JP3475820B2 - 回転構造体の製造方法 - Google Patents
回転構造体の製造方法Info
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Description
機のモミ玉構造体として用いられる回転構造体の製造方
法に関する。
3は、例えばマッサージ装置におけるモミ玉構造体のよ
うに、回転機構を要する装置に組み込まれる部品として
使用される。この回転構造体3は、両端につば部1aを
有する軸体1と、この軸体1周囲に回動自在に保持され
た軟質回転リング体2とから形成されている。
のとして用いられ、例えば金属材料から形成されてい
る。軸体1は、中央に回転軸体1が挿入保持される軸孔
1cを有する円筒部1bと、この円筒部1bの両端周縁
に外方へ向けてそれぞれ突設されたつば部1aとから形
成されている。軸孔1cは円孔状に形成され、つば部1
aは、円板状に形成されている。
られ、例えばゴム材料のような弾性を有する軟質成形材
料をリング状に成形して形成されている。軟質回転リン
グ体2は、断面視外側部2aが略円形状に、内側部2b
が外側部2a外径よりも小さい辺を有する略矩形状に形
成されている。軟質回転リング体2の内周面にはこの内
周面と略同幅の高さを有する円筒状の金属リング体11
が設けられている。この金属リング体11の外周面は軟
質回転リング体2内周面に密着して固定され、軟質回転
リング体2をリング状に形状保持している。
えばPOMなどの樹脂成形材料6を成形して形成された
連結体8によって、軸体1の周囲に軟質回転リング体2
を同軸に配置した状態で回動自在に連結保持されてい
る。連結体8は、凹所8aを備えた断面視コ字型のリン
グ状に形成され、内径が軸体1の筒部1b外径よりも大
きく形成されている。そして、凹所8aが軟質回転リン
グ体2の回転隙間7を介して筒部1b周囲に回転自在と
されている。
っては、軸体1及び連結体8をそれぞれ略中央で軸と垂
直方向に分割形成し、まず、分割された連結体20,2
0を軟質回転リング体2に両側から取り付けて合体さ
せ、次に、分割された軸体21,21を連結体8に両側
から取り付けて合体させることによって行われる。
来の回転構造体の製造方法では、一体物の軟質回転リン
グ体に分割形成された軸体及び連結体を組み込んで製造
しているため、部品点数が多くなるとともに、組立がめ
んどうであるという問題がある。
で、その目的とするところは、組立が容易で、部品点数
が削減できる回転構造体の製造方法を提供することにあ
る。
に、請求項1記載の発明は、両端につば部1aを有する
軸体1と、この軸体1周囲に回動自在に保持された軟質
回転リング体2とからなる回転構造体3を製造する回転
構造体の製造方法であって、軟質回転リング体2の内径
をつば部1a外径よりも大きく形成し、金型4内で軸体
1及び軸体1周囲に軟質回転リング体2を配置保持さ
せ、金型4内の軸体1外周と軟質回転リング体2内周と
の間の材料充填空間5に溶融状態の樹脂成形材料6を充
填し、この樹脂成形材料6を軸体1との間に回転隙間7
を設けながら成形固化して軟質回転リング体2と一体の
連結体8を設けることにより回転構造体3を形成するよ
うに構成している。
金型4内に軸体1及び軸体1周囲に軟質回転リング体2
を配置して保持させ、金型4内の軸体1外周と軟質回転
リング体2内周との間の材料充填空間5に溶融状態の樹
脂成形材料6を充填し、この樹脂成形材料6を軸体1と
の間に回転隙間7を設けながら軟質回転リング体2と一
体に成形固化して連結体8を設けて回転構造体3を形成
しているため、連結体8が軸体1の両つば部1a,1a
にガイド保持され、軸体1外周との間の回転隙間7を介
して軸体1周囲に回転自在とされている。
ものにおいて、軸体1を動かして樹脂成形材料6を軸体
1外周方向に繰り返し押圧した状態で成形固化させるこ
とにより、回転隙間7を形成するようになしたことを特
徴として構成している。
体1を動かして樹脂成形材料6を軸体1外周方向に繰り
返し押圧することにより、溶融状態の樹脂成形材料6が
徐々に固化し、押圧された状態で完全に成形固化してい
るため、回転隙間7が形成できる。
記載の発明において、軸体1の動きが軸体1外周方向へ
の振動であることを特徴として構成している。
体1の動きが軸体1外周方向への振動であるため、軸体
1の振動周期で軸体1外周面が樹脂成形材料6を軸体1
外周方向へ繰り返し押圧している。
記載の発明において、軸体1の振動が偏芯回転運動であ
ることを特徴として構成している。
体1の振動が偏芯回転運動であるため、樹脂成形材料6
を均等に軸体1外周方向へ繰り返し押圧し、軸体1の周
囲に偏芯量と略同寸の回転隙間7が形成される。
記載の発明において、軸体1外周に複数の突起部9を突
設し、軸体1の動きに伴う突起部9の動きにより、樹脂
成形材料6を軸体1外周方向に繰り返し押圧するように
なしたことを特徴として構成している。
体1の動きに伴う軸体1外周に複数の突起部9の動きに
より、樹脂成形材料6を軸体1外周方向に繰り返し押圧
し、突起部9高さと略同寸の回転隙間7が形成される。
乃至4記載の発明において、金型4内に軸体1を保持す
る運動自在の保持部10を設け、この保持部10の運動
により軸体1を動かすことを特徴として構成している。
体1を保持する金型4内の保持部10を運動させること
によって、軸体1に動きを与えている。
いて、材料充填空間5が軟質回転リング体内側部2bを
覆う断面コ字型に形成されている構成としてもよい。
料充填空間5が軟質回転リング体内側部2bを覆う断面
コ字型に形成されているため、材料充填空間5に充填さ
れて成形固化された断面コ字型の樹脂成形材料6が軟質
回転リング体内側部2bを覆って一体化されているた
め、連結体8が軟質回転リング体2を強固に密着保持し
ている。
乃至5記載の発明において、樹脂成形材料6の押圧によ
る軟質回転リング体2の変形を防止する金属リング体1
1が軟質回転リング体内側部2bに設けられていること
を特徴として構成している。
属リング体11が樹脂成形材料6の押圧によって変形し
ようとする軟質回転リング体2を保持しているため、軟
質回転リング体2の変形を防止している。
造体の製造方法を図1乃至図9に基づいて説明する。
製造方法を示す要部の縦断面図である。また、図2は、
同上の回転構造体の製造方法の軸体1の動きを示す要部
の縦断面図である。図3は、同上の回転構造体の製造方
法によって製造される回転構造体3を示す縦断面図であ
る。
造体の製造方法は、両端につば部1aを有する軸体1
と、この軸体1周囲に回動自在に保持された軟質回転リ
ング体2とからなる回転構造体3を製造する方法であ
る。そして、軟質回転リング体2の内径をつば部1a外
径よりも大きく形成し、金型4内で軸体1及び軸体1周
囲に軟質回転リング体2を配置保持させ、金型4内の軸
体1外周と軟質回転リング体2内周との間の材料充填空
間5に溶融状態の樹脂成形材料6を充填し、この樹脂成
形材料6を軸体1との間に回転隙間7を設けながら成形
固化して軟質回転リング体2と一体の連結体8を設ける
ことにより回転構造体3を形成する方法である。
軸体1外周方向に繰り返し押圧した状態で成形固化させ
ることにより、回転隙間7を形成するようにしている。
また、軸体1の動きが軸体1外周方向への振動であり、
この軸体1の振動は偏芯回転運動である。また、金型4
内に軸体1を保持する運動自在の保持部10を設け、こ
の保持部10の運動により軸体1を動かしている。さら
に、材料充填空間5が軟質回転リング体内側部2bを覆
う断面コ字型に形成されている。そして、樹脂成形材料
6の押圧による軟質回転リング体2の変形を防止する金
属リング体11が軟質回転リング体内側部2bに設けら
れている。
おけるモミ玉のように、回転機構を要する装置に組み込
まれる部品として使用されるものである。この場合、マ
ッサージ装置におけるモミ玉として用いられる回転構造
体3を以下に例示して説明する。
のとして用いられ、例えば金属材料から形成されてい
る。軸体1は、中央に回転軸体1が挿入保持される軸孔
1cを有する円筒部1bと、この円筒部1bの両端周縁
に外方へ向けてそれぞれ突設されたつば部1aとから形
成されている。軸孔1cは円孔状に形成され、つば部1
aは、円板状に形成されている。
られ、例えばゴム材料のような弾性を有する軟質成形材
料をリング状に成形して形成されている。軟質回転リン
グ体2は、断面視外側部2aが略円形状に、内側部2b
が外側部2a外径よりも小さい辺を有する略矩形状に形
成されている。軟質回転リング体2の内周面にはこの内
周面と略同幅の高さを有する円筒状の金属リング体11
が設けられている。この金属リング体11の外周面は軟
質回転リング体2内周面に密着して固定され、軟質回転
リング体2をリング状に形状保持している。
えばPOMなどの樹脂成形材料6を成形して形成された
連結体8によって、軸体1の周囲に軟質回転リング体2
を同軸に配置した状態で回動自在に連結保持されてい
る。連結体8は、凹所8aを備えた断面視コ字型のリン
グ状に形成され、内径が軸体1の筒部1b外径よりも大
きく形成されている。そして、凹所8aが軟質回転リン
グ体2の回転隙間7を介して筒部1b周囲に回転自在と
されている。
とから形成され、コア部4bとキャビティ部4aを突き
合わせてできる空間に成形樹脂材料を射出させて充填固
化することにより、空間形状の成形品を形成するもので
ある。コア部4b及びキャビティ部4aの突き合うPL
面14は、回転構造体3の略中央に設定されており、そ
れぞれ軟質回転リング体2及び軸体1の半分の外形形状
の金型内空間12が彫られて形成されている。また、コ
ア部4bにおける軸体1の軸孔1cに相当する部分に軸
孔1c内径よりも大きい内径を有する円孔状の貫通孔4
cが設けられている。この貫通孔4cには先端部が凹所
8a底面より突出して挿通保持された円柱状の保持部1
0が内設されている。この保持部10の外周面とコア部
4bの貫通孔4c内周面との間には隙間が設けられ、保
持部10が貫通孔4c内部で運動自在とされている。保
持部10の他端部は例えばモータなどの駆動装置15の
回転軸に編芯して連結され、駆動装置15の駆動により
回転軸の回転によって貫通孔4c内部で編芯回転運動す
るようにしている。また、金型内空間12内に樹脂成形
材料6を注入するゲート13がコア部4bに形成されて
いる。
っては、まず、保持部10先端部に軸孔1cを外嵌して
軸体1を保持させる。次に、軟質回転リング体2を金型
4内に保持させてコア部4b及びキャビティ部4aのP
L面14を突き合わせる。そして、金型4内の軸体1外
周と軟質回転リング体2内周との間の材料充填空間5に
ゲート13から溶融状態の樹脂成形材料6を注入する。
そして、駆動装置15を駆動させることにより保持部1
0を偏芯回転運動させて軸体1を偏芯回転運動させる。
このとき、軸体1の偏芯回転運動によって、樹脂成形材
料6が均等に軸体1外周方向へ繰り返し押圧され、この
状態で樹脂成形材料6の固化が進行して軟質回転リング
体2と一体の連結体8を形成し、軸体1外周と連結体8
内周との間に偏芯量と略同寸の回転隙間7が形成される
ことになる。なお、保持部10の回転数は1000〜3
000rpmを目安として任意に設定される。また、回
転隙間7の大きさは、軸体1の偏芯量で設定でき、例え
ば0.15mm程度を目安として任意に設定される。ま
た、樹脂成形材料6の射出圧力は、100MPaを目安
として任意に設定される。
連結体8に一体化された軟質回転リング体2が回転隙間
7を介して軸体1の周囲に回転自在に保持されている。
分割された軸体1及び連結体8を用いずに、部品点数が
削減することができる。また、連結体8の成形と同時に
回転構造体3の組立てを行っているため、組立が容易に
なっている。
回転構造体の製造方法を示す要部の縦断面図であり、
(a)は軸方向、(b)は軸と垂直方向である。
方法は、同上の回転構造体の製造方法と略同様の方法で
ある。異なる点は、軸体1を保持する保持部10の動き
が軸方向に対する垂直面に沿って互いに直角な少なくと
も2方向にそれぞれ往復振動することである。
隙間7幅と略同寸である。また、回転隙間7が均等に形
成できるように往復振動方向が軸方向に対する垂直面内
でほぼ均等に全ての方向を有していることが望ましい。
このような全ての方向へ軸体1及び保持部10を往復振
動方向させるには、例えば駆動装置15によって保持部
10にバイブレーションを与えて行うことができる。
回転構造体の製造方法を示す要部の縦断面図であり、
(a)は軸方向、(b)は軸と垂直方向である。
方法は、同上の回転構造体の製造方法と略同様の方法で
ある。異なる点は、軸体1外周に複数の突起部9を突設
し、軸体1の動きに伴う突起部9の動きにより、樹脂成
形材料6を軸体1外周方向に繰り返し押圧するようにし
たことである。
筒部1b外周面の全体に亘ってほぼ均等な間隔を隔てて
一体に複数個突設されている。突起部9の高さは回転隙
間7幅と略同寸に形成されている。また、保持部10は
回転運動するように駆動装置15に接続されている。
料充填空間5に溶融状態の樹脂成形材料6を射出したと
きに駆動装置15を駆動させて保持部10を回転運動さ
せ、軸体1を回転運動させる。このとき、軸体1の動き
に伴う複数の突起部9の回転運動により、樹脂成形材料
6を軸体1外周方向に繰り返し押圧し、突起部9高さと
略同寸の回転隙間7が形成される。完成後の回転構造体
3では、突起部9先端が連結体8内周面に接している
が、ほぼ点接触であるため、連結体8の回転にブレーキ
をかけるような大きな支障はない。なお、軸体1の動き
としては上記回転運動に限らず、突起部9が移動するよ
うな動きであればよく、例えば軸方向への往復振動が考
えられる。
回転構造体の製造方法を示す要部の縦断面図である。
構造体の製造方法と略同様の方法である。異なる点は、
円筒状の金属リングの両端にそれぞれ外方へ向けてつば
状の防御壁11aを一体に突設して、金属リングを断面
略コ字型に形成していることである。 両防御壁11a
の対向する内面は、軟質回転リング体内側部2bの側面
に当接し、両防御壁11aの先端は、軟質回転リング体
外側部2aに達している。このとき、ゲート13は、一
方の防御壁11a外面の略中央に対向している。
ート13から射出される成形樹脂材料が防御壁11a外
面に直接当たって材料充填空間5に充填される。防御壁
11aに防御されてゲート13から射出される成形樹脂
材料が直接軟質回転リング体2に当たらないため、成形
樹脂材料が当たることによる軟質回転リング体2の変形
を防止することができる。
回転構造体の製造方法を示す要部の縦断面図である。
構造体の製造方法と略同様の方法である。異なる点は、
軟質回転リング体2の内側部2bの側面に成形樹脂材料
が入り込む凹溝16を設けていることである。凹溝16
は、矩体状の軟質回転リング体内側部2bの全ての側面
に連通して設けられている。
ート13から射出される成形樹脂材料が凹溝16に入り
込んだ状態で固化するため、連結体8と軟質回転リング
体2との結合を強固にすることができる。
回転構造体の製造方法を示す要部の縦断面図である。
構造体の製造方法と略同様の方法である。異なる点は、
軸体1の筒部1b内面に軸方向に嵌合溝18を設け、保
持部10の対向する外面に嵌合溝18に内嵌保持される
突条部17を突設していることである。
合溝18に突条部17を内嵌して保持部10に軸体1が
保持されているため、保持部10を回転運動させたとき
に保持部10外面と軸体1の軸孔1c内面との間ですべ
りが生じず、保持部10の回転運動を効率よく軸体1の
回転運動に伝達することができる。したがって、突条部
17を除く保持部10外径を軸孔1c内径よりも小さく
形成して、容易に軸孔1cに保持部10を挿通すること
ができる。
は、前述のような軸体1を動かして形成する方法以外に
もいくつかの方法が考えられる。これらの方法につい
て、図9に基づき以下に説明する。
体の製造方法を示す要部の縦断面図である。
造方法は、両端につば部1aを有する軸体1と、この軸
体1周囲に回動自在に保持された軟質回転リング体2と
からなる回転構造体3を製造する方法である。そして、
軟質回転リング体2の内径をつば部1a外径よりも大き
く形成し、金型4内で軸体1及び軸体1周囲に軟質回転
リング体2を配置保持させ、金型4内の軸体1外周と軟
質回転リング体2内周との間の材料充填空間5に溶融状
態の樹脂成形材料6を充填し、この樹脂成形材料6を軸
体1との間に回転隙間7を設けながら成形固化して軟質
回転リング体2と一体の連結体8を設けることにより回
転構造体3を形成する方法である。軸体1周囲に回転隙
間7相当の厚みを有し、融点が樹脂成形材料6よりも低
い材料からなる中間膜19を設け、樹脂成形材料6の成
形固化後に回転構造体3を加熱して中間膜19を溶融除
去する方法である。
に中間膜19を設け、樹脂成形材料6を成形固化した後
に中間膜19を除去して連結体8と軸体1との間に回転
隙間7を形成している。
成形材料6よりも融点が低いものであれば任意に選定す
ることができ、例えばパラフィン系の材料を用いること
ができる。加熱方法は、例えば加熱装置により行うこと
ができる。
脂成形材料6の成形固化してできた回転構造体3を加熱
することによって、中間膜19を除去して連結体8と軸
体1との間に回転隙間7を形成している。したがって、
軸体1を動かす必要がなく、金型4の構造が容易なもの
となっている。
にような熱収縮チューブを用いると、回転構造体3を加
熱したときに熱収縮チューブが収縮し、熱収縮チューブ
外周面と連結体8内周面との間に回転隙間7を形成する
ことができる。
うな潤滑材料を用いれば、特に中間膜19を除去しなく
ても、潤滑材料を介して軸体1外周面と連結体8内周面
との間の摩擦が減少し、容易に連結体8を回動すること
ができる。
部4bを回転させながら樹脂成形材料6を材料充填空間
5に射出すれば、遠心力によって溶融状態の樹脂成形材
料6が軸体1外周方向に移動して固化するため、回転隙
間7を形成することも可能である。
及び軸体周囲に軟質回転リング体を配置して保持させ、
金型内の軸体外周と軟質回転リング体内周との間の材料
充填空間に溶融状態の樹脂成形材料を充填し、この樹脂
成形材料を軸体との間に回転隙間を設けながら軟質回転
リング体と一体に成形固化して回転構造体を形成してい
るため、軟質回転リング体と一体に成形固化された樹脂
成形材料が軸体の両つば部にガイド保持され、軸体外周
との間の回転隙間を介して軸体周囲に回転自在とされて
いる。したがって、分割された軸体及び連結体を用いず
に、部品点数が削減することができる。また、連結体の
成形と同時に回転構造体の組立てを行っているため、組
立が容易になっている。
を動かして樹脂成形材料を軸体外周方向に繰り返し押圧
することにより、溶融状態の樹脂成形材料が徐々に固化
し、押圧された状態で完全に成形固化しているため、回
転隙間が形成できる。
動きが軸体外周方向への振動であるため、軸体の振動周
期で軸体外周面が樹脂成形材料を軸体外周方向へ繰り返
し押圧できる。
振動が偏芯回転運動であるため、樹脂成形材料を均等に
軸体外周方向へ繰り返し押圧し、軸体の周囲に偏芯量と
略同寸の回転隙間が形成できる。
動きに伴う軸体外周に突設された複数の突起部の動きに
より、樹脂成形材料を軸体外周方向に繰り返し押圧し、
突起部高さと略同寸の回転隙間が形成できる。
保持する金型内の保持部を運動させることによって、容
易に軸体に動きを与えることができる。
質回転リング体内側部を覆う断面コ字型に形成されてい
ると、材料充填空間に充填されて成形固化された断面コ
字型の樹脂成形材料が軟質回転リング体内側部を覆って
一体化されているため、樹脂成形材料が軟質回転リング
体を強固に密着保持できる。
ング体が樹脂成形材料の押圧によって変形しようとする
軟質回転リング体を保持しているため、軟質回転リング
体の変形を防止できる。
す要部の縦断面図である。
す要部の縦断面図である。
る回転構造体を示す縦断面図である。
製造方法を示す要部の縦断面図であり、(a)は軸方
向、(b)は軸と垂直方向である。
製造方法を示す要部の縦断面図であり、(a)は軸方
向、(b)は軸と垂直方向である。
製造方法を示す要部の縦断面図である。
製造方法を示す要部の縦断面図である。
製造方法を示す要部の縦断面図である。
示す要部の縦断面図である。
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 両端につば部を有する軸体と、この軸体
周囲に回動自在に保持された軟質回転リング体とからな
る回転構造体を製造する回転構造体の製造方法であっ
て、軟質回転リング体の内径をつば部外径よりも大きく
形成し、金型内で軸体及び軸体周囲に軟質回転リング体
を配置保持させ、金型内の軸体外周と軟質回転リング体
内周との間の材料充填空間に溶融状態の樹脂成形材料を
充填し、この樹脂成形材料を軸体との間に回転隙間を設
けながら成形固化して軟質回転リング体と一体の連結体
を設けることにより回転構造体を形成する回転構造体の
製造方法であり、軸体を動かして樹脂成形材料を軸体外
周方向に繰り返し押圧した状態で成形固化させることに
より、回転隙間を形成するようになしたことを特徴とす
る回転構造体の製造方法。 - 【請求項2】 軸体の動きが軸体外周方向への振動であ
ることを特徴とする請求項1記載の回転構造体の製造方
法。 - 【請求項3】 軸体の振動が偏芯回転運動であることを
特徴とする請求項2記載の回転構造体の製造方法。 - 【請求項4】 軸体外周に複数の突起部を突設し、軸体
の動きに伴う突起部の動きにより、樹脂成形材料を軸体
外周方向に繰り返し押圧するようになしたことを特徴と
する請求項1記載の回転構造体の製造方法。 - 【請求項5】 金型内に軸体を保持する運動自在の保持
部を設け、この保持部の運動により軸体を動かすことを
特徴とする請求項1乃至4記載の回転構造体の製造方
法。 - 【請求項6】 樹脂成形材料の押圧による軟質回転リン
グ体の変形を防止する金属リング体が軟質回転リング体
内側部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至
5記載の回転構造体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33280398A JP3475820B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 回転構造体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33280398A JP3475820B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 回転構造体の製造方法 |
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JP2000158477A JP2000158477A (ja) | 2000-06-13 |
JP3475820B2 true JP3475820B2 (ja) | 2003-12-10 |
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1998
- 1998-11-24 JP JP33280398A patent/JP3475820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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