JP3475871B2 - ゲート装置 - Google Patents

ゲート装置

Info

Publication number
JP3475871B2
JP3475871B2 JP27597099A JP27597099A JP3475871B2 JP 3475871 B2 JP3475871 B2 JP 3475871B2 JP 27597099 A JP27597099 A JP 27597099A JP 27597099 A JP27597099 A JP 27597099A JP 3475871 B2 JP3475871 B2 JP 3475871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
sprocket
sprockets
gate device
door portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27597099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001098859A (ja
Inventor
茂 大柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP27597099A priority Critical patent/JP3475871B2/ja
Publication of JP2001098859A publication Critical patent/JP2001098859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475871B2 publication Critical patent/JP3475871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gates (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉部を移動させる
ことにより開閉するゲート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車設備の入出庫口には、開閉可
能なゲート装置が設置されている。このゲート装置は、
当該駐車設備を利用する車両が入出庫する時にのみ開放
するが、それ以外の時には常に閉鎖している。それによ
り、このゲート装置は、人が駐車設備内に立ち入ること
を防いでいる。
【0003】図9は、従来技術による扉昇降式のゲート
装置60を示す正面図である。このゲート装置60は、
設置面に対して垂直に配置された左フレーム61及び右
フレーム62,並びに,これらの上端に配置された上フ
レーム63を、備えている。
【0004】上記各フレーム61,62,63により形
成された空間には、図示せぬ駆動装置により昇降可能な
扉64が配置されている。この扉は、図中実線で示され
た閉鎖位置に配置された場合、人や車両が当該駐車設備
内に侵入することを防止する。また、この扉は、図中二
点鎖線で示された開放位置に配置された場合、当該扉の
下端から設置面までの間に車両が通過可能な高さh1が
確保される。
【0005】なお、車両が通過可能な高さh1と、扉6
4の高さh2と、駆動装置を設置するための高さh3と
の合計が、当該ゲート装置を設置するために最低限必要
な高さとなる。
【0006】図10は、従来技術によるシャッタ式のゲ
ート装置70を示す説明図である。このゲート装置70
は、設置面に対して垂直に配置された左右一対のガイド
レール71,72,及び,各ガイドレール71,72の
上端に配置されたケース73を、備えている。このケー
ス73内には、図示せぬ駆動装置により回転可能なシャ
フト74が格納されている。そして、このシャフト74
には、シャッタ75の上端が固定されている。
【0007】シャッタ75は、複数の長尺状のスラット
75aによりなる。各スラット75aは、その長手方向
の縁辺部同士が噛み合わされた状態で接合されており、
相隣接する各スラット75a同士は、互いに所定の角度
範囲内において回転変位可能である。このため、シャッ
タ75は、その各スラット75a自体に可撓性はないも
のの、全体として可撓性を有する。なお、シャッタ75
の両端は、夫々、各ガイドレール71,72に案内され
ている。
【0008】そして、シャフト74が所定の巻き取り方
向に回転することにより、シャッタ75は、シャフト7
4に巻き取られてゆき、シャッタ75下端と設置面との
間に車両が通過可能な空間が確保される。また、シャフ
ト74が、巻き取り方向と逆方向に回転することによ
り、シャッタ75下端は下降してゆき、両ガイドレール
71,72とケース73とによりなる空間は、シャッタ
75により閉鎖される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
扉昇降式のゲート装置60では、設置のために、車両が
通過可能な高さh1,及び,駆動装置を設置するための
高さh3だけでなく、扉64の高さh2を確保しておか
なければならない。このため、ゲート装置60設置のた
めに高さ方向に広いスペースが必要になってしまう。
【0010】また、上記のシャッタ式のゲート装置70
では、シャッタ75の各スラット75a同士が噛み合わ
された状態で接合されている。このため、シャッタ75
の開閉時に各スラット同士の接合部分に起因する騒音が
大きくなってしまう。そのうえ、シャッタ75の開閉速
度を上げることができないという問題がある。
【0011】そこで、設置に要するスペースが小さく、
かつ、騒音も発生しないゲート装置を提供することを、
本発明の課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるゲート装置
は、上記課題を解決するために、以下のような構成を採
用した。
【0013】即ち、請求項1記載の発明は、所定の設置
面近傍に、互いに中心軸を一致させるとともに所定の間
隔をあけて配置された一対の第1のスプロケットと、こ
れら各第1のスプロケットの上方に、該第1のスプロケ
ットと夫々同一面内に配置されるとともに、互いに中心
軸を一致させるように配置された一対の第2のスプロケ
ットと、前記各第1のスプロケットと各第2のスプロケ
ット夫々設置された平面内において前記各第2の
プロケットの側方に配置されるとともに、互いに中心軸
を一致させるように配置された一対の第3のスプロケッ
と、前記各平面内において、前記各第2のスプロケッ
ト及び前記各第3のスプロケットよりも下方に、前記各
第2のスプロケットに対して前記各第3のスプロケット
側に近接させて配置された一対の第4のスプロケット
と、一方の同一面内に配置された前記各スプロケット
及び,他方の同一面内に配置された前記各スプロケット
に対して、夫々掛け回されることにより、所定の逆L字
形状の無限軌道を形成する一対のチェーンと、長尺状に
形成されているとともに、その両端部が前記チェーン
中の1コマ対して夫々固定されている複数の扉片より
り、それら扉片が、互いに並行に所定の間隙を空けて
前記各チェーンの所定の範囲に配置されている扉部と、
前記扉部が、その下端を前記設置面に近接させた閉鎖位
置,又は,その下端を所定の高さに配置させることによ
って前記扉片の幾つか前記第2のスプロケットと前記
第3のスプロケットとの間に位置させた開放位置をとる
ように、前記スプロケットを回転させて前記各チェーン
をその無限軌道内において移動させる駆動手段とを、備
えたことを特徴とする。
【0014】このように構成されると、駆動手段がスプ
ロケットを回転させることにより、各チェーンは自身の
無限軌道上を夫々移動する。すると、扉部は、閉鎖位置
から開放位置へ,又は,開放位置から閉鎖位置へと移動
する。そして、扉部は、閉鎖位置にある場合、一枚の板
状部材に近似した形状になるが、開放位置にある場合、
第2のスプロケットに沿って湾曲した状態になり、上方
において格納されることになる。
【0015】
【0016】なお、前記各スプロケットは、一対のフレ
ームによって夫々軸支されてもよい。また、前記扉部の
各側端近傍に配置され、該扉部を案内するガイド部が、
設けられてもよい。さらに、中心軸を互いに一致させた
前記一対のスプロケット同士を連結させる連結軸が、設
けられてもよい。
【0017】また、チェーン、スプロケットに限らず、
ワイヤ、プーリであってもよい。さらに、前記扉部にお
ける相隣接する各扉片同士の間隙が弾性体により封止さ
れることとしてもよい。
【0018】また、当該装置近傍に人や物体が接近した
場合に、その接近を検出するセンサと、前記駆動手段に
前記扉部を駆動させるとともに、この扉部の駆動中に前
記センサが人や物体の接近を検出した場合に、前記駆動
手段による駆動を中止させる制御部が、設けられてもよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。本実施形態によるゲート装置10
は、例えば駐車設備の入出庫口に配置されている。図1
は、本実施形態によるゲート装置10を示す正面図であ
る。また、図2は、図1のII−II線に沿った断面
図、図3は、図1のIII−III線に沿った断面図、
図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図を、夫々示
している。
【0020】これらの図に示されるように、ゲート装置
10は、設置面Pに対して夫々垂直に配置された左フレ
ーム11及び右フレーム12,並びに,これら各フレー
ム11,12の上部に配置された上フレーム13を、備
えている。
【0021】左フレーム11及び右フレーム12は、夫
々、長尺の角柱形状を有しているが、その上部において
図1の紙面奥行き方向(駐車設備内部側)に矩形状に突
出している。このため、図2に示されるように、これら
各フレーム11,12は、側面視によると逆L字形状に
なっている。なお、両フレーム11,12間には、車両
が通過可能な幅が確保されている。
【0022】また、図2及び図4に示されるように、各
フレーム11,12内には、長尺状の扁平な角筒状に形
成された支持部材111,121が、夫々格納されてい
る。各支持部材111,121は、夫々、各フレーム1
1,12に対して固定されているとともに、当該ゲート
装置10の設置場所における壁面Wに対して複数の固定
部材Fにより固定されている。なお、各支持部材11
1,121は、後述する各スプロケット15〜18を取
り付けるために設けられている。
【0023】上フレーム13は、長尺の角柱形状を有し
ており、その一端が左フレーム11の上部に固定される
とともに、その他端が右フレーム12の上部に固定され
ることにより、設置面Pに対して平行に配置されてい
る。なお、上フレーム13の下端と設置面Pとの間に
は、車両が通過可能な高さH1があけられている。
【0024】また、図1に示されるように、これら各フ
レーム11,12,13により形成される矩形状の空間
には、開閉可能な矩形状の扉部14が、配置されてい
る。なお、図4に示されるように、左フレーム11及び
右フレーム12の相対向する各面には、スリットS,S
が夫々形成されている。そして、扉部14は、その左端
が左フレーム11のスリットS内に挿通され、その右端
が右フレーム12のスリットS内に挿通された状態で、
両フレーム11,12間に差し渡されている。なお、後
において説明するが、扉部14は、図1に示された閉鎖
状態において、設置面から所定の高さまでを覆うことに
なる。この所定の高さとは、人の侵入を防ぐことができ
る高さである。
【0025】さらに、ゲート装置10は、各フレーム1
1,12毎に夫々設けられた第1〜第4のスプロケット
(回転案内部)15〜18,チェーン(可撓索)19,
モータ20,及び減速機21を、備えている。
【0026】まず、図2に示される左フレーム11内の
構成について説明する。各スプロケット15〜18は、
左フレーム11内において、当該左フレーム11の側面
(図2における紙面)と平行な所定の平面内に、夫々配
置されている。
【0027】そして、第1のスプロケット15は、フレ
ーム11内における下部に、配置されている。また、第
2のスプロケット16は、フレーム11内における上部
の第1のスプロケット15直上に配置されている。さら
に、第3のスプロケット17は、第2のスプロケット1
6の奥側(図2における左側)に配置されている。ま
た、第4のスプロケット18は、第2のスプロケット1
6及び第3のスプロケット17の下方において、第2の
スプロケット16に近接した位置に、配置されている。
【0028】チェーン19は、所定の逆L字形状の周辺
に沿うように、各スプロケット15〜18に対して掛け
回されている。なお、第1のスプロケット15は、チェ
ーン19の伸びを調整するために、上下方向における所
定の範囲内において変位可能になっている。
【0029】そして、図2に示されるように、左フレー
ム11は、各スプロケット15〜18及びチェーン19
を覆う側断面逆L字状の外形を、有している。
【0030】一方、右フレーム12内の構成も、この左
フレーム11内の構成と同様である。なお、左フレーム
11内,及び右フレーム12内において、対応する両ス
プロケット15,15;16,16;17,17;1
8,18同士は、夫々同軸に配置されている。また、右
フレーム12も、各スプロケット15〜18及びチェー
ン19を覆う側断面逆L字状の外形を、有している。な
お、各フレーム11,12の外形は、夫々、側断面逆L
字状に限らず、側断面長方形状等であってもよい。
【0031】各スプロケット15〜18は、各フレーム
11,12内における支持部材111,121に対し
て、回転可能に取り付けられている。図5は、図4にお
ける右フレーム12周辺の拡大図である。まず、この図
5を参照して、右フレーム12内における第1のスプロ
ケット15の支持部材121に対する取付方式について
説明する。
【0032】この第1のスプロケット15は、支持部材
121に固定されたブラケットBに軸支されている。こ
のブラケットBは、支持部材121における壁面Wと反
対側の側面(図5の左側の側面)に固定されるととも
に、所定の取付軸を突出させている。スプロケット15
は、このブラケットBの取付軸に対してベアリングRを
介して回転可能に取り付けられている。また、支持部材
121の図5における上側の面には、振れ止め部材12
2が固定されている。この振れ止め部材122は、スプ
ロケット15からチェーン19が外れることがないよう
に、チェーン19に対して所定の間隙をあけて対向配置
されている。
【0033】なお、第3のスプロケット17及び第4の
スプロケット18も、上記第1のスプロケット15とほ
ぼ同様に取り付けられている。但し、第2のスプロケッ
ト16は、駆動スプロケットであり、以下に示すように
減速機21の出力軸に取り付けられている。
【0034】ここで、モータ20,減速機21,及びス
プロケット16について、さらに説明する。図3に示さ
れるように、駆動手段としての各モータ20及び減速機
21は、左フレーム11の上部内に格納されているとと
もに、右フレーム12の上部内にも格納されている。減
速機21は、その内部に図示せぬ複数のギアを有し、モ
ータ20に連結されている。そして、この減速機21
は、モータ20の回転運動を減速させるように伝達し
て、その出力軸をより低速かつ高トルクで回転させる。
また、減速機21の出力軸には、スプロケット16が取
り付けられている。このため、モータ20が正逆方向に
回転することにより、スプロケット16も正逆方向に回
転する。
【0035】なお、左フレーム11内の第3のスプロケ
ット17と、右フレーム12内の第3のスプロケット
とは、連結軸Lにより連結されている。従って、左フ
レーム11内の各スプロケット15〜18及びチェーン
19は、右フレーム12内の各スプロケット15〜18
及びチェーン19に対して、常に同期がとれている。
【0036】チェーン19には、その所定の長さ範囲に
渡って1コマおきに、アタッチメント191が取り付け
られている。図5に示されるように、各アタッチメント
191は、断面略L字状の板状部材であり、その広い方
の端片の内面をチェーン19に対向させるとともに、そ
の狭い方の端片が図5における左側に配置されるよう
に、チェーン19における対応するコマに夫々固定され
ている。
【0037】また、支持部材121には、アタッチメン
ト191の壁面W側の端部が通過する位置に対応させて
溝が形成されたガイド部123が取り付けられている。
このガイド部123は、アタッチメント191がスムー
ズに所定の軌道を移動することができるように、当該ア
タッチメント191を案内するためのものである。
【0038】図6は、第2のスプロケット16近傍に位
置した各アタッチメント191を側方から示す模式図で
ある。この図6に示されるように、相隣接する各アタッ
チメント191同士が同一面内に配置された状態におい
て、各アタッチメント191,191同士の間隙は、狭
くなっている。そして、チェーン19がスプロケット1
6にさしかかると、相隣接する両アタッチメント19
1,191同士の間隙は広くなる。
【0039】次に、扉部14の構成について説明する。
この扉部14は、長尺状の扁平な角柱形状に形成された
複数の扉片141により、構成されている。なお、各扉
片141の各端面は、チェーン19のアタッチメント1
91の狭い方の端片と略同じ形状を有している。各扉片
141は、その一端面において左フレーム11内のチェ
ーン19のアタッチメント191の狭い方の端片に固定
されるとともに、その他端面において、フレーム12内
のチェーン19のアタッチメント191の狭い方の端片
に固定されている。
【0040】なお、ここでは、各扉片141の長手方向
に垂直な断面を略長方形状として説明するが、各扉片1
41の長手方向に垂直な断面は、円形状,略円形状,又
は楕円形状等であってもよい。
【0041】図7及び及び図8は、側面視による各スプ
ロケット15〜18,チェーン19及び扉部14を示す
模式図である。図7に示されるように、扉部14の下端
が第1のスプロケット15の近傍に位置した状態におい
て、扉部14の相隣接する各扉片141,141同士の
間隙は狭くなっている。従って、扉部14は、全体とし
て一枚の板状の部材に近似した形状になっている。この
状態における扉部14の位置を閉鎖位置と呼ぶ。なお、
この状態においても、各扉片141,141同士は接触
してはいない。
【0042】扉部14が閉鎖位置にある場合、図7に示
されるように、扉部14の下端は設置面Pに近接してい
る。しかし、これに限らず、設置面Pから、閉鎖位置に
ある扉部14の下端までの高さが、所定の車両の車高よ
りも低くなるように、当該閉鎖位置が設定されていても
よい。なお、所定の車両とは、当該駐車設備により取り
扱われる車両のことである。また、扉部14の各扉片1
41の長さは、夫々、この所定の車両の幅以上になって
いる。
【0043】扉部14が上記閉鎖位置にある状態におい
て、モータ20を所定の方向(開放方向)へ回転させる
と、減速機21は、第2のスプロケット16を図7にお
ける時計方向に回転させて、チェーン19を駆動させ
る。第2のスプロケット16により駆動されたチェーン
19は、扉部14を上昇させる向きへ、自身の軌道上を
移動してゆく。そして、モータ20は、扉部14の下端
を上フレーム13の下端に略一致させた状態で、停止す
る。この状態が図8に示されており、この状態における
扉部14の位置を開放位置と呼ぶ。なお、この状態にお
いて、扉部14の先端は、第3のスプロケット17のと
ころに位置している。
【0044】このように、モータ20は、扉部14をそ
の閉鎖位置から開放位置へ移動させることができる。さ
らに、モータ20は、開放方向と逆の閉鎖方向に回転す
ることにより、扉部14をその開放位置から閉鎖位置へ
移動させることができる。なお、扉部14における各扉
片141同士は、移動中に互いに接することはない。
【0045】さらに、ゲート装置10は、上側センサ3
0,及び下側センサ31を有する。図1に示されるよう
に、センサ30は、左フレーム11に配置された投光部
30a,及び右フレーム12に配置された受光部30b
によりなる。これら投光部30a及び受光部30bは、
投光部30aから射出された光線が受光部30bに入射
するように、かつ、閉鎖位置をとった場合の扉部14の
上端に対して当該光線が略平行に近接するように、配置
されている。
【0046】また、センサ31は、左フレーム11に配
置された投光部31a,及び右フレーム12に配置され
た受光部31bによりなる。これら投光部31a及び受
光部31bは、投光部31aから射出された光線が受光
部31bに入射するように、かつ、当該光線が設置面P
に対して略平行に近接した位置に、配置されている。
【0047】通常、これら各センサ30,31は、その
受光部30b,31bによって発光部30a,31aか
らの光を、夫々検出している。この状態を受光状態とい
う。そして、何物かがその光を遮ると、受光部30b、
31bは光を検出しない状態になる。この状態を遮光状
態という。なお、各センサ30,31は、扉部14の移
動によって遮光されることがないように、閉鎖位置にあ
る場合の扉部14よりも外部側に、夫々配置されてい
る。
【0048】さらに、ゲート装置10は、各センサ3
0,31,及び各モータ20,20に夫々接続された図
示せぬ制御部を、備えている。この制御部は、各モータ
20に夫々駆動電流を供給することにより、各モータ2
0を正逆方向に回転させて、扉部14をその閉鎖位置及
び開放位置間において移動させる。なお、制御部は、各
センサ30,31が、受光状態又は遮光状態のいずれの
状態であるのかを、常に監視している。
【0049】そして、制御部は、扉部14の移動中に、
センサ30が又はセンサ31が遮光状態になると、直ち
に両モータ20,20を停止させる。このため、扉部1
4の移動中に人が当該ゲート装置10に近づいて、各セ
ンサ30,31の少なくともどちらかが遮光状態になる
と、制御部は、安全のために扉部14の動作を停止させ
るのである。
【0050】なお、制御部は、このように扉部14の動
作を停止させた後に、両センサ30,31がともに受光
状態になった場合、扉部14の動作を再開させる。な
お、この場合、制御部は、安全のために、扉部14を開
放位置へ移動させることとしてもよい。
【0051】上述のように、ゲート装置10は、図1に
示されるように、車両が通過可能な高さH1,及び,上
フレーム13の高さの合計の高さがあれば、設置可能で
ある。即ち、ゲート装置10は、板状の扉を昇降させる
方式の装置に比べて、設置に要する高さ方向のスペース
が、少なくてすむ。
【0052】また、扉部14における各扉片141同士
は、移動中に互いに接することはない。従って、扉部1
4の開閉時に、各扉片141同士が接触することに起因
する騒音は、一切発生しない。さらに、扉部14は、シ
ャッタ等の方式によるものに比べて、スムーズかつ高速
に開閉可能である。
【0053】さらに、扉部14は、開放位置にある場
合、その主要部が上フレーム13内において水平方向に
引き込まれた状態になっている。即ち、第2のスプロケ
ット16及び第3のスプロケット17が、水平方向に所
定の間隔をあけるように配置されているので、扉部14
の主要部は、両スプロケット16,17間に配置され
る。従って、各スプロケット15〜18を小さくしたと
しても、扉部14は上フレーム内に正しく格納される。
そして、各スプロケット16,17,18を小さくする
と、駆動機構のための高さをさらに薄くすることができ
る。すると、ゲート装置10の設置に要する高さ方向の
スペースは、さらに小さくなる。
【0054】<変形例>上記実施形態の変形例として、
扉部14の各扉片141同士間に、ゴム等の弾性体が取
り付けられることとしてもよい。このことにより、扉部
14の面上における間隙をなくすことができる。なお、
扉部14の移動の際、弾性体は、各扉片141間の状態
に応じて変形する。従って、当該扉部14は、上記実施
形態と同様に高速かつスムーズに移動することができ
る。
【0055】逆に、扉部14の各扉片141同士の間隙
が大きく設定され、弾性体により封止されない状態であ
れば、人等の侵入を防止可能でありながら開放感のある
扉部14が得られる。
【0056】また、上記実施形態において、ゲート装置
10は、一対のモータ20,20,及び,一対の減速機
21,21を、備えている。この代わりに、ゲート装置
10は、左フレーム11又は右フレーム12のどちらか
にのみ配置された単一のモータ20及び減速機21のみ
を、備えることとしてもよい。この場合、各第2のスプ
ロケット16,16同士は、駆動伝達軸により連結され
ることが望ましい。
【0057】さらに、上記実施形態におけるチェーン1
9の代わりにワイヤが用いられることとし、スプロケッ
ト15〜18の代わりにプーリが用いられることとして
もよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のガイド
装置は、設置に要する高さが低く抑えられている。従っ
て、このガイド装置は、スペースに余裕のない設置場所
に対しても、設置可能である。また、このガイド装置
は、扉部の移動中にも各扉片同士が接することがない。
このため、扉部は、騒音を発生させることなく、高速か
つスムーズに開閉可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるゲート装置を示す
正面図
【図2】 図1のII−II線に沿った断面図
【図3】 図1のIII−III線に沿った断面図
【図4】 図1のIV−IV線に沿った断面図
【図5】 図4の一部拡大図
【図6】 スプロケット近傍に位置したアタッチメント
を示す模式図
【図7】 スプロケット,チェーン及び扉部を示す模式
【図8】 スプロケット,チェーン及び扉部を示す模式
【図9】 従来技術による扉昇降式のゲート装置を示す
正面図
【図10】 従来技術によるシャッタ式のゲート装置を
示す説明図
【符号の説明】
10 ゲート装置 11 左フレーム 12 右フレーム 13 上フレーム 14 扉部 141 扉片 15 第1のスプロケット 16 第2のスプロケット 17 第3のスプロケット 18 第4のスプロケット 19 チェーン 191 アタッチメント 20 モータ 21 減速機 P 設置面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/00 - 9/92

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の設置面近傍に、互いに中心軸を一致
    させるとともに所定の間隔をあけて配置された一対の第
    1のスプロケットと、 これら各第1のスプロケットの上方に、該第1のスプロ
    ケットと夫々同一面内に配置されるとともに、互いに中
    心軸を一致させるように配置された一対の第2のスプロ
    ケットと、 前記各第1のスプロケットと各第2のスプロケット
    設置された平面内において前記各第2のスプロケッ
    トの側方に配置されるとともに、互いに中心軸を一致さ
    せるように配置された一対の第3のスプロケットと、前記各平面内において、前記各第2のスプロケット及び
    前記各第3のスプロケットよりも下方に、前記各第2の
    スプロケットに対して前記各第3のスプロケット側に近
    接させて配置されるとともに、互いに中心軸を一致させ
    るように配置された一対の第4のスプロケットと、 一方の同一面内に配置された前記各スプロケット,及
    び,他方の同一面内に配置された前記各スプロケット
    対して、夫々掛け回されることにより、所定の逆L字形
    状の無限軌道を形成する一対のチェーンと、 長尺状に形成されているとともに、その両端部が前記
    チェーン中の1コマ対して夫々固定されている複数の
    扉片よりなり、それら扉片が、互いに並行に所定の間隙
    を空けて前記各チェーンの所定の範囲に配置されている
    扉部と、 前記扉部が、その下端を前記設置面に近接させた閉鎖位
    置,又は,その下端を所定の高さに配置させることによ
    って前記扉片の幾つか前記第2のスプロケットと前記
    第3のスプロケットとの間に位置させた開放位置をとる
    ように、前記スプロケットを回転させて前記各チェーン
    をその無限軌道内において移動させる駆動手段とを備え
    たことを特徴とするゲート装置。
  2. 【請求項2】前記各スプロケットを夫々軸支する一対の
    フレームを、 さらに備えることを特徴とする請求項記載のゲート装
    置。
  3. 【請求項3】前記フレームは、前記各スプロケット
    前記チェーンを外方から覆う側断面逆L字状の外形を
    有することを特徴とする請求項記載のゲート装置。
  4. 【請求項4】前記フレームは、前記各スプロケット
    前記チェーンを外方から覆う側断面長方形状の外形を
    有することを特徴とする請求項記載のゲート装置。
  5. 【請求項5】前記扉部の各側端近傍に配置され、該扉部
    を案内するガイド部を、 さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載のゲート装置。
  6. 【請求項6】中心軸を互いに一致させた前記一対のスプ
    ロケット同士を連結させる連結軸を、 さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のゲート装置。
  7. 【請求項7】前記扉部における相隣接する各扉片同士の
    間隙が弾性体により封止されたことを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載のゲート装置。
  8. 【請求項8】当該装置近傍に人や物体が接近した場合
    に、その接近を検出するセンサと、 前記駆動手段に前記扉部を駆動させるとともに、この扉
    部の駆動中に前記センサが人や物体の接近を検出した場
    合に、前記駆動手段による駆動を中止させる制御部をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載のゲート装置。
  9. 【請求項9】前記各扉片は、その長手方向に垂直な断面
    が夫々長方形状であることを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載のゲート装置。
  10. 【請求項10】前記各扉片は、その長手方向に垂直な断
    面が夫々円形状であることを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載のゲート装置。
  11. 【請求項11】前記各扉片は、その長手方向に垂直な断
    面が夫々楕円形状であることを特徴とする請求項1乃至
    のいずれかに記載のゲート装置。
  12. 【請求項12】前記各扉片の長さは、夫々、所定の車両
    の幅以上であることを特徴とする請求項1乃至11のい
    ずれかに記載のゲート装置。
  13. 【請求項13】前記扉部は、その閉鎖位置にある場合、
    その下端と前記設置面との間隔が、前記車両の車高より
    も短いことを特徴とする請求項12記載のゲート装置。
JP27597099A 1999-09-29 1999-09-29 ゲート装置 Expired - Fee Related JP3475871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27597099A JP3475871B2 (ja) 1999-09-29 1999-09-29 ゲート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27597099A JP3475871B2 (ja) 1999-09-29 1999-09-29 ゲート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001098859A JP2001098859A (ja) 2001-04-10
JP3475871B2 true JP3475871B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=17562965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27597099A Expired - Fee Related JP3475871B2 (ja) 1999-09-29 1999-09-29 ゲート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475871B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001098859A (ja) 2001-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6374543B1 (en) Door opener apparatus with power transfer mechanism
KR20060096323A (ko) 스크린도어 장치
KR101655238B1 (ko) 무대용 커튼 구동장치
JP3475871B2 (ja) ゲート装置
US20060113944A1 (en) Screening device with motor drive and use hereof
JP2001003638A (ja) 車両用電動スライドドア装置
JPH06239225A (ja) 乗降口扉装置
JP4834140B2 (ja) ダブルスライド式プラットホームゲート
KR102217624B1 (ko) 다중 슬라이딩 전동도어
JP2003193743A (ja) 自動ドア
FR2730269A3 (fr) Dispositif a ecran double pour fenetre
KR100252595B1 (ko) 자동문개폐장치
JP2506167B2 (ja) パネルシャッタ―
JP3935722B2 (ja) 小荷物専用昇降機用出し入れ口装置
JP7446175B2 (ja) 電動式の円弧状ドア装置
JP3012228U (ja) パネル駆動装置
JP2887077B2 (ja) パネル駆動装置
KR100645891B1 (ko) 방음시창 개폐장치
JP3761353B2 (ja) 自動ドアパネルへのセンサ取付方法及び装置
JP3452261B2 (ja) シャッターパネルの落下防止装置
JPH0323511Y2 (ja)
JP6488337B2 (ja) 自動開閉ドア、又は自動開閉折り戸
KR200349640Y1 (ko) 방음시창 개폐장치
KR0137514Y1 (ko) 자동차의 도어 글래스 승강장치
JPH11210314A (ja) キャビンの窓開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 10

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees