JP3475476B2 - 音量調整装置 - Google Patents

音量調整装置

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JP3475476B2 JP03206394A JP3206394A JP3475476B2 JP 3475476 B2 JP3475476 B2 JP 3475476B2 JP 03206394 A JP03206394 A JP 03206394A JP 3206394 A JP3206394 A JP 3206394A JP 3475476 B2 JP3475476 B2 JP 3475476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複数のチューナ
(地上波、CATV、BS、CS等)、又は外部入力チ
ャンネルを有するテレビジョン受像機、AVアンプ等の
電子機器において、チャンネルを切替える時に、チャン
ネル間の音量差などを補正し、ユーザの所望の音量に自
動的に調整する機能を有する音量調整装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えばテレビジョン受像機
や、AVアンプ等は外部に接続することができる機器
(レーザディスクプレーヤ、コンパクトディスクプレー
ヤ、ミニディスクプレーヤ、DAT、ビデオデッキ等)
の増加に対応し、外部入力チャンネルの数が増加してき
ている。また、チューナで受信できる放送チャンネル
は、地上波放送(VHF/UHF)、衛星放送(BS/
CS)に加え、例えばCATV(ケーブルテレビジョ
ン)のように、非常に多数の放送チャンネルの中から、
好みの放送チャンネルを選択して視聴することができる
ようになってきている。
【0003】これらの、チャンネル(放送チャンネルや
外部入力チャンネル等)を選択するときは、例えば音
楽、映画、ニュース、教養番組など、ソースの内容や家
庭事情などによる周辺環境に合わせて、ユーザがその都
度所望の音量ボリュームに調整して、快適な音声で視聴
することが望ましく、上記テレビジョン受像機や、AV
アンプなどには音量調整装置が設けられている。そし
て、この音量調整装置により出力音声を増減させ、所望
の音量で音声が出力されるように調整することができる
ようになっている。また、テレビジョン受像機等に電源
を投入して、新たに放送番組の視聴を開始するときは、
前回電源をオフにしたときに設定されていた音量ボリュ
ームが保持され、その音量ボリュームで音声出力がなさ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに選択できる外部入力チャンネルや、放送チャンネル
は増加したが、前記音量調整装置は各チャンネル毎に対
応して独立した音量調整を行なうことができるわけでは
なく、現在選択しているチャンネルを快適な音声で視聴
していても、チャンネルを切替えてしまうと、各外部接
続機器間の出力音声レベルの差からテレビジョン受像機
等から出力される音量も変化してしまう。したがって、
選択チャンネルを切替えた場合は再びユーザが音量調整
を行なわないと、所望の音量で音声が出力されない場合
もある。
【0005】特に、CATV等の放送局から送信される
音声は、放送局によって変調度が例えば200%を超え
ることもあり、放送チャンネルを切替える度に、その都
度音量調整を行なわなければならない煩わしさがある。
また、従来なされていた音量ボリュームの保持は、最後
に選択していたチャンネルの音量ボリュームなので、電
源を投入してからそのチャンネルを視聴し続ける場合は
良いが、その他の外部入力チャンネルや、放送チャンネ
ルを選択した場合は、同様に音量調整を行なわなければ
ならない場合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、音声信号を入力す
る複数のチャンネルを有し、前記複数のチャンネルのう
ちのいずれか一つのチャンネルを選択する入力手段と、
前記複数のチャンネル個々に対応した音量調整用の複数
の調整データを記憶する調整データ記憶手段と、前記
力手段により選択されたチャンネルの音声信号の出力レ
ベルを、前記調整データ記憶手段に記憶された、選択さ
れたチャンネルに対応する調整データに基づいて調整す
音量自動調整手段と、前記音量自動調整手段から出力
された音量自動調整された音声信号に対して、ユーザ
操作に基づく音量制御を行って出力する音量適宜調整手
段と、前記ユーザの操作に基づく音量制御の変化量に重
みが1未満の以下の重み付けデータを掛けて、前記選択
されたチャンネルに対応する調整データに加算して新た
な調整データを算出して、前記調整データ記憶手段に記
憶されている調整データを更新する制御部とを備えて音
量調整装置を構成する。前記重み付けデータは、例えば
装置の使用が開始されてから、前記音量適宜調整の操作
回数が増加するのに従って重みが小さくなるように設定
される。また、前記重み付けデータは、チャンネル選択
操作がなされてから、前記音量適宜調整の操作回数が増
加するのに従って重みが小さくなるように設定される。
さらに、前記重み付けデータは、チャンネル選択操作が
なされてから前記音量適宜調整が行なわれる迄の時間が
長くなるのに従って重みが小さくなるように設定され
る。
【0007】
【0008】
【作用】音声変調度の違いなどによるチャンネル(放送
チャンネル、外部入力チャンネル)間の音量差を補正す
るために、過去にユーザがチャンネルを選択したときに
行なった適宜音量調整による調整量を蓄積して学習効果
により、調整データを得ることができ、次回、同一チャ
ンネルを選択したときには、前記調整データ基づいて自
動的に音量調整がなされるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の音量調整装置の実施例を、例
えばテレビジョン受像機において実施した例で説明す
る。図1は本実施例のテレビジョン受像機の一部回路ブ
ロックを示す図である。この図で、1はU/V(CAT
V)チューナ、2はBSチューナ、3はCSチューナを
示し、各放送電波を選択する。これらの各チューナで選
択された出力はスイッチSW1 で選択され中間周波増幅
部4に入力される。5は、例えばビデオテープレコー
ダ、レーザディスクプレーヤ、8mmビデオテープレコ
ーダ等の外部機器が接続される、外部入力端子t1 、t
2 、t3 ・・・を有する外部入力部を示す。6はスイッ
チSW3 で選択された中間周波増幅部4から出力される
映像信号、又は外部入力部5から入力される映像信号に
より、例えば色信号の分離、色差信号形成、同期信号の
抽出等の各種信号処理を行なう映像信号処理部を示し、
RGB信号をCRT7に供給する。また、映像信号処理
部6においては、音声信号が検波され音量調整ボリュー
ム8に供給される。
【0010】音量調整ボリューム8は、例えば電圧制御
型の電子ボリューム等からなり、入力された音声信号の
音量を制御部11によって読み出されるメモリ13の音
量データに基づき、後述するような所定の音量に制御す
る。9は音量調整ボリューム8の後段に配され、音量調
整ボリューム8から出力された音声信号に対して、例え
ばユーザによる音量ボリューの調整操作にしたがった音
量調整を行なうマスターボリュームである。以下、音量
ボリューム8による音量調整を自動調整、マスターボリ
ューム9による音量調整を適宜調整という。10は増幅
部10a、スピーカ10bからなる再生部を示し、各チ
ューナ又は外部入力部5から入力され、音量ボリューム
8、マスタボリューム9で制御された音声を出力する。
【0011】11は前記自動調整、及び適宜調整の制御
を行なうとともに、上記各機能回路及び、スイッチを制
御する制御部を示す。この制御部11は、適宜調整がな
される毎に、後で説明する調整データを更新する演算処
理等も行なう。12は例えばユーザの操作によってマス
ターボリューム9が調整された回数や、チャンネル選択
がなされてから適宜調整がなされるまでの時間などをカ
ウントするカウンタ、13は前記各チューナ、外部入力
部5毎、すなわち各放送チャンネル、及び外部入力チャ
ンネル毎に自動調整をおこなう調整データを記憶するデ
ータエリア13a、13b、13c、13d・・・を有
する調整データメモリを示す。例えば、U/Vチューナ
1の放送チャンネルである1chはデータエリア13
a、同じく2chはデータエリア13bというように、
全てのデータエリア13a、13b・・・が放送チャン
ネル及び外部入力チャンネルに対応している。そして各
データエリア(13a、13b、13c・・・)に記憶
されている調整データは自動調整がなされる場合に読み
出され、適宜調整がなされる度に更新される。
【0012】14は重み付けデータメモリを示す。この
重み付けデータメモリ14も調整データメモリ13と同
様に各放送チャンネル、及び外部入力チャンネルに対応
したデータエリア14a、14b、14c、14d・・
・を有しており、前記1chはデータエリア14a、同
じく2chはデータエリア14bというように、全ての
データエリア14a、14b、14cが各放送チャンネ
ル、及び外部入力チャンネルに対応している。そして各
データエリア14a、14b・・・には、過去に行なわ
れた適宜調整の回数などから設定される重み付けデータ
Wが設定される。つまり、適宜調整が行なわれた場合
は、その適宜調整が行なわれたチャンネルに対応したデ
ータエリア(14a、14b、14c・・・)の重み付
けデータWが更新される。15は音量調整キー等が設け
られているリモートコマンダRCから出力される制御信
号を受光する受光部を示し、受光された制御信号は復調
部16を介して制御部に入力される。17はリモートコ
マンダRCと同様に音量調整キー等が設けられている操
作部である。
【0013】次に、図2に示されているフローチャート
にしたがい、上記した回路ブロックにより放送チャンネ
ル、又は外部入力チャンネルを選択して切替えた場合に
なされる音量調整(自動調整、適宜調整)の処理動作に
ついて説明する。まず処理がスタートすると、調整デー
タメモリ13における全てのデータエリア(13a、1
3b、13c・・・)を初期化し、初期値である調整デ
ータΔ0例えば0)を設定する(S001)。このデータΔ0
は後述するように、例えばユーザがリモートコマンダ
RC、又は操作部17に設けられている音量調整キーに
よって適宜調整がなされる毎に、その放送チャンネル、
又は外部入力チャンネルに対応しているデータエリア
(13a、13b、13c・・・)の調整データが、Δ
1 、Δ2 、Δ3 ・・・Δn というように更新される。な
お、調整データΔn は、例えばユーザによる適宜調整が
n回なされた後のデータである。
【0014】ステップS001において初期設定がなされた
後に、ユーザにより例えばU/Vチューナ1の放送チャ
ンネルである1chを選択する操作がなされると(S00
2)、制御部11は、スイッチSW1 、SW3 をU/V
チューナ1の入力側に切替え、前記1chを選択する制
御を行なう。これと同時に、制御部11は調整データメ
モリ13に対してデータエリア13aの調整データ、す
なわち、ユーザが過去に前記1chを選択した時に累積
され算出された調整量の総和である調整データΔn を読
みだすようにする(S003)。そして、この調整データΔ
n にしたがい音量ボリューム8を制御し、音量ボリュー
ム8から出力される音量をデータΔn だけ変化させる自
動調整を行なう(S004)。
【0015】このようにして、調整データメモリ13か
ら読み出された調整データΔn にしたがい、音量ボリュ
ーム8において制御された前記1chの音声信号は、マ
スターボリューム9を介して再生部10から出力される
ようになる。ここで、再生部10から出力される音声の
音量が、ユーザの所望する音量である場合は(S005)、
ユーザのマニュアル操作による適宜調整は行なわれず
に、前記1chの放送番組が視聴されることとなる。そ
して、再び放送チャンネル、又は外部入力チャンネルを
選択して切替えた場合には、ステップS002〜S005を繰り
返すことにより、選択されたチャンネルに対応している
データエリア(13a、13b、13c・・・)に記憶
されている調整データΔn にしたがって自動調整がなさ
れるようになる。
【0016】しかしながら、調整データメモリ13のデ
ータエリア13aから読み出された調整データΔn によ
りなされる自動調整で、ユーザの所望の音量とならない
場合は、所望の音量で音声出力がなされるように、ユー
ザが自らリモートコントローラRC、又は操作部17の
音量キーを操作し、適宜調整により音量ボリューム8の
後段に配されているマスターボリューム9を制御するよ
うにする(S006)。つまり、自動調整で制御された音量
の変化量に、適宜調整で制御される音量の変化量δを加
算することになる。制御部11はステップS006でなされ
た適宜調整による変化量δに、後述する重み付けデータ
メモリ14に設定されている重み付け値Wを重畳して、
ユーザが行なった音量の調整量を算出し、現在データエ
リア13aにメモリされている調整データΔn に加算す
ることにより、新たな調整データΔn+1 を算出する(S0
07)。 Δn+1 = δ × W + Δn ・・・数式1
【0017】そして、上記数式1により算出された調整
データΔn+1 が、調整データΔn がメモリされていたエ
リア11aに書き込まれ、音量調整ボリューム8を制御
するデータが更新される(S008)。ユーザによる適宜調
整による変化量δの更新(S006〜S008)も、ユーザが所
望する音量となるまで行なわれ、所望の音量となった時
点で(S005)音量調整が終了し、次回のチャンネル選択
操作(S002)が成されるようになる。次回のチャンネル
選択操作(S002)によって、再び前記1chが選択され
た場合は、調整データメモリ13のデータエリア13a
から前回の音量調整操作によって更新された調整データ
Δn+1 が読み出され(S003)、調整データΔn によって
調整されたときよりも、ユーザの所望の音量に近くなる
ように自動調整が成されるようになる(S004)。なお、
前記1ch以外の放送チャンネル、外部入力チャンネル
が選択された場合も、同様にして、そのチャンネルに対
応しているデータエリア(13a、13b、13c・・
・)に記録されている調整データを読みだし、その調整
データにしたがった自動調整がなされる。
【0018】次に、適宜調整による変化量δに重畳され
る重み付けデータWを設定する例を説明する。まず第一
の設定例として、本実施例のテレビジョン受像機の使用
を開始してから、選択したチャンネルにおいてユーザが
行なった適宜調整の回数にしたがい設定する例を説明す
る。テレビジョン受像機の使用を開始する時点では、メ
モリ14のエリア14a、14b、14c・・・は初期
化されている。そして、チャンネルが選択された後にユ
ーザによって成される適宜調整の回数nを、カウンタ1
2によって放送チャンネル、外部入力チャンネル毎にカ
ウントする。例えば、前記1chが選択されているとき
にユーザの適宜調整が成された場合には、そのカウント
値nはデータエリア14aに記憶される。ここで、例え
ば0≦n<Iである場合は、すなわち適宜調整回数が学
習の基準値I以下の回数である場合には、ユーザが行な
った適宜調整を十分に学習していないものと見なし重み
付けデータ=W0 とする。そして前記した0≦n<Iの
場合よりも適宜調整回数がかさんだが、基準値J以下、
すなわちI≦n<Jとなった場合は重み付けデータ=W
1 とする。さらに操作回数が増しJ≦nとなった場合
は、ユーザが所望する音量、すなわち放送チャンネル、
又は入力チャンネル間の音量差、あるいは音声変調度の
違いが充分に補正されたとして重み付けデータW2 とす
る。
【0019】この場合の重み付けデータはW0 >W1
2 となり、3段階の学習を行なうことが可能になる。
例えばI=50、J=100とした場合にはW0 =0.
3(n=0〜49)、W1 =0.1(n=50〜9
9)、W2 =0.01(n=100以上)となるように
重み付けデータWを設定する。すなわち、ユーザの適宜
調整の回数(カウンタ値n)が増加することによりユー
ザの所望の音量に近付いているので、重み付けデータを
小さく設定するようにする。なお、学習段階は3段階で
説明したが、さらに詳細に3段階以上の、例えば5段
階、6段階としても良い。
【0020】次に、第二の設定方法例として、チャンネ
ルが選択されてから、そのチャンネルにおいてユーザが
行なった適宜調整の回数にしたがい設定する例を説明す
る。ユーザがチャンネル選択を行なう時点では、メモリ
14のエリア14a、14b、14c・・・は初期化さ
れている。そして、チャンネルが選択されたときからユ
ーザによってなされる適宜調整の回数nを、放送チャン
ネル、外部入力チャンネル毎にカウンタ12によってカ
ウントする。ここで、例えばn≦k、すなわち適宜調整
の回数が基準値k以下の回数である場合には、ユーザが
行なった適宜調整を十分に学習していないものと見なし
重み付けデータW=w0 とする。そしてn>kである場
合は、前記したn≦kの場合よりも操作回数もかさみ、
学習効果が向上することにより、重み付けデータW=w
1 とする。この場合の重み付けデータはw0 ≫w1 とな
る。
【0021】例えばn=1である場合は重み付けデータ
W=0.3、n>1である場合は重み付けデータW=0
とする。これは、放送チャンネル、又は外部入力チャン
ネルを選択した直後に行なう適宜調整は、各チャンネル
間の音量差や音声変調度の違いを補正するためのもの
で、その後は、視聴するソフトの内容(音楽、映画、ニ
ュース等)や視聴する環境に対応するための適宜調整で
ある可能性が高いと考えるためである。つまり、チャン
ネル選択後に行なわれる、例えば2回目以降の適宜調整
は重み付けデータを設定する為の学習の対象としないと
いうこととする。そして、再びチャンネル選択がなされ
た場合は、カウント値nは初期化され、適宜調整がなさ
れた時から1からカウントが開始される。
【0022】次に、第三の設定方法例として、ユーザが
チャンネル選択を行なった後に、選択されたチャンネル
において適宜調整が行われるまでの時間にしたがい設定
する例を説明する。ユーザのキー操作によりチャンネル
選択がなされると、カウンタ12がカウントアップを開
始する。そして、選択されたチャンネルにおいて、ユー
ザによる音量調整がなされるまでの時間をカウントし、
音量調整がなされた時間をカウント値n、学習の基準と
なる値をkとして重み付けデータWを設定する。例えば
n≦kの場合、重み付けデータW=w1 、そしてn>k
の場合は重み付けデータW=w2 とする。ここで例えば
基準値kが60である場合、チャンネル選択がなされて
から60秒を境に重み付けデータWが設定される。
【0023】ここで、カウント値nが60以内であると
きは、チャンネル選択がなされてから比較的早期に音量
調整がなされたということになる。この場合の適宜調整
は、チャンネル間の音量差、音声変調度の違いを補正す
る為の操作であったとされる。またカウント値nが60
以上、すなわちチャンネル選択後60秒以上後に適宜調
整がなされた場合は、視聴するソフトの内容(音楽、映
画、ニュース等)や視聴する環境に対応するための適宜
調整であるとされる。したがって、重み付け値Wはw1
≫w2 となるように、例えばw1 =0.3、w2 =0と
いうように設定することにより、チャンネル間の音量
差、音声変調度の違いを補正する適宜調整に対してのみ
重み付けがなされるようになる。そして、再びチャンネ
ル選択がなされるとカウンタ値はリセットされ、選択さ
れたチャンネルで適宜調整が行なわれるまでの時間のカ
ウントを開始する。
【0024】このように、カウンタ12のカウント値と
学習の基準となる基準値を比較して、重み付けデータW
を設定することにより、適宜調整による音量変化の度合
いを学習することがでくるようになる。なお、上記第一
乃至三の設定例で示した重み付けデータWの数値は一例
であり、例えば学習段階を詳細にする場合などは、さら
に細かい段階となるような数値で設定してもよいし、ユ
ーザの使い勝手を考慮して数値設定を行なってもよい。
【0025】なお、チャンネル選択後に出力される音声
の音量は、上記したように適宜調整の回数などを学習す
ることによって得られる調整データに基づく音量に限ら
ず、例えば前回そのチャンネルを選択したときになされ
た適宜調整の調整データを各チャンネル毎にラストボリ
ュームデータとして調整データメモリ13のデータエリ
ア(13a、13b、13c・・・)に記憶し、次回の
チャンネル選択がなされた場合はに自動調整により、そ
のチャンネルに対応したデータエリア(13a、13
b、13c・・・)に記憶されている調整データ、すな
わち前回適宜調整で調整された音量で音声が出力される
ようにしてもよい。
【0026】また、調整データメモリ13に記憶される
データは、適宜調整がなされる毎に上記した重み付けデ
ータWにより学習された調整データに限らず、チャンネ
ル設定を行なったときの初期値として、ユーザが各チャ
ンネルに対して所望の音量となるような調整データを設
定することも可能である。例えば、最近では音楽、映
画、ニュース等各種の専門チャンネルが増えてきている
が、音楽や映画の放送チャンネルを選択したときは、や
や音量が大きくなるように調整データを設定したり、ま
た、臨場感や迫力などを必要としないニュース番組など
は音楽チャンネル等よりも小さくなるような調整データ
を設定することもできる。このように各チャンネルに対
して初期値を設定することにより、チャンネル選択を行
なったときは、自動調整により所定の音量出力がなされ
るようになり、さらに視聴する時間帯等の条件に応じて
適宜調整によって更なる音量調整を行なうことも可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の音量調整
装置は、チャンネル選択がなされたときに、その選択さ
れたチャンネルにおいて過去になされた適宜調整による
音量の変化量データに基づいて、各チャンネル間の例え
ば音声変調度の違いなどによる音量差を自動的に補正す
ることができる。さらに、そのチャンネルにおいてなさ
れた過去の適宜調整の回数や、チャンネル選択がなされ
たから適宜調整が行なわれる時間を蓄積して学習するこ
とにより、そのチャンネルの好適な音量を算出すること
が可能なので、適宜調整の回数が増加するほど、ユーザ
の所望の音量で出力されるようになる。つまり、チャン
ネルを選択したときに、音量が著しく大きくなったり、
又は小さくなったりすることを防止することができると
ともに、チャンネル選択時にそのつど音量調整を行なう
煩わしさを解消することができるようになる。
【0028】また、前回そのチャンネルを選択して適宜
調整を行なったときの調整データ、ユーザの所望の音量
となる調整データ等を各チャンネル毎に記憶することも
できるので、再びそのチャンネルを選択したときは、自
動的に前回選択していたときに調整したとき音量や、ユ
ーザの所望の音量で音声出力がなされるので、改めて適
宜調整により所望の音量に調整する煩わしさを解消する
ことが可能であるできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音量調整装置を実施例として用いたテ
レビジョン受像機の一部回路ブロック図である。
【図2】実施例の音量調整装置において、自動調整、及
び適宜調整の処理動作のフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 U/Vチューナ 2 BSチューナ 3 CSチューナ 5 外部入力部 8 音量調整ボリューム 9 マスターボリューム 11 制御部 12 カウンタ 13 調整データメモリ 14 重み付けデータメモリ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を入力する複数のチャンネルを
    し、前記複数のチャンネルのうちのいずれか一つのチ
    ャンネルを選択する入力手段と、前記 複数のチャンネル個々に対応した音量調整用の複数
    の調整データを記憶する調整データ記憶手段と、前記 入力手段により選択されたチャンネルの音声信号の
    出力レベルを、前記調整データ記憶手段に記憶された、
    選択されたチャンネルに対応する調整データに基づいて
    調整する音量自動調整手段と、前記 音量自動調整手段から出力された音量自動調整され
    音声信号に対して、ユーザの操作に基づく音量制御を
    って出力する音量適宜調整手段と、前記ユーザの操作に基づく音量制御の変化量に重みが1
    未満の以下の重み付けデータを掛けて、前記選択された
    チャンネルに対応する調整データに加算して新たな調整
    データを算出して、前記調整データ記憶手段に記憶され
    ている調整データを更新する 制御部とを備えている音量
    調整装置。
  2. 【請求項2】 前記重み付けデータは、装置の使用が開
    始されてから、前記音量適宜調整の操作回数が増加する
    のに従って重みが小さくなるように設定されることを特
    徴とする請求項1に記載の音量調整装置。
  3. 【請求項3】 前記重み付けデータは、チャンネル選択
    操作がなされてから、前記音量適宜調整の操作回数が増
    加するのに従って重みが小さくなるように設定されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の音量調整装置。
  4. 【請求項4】 前記重み付けデータは、チャンネル選択
    操作がなされてから前記音量適宜調整が行なわれる迄の
    時間が長くなるのに従って重みが小さくなるように設定
    されることを特徴とする請求項1に記載の音量調整装
    置。
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