JP3474619B2 - 2重映り検査方法 - Google Patents

2重映り検査方法

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JP3474619B2
JP3474619B2 JP01522994A JP1522994A JP3474619B2 JP 3474619 B2 JP3474619 B2 JP 3474619B2 JP 01522994 A JP01522994 A JP 01522994A JP 1522994 A JP1522994 A JP 1522994A JP 3474619 B2 JP3474619 B2 JP 3474619B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオムービーや電子
カメラなどの撮像素子付きレンズ鏡筒における2重映り
検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の2重映り検査方法の1つとして、
図4に示すような方法がある。
【0003】図4において、21は被検査対象のレンズ
鏡筒である。22は白黒パターンを描画したスライドで
あり、レンズ鏡筒21の結像面に配置される。23はス
ライド22の背後に配置された光源、24はスライド2
2が投影されるスクリーンである。
【0004】2重映りの検査は、作業者25が被検査対
象のレンズ鏡筒21をスライド22の前にセットし、ス
クリーン24に投影された白黒パターンを読み取り、黒
から白へ変化するエッジが2重に映っていないかを目視
によって検査している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2重映り検査方法では、わずかな2重映りを判別す
るのは作業者の官能に頼るところが大きく、検査基準が
一定しないという問題があった。
【0006】さらに、ビデオカメラの場合において、上
記検査方法では2重映りを生じていなくても撮像素子の
組み付け状態によってはモニタテレビに映したときに2
重映りとなることがあり、従来方法ではこのような問題
を解決できないという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、撮像
素子付きレンズ鏡筒における2重映りを、判定にばらつ
きのない状態で自動検査することができる2重映り検査
方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の2重映り検査方
法は、被検査対象である撮像素子付きレンズ鏡筒によっ
て白と黒の領域を有する検査パターンを撮像して得られ
る画像データにおいて、画像データの濃度が白リファレ
ンスと黒リファレンスの差に対して一定の割合を白リフ
ァレンスから差し引いた白しきい値以上になる点と、画
像データの濃度が白リファレンスと黒リファレンスの差
に対して一定の割合を黒リファレンスに加えた黒しきい
値以下になる点との間の距離であるエッジ間隔を基準値
と比較してエッジ間隔が基準値以上のとき2重映りと判
定することを特徴とする。
【0009】好適には、黒から白へ変化する方向に検索
して画像データの濃度が白しきい値以上になる点をエン
ドエッジとし、白から黒へ変化する方向に検索して画像
データの濃度が黒しきい値以下になる点をスタートエッ
ジとし、スタートエッジとエンドエッジの間の距離をエ
ッジ間隔とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、2重映りがあるときは、検査
パターンを撮像した映像信号の画像データにおいて、画
像データの濃度が白リファレンスと黒リファレンスの差
に対して一定の割合を白リファレンスから差し引いた白
しきい値以上になる点と、画像データの濃度が白リファ
レンスと黒リファレンスの差に対して一定の割合を黒リ
ファレンスに加えた黒しきい値以下になる点との間の距
離であるエッジ間隔が大きくなるので、このエッジ間隔
を基準値と比較することにより2重映りを客観的にかつ
定量的に検出することができる。また、白リファレンス
と黒リファレンスの濃度差に対して一定の割合を黒リフ
ァレンスに加えた黒しきい値や、別の一定の割合を白リ
ファレンスから差し引いた白しきい値と比較してエッジ
を検出しているので、検査チャートの照度や撮像素子の
感度によってエッジの検出位置が変わることもない。
【0011】また、黒から白へ変化する方向に検索して
画像データの濃度が白しきい値以上になる点をエンドエ
ッジとし、白から黒へ変化する方向に検索して画像デー
タの濃度が黒しきい値以下になる点をスタートエッジと
して検索してエッジ間隔のエッジ点を検出することによ
り、黒領域や白領域におけるノイズの影響を受けずにエ
ッジ間隔を検出することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の2重映り検査方法の一実施例
について図1〜図3を参照しながら説明する。
【0013】図1(a)に、撮像素子付きレンズ鏡筒に
よって白黒の領域を有する検査チャートを撮像したとき
の画面イメージ1を示す。検査チャートには、白黒のエ
ッジを画面の4隅部と中央部で検出できるように、E、
F、G、H、Iで示した位置に白黒パターンが配置され
ている。これは、2重映りは常に画面全体に現れるとは
限らず、部分領域に生じることがあり、これを確実に検
出するためである。
【0014】画面イメージ1の一部を拡大した部分画像
を示す図1(b)において、2重映り部分2が生じてい
る場合を例示している。3は、その2重映りを検出する
ための検出ラインである。
【0015】図1(c)に2重映り部分2における検出
ライン3上の画像データ4を示す。
【0016】図1(c)において、5は白領域の平均濃
度である白リファレンス、6は黒領域の平均濃度である
黒リファレンス、7は白リファレンスと黒リファレンス
の差を100%とする有効しきい値幅である。8は、有
効しきい値幅7に対し一定の割合の幅を白リファレンス
5から引いた濃度であって、これを白しきい値と呼ぶ。
【0017】また9は、有効しきい値幅7に対し一定の
割合の幅を黒リファレンス6に加えた濃度であって、こ
れを黒しきい値と呼ぶ。
【0018】図2(a)はエッジ間隔を検出するのに先
立って検出ライン3の開始点11が黒領域にあるか白領
域にあるかを判定する方法を示し、開始点11が黒しき
い値9以下であるか、白しきい値8以上であるかによっ
て判定する。なお、12は検出ライン3の終了点であ
る。図2(a)の例では開始点11が黒領域にあると判
定する。
【0019】図2(b)はエンドエッジ13を検出する
方法を示し、黒から白へ変化する方向に検索して画像デ
ータ4が白しきい値8以上になる点をエンドエッジ13
と呼ぶ。図2(b)の例では検出ライン3の開始点11
が黒領域にあるので、検索方向15を開始点11から終
了点12に向けてエンドエッジ13を検出する。
【0020】図2(c)はスタートエッジ14を検出す
る方法を示し、白から黒へ変化する方向に検索して画像
データ4が黒しきい値9以下になる点をスタートエッジ
14と呼ぶ。図2(c)の例では同じく検出ライン3の
開始点11が黒領域にあるので検索方向15を終了点1
2から開始点11に向けてスタートエッジ14を検出す
る。
【0021】次に、図3のフローチャートを参照して2
重映り検査方法の動作を説明する。
【0022】ステップ#1において、2重映り検査を図
1(a)に示す画面イメージ1のE、F、G、H、Iの
部分について実行することを起動する。
【0023】まず始めに画像入力を行う(ステップ#
2)。次に入力された画像データから図1(c)に示す
白リファレンス5と黒リファレンス6を算出する(ステ
ップ#3)。次に、白しきい値8と黒しきい値9を算出
する(ステップ#4)。
【0024】次に、図1(b)に示す検出ライン3(水
平方向、垂直方向とも3本程度)の画像データ4を取り
出し、図2(b)に示すように画像データ4を検索して
エンドエッジ13を求め、図2(c)に示すように画像
データ4を検索してスタートエッジ14を求め、各検出
ライン3毎にエッジ間隔10を測定する。
【0025】その際、検出ラインの開始点11は画面イ
メージ1のE、F、G、H、I部分によって白領域か黒
領域であるかが異なるため、開始点11がどちらの領域
に属しているかをまず判定する。図2(a)に示すよう
に開始点11が黒しきい値9以下であるとき黒スタート
と判定し、図2(b)に示すように開始点11から終了
点12に向かう検索方向15にてエンドエッジ13を検
出する。もし、開始点11が白しきい値8以上であると
きは白スタートと判定し、開始点11から終了点12に
向かう検索方向15にてスタートエッジ14を検出す
る。同様にして、黒スタートのとき、図2(c)に示す
ように終了点12から開始点11に向かう検索方向15
にてスタートエッジ14を検出する。白スタートのとき
は、スタートエッジの代わりにエンドエッジ13を検出
する。このようにスタートエッジ14、エンドエッジ1
3を検索方向を変えて検出する理由は、白しきい値8が
白リファレンス5に近いため、白領域における黒ノイズ
が検出されてしまうことを防ぐためであり、同様にして
黒しきい値9が黒リファレンス6に近いため白ノイズが
検出されることを防ぐためである。
【0026】このようにして、水平方向のエッジ間隔測
定(ステップ#5)と垂直方向のエッジ間隔測定(ステ
ップ#6)を行う。
【0027】以上のようにして検出されたエッジ間隔1
0について、水平、垂直各3本の平均をそれぞれ計算す
る(ステップ#7)。さらに、これらについて、画面イ
メージ1のE、F、G、H、Iの各部分に対して行い、
予め限定見本によって測定しておいたエッジ間隔基準値
と各部分の水平、垂直のそれぞれのエッジ間隔10の平
均とを比較し、エッジ間隔10の平均が1つでも基準値
を越えているか否かの判定を行い(ステップ#8)、越
えているときはNGすなわち不良と判定してNG出力
(ステップ#9)をして終了する(ステップ#10)。
【0028】なお、上記実施例においては、各部分につ
いてエッジ間隔を平均する処理をしているが、最大値を
求めたり、分散などを求める等の別の統計的手法を用い
ることもできる。
【0029】また、何回かの画像入力を行って統計処理
することにより、さらにノイズの影響を低減することも
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の2重映り検査方法によれば、以
上の説明から明らかなように、2重映りがあるときに画
像データの濃度が白しきい値以上になる点と黒しきい値
以下になる点との間のエッジ間隔が大きくなることか
ら、このエッジ間隔を基準値と比較して2重映りを検出
しているので、2重映り検査を客観的かつ定量的評価尺
度で判定でき、従来作業者の官能に頼っていた方法に対
して判定境界の精度が向上し、かくして人間の官能によ
る検査とは異なり、一定基準で2重映り評価が可能とな
り、また生産ラインにおいて2重映り検査を自動的に行
うことができる。また、撮像素子を組み付けた状態で2
重映り検査を行うため、製品の出荷状態で検査すること
ができるとともに、レンズ鏡筒単体の検査では撮像素子
の組み付け精度を考慮して過剰な品質基準で検査する必
要があったものが、撮像素子組み付け状態で検査するの
で総合的に見て基準を合格していれば良品とすることが
できることから歩留りが向上するという利点がある。更
に、白リファレンスと黒リファレンスの濃度差に対して
一定の割合を黒リファレンスに加えた黒しきい値や、別
の一定の割合を白リファレンスから差し引いた白しきい
値と比較してエッジを検出しているので、検査チャート
の照度や撮像素子の感度によってエッジの検出位置が変
わることもなく、信頼性の高い検査ができる。
【0031】また、黒から白へ変化する方向に検索して
画像データの濃度が白しきい値以上になる点をエンドエ
ッジとし、白から黒へ変化する方向に検索して画像デー
タの濃度が黒しきい値以下になる点をスタートエッジと
してエッジ間隔を検出することにより、黒領域や白領域
におけるノイズの影響を受けずにエッジ間隔を検出する
ことができ、信頼性の高い検査を安定して行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2重映り検査方法の説明図である。
【図2】同実施例におけるエッジ検出方法の説明図であ
る。
【図3】同実施例の2重映り検査動作のフローチャート
である。
【図4】従来例の2重映り検査方法の説明図である。
【符号の説明】
4 画像データ 5 白リファレンス 6 黒リファレンス 8 白しきい値 9 黒しきい値 10 エッジ間隔 13 エンドエッジ 14 スタートエッジ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査対象である撮像素子付きレンズ鏡
    筒によって白と黒の領域を有する検査パターンを撮像し
    て得られる画像データにおいて、画像データの濃度が白
    リファレンスと黒リファレンスの差に対して一定の割合
    を白リファレンスから差し引いた白しきい値以上になる
    点と、画像データの濃度が白リファレンスと黒リファレ
    ンスの差に対して一定の割合を黒リファレンスに加えた
    黒しきい値以下になる点との間の距離であるエッジ間隔
    を基準値と比較してエッジ間隔が基準値以上のとき2重
    映りと判定することを特徴とする2重映り検査方法。
  2. 【請求項2】 黒から白へ変化する方向に検索して画像
    データの濃度が白しきい値以上になる点をエンドエッジ
    とし、白から黒へ変化する方向に検索して画像データの
    濃度が黒しきい値以下になる点をスタートエッジとし、
    スタートエッジとエンドエッジの間の距離をエッジ間隔
    とすることを特徴とする請求項1記載の2重映り検査方
    法。
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