JP3474691B2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP3474691B2
JP3474691B2 JP32263195A JP32263195A JP3474691B2 JP 3474691 B2 JP3474691 B2 JP 3474691B2 JP 32263195 A JP32263195 A JP 32263195A JP 32263195 A JP32263195 A JP 32263195A JP 3474691 B2 JP3474691 B2 JP 3474691B2
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leg
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篤 新田見
利佳子 光明寺
敏夫 宇賀
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株式会社イトーキクレビオ
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、園児から小学高学
年の児童まで幅広く使用できる椅子に係わり、更に詳し
くは使用者の成長に応じて座板の高さを低くするととも
に、座板の奥行幅を広くすることが可能な椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、テーブルや机の天板の高さは、大
人が使用するのに適した高さ、例えば70cmに設定さ
れ、子供が使用する場合には椅子で体格の違いを補って
いる。つまり、大人用に設定されたテーブルや机を子供
が都合良く使用でき、あるいは子供の成長に応じて都合
良く使用できるようにするために、従来、座板の高さの
みを調節可能な児童用椅子、あるいは座板の高さと奥行
幅をそれぞれ別々に調節可能な児童用椅子が各種提供さ
れている。しかし、座板の高さのみが調節できる椅子
は、幼児期には背凭れ板に背中を当てて着座する本来の
正しい姿勢が得られない。一方、座板の高さと奥行幅が
調節できる椅子では、その問題が解決されるが、それぞ
れ別々に調節するのは面倒である。
【0003】そこで、座板の高さと座板の奥行幅を同時
に関係づけて調節可能な児童用椅子も提供されている。
例えば、実公昭63−48212号公報にて開示される
如く、互いに平行に立設した左右一対の脚枠の上端同士
間に、背凭れ板を架設するとともに、各脚枠の内面に、
後上方に向かって傾斜し、摺動自在に相互嵌合する案内
溝と突条よりなる摺動装置を介して、座板の両側面より
垂下した支持板を昇降自在に取付け、且つ前記支持板と
摺動装置へビスを挿入して締着することにより、座板と
両脚枠の所望高さにおいて固定しうるようになした児童
用椅子が提供されている。
【0004】また、実公昭63−48213号公報にて
開示される如く、側面視L字形の脚枠と、座板を支持す
る側面視倒L字形の調節枠とを、調節枠の両端部におい
て脚枠にそれぞれビス止めし、ビス止めの位置を変更す
ることによって座板の高さと奥行幅を同時に調節できる
ようになした児童用椅子も提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の椅子
にあっては、脚枠と支持板との間に設けた案内溝と突条
よりなる摺動装置に着座者の荷重が集中するとともに、
大きな曲げモーメントが作用するので、摺動装置の部分
において強度的な不安があり、また案内溝と突条との嵌
合部のクリアランスによって座板が上下前後にぐらつい
て不安定感を呈することもある。一方、後者の椅子にあ
っては、左右の脚枠に対してそれぞれ2か所のビス止め
調節作業が必要であり、その上、座板の位置を変更する
ためには脚枠と調節枠とを完全に分離しなければなら
ず、その作業に手間がかかる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、座板の両側縁に下設した補強杆の前部とそ
れよりも後下方側の脚枠下部とを回動杆でリンク連結し
て支持し、また脚枠の後脚杆の上下中間部に内外貫設し
上下方向に列設した複数の高さ調節孔と、補強杆の後部
に水平方向に列設した複数の奥行調節螺孔又は通孔とを
利用して調節ボルトにて後脚杆と補強杆とを締結して支
持する構造となした。それによって、座板の後部におい
て、座板が略水平になるような高さ調節孔と奥行調節螺
孔又は通孔の一対を選択し、それらの位置が一致するよ
うに脚枠に対して座板を変化させれば、座板の前部は回
動杆の回動によってその角度が変化して追従し、そして
高さ調節孔と奥行調節螺孔又は通孔を用いて調節ボルト
にて締結すれば、座板の高さと奥行幅を同時に設定する
ことが可能となり、その調節作業が極めて簡単である。
しかも、座板の支持状態においては、回動杆の両端部の
枢着部と調節ボルトによる固定部とで3点支持が達成さ
れており、構造的に極めて安定であり、ガタつきがな
く、座板の支持強度及び安定性に優れた椅子を提供でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の椅子は、互いに平行に立
設した左右一対の脚枠を構成する両後脚杆の上端部間に
背凭れ板を固定するとともに、上下中間部間に座板を略
水平に配設し、該座板の両側縁に下設した補強杆の前部
とそれよりも後下方側の脚枠下部とに回動杆の両端部を
それぞれ枢着するとともに、両後脚杆の上下中間部に内
外貫設し上下方向に列設した複数の高さ調節孔と、両補
強杆の後部に水平方向に列設した複数の奥行調節螺孔又
は通孔との選択された一対を利用して調節ボルトにて後
脚杆と補強杆とを締結してなるものである。
【0008】また、前記高さ調節孔を一定間隔毎に形成
するとともに、前記奥行調節螺孔又は通孔を後方になる
につれて間隔を狭く形成し、常に座板を水平に保持でき
るようにすることは好ましい。
【0009】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1は本発明の椅子の全体斜視
図であり、図2はその側面図、図3はその正面図を示
し、図中1は脚枠、2は背凭れ板、3は座板をそれぞれ
示している。
【0010】前記脚枠1は、左右一対有し、それぞれ反
対称の形状を有する。それぞれの脚枠1は、下端に横設
した接地杆4の後部に後脚杆5を垂設するとともに、接
地杆4の前端部から後方へ傾斜して立ち上がった傾斜杆
6と、該傾斜杆6の上端と前記後脚杆5の下部間に水平
杆7を架設して、接地杆4と後脚杆5とを強固に連結し
た構造である。
【0011】互いに平行に立設した左右一対の前記脚枠
1,1は、その両後脚杆5,5の上端部間に背凭れ板2
を固定するとともに、両接地杆4,4の前後部間を連結
杆8,8を架設して椅子本体を構成する。更に、両傾斜
杆6,6又は両接地杆4,4の間には足載板9を高さ変
更可能に取付けることができる。
【0012】そして、前記両後脚杆5,5の上下中間部
間に座板3を略水平に配設し、該座板3の両側縁に下設
した補強杆10の前部とそれよりも後下方側の脚枠1の
下部、本実施例では前記水平杆7の中央部とに回動杆1
1の両端部をそれぞれ枢着してリンク連結するととも
に、両後脚杆5,5の上下中間部に内外貫設し上下方向
に列設した複数の高さ調節孔12,…と、両補強杆1
0,10の後部に水平方向に列設した複数の奥行調節螺
孔13,…との選択された一対を利用して調節ボルト1
4にて後脚杆5と補強杆10とを締結している。
【0013】ここで、前記高さ調節孔12,…は一定間
隔毎に形成し、前記奥行調節螺孔13,…は後方になる
につれて間隔を狭く形成している。つまり、この奥行調
節螺孔13,…の間隔は、座板3を水平に維持しつつ、
その高さを高さ調節孔12,…の間隔で変化させた際
に、対応する高さ調節孔12と一致するように設定され
ている。前記調節ボルト14を高さ調節孔12の外側方
から挿入して奥行調節螺孔13に螺合することによっ
て、後脚杆5と補強杆10とを締結するのである。尚、
前記奥行調節螺孔13の代わりに奥行調節通孔を形成し
た場合には、該通孔を貫通させた調節ボルト14にナッ
トを螺合すれば良い。
【0014】また、前記回動杆11は、その一端を前記
水平杆7の内面側に固定したスペーサー15の内側に位
置させるとともに、その他端を前記補強杆10の前部内
側に位置させ、それぞれスライダー16を介在させた状
態で、水平杆7とスペーサー15又は補強杆10を貫通
させたボルト17に端部を回動可能に取付けている。図
中18は前記ボルト17に螺合したナットである。しか
し、前記回動杆11と脚枠1及び補強杆10との枢支構
造は、前述のボルト17によるものに限定されず各種の
枢支構造を採用することができる。
【0015】そして、図示したように、最も上方の高さ
調節孔12と最も前方の奥行調節螺孔13を選択し、そ
れらを利用して調節ボルト14で固定した場合には、座
板3の高さが最も高く且つ座板3と背凭れ板2の延長線
が交差する位置と座板3の前端までの距離、即ち座板3
の奥行幅が最も狭い態様となり、園児や小学低学年等の
小さい子供が着座するのに適する。それから、調節ボル
ト14を外した状態で、一つ下方の高さ調節孔12と、
一つ後方の奥行調節螺孔13を選択し、再度調節ボルト
14で固定すると、座板3の高さが一段下がるととも
に、奥行幅が一段狭くなる。このように、子供の成長に
応じて座板3の高さと奥行幅を同時に調節することがで
きる。尚、図中19は、前後の前記連結杆8,8に前後
縁を載置して取付けたトレーを示している。
【0016】また、前述のように座板3の高さと奥行幅
の調節に伴って、前記足載板9の取付高さ及び奥行方向
の取付位置を変更できるようにしている。即ち、図示し
たように、前記両傾斜杆6,6の内面側にそれぞれ対向
させて3段の嵌合凹部20,…を形成するとともに、両
接地杆4,4の内面側にも1段の嵌合凹部20を形成
し、対向する嵌合凹部20,20に前方から足載板9の
両端をスライド嵌合させて、傾斜杆6又は接地杆4の外
側方からボルト21にて固定できるようにしている。
尚、前記各嵌合凹部20,…の間隔は一定に設定し、足
載板9の高さ及び奥行位置を4段階調節できるように
し、足載板9を取外した状態を含めて5段階調節できる
ようにして座板3の高さ調節段数と対応させている。
【0017】
【発明の効果】本発明の椅子は、互いに平行に立設した
左右一対の脚枠を構成する両後脚杆の上端部間に背凭れ
板を固定するとともに、上下中間部間に座板を略水平に
配設し、該座板の両側縁に下設した補強杆の前部とそれ
よりも後下方側の脚枠下部とに回動杆の両端部をそれぞ
れ枢着するとともに、両後脚杆の上下中間部に内外貫設
し上下方向に列設した複数の高さ調節孔と、両補強杆の
後部に水平方向に列設した複数の奥行調節螺孔又は通孔
との選択された一対を利用して調節ボルトにて後脚杆と
補強杆とを締結してなるので、左右一対の調節ボルトを
用いて座板の後部と後脚杆とを着脱するだけで、座板の
高さと奥行幅を同時に調節することができ、その調節作
業が極めて簡単であるとともに、回動杆の両端部の枢着
部と調節ボルトによる固定部とで3点支持が達成されて
おり、構造的に極めて安定であり、ガタつきがなく、座
板の支持強度及び安定性に優れている。
【0018】また、高さ調節孔を一定間隔毎に形成する
とともに、前記奥行調節螺孔又は通孔を後方になるにつ
れて間隔を狭く形成し、常に座板を水平に保持するよう
になした場合には、子供の成長につれて座板の高さを一
定間隔毎に下げても、座板の奥行幅はそれに正比例して
増加せず、その増加量は徐々に減少するので、着座状態
において重心が極端に前方に偏ることなく、安定した着
座姿勢が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の椅子の全体斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく正面図である。
【符号の説明】
1 脚枠 2 背凭れ板 3 座板 4 接地杆 5 後脚杆 6 傾斜杆 7 水平杆 8 連結杆 9 足載板 10 補強杆 11 回動杆 12 高さ調節孔 13 奥行調節螺孔 14 調節ボルト 15 スペーサー 16 スライダー 17 ボルト 18 ナット 19 トレー 20 嵌合凹部 21 ボルト
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−23456(JP,U) 実公 昭4−15210(JP,Y1) 実公 昭5−6121(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 3/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に立設した左右一対の脚枠を
    構成する両後脚杆の上端部間に背凭れ板を固定するとと
    もに、上下中間部間に座板を略水平に配設し、該座板の
    両側縁に下設した補強杆の前部とそれよりも後下方側の
    脚枠下部とに回動杆の両端部をそれぞれ枢着するととも
    に、両後脚杆の上下中間部に内外貫設し上下方向に列設
    した複数の高さ調節孔と、両補強杆の後部に水平方向に
    列設した複数の奥行調節螺孔又は通孔との選択された一
    対を利用して調節ボルトにて後脚杆と補強杆とを締結し
    てなることを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 前記高さ調節孔を一定間隔毎に形成する
    とともに、前記奥行調節螺孔又は通孔を後方になるにつ
    れて間隔を狭く形成し、常に座板を水平に保持してなる
    請求項1記載の椅子。
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