期間に基づいて表示形態が定まる3次元カレ
ンダーモデルを生成するものである。分類モデル生成部
105は、データを表示する分類に基づいて3次元分類
モデルを生成するものである。データモデル配置部10
6は、データモデル生成部103で得られたデータモデ
ルを、データの作成日時とデータの属性の一つであるデ
ータ区分が所属する分類とに対応して、カレンダーモデ
ルと分類モデルとによって定義される3次元座標空間に
配置し、データモデルの3次元座標値を定めるものであ
る。表示部107は、データモデル配置部106によっ
て配置された結果を表示出力するものである。入力部1
08は、ユーザによる表示内容の指示やデータを表示す
る期間、および、分類としてのデータ区分が入力され
る。視点変更部109は、後述のようにしてユーザの視
点を変更するものである。
【0173】ここで、本発明のデータ表示方法における
表示形態を説明する。
【0174】図2に示すように、Z軸方向は日時を表し
ている。日時に対応するカレンダーモデル201は直方
体で表され、3次元座標空間のZ軸上に配置され一定の
期間を表している。図では一部しか表していないが、カ
レンダーモデル201上には、所定の間隔で日時が併記
されている。
【0175】X軸方向は分類を表している。各分類に対
応する分類モデル202は、分類を併記した直方体で表
され、3次元座標空間のX軸上に所定の間隔で配置され
ている。
【0176】各データモデル203…は、そのデータモ
デルの作成日時および分類に対応して、カレンダーモデ
ル201と分類モデル202とによって定められる格子
状の該当する位置に配置される。データモデル203…
は直方体で表され、データモデル203…は、Z軸と直
交する平面、すなわちXY平面と平行に配置され、前面
には、図示していないが、データの縮小画像(サムネイ
ル)が表示される。
【0177】なお、図中ではカレンダーモデル、分類モ
デル、および各データモデルはそれぞれ長方形で表して
いる。また、直方体以外の多面体でもよい。
【0178】次に、各種モデルを表示するための情報の
構成を図6ないし図8を用いて説明する。
【0179】図6に示すカレンダー表示用テーブルは、
カレンダーモデルを表示するためのものであり、カレン
ダーモデル生成部104においてデータを表示する期間
に関する情報が格納されるテーブルである。期間番号、
期間の開始日時と終了日時およびそれに対応するカレン
ダーモデルの3次元座標空間における開始座標と終了座
標とからなる。
【0180】図7に示す分類表示用テーブルは分類モデ
ルを表示するためのものであり、分類モデル生成部10
5においてデータを表示する分類に関する情報が格納さ
れるテーブルである。分類モデルの配置される分類順
番、分類識別子、分類モデルに併記される分類名として
のデータ区分、分類モデルの中心の3次元座標空間にお
ける位置の分類モデル位置座標からなる。
【0181】図8に示すデータ表示用テーブルは、デー
タモデルを表示するためのものであり、データモデル生
成部103において使用される各データに関する情報が
格納される。データ識別子、データの作成日時、データ
の大きさを表すモデルの厚さ倍率、文書・写真等のよう
なデータのタイプを表すデータ形式、データの内容を示
す縮小画像データへのポインタ、そのデータが属してい
る、ここでの分類のために使用される、例えば「書
類」、「画像」、「企画会議」等のようなデータ区分に
対する分類識別子(複数可)、データモデルの中心の3
次元座標空間における位置座標、および、データをコン
ピュータプログラムで表示・編集するためのアプリケー
ション処理部へのポインタからなる。
【0182】次に、図9ないし図13に示すフローチャ
ートに従って本実施の形態における表示動作を説明す
る。
【0183】まず、図9を用いてカレンダーモデル生成
処理を説明する。
【0184】まず、処理の対象となる期間と、分類とし
て種々の属性のなかから選んだデータ区分(複数)と、
を入力部108より取得し、処理を開始する。期間と分
類とがユーザによって入力されない場合は、あらかじめ
定められている期間で、分類用にあらかじめデフォルト
で定められている属性を対象として、処理を開始する。
【0185】図9に示すように、まず、データベース管
理部101より、指定された期間を取得し、カレンダー
モデル生成部104に入力する(S1)。次のS2で
は、指定された期間の全日数Aを算出する。S3では、
全日数Aが、あらかじめ定められているしきい値Mより
大きいかどうかをチェックし(S3)、大きい場合に
は、期間の日数DとしてはMに設定する(S4)。例え
ばM=100である。大きくない場合には、期間の日数
Dとしては全日数Aに設定する(S5)。次に、S6で
長方形のカレンダーモデルを生成し、カレンダーモデル
の日付描画面を日数Dで領域分割し(S7)、各領域に
日付を描画する(S8)。最初に指定された全期間のカ
レンダーモデルの生成が終了したかどうかを検査し(S
9)、終了した場合にはS10でカレンダーモデルデー
タをデータモデル配置部106に入力して処理を終了す
る。全期間のカレンダーモデルの生成が終了していない
場合は、開始日、終了日、開始座標、終了座標を再設定
し、カレンダーモデルの生成処理を繰り返す(S1
1)。
【0186】上記の例では、期間の日数によりカレンダ
ーモデルを分割したが、指定された期間に該当するデー
タ数Nを用いてもよい。Nがあらかじめ定められたしき
い値Mより大きい場合には、期間を分割する。例えば、
M=100とし、これを、データモデルを一度に表示す
るのに適切なデータ数として定めることができる。
【0187】次に、図10を用いて、分類モデル生成処
理を説明する。
【0188】データベース管理部101より指定された
分類(ここではデータ区分)とその分類を示す分類識別
子とを取得し(S21)、分類モデル生成部105に入
力する。このとき、指定された分類に該当するデータが
存在しない場合には、その分類については表示を省略し
てもよい。次に、分類モデル生成部105では、各分類
に対して分類モデルを配置する順番に従って、X軸上に
一定の間隔ごとに分類モデルが配置されるように、分類
モデルの中心の座標を算出する(S22)。次に、S2
3では、算出した座標を基に、長方形の分類モデルを生
成する。S24では、生成した分類モデルに、該当する
分類(ここではデータ区分)の名称を描画する。指定さ
れた全ての分類モデルを生成したかどうかをチェックし
(S25)、生成し終わった場合には、分類モデルはデ
ータモデル配置部106に入力される(S26)。未生
成の分類モデルがある場合には処理を繰り返す。
【0189】次に、図11を用いて、データモデル生成
処理を説明する。
【0190】データベース管理部101より、指定され
た期間と分類とに該当するデータの識別子を取り込み、
データ特徴検出部102に入力する(S31)。データ
特徴検出部102では、得られたデータ識別子より、デ
ータの作成日時、データのサイズ、データ形式、縮小画
像へのポインタ、データ区分、アプリケーション処理部
へのポインタを検出し(S32)、データモデル生成部
103に入力する。データモデル生成部103では、デ
ータの大きさを基に、データ形式に応じた厚み倍率を算
出する(S33)。例えば、文書データであれば、ペー
ジ数に応じて厚み倍率を算出する。次に、直方体のデー
タモデルを生成し(S34)、その直方体の正面に縮小
画像を例えばテクスチャーマッピングで描画する(S3
5)。取得した全てのデータモデル識別子からデータモ
デルが生成されたかどうかを検査し(S36)、生成さ
れたデータモデルの3次元表示用のデータはデータモデ
ル配置部106に入力される(S37)。
【0191】次に、図12を用いて、データモデルの配
置処理を説明する。
【0192】データモデル配置部106では、すでに算
出された3次元座標の位置にカレンダーモデルを配置す
る(S41)。次に、分類モデルを配置する(S4
2)。次に、配置されたカレンダーモデルの期間に該当
する作成日時を持つデータモデルの作成日時から、Z軸
の座標を算出する(S43)。さらに、データモデルの
属する分類識別子から、X軸の座標を算出する(S4
4)。以上の座標値を基に、カレンダーモデルと分類モ
デルとで定義される格子上の位置にデータモデルを配置
する(S45)。なお、データの属する分類識別子は複
数ある場合があるので、その場合は、同じデータモデル
が複数の位置に配置されることになる。次に、カレンダ
ーモデルの期間に該当する全データモデルの配置処理が
終了したかどうかを検査し(S46)、未処理のデータ
モデルがある場合には配置処理を繰り返す。配置処理が
終了した場合には、視点変更部109であらかじめ設定
された位置、例えば図2に示すように見える位置に視点
を設定し、表示部107にわたす。表示部107では、
各モデルを配置した3次元座標空間を表示し(S4
7)、処理を終了する。
【0193】上記データモデル配置処理では、カレンダ
ーモデルが複数の期間に分割されて複数存在する場合に
は、最初の期間のみ行ってもよい。この場合、視点変更
部109では、この最初の期間のモデルが例えば図2の
ように見える位置に視点を設定して表示すればよい。
【0194】ここで、本実施の形態において、見る視点
を移動することによってデータをアクセスする方法、す
なわち、異なる位置からデータを見たように表示する方
法について説明する。
【0195】入力部108には、ユーザによる視点変更
の指示が入力される。視点変更の指示は視点変更部10
9に入力され、3次元座標空間における視点の位置を変
更し、表示部107で表示出力させる。
【0196】本実施の形態の表示装置に表示される3次
元座標空間において、ユーザの視点を移動させた状態を
図3に示す。図中の矢印は視点の移動を示すものであ
り、このように「前」すなわちZ軸に沿って奥方向に進
むことにより、次々とデータの内容を確認していくこと
ができる。また、データモデルに近づくにつれてデータ
の内容はズームアップして拡大されるため、遠方からは
概観しかわからなかった内容も、正確に表示することが
できる。また、斜め上から見るように、見る角度を変え
ることにより、真っ正面から見た場合には一部のデータ
モデルに隠れて見えなかった他のデータモデルの内容
を、確認することができる。
【0197】図4は、側面から見たときの表示例であ
り、特定の日付のデータを検索することができる。ま
た、図5は、真上から見たときの表示例であり、各分類
における時間的な分布を見ることができる。
【0198】次に、本実施例において、見る視点を移動
してデータをアクセスする場合の動作を図13を用いて
説明する。
【0199】まず、入力部108においてユーザによる
視点変更の指示が入力された場合には、視点変更の指示
は視点変更部109に入力される。視点変更部109で
は、視点変更指示を取り込み(S51)、視点位置を現
在の視点位置(Xi,Yi,Zi)から例えば(Xi',
Yi',Zi' )に変更する(S52)。
【0200】その際、データモデルをどの角度から表示
させたいかの情報を同時に視点変更部109に入力す
る。例えば、視点とともに任意の注視点を指定し、視点
から注視点へ向かう向きを視点の向き(視線)とするこ
とができる。また、視点とともに、視点の向きを示すベ
クトルデータを入力することもできる。
【0201】カレンダーモデルが複数存在する場合に
は、視点の変更によってそのカレンダーモデルが視野に
入るかどうかを検査する。
【0202】ここで、カレンダーモデルと分類モデルと
で決まる、3次元座標空間の一部の空間を、カレンダー
モデル空間と呼ぶことにする。カレンダーモデル空間の
中心位置、すなわちZ軸方向に沿ったカレンダーモデル
の長さの中点の位置と、視点位置との間の距離D2を算
出し(S53)、あらかじめ定められたしきい値TとD
2とを比較し(S54)、D2がTよりも小さい場合に
は、そのカレンダーモデル空間は視野に入るので、図1
2で説明したデータモデル配置処理を行う(S55)。
次に、表示部107では、各モデルを配置した3次元座
標空間を表示し(S56)、処理を終了する。
【0203】このようにして、多様な角度からデータを
表示し、検索することができる。さらに、対象となるデ
ータモデルを例えばマウス等のポインティングデバイス
でクリックすることによって直接指示すると、図8に示
したテーブルのうち、データ識別子を用いて原データに
アクセスできるとともに、アプリケーション処理部への
ポインタを用いて、この表示画面からただちに該アプリ
ケーションプログラムを起動して原データを表示あるい
は編集するようにすることができる。
【0204】また、視点の変更の際には、例えば側面か
ら見た表示例から真上から見た表示例に切り替わる際、
視点の移動先から見た画面にいきなり切り替わるのでは
なく、視点の移動中の画面をアニメーションで表示する
ことにより、ユーザに対して、視点が変更されつつある
ことを示してもよい。
【0205】このように、本実施例のデータ表示方法で
は、データベースに格納されているデータを、データの
作成日時およびデータの分類という2つの軸を持つ3次
元座標空間上に配置して表示し、しかも、縮小画像とし
て各データの内容を表示するので、ユーザは一目で個々
のデータを分類された状態で把握できるとともに、各デ
ータ同士の、時間的関係、より一般的には各データの持
つZ軸によって示される属性の観点から見た関係を、直
観的に把握することができる。
【0206】〔実施の形態2〕 本発明の他の実施の形態について図14ないし図18に
基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の
便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一の
機能を有する部材には、同一の符号を付記してその説明
を省略する。
【0207】視点の軌跡の表示について説明する。
【0208】ここでは、図15に示すように、各データ
は、属性として、作成日時、データ形式、およびサイズ
を持ち、上記属性のうち、日時とデータ形式とを用い、
奥行き方向(Z軸)に作成日時を、画面の水平方向(X
軸)にデータ形式をそれぞれ対応させることとして説明
する。また、表示図形は、データをプリンタに出力した
場合に得られるプリントイメージと同様の図形を使用す
るものとする。
【0209】図14に示すように、表示装置は、データ
記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部23、3
次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像生成部
26、およびディスプレイ装置27を有している。
【0210】データ記憶メモリ21は、データおよびそ
のデータの各属性を記憶するものである。座標生成部2
2は、データ記憶メモリ21に記憶されている属性か
ら、3次元座標空間中の座標を算出するものである。図
形生成部23は、データ記憶メモリ21に記憶されてい
るデータの内容を表す図形を生成するものである。3次
元座標メモリ24は、座標生成部22により算出された
座標を記憶するものである。図形メモリ25は、図形生
成部23により生成された図形を記憶するものである。
表示画像生成部26は、図形生成部23により生成され
た図形および座標生成部22により算出された座標によ
り構成される3次元座標空間をディスプレイ装置27に
表示できるような画像に変換するものである。ディスプ
レイ装置27は、表示画像生成部26が生成した表示画
面を表示するものである。
【0211】上記座標生成部22、図形生成部23、お
よび表示画像生成部26は、図示しないコンピュータの
CPUと、このCPU上で動作するコンピュータプログ
ラム、このコンピュータプログラムを記録しておくハー
ドディスク等の記録媒体、およびこのコンピュータプロ
グラムや取り扱うデータを動作時に格納する、半導体等
を用いたメモリによって実現される機能モジュールであ
る。ディスプレイ装置27は例えばCRTやLCD等に
よって実現できる。
【0212】この構成による表示動作を図16を用いて
説明する。
【0213】まず、データ記憶メモリ21にデータおよ
び属性が記憶される(S61)。データ記憶メモリ21
から属性を読み出して3次元座標を生成し、3次元座標
メモリ24に記憶させる(S62)。これにより、例え
ば図17のような3次元座標値が生成される。次に、デ
ータ記憶メモリ21に記憶されているデータを読み出し
(S63)、データを表すための表示図形を生成し、図
形メモリに記憶する(S64)。次に、3次元座標メモ
リ24および図形メモリ25に記憶されているデータを
基にディスプレイ装置27に表示するための画像を生成
し、表示する(S65)。このようにして得られた表示
画面の例を図18に示す。
【0214】〔実施の形態3〕 本発明のさらに他の実施の形態について図19および図
20に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0215】図19に示すように、本表示装置は、上記
データ記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部2
3、3次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像
生成部26、ディスプレイ装置27の他に、ユーザI/
F(インターフェース)31、視点決定部32および外
部入力装置33を有している。外部入力装置33は、ユ
ーザからの入力を受け付けるものである。ユーザI/F
31は、外部入力装置33からの入力内容を伝えるもの
である。視点決定部32は、ユーザI/F31からの入
力を解析して視点を決定するものである。また、表示画
像生成部24は、座標生成部22および図形生成部23
により構成された3次元座標空間を、視点決定部32に
より決定した視点から眺めた場合の表示画面を生成す
る。
【0216】上記視点決定部32は、図示しないコンピ
ュータのCPUと、このCPU上で動作するコンピュー
タプログラム、このコンピュータプログラムを記録して
おくハードディスク等の記録媒体、およびこのコンピュ
ータプログラムや取り扱うデータを動作時に格納する、
半導体等を用いたメモリによって実現される機能モジュ
ールである。外部入力装置33は、ポインティングデバ
イスやキーボード等で実現できる。
【0217】この構成による表示動作を図20を用いて
説明する。
【0218】まず、データ記憶メモリ21にデータおよ
び属性が記憶される(S71)。
【0219】データ記憶メモリ21から属性を読み出し
て3次元座標を生成し、3次元座標メモリ24に記憶さ
せる(S72)。次に、データ記憶メモリ21に記憶さ
れているデータを読み出し(S73)、データを表すた
めの表示図形を生成し、図形メモリに記憶する(S7
4)。
【0220】次に、ユーザから、ポインティングデバイ
スやキーボード等の外部入力装置33からユーザI/F
31を介して視点の変更が入力される(S75)。外部
入力装置33からの入力を解析し、視点を決定する(S
76)。
【0221】次に、決定された視点および、3次元座標
メモリ24および図形メモリ25に記憶されているデー
タを基に、ディスプレイ装置27に表示するための画像
を生成し、表示する(S77)。
【0222】〔実施の形態4〕 本発明のさらに他の実施の形態について図21および図
22に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0223】図21に示すように、本表示装置は、上記
データ記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部2
3、3次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像
生成部26、ディスプレイ装置27、視点決定部32の
他に、入力検知部35、およびポインティングデバイス
34を有している。ポインティングデバイス34は、ユ
ーザからのグラフィカルな入力を受け付けるものであ
る。入力検知部35は、ポインティングデバイス34か
らの入力の変化を検知するものである。入力検知部35
が入力の変化を検知した場合に、ポインティングデバイ
ス34からの入力を視点決定部32が受け取りかつ解析
し視点を決定するようになっている。
【0224】上記入力検知部35は、図示しないコンピ
ュータのCPUと、このCPU上で動作するコンピュー
タプログラム、このコンピュータプログラムを記録して
おくハードディスク等の記録媒体、およびこのコンピュ
ータプログラムや取り扱うデータを動作時に格納する、
半導体等を用いたメモリによって実現される機能モジュ
ールである。
【0225】この構成による表示動作を図22を用いて
説明する。
【0226】まず、データ記憶メモリ21にデータおよ
び属性が記憶される(S81)。
【0227】データ記憶メモリ21から属性を読み出し
て3次元座標を生成し、3次元座標メモリ24に記憶さ
せる(S82)。次に、データ記憶メモリ21に記憶さ
れているデータを読み出し(S83)、データを表すた
めの表示図形を生成し、図形メモリに記憶する(S8
4)。
【0228】次に、ユーザから、ポインティングデバイ
ス34を用いて視点の変更が入力される(S85)。入
力検知部35では、ポインティングデバイス34からの
入力を絶えず監視し(S86)、入力に変化があった場
合にのみ、ポインティングデバイス34からの入力を出
力する。ポインティングデバイス34からの入力を解析
し、視点を決定する(S87)。
【0229】次に、決定された視点および、3次元座標
メモリ24および図形メモリ25に記憶されているデー
タを基に、ディスプレイ装置27に表示するための画像
を生成し、表示する(S88)。表示後にS86に戻
り、ポインティングデバイス34からの入力の変化を監
視し、それによって、ポインティングデバイス34の動
きに応じて動的に視点を変更する。
【0230】〔実施の形態5〕 本発明のさらに他の実施の形態について図23ないし図
28に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0231】図23に示すように、本表示装置は、上記
データ記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部2
3、3次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像
生成部26、ディスプレイ装置27、視点決定部32、
ポインティングデバイス34、入力検知部35の他に、
軌跡メモリ36を有している。軌跡メモリ36は、視点
決定部32により決定された視点の変化を時系列で記憶
するものである。上記軌跡メモリ36は、図示しない半
導体等を用いたメモリによって実現される。
【0232】この構成による表示動作を図24を用いて
説明する。
【0233】まず、データ記憶メモリ21にデータおよ
び属性が記憶される(S91)。データ記憶メモリ21
から属性を読み出して3次元座標を生成し、3次元座標
メモリ24に記憶させる(S92)。次に、データ記憶
メモリ21に記憶されているデータを読み出し(S9
3)、データを表すための表示図形を生成し、図形メモ
リに記憶する(S94)。
【0234】次に、ユーザから、ポインティングデバイ
ス34を用いて視点の変更が入力される(S95)。入
力検知部35では、ポインティングデバイス34からの
入力を絶えず監視し(S96)、入力に変化があった場
合にのみ、ポインティングデバイス34からの入力を出
力する。ポインティングデバイス34からの入力を解析
し、視点を決定する(S97)。次に、決定された視点
を軌跡メモリ36に時系列で記憶する(S98)。
【0235】次に、決定された視点および、3次元座標
メモリ24、図形メモリ25および軌跡メモリ36に記
憶されているデータを基に、ディスプレイ装置27に表
示するための画像を生成し、表示する(S99)。
【0236】このときの軌跡の様子を図25および図2
6に示す。視点の移動を示す軌跡204が、表示画面上
に重ね書きされている。
【0237】なお、このとき、図25および図26に示
すように、軌跡204内に、暗部206と、暗部206
より明度が高くなっている明部205とを設け、視点の
新しいものから古いものへと移動する方向に沿って、す
なわち図中矢印方向へ、この明部205が視点の軌跡内
を移動するようにすることもできる。これによって、軌
跡の新旧がより容易に把握できるようになる。
【0238】また、図26に示すように、初めの表示で
は、視点に最も近く、かつ正面にあるデータモデルは、
図中のデータモデル203aであったが、その後、時間
の経過とともに次第に、データモデル203b、データ
モデル203c、データモデル203dへと、移り変わ
っていく。
【0239】また、視点が古いほうへと移動すると、図
27に示すようにデータモデル203bが正面にある表
示から、図2に示すように、データモデル203aが正
面にある表示へと移り変わる。
【0240】この場合の表示動作を図28を用いて説明
する。
【0241】軌跡メモリ36には、メモリの先頭アドレ
スから時系列に古い順に視点が記憶されているものとす
る。
【0242】まず、軌跡メモリ36のアドレスを示すポ
インタpを、最新の視点のアドレスで初期化する(S1
01)。次に、表示画像生成部26が、軌跡メモリ36
から、pが示すアドレスにある視点データを取り出す
(S102)。
【0243】次に、取り出された視点および、3次元座
標メモリ24および図形メモリ25に記憶されているデ
ータを基に、ディスプレイ装置27に表示するための画
像を生成し、表示する(S103)。
【0244】次に、pと軌跡メモリ36の先頭アドレス
とを比較し(S104)、pが先頭アドレスでなけれ
ば、pをデクリメントして更新し(S105)、S10
2に戻り、S102からS105までの動作を繰り返
す。このようにして、軌跡メモリ36から、時系列の新
しい視点データから順に視点データを取り出していく。
【0245】〔実施の形態6〕 本発明のさらに他の実施の形態について図29および図
30に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0246】図29に示すように、本表示装置は、上記
データ記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部2
3、3次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像
生成部26、ディスプレイ装置27、視点決定部32、
ポインティングデバイス34の他に、データ指定検知部
37を有している。データ指定検知部37は、ポインテ
ィングデバイス34により図形が指定されたことを検知
するものである。
【0247】上記データ指定検知部37は、図示しない
コンピュータのCPUと、このCPU上で動作するコン
ピュータプログラム、このコンピュータプログラムを記
録しておくハードディスク等の記録媒体、およびこのコ
ンピュータプログラムや取り扱うデータを動作時に格納
する、半導体等を用いたメモリによって実現される機能
モジュールである。
【0248】この構成による表示動作を図30を用いて
説明する。
【0249】まず、ユーザが、ポインティングデバイス
34を用いて、着目するデータを表す図形を指定する
(S111)。データ指定検知部37は、ポインティン
グデバイス34からの入力を絶えず監視しており、図形
をクリックする等の指定動作を検知したときのみ、ポイ
ンティングデバイス34からの入力データを出力する。
この入力データおよび、3次元座標メモリ24に記憶さ
れている図形の座標を基に、指定されたデータを特定す
る(S112)。次に、特定された図形が表示画面の正
面に来るような視点を決定する(S113)。正面と
は、表示画面の横方向における中央であって、これ以上
図形と視点とが互いに近づいた場合にはその図形を表示
しなくするようにあらかじめ設定された臨界点的な位置
を言う。
【0250】次に、決定された視点および、3次元座標
メモリ24、および図形メモリ25に記憶されているデ
ータを基に、ディスプレイ装置27に表示するための画
像を生成し、表示する(S114)。この結果、指定さ
れた図形が、ユーザから最もみやすい最良の表示位置に
描画される。
【0251】〔実施の形態7〕 本発明のさらに他の実施の形態について図31ないし図
36に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0252】図31に示すように、本表示装置は、前記
いずれかの実施の形態に係る表示装置の構成に加えて、
可視非可視決定部38を有している。可視非可視決定部
38は、視点と、3次元座標メモリ24に記憶されてい
るそれぞれの座標とを比較し、視点との距離が一定値以
下であれば、その図形を非表示とするものである。
【0253】上記可視非可視決定部38は、図示しない
コンピュータのCPUと、このCPU上で動作するコン
ピュータプログラム、このコンピュータプログラムを記
録しておくハードディスク等の記録媒体、およびこのコ
ンピュータプログラムや取り扱うデータを動作時に格納
する、半導体等を用いたメモリによって実現される機能
モジュールである。
【0254】この構成による表示動作を図32を用いて
説明する。
【0255】まず、3次元座標メモリ24から1データ
分の3次元座標を取り出す(S121)。可視非可視決
定部38が、取り出した3次元座標値と視点座標とを比
較し(S122)、あらかじめ設定されている距離Th
以上であれば、表示画像を生成する(S124)。距離
Th以下であれば、一覧性を向上させるために、対応す
る図形は非可視とし、このためS124はスキップす
る。未処理のデータが3次元座標メモリ24に存在する
か否かを調べ(S125)、存在すればS121に戻
り、存在しなければ、表示する(S126)。
【0256】視点にある程度以上近づいたデータの内容
を表示し続けていると、表示図形の示す文字や画像が理
解できないほどに拡大されて見づらいだけでなく、後ろ
の図形がいつまでたっても見えない状況となる。しかし
ながら、上記のように、ある程度以上視点に近づいたデ
ータモデルは非可視とすることにより、このような不具
合をなくし、一覧性を高めることができる。
【0257】上記の例では、非可視の場合にははじめか
ら表示しないようにしている。他の例として、可視状態
の図形を非可視化する場合には、図33の左端の可視状
態図形から、右端の非可視状態図形へと、順次変更して
表示する。これにより、表示されていた図形が、次第に
非可視化されていく。また、逆に、非可視状態の図形を
可視化する場合には、同図の右端の非可視状態図形か
ら、左端の可視状態図形へと、順次変更して表示する。
【0258】また、他の例として、図34および図35
に示すように、可視状態の図形を非可視化する場合に
は、XZ平面に対して垂直に表示する可視状態から、X
Z平面上に倒れた状態の非可視状態へと、順次変更して
表示する。これにより、表示されていた図形が、次第に
非可視化されていく。また、逆に、非可視状態の図形を
可視化する場合には、XZ平面上に倒れた状態の非可視
状態から、XZ平面に対して垂直に表示する可視状態へ
と、順次変更して表示する。これにより、非可視化され
ていた図形が、次第に表示されていく。図34は、図形
に対して斜め前から見た図であり、図35は、図形に対
して真横から見た図である。
【0259】また、他の例として、可視状態の図形を非
可視化する場合には、視点や注視点が図形に近づくにつ
れ、その図形が視点や注視点から離れるように、図36
の左端の可視状態図形から右端の非可視状態図形へと図
形を順次X軸方向に平行移動して表示する。これによ
り、表示されていた図形が次第に非可視化されていく。
また、逆に、非可視状態の図形を可視化する場合には、
視点や注視点が図形に近づくにつれ、その図形が視点や
注視点から離れるように、同図の右端の非可視状態図形
から、左端の可視状態図形へと、図形を順次X軸方向に
平行移動して表示する。ここで注視点とは、視点から視
線方向の向きに所定の長さだけ進んだ点である。
【0260】〔実施の形態8〕 本発明のさらに他の実施の形態について図37および図
38に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0261】図37に示すように、本表示装置は、上記
データ記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部2
3、3次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像
生成部26、ディスプレイ装置27の他に、ページ構成
解析部39およびページ指定部40を有している。ペー
ジ構成解析部39は、データ記憶メモリ21から1デー
タを読み出し、ページの構成を解析するものである。ペ
ージ指定部40は、表示するページを指定するものであ
る。また、図形生成部23は、ページ構成解析部39で
解析されたデータの、ページ指定部40で指定されたペ
ージを表示図形として生成する。
【0262】上記ページ構成解析部39およびページ指
定部40は、図示しないコンピュータのCPUと、この
CPU上で動作するコンピュータプログラム、このコン
ピュータプログラムを記録しておくハードディスク等の
記録媒体、およびこのコンピュータプログラムや取り扱
うデータを動作時に格納する、半導体等を用いたメモリ
によって実現される機能モジュールである。
【0263】この構成による表示動作を図38を用いて
説明する。
【0264】まず、3次元座標メモリ24から1データ
分の3次元座標を取り出す(S131)。ページ構成解
析部39が、取り出したデータのページの構成を解析す
る(S132)。ページ指定部40が、表示図形として
用いるページを指定する(S133)。なお、何も指定
されていなければ、1ページ目を用いる。取り出された
データの指定されたページを表す図形を生成する(S1
34)。未対応のデータがまだ3次元座標メモリ24に
存在するか否かを調べ(S135)、存在すればS13
1に戻り、存在しなければ、ディスプレイ装置27に表
示するための画像を生成し、表示する(S136)。
【0265】〔実施の形態9〕 本発明のさらに他の実施の形態について図39および図
40に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0266】図39に示すように、本表示装置は、実施
の形態8と比べ、ページ指定部40を有さない点が異な
る。
【0267】この構成による表示動作を図40を用いて
説明する。
【0268】まず、データ記憶メモリ21から1データ
を取り出す(S141)。ページ構成解析部39が、取
り出したデータのページの構成を解析する(S14
2)。取り出されたデータの指定されたページを表す図
形を生成する(S143)。このとき、本実施の形態で
は、一旦、各ページを表す図形を生成し、その図形を、
例えばAnimation Gif やProgressive JPEG等のフォーマ
ットに変換し、複数画像を1画像として図形メモリ25
に記憶する。もちろん、他のフォーマットや、各ページ
を1画像として記憶してもよい。次に、未対応のデータ
がまだ3次元座標メモリ24に存在するか否かを調べ
(S144)、存在すればS141に戻り、存在しなけ
れば、ディスプレイ装置27に表示するための画像を生
成し、表示する(S145)。この結果、データの内容
が1ページ目から、順繰りにめくられ、次々にページが
変わって表示される。このため、ユーザがページをめく
る動作を行う必要がない。なお、このページをめくる速
さはユーザが任意に決めることができる。
【0269】〔実施の形態10〕 本発明のさらに他の実施の形態について図41ないし図
43に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0270】図41に示すように、本表示装置は、実施
の形態8と比べ、ユーザI/F31を有する点が異な
る。ユーザI/F31は、ユーザからの図示しない外部
入力装置を介した入力内容を伝えるものである。
【0271】この構成による表示動作を図42を用いて
説明する。
【0272】まず、3次元座標メモリ24から1データ
分の3次元座標を取り出す(S151)。取り出したデ
ータのページの構成を解析する(S152)。表示図形
として用いるページを、ユーザI/F31を介してユー
ザから受け取る(S153)。例えば、キーボードから
ページ番号を入力してもよいし、図43に示すように、
表示図形にページタグ207…を付けて、画面上でポイ
ンティングデバイスにより指定してもよいし、他の方法
で指定してもよい。取り出されたデータの指定されたペ
ージを表す図形を生成する(S154)。未対応のデー
タがまだ3次元座標メモリ24に存在するか否かを調べ
(S155)、存在すればS151に戻り、存在しなけ
れば、ディスプレイ装置27に表示するための画像を生
成し、表示する(S156)。
【0273】〔実施の形態11〕 本発明のさらに他の実施の形態について図44ないし図
47に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0274】図44に示すように、本表示装置は、前記
いずれかの実施の形態に係る表示装置の構成に加えて、
空間分割部42、疎密判定部43、グループ図形生成部
44を有している。空間分割部42は、3次元座標メモ
リ24に記憶されている座標値により張られる3次元座
標空間を複数の部分空間に分割するものである。疎密判
定部43は、空間分割部42により分割された各部分空
間のデータ密度を判定するものである。グループ図形生
成部44は、疎密判定部43により密であると判定され
た部分空間を表す図形を生成するものである。また、表
示画像生成部26は、疎であるような部分空間には、各
データを表す図形を配置し、一方、密であるような部分
空間には、データを表す図形の代わりにグループ図形を
配置する。
【0275】上記空間分割部42、疎密判定部43、グ
ループ図形生成部44は、図示しないコンピュータのC
PUと、このCPU上で動作するコンピュータプログラ
ム、このコンピュータプログラムを記録しておくハード
ディスク等の記録媒体、およびこのコンピュータプログ
ラムや取り扱うデータを動作時に格納する、半導体等を
用いたメモリによって実現される機能モジュールであ
る。
【0276】この構成による表示動作を図45を用いて
説明する。
【0277】まず、3次元座標メモリに記憶されている
データで張られる3次元座標空間をいくつかの部分空間
に分割する(S161)。次に、分割された各部分空間
内のデータが密か疎かを判定する(S162)。例え
ば、Z軸方向の単位長さ中の図形の数を数え、所定値以
上であれば密であると判定する。判定の結果、密であれ
ば、グループ図形を生成する(S163)。疎であれば
S163はスキップする。未処理の部分空間が存在する
か否かを判定し(S164)、存在すればS162に戻
り、存在しなければ、S165に進む。S165では、
疎であるような部分空間には、各データを表す図形を配
置し、ディスプレイ装置27に表示するための画像を生
成し、表示する。密であるような部分空間には、データ
を表す図形の代わりに、データを表す図形とは異なる、
グループ図形を配置し、ディスプレイ装置27に表示す
るための画像を生成し、表示する。
【0278】この表示例を図46および図47に示す。
3次元座標メモリ24および図形メモリ25に記憶され
ている図形を全て配置し表示すると、図46のようにな
るとする。この図の場合は、奥のほうがデータが密に存
在し、非常に見にくくなっている。そこで、S161
で、分割点の前後の2つの部分空間に分割されたとし、
手前を空間A、奥を空間Bとする。S162で、空間A
は疎、空間Bは密と判定される。S163で、密である
と判定された空間Bに対してグループ図形が生成され
る。このようにして生成された図形をディスプレイ装置
27に表示する。図47に示すように、グループ図形2
08が空間Bに表示されている。なお、この例では、グ
ループ図形208には、通常のデータモデルよりも厚み
を持たせて表示している。これにより、通常の図形との
見分けがつきやすくなっている。
【0279】〔実施の形態12〕 本発明のさらに他の実施の形態について図48および図
49に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0280】図48に示すように、本表示装置は、前記
のいずれかの実施の形態に係る表示装置の構成に加え
て、属性選択部45を有している。属性選択部45は、
X座標およびZ座標を、各データの持つどの属性に対応
させるかを選択するものである。
【0281】上記属性選択部45は、図示しないコンピ
ュータのCPUと、このCPU上で動作するコンピュー
タプログラム、このコンピュータプログラムを記録して
おくハードディスク等の記録媒体、およびこのコンピュ
ータプログラムや取り扱うデータを動作時に格納する、
半導体等を用いたメモリによって実現される機能モジュ
ールである。
【0282】この構成による表示動作を図49を用いて
説明する。
【0283】まず、データ記憶メモリ21にデータおよ
び属性が記憶される(S171)。次に、属性選択部4
5により、X座標およびZ座標を、各データの持つどの
属性に対応させるかを選択する(S172)。例えばユ
ーザが選択してもよいし、システムが最適な属性を選択
して使用してもよいし、他の方法で選択してもよい。デ
ータ記憶メモリ21から、選択された属性を読み出して
3次元座標を生成し、3次元座標メモリ24に記憶させ
る(S173)。次に、データ記憶メモリ21に記憶さ
れているデータを読み出し(S174)、データを表す
ための表示図形を生成し、図形メモリに記憶する(S1
75)。次に、3次元座標メモリ24および図形メモリ
25に記憶されているデータを基にディスプレイ装置2
7に表示するための画像を生成し、表示する(S17
6)。
【0284】〔実施の形態13〕 本発明のさらに他の実施の形態について図50ないし図
53に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0285】本表示装置は、図50に示すように、上記
データ記憶メモリ21、座標生成部22、図形生成部2
3、3次元座標メモリ24、図形メモリ25、表示画像
生成部26、ディスプレイ装置27、ユーザI/F3
1、視点決定部32の他に、回転角計算部46を有して
いる。回転角計算部46は、各図形の座標と視点位置と
を用い、図形の回転角を計算するものである。
【0286】上記回転角計算部46は、図示しないコン
ピュータのCPUと、このCPU上で動作するコンピュ
ータプログラム、このコンピュータプログラムを記録し
ておくハードディスク等の記録媒体、およびこのコンピ
ュータプログラムや取り扱うデータを動作時に格納す
る、半導体等を用いたメモリによって実現される機能モ
ジュールである。
【0287】この構成による表示動作を図51を用いて
説明する。
【0288】まず、データ記憶メモリ21にデータおよ
び属性が記憶される(S181)。データ記憶メモリ2
1から属性を読み出して3次元座標を生成し、3次元座
標メモリ24に記憶させる(S182)。次に、データ
記憶メモリ21に記憶されているデータを読み出し(S
183)、データを表すための表示図形を生成し、図形
メモリに記憶する(S184)。
【0289】次に、ユーザから、図示しない、キーボー
ドやポインティングデバイス等の外部入力装置から、ユ
ーザI/F31を介し、視点が入力されると、この入力
を解析し、視点を決定する(S185)。
【0290】次に、回転角計算部46が、3次元座標メ
モリ24か1データの座標値を取り出し(S186)、
図形の3次元座標と視点座標値から、各図形の回転角を
計算する(S187)。例えば、回転角は、図形の前面
と視線とが直交するような回転角を求める。
【0291】未処理のデータが3次元座標メモリ24に
存在するか否かを調べ(S188)、存在すればS18
6に戻り、存在しなければ、S189に進む。S189
では、3次元座標メモリ24に記憶されている3次元座
標および回転角と、図形メモリ25に記憶されている図
形データとを基に、ディスプレイ装置27に表示するた
めの画像を生成し、表示する。このときの、回転前、お
よび、回転後の表示を、真上からすなわちY軸方向から
見た場合の表示の様子を、それぞれ図52および図53
に示す。
【0292】〔実施の形態14〕 本発明のさらに他の実施の形態について図54ないし図
66に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0293】図54に、本実施の形態に係るデータの表
示装置の構成を示す。本表示装置には、入力部108、
空間管理部110、データベース管理部101、空間生
成部111、データモデル生成部103、視点変更部1
09、データモデル配置部106、および表示部107
が設けられている。上記入力部108は、ユーザから表
示情報(表示期間、分類、視点)を受け取るものであ
る。表示期間は、開始日時と終了日時とからなり、この
期間に含まれるデータのみが表示される。分類は、各デ
ータが有する属性をユーザが任意に選ぶものであり、こ
の分類に従って、各データが仕分けられ、縮小画像が横
方向に並べられる。分類としては、例えばデータ区分を
選ぶことができる。データ区分は各データにおいて複数
個あってもよい。例えば、企画会議関係の書類であれ
ば、1つのデータが「企画会議」と「書類」との2つの
データ区分を持つことができる。企画会議関係の画像で
あれば、1つのデータが「企画会議」と「画像」との2
つのデータ区分を持つことができる。データベース管理
部101は、データベースの管理を行うものである。空
間管理部110は、入力部108とデータベース管理部
101とから得られる情報を基に、3次元座標空間とそ
の空間内に表示するデータを管理するものである。
【0294】空間管理部110で管理される各種情報テ
ーブルについて説明する。
【0295】図55は、空間生成部111で使用される
情報を格納する空間表示情報テーブルを表わしており、
開始日時、終了日時、分類識別子(複数可)からなる。
【0296】図56は、データ表示情報テーブルを表わ
しており、データモデル生成部103およびデータモデ
ル配置部106において使用される各データに関する情
報が格納され、データ識別子、作成日時、データサイ
ズ、文書、画像といったデータの形式を表わすデータ形
式、そのデータが属する分類を表わす分類識別子(複数
可)からなっている。
【0297】図57は、視点変更部109で使用される
視点情報テーブルを表わしており、視点位置座標からな
る。
【0298】次に、空間管理部110での処理を、図5
8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0299】まず、入力部108が、表示期間(開始日
時D1、終了日時D2)と、今回の分類として選んだデ
ータ区分(C1〜CNと表す)、視点付置(X,Y,Z)
をユーザから受け取り、空間管理部110に引き渡して
処理を開始する(S201)。次に、入力された情報の
正当性をチェックする(S202)。不当な値が入力さ
れた場合は、予め用意しておいたデフォルト値を用いる
(S203)。視点情報テーブルを作成する(S20
4)。表示期間(開始日時D1、終了日時D2)から期
間の日時数Mを算出する(S205)。日時数Mが、あ
らかじめ定められたしきい値M0より大きいかどうかチ
ェックする(S206)。大きい場合には、日時数Mと
してM0を用い(S207)、開始日時D1と変更され
た日時数Mとより、終了日時D2を再設定する(S20
8)。次に、データ区分(C1〜CN)の個数から、分類
数Nを算出する(S209)。そして、分類数Nが、あ
らかじめ定められたしきい値N0より大きいかどうかチ
ェックする(S210)。大きい場合には、分類数Nと
してN0を用いる(S211)。次に、空間表示情報テ
ーブルを作成する。分類識別子は、S211で得られた
分類数N分だけ登録される(S212)。
【0300】次に、データベース管理部101にアクセ
スし、S212で生成した空間表示情報テーブルの表示
期間と分類とに含まれるデータのデータ識別子、作成日
時、データサイズ、データ形式、分類識別子を得て、デ
ータ表示情報テーブルを作成する(S213)。最後
に、空間表示情報テーブルを空間生成部111に、デー
タ表示情報テーブルをデータモデル生成部103に、視
点情報テーブルを視点変更部109に、それぞれ入力す
る(S214)。
【0301】空間生成部111では、空間管理部110
から入力された空間表示情報テーブルを基にして、奥行
き方向に時間軸を表わすZ軸、右向き方向に分類軸を表
わすX軸、そして上向き方向のY軸を持つ3次元座標空
間を生成する。Z軸(時間軸)では開始日時を原点、日
時を座標値とする。X軸(分類軸)では、原点から予め
定められたWc(>0)のところをC1とし、以下Wc
ごとにC2〜CNを設定する。図59は、空間生成部11
1で生成される3次元座標空間を表わしている。
【0302】データモデル生成部103では、空間管理
部110から入力されたデータ表示情報テーブルに基づ
いてデータモデルを生成する。
【0303】ここで、図60に示すフローチャートによ
り、データモデル生成部103でのデータモデル生成処
理を説明する。
【0304】まず、空間管理部110から入力されたデ
ータ表示情報テーブルの各データ識別子に対し、データ
のサイズに応じたデータモデルの厚みを算出する(S2
21)。次に、あらかじめ定められた高さ、幅を持ち、
S221で算出した厚みを奥行きとして持つ直方体を生
成する(S222)。このとき、上記幅は、空間生成部
111での分類の間隔Wcより小さくしておく。生成し
た直方体の正面にテクスチャマッピングなどの手法を用
いて各データの縮小画像を貼り付ける(S223)。S
221〜S223の処理を、データ表示情報テーブルに
ある全てのデータ識別子に対して行う(S224)。全
てのデータに対しての処理が終了したら、生成したデー
タモデルとデータ表示情報テーブルとを、データモデル
配置部106に入力する(S225)。図61は、デー
タモデル生成部103で生成されるデータモデルの例を
表わしている。
【0305】データモデル配置部106では、データモ
デル生成部103で得られたデータモデルを空間生成部
111で得られた3次元座標空間に配置する。
【0306】図62に示すフローチャートにより、デー
タモデル配置部107での処理を説明する。
【0307】まず、データ表示構報テーブルにある作成
日時よりZ軸(時間軸)の座標値を算出する(S23
1)。次に、分類識別子よりX軸(分類軸)の座標値を
算出する。分類識別子が複数ある場合は、複数のX座標
が算出される(S232)。Y軸の座標値を0にする
(S233)。以上の度標値を基に、空間生成部111
で生成された3次元座標空間に、データモデル生成部1
03から入力されたデータモデルを配置する。分類識別
子が複数ある場合は、同じデータモデルが複数の位置に
配置される(S234)。全てのデータに対してS23
1〜S234の処理を行う(S235)。全データの配
置が終了したら、その結果を表示部107に入力する
(S236)。
【0308】視点変更部109では、空間管理部110
から入力される視点情報テーブルに基づいて視点を設定
し、表示部107に入力する。表示部107は、データ
モデル配置部106から入力された3次元座標空間と視
点変更部109から入力された視点情報とに基づいて、
3次元座標空間を画面に表示する。図63は、表示部1
07によって表示される本実施の形態の3次元座標空間
を表わしている。Z軸は時間軸、X軸は分類軸をそれぞ
れ表わしている。これらの軸は画面に表示されなくても
よい。各データモデル203は、相当するデータの時間
情報および分類情報に対応して、時間軸と分類軸とによ
って定められる格子状の該当する位置に配置されてい
る。すなわち、同じ分類に含まれるデータは時間軸に平
行に一列に並ぶことになる。
【0309】ユーザの入力により、表示するデータはそ
のままで視点の位置だけを変更する場合は、空間管理部
110において、空間表示情報テーブルおよびデータ表
示情報テーブルは変更せずに、視点情報テーブルだけを
更新して視点変更部109に入力すればよい。
【0310】次に、検索を行なう場合の一例について説
明する。
【0311】あらかじめ、各データにはキーワード(複
数も可)が付けられており、データベースで管理されて
いるものとする。
【0312】図64に示すように、空間管理部110で
作成されるデータ表示情報テーブルは、データ表示情報
テーブルと同様のデータ識別子、作成日時、データサイ
ズ、データ形式、分類識別子(複数可)に加え、そのデ
ータが有するキーワード(複数可)および、検索に適合
するデータか否かを示す検索フラグを有している。検索
フラグは、「TRUE」と「FALSE」とを採りう
る。検索フラグのTRUEは、そのデータがこの検索に
おいて検索適合データであることを表し、FALSEは
逆に検索不適合データであることを表わしている。
【0313】例えば、同図では、「キーワード1」を検
索した結果を表している。データAには「キーワード
1」があるため、検索に適合し、その結果、検索フラグ
は「TRUE」となる。データBには「キーワード1」
がないため、検索に適合せず、その結果、検索フラグは
「FALSE」となる。
【0314】ユーザにより、入力部108から、希望す
る表示情報(表示期間、分類、視点)以外に、検索情報
(キーワード)が入力される。
【0315】空間管理部110では、前述の図58のフ
ローチャートに示した処理を行って、空間表示情報テー
ブルおよび視点情報テーブルを作成する。ただし、S2
13において、データベース管理部101にアクセス
し、空間表示情報テーブルで決定された表示期間と分類
とに含まれるデータのデータ識別子、作成日時、データ
サイズ、データ形式、分類識別子を得て、さらに、検索
情報として入力されたキーワードと同じキーワードを有
するデータの検索フラグをTRUE、そうでないデータ
はFALSEとして、上記の図64に示すようなデータ
表示情報テーブルを作成する。
【0316】空間生成部111、データモデル生成部1
03、視点変更部109での処理は上記と同じである。
データモデル配置部106では、データモデル生成部1
03で得られたデータモデルを、空間生成部111で得
られた3次元座標空間に配置する。
【0317】ここで、図65に示すフローチャートによ
り、データモデル配置部106での処理を説明する。
【0318】まず、上記の図64に示すデータ表示情報
テーブルの作成日時から、z軸(時間軸)の座標値を算
出する(S241)。次に、分類識別子よりX軸の座標
値を算出する(S242)。分類識別子が複数ある場合
は、複数のX座標値が算出される。Y軸の座標値を0に
する(243)。検索フラグがTRUEであるかチェッ
クする(S244)。TRUEの場合は、あらかじめ定
めておいた値YdをY座標値に加算する(S245)。
例えば、データモデルの縦のサイズをhとして、1.5
×hをYdとする。以上の座標値を基に、空間生成部1
11で生成された3次元座標空間に、データモデル生成
部103から入力されたデータモデルを配置する(S2
46)。分類織別子が複数ある場合は、同じデータモデ
ルが複数の位置に配置される。また、上記Ydを設けた
ことにより、検索情報に該当するデータが、上方にポッ
プアップされた状態で配置されることになる。全てのデ
ータに対してS241〜S246の処理を行なう(S2
47)。全てのデータの配置が終了したら、その結果を
表示部107に入力する(S248)。視点変更都10
9、表示部107での処理は上記と同様である。
【0319】図66は、検索適合データモデルをポップ
アップさせた場合に表示部107に表示される3次元座
標空間を表わしている。すなわち、Z軸は時間軸を、X
軸は分類軸をそれぞれ表わし、検索適合データモデル2
11と検索不適合データモデル212とが表わされてい
る。S245におけるYdを負の値にしておけば、検索
適合データモデルはポップダウンすることになる。ま
た、S245において、TRUEでなくFALSEの場
合にYdを加算するようにすれば、検索不適合データモ
デルのほうがポップアップもしくはポップダウンする。
【0320】〔実施の形態15〕 本発明のさらに他の実施の形態について図67および図
68に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0321】本実施の形態では、前記実施の形態14に
おいて、データモデル配置部106は、検索適合データ
モデルもしくは検索不適合データモデルを、ポップアッ
プ・ポップダウンさせる代わりに、右もしくは左にスラ
イドさせて配置する。
【0322】検索適合データモデルをスライドさせる場
合の処理を、図67に示すフローチャートを用いて説明
する。
【0323】まず、データ表示情報テーブルの作成日時
よりZ軸(時間軸)の座標値を算出する(S251)。
次に、分類識別子よりX軸の座標値を算出する(S25
2)。分類識別子が複数ある場合は、複数のX座標値が
算出される。Y軸の座標値を0とする(S253)。検
索フラグの値がTRUEであるかチェックする(S25
4)。TRUEの場合は、あらかじめ定めておいた値X
d(>0)をX座標値に加算する(S255)。以上の
座標値を基に空間生成部111で生成された3次元座標
空間に、データモデル生成部103から入力されたデー
タモデルを配置する。分類識別子が複数ある場合は、同
じデータモデルが複数の位置に配置される。このように
Xd(>0)を設けたことにより、検索情報に該当する
データが右にスライドされた状態で配置されることにな
る(S256)。全てのデータに対してS251〜S2
56の処理を行なう(S257)。全てのデータの配置
が終了したら、その結果を表示部107に入力する(S
258)。データモデル配置部106以外の部分では上
記と同様の処理を行なう。
【0324】図68は、検索適合データモデルを右にス
ライドさせた場合に表示部107に表示される本実施の
形態に係る3次元座標空間を表わしている。すなわち、
検索適合データモデル221と検索不適合データモデル
222とが表わされている。S255におけるXdを負
の値にしておけば、検索適合データモデルは左にスライ
ドすることになる。また、S255において、FALS
Eの場合にXdを加算するようにすれば、検索不適合デ
ータモデルのほうが右もしくは左にスライドする。
【0325】〔実施の形態16〕 本発明のさらに他の実施の形態について図69、図7
0、図128および図129に基づいて説明すれば、以
下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形
態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材には同
一の符号を付記してその説明を省略する。
【0326】前記実施の形態14において、ポップアッ
プにより生まれる、検索適合データモデルと検索不適合
データモデルとの間に、空間生成部111が、半透明の
空間分割プレーン(空間分割板)を生成する。
【0327】空間生成部111での空間分割プレーン生
成処理を図69に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0328】まず、前述の実施の形態14と同様の処理
で3次元座標空間を生成する(S261)。次に、空間
分割プレーンのy座標値(yp)を算出する。例えば、
データモデル生成部103で生成されるデータモデルの
高さ(hとする)と、データモデル配置部106で用い
られるポップアップの高さであるYdとを用いて、yp
=(Yd+h)/2とする。これで、ポップアップされ
たデータモデルとポップアップされなかったデータモデ
ルとのちょうど中間に空間分割プレーンが配置される
(S262)。
【0329】空間分割プレーンの幅Wgを算出する。空
間生成部111におけるCNとWcとを用いて、Wp=
N+Wcとする(S263)。
【0330】空間分割プレーンの奥行きDpを算出す
る。Dp=終了日時一開始日時(原点)とする(S26
4)。
【0331】(0,yp,0)、(Wp,yp、0)、
(0,yp,Dp)、(Wp,yp、Dp)の4点を頂
点とする半透明の平面をαブレンディング手法などを用
いて生成する(S265)。空間分割プレーンを配置し
た3次元座標空間をデータモデル配置部106に入力す
る(S266)。
【0332】図70は、検索適合データモデルをポップ
アップさせた場合に表示部107によって表示装置に表
示される本実施の形態に係る3次元座標空間を表わして
いる。すなわち、検索適合データモデル211と、検索
不適合データモデル212と、それらの間に設けられた
半透明の空間分割プレーン213とが表わされている。
【0333】同様にして、図128に示すように、実施
の形態15においても、スライドにより生まれる、検索
適合データモデル221と検索不適合データモデル22
2との間に、半透明の空間分割プレーン(空間分割板)
214を生成できる。検索非適合データモデル222と
その列からずれた検索適合データモデル221とのX座
標上の各位置と各幅とを計算し、どのデータモデルの画
像にも交わらないX座標上の位置を求め、そこに上記空
間分割プレーン214を配置する。
【0334】また、図129に示すように、実施の形態
14および15において、ポップアップ・ポップダウン
やスライドされて列がずれた、検索適合データモデル2
21または検索不適合データモデル222のいずれか一
方を囲む、半透明の立体215を生成することも可能で
ある。なお、ここではスライドさせたときの例を示して
いるが、ポップアップ・ポップダウンさせた場合も同様
にして生成できる。また、ここでは立体215は直方体
としているが、これに限定されず、種々の多面体や球体
を用いることもできる。また、同図に示す例では、各列
において、検索適合データモデル221の全てを1つの
立体215で囲んでいるが、他の例として、各列におい
て、各検索適合データモデル221を1つずつ、同様の
立体で囲むようにすることもできる。
【0335】〔実施の形態17〕本発明のさらに他の実
施の形態について図71および図72に基づいて説明す
れば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の
実施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材には同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0336】本実施の形態では、前記実施の形態14に
おいて、ポップアップ・ポップダウンの代わりに、デー
タモデル生成部103が、検索適合データモデルもしく
は検索不適合データモデルの大きさを変更する。
【0337】図71のフローチャートを用いて、検索不
適合データモデルの大きさを小さくする場合のデータモ
デル生成部103での処理を説明する。
【0338】まず、空間管理部110から入力されたデ
ータ表示情報テーブルの各データに対し、データサイズ
に応じたデータモデルの厚みを算出する(S271)。
次に、あらかじめ定められた高さ、幅を持ち、S271
で算出した厚みを奥行きとして持つ直方体を生成する
(S272)。次に、検索フラグがFALSEであるか
チェックする(S273)。FALSEの場合は、あら
かじめ定められた倍率S(0<S<1)を用いて、S2
72で生成した直方体の各辺をS倍する(S274)。
生成された直方体の正面に、テクスチャマッピング等の
手法を用いて、各データの縮小画像を貼り付ける(S2
75)。S271〜S275の処理をデータ表示情報テ
ーブルにある全てのデータ識別子に対して行なう(S2
76)。全データに対しての処理が終了したら、生成し
たデータモデルをデータモデル配置部106に入力する
(S277)。データモデル生成部103以外の部分で
は実施の形態14と同様の処理を行う。
【0339】図72は、検索不適合データモデルを縮小
させた場合に表示部107に表示される本実施の形態に
係る3次元座標空間を表わしている。すなわち、検索適
合データモデル231と、検索不適合データモデル23
2とが表わされている。
【0340】S274においてS>1としておけば、検
索不適合データモデルが拡大されることになる。S27
4においてTRUEの場合にS倍するようにすれば、検
索適合データモデルの大きさが変わることになる。
【0341】〔実施の形態18〕 本発明のさらに他の実施の形態について図73および図
74に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0342】前記案施の形態14において、ポップアッ
プ・ポップダウンの代わりに、データモデル生成部10
3が、検索適合データモデルもしくは検索不適合データ
モデルの明度を変更する。
【0343】図73のフローチャートを用いて、検索不
適合データモデルの明度を暗くする場合のデータモデル
生成部103での処理を説明する。
【0344】まず、空間管理部110から入力されたデ
ータ表示情報テーブルの各データに対し、データサイズ
に応じた各データモデルの厚みを算出する(S28
1)。次に、あらかじめ定められた高さ、幅を持ち、S
2001で算出した厚みとを奥行きとして持つ直方体を
生成する(S282)。生成された直方体の正面に、テ
クスチャマッピング等の手法を用いて各データの縮小画
像を貼り付ける(S283)。次に、検索フラグがFA
LSEであるかチェックする(S284)。FALSE
の場合は、S282で生成した直方体とS283で貼り
付けたテクスチャーとの明度を暗くする(S285)。
S281〜S285の処理を、データ表示情報テーブル
にある全てのデータ識別子に対して行なう(S28
6)。全てのデータに対しての処理が終了したら、生成
したデータモデルをデータモデル配置部106に入力す
る(S287)。データモデル生成部103以外の部分
では実施の形態14と同様の処理を行なう。
【0345】図74は、検索不適合データモデルの明度
を低くした場合に表示部107に表示される本実施例の
3次元座標空間で、検索適合データモデル241と検索
不適合データモデル242とが表わされている。
【0346】S285において、明度を明るく変化させ
てもよい。S285においてTRUEの場合に明度を変
化させるようにすれば、検索適合データモデルの明度が
変わることになる。
【0347】〔実施の形態19〕 本発明のさらに他の実施の形態について図75および図
76に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0348】前記実施の形態14において、ポップアッ
プ・ポップダウンの代わりに、データモデル生成部10
3が、検索適合データモデルもしくは検索不適合データ
モデルを半透明にする。
【0349】図75のフローチャートを用いて、検索不
適合データモデルを半透明にする場合のデータモデル生
成部103での処理を説明する。
【0350】まず、空間管理部110から入力されたデ
ータ表示情報テーブルの各データに対し、データサイズ
に応じた各データモデルの厚みを算出する(S29
1)。次に、あらかじめ定められた高さ、幅を持ち、S
291で算出した厚みを奥行きとして持つ直方体を生成
する(S292)。生成された直方体の正面に、テクス
チャマッピング等の手法を用いて各データの縮小画像を
貼り付ける(S293)。次に、検索フラグがFALS
Eであるかチェックする(S294)。FALSEの場
合は、S292で生成した直方体とS293で貼り付け
たテクスチャーとをαブレンディング等の手法を用いて
半透明化する(S295)。S291〜S295の処理
を、データ表示情報テーブルにある全てのデータ識別子
に対して行う(S296)。全てのデータに対しての処
理が終了したら、生成したデータモデルをデータモデル
配置部106に入力する(S297)。データモデル生
成部103以外の部分では実施の形態14と同様の処理
を行なう。
【0351】図76は、検索不適合データモデルを半透
明にした場合に表示部107に表示される本実施の形態
の3次元座標空間を表わしている。検索適合データモデ
ル251と検索不適合データモデル252とが表わされ
ている。S295において、TRUEの場合に半透明に
するようにすれば、検索適合データモデルが半透明にな
る。
【0352】〔実施の形態20〕 本発明のさらに他の実施の形態について図77および図
78に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0353】前記実施の形態14において、ポップアッ
プ・ポップダウンの代わりに、データモデル配置部10
6が、検索適合データモデルもしくは検索不適合データ
モデルを徐々に縮小して最終的に不可視にする。
【0354】図77のフローチャートを用いて、データ
モデル配置部106、表示部107での処理について説
明する。それ以外の部分では実施の形態14と同様の処
理である。
【0355】まず、データ表示情報テーブルの作成日時
よりZ軸(時間軸)の座標値を算出する(S301)。
次に分類識別子よりX軸(分類軸)の座標値を算出する
(S302)。Y軸の座標値を0にする(S303)。
S301〜S303の処理を全てのデータに対して行う
(S304)。S=1とする(S305)。検索フラグ
1108がFALSEであるかチェックする(S30
6)。FALSEの場合は、データモデル生成部103
で生成された直方体のデータモデルの各辺をS倍する
(S307)。S301〜S304で得られた座標値を
基に、データモデルを3次元座標空間に配置する(S3
08)。S306〜S308の処理を全データに対して
行う(S309)。全データに対する処理が終了した
ら、生成したデータモデルを表示部107に入力する
(S310)。表示部107では実施の形態14と同様
に表示を行う。
【0356】S−Sd(0<Sd<1)をSとする(S
311)。Sが0より大きければ、S2406〜S24
12の処理を繰り返す(S312)。検索フラグがFA
LSEであるかチェックする(S313)。
【0357】Sが0以下になれば、FALSEでない場
合は、S301〜S304で得られた座標値を基にデー
タモデルを3次元空間に配置する。すなわち、検索不適
合データモデルは配置されないことになる(S31
4)。S313〜S314の処理を全てのデータに対し
て行なう(S315)。全データに対する処理が終了し
たら、結果を表示部107に入力する(S316)。表
示部107では実施の形態14と同様に表示を行う。
【0358】図78は、検索不適合データモデルを徐々
に縮小させて不可視にする場合に表示部107に表示さ
れる本実施の形態の3次元座標空間を表わしている。検
索適合データモデル261と検索不適合データモデル2
62とが表わされている。
【0359】S306、S313においてFALSEを
TRUEに置き換えれば、検索適合データモデルが徐々
に縮小されて最終的に不可視になる。
【0360】〔実施の形態21〕 本発明のさらに他の実施の形態について図77に基づい
て説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜
上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一の機能
を有する部材には同一の符号を付記してその説明を省略
する。
【0361】前記実施の形態20におけるSを透明度と
考え、S=0ならば透明、0<S<1ならば半透明、S
=1ならば不透明とした場合に、前記図77のフローチ
ャートのS307においてαブレンディングなどの手法
を用いてデータモデルの透明度をSにすることにすれ
ば、検索不適合データモデルが徐々に透明になり、最終
的に不可視になる。
【0362】実施の形態20と同様に、S306、S3
13においてFALSEをTRUEに置き換えれば、検
索適合データモデルが徐々に透明になり最終的に不可視
になる。
【0363】〔実施の形態22〕 本発明のさらに他の実施の形態について図77に基づい
て説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜
上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一の機能
を有する部材には同一の符号を付記してその説明を省略
する。
【0364】前記実施の形態20におけるSを明度と考
え、S=0ならばデータモデルの色が黒、0<S<1な
らば色が少し暗くなった状態、S=1が元の色の状態と
した場合に、前記図77のフローチャートのS307に
おいてデータモデルの明度をSにするようにすれば、検
索不適合データモデルが徐々に暗くなり、最終的に不可
視になる。
【0365】実施の形態20と同様に、S306、S3
13においてFALSEをTRUEに置き換えれば、検
索適合データが徐々に暗くなり、最終的に不可視にな
る。
【0366】〔実施の形態23〕 本発明のさらに他の実施の形態について図79および図
80に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0367】前記実施の形態14において、ポップアッ
プ・ポップダウンの代わりに、データモデル配置部10
6は検索適合データモデルもしくは検索不適合データモ
デルを徐々に視野外に移動し、最終的に不可視にする。
【0368】図79のフローチャートを用いて、データ
モデル配置部106、表示部107での処理について説
明する。それ以外の部分では実施の形態14と同様の処
理である。
【0369】まず、データ表示情報テーブルの作成日時
よりZ軸(時間軸)の座標値を算出する(S401)。
分類識別子よりX軸(分類軸)の座標値を算出する(S
402)。Y軸の座標値を0にする(S403)。検索
フラグがFALSEであるかチェックする(S40
4)。FALSEの場合、Yd(>0)をY座標値に加
算する(S405)。以上の座標値を基にデータモデル
を配置する(S406)。全てのデータに対してS40
1〜S406の処理を行なう(S407)。全てのデー
タの配置が終了したら、その結果を表示部107に入力
する(S408)。表示部107は3次元座標空間を表
示する。
【0370】検索フラグがFALSEであるかチェック
する(S409)。FALSEの場合はY座標値にさら
にYdを加算する(S410)。S401〜S403、
S410で得られた座標値を基にデータモデルを配置す
る(S411)。全てのデータに対してS410〜S4
11の処理を行う(S412)。全データの配置が終了
したら、その結果を表示部107に入力する(S41
3)。表示部107は3次元座標空間を表示する。全て
の検索不適合データモデルが視野外に出るまでS409
〜S413の処理を繰り返す(S414)。
【0371】図80は、表示部107に表示される本実
施の形態の3次元座標空間を表わしている。すなわち、
検索適合データモデル271と検索不適合データモデル
272と、視野273とが表わされている。
【0372】S404、S409においてFALSEを
TRUEに置き換えれば、検索適合データモデルが視野
外に移動することになる。
【0373】〔参考の形態1〕 本発明の参考の形態について図81に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0374】本参考の形態では、前記実施の形態14に
おいて、ポップアップ・ポップダウンの代わりに、デー
タモデル配置部106は、検索適合データもしくは検索
不適合データに対してのみ処理を行なう。その結果、検
索不適合データもしくは検索適合データは3次元座標空
間に表示されない。
【0375】データモデル配置部106での処理を表わ
すフローチャートは図81のようになる。
【0376】まず、検索フラグがTRUEであるかチェ
ックする(S421)。TRUEの場合、以下のS42
2〜S425の処理を行なう。データ表示情報テーブル
の作成日時よりZ軸(時間軸)の座標値を算出する(S
422)。分類識別子からX軸(分類軸)の座標値を算
出する(S423)。Y軸の座標値を0とする(S42
4)。以上の座標値を基にデータモデルを配置する(S
425)。全てのデータに対してS421〜S425の
処理を行なう(S426)。全てのデータの配置が終了
したら、その結果を表示部107に入力する(S24
7)。データモデル配置部106以外の部分では実施の
形態14と同棲の処理を行なう。
【0377】S421で検索フラグがFALSEの場合
にS422〜S425の処理を行うようにすれば、検索
不適合データモデルのみが表示されることになる。
【0378】以上述べたように、上記参考の形態のデー
タ表示方法では、データベースに格納されているデータ
からデータモデルを生成し、作成日時などを表わす時間
軸とデータの分類軸とで構成される3次元座標空間上に
そのデータモデルを配置して表示するので、ユーザはデ
ータの時間的、分類的位置づけを直観的に把握できる。
加えて、検索時にも、前記利点を保ちつつ、検索適合デ
ータと検索不適合データとを明示的に区別して表示でき
るので、検索適合データと検索不適合データ間の関係等
も容易に見ることができる。
【0379】〔実施の形態24〕 本発明のさらに他の実施の形態について図7、図8、図
10、図11および図82ないし図88に基づいて説明
すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記
の実施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する
部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0380】本実施の形態では、これまでの実施の形態
において、3次元座標空間のX軸生成に用いる属性情報
として、データの作成者をユーザが選択し、それに基づ
いてデータモデルを配置し直すようになっている。ここ
で、各データが有する各種属性のうち、連続的な値をと
るものを順序尺度属性と呼び、離散的な値をとるものを
分類属性と呼ぶこととする。
【0381】本実施の形態に係るデータの表示方法を行
う表示装置は、図82に示すように、入力部108に属
性選択部120が設けられている。
【0382】図83に示すように、属性選択部120
は、例えば、ダイアログウィンドウ401を表示してお
り、各属性名の左にラジオボタン402…およびチェッ
クボタン404…を表示する。ラジオボタンとは、複数
のボタンがグループ化されており、グループ内のボタン
のうち同時には一つしか選択できないようなボタンを指
し、あるボタンが選択されると、残りが自動的に非選択
状態に戻るようになっているものである。なお、ここで
は、データ区分と作成者とで1つのグループをなし、作
成日時、最終アクセス時刻、およびデータサイズで別の
1つのグループをなしている。また、チェックボタンと
は、他のボタンの影響を受けずに、独立に選択・非選択
状態が切り替えられるボタンである。
【0383】ユーザが、ラジオボタン402…で分類属
性を選択する。例えば、同図に示すように、順序尺度属
性は作成日時のままとし、分類属性については、データ
区分の情報から、データの作成者の情報へと変更された
とする。また、チェックボタン404…で、各分類要素
の表示の要・不要を入力する。分類要素とは、各データ
における、分類属性として選択された属性の内容であ
る。ここでは例えば、同図に示すように、表示を要する
分類要素として安藤、酒井、中山をチェックし、新田を
チェックしないとする。
【0384】ユーザがこのように属性の変更を属性選択
部120により指示すると、属性変更情報は、データベ
ース管理部101、データ特徴抽出部102、データモ
デル生成部103、カレンダーモデル生成部104、分
類モデル生成部105に伝えられ、カレンダーモデル、
分類モデル、データモデルのうち、変更の必要なモデル
の生成配置が行われる。その結果、カレンダーモデルは
そのままで、分類モデルとデータモデルとの再生成と配
置とが行われる。分類モデル、データモデルを表示する
ための情報の構成は、実施の形態1の図7、図8から、
図84、図85に示すように、それぞれ変更される。
【0385】分類モデルの表示に必要なデータの構成
は、図7に示した例では、分類の内容が「書類」、「画
像」、「企画会議」であったのに対し、本例では、図8
4に示すように、データの作成者である「安藤」、「酒
井」、「中山」に変更されている。分類モデルとして、
作成者の名前だけでなく、各作成者の顔の画像を併せて
表示することもできる。この場合には、さらに、顔画像
へのポインタが、テーブル内に含まれる。
【0386】また、データモデルの表示に必要なデータ
の構成は、図8に示した例では、分類識別子の値が「分
類A分類D」、「分類C分類D」であったのに対し、本
例では、図85に示すように、「分類A」、「分類C」
に変更されている。
【0387】分類属性としてデータの作成者を選択した
場合の表示画面を図86に示す。ここでは、上記のよう
に、分類モデル202では作成者の名前281とともに
顔画像282を表示している。
【0388】本実施の形態では、配置に用いる属性を選
択できるようにし、使用する属性によって表示形態を可
変とするために、システムは、図87に示すように、モ
デル生成処理テーブルを備えている。このテーブルは、
モデルの種類(分類モデル、カレンダーモデル、データ
モデル)と、属性ごとにあらかじめ定められた処理ルー
チンへのポインタを格納しており、データモデル生成部
103、カレンダーモデル生成部104、分類モデル生
成部105、およびデータベース管理部101が、モデ
ル生成処理を切り替えるために参照するためのものであ
る。
【0389】次に、ユーザが属性の選択を指示し、カレ
ンダーモデル、分類モデルおよびデータモデルを生成・
配置する処理を、図88のフローチャートを用いて説明
する。
【0390】入力部108から属性選択処理の起動の指
示がなされると、図83のダイアログウィンドウ401
を表示し(S501)、ユーザが属性を選択すると、選
択された属性情報を取得し(S502)、図87のモデ
ル生成処理テーブルにおいて、変更された属性を表すモ
デルを生成する処理ルーチンへのポインタを更新する
(S503)。カレンダーモデルの更新が必要であれば
更新し(S504、S505、S506)、分類モデル
の更新が必要であれば更新し(S507、S508、S
509)、データモデルを更新する(S510、S51
1)。
【0391】分類属性がデータの作成者に変更されたと
きの分類モデル生成処理は、図10のフローチャートに
おけるS23にて、作成者の名前を表示する描画面に加
えて、顔画像の描画面を生成するとともに、S24に
て、名前に加えて顔画像を描画するように変更し、それ
以外は図10のフローチャートと同様に行える。データ
モデル生成処理は、図11のフローチャートをそのまま
用いることができる。生成された分類モデルとデータモ
デルとは、実施の形態1と同様の処理によって配置さ
れ、視点を変更され、前述の図86のように表示され
る。
【0392】このように、分類属性や各分類要素の要・
不要を選択できるようにしているので、表示されるデー
タモデルの数が多すぎる場合に、不要な分類要素に対応
するデータモデルを表示しないようにして、表示される
データモデルの数を減らすことができる。また、ある分
類属性で配置されたデータモデルだけを対象として、別
の分類属性を選択して配置しなおし、その分類要素の要
・不要を選択することで、表示されるデータを絞り込む
ことができる。
【0393】なお、ここでは、X軸生成に用いる分類属
性情報をユーザが選択する方法について説明したが、こ
れに限定されず、Z軸生成に用いる順序尺度属性情報を
ユーザが選択してもよい。例えば、図83のラジオボタ
ン402…で、順序尺度属性として、作成日時でなく、
各データへの最終アクセス時刻を用いてもよい。また、
データのサイズをデータモデルの厚みで表すのをやめ、
サイズを順序尺度属性として用いるようにしてもよい。
【0394】さらに、順序尺度属性では、その範囲を、
同図に示すスライダ406で指定してもよい。スライダ
とは、バーの長さやつまみの位置で量や範囲を指定する
ものである。また、ダイアログウィンドウ401内で範
囲を指定するのでなく、カレンダーモデルを表示する画
面において、カレンダーモデル201をZ軸方向に伸縮
可能にして、ポインティングデバイスでその長さを伸ば
したり縮めたりすることや、Z軸上の所望の任意の位置
を移動させることで範囲を指定するようにすることもで
きる。
【0395】以上のように、空間生成に用いる情報とそ
の範囲とをユーザが選択し、配置を再構成することで、
ユーザの要求に応じてデータを探すことが容易になる。
【0396】〔参考の形態2〕 本発明の他の参考の形態について図1、図89ないし図
93に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0397】本参考の形態では、同一座標位置に複数の
データが存在する場合の、別の属性による順位付けと、
それに対応する複数モデルを配置する。
【0398】本参考の形態に係る表示装置の構成は図1
と同じである。
【0399】同一座標に複数モデルが配置されているか
を判定するために必要な、データのデータ構造を図89
に示す。
【0400】図89は、すでに座標空間内に配置された
全データモデルを四分木(quad tree )として保持する
データモデルリストを構成するデータノードのデータ構
造を表しており、各ノードには、対応するデータモデル
へのポインタPdと4つの分岐ポインタP00,P0
1,P10,P11が保持されている。新しいノードを
データモデルリストに追加するときにどの分岐ポインタ
Pij(i=0,1,j=0,1)から指されるかは、
次のように決められる。配置対象のデータモデルのX座
標が、データモデルリストの比較対象となっている現
(current )ノードに対応するデータモデルのX座標よ
り大きいときはi=1として、小さいか等しいときはi
=0とする。Z座標に対しても同様に、配置対象のデー
タモデルのZ座標が、データモデルリストの比較対象と
なっている現ノードに対応するデータモデルのZ座標よ
り大きいときはj=1として、小さいか等しいときはj
=0とする。このようにして定まるPijが、新しいノ
ードを指すようにして追加される。
【0401】ノードの探索時において、参照するX座
標、Z座標とデータモデルリストの現ノードのX座標、
Z座標との大小によって、たどるべきポインタを特定で
きるため、該X座標、Z座標にすでにデータモデルが配
置されているかを高速に判定することができる。なお、
同じX座標、Z座標を持つデータ同士は、別に定められ
た比較処理ルーチンで比較され、順序付けされて整列し
た状態で、互いにリンクされるようになっている。
【0402】図90に示すフローチャートを用いて、デ
ータモデルを配置する処理を説明する。
【0403】まず、データベース管理部から読み込まれ
て取り出された属性値等を基に、データモデルのX座標
値、Z座標値を算出し、データモデルのテーブルに書き
込む(S521)。次に、該データモデルを指す新しい
データノードを生成し、何も指していないことを表すN
ILという値で分岐ポインタP00,P01,P10,
P11を初期化する(S522)。
【0404】次に、このX座標値、Z座標値をキーとし
て上記データモデルリストを探索して、キーと同一のX
座標値、Z座標値を持つデータに対応するノードが存在
するかを判定する(S523)。もし同一のX座標値、
Z座標値を持つデータに対応するノードが1個以上ある
場合は、その各ノードの指すデータとこれから配置しよ
うとするデータとの順序を順次比較し、整列を保つ位置
に挿入する(S524)。
【0405】そして、挿入された以降のデータモデルの
Y座標値を、それぞれ、データモデルの高さ(Y軸方向
の長さ)と所定のマージンとの和で表される量だけイン
クリメント(増加)する(S525)。ここで、マージ
ンとは、Y軸方向に並んだ2つのデータモデルの間の距
離である。
【0406】もし、同一のX座標値、Z座標値を持つノ
ードが無い場合は、直前にたどったノードのX座標値、
Z座標値に対する大小関係に応じて、直前にたどったノ
ードの4つの分岐ポインタのいずれかひとつから指すよ
うに追加し(S526)、データモデルのY座標値を0
で初期化する(S527)。
【0407】上記処理においてデータモデルの順序を判
定するための比較処理ルーチンとしては、Y軸の生成に
用いる属性に対してあらかじめ順序を定めておき、この
順序に基づき各属性を比較する処理を定義しておけばよ
い。
【0408】図91に表示画面の例を示す。データモデ
ルを配置する際に、X座標値、Z座標値が同一の座標位
置に複数のデータが存在する場合に、同図に示すよう
に、Z軸に垂直な平面上の該座標位置に、Y軸に平行な
直線290に沿って、原点からY軸正の向きに、それぞ
れ正面を向くように、複数のデータモデル291、29
2、293をこの順に一列に配置する。
【0409】また、これとは異なり、図92に示すよう
に、Y軸でなく、X軸に平行な直線294に沿って、原
点からX軸正の向きに、それぞれ正面を向くように、デ
ータモデル(295、296、297)をこの順に一列
に配置することもできる。
【0410】また、これとは異なり、図93に示すよう
に、該座標位置を通る、Z軸に垂直な平面298上に、
該座標299を基点として縦横に配列状にデータモデル
(301、302、303、304)を配置することも
できる。この場合、順序は、例えば、301、302、
303、304のように、X座標値の小さい順でそのな
かでY座標の小さい順としてもよいし、301、30
3、302、304のように、Y座標値の小さい順でそ
のなかでX座標の小さい順としてもよい。
【0411】このようにして、作成日時が同一の複数の
データを、重なることなく配置し一覧表示することがで
きる。
【0412】〔実施の形態25〕 本発明のさらに他の実施の形態について図94ないし図
96に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には同一の符号を付記してその
説明を省略する。
【0413】本実施の形態では、前記参考の形態2で説
明したように同一の座標位置に複数のデータが存在する
場合に、通常のデータモデルとは異なる形状の、グルー
プデータモデルを生成、配置する。
【0414】本実施の形態に係る表示装置の構成は参考
の形態2と同様である。
【0415】本実施の形態に係るデータモデル配置処理
を図94を用いて説明する。
【0416】まず、データベース管理部から読み込まれ
て取り出された属性値等を基に、データモデルのX座標
値、Z座標値を算出し、データモデルのテーブルに書き
込む(S531)。次に、該データモデルを指す新しい
データノードを生成し、何も指していないことを表すN
ILという値で分岐ポインタP00,P01,P10,
P11を初期化する(S532)。
【0417】次に、このX座標値、Z座標値をキーとし
て上記データモデルリストを探索して、キーと同一のX
座標値、Z座標値を持つデータに対応するノードが存在
するかを判定する(S533)。もし同一のX座標値、
Z座標値を持つデータに対応するノードが1個以上ある
場合は、その各ノードの指すデータとこれから配置しよ
うとするデータとの順序を順次比較し、整列を保つ位置
に挿入する(S534)。
【0418】そして、この座標位置に配置されているデ
ータモデルを廃棄し(S535)、挿入されたデータを
含むグループデータモデルを生成し(S536)、Y座
標値を0として配置する(S538)。もし、S534
で、すでにグループデータモデルが配置されている場合
も同様にこのグループデータモデルを廃棄し、挿入され
たデータを含むグループデータモデルをあらためて生成
する。
【0419】もし、同一のX座標値、Z座標値を持つノ
ードが無い場合は、直前にたどったノードのX座標値、
Z座標値に対する大小関係に応じて、直前にたどったノ
ードの4つの分岐ポインタのいずれかひとつから指すよ
うに追加し(S537)、Y座標値を0として通常のデ
ータモデルを配置する(S538)。
【0420】図95に示すように、グループデータモデ
ル305は、ここでは、通常のデータモデルよりも厚み
のある直方体で表された本体306と、本体306の側
面、ここではX軸正の側に設けられた、3つのタブ30
7…とからなっている。本体306の前面には、該グル
ープデータモデル305に含まれるデータのうちの一つ
の縮小画像が描画されている。各タブは、グループ化さ
れた各データを示しており、タブが3つあることによ
り、3つのデータがグループ化されたことを示してい
る。
【0421】また、タブ307…のうちのいずれか一つ
をユーザがポインティングデバイス等で選択すると、対
応するデータへと、表示する縮小画像が切り替えられる
ようにしてもよい。
【0422】図96は、グループデータモデルを生成す
る処理を詳細化したフローチャートである。まず、本体
306を生成し(S541)、グループ化するデータの
個数を、データモデルリストをたどって取得し(S54
2)、本体の高さを、グループ化するデータの個数で割
った値に、タブの高さを設定し(S543)、タブを本
体の側面に配置する(S544)。そして、本体の前面
に、該グループデータモデルに含まれるデータのうちの
一つの縮小画像を描画する(S545)。
【0423】なお、本実施の形態では、全く同一のX座
標値、Z座標値を持つ場合に、データモデルをグループ
データモデルに置き換えているが、Z座標が全く同一で
なくても、X座標が同一で、Z座標が所定の閾値より接
近している場合には、通常のデータモデルの代わりに、
通常のデータモデルとは異なる形状の図形に置き換える
というようにしてもよい。
【0424】以上のように、複数のデータが同一の座標
位置にある場合に、データモデルを表す通常の図形の代
わりにそれとは様態の異なる図形としてのグループデー
タモデルを表示することにより、同一の座標位置に複数
のデータがあることを示すことができる。このため、ユ
ーザが検索の際に、同一の座標位置に複数のデータが重
なって表示されることによりそこに複数のデータがある
ことを見落としてしまうのを防ぐことができる。
【0425】〔実施の形態26〕 本発明のさらに他の実施の形態について図97ないし図
127に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部
材と同一の機能を有する部材には同一の符号を付記して
その説明を省略する。
【0426】本実施の形態は、前記実施の形態1と比べ
て、以下の点が異なる。
【0427】図97に示すように、実施の形態1の構成
に加えて、データモデル選択部130が設けられてい
る。ユーザにより入力部108でデータモデルの選択が
入力されると、この選択の指示が、上記データモデル選
択部130に送られ、該当するデータモデルの選択が行
われるようになっている。該当するデータモデルのデー
タ識別子はデータモデル配置部106に入力される。該
当するデータ識別子をもつデータモデルをハイライトし
て、再表示する。
【0428】また、表示部107が、例えば液晶表示パ
ネルで実現される表示パネルを備え、該パネルの表示面
上には例えばタブレットの入力面が積層して配置され
る。この入力面は透光性を有し、この入力面上で例えば
入力ペンなどの指示手段で指示することによって入力部
108に手書きデータが入力される。
【0429】さらに、入力部108には、選択されたデ
ータモデルに関するメモを前記入力ペンなどの指示手段
で指示することによって手書きデータが入力されるよう
になっている。選択されたデータに関するメモは、デー
タモデル選択部130に送られ、前記データ識別子を持
つデータの付加情報としてデータベース管理部101に
入力され、データベースに登録される。あるいは、選択
されたデータに関するメモを例えばキーボードで入力す
ることによってコード文字列が入力され、選択されたデ
ータに関するコード文字列は前記データ識別子を持つデ
ータの付加情報としてデータベース管理部101に入力
され、データベースに登録される。
【0430】本実施の形態では、カレンダーモデルおよ
び分類モデルはいずれも、実施の形態1と同様の表示形
態をとる。一方、データモデルは、本実施の形態では以
下のような表示形態をとる点が実施の形態1とは異なっ
ている。
【0431】すなわち、本発明に含まれない参考の一例
として、図98ないし図101に示すように、データモ
デル203の形状が、例えば本実施の形態における基本
の図形である、6つの面を持つ立体に設定されている。
図98は前側から見た場合である。図99はそれを後ろ
側から見た場合である。ここで、上記立体の各面を、図
98および図99で示したように、それぞれ前面、後
面、上面、下面、左面、右面と呼ぶ。図100は、前面
に文書データの縮小画像を、上面、右面および図示して
いないが左面に文書タイトル「調査報告1」を表示した
ものである。図101は、前面に画像データの縮小画像
を、上面、右面および図示していないが左面に画像タイ
トル「富士山1」を表示したものである。このように、
データの大きさを示す上面、下面、左面、右面で構成さ
れる厚みを有効に用いてデータの属性を表示する。
【0432】また、本発明の一例として、図102およ
び図103に示すように、ページ印刷情報に応じてデー
タモデルの形状が決定される。ページ印刷情報とは、例
えばデータを印刷する場合に用紙を縦長方向に使用する
かあるいは横長方向に印刷するかといったように、印刷
後の形状を表す情報である。図102は、縦長のページ
印刷情報をもつ文書データのデータモデルであり、縦長
の縮小画像を前面に表示したものである。図103は、
横長のページ印刷情報をもつ文書データのデータモデル
であり、横長の縮小画像をデータモデルの前面に表示し
ている。このように、データのページ印刷情報に対応し
てデータモデルの形状を決定することにより、データが
有する、ページの使用の仕方に関する情報をユーザに示
すことができ、図2で示したように3次元座標空間に複
数のデータを表示した場合に、データ検索の手がかりと
して用いることができる。
【0433】また、本発明に含まれない参考の別の例と
して、図104ないし図106に示すように、データ種
類情報に応じてデータモデルの形状が決定される。デー
タ種類情報とは、例えば、文書編集ソフトのデータ/表
計算ソフトのデータ/図形編集ソフトのデータといった
データの種類の違い、すなわち、そのデータを取り扱う
コンピュータプログラム(アプリケーションプログラ
ム)の種類を示す情報である。図104は、文書データ
を示すデータモデルであり、前面が縦長になっており、
文書データの縮小面像を前面に表示している。図105
は、表計算ソフトのデータを示すデータモデルであり、
前面が横長になっており、表計算ソフトのデータの縮小
画像を前面に表示している。図106は、図形編集ソフ
トのデータを示すデータモデルであり、前面が正方形に
なっており、画像編集ソフトのデータの縮小画像を前面
に表示している。このように、データ種類情報に対応し
てデータモデルの形状を決定することによりデータの種
類の違いを示すことができ、図2で示したように3次元
座標空間に複数のデータを表示した場合にデータ検索の
手がかりとして用いることができる。
【0434】また、本発明の別の例として、図107な
いし図111に示すように、上記ページ印刷情報に応じ
てデータモデルの縮小画像の形状が決定され、縮小画像
の周囲に領域を付加した、所定の形状を持つようにデー
タモデルの形状が決定される。図107は、横長のペー
ジ印刷情報をもつ図形データのデータモデルであり、横
長の縮小画像の周囲に領域を付加して大きさを一定にし
てデータモデルの前面に表示している。図108は、縦
長のページ印刷情報をもつ文書データのデータモデルで
あり、縦長の縮小画像の周囲に領域を付加して大きさを
一定にしてデータモデルの前面に表示している。図10
9は、横長のページ印刷情報をもつ文書データのデータ
モデルであり、横長の縮小画像の周囲に領域を付加して
大きさを一定にしてデータモデルの前面に表示してい
る。図110は、縦長のページ印刷情報をもつ画像デー
タのデータモデルであり、縦長の縮小画像の周囲に領域
を付加して大きさを一定にしてデータモデルの前面に表
示している。図111は、横長のページ印刷情報をもつ
表計算データのデータモデルであり、横長の縮小画像の
周囲に領域を付加して大きさを一定にしてデータモデル
の前面に表示している。このように、図107ないし図
111に示すように、種々の付加情報を示しながら、デ
ータモデルの前面のサイズは、同じ大きさに揃える、す
なわち正規化することができる。
【0435】さらに、図107ないし図111の各デー
タモデルで縮小画像に付与した上記の領域に、データの
属性に対応した模様を表示している。この模様は、図1
12に示したような表示用テーブルにより、データの属
性のひとつである、データの作成者に対応させている。
なお、上記領域に表示する場合、模様の代りに、データ
の属性に対応した色を用いてもよい。また、図113に
示したように、図107ないし図111では用いていな
い、データモデルの上面や横面に対しても、前面とは異
なる模様や色の組み合わせを用いて、作成者以外のデー
タ属性に対応した模様を表示してもよい。
【0436】このように、データのページ印刷情報に対
応して縮小画像の形状を決定することにより、データが
有する、ページの使用の仕方に関する情報を示すことが
でき、さらに、縮小画像の周りの領域に、作成者に対応
した模様や色を表示することで、一見して作成者の区別
ができ、図2で示したように3次元座標空間に複数のデ
ータを表示した場合にデータ検索の手がかりとして用い
ることができる。また、データモデルの前面の形状を正
規化したことで、各データモデルを3次元座標空間に配
置しやすくなる。
【0437】また、本発明に含まれない参考の別の例と
して、図114および図115に示すように、データモ
デルの裏面にデータの各種属性が表示される。図114
は、前面に文書データの縮小画像を表示したものであ
る。図115は、同じデータモデルを後ろ側から見た場
合で、後面には文書データの各種属性情報を表示してい
る。このように、裏面を有効に用いてデータの属性を詳
細に表示する。この裏面の情報は、視点を移動させて全
データモデルの裏面が見える位置まで視点を移動させる
ことによって見ることができる。また、所望のデータを
ユーザがポインティングデバイスで指定することによ
り、該データモデルのみが裏返るようにしてもよい。
【0438】また、本発明に含まれない参考の別の例と
して、図116ないし図118に示すように、データモ
デルの前面にユーザによってメモやコメントが入力され
る。図116は、前面に文書データの縮小画像を表示
し、さらに、入力されたメモ「昨年のデータ資料部より
人手」を重ね書きして表示している。図117は、文書
データの縮小画像を表示し、さらに、入力されたメモ
「要修正」を重ね書きして表示している。図118は、
画像データの縮小画像を表示し、さらに、入力されたメ
モ「東側より」を重ね書きして表示している。
【0439】また、本発明に含まれない参考の別の例と
して、図119に示すように、データモデルの各面にユ
ーザによって入力された手書きデータが、入力された通
りにそのまま表示される。このため、文書データの縮小
画像を表示し、さらに、入力されたメモ「要修正」、
「5月10日」を重ね書きして表示している。「5月1
0日」は手書きデータであり、ユーザによって前面だけ
でなく上面や側面にも入力されており、そのまま表示さ
れている。このように、ユーザによってメモやコメント
を入力し、入力したメモをデータモデル上に同時に表示
することにより、図2で示したように3次元座標空間に
複数のデータを表示した場合にデータ検索の手がかりと
して用いることができる。また、表示入力一体型の手書
き入力手段により、データモデル上に上書きする形で手
書きデータを書き込むことにより、データ検索途中や一
覧中に簡単にメモやコメントがつけられる。
【0440】なお、前面には入力せず、前面以外の面に
手書きで重ね書きした場合は、ユーザが自由度の高い迅
速な入力が可能な手書き入力により容易に所望のデータ
を追加してデータの情報量を増やすことができ、必要な
情報を得やすくする一方で、ユーザの入力による重ね書
きのされていない前面を見ることによりデータの内容の
全貌をユーザが簡単に把握することができる。
【0441】本実施の形態では、上記のような表示を行
うために、カレンダーモデルおよび分類モデルはいずれ
も、実施の形態1と同様の構成のテーブルを有してい
る。一方、データモデルは、本実施の形態では図120
に示すようなテーブルを有する点が実施の形態1とは異
なっている。
【0442】すなわち、図120に示すように、データ
モデルを表示するためのデータ表示用テーブルに、デー
タモデル生成部103において使用される各データ(デ
ータA、データB)に関する情報が格納される。それに
加えて、データモデル選択部130において使用される
データモデルの選択判定やデータモデルの選択状態が格
納される。また、データ識別子、データの作成日時、デ
ータの大きさを表わすモデルの厚さ倍率、データ形式、
データの内容を示す縮小画像データヘのポインタ、その
データが属している分類に関する識別子(複数可)、デ
ータモデルの中心の3次元座標空間における位置の座
標、データを表示・編集するためのアプリケーション処
理部へのポインタ、タイトル名、ページ印刷情報、デー
タの作成者名、ユーザの付加できる付加情報、およびデ
ータモデルの選択フラグからなっている。また、ユーザ
がデータモデル上に入力した手書き情報も、このテーブ
ルに格納される。
【0443】本実施の形態では、上記のような表示を行
うために、カレンダーモデルおよび分類モデルはいずれ
も、実施の形態1と同様にして生成される。一方、デー
タモデルは、本実施の形態では、図121に示したフロ
ーチャートに従って生成される。
【0444】すなわち、まず、データベース管理部10
1より、指定された期間と分類とに該当するデータの識
別子を取り込み、データ特徴検出部102に入力する
(S601)。データ特徴検出部102では、得られた
データ識別子より、データの作成日時、サイズ、データ
形式、縮小画像へのポインタ、データ区分、アプリケー
ション処理部へのポインタ、タイトル名、ページ印刷情
報、作成者名、付加情報、選択フラグを検出し(S60
2)、データモデル生成部103に入力する。データモ
デル生成部103では、データのサイズを基に、属性に
応じた厚み倍率を算出する(S603)。例えば、文書
データであればぺ一ジ数に応じて厚み倍率を算出する。
【0445】次に、直方体のデータモデルを生成する
(S604)。次に、縮小画像、ページ印刷情報、作成
者名、付加情報を用いて、データモデル前面に描画する
画像を生成し(S605)、データモデル前面に対して
テクスチャーマッピングで描画を行う(S606)。な
お、選択フラグが選択状態の場合には、例えば画像を反
転して描画を行うことによりハイライト表示を行う。他
の面においてもハイライト表示してもよい。次に、タイ
トル名を用いてデータモデル上面に描画する画像を生成
し(S607)、データモデル上面に対してテクスチャ
ーマッピングで描画を行う(S608)。次に、タイト
ル名を用いて、データモデル左面、右面に描画する画像
を生成し(S609)、データモデル左面、右面に対し
てテクスチャーマッピングで描画を行う(S610)。
次に、各種属性として、例えば、データ区分、、作成
者、作成日時、更新日、バージョン番号、サイズ、ぺ一
ジ数を用いて、データモデル後面に描画する画像を生成
し(S611)、データモデル後面に対してテクスチャ
ーマッピングで描画を行う(S612)。
【0446】次に、取得した全てのデータモデル識別子
からデータモデルが生成されたかどうかを検査し(S6
13)、生成されたデータモデルの3次元表示用のデー
タがデータモデル配置部106に入力される(S61
4)。
【0447】次に、データモデルの各面用画像の生成処
理を説明する。
【0448】図122および図123は、データモデル
前面用画像の生成処理を説明する図である。まず、デー
タモデル前面の幅Wdと高さHdと同サイズの画像描画
領域を設定し、データモデル前面の左下を原点とした2
次元座標系を設定する(S701)。次に、定数の設定
を行う(S702)。例えば、画像描画領域からのマー
ジンの最小値をM、縦長縮小画像の縦横比を3:2、横
長縮小画像の縦横比を2:3とする。次に、対象となる
データモデルのページ印刷情報が横長か縦長かの判定を
行う(S703)。
【0449】次に、ページ印刷情報に応じてあらかじめ
定められた縦横比を用いて縮小画像描画領域の単位長さ
を算出する。
【0450】例えば、対象となるデータモデルのページ
印刷情報が横長の場合には、単位長さをDsとすると、
縮小画像描画領域の幅は3Ds、高さは2Dsとなる。
単位長さDsは(Wd−2M)/3と(Hd−2M)/
2のより小さい値を用いることで、少なくともマージン
Mの間隔をあけて縮小画像領域を設定することができ
る。したがって、(Wd−2M)/3<(Hd−2M)
/2の判定を行い(S705)、この不等式が成り立つ
場合はDs=(Wd−2M)/3を設定する(S70
8)。またこの不等式が成り立たない場合にはDs=
(Hd−2M)/2を設定する(S709)。次に、デ
ータモデル前面の左下を原点とする2次元座標系で、
(Wd/2−3Ds/2,Hd/2−Ds)、(Wd/
2+3Ds/2,Hd/2−Ds)、(Wd/2−3D
s/2,Hd/2+Ds)、(Wd/2+3Ds/2,
Hd/2+Ds)を頂点とする縮小画像領域の座標値を
算出する(S710)。
【0451】これに対して、対象となるデータモデルの
ページ印刷情報が縦長の場合には、縮小画像領域の幅は
2Ds、高さは3Dsとなり、単位長さDsは(Wd−
2M)/2と(Hd−2M)/3のうちでより小さい値
を用いることで、少なくともマージンMの間隔をあけて
縮小画像領域を設定することができる。したがって、
(Wd−2M)/2<(Hd−2M)/3の判定を行い
(S704)、この不等式が成立する場合にはDs=
(Wd−2M)/2を設定する(S707)。この不等
式が成立しない場合にはDs=(Hd−2M)/3を設
定する(S706)。次に、(Wd/2−Ds,Hd/
2−3Ds/2)、(Wd/2+Ds,Hd/2−3D
s/2)、(Wd/2−Ds,Hd/2+3Ds/
2)、(Wd/2+Ds,Hd/2+3Ds/2)を頂
点とする縮小画像領域の座標値を算出する(S71
0)。
【0452】次に、算出された縮小画像描画領域に縮小
画像を描画して描画用画像を生成する(S711)。
【0453】次に、図112に示したテーブルを用い
て、作成者名に対応する模様画像を取得し(S71
2)、縮小画像描画領域を除く描画領域内に模様画像を
描画して埋め尽くす(S713)。
【0454】次に、付加情報が、コード文字列か、手書
き文字かを判定する(S714)。なお、ここでは、説
明の便宜上、手書き文字は文字だけでなく線画像も広く
含むとする。コード文字列の場合には、該当する文字コ
ード、文字の大きさ、文字列方向として横方向、描画領
域の幅Wdおよび高さHdを用いて、あらかじめ用意し
たベクトルフォントデータを展開して、描画領域内にお
さまる文字列画像を生成する(S715)。手書き文字
の場合は、ストロークの各座標値を所定の線でつないで
手書き文字画像を生成する(S716)。次に、描画領
域に既に描画された縮小画像や模様画像と重ねあわせて
描画して、データモデル前面用画像を生成する(S71
7)。S714からS717までの処理を全ての付加情
報に関して行ったかどうか判定を行い(S718)、全
て行った場合は、データモデル前面用画像の生成を終了
する。
【0455】図124は、データモデル上面用画像の生
成処理を説明する図である。まず、データモデル上面の
幅Wdと高さHuと同サイズの画像描画領域を設定する
(S801)。次に、タイトル名より、該当する文字コ
ード、文字の大きさ、文字列方向として横方向、上面描
画領域の幅Wdおよび高さHuを用いて、あらかじめ用
意したベクトルフォントデータを展開して上面描画領域
内におさまる文字列画像を生成して(S802)、処理
を終了する。
【0456】図125は、データモデル側面(右面およ
び左面)用画像の生成処理を説明する図である。まず、
データモデル側面の幅Wsと高さHdと同サイズの画像
描画領域を設定する(S811)。次に、タイトル名よ
り、該当する文字コード、文字の大きさ、文字列方向と
して縦方向、側面描画領域の幅Wsおよび高さHdを用
いて、あらかじめ用意したベクトルフォントデータを展
開して側面描画領域内におさまる文字列画像を生成して
(S812)、処理を終了する。
【0457】図126は、データモデル後面用画像の生
成処理を説明する図である。まず、データモデル後面の
幅Wdと高さHdと同サイズーの画像描画領域を設定す
る(S821)。次に、1行の高さHnを、例えば後面
描画領域の高さHdを属性の項目数Nで割った値として
設定する(S822)。次に、行数Lを1に設定する
(S823)。次に、それぞれ属性名と属性値より、該
当する文字コード、文字の大きさ、文字列方向として横
方向、後面描画領域の幅Wdおよび一行の高さHnを用
いて、あらかじめ用意したベクトルフォントデータを展
開して一行におさまる文字列画像を生成し(S82
4)、画像描画領域の第L行にあたる領域に前記1行の
文字列画像を描画する(S825)。次に、行数Lをイ
ンクリメントする(S826)。全属性の処理が終わっ
たかどうか判定を行い(S827)、終了した場合には
データモデル後面用画像の生成を終了する。
【0458】データモデルの配置処理、および、視点の
移動は、実施の形態1と同様に行う。説明は省略する。
【0459】次に、本実施の形態において、ユーザによ
って、例として手書きデータとしての情報を付加する処
理の動作を図127を用いて説明する。
【0460】まず、入力部108においてユーザによる
データ選択の指示が入力され、データ選択の指示はデー
タモデル選択部130に入力される。データモデル選択
部130では、データ選択指示を取込み(S831)、
データモデル表示用テーブルの位置座標を用いて、取込
んだデータ選択指示に該当するデータモデルの検索を行
い、選択されたデータモデルを決定する(S832)。
データモデル表示用テーブルの、選択されたデータモデ
ルのデータ識別子に該当する選択フラグを、選択状態に
設定する(S833)。次に、該当するデータモデルの
ハイライト表示、例えばデータモデルの各面の反転表示
を行う(S834)。
【0461】次に、入力部108では、ユーザによって
例えば手書きデータからなるメモが入力されると、この
手書きデータがデータ選択部130に入力され、取り込
まれる(S835)。そして、前記データ識別子の付加
情報としてデータベース管理部101に入力され、デー
タベースおよびデータモデル表示用テーブルに登録され
る(S836)。データベースに登録後、データモデル
を再表示(S837)し、処理を終了する。
【0462】なお、入力されるメモは手書き文字に限ら
れず、コード文字列であってもよい。
【0463】以上述べたように、本実施の形態に係るデ
ータの表示方法では、データベースに格納されているデ
ータを、データの作成日時を表す軸とデータの分類を表
す軸とで構成される3次元座標空間上に配置して表示
し、しかも、内容を縮小画像で表示し、各種属性に応じ
て個々のデータの形状を決定して表示するので、ユーザ
は一目で個々のデータを把握できるとともに、各データ
の時間的関係を直観的に把握できる。
【0464】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータ表示装置
は、2次元の画面の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想
的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3次元座標空
間内でデータを表示するデータ表示装置において、上記
データの内容を縮小画像として生成する手段と、上記空
間内のX軸とZ軸に、上記各データの属性をそれぞれ設
する手段と、上記各データの上記属性の値に対応する
X座標およびZ座標を有する位置に、上記縮小画像を表
示することにより各データの内容を上記画面に一覧表示
する手段と、上記空間内のどの部分をどの角度から見た
画像を画面に表示させるかを表す、上記空間内に連続的
に入力された視点に基づき、その視点の上記空間内の軌
跡を、画面内の上記縮小画像の表示に重ねて表示する手
段とを備えた構成である
【0465】それゆえ、ユーザが必要に応じてデータを
検索した場合等に、個々のデータの内容を一見して把握
できると同時に、そのデータの時間的・分類的等の位置
付けを直観的に把握することが可能になるので、データ
の管理やユーザが必要とする情報の検索を容易に行える
という効果を奏する。
【0466】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記視点の移動の軌跡に沿って、新しい視点で
の表示から、古い視点での表示へと、順次、画面が移り
変わっていくように表示する構成である
【0467】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0468】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、指定されたデータを画面内の正面の位置で表示
する構成である
【0469】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0470】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、視点との距離が所定の値以下である画像は非可
視とし、画面上に表示しない構成である
【0471】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0472】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、可視/非可視間の変更時に半透明にする構成で
ある
【0473】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0474】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、画像を消去するときには、画像が画面内で倒れ
る表示を行い、画像を出現させるときには、画像が画面
内で立ち上がる表示を行う構成である
【0475】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0476】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、画像を消去するときには、画像が画面内から画
面外へと水平方向に移動する表示を行い、画像を出現さ
せるときには、画像が画面外から画面内へと水平方向に
移動する表示を行う構成である
【0477】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0478】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、複数ページを有するデータと視点との距離が所
定値以下であるか否かを判定し、上記所定値以下である
ときは、その複数ページを画面に表示する構成である
【0479】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0480】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記複数のページを順次表示する構成である
【0481】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0482】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、ページの指定に基づき、上記複数のページのう
ちの指定されたページを画面に表示する構成である
【0483】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0484】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記空間内の部分空間におけるデータの密度を
計り、データが密か疎かを判定し、密である部分空間で
は、その部分空間に存在する全てのデータの画像を表示
する代わりに、データが密集していることを表すための
画像としてのグループ図形を表示する構成である
【0485】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0486】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、各画像が視点の方に向いた表示となるよう、各
画像の表示面を上記空間内で視点に向かって回転させる
構成である
【0487】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0488】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記データの内容を縮
小画像として生成する手段と、上記空間内のX軸とZ軸
に、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段と、上
記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ座
標を有する位置に、上記縮小画像を表示することにより
各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、検索
に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に明確
に区別できるよう、各データの表示形態を異ならせる
段を備えたように構成することもできる
【0489】それゆえ、データの管理やユーザが必要と
する情報の検索をより一層容易に行えるという効果を奏
する。
【0490】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方のみを上記空間内に表示するように構成するこ
ともできる
【0491】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0492】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方を、上記空間の縦方向へ平行移動させる構成で
ある
【0493】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0494】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方を、上記空間の横方向へ平行移動させる構成で
ある
【0495】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0496】本発明のデータ表示装置は、上記構成
おいて、検索適合データの画像と検索不適合データの画
像との境界に、半透明の空間分割板を表示する構成であ
【0497】それゆえ、上記構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0498】本発明のデータ表示装置は、上記構成
加えて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の画像を囲む、半透明の立体を表示する構成で
ある
【0499】それゆえ、上記構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0500】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の大きさを変更する構成である
【0501】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0502】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の明度を変更する構成である
【0503】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0504】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の透明度を変更する構成である
【0505】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0506】本発明のデータ表示装置は、上記構成
おいて、検索適合データまたは検索不適合データのいず
れか一方の表示状態の変化の程度を徐々に増大させてい
き、最終的にはその変化により画像が表示されない程度
にまで増大させる構成である
【0507】それゆえ、上記構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0508】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記データの内容を縮
小画像として生成する手段と、上記空間内のX軸とZ軸
に、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段と、X
軸およびZ軸の表す2つの属性の値がそれぞれ同一であ
る複数のデータが存在しないときは、上記データの各属
性の値に対応するX座標およびZ座標を有する位置に、
上記縮小画像を表示する手段と、X軸およびZ軸の表す
2つの属性の値がそれぞれ同一である複数のデータが存
在するときは、上記データの各属性の値に対応するX座
標およびZ座標を有する位置に、この位置には複数のデ
ータが存在することを表す画像を表示するように構成す
ることもできる
【0509】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記データの内容を縮
小画像として生成する手段と、上記空間内のX軸とZ軸
とに、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段と、
X軸およびZ軸の表す2つの属性の値がそれぞれ同一で
ある複数のデータを、該複数のデータを識別するタブを
データごとの側面に配置した表示形態のデータモデルに
て表示する手段とを備えた構成である
【0510】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
加えて、上記タブの一つが選択されると、そのタブに対
応するデータを、上記データモデルの前面に切り替えて
表示する構成である
【0511】それゆえ、データの管理やユーザが必要と
する情報の検索を容易に行えるという効果を奏する。
【0512】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記2つの属性の値がそれぞれ同一である複数
のデータを、それぞれ、上記平面内の該当する所定位置
の近傍の位置であって、上記空間内の異なる位置に並べ
て配置するように表示するように構成することもでき
【0513】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0514】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、2つの属性の値がそれぞれ同一である複数のデ
ータを、それぞれ、上記2つの属性とは別の、指定され
た属性に基づく順序に従って並べて配置表示する構成で
ある
【0515】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0516】本発明のデータ表示装置は、2次元の画面
の横方向のX軸と縦方向のY軸と仮想的な奥行き方向の
Z軸とを有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表
示するデータ表示装置において、上記空間内のX軸とZ
軸とに、上記各データの属性をそれぞれ設定する手段
、上記空間内に、XY平面に平行な前面と、前面とは
別の属性情報表示用面とを持つ多面体を生成する手段
、上記多面体のそれぞれの前面に、上記各データの内
容を縮小画像として表示する手段と、上記各データの上
記属性の値に対応するX座標およびZ座標を有する位置
に、上記該当する多面体を配置することにより、各デー
タの内容を上記画面に一覧表示する手段と、上記多面体
の属性情報表示用面に、上記データについての上記2つ
の属性とは別の属性の値を上記データの各種属性情報と
して表示する手段を備えたように構成することもでき
【0517】それゆえ、データの管理やユーザが必要と
する情報の検索を容易に行えるという効果を奏する。
【0518】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体に、画面の隅方向を向いた所定の厚
みを有する上記属性情報表示用面としての側面を設け、
その側面の厚みを、上記データのページ情報に応じて設
定するとともに、その側面に、上記各種属性情報を表示
するように構成することもできる
【0519】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0520】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体の形状を、上記データの印刷時の形
状を表すページ印刷情報に応じて設定する構成である
【0521】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0522】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体の形状を、上記データを取り扱うコ
ンピュータプログラムの種類に応じて設定するように構
成することもできる
【0523】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0524】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体の前面を、データ内容にかかわらな
い所定の形状の図形で表すとともに、その図形の内部
を、データの画像を表示する第1領域とそれ以外の第2
領域とに分け、上記第1領域の形状を、上記データの印
刷時の形状を表すページ印刷情報に対応して設定する
成である
【0525】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0526】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、第2領域に各種属性情報を表示する構成であ
【0527】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0528】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体の裏面に、各種属性情報を表示する
ように構成することもできる
【0529】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0530】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体の前面にデータ内容を表示するとと
もに、上記前面に入力されたあらかじめ定義されていな
い任意の情報を重ね書きするように構成することもでき
【0531】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【0532】本発明のデータ表示装置は、上記の構成
おいて、上記多面体の前面にデータ内容を表示するとと
もに、上記多面体の任意の面に、手書きで入力された情
報を重ね書きするように構成することもできる
【0533】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、データの管理やユーザが必要とする情報の検索をよ
り一層容易に行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の一
例の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】表示装置に表示される3次元座標空間を示す説
明図である。
【図3】空間内でユーザの視点を移動させたときの表示
状態を示す説明図である。
【図4】図3の状態を側面から見たときの表示の様子を
示す説明図である。
【図5】図3の状態を真上から見たときの表示の様子を
示す説明図である。
【図6】各種データモデルを表示するための画面情報を
示す説明図である。
【図7】各種データモデルを表示するための画面情報を
示す説明図である。
【図8】各種データモデルを表示するための画面情報を
示す説明図である。
【図9】カレンダーモデルの作成処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】分類モデルの作成処理を示すフローチャート
である。
【図11】データモデルの作成処理を示すフローチャー
トである。
【図12】データモデルの配置処理を示すフローチャー
トである。
【図13】データのアクセス処理を示すフローチャート
である。
【図14】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図15】データの構成を示す説明図である。
【図16】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】データの構成を示す説明図である。
【図18】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図19】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図20】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図21】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図22】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図23】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図24】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図25】正面から見たときの視点の軌跡を示す説明図
である。
【図26】真上から見たときの視点の軌跡を示す説明図
である。
【図27】視点の移動により変化した後の表示画面を示
す説明図である。
【図28】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図29】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図30】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図31】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図32】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図33】データ画像の透明度を変える様子を示す説明
図である。
【図34】データ画像の可視化・非可視化動作を示す説
明図である。
【図35】データ画像の可視化・非可視化動作を示す説
明図である。
【図36】データ画像の可視化・非可視化動作を示す説
明図である。
【図37】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図38】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図39】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図40】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図41】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図42】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図43】複数ページから構成されるデータの表示図形
の例を示す説明図である。
【図44】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図45】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図46】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図47】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図48】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図49】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図50】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図51】データの表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図52】データモデルの回転前の様子を示す説明図で
ある。
【図53】データモデルの回転後の様子を示す説明図で
ある。
【図54】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図55】空間表示情報テーブルを示す説明図である。
【図56】データ表示情報テーブルを示す説明図であ
る。
【図57】視点情報テーブルを示す説明図である。
【図58】空間管理部での処理を示すフローチャートで
ある。
【図59】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図60】データモデル生成部での処理を示すフローチ
ャートである。
【図61】データモデル生成部で生成されるデータモデ
ルの構成を示す斜視図である。
【図62】データモデル配置部での処理を示すフローチ
ャートである。
【図63】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図64】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータ表示情報テーブルを示す説
明図である。
【図65】データモデル配置部での処理を示すフローチ
ャートである。
【図66】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図67】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータモデル配置部での処理を示
すフローチャートである。
【図68】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図69】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例における空間生成部での処理を示すフロー
チャートである。
【図70】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図71】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータモデル生成部での処理を示
すフローチャートである。
【図72】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図73】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータモデル生成部での処理を示
すフローチャートである。
【図74】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図75】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータモデル生成部での処理を示
すフローチャートである。
【図76】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図77】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータモデル配置部と表示部とで
の処理を示すフローチャートである。
【図78】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図79】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例におけるデータモデル配置部と表示部とで
の処理を示すフローチャートである。
【図80】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図81】本発明の参考としてのデータの表示方法に係
る表示装置の例におけるデータモデル配置部と表示部
とでの処理を示すフローチャートである。
【図82】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例における概略の構成を示すブロック図であ
る。
【図83】属性を選択するためのダイアログウィンドウ
の構成を示す説明図である。
【図84】分類モデルを表示するための情報の構成を示
す説明図である。
【図85】データモデルを表示するための情報の構成を
示す説明図である。
【図86】分類属性にデータの作成者を選択したときに
表示装置に表示される3次元座標空間を示す説明図であ
る。
【図87】モデル生成処理テーブルを示す説明図であ
る。
【図88】各モデルを生成配置する処理を示すフローチ
ャートである。
【図89】同一座標に複数のデータモデルが配置されて
いるかを判定するためのデータの構造を示す説明図であ
る。
【図90】データモデル配置処理を示すフローチャート
である。
【図91】本発明の参考としてのデータの表示方法に係
る他の例における表示装置に表示される3次元座標空間
を示す説明図である。
【図92】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図93】表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図94】データモデル配置処理を示すフローチャート
である。
【図95】本発明のデータの表示方法に係るさらに他の
例における表示装置に表示される3次元座標空間を示す
説明図である。
【図96】グループデータモデルの作成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図97】本発明のデータの表示方法に係る表示装置の
さらに他の例の概略の構成を示すブロック図である。
【図98】データモデルの例を示す説明図である。
【図99】データモデルの例を示す説明図である。
【図100】データモデルの例を示す説明図である。
【図101】データモデルの例を示す説明図である。
【図102】データモデルの例を示す説明図である。
【図103】データモデルの例を示す説明図である。
【図104】データモデルの例を示す説明図である。
【図105】データモデルの例を示す説明図である。
【図106】データモデルの例を示す説明図である。
【図107】データモデルの例を示す説明図である。
【図108】データモデルの例を示す説明図である。
【図109】データモデルの例を示す説明図である。
【図110】データモデルの例を示す説明図である。
【図111】データモデルの例を示す説明図である。
【図112】データモデルを表示するための表示情報の
構成を示す説明図である。
【図113】データモデルの例を示す説明図である。
【図114】データモデルの例を示す説明図である。
【図115】データモデルの例を示す説明図である。
【図116】データモデルの例を示す説明図である。
【図117】データモデルの例を示す説明図である。
【図118】データモデルの例を示す説明図である。
【図119】データモデルの例を示す説明図である。
【図120】各種データモデルを表示するための画面情
報を示す説明図である。
【図121】データモデルの生成処理を示すフローチャ
ートである。
【図122】データモデル前面用画像の生成処理を示す
フローチャートである。
【図123】データモデル前面用画像の生成処理を示す
フローチャートである。
【図124】データモデル上面用画像の生成処理を示す
フローチャートである。
【図125】データモデル側面用画像の生成処理を示す
フローチャートである。
【図126】データモデル後面用画像の生成処理を示す
フローチャートである。
【図127】情報付加処理を示すフローチャートであ
る。
【図128】表示装置に表示される3次元座標空間を示
す説明図である。
【図129】表示装置に表示される3次元座標空間を示
す説明図である。
【符号の説明】
21 データ記憶メモリ 22 座標生成部 23 図形生成部 24 3次元座標メモリ 25 図形メモリ 26 表示画像生成部 27 ディスプレイ装置 31 ユーザI/F 32 視点決定部 33 外部入力装置 34 ポインティングデバイス 35 入力検知部 36 軌跡メモリ 37 データ指定検知部 38 可視非可視決定部 39 ページ構成解析部 40 ページ指定部 42 空間分割部 43 疎密判定部 44 グループ図形生成部 45 属性選択部 46 回転角計算部 101 データベース管理部 102 データ特徴検出部 103 データモデル生成部 104 カレンダーモデル生成部 105 分類モデル生成部 106 データモデル配置部 107 表示部 108 入力部 109 視点変更部 110 空間管理部 111 空間生成部 120 属性選択部 130 データモデル選択部 201 カレンダーモデル 202 分類モデル 203、203a、203b、203c、203d
データモデル 204 軌跡 205 明部 206 暗部 207 ページタグ 208 グループ図形 211 検索適合データモデル 212 検索不適合データモデル 213、214 空間分割プレーン(空間分割板) 215 立体 221 検索適合データモデル 222 検索不適合データモデル 231 検索適合データモデル 232 検索不適合データモデル 241 検索適合データモデル 242 検索不適合データモデル 251 検索適合データモデル 252 検索不適合データモデル 261 検索適合データモデル 262 検索不適合データモデル 271 検索適合データモデル 272 検索不適合データモデル 273 視野 281 名前 282 顔画像 290 直線 291、292、293 データモデル 294 直線 295、296、297 データモデル 298 平面 299 座標 301、302、303、304 データモデル 305 グループデータモデル 306 本体 307 タブ 401 ダイアログウィンドウ 402 ラジオボタン 404 チェックボタン 406 スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 佳正 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 小渕 保司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−63324(JP,A) 特開 平6−180661(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 17/40 G06F 3/00 G06F 17/30

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向のY
    軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3次
    元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置におい
    て、 上記データの内容を縮小画像として生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに上記各データの属性をそれ
    ぞれ設定する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記縮小画像を表示することによ
    り各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、 上記空間内のどの部分をどの角度から見た画像を画面に
    表示させるかを表す、上記空間内に連続的に入力された
    視点に基づき、その視点の上記空間内の軌跡を、画面内
    の上記縮小画像の表示に重ねて表示する手段とを備えた
    ことを特徴とするデータ表示装置
  2. 【請求項2】上記視点の移動の軌跡に沿って、新しい視
    点での表示から、古い視点での表示へと、順次、画面が
    移り変わっていくように表示することを特徴とする請求
    項1記載のデータ表示装置
  3. 【請求項3】指定されたデータを画面内の正面の位置で
    表示することを特徴とする請求項1記載のデータ表示装
  4. 【請求項4】視点との距離が所定の値以下である画像は
    非可視とし、画面上に表示しないことを特徴とする請求
    項1記載のデータ表示装置
  5. 【請求項5】可視/非可視間の変更時に半透明にするこ
    とを特徴とする請求項4記載のデータ表示装置
  6. 【請求項6】画像を消去するときには、画像が画面内で
    倒れる表示を行い、画像を出現させるときには、画像が
    画面内で立ち上がる表示を行うことを特徴とする請求項
    4記載のデータ表示装置
  7. 【請求項7】画像を消去するときには、画像が画面内か
    ら画面外へと水平方向に移動する表示を行い、画像を出
    現させるときには、画像が画面外から画面内へと水平方
    向に移動する表示を行うことを特徴とする請求項4記載
    データ表示装置
  8. 【請求項8】複数ページを有するデータと視点との距離
    が所定値以下であるか否かを判定し、 上記所定値以下であるときは、その複数ページを画面に
    表示することを特徴とする請求項1記載のデータ表示装
  9. 【請求項9】上記複数のページを順次表示することを特
    徴とする請求項8記載のデータ表示装置
  10. 【請求項10】ページの指定に基づき、上記複数のペー
    ジのうちの指定されたページを画面に表示することを特
    徴とする請求項8記載のデータ表示装置
  11. 【請求項11】上記空間内の部分空間におけるデータの
    密度を計り、 データが密か疎かを判定し、 密である部分空間では、その部分空間に存在する全ての
    データの画像を表示する代わりに、データが密集してい
    ることを表すための画像としてのグループ図形を表示す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ表示装置
  12. 【請求項12】各画像が視点の方に向いた表示となるよ
    う、各画像の表示面を上記空間内で視点に向かって回転
    させることを特徴とする請求項1記載のデータ表示装
  13. 【請求項13】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記データの内容を縮小画像として生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記縮小画像を表示することによ
    り各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、 検索に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に
    明確に区別できるよう、検索適合データまたは検索不適
    合データのいずれか一方を、上記空間の縦方向へ平行移
    動させる手段とを備えたことを特徴とするデータ表示装
    置。
  14. 【請求項14】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記データの内容を縮小画像として生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記縮小画像を表示することによ
    り各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、 検索に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に
    明確に区別できるよう、検索適合データまたは検索不適
    合データのいずれか一方を、上記空間の横方向へ平行移
    動させる手段とを備えたことを特徴とするデータ表示装
    置。
  15. 【請求項15】検索適合データの画像と検索不適合デー
    タの画像との境界に、半透明の空間分割板を表示するこ
    とを特徴とする請求項13または14記載のデータ表示
    装置。
  16. 【請求項16】検索適合データまたは検索不適合データ
    のいずれか一方の画像を囲む、半透明の立体を表示する
    ことを特徴とする請求項13または14記載のデータ表
    示装置
  17. 【請求項17】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記データの内容を縮小画像として生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記縮小画像を表示することによ
    り各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、 検索に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に
    明確に区別できるよう、検索適合データまたは検索不適
    合データのいずれか一方の大きさを変更する手段とを備
    えたことを特徴とするデータ表示装置。
  18. 【請求項18】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを 有する仮想的な3次元座標空間内でデータを表示するデ
    ータ表示装置において、上記データの内容を縮小画像と
    して生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記縮小画像を表示することによ
    り各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、 検索に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に
    明確に区別できるよう、検索適合データまたは検索不適
    合データのいずれか一方の明度を変更する手段とを備え
    たことを特徴とするデータ表示装置。
  19. 【請求項19】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記データの内容を縮小画像として生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記縮小画像を表示することによ
    り各データの内容を上記画面に一覧表示する手段と、 検索に適合するか否かに応じて、上記空間内で視覚的に
    明確に区別できるよう、検索適合データまたは検索不適
    合データのいずれか一方の透明度を変更する手段とを備
    えたことを特徴とするデータ表示装置。
  20. 【請求項20】検索適合データまたは検索不適合データ
    のいずれか一方の表示状態の変化の程度を徐々に増大さ
    せていき、最終的にはその変化により画像が表示されな
    い程度にまで増大させることを特徴とする請求項13な
    いし19のいずれかに記載のデータ表示装置。
  21. 【請求項21】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記データの内容を縮小画像として生成する手段と、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 X軸およびZ軸の表す2つの属性の値がそれぞれ同一で
    ある複数のデータを、該複数のデータを識別するタブを
    データごとの側面に配置した表示形態のデータモデルに
    て表示する手段とを備えたことを特徴とするデータ表示
    装置。
  22. 【請求項22】上記タブの一つが選択されると、そのタ
    ブに対応するデータを、上記データモデルの前面に切り
    替えて表示することを特徴とする請求項21記載のデー
    タ表示装置。
  23. 【請求項23】上記2つの属性の値がそれぞれ同一であ
    る複数のデータを、それぞれ、上記2つの属性とは別
    の、指定された属性に基づく順序に従って並べて配置表
    示するこ とを特徴とする請求項21記載のデータ表示装
    置。
  24. 【請求項24】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記空間内に、XY平面に平行な前面と、前面とは別の
    属性情報表示用面とを持つ多面体を生成する手段と、 上記多面体のそれぞれの前面に、上記各データの内容を
    縮小画像として表示する手段と、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記該当する多面体を配置するこ
    とにより、各データの内容を上記画面に一覧表示する手
    段と、 上記多面体の属性情報表示用面に、上記データについて
    の上記2つの属性とは別の属性の値を上記データの各種
    属性情報として表示する手段と、 上記多面体の形状を、上記データの印刷時の形状を表す
    ページ印刷情報に応じて設定する手段とを備えたことを
    特徴とするデータ表示装置。
  25. 【請求項25】2次元の画面の横方向のX軸と縦方向の
    Y軸と仮想的な奥行き方向のZ軸とを有する仮想的な3
    次元座標空間内でデータを表示するデータ表示装置にお
    いて、 上記空間内のX軸とZ軸とに、上記各データの属性をそ
    れぞれ設定する手段と、 上記空間内に、XY平面に平行な前面と、前面とは別の
    属性情報表示用面とを持つ多面体を生成する手段と、 上記多面体のそれぞれの前面に、上記各データの内容を
    縮小画像として表示し、 上記各データの上記属性の値に対応するX座標およびZ
    座標を有する位置に、上記該当する多面体を配置するこ
    とにより、各データの内容を上記画面に一覧表示する手
    段と、 上記多面体の属性情報表示用面に、上記データについて
    の上記2つの属性とは別の属性の値を上記データの各種
    属性情報として表示する手段と、 上記多面体の前面を、データ内容にかかわらない所定の
    形状の図形で表すとともに、その図形の内部を、データ
    の画像を表示する第1領域とそれ以外の第2領域とに分
    け、上記第1領域の形状を、上記データの印刷時の形状
    を表すページ印刷情報に対応して設定する手段とを備え
    たことを特徴とするデータ表示装置。
  26. 【請求項26】第2領域に各種属性情報を表示すること
    を特徴とする請求項25記載のデータ表示装置。
  27. 【請求項27】コンピュータを請求項1ないし26のい
    ずれかに記載のデータ表示装置における各手段として機
    能させるためのデータ表示プログラムを記録したことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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