JP3475824B2 - 昇降物干し装置 - Google Patents
昇降物干し装置Info
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Description
関するものである。
井の開口部85に取り付けられた下方に開口した収納ボ
ックス2内に、物干し竿9を吊り下げる左右一対のパン
タグラフ式の伸縮アーム80の上端を取り付け、モータ
ー4により回転ドラムを回転させてワイヤ11を巻き取
り又は巻き戻すことによってパンタグラフ式の伸縮アー
ム80を収納ボックス2内に収納したり、収納ボックス
2の下方に連出させて、物干し竿9を室内で上下に昇降
自在とする昇降物干し装置1′が知られている。
力軸とドラム回転軸との間に減速用の平歯車列が設けら
れた構造にあっては、物干し竿9の静止時に物干し竿9
にかかる洗濯物等の荷重が、モーター4の抵抗トルクと
平歯車列の抵抗トルク以上になると、物干し竿9の位置
を保持できなくなるため、時間の経過と共に物干し竿9
の重さで平歯車列が回転して、物干し竿9が下がってく
るという問題がある。そこで、従来では物干し竿9の干
し位置を保持するために平歯車に電磁クラッチを設けて
いる場合が多いが、この電磁クラッチは高価でかつ占有
容積が大きいという問題がある。
物等の重量で平歯車列にかかる抵抗トルクが小さくな
り、モーターに負荷の位置エネルギーによる発電効果が
生じる。つまり、逆起電力の発生によりモーターへの電
圧低下が引き起こされ、結果としてモーター内部のブラ
シで発生するカーボン(すす)を焼くための電圧を確保
できなくなり、ブラシ部分で電流短絡等が生じてしま
い、モーターの信頼性、耐久性が低下するという問題も
ある。
あり、その目的とするところは、簡単な構造で物干し竿
の位置の保持が確実にできると共に物干し竿の下降時に
おけるモーターの電圧低下を防いで信頼性、耐久性を高
めることができ、さらに小型化及び低コスト化を実現す
ることができる昇降物干し装置を提供するにある。
に本発明は、モーター4により回転する回転ドラム3に
物干し竿9を吊り下げるワイヤ11を連結し、回転ドラ
ム3を回転させてワイヤ11を巻き取り又は巻き戻しす
ることにより物干し竿9を上下に昇降させるようにした
昇降物干し装置であって、モーター出力軸6とドラム回
転軸7とを減速用の平歯車列13を介して連結し、物干
し竿9の下降時のみ平歯車列13を構成する平歯車12
a〜12bに対して抵抗トルクを伝えるための抵抗力付
勢手段21を設けて成ることを特徴としており、このよ
うに構成することで、物干し竿9にかかる洗濯物等の荷
重が、モーター4の抵抗トルクと平歯車列13の抵抗ト
ルク以上になっても、抵抗力付勢手段21による抵抗ト
ルクを平歯車列13に伝えることができ、物干し竿9の
位置の保持を確実に行うことができる。また物干し竿9
の下降時には、抵抗力付勢手段21からの抵抗トルクが
平歯車列13に伝わるので、物干し竿9の下降時にはモ
ーター4に負荷の位置エネルギーによる発電効果が生じ
なくなり、逆起電力による電圧低下を防止でき、モータ
ー4の信頼性、耐久性を向上させることができる。
に固定された板バネ22と、板バネ22に摺動する摺動
部材23と、摺動部材23の軸部24と平歯車12aの
ギア孔部25との間にはめ込まれて、物干し竿9の上昇
時には空転し、物干し竿9の下降時には板バネ22と摺
動部材23間の抵抗トルクを平歯車12aに伝えるため
の一方向クラッチ26とからなるのが好ましく、この場
合、物干し竿9の下降時には板バネ22により抵抗トル
クを発生させることができると共に、板バネ22のバネ
定数のばらつきが少なく、従って、抵抗トルクの管理が
容易となる。また、板バネ22と摺動部材23とローラ
式の一方向クラッチ26とで抵抗力付勢手段21を簡単
に構成できる。
所定位置に固定され、他端部が平歯車12aの軸部に挿
入されるコイルバネ30からなり、このコイルバネ30
は物干し竿9の上昇時には広がる方向Xに回転して平歯
車12aに対して空転し、物干し竿9の下降時には狭ま
る方向Yに回転して平歯車12aに対して抵抗トルクを
伝えるトルクリミッターを構成しているのが好ましく、
この場合、物干し竿9の下降時にはコイルバネ30によ
り抵抗トルクを発生させることができると共に、コイル
バネ30を用いて抵抗トルクを発生させているので、コ
イルバネ30のバネ定数のばらつきが少なく、従って、
抵抗トルクの管理が容易となる。またコイルバネ30に
より抵抗力付勢手段21となるトルクリミッターを構成
できるので、部品数が少なくて済む。
すると、昇降物干し装置1は、図7に示すように、天井
の開口部に取り付けられる下方に開口した収納ボックス
2内に、駆動源となるDCモーター4(以下、モーター
と略称する)と、モーター4を制御する制御部50と、
モーター4に直流電流を供給する電源トランス10とが
それぞれ収納されており、物干し竿9を吊り下げるワイ
ヤ11を回転ドラム3に巻き付け、回転ドラム3の回転
によりワイヤ11を巻き取り又は巻き戻して物干し竿9
を上下に昇降できるようになっている。図7中の51は
ワイヤ11が巻き掛けられるプーリー、52はリモコン
受光部である。
の間には、図8、図9に示すように、減速用の平歯車列
13が介在されている。この例では、平歯車列13は、
モーター出力軸6に設けられる前段の平歯車12aと、
ドラム回転軸7に設けられる後段の平歯車12bと、複
数の中間平歯車12cとからなり、モーター出力軸6の
回転力が平歯車列13で減速されてドラム回転軸7に伝
えられるようになっている。
13に対して抵抗トルクを伝えるための抵抗力付勢手段
21を設けた場合を示している。
のギアケース19側に固定された板バネ22と、板バネ
22に摺動する摺動部材23と、摺動部材23の軸部2
4と平歯車12aのギア孔部25との間にはめ込まれ
て、物干し竿9の上昇時には空転し、物干し竿9の下降
時には板バネ22と摺動部材23間の抵抗トルクを平歯
車12aに伝えるための一方向クラッチ26とで構成さ
れている。
3のうち、前段の平歯車12aに一方向クラッチ26が
設けられている。一方向クラッチ26は、図1に示す板
バネ22と摺動部材23のフランジ部28との間の抵抗
トルクを一方向だけ伝え、逆方向の場合は自動的に空転
させるローラにて構成されている。このローラ式の一方
向クラッチ26は、物干し竿9の上昇方向において平歯
車12aが例えば図1の矢印方向aに回転するときは平
歯車12aに対して空転し、物干し竿9の下降方向にお
いて平歯車12aが例えば矢印方向bに回転するときは
平歯車12aは摺動部材23と共回りするように構成さ
れている。また弓形の板バネ22の両端部はギアケース
19側に支持され、板バネ22の頂部には摺動部材23
のフランジ部28が押し当てられており、板バネ22の
バネ力が摺動部材23の軸方向に加わることで摩擦力が
生じるようになっている。また板バネ22の中央部には
支持孔29が形成されており、この支持孔29により摺
動部材23の軸部24の先端が回転自在に支持されてい
る。
濯物等の荷重が、モーター4(図8)の抵抗トルクと平
歯車列13の抵抗トルク以上になっても、板バネ22と
摺動部材23との間で発生する抵抗トルクを一方向クラ
ッチ26を介して平歯車12aに伝えられるので、物干
し竿9の位置の保持を確実に行うことができる。従っ
て、時間の経過と共に物干し竿9の重さで平歯車列13
が回転して物干し竿9が下がってくる心配がなくなる。
ラッチ26の働きによって、摺動部材23と平歯車12
aとが共回りして、板バネ22と摺動部材23との間に
発生する抵抗トルクが平歯車12aに伝わる。つまり、
抵抗トルクは摺動部材23のフランジ部28と板バネ2
2の端面とで発生し、この抵抗トルクが一方向クラッチ
26を介して平歯車列13にかかることにより、物干し
竿9の下降時にはモーター4に負荷の位置エネルギーに
よる発電効果が生じなくなる。従って、逆起電力による
電圧低下を防止できるので、モーター4内部のブラシで
発生するカーボン(すす)を焼くための電圧を確保する
ことができ、ブラシ部分で電流短絡等が生じるのを防止
でき、これにより、モーター4の信頼性、耐久性を向上
させることができる。
ラッチ26によって平歯車12aは摺動部材23に対し
てフリーとなるので、平歯車列13にかかる抵抗トルク
は小さく、平歯車列13に過負荷がかかるのを防止でき
る。
ルクを発生させているので、板バネ22のバネ定数のば
らつきが少なく、従って、抵抗トルクの管理が容易とな
る。なお、板バネ22と摺動部材23との摺動部にグリ
ース等を充填してもよい。この場合、板バネ22と摺動
部材23との摩擦音の発生をなくして静けさを確保でき
るようになる。このグリースの種類は特に限定されず、
広い範囲で選定可能である。しかも、板バネ22と摺動
部材23とローラ式の一方向クラッチ26とで抵抗力付
勢手段21を簡単に構成できるので、電磁クラッチを用
いる場合と比較して、装置のコストダウン及び小型化を
図ることができる。
13のうちの前段の平歯車12aに設ける場合を説明し
たが、もちろん、中間平歯車12c或いは後段の平歯車
12bに設けてもよいものである。
実施形態を示している。この例では、抵抗力付勢手段2
1は、一端部が所定位置に固定され、他端部が平歯車1
2aに取り付けられる軸部材31に挿入されるコイルバ
ネ30からなり、このコイルバネ30は物干し竿9の上
昇時には広がる方向Xに回転して平歯車12aに対して
空転し、物干し竿9の下降時には狭まる方向Yに回転し
て平歯車12aに対して抵抗トルクを伝えるトルクリミ
ッターを構成している。この例では、平歯車12aのギ
ア孔部32に嵌合している軸部材31の先端部にコイル
バネ30がはめ込まれている。図4、図5に示すよう
に、軸部材31の外周形状とギア孔部32の内周形状
は、それぞれ、D字状にカットされており、軸部材31
と平歯車12aとが共回りするようになっている。また
図10に示すように軸部材31の他端部にはコイルバネ
30の内径よりも若干小さい外径の円筒部33が設けら
れており、この円筒部33の外周面にコイルバネ30の
内周面が弾性的に当たっている。ここで、例えば物干し
竿9の下降時における平歯車12aの矢印方向aの回転
時にコイルバネ30が狭まる方向Yに締め付けられるよ
うになっており、また、物干し竿9の上昇時における平
歯車12aの矢印方向bの回転時にコイルバネ30が広
がる方向Xに緩むようになっている。また、このコイル
バネ30はギアケース19a側に固定されたバネケース
34(図3)内に収納されていると共に、コイルバネ3
0の一端部はコイル円周上で略直角に折り曲げられてお
り、この折り曲げ部35をバネケース34に設けた孔に
挿入することにより、コイルバネ30の回転がコイルバ
ネ30の一端部側において拘束されている。
濯物等の荷重が、モーター4の抵抗トルクと平歯車列1
3の抵抗トルク以上になっても、このときコイルバネ3
0が締めつけられる方向に回転し、この抵抗トルクが平
歯車12aに伝わるので、物干し竿9の位置の保持を確
実に行うことができる。従って、時間の経過と共に物干
し竿9の重さで平歯車列13が回転して物干し竿9が下
がってくる心配がなくなる。また物干し竿9の下降時に
はコイルバネ30が狭まる方向Yに回転するので、コイ
ルバネ30の内周面と軸部材31の外周面との間で摩擦
による抵抗トルクが発生して平歯車12aに伝わる。従
って、図1の実施形態と同様、物干し竿9の下降時には
モーター4に負荷の位置エネルギーによる発電効果が生
じなくなり、モーター4内部のブラシで発生するカーボ
ン(すす)を焼くための電圧を確保することができ、ブ
ラシ部分で電流短絡等が生じるのを防止でき、これによ
り、モーター4の信頼性、耐久性を向上させることがで
きるという効果が得られる。
ネ30が広がる方向Xに回転するので平歯車12aはコ
イルバネ30に対してフリーとなり、平歯車列13にか
かる抵抗トルクは小さく、平歯車列13に過負荷がかか
るのを防止できる。
1を構成したので、部品数が少なくて済み、組み立てが
容易になるという効果が得られると共に、コイルバネ3
0を用いて抵抗トルクを発生させているので、コイルバ
ネ30のバネ定数のばらつきが少なく、従って、抵抗ト
ルクの管理が容易になるという効果も得られる。
0等を設けたが、もちろん、他の中間平歯車12cや後
段の平歯車12bに設けてもよいものである。またコイ
ルバネ30等を1つの平歯車12aのみに設けたが、複
数の平歯車12a〜12bに設けることも可能である。
移動するのを防止する構造を説明する。本実施形態で
は、平歯車列13のうちのいずれか1つの平歯車(この
例では後段の平歯車12b)の軸部14には、図6、図
8、図9に示すように、ピニオン15が取り付けられて
いる。このピニオン15にはピニオン15とギア比の異
なるストッパー用歯車17が噛み合っている。ストッパ
ー用歯車17の軸部17aは、ピニオン15の軸部15
aと平行にしてギアケース19に軸支されている。ピニ
オン15には凸状のストッパー16が一体に設けられ、
ストッパー用歯車17にはストッパー16を受けるため
の凸状のストッパー受け18が一体に設けられている。
この例では図13のようにストッパー16の側面16a
にストッパー受け18の先端面18aを当てるようにし
てある。そして、物干し竿9の通常の昇降時にはストッ
パー16がストッパー受け18に当たらず、物干し竿9
の下限位置と上限位置の両方でストッパー16がストッ
パー受け18に当たるようにピニオン15とストッパー
用歯車17のギア比が設定されている。例えばストッパ
ー用歯車17が1回転する間にピニオン15が8回転す
るようなギア比に設定されている。勿論、ギア比は1:
8に限られるものではなく、要は物干し竿9の少なくと
も下限位置でストッパー16がストッパー受け18に当
たるようなギア比となっていればよいものである。
9の下限位置と上限位置とを光学的に検知するための位
置検知手段20が設けられている。ここで上限位置とは
物干し竿9を収納ボックス2内に収納する位置P1(図
7)をいい、下限位置とは洗濯物を物干し竿9に吊り下
げる位置P2(図7)をいい、上限位置と下限位置間の
途中位置で洗濯物を乾かすようにしている。この洗濯物
を乾かす位置はリモコン操作器の止めスイッチで任意に
設定できるものである。
に示すように、ストッパー用歯車17の片面にストッパ
ー用歯車17と同心円の略円弧状に突設された光遮蔽板
39と、ギアケース19a側に固定されたノーマルオー
プン型のフォトインタラプタ43とで構成されている。
そして、物干し竿9の通常の昇降時には光遮蔽板39が
フォトインタラプタ43間を通過せず、モーター4は駆
動可能となり、下限位置及び上限位置になったときには
光遮蔽板39がフォトインタラプタ43間に入って、モ
ーター4の駆動が停止するように構成されている。
ー出力軸6の回転力が平歯車列13で減速されてドラム
回転軸7に伝わり、回転ドラム3が回転して、ワイヤ1
1を巻き取り、又は巻き戻すことにより、物干し竿9が
上下に昇降する。このとき、ドラム回転軸7と直結され
ている後段の平歯車12bに設けたピニオン15が回転
すると共に、このピニオン15と噛み合っているギア比
の異なるストッパー用歯車17がピニオン15よりも遅
い速度で回転する。ここで、図10(c)〜(h)は下
限位置と上限位置との間の途中位置でのストッパー16
とストッパー受け18との位置関係を示している。なお
図10中のθ2〜θ7は、例えば40°〜240°とさ
れる。
たときには図8に示す光遮蔽板39がフォトインタラプ
タ43間に入ってモーター4の駆動が停止して、物干し
竿9は下限位置で止まる。この段階では図10(b)に
示すように、ストッパー16とストッパー受け18は未
だ当接していない。図10(b)中のθ1は例えば20
°である。その後、物干し竿9が通常動作の下限位置で
停止しているときに、手で下に引っ張られたときには、
ピニオン15が僅かに回転して図6(a)、図10
(a)に示すように、ストッパー用歯車17のストッパ
ー受け18の先端面18aにピニオン15のストッパー
16の側面16aが当たってピニオン15の回転が止ま
り、ドラム回転軸7はそれ以上回転できなくなる。
し装置1の駆動部を構成する平歯車列13のいずれか1
つの平歯車12bにストッパー16付きピニオン15、
このピニオン15にギア比の異なるストッパー受け18
付きストッパー用歯車17を噛み合わせるという簡単な
構造でありながら、物干し竿9の下限を規制(例えば5
cm程度)できるので、下限位置で手で下に引っ張られ
たり、洗濯物の重量などが加わったりしたときでも、図
12(b)のようにワイヤ11が回転ドラム3から完全
に解かれたり、或いは回転ドラム3に絡みついたりする
心配がなくなり、動作不良を引き起こす可能性がなくな
る。ここでワイヤ11の引っ張り強度を高めるために、
図12(a)に示すように、物干し竿9の下限(或いは
上限)において、ワイヤ11の一端部が回転ドラム3に
約半周程度巻き付いた状態で回転ドラム3が停止するよ
うに、ワイヤ11の取り付け位置を設定しておくのが望
ましい。これにより動作不良を引き起こす可能性をなく
すことができる。
軸7の回転を止めるものであるので、ドラム回転軸7に
連結された減速用の平歯車列13にかかる荷重が小さく
なり、平歯車列13の強度を保障できる。さらに、ワイ
ヤ吊り下げ式としたことで、パンタグラフを折り畳んで
収納する従来と比較して装置全体をコンパクトにできる
という効果がある。
ときにも、図8に示す光遮蔽板39がフォトインタラプ
タ43間に入ってモーター4の駆動が停止して、物干し
竿9は上限位置で止まる。この段階では図11(a)に
示すように、ストッパー16とストッパー受け18は未
だ当接していない。図11(a)中のθ8は約275
°、θ9は約283°である。そして、物干し竿9が通
常動作の上限位置で停止せず、制御部50の暴走などで
物干し竿9が更に上に持ち上げられたときは、ピニオン
15が僅かに回転して図11(b)となり、その後図6
(b)、図13のようにストッパー用歯車17のストッ
パー受け18の先端面18aにピニオン15のストッパ
ー16の側面16aが当たってピニオン15の回転が止
まり、ドラム回転軸7はそれ以上回転できなくなる。従
って、収納上昇時(収納ボックス2内に収納させる時)
に、物干し竿9が上限位置を超えて更に上昇して天井の
開口縁や化粧カバー等に引掛かったりするのを防止で
き、従って、平歯車列13への過負荷がかからなくな
り、平歯車列13の耐久性を向上させることができる。
しかも、上記のようにストッパー16の側面16aにス
トッパー受け18の先端面18aを当てるようにしたの
で、図6の矢印イ(イ′)で示すストッパー16の回転
力を矢印ロ(ロ′)で示すようにストッパー受け18全
体で確実に受け止めることができるので、ピニオン15
の回転を確実に停止させることができ、平歯車列13に
伝わる荷重をストッパー用歯車17で確実に受け止める
ことができ、平歯車列13の耐久性が一層向上する。
に直結される後段の平歯車12bの軸部にピニオン15
を取り付けた場合を説明したが、ピニオン15の取り付
け位置は後段の平歯車12bに限られず、減速用の平歯
車列13のいずれか1つの平歯車(中間平歯車12c或
いは前段の平歯車12a)であってもよい。
の発明は、モーターにより回転する回転ドラムに物干し
竿を吊り下げるワイヤを連結し、回転ドラムを回転させ
てワイヤを巻き取り又は巻き戻しすることにより物干し
竿を上下に昇降させるようにした昇降物干し装置であっ
て、モーター出力軸とドラム回転軸とを減速用の平歯車
列を介して連結し、物干し竿の下降時のみ平歯車列を構
成する平歯車に対して抵抗トルクを伝えるための抵抗力
付勢手段を設けて成るので、物干し竿にかかる洗濯物等
の荷重が、モーターの抵抗トルクと平歯車列の抵抗トル
ク以上になっても、抵抗力付勢手段による抵抗トルクを
平歯車に伝えることができ、物干し竿の位置の保持を確
実に行うことができる。従って、時間の経過と共に物干
し竿の重さで平歯車列が回転して物干し竿が下がってく
る心配がなくなる。一方、物干し竿の下降時には、抵抗
力付勢手段からの抵抗トルクが平歯車に伝わるので、物
干し竿の下降時にはモーターに負荷の位置エネルギーに
よる発電効果が生じなくなり、逆起電力による電圧低下
を防止できる。従って、モーター内部のブラシで発生す
るカーボン(すす)を焼くための電圧を確保することが
でき、ブラシ部分で電流短絡等が生じるのを防止でき、
これにより、モーターの信頼性、耐久性を向上させるこ
とができる。
の効果に加えて、抵抗力付勢手段は、所定位置に固定さ
れた板バネと、板バネに摺動する摺動部材と、摺動部材
の軸部と平歯車のギア孔部との間にはめ込まれて、物干
し竿の上昇時には空転し、物干し竿の下降時には板バネ
と摺動部材間の抵抗トルクを平歯車に伝えるための一方
向クラッチとからなるので、物干し竿の下降時には板バ
ネにより抵抗トルクを発生させることができると共に、
板バネのバネ定数のばらつきが少なく、従って、抵抗ト
ルクの管理が容易となる。また、板バネと摺動部材とロ
ーラ式の一方向クラッチとで抵抗力付勢手段を簡単に構
成できるので、電磁クラッチを用いる場合と比較して、
コストダウン及び駆動部の小型化を図ることができる。
は、請求項1記載の効果に加えて、抵抗力付勢手段は、
一端部が所定位置に固定され、他端部が平歯車の軸部に
挿入されるコイルバネからなり、このコイルバネは物干
し竿の上昇時には広がる方向に回転して平歯車に対して
空転し、物干し竿の下降時には狭まる方向に回転して平
歯車に対して抵抗トルクを伝えるトルクリミッターを構
成しているので、物干し竿の下降時にはコイルバネによ
り抵抗トルクを発生させることができると共に、コイル
バネを用いて抵抗トルクを発生させているので、コイル
バネのバネ定数のばらつきが少なく、従って、抵抗トル
クの管理が容易となり、さらにコイルバネにより抵抗力
付勢手段となるトルクリミッターを構成したので、部品
数が少なくて済み、組み立てが容易となる。
視図である。
視図である。
である。
図である。
図である。
ストッパー受けに当たった状態を示す一部切り欠き側面
図、(b)は物干し竿の上限でストッパーがストッパー
受けに当たった状態を示す一部切り欠き側面図である。
図、(b)は平面図である。
したときにストッパーがストッパー受けに当たった状態
の説明図、(b)は物干し竿の通常の下限位置における
ストッパーとストッパー受けとの位置関係の説明図、
(c)〜(h)は物干し竿の通常の昇降動作時における
ストッパーとストッパー受けとの位置関係の説明図であ
る。
ストッパーとストッパー受けとの位置関係の説明図、
(b)は上限位置よりもさらに上昇したときのストッパ
ーとストッパー受けとの位置関係の説明図である。
が回転ドラムに巻き掛けられている状態の説明図、
(b)はワイヤが回転ドラムから解かれた状態の説明図
である。
説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 モーターにより回転する回転ドラムに物
干し竿を吊り下げるワイヤを連結し、回転ドラムを回転
させてワイヤを巻き取り又は巻き戻しすることにより物
干し竿を上下に昇降させるようにした昇降物干し装置で
あって、モーター出力軸とドラム回転軸とを減速用の平
歯車列を介して連結し、物干し竿の下降時のみ平歯車列
を構成する平歯車に対して抵抗トルクを伝えるための抵
抗力付勢手段を設けて成ることを特徴とする昇降物干し
装置。 - 【請求項2】 抵抗力付勢手段は、所定位置に固定され
た板バネと、板バネに摺動する摺動部材と、摺動部材の
軸部と平歯車のギア孔部との間にはめ込まれて、物干し
竿の上昇時には平歯車に対して空転し、物干し竿の下降
時のみ板バネと摺動部材間の抵抗トルクを平歯車に伝え
るための一方向クラッチとからなることを特徴とする請
求項1記載の昇降物干し装置。 - 【請求項3】 抵抗力付勢手段は、一端部が所定位置に
固定され、他端部が平歯車の軸部に挿入されるコイルバ
ネからなり、このコイルバネは物干し竿の上昇時には広
がる方向に回転して平歯車に対して空転し、物干し竿の
下降時のみ狭まる方向に回転して平歯車に対して抵抗ト
ルクを伝えるトルクリミッターを構成していることを特
徴とする請求項1記載の昇降物干し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36541298A JP3475824B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 昇降物干し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36541298A JP3475824B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 昇降物干し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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