JP3472334B2 - 電子オルゴール - Google Patents
電子オルゴールInfo
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- clock signal
- music box
- electronic music
- frequency
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Description
特に、周波数の異なる2種類の基準クロック信号を2つ
のサウンドジェネレータにそれぞれ入力すると共に、各
サウンドジェネレータから出力された楽音信号を同時に
再生することにより、ステレオ感あるいはコーラス効果
を得られるようにした電子オルゴールに関する。
憶された制御データを順次読み出してサウンドジェネレ
ータへ供給し、制御データに応じた演奏を行う制御系一
体型の電子オルゴールがある。また、制御系一体型の電
子オルゴールでは、予め用意されたいくつかの演奏しか
行うことができないことから、最近では、サウンドジェ
ネレータのみを内蔵し、制御データはパーソナルコンピ
ュータ等の外部機器から入力するようにした電子オルゴ
ールも考案されている。
は、一般的にモノラル演奏が主流であるために音の広が
りや深みが不十分であった。このため、ステレオ感やコ
ーラス効果を簡単に得られる、いわゆるイフェクタ機能
を付加する要望があった。
効果を簡単な構成で得るためには、例えば周波数が微妙
に異なる2種類の発振源および2つのサウンドジェネレ
ータを設け、各発振源から出力されたクロック信号を別
々のサウンドジェネレータへ基準クロックとして供給す
る。そして、各サウンドジェネレータを共通の制御デー
タで制御して同一の機能を実行させれば、各サウンドジ
ェネレータからは音階、エンベロープ形状、あるいは発
音モード等は同一ではあるが、周波数が微妙に異なった
楽音信号が出力されることから、ステレオ感やコーラス
効果を得ることができる。
振源(例えば、水晶発振回路)を用いると、各クロック
信号の周波数比を微妙にかつ自由に設定することが困難
であった。また、温度変化や電源電圧変動等があると、
各クロック信号の周波数が徐々に変化してしまい、各ク
ロック信号の周波数が一致して所望の効果が得られなく
なったり、あるいは逆に周波数の比が大きくなって演奏
が不自然になってしまうという問題があった。
点を解決し、共通の発振源から2種類のクロック信号を
生成し、各クロック信号を別々のサウンドジェネレータ
へ基準クロックとして供給することにより、ステレオ感
あるいはコーラス効果を安定して得られるようにした電
子オルゴールを提供することにある。
ために、本発明では、2つのサウンドジェネレータを内
蔵した電子オルゴールにおいて、第1のクロック信号を
発生する唯一の発振源と、前記第1のクロック信号を、
これとは周波数の異なった第2のクロック信号に変換す
る手段と、各サウンドジェネレータを共通の制御データ
で制御してそれぞれに同一の機能を実行させる手段とを
設け、第1のクロック信号は一方のサウンドジェネレー
タへ供給し、第2のクロック信号は他方のサウンドジェ
ネレータへ供給するようにした点に特徴がある。
タは共通の制御データで制御されて同一の機能を実行す
るので、各サウンドジェネレータからは、音階、エンベ
ロープ形状、あるいは発音モード等は同一であるが、周
波数が微妙に異なった楽音信号が出力されることにな
る。そして、第2のクロック信号は第1のクロック信号
に基づいて生成されることから、温度変化や電源電圧変
動等によって発振源の周波数が変化しても、第1および
第2のクロック信号の周波数比は実質上変化することが
ない。このため、温度変化や電源電圧変動等が発生して
も、各サウンドジェネレータから出力される楽音信号の
周波数が一致してしまったり、あるいは離れ過ぎてしま
うことがないので、常に最適なステレオ効果あるいはコ
ーラス効果が得られるようになる。
る。図1は、本発明の一実施例である電子オルゴールの
サウンドジェネレータおよびその周辺回路部の構成を示
したブロック図であり、ここでは、本発明の説明に不必
要な構成は、その記載を省略している。
タ11、12のデータ入力端子D0〜D7 には、自身の
メモリ(図示せず)から読み出された制御データ、ある
いは外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)等から
入力された制御データD0 〜D7 が入力される。発振源
14から出力されたクロック信号(a) は、サウンドジェ
ネレータ11の基準クロック端子CLKに直接入力され
ると共に、周波数変換回路13で周波数を変換されたの
ちにサウンドジェネレータ12の基準クロック端子CL
Kに入力される。
一例を示したブロック図である。発振源14から出力さ
れたクロック信号(a) は、排他的論理和(XOR)回路
22の一方の入力端子に入力されると共に抵抗Rの一端
に入力される。抵抗Rの他端はカウンタ21の入力端子
およびコンデンサCの一端に接続され、コンデンサCの
他端は接地されている。カウンタ21の分周出力は、X
OR回路22の他方の入力端子に入力される。
作タイミングを示したタイミングチャートであり、図中
(a) 〜(e) は、それぞれ図1、2中に符号(a) 〜(e) で
示したライン上での信号波形を示している。
力されて周波数変換回路13に入力されたクロック信号
(a) は、抵抗RおよびコンデンサCによる遅延回路部で
予定のタイミングΔtだけ遅延されてカウンタ21の入
力端子に入力される。なお、抵抗RおよびコンデンサC
の値は、前記遅延時間Δtがクロック信号(a) の半周期
の整数倍以外となるように設定する。カウンタ21で
は、入力されたクロック信号を予定の分周比で分周し、
クロック信号(a) よりも十分に低い周波数のパルス信号
(b) に変換して出力する。
およびパルス信号(b) の排他的論理和(c) を出力する。
図3に示したように、この排他的論理和信号(c) は、パ
ルス信号(b) の立上がりタイミングt1 および立ち下が
りタイミングt2 においてクロック信号(a) よりも半パ
ルスづつ増えることになる。すなわち、排他的論理和信
号(c) は、パルス信号(b) の一周期ごとにクロック信号
(a) に1パルスづつ追加したクロック信号となるので、
その周波数はクロック信号(a) よりも僅かに高くなる。
なお、各クロック信号(a),(c) の差が大き過ぎると演奏
が不自然になることから、両者の周波数差は1%以内に
することが望ましい。
入力端子D0 〜D7 に入力された制御データに基づいて
基準クロックを適宜に分周し、分周比に応じてあらゆる
音階の楽音信号を出力することから、上記ように、各サ
ウンドジェネレータ11、12に、それぞれ周波数が微
妙に異なるクロック信号(a),(c) を入力すると共に、同
一の制御データD0 〜D7 を用いて制御すると、各サウ
ンドジェネレータ11、12からは、音階、エンベロー
プ形状、あるいは発音モード等は同一であるが、周波数
が微妙に異なった楽音信号(e),(d) が出力され、ステレ
オ感およびコーラス効果を得ることができる。
出力を一定周期(例えば、6〜7Hz)で禁止すると、
ビブラートを簡単にかけられるようになる。
ジェネレータ12に供給される基準クロック信号(c)
は、サウンドジェネレータ11に供給される基準クロッ
ク信号(a) に基づいて生成されることから、温度変化や
電源電圧変動等によって発振源14の周波数が変化して
も、各クロック信号(a),(c) の周波数比は実質上変化す
ることがない。したがって、温度変化や電源電圧変動等
が発生しても、各サウンドジェネレータ11、12から
出力される楽音信号(e),(d) の周波数が一致してしまっ
たり、あるいは離れ過ぎてしまうことがないので、常に
最適なステレオ効果あるいはコーラス効果が得られるよ
うになる。
ウンドジェネレータ等の素子を追加するだけで良く、既
存の回路に追加以外の変更等を加える必要がないことか
ら、簡単に実現することができる。
レータに供給される基準クロック信号が共通の発振源か
ら生成されるので、各基準クロック信号の周波数比は温
度変化や電源電圧変動等にかかわらず略一定値に保たれ
る。したがって、温度変化や電源電圧変動が発生して
も、各サウンドジェネレータから出力される楽音信号の
周波数が一致してしまったり、あるいは離れ過ぎてしま
うことがないので、常に最適なステレオ効果あるいはコ
ーラス効果が安定して得られるようになる。
要部の構成を示したブロック図である。
体的に示した回路図である。
る。
回路、14…発振源、22…排他的論理和回路
Claims (4)
- 【請求項1】 周波数の異なる第1および第2のクロッ
ク信号を2つのサウンドジェネレータに基準クロック信
号としてそれぞれ入力し、各サウンドジェネレータから
出力された楽音信号を同時に再生する電子オルゴールに
おいて、 第1のクロック信号を発生する唯一の発振源と、 前記第1のクロック信号を第2のクロック信号に変換す
る手段と、 各サウンドジェネレータのデータ入力端子に共通の制御
データを供給し、それぞれに同一の機能を実行させる手
段と、 前記第1のクロック信号を一方のサウンドジェネレータ
へ供給する手段と、 前記第2のクロック信号を他方のサウンドジェネレータ
へ供給する手段とを具備し、 前記変換手段は、 第1のクロック信号を予定時間だけ遅延する遅延手段
と、 遅延された第1のクロック信号を予定の分周比で分周す
る分周手段と、 前記分周されたクロック信号および第1のクロック信号
の排他的論理和を第2のクロック信号として出力する手
段とを具備したことを特徴とする電子オルゴール。 - 【請求項2】 前記予定時間は、第1のクロック信号の
半周期の整数倍以外であることを特徴とする請求項1に
記載の電子オルゴール。 - 【請求項3】 前記分周手段の出力を予定の周期で禁止
する手段を、さらに具備したことを特徴とする請求項1
または2に記載の電子オルゴール。 - 【請求項4】 前記第1のクロック信号の周波数と第2
のクロック信号の周波数との差は1%以下であることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子オ
ルゴール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07776994A JP3472334B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 電子オルゴール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07776994A JP3472334B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 電子オルゴール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07271390A JPH07271390A (ja) | 1995-10-20 |
JP3472334B2 true JP3472334B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=13643162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07776994A Expired - Lifetime JP3472334B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 電子オルゴール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3472334B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP07776994A patent/JP3472334B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07271390A (ja) | 1995-10-20 |
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