JP3474801B2 - 充填方法 - Google Patents

充填方法

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JP3474801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填材を封入充填
する充填方法及び充填材を封入充填した充填体に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
温熱カイロは、表裏一対のシート部材の周縁部を接合し
た矩形の袋の中に粒状の発熱体を充填して製造するが、
充填作業は、袋の一縁部を未接合のまま上方に向けて開
口し、そこから発熱体を充填した後、開口した一縁部を
接合する。この方法では、複雑な形状に区画された袋に
発熱体等の充填材を稠密に充填するのは困難である。
【0003】また、粒状の充填材は、充填された袋の中
で流動するので、充填時の袋形状を保持できない。
【0004】本発明は、複雑なパターン形状の袋にも充
填材を容易に充填できる充填方法及び充填体の提供を目
的とする。
【0005】また、本発明は、流動性を有する充填材を
入れた袋を充填時の形状のまま容易に保持できる充填方
法及び充填体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の充填方法は、収
縮材により周縁部を区画された凹状室に充填材を充填
し、該凹状室及び収縮材を覆ってシート部材を配設し、
上記収縮材に例えば圧縮力を加えて収縮させると共に上
記シート部材を上記収縮材に接合することにより、充填
材を封入充填する。
【0007】本発明の充填体は、表裏一対の面材の周縁
部を収縮材を挟んで接合してなる袋の内部に充填材が封
入充填されている。本発明の充填体は、表裏一対の面材
のうち少なくとも一方の面材がシート部材からなり、こ
のシート部材の周縁部を収縮した収縮材に接合すること
により形成される。
【0008】上記記載における収縮材は、加熱圧縮やそ
の他の物理的圧縮エネルギー等を加えることにより収縮
し、厚みが減少する。収縮後は膨張して復元することな
く収縮状態を保持し得る。例えば発泡ポリエチレン、発
泡ポリプロピレン、発泡スチロール、発泡ウレタンを使
用する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態である
充填体10は、図1(f)及び図2に示すように、裏側
の面材となる下側シート13と、表側の面材となる上側
シート14の周縁部に収縮材15を挟んで接合して形成
される袋11の内部に粒状の充填材12を充填してあ
る。
【0010】下側シート13は、上層のポリエチレンシ
ート面と下層の不織布シート面とからなる2層構造の円
形の透湿シートであって、上層のポリエチレンシート面
が収縮した収縮材15に加熱溶着される。
【0011】上側シート14は、ポリエチレンシートか
らなる円形の非通水シートであって、下側シート13の
上面に配された収縮材15の上面を覆って配されること
で、下側シート13との間に収縮材15を挟み込む。
【0012】収縮材15は、発泡ポリエチレンからなる
枠体である。収縮材15は、加圧加熱することにより収
縮し、収縮状態を保持すると共に、ポリエチレンシート
との間でヒートシールされる。すなわち、図2の破線で
示すように、1〜10mm程度の相当の厚さを保持して
下側シート13と上側シート14の間に配設された収縮
材15を加熱圧縮すれば、図2の実線で示すように、収
縮材15は薄いシート状になると共に、下側シート13
と上側シート14との間に挟まれてこれらと溶着接合さ
れる。
【0013】充填材12は、空気と反応して発熱すると
共に流動可能な粒状の発熱体であって、下側シート13
の上面に枠状の収縮材15を載置接合することによって
形成された当該収縮材15を周縁部の区画壁とする4箇
所の扇状の凹状室18に、各々充填してある。
【0014】収縮材15を加熱圧縮する際に、収縮材1
5の収縮に伴って充填材12を覆う上側シート14が伸
長しており、その弾性による押圧力によって充填材12
が流動しないので、充填体10は充填時の形状を保持し
ている。
【0015】充填体10は、例えば図1に示す作業工程
により袋11の内部に充填材12を充填封入することに
よって形成される。すなわち、まず作業台20の上に円
形に打ち抜いた下側シート13を載置し、これの上面
に、4箇所の扇状開口22を有する形状に打ち抜いた発
泡ポリエチレン製の枠状の収縮材15を載置する
((a)参照)。
【0016】次に、仮シール用シ−ラー21を用い、収
縮材15の各扇状開口22の内側縁部23をヒートシー
ルして(図2参照)、収縮材15を下側シート13に仮
接合することにより、収縮材15によって周縁部を区画
された4箇所の凹状室18を形成する((b)参照)。
このような凹状室18は、下側シート13を用いること
なく、扇状開口22の形成されていない円盤状の収縮材
15に対して、4箇所の扇形の圧縮面を有する上記仮シ
ール用シ−ラー21によって、収縮材15の周縁部を残
した内側部分を扇状に加熱圧縮することにより、収縮材
15の表面を圧縮陥没させて形成することもできる。
【0017】次に、4ヘッドタイプの粉粒体計量機24
によって、各凹状室18に所定量の充填材12を計量し
て投入充填し((c)参照)、作業台20を振動させ
て、投入した充填材12を、収縮材15の高さに合わせ
て平坦に敷き均す((d)参照)。
【0018】敷き均した充填材12を覆って上側シート
14を載置し、全体シール用シーラー25を用いて、収
縮材15を加熱圧縮すると共に、これと下側シート13
及び上側シート14を溶着接合してシールすることによ
り((e)参照)、4分割された扇形の充填空間を有す
る複雑な形状の袋11に充填材12が充填された充填体
10が得られる。
【0019】得られた充填体10は、はみ出した上側シ
ート14を切断して形状を整え((f)参照)、空気と
の反応を抑制するための酸素バリヤー性の袋に入れて販
売される。なお、全体シール用シーラー25によるシー
ル作業時に、袋11内の空気抜きを行うと共に、シール
の完了後に充填体10をローラで押さえ、成形を兼ねて
再度空気抜きを行う。
【0020】この充填方法によれば、収縮材15を水平
方向に配設して充填材12を充填する凹状室18を形成
するので、収縮材15を任意の形状に成形することによ
り、複雑な形状の充填体10を容易に形成できる。また
上側シート14によって発熱体12を押圧することによ
り、充填材12を流動させることなく、充填時の形状に
容易に保持できると共に、単位面積当たりの充填量を少
量にして、薄く均一に分布させることができる。各凹状
室18は、収縮前の収縮材15の高さに充填材12を均
すことで計量機能を有する。ポリエチレン製の収縮材1
5は、加熱、加圧によりフィルム化するので、フレキシ
ブル性を損なわない充填体10を得ることができる。
【0021】なお、本発明の他の実施形態として、充填
材は粉状、固形状、ゲル状、液状等種々採用できる。ま
た、収縮材とシート部材との接合は接着剤を介したもの
であってもよい。さらに、収縮材は、熱や圧力など物理
的エネルギーを加えることにより収縮し、収縮後は収縮
状態を保持し得る材料であればよい。シート部材の材質
には特に制限はない。収縮材はホットメルト発泡体でも
良く、枠に流し込んで形成することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明の充填方法及び充填体によれば、
複雑なパターン形状の袋にも充填材を稠密に容易に充填
することができる。また、流動性を有する充填材を充填
時の形状に容易に保持しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は、本発明の一実施形態に係る
充填体を形成する作業工程を示す説明図である。
【図2】収縮材に圧縮力を加えて収縮させると共に、シ
ート部材を収縮材に接着する状況を説明する、図1
(f)のA−Aに沿った断面図である。
【符号の説明】
10 充填体 11 袋 12 発熱体(充填材) 13 下側シート 14 上側シート 15 収縮材 16 円形枠 17 十字枠 18 凹状室 21 仮シール用シ−ラー 25 全体シール用シーラー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−25177(JP,A) 特開 昭62−146102(JP,A) 特開 昭50−64087(JP,A) 実公 昭39−38570(JP,Y1) 特表 昭63−500860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 1/00 - 3/36 B65B 9/00 - 9/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収縮材により周縁部を区画された凹状室
    に充填材を充填し、該凹状室及び収縮材を覆ってシート
    部材を配し、上記収縮材を収縮させると共に上記シート
    部材を上記収縮材に接合する充填方法。
  2. 【請求項2】 上記凹状室を、シート部材の上面に枠状
    の収縮材を載置接合することにより形成する請求項1記
    載の充填方法。
  3. 【請求項3】 上記凹状室を、平板状の収縮材の表面を
    上記凹状室の形状に圧縮陥没させて形成する請求項1記
    載の充填方法。
  4. 【請求項4】 表裏一対の面材の周縁部を収縮した収縮
    材を挟んで接合して形成される、少なくとも一方の面材
    がシート部材からなる袋の内部に充填材を封入充填した
    充填体。
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