JP3475807B2 - スナップリング装着装置及びそれに用いられるスナップリング - Google Patents

スナップリング装着装置及びそれに用いられるスナップリング

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナップリング装
着装置及びそれに用いられるスナップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押圧力が作用する部材を支持部材
に抜け止めするためにスナップリングが用いられてお
り、例えば自動車用自動変速機のキャリア等の回転部材
を係止・開放する多板ブレーキに使用される摩擦板の抜
け止め用としてスナップリングが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このスナップリングは
環状の装着溝に嵌合されており、ブレーキを作動させる
度に回転部材側から回転力が摩擦板を介して作用し、ス
ナップリングが装着溝内で徐々に回転移動してゆき、そ
のオリジナルな装着位置から円周方向に大幅にずれてし
まうことがある。
【0004】自動車用自動変速機のケーシングに形成さ
れたスナップリング用装着溝には、組立て及びオイル循
環などの理由から切欠き部分がある場合が多く、そうし
た切欠き部分にスナップリングの合い口が位置するとス
ナップリングが外れやすくなる不都合が生じる。
【0005】また、ケーシングの切欠き部分に過度の応
力が作用し、ケーシングの耐久性が低下する不都合も生
じる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、回転部材側か
ら回転力が作用しても過度に回転してしまうことのな
い、スナップリング装着装置及びそれに用いられるスナ
ップリングを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明は
(図1、図2、図3、図4参照)、環状の本体(73
b)の一部を切欠いた合い口(73a)を有するスナッ
プリング(73)と、支持部材(16)に形成された円
環状の装着溝(16h)と、を備え、前記スナップリン
グをそのバネ力により前記装着溝に装着して、前記支持
部材の内方からの押圧力が作用する押圧部材(72)を
前記スナップリングが抜止め・保持してなり、かつ前記
円環状の装着溝は、前記スナップリングに作用する押圧
力を担持する側壁(16i)が切欠かれた開放部を有し
てなる、スナップリング装着装置において、前記支持部
材(16)に、前記装着溝(16h)より深いスプライ
ン溝(a)が多数形成されて、該スプライン溝部分は、
前記側壁(16i)が切欠かれて開放部を構成すると共
に、隣接する前記スプライン溝間が空いて比較的長い側
壁からなる無スプライン部分(b)を有し、 前記スナッ
プリング(73)は、前記本体の肉厚が減少した肉厚減
少部(73f)において前記本体の外周部(73d)か
ら半径方向外側に突出して一体に形成された1個の突起
とからなる係合部(73c)を有し、 前記合い口が前記
無スプライン部分(b)に位置するように、前記係合部
(73c)を前記スプライン溝(a)の1個に係合して
なる。
【0008】
【0009】
【0010】請求項に係る本発明は(図3参照)、前
記装着溝の開放部は、前記スプライン溝の外に所定長さ
に亘る切欠き(16g)を更に有し、前記係合部(73
c)は、前記合い口(73a)が前記切欠き(16g)
から離れた位置になるように前記スプライン溝(a)に
係合してなる。
【0011】請求項に係る本発明は(図2参照)、前
記押圧部材は、多板摩擦係合装置(B5)の摩擦板(7
2)である。
【0012】請求項に係る本発明は(図1、図2参
照)、前記支持部材は、自動変速機のケーシング(1
6)であり、前記押圧部材は、多板ブレーキ装置の摩擦
板(72)である。
【0013】
【0014】請求項に係る本発明は(図4、図5、図
6参照)、請求項1ないし4のいずれか記載のスナップ
リング装着装置に用いられ、前記係合部(73c)は、
前記本体の一部にプレス加工を施すことにより形成され
てなる。
【0015】請求項に係る本発明は(図4、図5、図
6参照)、請求項記載のスナップリングにおいて、
記係合部(73c)は、前記合い口(73a)の近傍に
形成されてなる。
【0016】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
[作用]及び[発明の効果]に関しても同様である。
【0017】[作用]上記した構成により、本発明は、
装着溝(16h)に形成された被係合部(a)とスナッ
プリングの係合部(73c)が係合することにより、ス
ナップリングの装着溝内での回転が防止され、スナップ
リング本体の端部(73a)が、前記装着溝(16h)
の前記側壁(16i)がある部分に位置するように保持
される。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明によると、係合部
(73c)により、押圧部材からを作用する回転力によ
りスナップリング(73)が装着溝(16h)内で徐々
に回転移動して、合い口(73a)を形成する端部と装
着溝(16h)の側壁(16i)が面接触する安定係合
状態にあるオリジナルな装着位置からスナップリングが
円周方向に大幅にずれてしまう事態の発生を未然に防止
することが出来る。
【0019】また、スナップリング(73)の移動によ
り支持部材(16)側に過度の応力が作用し、その耐久
性が低下してしまうような事態の発生も防止することが
出来る。
【0020】更に、合い口(73a)を形成する端部が
装着溝の側壁(16i)がある部分に配置されるので、
当該端部の変形などが装着溝の側壁により防止され、ス
ナップリングが装着溝から外れてしまう事態の発生を確
実に保持することが出来る。また、合い口を形成する端
部が開放部(a)に配置されないので、該端部の過度の
変形を防止することが出来、開放部(a)部分にスナッ
プリング側から過度の応力が作用することを防止するこ
とが出来、支持部材の耐久性を維持することが出来る。
【0021】更に、合い口(73a)を形成する端部ば
かりか、合い口部分も装着溝の側壁がある部分に配置さ
れるので、合い口部分の変形などが装着溝の側壁により
防止され、スナップリングが装着溝(16h)からの外
れてしまう事態の発生を確実に保持することが出来る。
また、合い口が開放部(a)に配置されないので、合い
口部分の過度の変形を防止することが出来、開放部
(a)部分にスナップリング側から過度の応力が作用す
ることを防止することが出来、支持部材の耐久性を維持
することが出来る。
【0022】また、スプライン溝を利用して被係合部と
することが出来るので、支持部材に更に被係合部を形成
する必要をなくすことが出来、装置構成の簡略化、製造
コストの低減に寄与することが出来る。
【0023】請求項に係る発明によると、合い口(7
3a)が切欠き(16g)に配置されることを防止する
ことが出来、切欠きの存在によるスナップリング(7
3)の脱落の可能性を低くすることが出来る。また、合
い口が切欠き部分に配置されないので、合い口部分の過
度の変形を防止することが出来、切欠き(16g)部分
にスナップリング側から過度の応力が作用することを防
止することが出来、ケーシング等の支持部材(16)の
耐久性を維持することが出来る。
【0024】請求項に係る発明によると、多板ブレー
キ装置、クラッチ装置等の摩擦板(72)から伝達され
る回転力によりスナップリング(73)が装着溝内で回
転ししまう事態の発生を防止することが出来る。
【0025】請求項に係る発明によると、自動変速機
にあって、スナップリングの移動によりケーシング(1
6)側に過度の応力が作用し、その耐久性が低下してし
まうような事態の発生も防止することが出来る。
【0026】請求項1又は5に係る発明によると、突起
(73c)が本体の半径方向外側に突出しているので、
突起の存在にも係わらず、スナップリング(73)を板
厚方向に多数積層することが出来るので、輸送及び当該
スナップリングを対象物へロボット等により自動装着す
る際のセッティングが容易で、作業効率が高い。
【0027】また、肉厚減少部(73f)により、本体
(73b)の一部をプレス加工して肉厚減少部を形成す
ることで容易に突起(73c)を形成することが出来、
スナップリングの製造が容易となり、コスト低減を図る
ことが出来る。
【0028】請求項に係る発明によると、係合部(7
3c)が作用してスナップリング(73)の回転を防止
する際に、係合部(73c)から作用する曲げモーメン
トが合い口部分で開放されるので、当該曲げモーメント
により本体(73b)が過度に変形するような事態の発
生を防止することが出来る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0030】5速自動変速機1は、図1及び図7に示す
ように、トルクコンバータ4、3速主変速機構2、3速
副変速機構5及びディフアレンシヤル8を備えており、
かつこれら各部は互に接合して一体に構成されるトラン
スアクスルハウジング30、トランスミッショケース1
9及びリヤカバー16からなる一体ケースに収納されて
いる。そして、トルクコンバータ4は、ロックアップク
ラッチ4aを備えており、エンジンクランクシャフト軸
13から、トルクコンバータ4内の油流を介して又はロ
ックアップクラッチ4aによる機械的接続を介して主変
速機構2内に伝動する。そして、一体ケースにはクラン
クシャフトと整列して配置されている第1軸3(具体的
には入力軸3a)及び該第1軸3と平行に第2軸6(カ
ウンタ軸6a)及び第3軸14(左右軸14a、14
b)が回転自在に支持されており、また該ケースの外側
にバルブボディ29が配設されていると共に、該バルブ
ボディはバルブケース32にて油密状に覆われている。
【0031】主変速機構2は、シンプルプラネタリギヤ
7とダブルピニオンプラネタリギヤ9からなるプラネタ
リギヤユニット15を有しており、シンプルプラネタリ
ギヤ7はサンギヤSl、リングギヤRl、及びこれらギ
ヤに噛合するピニオンPlを支持したキャリヤCRから
なり、またダブルピニオンプラネタリギヤ9は上記サン
ギヤSlと異なる歯数からなるサンギヤS2、リングギ
ヤR2、並びにサンギヤS2に噛合するピニオンP2及
びリングギヤR2に噛合するピニオンP3を前記シンプ
ルプラネタリギヤ7のピニオンPlと共に支持する共通
キャリヤCRからなる。
【0032】そして、エンジンクランクシャフト13か
らトルクコンバータ4を介して連動している入力軸3a
は、第1の(フォワード)クラッチClを介してシンプ
ルプラネタリギヤ7のリングギヤRlに連結し得ると共
に、第2の(ダイレクト)クラッチC2を介してシンプ
ルプラネタリギヤ7のサンギヤSlに連結し得る。ま
た、ダブルピニオンプラネタリギヤ9のサンギヤS2
は、第1のブレーキBlにて直接係止し得ると共に、第
1のワンウェイクラッチFlを介して第2のブレーキB
2にて係止し得る。更に、ダブルピニオンプラネタリギ
ヤ9のリングギヤR2は、第3のブレーキB3及び第2
のワンウェイクラッチF2にて係止し得る。そして、共
通キャリヤCRが、主変速機構2の出力部材となるカウ
ンタドライブギヤ18に連結している。
【0033】一方、副変速機構5は、第2軸6を構成す
るカウンタ軸6aの軸線方向リヤ側に向って、出力ギヤ
62、第1のシンプルプラネタリギヤ10及び第2のシ
ンプルプラネタリギヤ11が順に配置されており、また
カウンタ軸6aはベアリングを介して一体ケースに回転
自在に支持されている。前記第1及び第2のシンプルプ
ラネタリギヤ10,11は、シンプソンタイプからな
る。
【0034】また、第1のシンプルプラネタリギヤ10
は、そのリングギヤR3が前記カウンタドライブギヤ1
8に噛合するカウンタドリプンギヤ17に連結してお
り、そのサンギヤS3がカウンタ軸6aに回転自在に支
持されているスリーブ軸12に固定されている。そし
て、ピニオンP5はカウンタ軸6aに一体に連結された
フランジからなるキャリヤCR3に支持されており、ま
た該ピニオンP5の他端を支持するキャリヤCR3はU
DダイレクトクラッチC3のインナハブに連結してい
る。また、第2のシンプルプラネタリギヤ11は、その
サンギヤS4が前記スリーブ軸12に形成されて前記第
1のシンプルプラネタリギヤのサンギヤS3に連結され
ており、そのリングギヤR4は、カウンタ軸6aに連結
されている。
【0035】そして、UDダイレクトクラッチC3は、
前記第1のシンプルプラネタリギヤのキャリヤCR3と
前記連結されたサンギヤS3,S4との間に介在してお
り、かつ該連結されたサンギヤS3,S4は、バンドブ
レーキからなる第4のブレーキB4にて係止し得る。更
に、第2のシンプルプラネタリギヤのピニオンP4を支
持するキャリヤCR4は、第5のプレーキB5にて係止
し得る。
【0036】一方、リヤカバー16には、前記カウンタ
軸支持用のローラベアリング63を支持する環状の鍔部
16eが第2軸6と同軸状に形成されており、またその
外縁部16bの内周側には接合面Aから更にミッション
ケース19内に突出する延出部16fが形成されてい
る。該延出部16fは、図3に示すように、外縁部16
b内径側に沿って略々円環状に形成されており、かつ円
環状部を構成する該延出部16fの内周面にスプライン
溝aが多数形成されている。更に、該延出部16fは、
上記スプライン溝aを形成するために、その外周側も凹
凸状に形成されており、該スプライン溝a部分はリヤカ
バー16及びミッションケース19接合用の孔dのため
に肉厚に構成されているリヤカバー16及びミッション
ケース15の肉厚部eを避けて配置されている。即ち、
スプライン溝aは、全周に亘り等間隔ではなく、上記肉
厚部eは、隣接するスプライン溝間が空けられて、スプ
ライン溝aが形成されていない無スプライン部bとなっ
ている。そして、上記延出部16fの略々円環部は、図
3右下部分に切欠き16gが形成されている。
【0037】そして、図2に示すように、前記第2のシ
ンプルプラネタリギヤ11と軸方向略々同じ位置でかつ
そのリングギヤR4の外径側に配置された第5のブレー
キB5は、交互に配置された複数の内側摩擦板71及び
外側摩擦板72(最外端側の圧力板721を含む)を有
する多板ブレーキからなり、内側摩擦板71の内周面に
形成されたスプラインがインナハブ70の外周面に形成
されたスプライン70aに係合しており、また外側摩擦
板72の外周面に形成されたスプライン歯72a(図3
参照)が前記延出部16fのスプライン溝aに係合して
いる。また、第5のブレーキB5のインナハブ70は前
記第4のシンプルプラネタリギヤのキャリアCRから半
径方向に延びていると共に、そのリングギヤR4の外径
側にて軸方向に平行に延びており、該第4のシンプルプ
ラネタリギヤ11と軸方向に略々整列して配置されてい
る。なお、延出部16fの図2最右方の外摩擦板72の
更に右方の先端部分には装着溝となる係合溝16hが切
欠き16g部分を除いて全周にわたり形成されており、
係合溝16hにはスナップリング73が半径方向に縮設
された形で嵌合して、該第5のブレーキB5の内側及び
外側摩擦板71、72の、該摩擦板の配列方向である図
中左右方向における抜け止めが図られている。係合溝1
6h部分の前記スプライン溝aに対応した部分は、その
側壁16i部分がスプライン溝aの一部を形成する形で
切り欠かれて開放部を形成している。即ち、スプライン
溝aは、上記係合溝16hよりも深く形成されている。
【0038】スナップリング73は、図4に示すよう
に、断面が四角形の鉄材により全体が略円環状に形成さ
れた本体73bを有しており、該本体73bの一部は切
り欠かれて合い口73aを形成している。合い口73a
の近傍の図4左方には、回り止め突起73cが本体73
bの外周部73dよりも半径方向外側に突出した形で形
成されており、回り止め突起73cは、図5及び図6に
示すように、本体73bの一部をプレスによるアプセッ
ト(すえ込み)加工するで形成されている。従って、回
り止め突起73cは、本体73bの図5左側の側面73
gからその肉厚が減少した形で凹んだ肉厚減少部73f
に形成されている。
【0039】スナップリング73は、係合溝16h中
で、その合い口73aを、図3左方に向けた形で、かつ
合い口73aを形成する本体端部の本体側面73gをト
ランスミッションケース15の一部であるリアカバー1
6の延出部16fの係合溝16hの側壁16iと面接触
させ、また合い口73aも係合溝26aの側壁16iが
形成されている部分に配置される形で装着されている。
更に、回り止め突起73cは、該合い口73aが位置す
る部分に最も近接したスプライン溝a部分で、係合溝1
6hよりもスプライン溝a内に外周方向に突出する形で
係合し、本体73bは、突起73cがスプライン溝aの
両側面a1,a1に当接して、矢印A、B方向に所定量
GP以上回動しないように装着されている。
【0040】また、リヤカバー16の前記鍔部16e及
び延出部16fの環状の間部分には、シリンダ75が形
成されており、該シリンダ75にはピストン76が油密
状に嵌合し、かつ該ピストン76の外径側背面に形成さ
れた環状突部76aが前記第5のブレーキB5の多板ブ
レーキに対面して配置され、該ブレーキ用の油圧サーボ
77を構成している。また、リヤカバーの鍔部16eの
外周面にはスナップリングにより受け金具79が抜止め
・装着されており、該金具79と前記ピストン76の背
面との間に戻しスプリング90が縮設されている。
【0041】また、前車軸からなる第3軸14には、図
7に示すように、ディフアレンシヤル装置8が配置され
ており、該ディフアレンシヤル装置8は、出力ギヤ62
からの回転を左右に分岐して左右前輪車軸14a、14
bに伝達する。
【0042】ついで、本実施の形態の作用について説明
する。図7は、上記自動変速機1のスケルトンを示す図
で、図8は、各クラッチ、ブレーキ及びワンウェイクラ
ッチの作動を示す図である。
【0043】D(ドライブ)レンジにおける1速(1S
T)状態では、フォワードクラッチClが接続し、かつ
第5のブレーキB5汲び第2のワンウェイクラッチF2
が係止して、ダブルピニオンプラネタリギヤのリングギ
ヤR2及び第2のシンプルプラネタリギヤ11のキャリ
ヤCR4が停止状態に保持される。この状態では、入力
軸3aの回転は、フォワードクラッチClを介してシン
プルプラネタリギヤのリングギヤRlに伝達され、かつ
ダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤR2は停止
状態にあるので、両サンギヤSl、S2を逆方向に空転
させながら共通キャリヤCRが正方向に大幅減速回転さ
れる。即ち、主変速機構2は、1速状態にあり、該減速
回転がカウンタギヤ18,17を介して副変速機構5に
おける第1のシンプルプラネタリギヤのリングギヤR3
に伝達される。該副変速機構5は、第5のブレーキB5
により第2のシンプルプラネタリギヤのキャリヤCR4
が停止され、1速状態にあり、前記主変速機構2の減速
回転は、該副変速機構5により更に減速されて、出力ギ
ヤ62から出力する。
【0044】2速(2ND)状態では、フォワードクラ
ッチClに加えて、第2のブレーキB2(及び第1のブ
レーキBl)が作動し、更に、第2のワンウェイクラッ
チF2から第1のワンウェイクラッチFlに作動が切換
わり、かつ第5のブレーキB5が係止状態に維持されて
いる。この状態では、サンギヤS2が第2のブレーキB
2及び第1のワンウェイクラッチFlにより停止され、
従って入力軸3aからフォワードクラッチClを介して
伝達されたシンプルプラネタリギヤのリングギヤRlの
回転は、ダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤR
2を正方向に空転させながらキャリヤCRを正方向に減
速回転する。更に、該減速回転は、カウンタギヤ18,
17を介して副変速機構5に伝達される。即ち、主変速
機構2は2速状態となり、副変速機構5は、第5のブレ
ーキB5の係合により1速状態にあり、この2速状態と
1速状態が組合されて、自動変速機1全体で2速が得ら
れる。なおこの際、第1のブレーキBlも作動状態とな
るが、コーストダウンにより2速になる場合、該第1の
ブレーキBlは解放される。
【0045】3速(3RD)状態では、フォワードクラ
ッチCl、第2のブレーキB2及び第1のワンウェイク
ラッチFl並びに第1のブレーキBlはそのまま係合状
態に・保持され、第5のブレーキB5の係止が解放され
ると共に第4のブレーキB4が係合する。即ち、主変速
機構2はそのままの状態が保持されて、上述した2速時
の回転がカウンタギヤ18,17を介して副変速機構5
に伝えられ、そして副変速機構5では、第1のシンプル
プラネタリギヤのリングギヤR3からの回転がそのサン
ギヤS3及びサンギヤS4の固定により2速回転として
キャリヤCR3から出力し、従って主変速機構2の2速
と副変速機構5の2速で、自動変速機1全体で3速が得
られる。
【0046】4速(4TH)状態では、主変速機構2
は、フォワードクラッチCl、第2のブレーキB2及び
第1のワンウェイクラッチFl並びに第1のブレーキB
lが係合した上述2速及び3速状態と同じであり、副変
速機構5は、第4のブレーキB4を解放すると共にUD
ダイレクトクラッチC3が係合する。この状態では、第
1のシングルプラネタリギヤのキャリヤCR3とサンギ
ヤS3,S4が連結して、プラネタリギヤ10,11が
一体回転する直結回転となる。従って、主変速機構2の
2速と副変速機構5の直結(3速)が組合されて、自動
変速機全体で、4速回転が出力ギヤ16から出力する。
【0047】5速(5TH)状態では、フォワードクラ
ッチCl及びダイレクトクラッチC2が係合して、入力
軸3の回転がシンプルプラネタリギヤのリングギヤRl
及びサンギヤSlに共に伝達されて、主変速機構2は、
ギヤユニットが一体回転する直結回転となる。この際、
第1のブレーキBlが解放されかつ第2のブレーキB2
は係合状態に保持されるが第1のワンウェイクラッチF
lが空転することにより、サンギヤS2は空転する。ま
た、副変速機構5は、UDダイレクトクラッチC3が係
合した直結回転となっており、従って主変速機構2の3
速(直結)と副変速機構5の3速(直結)が組合され
て、自動変速機全体で、5速回転が出力ギヤ16から出
力する。
【0048】更に、本自動変速機は、加速等のダウンシ
フト時に作動する中間変速段、即ち3速ロー及び4速ロ
ーがある。
【0049】3速ロー状態は、フォワードクラッチCl
及びダイレクトクラッチC2が接続し(第2ブレーキB
2が係合状態にあるがワンウェイクラッチFlによりオ
ーバランする)、主変速機構2はプラネタリギヤユニッ
ト15を直結した3速状態にある。一方、第5のブレー
キB5が係止して副変速機構5は1速状態にあり、従っ
て主変速機構2の3速状態と副変速機構5の1速状態が
組合されて、自動変速機1全体で、前述した2速と3速
との間のギヤ比となる変速段が得られる。
【0050】4速ロー状態は、フォワードクラッチCl
及びダイレクトクラッチC2が接続して、主変速機構2
は、上記3速ロー状態と同様に3速(直結)状態にあ
る。一方、副変速機構5は、第4のブレーキB4が係合
して、第1のシンプルプラネタリギヤ10のサンギヤS
3及び第2のシンプルプラネタリギヤ11のサンギヤS
4が固定され、2速状態にある。従って、主変速機構2
の3速状態と副変速機構5の2速状態が組合されて、自
動変速機1全体で、前述した3速と4速との間のギヤ比
となる変速段が得られる。
【0051】なお、図2において点線の丸印は、コース
ト時エンジンブレーキの作動状態(4、3又は2レン
ジ)を示す。即ち、1速時、第3のブレーキB3が作動
して第2のワンウェイクラッチF2のオーバランによる
リングギヤR2の回転を阻止する。また、2速時、3速
時及び4速時、第1のブレーキBlが作動して第1のワ
ンウェイクラッチFlのオーバランによるサンギヤSl
の回転を阻止する。
【0052】そして、前記出力ギヤ62の回転は、リン
グギヤ97を介してディフアレンシヤル装置8に伝達さ
れ、更に該ディフアレンシヤル装置により負荷トルクに
応じて分岐されて左右車軸14a,14bを介して左右
前輪に伝達される。
【0053】また、前記1速、2速、3速ロー、後進及
びニュートラル(N)時、図2に示すように、第5のブ
レーキB5が作動状態にあって、油圧サーボ77の油圧
室に作用した油圧に基づきピストン76が伸長して、突
出部76aを介して内側及び外側摩擦板71、72を圧
接する。この際、内側摩擦板71は、シフト状態に応じ
て正逆両方向に回転するため、外側摩擦板72にも同様
に正逆方向に回転力が作用し、それら内側及び外側摩擦
板71、72を保持するスナップリング73にも同様な
回転力が正逆方向、即ち図3矢印A、B方向に作用す
る。図3中スナップリング73の側面73gと面接触し
ている外側摩擦板72とスナップリング73は共に鉄製
であり、スナップリング73を収納するリヤカバー16
の延出部16fは、例えばアルミ合金製であるために、
外側摩擦板72とスナップリング73間の摩擦係数と、
スナップリング73と延出部16f間の摩擦係数は、外
側摩擦板72とスナップリング73間の摩擦係数の相違
が大きく、これにより、スナップリング73は係合溝1
6h内で矢印A、B方向に回転しようとする。しかし、
スナップリング73の回り止め突起73cがスプライン
溝a内に係合しているので、スナップリング73の矢印
A、B方向への回転は、回り止め突起73cがスプライ
ン溝aの両側の壁面alに当接した段階で阻止され、ス
ナップリング73がそのオリジナルな装着位置から過度
に矢印A、B方向に回転してしまうようなことは未然に
防止される。
【0054】なお、上述実施の形態は、5速自動変速機
について説明したが、これに限らず、副変速機構に異な
るタイプの機械を用いたもの、更に4速自動変速機又は
5速段以上の自動変速機、FR用の縦置き自動変速機等
にも適用可能である。
【0055】また、スナップリング73の本体73bに
設ける回り止め手段は、本体73bの矢印A、B方向の
過度の回転を防止することが出来る限り、回り止め突起
73c等の突起に限らず、ピン及び軸方向に突出する凸
部など、任意のものを採用することが出来る。
【0056】更に、その装着位置も、本体73bの外周
部73dに限らず、側面73g側、更には、内周側に設
けることも可能である。
【0057】更に、スナップリング73の係合部として
の突起73cが係合する装着溝を構成する係合溝16h
側の被係合部もスプライン溝aに限らず、スナップリン
グ側の係合部と係合してスナップリングの回転を防止し
得る限り、どのような形態を取ることも可能である。
【0058】また、本発明によるスナップリングは、自
動変速機に限らず、オリジナルな装着位置よりも過度に
回転しては不都合な箇所にスナップリングを装着する場
合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動変速機の一例を示す概
略図。
【図2】図1の自動変速機の第5のブレーキ付近の部分
拡大図。
【図3】第5のブレーキ付近の拡大側面図。
【図4】スナップリングの一例を示す図。
【図5】図4のスナップリングの回り止め突起部分の断
面図。
【図6】図4のスナップリングの回り止め突起部分の拡
大図。
【図7】図1の自動変速機のスケルトン図。
【図8】図7の自動変速機の作動図。
【符号の説明】
16 支持部材(ケーシング、リアカバー) 16g 切欠き 16h 装着溝(係合溝) 16i 側壁 72 摩擦板(外側摩擦板) 73 スナップリング 73a 合い口 73b 本体 73c 係合部(突起) 73f 肉厚減少部 a 被係合部、開放部(スプライン溝) B5 多板摩擦係合装置(ブレーキ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 正明 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−142413(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/02 F16B 21/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の本体の一部を切欠いた合い口を有
    するスナップリングと、支持部材に形成された円環状の
    装着溝と、を備え、前記スナップリングをそのバネ力に
    より前記装着溝に装着して、前記支持部材の内方からの
    押圧力が作用する押圧部材を前記スナップリングが抜止
    め・保持してなり、かつ前記円環状の装着溝は、前記ス
    ナップリングに作用する押圧力を担持する側壁が切欠か
    れた開放部を有してなる、スナップリング装着装置にお
    いて、前記支持部材に、前記装着溝より深いスプライン溝が多
    数形成されて、該スプライン溝部分は、前記側壁が切欠
    かれて開放部を構成すると共に、隣接する前記スプライ
    ン溝間が空いて比較的長い側壁からなる無スプライン部
    分を有し、 前記スナップリングは、前記本体の肉厚が減少した肉厚
    減少部において前記本体の外周部から半径方向外側に突
    出して一体に形成された1個の突起とからなる係合部を
    有し、 前記合い口が前記無スプライン 部分に位置するように、
    前記係合部を前記スプライン溝の1個に係合してなる、 スナップリング装着装置。
  2. 【請求項2】 前記装着溝の開放部は、前記スプライン
    溝の外に所定長さに亘る切欠きを更に有し、前記係合部
    は、前記合い口が前記切欠きから離れた位置になるよう
    に前記スプライン溝に係合してなる、 請求項1記載のスナップリング装着装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材は、多板摩擦係合装置の摩
    擦板である、 請求項1又は2記載のスナップリング装着装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、自動変速機のケーシン
    グであり、前記押圧部材は、多板ブレーキ装置の摩擦板
    である、 請求項3記載のスナップリング装着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載のスナ
    ップリング装着装置に用いられ、 前記係合部は、前記本体の一部にプレス加工を施すこと
    により形成されてなる、 スナップリング。
  6. 【請求項6】 前記係合部は、前記合い口の近傍に形成
    されてなる、 請求項5記載のスナップリング。
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