JP3473538B2 - 圧電部品の周波数調整装置及び周波数調整方法 - Google Patents

圧電部品の周波数調整装置及び周波数調整方法

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JP3473538B2
JP3473538B2 JP2000031683A JP2000031683A JP3473538B2 JP 3473538 B2 JP3473538 B2 JP 3473538B2 JP 2000031683 A JP2000031683 A JP 2000031683A JP 2000031683 A JP2000031683 A JP 2000031683A JP 3473538 B2 JP3473538 B2 JP 3473538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電部品の周波数調
整装置及び周波数調整方法に関する。すなわち、圧電基
板の表面に形成された電極を一部削除したり、電極上に
周波数調整物質を付与したりすることにより、圧電セラ
ミック共振子、フィルタ、ディスクリミネータ、トラッ
プ等の圧電部品の周波数を調整する装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電フィルタなどの圧電部品にお
いて、周波数の高精度化の要求が高まっている。従来で
は、目標周波数よりも高めの周波数となるよう圧電基板
の表裏面に電極を形成しておき、スクリーン印刷法や吹
き付け法により周波数調整インクを電極上に塗布し、そ
の質量付加により周波数を調整していた。しかしなが
ら、上記のような方法では、インクの塗布量のばらつき
が大きいため、周波数の集中度が低く、高精度化に対応
できなかった。また、スクリーン印刷法は接触式の塗布
方法であるため、対象物に荷重がかかり、圧電基板の割
れなどの問題もあった。
【0003】そこで、本発明の出願人は、帯電制御式マ
ーキング法を用いて圧電共振子の表面に周波数調整用被
膜を形成することにより、非接触式でかつ高精度な周波
数調整を行なう方法を提案した(特開平3−28980
7号公報)。この方法によれば、マーキングすべきパタ
ーンをドットマトリクスに領域分割し、それぞれの領域
が持つ位置情報に比例した電圧でインク粒子を帯電さ
せ、帯電したインク粒子を静電場で偏向してマーキング
を行なう対象に到達させることにより、所定のパターン
をマーキングしている。そのため、所定量のインクを質
量のばらつきを生じさせることなく圧電共振子に塗布す
ることができ、高精度に周波数調整を行なうことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電部品の
製造にあたっては、量産性を高めるため、多数の素子を
マザー基板の状態で製作し、その後でマザー基板をカッ
トして個々の素子としている。しかし、1つのマザー基
板内でも、さまざまな要因により、個々の素子の周波数
にばらつきが生じることがある。このような場合、単に
スクリーン印刷法などの代替方法として帯電制御式マー
キング法を使用しただけでは、マザー基板間の周波数ば
らつきを小さくすることは可能であるが、マザー基板内
の個々の素子の周波数ばらつきを小さくすることは難し
い。また、マザー基板内の個々の素子の周波数に応じて
インクの塗布量を変化させることも可能であるが、これ
では素子に対して1個ずつインクを塗布しなければなら
ないので、調整時間が長くなるという欠点があった。
【0005】本発明は上述の技術的問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、1
枚の圧電基板に複数の素子が形成されている場合や、複
数の圧電基板に素子が形成されている場合に、個々の素
子の周波数ばらつきを短時間に調整できる、量産性に優
れた圧電部品の周波数調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
記載の圧電部品の周波数調整装置は、表面に複数の電極
マトリックス状に形成された圧電基板の上に配置さ
れ、前記電極を選択的に露出させる開口パターンを有す
るパターン板と、前記パターン板の上に配置され、この
パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させる
窓を有する遮蔽板と、前記パターン板の開口パターンお
よび前記遮蔽板の窓を介して露出する前記圧電基板の電
極の一部を除去する電極除去手段とを有する圧電部品の
周波数調整装置において、前記開口パターンは、前記遮
蔽板の窓から一度に露出可能な列単位の前記電極を構成
する各電極に対応する開口の有無の組み合わせでなる
とを特徴としている。
【0007】請求項1に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、圧電基板の電極をパターン板の開口パタ
ーンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽
板の窓から選択的に露出させることができるから、電極
を含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつき
に応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンか
ら選択的に露出させ、露出させた電極だけを一部除去す
ることにより周波数調整を行なうことができる。
【0008】しかも、請求項1に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単位
として、複数の電極に一度に、効率よく周波数調整を行
なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出させる
開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すことによ
り、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波数を
微調整することもでき、個々の素子の周波数調整を精度
よく行なうことができる。
【0009】請求項2に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、表面に複数の電極がマトリックス状に形成された
圧電基板の上に配置され、前記電極を選択的に露出させ
る開口パターンを有するパターン板と、前記パターン板
の上に配置され、このパターン板の所定の開口パターン
を選択的に露出させる窓を有する遮蔽板と、前記パター
ン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を介して露出
する前記圧電基板の電極に周波数調整物質を付与する周
波数調整物質付与手段とを有する圧電部品の周波数調整
装置において、前記開口パターンは、前記遮蔽板の窓か
ら一度に露出可能な列単位の前記電極を構成する各電極
に対応する開口の有無の組み合わせでなることを特徴と
している。
【0010】請求項2に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、圧電基板の電極をパターン板の開口パタ
ーンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽
板の窓から選択的に露出させることができるから、電極
を含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつき
に応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンか
ら選択的に露出させ、露出させた電極だけに周波数調整
物質を付与することにより周波数調整を行なうことがで
きる。
【0011】しかも、請求項2に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単位
として、複数の電極に一度に、効率よく周波数調整を行
なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出させる
開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すことによ
り、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波数を
微調整することもでき、個々の素子の周波数調整を精度
よく行なうことができる。
【0012】請求項3に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、表面に電極が形成された複数の圧電基板をマトリ
ックス状に並べたものの上に配置され、前記複数の圧電
基板の電極を選択的に露出させる開口パターンを有する
パターン板と、前記パターン板の上に配置され、このパ
ターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させる窓
を有する遮蔽板と、前記パターン板の開口パターンおよ
び前記遮蔽板の窓を介して露出する前記圧電基板の電極
の一部を除去する電極除去手段とを有する圧電部品の周
波数調整装置において、前記開口パターンは、前記遮蔽
板の窓から一度に露出可能な列単位の前記電極を構成す
る各電極に対応する開口の有無の組み合わせでなること
を特徴としている。
【0013】請求項3に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、マトリックス状に配置した複数の圧電基
板の電極をパターン板の開口パターンから選択的に露出
させ、所定の開口パターンを遮蔽板の窓から選択的に露
出させることができるから、電極を含んで構成される各
素子の目標周波数からのばらつきに応じ、周波数調整の
必要な電極だけを開口パターンから選択的に露出させ、
露出させた電極だけを一部除去することにより周波数調
整を行なうことができる。
【0014】しかも、請求項3に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単位
として、複数の圧電基板に一度に、効率よく周波数調整
を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出さ
せる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すこと
により、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波
数を微調整することもでき、各圧電基板の素子の周波数
調整を精度よく行なうことができる。
【0015】請求項4に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、表面に電極が形成された複数の圧電基板をマトリ
ックス状に並べたものの上に配置され、前記複数の圧電
基板の電極を選択的に露出させる開口パターンを有する
パターン板と、前記パターン板の上に配置され、このパ
ターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させる窓
を有する遮蔽板と、前記パターン板の開口パターンおよ
び前記遮蔽板の窓を介して露出する前記圧電基板の電極
に周波数調整物質を付与する周波数調整物質付与手段と
を有する圧電部品の周波数調整装置において、前記開口
パターンは、前記遮蔽板の窓から一度に露出可能な列単
位の前記電極を構成する各電極に対応する開口の有無の
組み合わせでなることを特徴としている。
【0016】請求項4に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、マトリックス状に並べた複数の圧電基板
の電極をパターン板の開口パターンから選択的に露出さ
せ、所定の開口パターンを遮蔽板の窓から選択的に露出
させることができるから、電極を含んで構成される各素
子の目標周波数からのばらつきに応じ、周波数調整の必
要な電極だけを開口パターンから選択的に露出させ、露
出させた電極だけに周波数調整物質を付与することによ
り周波数調整を行なうことができる。
【0017】しかも、請求項4に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単位
として、複数の圧電基板に一度に、効率よく周波数調整
を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出さ
せる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すこと
により、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波
数を微調整することもでき、各圧電基板の素子の周波数
調整を精度よく行なうことができる。
【0018】請求項5に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、請求項1、2、3又は4に記載した圧電部品の周
波数調整装置において、複数枚のパターン板の開口パタ
ーンを組み合わせることにより、電極を選択的に露出さ
せるようにしたことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の周波数調整装置にあって
は、開口パターンを設けた複数枚のパターン板の組み合
わせによって電極を選択的に露出させるようにしている
から、各パターン板に設ける開口パターン数を少なくで
きる。また、パターン板に設けるトータルの開口パター
ン数も少なくできる。よって、パターン板の構造が簡単
になると共にパターン板の駆動距離も短くでき、周波数
調整を高速化できる。
【0020】請求項6に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、請求項1、2、3、4又は5に記載した圧電部品
の周波数調整装置において、前記遮蔽板の窓を開閉する
シャッターを備えていることを特徴としている。
【0021】請求項6に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、遮蔽板の窓を開閉するシャッターを備え
ているから、シャッターによる窓の開閉時間によって電
極の除去量もしくは周波数調整物質の付加量を制御する
ことができ、素子の周波数を精度よく調整することがで
きる。
【0022】請求項7に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、請求項1、2、3、4、5又は6に記載の圧電部
品の周波数調整装置における前記パターン板を直線駆動
させるようにしたことを特徴としている。
【0023】請求項7に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、パターン板を直線駆動するようにしてい
るから、パターン板を回転駆動するものと比較すると、
パターン板における無駄な領域(開口パターン間の無駄
領域)を少なくでき、パターン板を有効活用してその面
積を小さくすることができる。
【0024】請求項8に記載の圧電部品の周波数調整装
置は、請求項1、2、3、4、5又は6に記載の圧電部
品の周波数調整装置において、前記パターン板を回転駆
動させるようにしたことを特徴としている。
【0025】請求項8に記載の圧電部品の周波数調整装
置にあっては、パターン板を回転駆動するようにしてい
るから、開口パターン板をモータ等によって駆動させる
ことができ、パターン板を直線的に走行駆動させる方式
と比較すると、パターン板の駆動方法を簡易にすること
ができる。
【0026】請求項9に記載の圧電部品の周波数調整方
法は、表面に複数の電極がマトリックス状に形成された
圧電基板を用意する工程と、開口の有無の組み合わせか
らなり、前記圧電基板の列単位の電極のうち所望する
極を選択的に露出させることができる開口パターンを有
するパターン板を前記圧電基板の上に配置する工程と、
前記列単位の電極を露出可能な窓を有し、当該窓から
記パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させ
遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程と、前記
パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を介し
て露出する前記圧電基板の電極の一部を除去する工程と
を含んでなることを特徴としている。
【0027】請求項9に記載の圧電部品の周波数調整方
法にあっては、圧電基板の電極をパターン板の開口パタ
ーンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽
板の窓から選択的に露出させることができるから、電極
を含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつき
に応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンか
ら選択的に露出させ、露出させた電極だけを一部除去す
ることにより周波数調整を行なうことができる。
【0028】しかも、請求項9に記載の周波数調整方法
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単位
として、複数の電極に一度に、効率よく、また、順序よ
周波数調整を行なうことができる。さらに、遮蔽板の
窓から露出させる開口パターンを変更して周波数調整を
繰り返すことにより、遮蔽板の窓から露出している複数
の電極の周波数を微調整することもでき、個々の素子の
周波数調整を精度よく行なうことができる。
【0029】請求項10に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、表面に複数の電極がマトリックス状に形成され
た圧電基板を用意する工程と、開口の有無の組み合わせ
からなり、前記圧電基板の列単位の電極のうち所望する
電極を選択的に露出させることができる開口パターンを
有するパターン板を前記圧電基板の上に配置する工程
と、前記列単位の電極を露出可能な窓を有し、当該窓か
前記パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出
させる遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程と、
前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
介して露出する前記圧電基板の電極に周波数調整物質を
付与する工程とを含んでなることを特徴としている。
【0030】請求項10に記載の圧電部品の周波数調整
方法にあっては、圧電基板の電極をパターン板の開口パ
ターンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮
蔽板の窓から選択的に露出させることができるから、電
極を含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつ
きに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターン
から選択的に露出させ、露出させた電極だけに周波数調
整物質を付与することにより周波数調整を行なうことが
できる。
【0031】しかも、請求項10に記載の周波数調整方
法によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単
位として、複数の電極に一度に、効率よく、また順序よ
周波数調整を行なうことができる。さらに、遮蔽板の
窓から露出させる開口パターンを変更して周波数調整を
繰り返すことにより、遮蔽板の窓から露出している複数
の電極の周波数を微調整することもでき、個々の素子の
周波数調整を精度よく行なうことができる。
【0032】請求項11に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、表面に電極が形成された複数の圧電基板をマト
リックス状に並べたものを用意する工程と、開口の有無
の組み合わせからなり、前記複数の圧電基板の列単位の
電極のうち所望する電極を選択的に露出させることがで
きる開口パターンを有するパターン板を前記圧電基板の
上に配置する工程と、前記列単位の電極を前記パターン
板の所定の開口パターンを選択的に露出させる窓を有す
る遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程と、前記
パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を介し
て露出する前記圧電基板の電極の一部を除去する工程と
を含んでなることを特徴としている。
【0033】請求項11に記載の圧電部品の周波数調整
方法にあっては、複数の圧電基板の電極をパターン板の
開口パターンから選択的に露出させ、所定の開口パター
ンを遮蔽板の窓から選択的に露出させることができるか
ら、電極を含んで構成される各素子の目標周波数からの
ばらつきに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パ
ターンから選択的に露出させ、露出させた電極だけを一
部除去することにより周波数調整を行なうことができ
る。
【0034】しかも、請求項11に記載の周波数調整方
法によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単
位として、複数の圧電基板に一度に、効率よく、また、
順序よく周波数調整を行なうことができる。さらに、遮
蔽板の窓から露出させる開口パターンを変更して周波数
調整を繰り返すことにより、遮蔽板の窓から露出してい
る複数の電極の周波数を微調整することもでき、各圧電
基板の素子の周波数調整を精度よく行なうことができ
る。
【0035】請求項12に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、表面に電極が形成された複数の圧電基板をマト
リックス状に並べたものを用意する工程と、開口の有無
の組み合わせからなり、前記複数の圧電基板の列単位の
電極のうち所望する電極を選択的に露出させることがで
きる開口パターンを有するパターン板を前記圧電基板の
上に配置する工程と、前記列単位の電極を露出可能な窓
を有し、当該窓から前記パターン板の所定の開口パター
ンを選択的に露出させる遮蔽板を前記パターン板の上に
配置する工程と、前記パターン板の開口パターンおよび
前記遮蔽板の窓を介して露出する前記圧電基板の電極に
周波数調整物質を付与する工程とを含んでなることを特
徴としている。
【0036】請求項12に記載の圧電部品の周波数調整
方法にあっては、複数の圧電基板の電極をパターン板の
開口パターンから選択的に露出させ、所定の開口パター
ンを遮蔽板の窓から選択的に露出させることができるか
ら、電極を含んで構成される各素子の目標周波数からの
ばらつきに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パ
ターンから選択的に露出させ、露出させた電極だけに周
波数調整物質を付与することにより周波数調整を行なう
ことができる。
【0037】しかも、請求項12に記載の周波数調整方
法によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する電極列を単
位として、複数の圧電基板に一度に、効率よく、また、
順序よく周波数調整を行なうことができる。さらに、遮
蔽板の窓から露出させる開口パターンを変更して周波数
調整を繰り返すことにより、遮蔽板の窓から露出してい
る複数の電極の周波数を微調整することもでき、各圧電
基板の素子の周波数調整を精度よく行なうことができ
る。
【0038】請求項13に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、請求項9、10、11又は12に記載した圧電
部品の周波数調整方法において、複数枚のパターン板の
開口パターンを組み合わせることにより、電極を選択的
に露出させるようにしたことを特徴としている。
【0039】請求項13に記載の周波数調整方法にあっ
ては、開口パターンを設けた複数枚のパターン板の組み
合わせによって電極を選択的に露出させるようにしてい
るから、各パターン板に設ける開口パターン数を少なく
できる。また、パターン板に設けるトータルの開口パタ
ーン数も少なくできる。よって、パターン板の構造が簡
単になると共にパターン板の駆動距離も短くでき、周波
数調整を高速化できる。
【0040】請求項14に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、請求項9、10、11、12又は13に記載し
た圧電部品の周波数調整方法において、前記遮蔽板の窓
を開閉するシャッターを配置する工程を備えていること
を特徴としている。
【0041】請求項14に記載の圧電部品の周波数調整
方法にあっては、遮蔽板の窓を開閉するシャッターを備
えているから、シャッターによる窓の開閉時間によって
電極の除去量もしくは周波数調整物質の付加量を制御す
ることができ、素子の周波数を精度よく調整することが
できる。
【0042】請求項15に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、請求項9、10、11、12、13又は14に
記載した圧電部品の周波数調整方法における前記パター
ン板を直線駆動させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0043】請求項15に記載の圧電部品の周波数調整
装置にあっては、パターン板を直線駆動するようにして
いるから、パターン板を回転駆動するものと比較する
と、パターン板における無駄な領域(開口パターン間の
無駄領域)を少なくでき、パターン板を有効活用してそ
の面積を小さくすることができる。
【0044】請求項16に記載の圧電部品の周波数調整
方法は、請求項9、10、11、12、13又は14に
記載した圧電部品の周波数調整方法における前記パター
ン板を回転駆動させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0045】請求項16に記載の圧電部品の周波数調整
方法にあっては、パターン板を回転駆動させるようにし
ているから、パターン板をモータ等によって駆動させる
ことができ、パターン板を直線的に走行駆動させる方式
と比較すると、開口パターン部の駆動方法を簡易にする
ことができる。
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)まず、周波数
調整の対象となる圧電共振子1を説明する。図1に示す
ものは圧電共振子1の一例であって、圧電基板(マザー
基板)2の表裏両面にそれぞれ複数の電極3が配列され
ている。図1は圧電共振子1の製造途中段階における形
態を表わしており、複数個の素子を含んでいる。圧電共
振子1の各素子は、表裏で対向する電極3と両電極3間
に挟まれた圧電基板2によって構成されている。なお、
説明を簡略にするため、ここでは圧電基板2上に電極3
が3行(I行〜III行と呼ぶ)5列(ア列〜オ列と呼
ぶ)に整然と配列されている場合を例にとって説明す
る。
【0051】図2は本発明の一実施形態による圧電共振
子1の周波数調整装置4の構成を示す断面図であって、
イオンビーム照射装置5の下方に設置されている。イオ
ンビーム照射装置5のイオンビーム照射部分と周波数調
整装置4は、真空槽6内に設置されている。周波数調整
装置4は、遮蔽板7、シャッター9及び開口パターン設
定部10から構成されている。遮蔽板7には横長の窓8
が開口されており、遮蔽板7で圧電基板2を覆ったと
き、当該窓8から一列の電極3のみ露出するようにして
いる。遮蔽板7は水平に固定されており、イオンビーム
照射装置5のイオンビーム照射部分の直下に窓8が位置
している。シャッター9は、遮蔽板7の上面側近傍に設
けられており、水平に摺動することによって遮蔽板7の
窓8を開閉できるようになっており、しかもその開閉時
間を精密に制御できるようになっている。
【0052】遮蔽板7の下面側近傍には、開口パターン
設定部10のパターン板11が水平に配置されている。
パターン板11には、図3に示すように、1列3行(I
行〜III行)の電極3に対応する開口12の組み合わせ
(以下、開口パターンという)のすべてが開口されてい
る。すなわち、開口パターンとは、遮蔽板7の窓8から
一度に露出可能な電極3(この実施形態では、1列の電
極3)に対応する各位置で開口をあけるか、あけないか
の組み合わせである。図1の圧電共振子1の場合でいう
と、1列に3個の電極3が設けられているから、全部で
3=8通りの開口パターンがあり、図3に示すような
A列〜H列までの組み合わせとなる。ただし、いずれの
電極3に対応する孔もあいていないH列は省いても差し
支えない。
【0053】開口パターンの組み合わせ、すなわちA列
〜H列は、パターン板11の長さ方向に沿って配列され
ており、各列間の距離(開口12の中心間距離)は遮蔽
板7の窓8の幅よりも大きくなっている。また、この開
口12の直径は、イオン照射装置5におけるイオンビー
ムの強度分布を考慮し、電極3の直径よりも少し大きな
ものとしている。パターン板11は、遮蔽板7の下面側
において、パルスステップモータやサーボモータ等のモ
ータとギア機構などからなる駆動手段(図示せず)によ
り、A列〜H列の列ピッチ毎に水平移動させられるよう
になっている。
【0054】パターン板11の下面側には、搬送トレー
(図示せず)に載せた圧電共振子1が置かれる。圧電共
振子1は搬送トレーに載置した状態で搬送されており、
パターン板11の下方においては、電極3の列ピッチと
等しい距離づつ送られ、遮蔽板7の窓8から1列の電極
3だけが露出するように位置決めされる。
【0055】次に、上記周波数調整装置4を用いた周波
数調整のための工程を説明する。この周波数調整の工程
では、図4に示すように周波数測定装置13、周波数調
整装置4およびコントローラ14が用いられ、以下に説
明する順序に従って周波数調整作業が行なわれる。
【0056】図5はこの周波数調整作業の手順を示すフ
ロー図である。圧電基板2の表裏両面には、狙いとする
周波数(目標周波数)よりも低めの周波数となるように
電極3を形成しておく。圧電基板2の両面に複数組の電
極3が形成されると、この周波数調整前の圧電基板2は
搬送トレー上にセットされる(S1)。搬送トレーに
は、それぞれ識別番号や識別コード等の識別標識が付さ
れている。圧電基板2をセットされた搬送トレーが周波
数測定装置13内に搬入されると、周波数測定装置13
は、同一圧電基板2に形成されている各素子の周波数を
測定する(S2)。周波数測定を終了すると、周波数測
定装置13は、搬送トレーの識別標識と各素子の測定値
をコントローラ14へ送信する。
【0057】搬送トレーの識別標識と各素子の測定値を
受信すると、コントローラ14は、各素子の周波数の測
定結果と目標周波数とのずれ量(差)を計算し(S
3)、さらに各素子毎に周波数のずれ量に応じたイオン
エッチング量(イオンビーム照射時間)を計算する(S
4)。
【0058】すべての素子のイオンエッチング量が決定
されると、コントローラ14は、圧電基板2に形成され
ている各列の電極3毎に、その電極3に必要なイオンエ
ッチング量のビームを照射させるための開口パターンA
〜Hの組合わせと、各開口パターンA〜Hによるイオン
ビーム照射時間を求める。そして、コントローラ14
は、周波数調整装置4の制御情報として、搬送トレイの
識別標識と共に各列の電極3毎の開口パターンA〜Hの
組合わせと各開口パターンA〜Hによるイオンビーム照
射時間を記憶する(S5)。
【0059】例えば、図1の圧電基板2に形成されてい
る各素子の周波数を測定した結果、図6で各電極3内に
示すように、各電極3のイオンビーム照射時間が、ア列
では2a.u.(a.u.は任意の単位)、3a.u.、5
a.u.、イ列では4a.u.、2a.u.、6a.u.などで
あったとする。この場合には、ア列の電極3では、開口
パターンAにより2a.u.、開口パターンCにより1
a.u.、開口パターンGにより2a.u.だけイオンビー
ムを照射すればよい。また、イ列の電極3では、開口パ
ターンAにより2a.u.、開口パターンEにより2a.
u.、開口パターンGにより2a.u.だけイオンビーム
を照射すればよい。ウ列以降の電極3でも同様に、最大
のイオンビーム照射時間の電極から開口パターンを選択
し、順にイオンビームを照射すればよい。
【0060】一方、周波数測定が終了すると、圧電基板
2を乗せた搬送トレイは周波数測定装置13から取り出
され、周波数調整装置4に送り込まれる。周波数調整装
置4は、識別標識によって搬送トレーを識別し、対応す
る制御情報(開口パターンA〜Hの組合わせと各開口パ
ターンA〜Hによるイオンビーム照射時間)をコントロ
ーラ14から読み出す(S6)。
【0061】しかして、遮蔽板7の窓8の直下にア列の
電極3が位置決めされると、制御情報に基づいてア列の
電極3に対応する開口パターンが順次選択され、選択さ
れた開口パターンが遮蔽板7の窓8に位置するように開
口パターン設定部10が駆動され、シャッター9の開き
時間を制御することによって各開口パターン毎に所定時
間イオンビームが照射される(S7〜S9)。
【0062】具体的にいうと、ア列の電極3が窓8に位
置決めされると、まず開口パターンAがア列の電極3の
上にセットされ(S7)、2a.u.だけイオンビームが
照射され(S8)、ついで開口パターンCがア列の電極
3の上にセットされ(S7)、1a.u.だけイオンビー
ムが照射され(S8)、開口パターンGがア列の電極3
の上にセットされ(S7)、2a.u.だけイオンビーム
が照射される(S8)。なお、開口パターンA、C、G
を用いる順序は逆順など任意の順序でよい。
【0063】こうして1列分の電極3の処理が終了する
と(S9)、圧電基板2が電極3の列ピッチ分だけ移動
させられ(S11)、つぎの列の電極3が窓8の下にセ
ットされる(S7)。ついで、制御情報に基づいて当該
列の電極3に対する開口パターンが選択され、選択され
た開口パターンが順次遮蔽板7の窓8に位置するように
開口パターン設定部10が駆動され、シャッター9の開
き時間を制御することにより各開口パターン毎に所定時
間イオンビームが照射される(S7〜S9)。
【0064】具体的にいうと、イ列の電極3が窓8の下
へ移動し、まず開口パターンAがイ列の電極3の上にセ
ットされ(S7)、2a.u.だけイオンビームが照射さ
れ(S8)、ついで開口パターンEがイ列の電極3の上
にセットされ(S7)、2a.u.だけイオンビームが照
射され(S8)、開口パターンGがイ列の電極3の上に
セットされ(S7)、2a.u.だけイオンビームが照射
される(S8)。この場合も、開口パターンA、E、G
をセットする順序は逆順など任意の順序でよい。
【0065】このような処理(S7〜S11)を繰り返
すことにより、圧電基板2の全ての電極3に対する周波
数調整が終了すると(S10)、搬送トレーが周波数調
整装置4から取り出され、周波数調整済みの圧電基板2
は搬送トレーから取り出される(S12)。
【0066】このような周波数調整装置4によれば、パ
ターン板11にすべての開口パターンが設けられている
ので、各列の各素子の周波数ばらつきに応じて適当な開
口パターンを選択し、イオンビームを適当な時間照射す
ることで各素子毎に周波数を調整することができる。ま
た、あらかじめすべての開口パターンがパターン板11
に設けられているので、高速かつ簡易に周波数調整を行
なうことができる。
【0067】ここで、各素子の周波数ばらつきに応じた
開口パターンを選択するには、マイクロコンピュータ等
によって開口パターンを選択させればよい。その場合に
は、できるだけ少ない開口パターン数となるようにする
ことが好ましい。できるだけ少ない開口パターン数とな
るようにするには、開口数の多い開口パターンを優先し
て使用するようにすればよい。
【0068】なお、図4に想像線で示すように、周波数
調整後に再び圧電基板2を周波数測定装置13へ戻して
各素子の周波数を測定し、図7のステップS13のよう
に周波数のずれ量が許容範囲内に納まるまで周波数測定
と周波数調整を繰り返すようにしてもよい。
【0069】(第2の実施形態)前記実施形態のように
1枚のパターン板に全ての開口パターンを設けると、1
列の電極数が増加したとき、開口パターン数が急激に増
加する。例えば、1列の電極数が3個の場合には、開口
パターン数は23=8通りであるが、1列の電極数が6
個になると、開口パターン数は26=64通りになる。
そのためパターン板が長くなり、開口パターン切り替え
時の走行距離が長くなり、パターン板の駆動時間が長く
なる。
【0070】図8は本発明の別な実施形態による開口パ
ターン設定部10の構成を示す図であって、上記課題を
解決するものである。この実施形態では、2枚のパター
ン板11a、11bの組合わせによって全ての開口パタ
ーンを実現できるようにしている。例えば1列が6個の
電極3(I行〜VI行)で構成されている場合で言えば、
一方のパターン板11aには、I行〜III行の電極3に
対応する3行8列の開口12の組み合わせA〜Hを設け
てあり、他方のパターン板11bにも、IV行〜VI行の電
極3に対応する3行8列の開口12の組み合わせA〜H
を設けている。
【0071】しかして、遮蔽板7の窓8の位置におい
て、パターン板11aは圧電基板2のI行〜III行の電
極3を覆うように配置され、パターン板11bは圧電基
板2のIV行〜VI行の電極3を覆うように配置され、遮蔽
板7の窓8には両パターン板11a,11bの開口12
が一列に並んで1列の電極3に対応する開口パターンが
構成される。そして、各パターン板11a、11bを、
A列〜H列が並んでいる方向と平行な方向で、互いに独
立して移動させることにより、遮蔽板7の窓8にI〜VI
行の電極3に対応する任意の開口パターンを形成できる
ようにしている。
【0072】このようなパターン板11a、11bを用
いれば、例えば6行の電極3に対してもそれぞれ8列の
開口12を設けるだけでよいので、パターン板11a、
11bの形状を簡略化できる。その結果、パターン板1
1a、11bの走行距離を短くでき、パターン板11
a、11bの駆動時間を短縮できる。
【0073】また、この実施形態は、図9に示すよう
に、各パターン板11c、11dにダミーの開口15を
設けて各パターン板11c、11dの開口12、15を
6行8列とし(電極3が6行の場合)、全体を重ね合わ
せるようにしてもよい。すなわち、一方のパターン板1
1cでは、上記パターン板11aのI行〜III行と同じ
パターンの開口12を形成し、IV行〜VI行に対しては電
極3と対応するすべての位置でダミー開口15を開口し
ている。また、他方のパターン板11dでは、上記パタ
ーン板11bのIV行〜VI行と同じパターンの開口12を
形成し、I行〜III行に対しては電極3と対応するすべ
ての位置でダミー開口15を開口している。従って、両
パターン板11c、11dを重ね合わせ、互いに位置を
ずらせることにより、6行の電極3に対するすべての開
口パターンを形成することが可能になる。
【0074】なお、図9の実施形態では、ダミー開口1
5は丸孔としているが、複数の電極3に対して長孔状の
ダミー開口を設けてもよい(以下の実施形態においても
同様)。
【0075】(第3の実施形態)図10は本発明のさら
に別な実施形態におけるパターン板11e、11fの構
造を示す平面図である。この開口パターン設定部では、
図10に示す2枚のパターン板11e、11fを重ね合
わせて使用することにより、2列の電極3を同時に周波
数調整できるようにしている。
【0076】たとえば、3行(I行〜III行)に配列さ
れている電極3に対して、1枚のパターン板により2列
(6個)の電極3を一度に周波数調整できるようにしよ
うとすれば、やはり26=64通りの組み合わせの開口
パターンが必要となり、パターン板には128(=64
×2)列の開口が並ぶことになり、一層パターン板が長
くなる。
【0077】これに対し、図10の実施形態では、2枚
のパターン板11e、11fの組合わせによってすべて
の開口パターンを実現できるようにしている。例えば1
列が3個の電極3(I行〜III行)で構成されている場
合でいえば、一方のパターン板11aには、I行〜III
行の電極3に対応する8種の開口パターンA〜Hからな
る開口12とJ列で表わしたダミー開口15とが交互に
配列されており、他方のパターン板11bには、J列で
表わしたダミー開口15とI行〜III行の電極3に対応
する8種の開口パターンA〜Hからなる開口12とが交
互に配列されている。
【0078】しかして、遮蔽板7の窓8の位置において
は2列の開口パターン(A列〜H列とJ列)が一度に露
出させられる。すなわち、パターン板11e、11fど
うしは互いに重ね合わせるように配置され、パターン板
11eの開口12(A列〜H列)とパターン板11fの
ダミー開口15(J列)とを重ね合わせ、またパターン
板11eのダミー開口15(J列)とパターン板11f
の開口12(A列〜H列)とを重ね合わせることによ
り、2列の電極3に対するすべての開口パターンを構成
できるようになっている。
【0079】このようなパターン板11e、11fを用
いれば、例えば3行2列の電極3を一度に処理する場合
にもそれぞれ16列の開口12、15を設けるだけでよ
いので、パターン板11e、11fの形状を簡略化でき
る。その結果、パターン板11e、11fの走行距離を
短くでき、パターン板11e、11fの駆動時間を短縮
できる。
【0080】(第4の実施形態)図11は本発明のさら
に別な実施形態による周波数調整装置4の構成を示す概
略断面図である。これは開口パターン設定部10を回転
型としたものであって、サーボモータやパルスステップ
モータ等のモータ16の回転軸17にパターン板11を
取付け、パターン板11を回転駆動するようにしてい
る。
【0081】パターン板11は、図12に示すように円
板状をしており、パターン板11には3つの電極3に対
する開口パターンA〜Hが放射状に設けられている。遮
蔽板7の窓8に対しては、パターン板11の半径方向が
平行となるように開口パターン設定部10が配置されて
いるので、パターン板11をモータ16で回転させるこ
とにより任意の開口パターンA〜Hを窓8の下に露出さ
せることができる。
【0082】この実施形態のように、パターン板11を
回転させるようにすれば、モータ16によって直接にパ
ターン板11を駆動できるので、パターン板11を直線
状に走行駆動させる方式と比較して開口パターン設定部
10の駆動機構を簡略にすることができる。また、右回
転と左回転を選択できるようにすれば、さらに高速駆動
が可能になる。一方、第1から第2の実施形態のように
パターン板11を直線駆動する方式にすれば、パターン
板11における開口のない領域を少なくでき、パターン
板11を有効活用してパターン板11を小さくできる。
【0083】(第5の実施形態)図13(a)(b)は
本発明のさらに別な実施形態による開口パターン設定部
10を示す平面図及び正面図である。これは開口パター
ン設定部10を回転型としたもので、しかも、2列の電
極3を一度に周波数調整できるようにしたものであっ
て、パターン板11e、11fを直線駆動するようにし
た図10の実施形態に対応するものである。
【0084】この開口パターン設定部10では、モータ
16の2軸の各回転軸17a、17bに2枚のパターン
板11g、11hが取り付けられており、2枚のパター
ン板11g、11hはそれぞれ別々に回転させられるよ
うになっている。上面側のパターン板11gには、図1
3(a)に示すように1列の電極3に対応した開口12
の組み合わせからなる開口パターンA〜Hとダミー開口
15からなるダミー開口パターンJとが隣接して放射状
に設けられており、下面側のパターン板11hには、図
14に示すようにダミー開口15からなるダミー開口パ
ターンJと1列の電極3に対応した開口12の組み合わ
せからなる開口パターンA〜Hとが隣接して放射状に設
けられており、上面側のパターン板11gの開口パター
ンA〜Hと下面側のパターン板11hのダミー開口パタ
ーンJとが重なり合い、上面側のパターン板11gのダ
ミー開口パターンJと下面側のパターン板11hの開口
パターンA〜Hとが重なり合うようになっている。
【0085】(第6の実施形態)図15(a)(b)は
本発明のさらに別な実施形態による開口パターン設定部
10を示す平面図及び正面図である。これは開口パター
ン設定部10を回転型としたもので、しかも、行数の大
きな電極3を2枚のパターン板11i,11jで周波数
調整できるようにしたものであって、パターン板11
c、11dを直線駆動するようにした図9の実施形態に
ほぼ対応するものである。
【0086】この開口パターン設定部10では、モータ
16の2軸の各回転軸17a、17bに2枚のパターン
板11i、11jが取り付けられており、2枚のパター
ン板11i、11jはそれぞれ別々に回転させられるよ
うになっている。上面側のパターン板11iには、図1
5(a)に示すように1列の電極3のうち半分に対応し
た開口12の組み合わせからなる開口パターンA〜Hが
放射状に設けられており、下面側のパターン板11jに
は、図16に示すように1列の電極3のうち残りの半分
に対応した開口12の組み合わせからなる開口パターン
A〜H(周縁側)とダミー開口15からなるダミー開口
パターンJ(中心側)とが一直線状に並べて放射状に設
けられており、上面側のパターン板11iの開口パター
ンA〜Hと下面側のパターン板11jのダミー開口パタ
ーンJとが重なり合うようになっている。
【0087】(第7の実施形態)図17は本発明のさら
に別な実施形態による開口パターン設定部10を示す正
面図、図18(a)はその上面側のパターン板11mを
示す平面図、図18(b)はその下面側のパターン板1
1nを示す平面図である。これも開口パターン設定部1
0を回転型としたものであって、パターン板11c、1
1dを直線駆動するようにした図9の実施形態に対応す
るもの(あるいは、図15の実施形態の変形例)であ
る。
【0088】この開口パターン設定部10でも、モータ
16の2軸の各回転軸17a、17bに同じ外形寸法を
有する2枚のパターン板11m、11nが取り付けられ
ており、2枚のパターン板11m、11nはそれぞれ別
々に回転させられるようになっている。上面側のパター
ン板11mには、図18(a)に示すように1列の電極
3のうち半分に対応した開口12の組み合わせからなる
開口パターンA〜H(中心側)とダミー開口15からな
るダミー開口パターンJ(周縁側)とが一直線状に並べ
て放射状に設けられている。下面側のパターン板11n
には、図18(b)に示すように1列の電極3のうち残
りの半分に対応した開口12の組み合わせからなる開口
パターンA〜H(周縁側)とダミー開口15からなるダ
ミー開口パターンJ(中心側)とが一直線状に並べて放
射状に設けられている。そして、上面側のパターン板1
1mの開口パターンA〜Hと下面側のパターン板11n
のダミー開口パターンJとが重なり合い、かつ、上面側
のパターン板11mのダミー開口パターンJと下面側の
パターン板11nの開口パターンA〜Hとが重なり合う
ようになっている。
【0089】(第8の実施形態)図19(a)(b)は
本発明のさらに別な実施形態による開口パターン設定部
10を示す平面図及び正面図である。これも開口パター
ン設定部10を回転型としたもので、しかも、行数の大
きな電極3を2枚のパターン板11p,11qで周波数
調整できるようにしたものであって、パターン板11
a、11bを直線駆動するようにした図8の実施形態に
対応するものである。
【0090】この開口パターン設定部10では、パター
ン板11p、11qがそれぞれ個別のモータ16に取り
付けられており、それぞれ別々に回転させられるように
なっている。一方のパターン板11pには、1列の電極
3のうち半分に対応した開口12の組み合わせからなる
開口パターンA〜Hが放射状に設けられており、他方の
パターン板11qには、1列の電極3のうち残りの半分
に対応した開口12の組み合わせからなる開口パターン
A〜Hが放射状に設けられており、両パターン板11
p、11qは外周縁を互いに近接させて配置されてい
る。しかして、両パターン板11p、11qの各開口パ
ターンA〜Hを一直線状に並べることにより、1列の電
極に対するすべての開口パターンが形成されるようにな
っている。
【0091】(第9の実施形態)また、本発明の周波数
調整装置は、複数の電極を設けられた圧電共振子に限ら
ず、図20に示すように片面に1つの電極(振動電極)
しか有しない圧電共振子の周波数調整にも用いることが
できる。図20に示す圧電共振器21は、基板22と、
圧電共振子1と、キャップ23とで構成されている。基
板22の両端部には、2個の外部電極24が形成されて
おり、外部電極24の端部は、基板22の両側縁部に形
成された凹状のスルーホール部25(スルーホールを2
分割したもの)まで引き出され、スルーホール部25の
内面に形成された電極と導通している。外部電極24の
上には、導電性接着剤や半田のような導電性と接着性の
機能を併せ持つ導電性接着剤28によって圧電共振子1
が接着固定されている。この圧電共振子1は厚み滑り振
動モードの共振子であり、圧電基板2の表面の一端側か
ら約2/3の領域にわたって電極26が形成され、裏面
の他端側から約2/3の領域にわたって電極27が形成
されている。両電極26、27の一端部は、圧電基板2
を介してその中間部位で対向して振動部となる電極(振
動電極)29を構成しており、この電極29は導電性接
着剤28の厚みによって基板22と接触しないように一
定の空間が確保されている。
【0092】このように圧電共振子1の表面に1個の電
極29しか存在しない場合でも、図21に示すように基
板22に実装された圧電共振子1を並べることにより
(あるいは、複数の圧電共振子1を実装された親基板を
個々の基板22にカットする前の段階で)本発明の周波
数調整装置を用いて周波数調整を行うことにより、複数
個の圧電共振子1に対して一度に周波数調整を行わせる
ことができる。
【0093】なお、上記各実施形態では、予め各素子の
周波数が目標値よりも低めとなるように電極を形成して
おき、各素子の周波数測定結果に応じてイオンビーム照
射により電極を一部エッチングして周波数調整を行なっ
たが、これとは逆に、予め各素子の周波数が目標値より
も高めとなるように電極を形成しておき、各素子の周波
数測定結果に応じて電極に周波数調整物質を付加するよ
うにしてもよい。あるいは、各素子の周波数を測定し、
周波数が目標値よりも低い素子についてはイオンエッチ
ングにより電極を一部削除し、周波数が目標値よりも高
い素子については電極に周波数調整物質を付加するよう
にしてもよい。
【0094】
【発明の効果】請求項1に記載の圧電部品の周波数調整
装置によれば、圧電基板の電極をパターン板の開口パタ
ーンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽
板の窓から選択的に露出させることができるから、電極
を含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつき
に応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンか
ら選択的に露出させ、露出させた電極だけを一部除去す
ることにより周波数調整を行なうことができる。
【0095】しかも、請求項1に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を単
位として、複数の電極に一度に、効率よく周波数調整を
行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出させ
る開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すことに
より、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波数
を微調整することもでき、個々の素子の周波数調整を精
度よく行なうことができる。
【0096】請求項2に記載の圧電部品の周波数調整装
置によれば、圧電基板の電極をパターン板の開口パター
ンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽板
の窓から選択的に露出させることができるから、電極を
含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつきに
応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンから
選択的に露出させ、露出させた電極だけに周波数調整物
質を付与することにより周波数調整を行なうことができ
る。
【0097】しかも、請求項2に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を単
位として、複数の電極に一度に、効率よく周波数調整を
行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出させ
る開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すことに
より、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波数
を微調整することもでき、個々の素子の周波数調整を精
度よく行なうことができる。
【0098】請求項3に記載の圧電部品の周波数調整装
置によれば、複数の圧電基板の電極をパターン板の開口
パターンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを
遮蔽板の窓から選択的に露出させることができるから、
電極を含んで構成される各素子の目標周波数からのばら
つきに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パター
ンから選択的に露出させ、露出させた電極だけを一部除
去することにより周波数調整を行なうことができる。
【0099】しかも、請求項3に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を単
位として、複数の圧電基板に一度に、効率よく周波数調
整を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出
させる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すこ
とにより、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周
波数を微調整することもでき、各圧電基板の素子の周波
数調整を精度よく行なうことができる。
【0100】請求項4に記載の圧電部品の周波数調整装
置によれば、複数の圧電基板の電極をパターン板の開口
パターンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを
遮蔽板の窓から選択的に露出させることができるから、
電極を含んで構成される各素子の目標周波数からのばら
つきに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パター
ンから選択的に露出させ、露出させた電極だけに周波数
調整物質を付与することにより周波数調整を行なうこと
ができる。
【0101】しかも、請求項4に記載の周波数調整装置
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を単
位として、複数の圧電基板に一度に、効率よく周波数調
整を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出
させる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すこ
とにより、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周
波数を微調整することもでき、各圧電基板の素子の周波
数調整を精度よく行なうことができる。
【0102】請求項5に記載の周波数調整装置によれ
ば、開口パターンを設けた複数枚のパターン板の組み合
わせによって電極を選択的に露出させるようにしている
から、各パターン板に設ける開口パターン数を少なくで
きる。また、パターン板に設けるトータルの開口パター
ン数も少なくできる。よって、パターン板の構造が簡単
になると共にパターン板の駆動距離も短くでき、周波数
調整を高速化できる。
【0103】請求項6に記載の圧電部品の周波数調整装
置によれば、遮蔽板の窓を開閉するシャッターを備えて
いるから、シャッターによる窓の開閉時間によって電極
の除去量もしくは周波数調整物質の付加量を制御するこ
とができ、素子の周波数を精度よく調整することができ
る。
【0104】請求項7に記載の圧電部品の周波数調整装
置によれば、パターン板を直線駆動するようにしている
から、パターン板を回転駆動するものと比較すると、パ
ターン板における無駄な領域を少なくでき、パターン板
を有効活用してその面積を小さくすることができる。
【0105】請求項8に記載の圧電部品の周波数調整装
置によれば、パターン板を回転駆動するようにしている
から、開口パターン板をモータ等によって駆動させるこ
とができ、パターン板を直線的に走行駆動させる方式と
比較すると、パターン板の駆動方法を簡易にすることが
できる。
【0106】請求項9に記載の圧電部品の周波数調整方
法によれば、圧電基板の電極をパターン板の開口パター
ンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽板
の窓から選択的に露出させることができるから、電極を
含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつきに
応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンから
選択的に露出させ、露出させた電極だけを一部除去する
ことにより周波数調整を行なうことができる。
【0107】しかも、請求項9に記載の周波数調整方法
によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を単
位として、複数の電極に一度に、効率よく周波数調整を
行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出させ
る開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すことに
より、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波数
を微調整することもでき、個々の素子の周波数調整を精
度よく行なうことができる。
【0108】請求項10に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、圧電基板の電極をパターン板の開口パタ
ーンから選択的に露出させ、所定の開口パターンを遮蔽
板の窓から選択的に露出させることができるから、電極
を含んで構成される各素子の目標周波数からのばらつき
に応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パターンか
ら選択的に露出させ、露出させた電極だけに周波数調整
物質を付与することにより周波数調整を行なうことがで
きる。
【0109】しかも、請求項10に記載の周波数調整方
法によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を
単位として、複数の電極に一度に、効率よく周波数調整
を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露出さ
せる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返すこと
により、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の周波
数を微調整することもでき、個々の素子の周波数調整を
精度よく行なうことができる。
【0110】請求項11に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、複数の圧電基板の電極をパターン板の開
口パターンから選択的に露出させ、所定の開口パターン
を遮蔽板の窓から選択的に露出させることができるか
ら、電極を含んで構成される各素子の目標周波数からの
ばらつきに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パ
ターンから選択的に露出させ、露出させた電極だけを一
部除去することにより周波数調整を行なうことができ
る。
【0111】しかも、請求項11に記載の周波数調整方
法によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を
単位として、複数の圧電基板に一度に、効率よく周波数
調整を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露
出させる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返す
ことにより、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の
周波数を微調整することもでき、各圧電基板の素子の周
波数調整を精度よく行なうことができる。
【0112】請求項12に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、複数の圧電基板の電極をパターン板の開
口パターンから選択的に露出させ、所定の開口パターン
を遮蔽板の窓から選択的に露出させることができるか
ら、電極を含んで構成される各素子の目標周波数からの
ばらつきに応じ、周波数調整の必要な電極だけを開口パ
ターンから選択的に露出させ、露出させた電極だけに周
波数調整物質を付与することにより周波数調整を行なう
ことができる。
【0113】しかも、請求項12に記載の周波数調整方
法によれば、遮蔽板の窓から同時に露出する数の電極を
単位として、複数の圧電基板に一度に、効率よく周波数
調整を行なうことができる。さらに、遮蔽板の窓から露
出させる開口パターンを変更して周波数調整を繰り返す
ことにより、遮蔽板の窓から露出している複数の電極の
周波数を微調整することもでき、各圧電基板の素子の周
波数調整を精度よく行なうことができる。
【0114】請求項13に記載の周波数調整方法によれ
ば、開口パターンを設けた複数枚のパターン板の組み合
わせによって電極を選択的に露出させるようにしている
から、各パターン板に設ける開口パターン数を少なくで
きる。また、パターン板に設けるトータルの開口パター
ン数も少なくできる。よって、パターン板の構造が簡単
になると共にパターン板の駆動距離も短くでき、周波数
調整を高速化できる。
【0115】請求項14に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、遮蔽板の窓を開閉するシャッターを配置
する工程を備えているから、シャッターによる窓の開閉
時間によって電極の除去量もしくは周波数調整物質の付
加量を制御することができ、素子の周波数を精度よく調
整することができる。
【0116】請求項15に記載の圧電部品の周波数調整
装置によれば、パターン板を直線駆動するようにしてい
るから、パターン板を回転駆動するものと比較すると、
パターン板における無駄な領域を少なくでき、パターン
板を有効活用してその面積を小さくすることができる。
【0117】請求項16に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、パターン板を回転駆動させるようにして
いるから、パターン板をモータ等によって駆動させるこ
とができ、パターン板を直線的に走行駆動させる方式と
比較すると、開口パターン部の駆動方法を簡易にするこ
とができる。
【0118】請求項17に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、電極をマトリックス状に形成し、この電
極を開口パターンから列単位で露出させて列単位でそれ
ぞれの電極に対して周波数調整を行なえるようにしてい
るから、圧電板に配列されている電極に対して列を単位
として順序よく周波数調整することができる。
【0119】請求項18に記載の圧電部品の周波数調整
方法によれば、電極が形成された圧電基板をマトリック
ス状に配置し、これらの圧電基板に形成された電極を開
口パターンから列単位で露出させて列単位でそれぞれの
電極に対して周波数調整を行なえるようにしているか
ら、電極が形成されている圧電板に対して列を単位とし
て順序よく周波数調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電共振子の一例を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態による周波数調整装置の構
成を示す断面図である。
【図3】図2の周波数調整装置を構成するパターン板の
平面図である。
【図4】周波数測定及び周波数調整の工程を示す概略図
である。
【図5】同上の工程における周波数調整の手順を示すフ
ロー図である。
【図6】圧電基板に設けられた各素子に対するイオンビ
ーム照射時間の一例を示す図である。
【図7】周波数調整工程における周波数調整の別な手順
を示すフロー図である。
【図8】本発明の別な実施形態によるパターン板を示す
平面図である。
【図9】異なる構成のパターン板を示す平面図である。
【図10】本発明のさらに別な実施形態によるパターン
板を示す平面図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態による周波数調
整装置の構造を示す断面図である。
【図12】図11の周波数調整装置に用いられているパ
ターン板の平面図である。
【図13】(a)(b)は本発明のさらに別な実施形態
による開口パターン設定部を示す平面図及び正面図であ
る。
【図14】図13の開口パターン設定部に用いられてい
る各パターン板を示す平面図である。
【図15】(a)(b)は本発明のさらに別な実施形態
による開口パターン設定部を示す平面図及び正面図であ
る。
【図16】図15の開口パターン設定部に用いられてい
る下面側のパターン板を示す平面図である。
【図17】本発明のさらに別な実施形態による開口パタ
ーン設定部を示す正面図である。
【図18】(a)(b)は図17の開口パターン設定部
に用いられている上面側のパターン板と下面側のパター
ン板を示す平面図である。
【図19】(a)(b)は本発明のさらに別な実施形態
による開口パターン設定部を示す平面図及び正面図であ
る。
【図20】本発明のさらに別な実施形態による周波数調
整の対象となる圧電共振器を示す分解斜視図である。
【図21】図20に示した圧電共振器を、キャップを除
いた状態で並べた様子を示す平面図である。
【符号の説明】
1 圧電共振子 2 圧電基板 3 電極 4 周波数調整装置 5 イオンビーム照射装置 7 遮蔽板 8 遮蔽板の窓 9 シャッター 10 開口パターン設定部 11、11a〜11j、11m、11n、11p、11
q パターン板 12 開口 15 ダミー開口 16 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−112261(JP,A) 特開 平9−298435(JP,A) 特開 平9−162667(JP,A) 特開 平6−303071(JP,A) 特開 平7−106892(JP,A) 特開 昭53−104191(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 3/04

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に複数の電極がマトリックス状に
    成された圧電基板の上に配置され、前記電極を選択的に
    露出させる開口パターンを有するパターン板、 前記パターン板の上に配置され、このパターン板の所定
    の開口パターンを選択的に露出させる窓を有する遮蔽
    板、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極の一部を除去する電
    極除去手段、 を有する圧電部品の周波数調整装置において、 前記開口パターンは、前記遮蔽板の窓から一度に露出可
    能な列単位の前記電極を構成する各電極に対応する開口
    の有無の組み合わせでなる ことを特徴とする圧電部品の
    周波数調整装置。
  2. 【請求項2】 表面に複数の電極がマトリックス状に
    成された圧電基板の上に配置され、前記電極を選択的に
    露出させる開口パターンを有するパターン板、 前記パターン板の上に配置され、このパターン板の所定
    の開口パターンを選択的に露出させる窓を有する遮蔽
    板、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極に周波数調整物質を
    付与する周波数調整物質付与手段、 を有する圧電部品の周波数調整装置において、 前記開口パターンは、前記遮蔽板の窓から一度に露出可
    能な列単位の前記電極を構成する各電極に対応する開口
    の有無の組み合わせでなる ことを特徴とする圧電部品の
    周波数調整装置。
  3. 【請求項3】 表面に電極が形成された複数の圧電基板
    をマトリックス状に並べたものの上に配置され、前記複
    数の圧電基板の電極を選択的に露出させる開口パターン
    を有するパターン板、 前記パターン板の上に配置され、このパターン板の所定
    の開口パターンを選択的に露出させる窓を有する遮蔽
    板、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極の一部を除去する電
    極除去手段、 を有する圧電部品の周波数調整装置において、 前記開口パターンは、前記遮蔽板の窓から一度に露出可
    能な列単位の前記電極を構成する各電極に対応する開口
    の有無の組み合わせでなる ことを特徴とする圧電部品の
    周波数調整装置。
  4. 【請求項4】 表面に電極が形成された複数の圧電基板
    をマトリックス状に並べたものの上に配置され、前記複
    数の圧電基板の電極を選択的に露出させる開口パターン
    を有するパターン板、 前記パターン板の上に配置され、このパターン板の所定
    の開口パターンを選択的に露出させる窓を有する遮蔽
    板、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極に周波数調整物質を
    付与する周波数調整物質付与手段、 を有する圧電部品の周波数調整装置において、 前記開口パターンは、前記遮蔽板の窓から一度に露出可
    能な列単位の前記電極を構成する各電極に対応する開口
    の有無の組み合わせでなる ことを特徴とする圧電部品の
    周波数調整装置。
  5. 【請求項5】 複数枚のパターン板の開口パターンを組
    み合わせることにより、電極を選択的に露出させるよう
    にしたことを特徴とする、請求項1、2、3又は4に記
    載の圧電部品の周波数調整装置。
  6. 【請求項6】 前記遮蔽板の窓を開閉するシャッターを
    備えていることを特徴とする、請求項1、2、3、4又
    は5に記載の圧電部品の周波数調整装置。
  7. 【請求項7】 前記パターン板を直線駆動させるように
    したことを特徴とする、請求項1、2、3、4、5又は
    6に記載の圧電部品の周波数調整装置。
  8. 【請求項8】 前記パターン板を回転駆動させるように
    したことを特徴とする、請求項1、2、3、4、5又は
    6に記載の圧電部品の周波数調整装置。
  9. 【請求項9】 表面に複数の電極がマトリックス状に
    成された圧電基板を用意する工程、開口の有無の組み合わせからなり、 前記圧電基板の列単
    位の電極のうち所望する電極を選択的に露出させること
    ができる開口パターンを有するパターン板を前記圧電基
    板の上に配置する工程、前記列単位の電極を露出可能な窓を有し、当該窓から
    記パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させ
    遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極の一部を除去する工
    程、 を含んでなることを特徴とする圧電部品の周波数調整方
    法。
  10. 【請求項10】 表面に複数の電極がマトリックス状に
    形成された圧電基板を用意する工程、開口の有無の組み合わせからなり、 前記圧電基板の列単
    位の電極のうち所望する電極を選択的に露出させること
    ができる開口パターンを有するパターン板を前記圧電基
    板の上に配置する工程、前記列単位の電極を露出可能な窓を有し、当該窓から
    記パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させ
    遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極に周波数調整物質を
    付与する工程、 を含んでなることを特徴とする圧電部品の周波数調整方
    法。
  11. 【請求項11】 表面に電極が形成された複数の圧電基
    板をマトリックス状に並べたものを用意する工程、開口の有無の組み合わせからなり、 前記複数の圧電基板
    列単位の電極のうち所望する電極を選択的に露出させ
    ることができる開口パターンを有するパターン板を前記
    圧電基板の上に配置する工程、前記列単位の電極を露出可能な窓を有し、当該窓から
    記パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させ
    遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極の一部を除去する工
    程、 を含んでなることを特徴とする圧電部品の周波数調整方
    法。
  12. 【請求項12】 表面に電極が形成された複数の圧電基
    板をマトリックス状に並べたものを用意する工程、開口の有無の組み合わせからなり、 前記複数の圧電基板
    列単位の電極のうち所望する電極を選択的に露出させ
    ることができる開口パターンを有するパターン板を前記
    圧電基板の上に配置する工程、前記列単位の電極を露出可能な窓を有し、当該窓から
    記パターン板の所定の開口パターンを選択的に露出させ
    遮蔽板を前記パターン板の上に配置する工程、 前記パターン板の開口パターンおよび前記遮蔽板の窓を
    介して露出する前記圧電基板の電極に周波数調整物質を
    付与する工程、 を含んでなることを特徴とする圧電部品の周波数調整方
    法。
  13. 【請求項13】 複数枚のパターン板の開口パターンを
    組み合わせることにより、電極を選択的に露出させるよ
    うにしたことを特徴とする、請求項9、10、11又は
    12に記載の圧電部品の周波数調整方法。
  14. 【請求項14】 前記遮蔽板の窓を開閉するシャッター
    を備えていることを特徴とする、請求項9、10、1
    1、12又は13に記載の圧電部品の周波数調整方法。
  15. 【請求項15】 前記パターン板を直線駆動させるよう
    にしたことを特徴とする、請求項9、10、11、1
    2、13又は14に記載の圧電部品の周波数調整方法。
  16. 【請求項16】 前記パターン板を回転駆動させるよう
    にしたことを特徴とする、請求項9、10、11、1
    2、13又は14に記載の圧電部品の周波数調整方法。
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