JPH1117488A - 圧電振動部品 - Google Patents

圧電振動部品

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JPH1117488A
JPH1117488A JP9167791A JP16779197A JPH1117488A JP H1117488 A JPH1117488 A JP H1117488A JP 9167791 A JP9167791 A JP 9167791A JP 16779197 A JP16779197 A JP 16779197A JP H1117488 A JPH1117488 A JP H1117488A
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JP
Japan
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piezoelectric
vibrating
attached matter
resonance frequency
manufacturing
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JP9167791A
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Morikazu Tajima
盛一 田島
Shuichi Kiriyama
崇一 桐山
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Original Assignee
TDK Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数の精度の高い圧電振動部品を提供
する。 【解決手段】 圧電基板1と、付着物21、22とを含
む。圧電基板1は、振動部11、12を有する付着物2
1、22は、振動部11、12の面上に付加され、外縁
によって囲まれる面内に複数の凹部210、220を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電振動部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧電振動部品は、例えば、フィルタ、共
振子または発振子として、従来より各種の電子機器に広
く用いられている。圧電振動部品は、共振特性を利用し
て所望の特性を得ているので、共振周波数の精度が高い
ことが基本的な要求事項となる。
【0003】圧電振動部品の共振周波数を調整し、所望
の共振特性を得るための方法としては、次の3つの方法
がよく知られている。第1の方法は、圧電基板の厚みを
研磨して調整する方法である。第2の方法は、振動電極
の厚みを調整する方法である。第3の方法は、振動部上
に塗布する樹脂の量により調整する方法である。
【0004】しかしながら、第1の方法は、共振周波数
を調整するのに必要な精度で研磨することが困難であ
り、さらに、共振周波数にばらつきが生じる。第2の方
法は、時間や手間がかかり、再現性も良くない。また、
第3の方法では、振動部上に塗布する樹脂の量を細かく
調整することが困難である。
【0005】第3の方法を改良したものとして、例え
ば、特開昭56−160121号公報を挙げることがで
きる。前記公報に開示された方法は、予め質量物を付加
した圧電共振板の共振周波数を測定し、設定周波数に対
する上記共振周波数のずれ度合いに応じて制御されたレ
ーザ光を、上記圧電共振板に付加した質量物に照射して
質量物を適当量除去することにより、その共振周波数を
上記設定周波数に調整しようとする方法である。
【0006】しかし、前記公報は、質量物をどのように
処理すべきか、さらに、どのような種類のレーザ光を用
いるべきかについては言及していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
精度に調整された共振周波数を持つ圧電振動部品を提供
することである。
【0008】本発明のもう一つの課題は、前記圧電振動
部品を得るのに工程が簡単で、バラツキのない、量産性
に富み、安価な製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、圧電振動部品は、圧電基板と、付着物とを含む。前
記圧電基板は、少なくとも一つの振動部を有している。
前記付着物は、前記振動部の面上に付加され、外縁によ
って囲まれる面内に複数の凹部を有する。
【0010】上述のように、付着物が振動部の面上に付
加されているから、付着物の質量に応じた荷重が振動部
に加わり、振動部の共振周波数が付着物の質量、荷重に
応じた値に設定される。
【0011】付着物は、外縁によって囲まれる面内に複
数の凹部を有するから、共振周波数が、凹部の個数、凹
部の体積、凹部相互間の間隔及び凹部のパターン等に応
じた高精度の値に設定される。
【0012】凹部は、振動部に対する付着物による荷重
を、振動部の面において、均等に分散させるように形成
する。荷重の均等分散は、共振周波数の高精度化に寄与
する。
【0013】本発明に係る圧電振動部品を得るに当たっ
ては、圧電振動部品の共振周波数を調整するステップに
おいて、付着物の表面に、波長が350〜2000nm
の範囲にあるレーザ光を照射し、レーザ光の照射によ
り、付着物を研削し、凹部を設ける。これにより、付着
物の質量が凹部の個数、凹部の体積、凹部相互間の間隔
及び凹部のパターン等に応じて削減され、付着物から振
動部への荷重が調整され。
【0014】凹部は、レーザ光の照射によって形成され
るものであるから、その本数、大きさまたはパターン等
は高精度に設定できる。このため、共振周波数を高精度
の値に設定することができる。
【0015】凹部の形成に当たっては、波長が350〜
2000nmの範囲にあるレーザ光を照射する。かかる
波長のレーザ光を用いると、圧電特性の劣化を生じるこ
となく、付着物に凹部を形成することができる。
【0016】付着物は、樹脂からなることが望ましい。
樹脂でなる付着物であると、レーザ光の照射によって、
必要な凹部を容易に形成することができる。特に好まし
くは、樹脂は、カーボンフィラーを0.1〜90wt%含
有する。カーボンフィラーを0.1〜90wt%含有する
樹脂は、カーボンフィラーの含有量によってレーザ光の
吸収量が調整されるので、間接的に、必要なレーザ光の
強度を調整することができる。
【0017】レーザ光としては、固体YAGレーザ光が
適している。特に、固体YAGレーザ光の基本波(波長
1.06μm)、第2高調波(波長530nm)または第
3高調波(波長353nm)が最適である。
【0018】本発明の他の目的、構成及び効果について
は、実施例である添付図面を参照し、以下に詳しく説明
する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る圧電振動部品
の平面図、図2は図1の2−2線に沿った圧電振動部品
の断面図である。図はセラミックフィルタの例を示して
いるが、発振子や共振子などであってもよい。
【0020】図示するように、本発明に係る圧電振動部
品は、セラミックでなる圧電基板1と、付着物21、2
2とを含む。実施例において、圧電基板1は、2つの振
動部11、12を有している。付着物21は、振動部1
1の面上に付加され、かつ、外縁によって囲まれた面内
に複数の凹部210を有する。図示された凹部210は
溝状に形成されている。付着部21は溝状の凹部210
によって、複数の分割片211〜216に分割されてい
る。
【0021】付着物22も、振動部12の面上に付加さ
れ、外縁によって囲まれた面内に複数の凹部220を有
する。図示された凹部220は溝状に形成されている。
付着部21は溝状の凹部220によって、複数の分割片
221〜226に分割される。
【0022】分割片211〜216、221〜226の
高さは10〜20μm程度に設定する。溝状凹部21
0、220の幅は例えば30μm程度に設定する。凹部
210、220及び分割片211〜216、221〜2
26の形状は、図示された直線状に限らず、曲線、斜
線、破線等、任意のパターンをとることができる。凹部
210、220は、付着物21、22を貫通する穴、ま
たは、深さが付着物21、22の厚みよりも小さい非貫
通の穴であってもよい。
【0023】上述のように、付着物21、22が振動部
11、12の面上に付加されているから、付着物21、
22の質量に応じた荷重が振動部11、12に加わり、
振動部11、12の共振周波数が付着物21、22の質
量、荷重に応じた値に設定される。
【0024】振動部11の上の付着物21は、外縁によ
って囲まれた面内に複数の凹部210を有するから、共
振周波数が、凹部210の個数、凹部210の体積、凹
部相互間の間隔及び凹部210のパターン等に応じた高
精度の値に設定される。実施例の場合、付着物21が、
複数の凹部210によって複数の分割片211〜216
に分けられているから、振動部11の共振周波数は、分
割片211〜216の個数、分割片211〜216の相
互間の凹部210の本数及び分割片211〜216の個
々の質量及びパターン等に応じた高精度の値に設定され
る。
【0025】振動部12の上の付着物22も、複数の分
割片221〜226に分かれているから、振動部12の
共振周波数も、分割片221〜226の個数、凹部22
0の本数及び分割片221〜226の個々の質量及びパ
ターン等に応じた高精度の値に設定される。
【0026】付着物21、22は、凹部210、220
によって分けられた分割片211〜216、221〜2
26によるパターンが、例えば、縞状パターンを形成す
るように付着される。縞状パターンの場合、振動部1
1、12に対する分割片211〜216、221〜22
6による荷重を、振動部11、12の面において、均等
に分散させることができる。荷重の均等分散は、共振周
波数の高精度化に寄与する。但し、縞状パターンのほ
か、格子状または島状のパターン等、他のパターンであ
ってもよい。
【0027】図3は図1及び図2に示された圧電振動部
品において付着物を付加する前の平面図、図4は図3に
示した圧電振動部品の底面図である。圧電基板1は、周
知の圧電セラミック材料で板状に構成されている。振動
部11は、分割電極111、112と共通電極113を
含む。分割電極111及び分割電極112は、相互間に
ギャップG1を有して、圧電基板1の表面に形成されて
いる。共通電極113は分割電極111、112と対向
する位置において、圧電基板1の裏面に配置されてい
る。
【0028】振動部12は、分割電極121、122と
共通電極123を含む。分割電極121及び分割電極1
22は、相互間にギャップG2を有して、圧電基板1の
表面に形成されている。共通電極123は分割電極12
1、122と対向する位置において、圧電基板1の裏面
に配置されている。
【0029】振動電極11に属する分割電極111は入
出力端子電極13に接続され、分割電極112は、リー
ド電極141、コンデンサ電極15及びリード電極14
2を介して、振動電極12に属する分割電極122に接
続されている。振動電極12に属する分割電極121は
リード電極143を介して、入出力端子電極16に接続
されている。
【0030】圧電基板1の裏面側に配置された共通電極
113、123は、リード電極144、145により端
子電極17に接続されている。圧電基板1の裏面側に
は、更に、コンデンサ電極18が設けられている。この
コンデンサ電極18は、表面に設けられたコンデンサ電
極15と対向しており、リード電極146により、端子
電極17に接続されている。端子電極17は、圧電基板
1の厚さ方向に貫通するスルーホール導体(図示しな
い)等により、表面側に設けられた共通端子電極19に
導通されている。
【0031】図示はされていないけれども、付着物2
1、22は、表面側に設けられた分割電極(111、1
12)、(121、122)と共に、または単独で、裏面
側に設けられた共通電極113、123に付加してもよ
い。
【0032】付着物21、22は、樹脂で構成し、塗布
等の手段によって、振動部11、12に付着させる。樹
脂であると、共振周波数調整に適切な荷重が得られると
共に、圧電基板1に対する充分な付着力が得られる。樹
脂はカーボンフィラーを0.1〜90wt%含有すること
がある。樹脂とは比重の異なるカーボンフィラーの含有
量を、上述した範囲で選択することにより、付着物2
1、22の質量を調整し、それに応じて振動部11、1
2の共振周波数を微細に調整することができる。カーボ
ンフィラーの含有量が0.1wt%未満の領域では、カー
ボンフィラーの添加効果が得られない。カーボンフィラ
ーの含有量が90wt%を越えると、カーボンフィラー含
有樹脂を、振動部11、12に均質に塗布することが困
難になる。
【0033】図5は図3及び図4に示した圧電振動部品
の電気的シンボル図である。分割電極111、112及
び共通電極113によって構成された振動部11と、分
割電極121、122及び共通電極123によって構成
された振動部12とを、縦続的に接続すると共に、両者
の接続点に、コンデンサ電極15及びコンデンサ電極1
8によるコンデンサCの一端を接続し、コンデンサCの
他端を共通端子電極19に接続した回路構成となる。振
動部11の分割電極111は入出力端子電極13に接続
され、振動部12の分割電極121は入出力端子電極1
6に接続される。
【0034】図6は本発明に係る圧電振動部品の別の実
施例を示す平面図である。図において、図1〜図5と同
一の構成部分については、同一の参照符号を付してあ
る。この実施例の特徴は、付着物21、22に貫通もし
くは非貫通の穴でなる凹部210、220を設けたこと
である。この実施例の場合も先に述べた実施例と同様の
作用効果を奏する。
【0035】次に、本発明に係る圧電振動部品の製造方
法に含まれる共振周波数の調整ステップについて説明す
る。本実施例では、具体例として、選択中心周波数1
0.7MHzのセラミックフィルタにおいて、中心周波数
を調整する場合を例にとって説明する。
【0036】図7は中心周波数調整に供される圧電振動
部品の平面図である。図において、図1〜図6と同一の
構成部分については、同一の参照符号を付してある。図
7に示すように、振動部11、12の表面に付着物2
1、22を付着させる。付着物21、22は、樹脂から
なる。樹脂でなる付着物21、22であると、レーザ光
の照射によって、必要な凹部210、220を容易に形
成することができる。特に好ましくは、樹脂は、カーボ
ンフィラーを0.1〜90wt%含有する。カーボンフィ
ラーを0.1〜90wt%含有する樹脂は、カーボンフィ
ラーの含有量によってレーザ光の吸収量が調整されるの
で、間接的に、必要なレーザ光の強度を調整することが
できる。
【0037】カーボンフィラーの含有量が0.1wt%未
満であると、レーザ光の吸収が不安定になる。カーボン
フィラーの含有量が90wt%を越えると、カーボンフィ
ラー含有樹脂を、振動部11、12に均質に塗布するこ
とが困難になり、同一のレーザ光照射条件において、中
心周波数のシフト量が不安定になる。
【0038】付着物21、22は、一辺が1.1mm
で、厚みが10μmの正方形状に塗布されている。但
し、このような正方形状に限らず、円形または他の角形
状であってもよいことは勿論である。
【0039】図8は図7に示された圧電振動部品の中心
周波数調整方法を示す図である。図において、圧電振動
部品4の振動部11、12に付された付着物21、22
の表面に、波長が350〜2000nmの範囲にあるレ
ーザ光LLを照射し、レーザ光LLの照射により、付着
物21、22を研削し、溝状の凹部210、220をつ
ける。これにより、分割片211、221が得られ、付
着物21、22の質量が削減され、付着物21、22か
ら振動部11、12への荷重が調整される。この凹部形
成工程を繰り返して、必要な本数の凹部210、220
を形成することにより、中心周波数を目標値に調整す
る。中心周波数は、凹部210、220及び分割片の本
数、大きさまたはパターンによって定まる値に調整され
る。
【0040】凹部210、220は、レーザ光の照射に
よって形成されるものであるから、本数、大きさまたは
パターン等は高精度に設定できる。このため、中心周波
数を高精度の値に設定することができる。
【0041】凹部210、220は、波長が350〜2
000nmの範囲にあるレーザ光を照射することによっ
て形成する。かかる波長のレーザ光を用いると、圧電特
性の劣化を生じることなく、付着物21、22に凹部2
10、220を形成することができる。
【0042】レーザ光は、好ましくは固体YAGレーザ
光が用いられ、固体YAGレーザ光の基本波(波長1.
06μm)、第2高調波(波長530nm)または第3高
調波(波長353nm)の何れかを用いる。第4高調波
(波長266nm)以上の次数を持つ高調波は、波長が紫
外線光領域になり、加工性が悪くなる。また、波長が2
000nmを越えるレーザ光では、樹脂がレーザ光によ
って燃焼してしまい、熱による圧電特性の劣化が起こ
る。
【0043】凹部210、220の加工に際しては、加
工前に、圧電振動部品4の中心周波数を測定装置6で測
定し、測定された中心周波数と、目標中心周波数との差
を計算する。そして、凹部210、220の本数と中心
周波数のシフト量との換算式から、必要な凹部210、
220の本数を求める。
【0044】図9は凹部本数と中心周波数シフト量(kH
z)との関係を示す図である。このデータは、固体YAG
レーザの基本波を用いて、幅33μm、長さ1mmの溝
状の凹部210、220を形成する場合に適用される。
図示するように、中心周波数は、溝状凹部1本当たり、
約4kHzだけシフトする。この場合のシフトは、中心周
波数が高くなる方向、すなわち高周波側にシフトする。
従って、この実施例の場合、凹部210、220の本数
と中心周波数のシフト量との換算式は、次のようにな
る。凹部本数=(目標中心周波数−測定中心周波数)kH
z/4kHzなお、本実施例で示したセラミックフィルタで
は、2箇所の振動部11、12のそれぞれの周波数特性
を同一にする必要があるから、2箇所の振動部11、1
2のそれぞれに同じ凹部加工を施す必要がある。
【0045】図8に示された実施例では、圧電振動部品
4の中心周波数を測定する測定装置6を備え、測定装置
6で得られた中心周波数のデータを、レーザ装置5に送
り、レーザ装置5により、目標中心周波数に対する測定
中心周波数のずれ度合いに応じて、凹部本数を計算す
る。そして、付着物21、22の寸法と凹部本数及び凹
部幅等とから、凹部の加工間隔を計算し、それに従っ
て、レーザ光LLを付着物21、22に照射し、凹部2
10、220を付ける。
【0046】上述の実験例とその結果について説明す
る。実験では、複数枚の集合基板中の各素子に対し、固
体YAGレーザの基本波を用いて、付着物への凹部加工
を行なった。図10は中心周波数の度数分布を示すグラ
フである。図示するように、圧電振動部品の中心周波数
は、調整の前に測定したところ、10.58〜10.6
6MHzまでばらついていたが、調整後は、集合基板上の
圧電振動部品のほぼ全数nが、中心周波数10.7MHz
に調整された。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)共振周波数の精度の高い圧電振動部品を提供する
ことができる。 (b)本発明に係る圧電振動部品を得るのに工程が簡単
で、バラツキのない、量産性に富み、安価な製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電振動部品の平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った圧電振動部品の拡大断
面図である。
【図3】図1及び図2に示した圧電振動部品において、
付着物の付加する前の状態を示す平面図である。
【図4】図3に示した圧電振動部品の底面図である。
【図5】図3及び図4に示した圧電振動部品の電気的シ
ンボル図である。
【図6】本発明に係る圧電振動部品の別の実施例を示す
平面図である。
【図7】中心周波数調整に供される圧電振動部品の平面
図である。
【図8】図7に示された圧電振動部品の中心周波数調整
方法を示す図である。
【図9】溝本数と中心周波数シフト量(kHz)との関係を
示す図である。
【図10】図10は中心周波数の度数分布を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 圧電基板 11、12 振動部 21、22 付着物 210、220 凹部 211〜216 分割片 221〜226 分割片

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と、付着物とを含む圧電振動部
    品であって、 前記圧電基板は、少なくとも一つの振動部を有してお
    り、 前記付着物は、前記振動部の面上に付加され、外縁によ
    って囲まれる面内に複数の凹部を有する圧電振動部品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記凹部は、溝または穴の何れかである圧電振動部品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記凹部は、前記付着物を貫通している圧電振動部品。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記凹部は、深さが前記付着物の厚みよりも小さい圧電
    振動部品。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記付着物は、縞状、格子状または島状のパターンを有
    する圧電振動部品。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記付着物は、樹脂からなる圧電振動部品。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記樹脂は、カーボンフィラーを0.1〜90wt%含有
    する圧電振動部品。
  8. 【請求項8】 圧電振動部品の製造方法であって、 前記圧電振動部品は、圧電基板と、付着物とを含んでお
    り、 前記圧電基板は、少なくとも一つの振動部を有してお
    り、 前記付着物は、前記振動部の面上に付加されており、 前記振動部の共振周波数を調整するステップを含み、 前記調整ステップにおいて、前記付着物の表面に、波長
    が350〜2000nmの範囲にあるレーザ光を照射
    し、 前記レーザ光の照射により、前記付着物を研削して凹部
    を生じさせる製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された製造方法であっ
    て、 前記調整ステップにおいて、前記振動部の共振周波数を
    測定し、 前記目標共振周波数に対する測定共振周波数のずれ度合
    いに応じて制御されたレーザ光を、前記付着物に照射す
    る製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載された製造方法であっ
    て、 前記レーザ光は、固体YAGレーザ光である製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された製造方法であ
    って、 前記レーザ光は、基本波、第2高調波または第3高調波
    の何れかである製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載された製造方法であっ
    て、 前記付着物は、樹脂からなる製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載された製造方法であ
    って、 前記樹脂は、カーボンフィラーを0.1〜90wt%含有
    する製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項8に記載された製造方法であっ
    て、 前記凹部による前記付着物の質量変化によって、共振周
    波数を調整する製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002164759A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Daishinku Corp 音叉型振動子の周波数調整装置及び周波数調整方法並びにその方法によって周波数調整された音叉型振動子
KR100593918B1 (ko) 2004-06-25 2006-06-30 삼성전기주식회사 질량을 이용한 공진주파수 보정 방법 및 그 수직진동자
WO2011043357A1 (ja) * 2009-10-07 2011-04-14 シチズンファインテックミヨタ株式会社 レーザーの照射方法、及びそれを用いた圧電振動子の周波数調整方法、並びにそれを用いて周波数調整された圧電デバイス

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