JP2901142B2 - 楽音生成装置 - Google Patents

楽音生成装置

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JP2901142B2 JP7353235A JP35323595A JP2901142B2 JP 2901142 B2 JP2901142 B2 JP 2901142B2 JP 7353235 A JP7353235 A JP 7353235A JP 35323595 A JP35323595 A JP 35323595A JP 2901142 B2 JP2901142 B2 JP 2901142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、波形メモリから
読み出した波形データに基づいて楽音を生成する楽音生
成装置に関し、特に音源部とCPUとを1チップ上に構
成した楽音生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、波形メモリ読み出し方式の音
源部とそれを制御する中央処理装置(CPU)とを1チ
ップ化した装置(LSI)が知られている。このような
装置では、チップの外部にメモリを接続し、音源部とC
PUとでその外部メモリを共有するようにしている。外
部メモリには、音源部が読み出すべき波形データとCP
Uが読み出すべき制御プログラムが記憶されている。
【0003】このような装置では、外部メモリが共有さ
れているため(すなわち、同じアドレスバスおよびデー
タバスを共用して、音源部からの外部メモリのアクセス
とCPUからの外部メモリのアクセスとを行なうた
め)、外部メモリをCPUまたは音源部の何れに接続す
るかを切り替える必要がある。切り替えの方式として、
例えば所定のレジスタに所定の値を設定することにより
外部メモリをCPUと音源部との何れに接続するかを静
的に切り替える方式や、音源部の状況に応じて外部メモ
リをCPUと音源部の何れに接続するかを切り替える方
式(例えば、通常はCPU優先で外部メモリをアクセス
し、音源部が波形データを必要とするとき音源部優先で
外部メモリをアクセスするように切り替える)などがあ
る。また、CPUと音源部の外部メモリアクセスを固定
のタイムスロットに割り当て、CPUと音源部とが交互
に外部メモリをアクセスするようにしたチップも提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような音源部
とCPUとを1チップ化した音源装置では、一般に、音
源部とCPUで共通のマスタークロックを利用するよう
になっている。実際に、該装置を種々の性能の電子楽器
に用いる場合、回路に電力を供給する電池の寿命を延ば
したり、不要な電磁波の輻射を防止するため、LSIチ
ップのマスタークロックをできるだけ低い周波数に設定
することが望まれる。
【0005】しかし、マスタークロックの周波数に応じ
てCPUの動作クロックの周波数および音源部のサンプ
リング周波数が決まるため、マスタークロックの周波数
を下げるとそれに応じて音源部のサンプリング周波数も
低下することになる。そのため、CPUに対して要求さ
れる動作性能が実現される範囲内でマスタークロックの
周波数をできるだけ低い周波数に設定した場合には、音
源部のサンプリング周波数が下がりすぎて、生成される
楽音に品質的な問題を生じる場合があった。
【0006】さらに、音源部とCPUとを1チップ化し
た装置を動作電圧を低電圧化して用いる場合もあるが、
回路的な問題により低い電圧では高速のマスタークロッ
クによる動作が制限され、マスタークロックの周波数を
低く設定せざるを得ない。したがって、上述したのと同
様に、サンプリング周波数が低下して楽音の品質が低下
するという問題がある。低い周波数のマスタークロック
で所定の性能を得るようにするためには、ハードウェア
の設計をし直さなければならないことになり、同じLS
Iを種々の性能の電子楽器に用いたいという要求が達成
されない。
【0007】この発明は、音源部とCPUとを1チップ
化した装置において、1つのチップで広い範囲のマスタ
ークロックに対応することができるようにして、種々の
性能の電子楽器に用いることができるようにするととも
に、その際、音源部により生成される楽音の品質低下を
抑えることができる楽音生成装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、中央処理装置と音源装置を
1チップ上に形成する楽音生成装置であって、複数の周
波数のうちの所定の発振周波数のマスタークロックを発
生する手段と、第1モードと第2モードの何れか1つを
指定する手段と、前記マスタークロックに基づいて前記
中央処理装置に供給する第1動作クロック信号と前記音
源装置に供給する第2動作クロック信号とを生成するク
ロック発生手段とを備え、前記中央処理装置は、前記第
1動作クロック信号に基づいて、前記音源装置の楽音生
成を指示する制御動作を行ない、前記音源装置は、前記
第2動作クロック信号に基づいて、前記制御の指示に応
じて楽音波形信号を生成する楽音生成動作を行ない、前
記クロック発生手段は、前記第1モードと第2モードと
で前記第1動作クロック信号の周波数と前記第2動作ク
ロック信号の周波数との比を変更するように動作するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に係る発明は、中央処理装置と音
源装置とを1チップ上に形成するとともに、前記音源装
置が読み出す波形データと前記中央処理装置が読み出す
データとを記憶した記憶手段を接続する楽音生成装置で
あって、所定の発振周波数のマスタークロックを発生す
る手段と、第1モードと第2モードの何れか1つを指定
する手段と、前記マスタークロックに基づいて前記中央
処理装置に供給する第1動作クロック信号と前記音源装
置に供給する第2動作クロック信号とを生成出力するク
ロック発生手段であって、前記第1モードと第2モード
とで前記第1動作クロック信号の周波数と前記第2動作
クロック信号の周波数との比を変更するようにしたもの
と、前記中央処理装置が前記記憶手段をアクセスできる
時間区間(以下、第1区間という)であるか、または、
前記音源装置が前記記憶手段をアクセスできる時間区間
(以下、第2区間という)であるか、の何れかを示す信
号を生成出力するアクセス区間指示信号生成手段と、前
記アクセス区間指示信号生成手段から第1区間であるこ
とを示す信号が出力されている間は、前記記憶手段を前
記中央処理装置に接続して、前記中央処理装置が前記ク
ロック発生手段から供給される第1動作クロック信号に
応じて前記記憶手段をアクセスできるようにし、前記ア
クセス区間指示信号生成手段から第2区間であることを
示す信号が出力されている間は、前記記憶手段を前記音
源装置に接続して、前記音源装置が前記クロック発生手
段から供給される第2動作クロック信号に応じて前記記
憶手段をアクセスできるようにする制御手段とを備える
とともに、単位時間当たりの、前記中央処理装置の前記
記憶手段のアクセス可能回数と、前記音源装置の前記記
憶手段のアクセス可能回数との比を、前記第1モードと
第2モードで異なるようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明は、中央処理装置と音
源装置とを1チップ上に形成するとともに、前記音源装
置が読み出す波形データと前記中央処理装置が読み出す
データとを記憶した記憶手段を接続する楽音生成装置で
あって、所定の発振周波数のマスタークロックを発生す
る手段と、第1モードと第2モードの何れか1つを指定
する手段と、前記マスタークロックに基づいて前記中央
処理装置に供給する第1動作クロック信号と前記音源装
置に供給する第2動作クロック信号とを生成出力するク
ロック発生手段と、前記中央処理装置が前記記憶手段を
アクセスできる時間区間(以下、第1区間という)であ
るか、または、前記音源装置が前記記憶手段をアクセス
できる時間区間(以下、第2区間という)であるか、の
何れかを示す信号を生成出力するアクセス区間指示信号
生成手段と、前記アクセス区間指示信号生成手段から第
1区間であることを示す信号が出力されている間は、前
記記憶手段を前記中央処理装置に接続して、前記中央処
理装置が前記クロック発生手段から供給される第1動作
クロック信号に応じて前記記憶手段をアクセスできるよ
うにし、前記アクセス区間指示信号生成手段から第2区
間であることを示す信号が出力されている間は、前記記
憶手段を前記音源装置に接続して、前記音源装置が前記
クロック発生手段から供給される第2動作クロック信号
に応じて前記記憶手段をアクセスできるようにする制御
手段とを備えるとともに、前記アクセス区間指示信号生
成手段は、前記第1モードと第2モードとで前記第1区
間の時間長と前記第2区間の時間長との比を変更するよ
うにしたことを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1から3の
何れか1つに記載の楽音生成装置において、当該楽音生
成装置を適用する電子楽器の動作状況に応じて、前記切
り替え手段によるモードの指定を自動設定するようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、この発明に係る音源チップを用い
た電子楽器のブロック構成を示す。この電子楽器は、音
源チップ1、外部メモリ2、鍵盤3、パネル4、バッフ
ァ5、MIDI端子6、電源部7、水晶8、切り替え部
(SX)9、およびサウンドシステム10を備えてい
る。
【0014】音源チップ1は、波形メモリ読み出し方式
の音源部とその音源部を制御するCPUとを1チップ化
したものである。外部メモリ2は、ROM(リードオン
リメモリ)またはRAM(ランダムアクセスメモリ)か
らなり、音源部が読み出す波形データやCPUが読み出
して実行する制御プログラムなどを格納する。鍵盤3
は、演奏者が演奏操作するための複数の鍵を備えた鍵盤
である。パネル4は、電子楽器の各種の設定を行なうた
めのスイッチや表示器などを含んでいる。MIDI(Mu
sical Instrument Digital Interface)端子6は、外部
のMIDI機器とのMIDI方式による入出力を行なう
接続端子であり、バッファ5は電気的なインターフェー
スをとるバッファである。
【0015】電源7は、音源チップ1に3.3V(ボル
ト)または5.0Vの動作電圧を供給する電源部である。
水晶8はマスタークロックの周波数を規定する水晶であ
り、ここでは、18MHzから32MHzまでの範囲の
所定周波数の水晶を、設計しようとする電子楽器の性能
に応じて、セットする。
【0016】切り替え部(SX)9は、この音源チップ
1のCPUの動作クロックと音源部の動作クロックとの
比および外部メモリ2のアクセスをCPUに許す区間と
音源部に許す区間との区間長さの比を切り替えるための
切り替え部である。この切り替え部(SX)9の切り替
え状態に応じて音源チップ1の内部動作がどのように変
化するかについては後述するが、切り替え部(SX)9
は所定電圧を印加する(「1」を表す)か接地する
(「0」を表す)かを切り替えるものであるので、以下
では「SX=1」または「SX=0」で切り替え部(S
X)9の切り替え状態を表現するものとする。この切り
替え部(SX)9が、上述の各請求項における第1モー
ドと第2モードとを切り替える切り替え手段に対応す
る。
【0017】サウンドシステム10は、音源チップ1
(詳しくはDAC105)から出力される楽音信号を放
音するためのサウンドシステムである。
【0018】音源チップ1は、パラレルポート101、
CPU102、外部メモリ制御回路(MC)103、音
源部(TG)104、デジタルアナログ変換器(DA
C)105、MIDIインターフェイス106、タイマ
107、RAM108、クロック発生器109、および
バスライン110を備えている。
【0019】パラレルポート101は、鍵盤3およびパ
ネル4をバスライン110に接続するインターフェース
である。CPU102は、パラレルポート101を介し
て鍵盤3およびパネル4の操作状況を検出し、あるいは
パネル4の表示装置に表示データを送出する。さらにC
PU102は、この電子楽器全体の動作を制御する。例
えば、ユーザによりパネル4において音色の選択操作が
なされたとき、CPU102は、選択された音色の音色
制御データを必要に応じて外部メモリ2から読み出し、
現在選択されている音色を示す内部RAM108上の音
色指定データ領域に設定する。また、鍵盤3の鍵の操作
を検出したとき、あるいはMIDIのノートオンイベン
トを受信したとき、CPU102は、それらに応じて該
音色指定データ領域に設定されている音色のデータとと
もにノートナンバやノートオンを音源部104に送出し
て、発音を指示する。さらに、自動演奏や自動伴奏が指
示されていたとき、CPU102は、必要に応じて自動
演奏データや自動伴奏データを外部メモリ2から読み出
し、音源部104に発音を指示して自動演奏や自動伴奏
を実行する。CPU102は、以上のような処理を、外
部メモリ2からプログラムを順次読み出して実行するこ
とにより実現する。
【0020】音源部(TG)104は、波形メモリ読み
出し方式の音源であり、CPU102からの指示に基づ
いて外部メモリ2から波形データを読み出し、楽音信号
を生成してDAC105に送出する。音源部104は、
詳しくは、外部メモリ2から波形データ(波形サンプ
ル)を読み出すためのアドレスを発生するアドレス発生
器、読み出した波形データを用いてサンプル間の補間演
算を行なう補間回路、ローパスフィルタなどのデジタル
フィルタ、エンベロープ付与回路、ミキサ、およびエフ
ェクタなどを備えたものである。DAC105は、音源
部104から出力されるデジタル楽音信号をアナログ信
号に変換しサウンドシステム10に送出する。
【0021】外部メモリ制御回路(MC)103は、外
部メモリ2をCPU102または音源部104の何れに
接続するかを制御するためのコントローラである。外部
メモリ制御回路103の詳細は図3で後述する。MID
Iインターフェイス106は、外部のMIDI機器との
間のインターフェイスである。タイマ107は、CPU
102にタイマ割り込みをかけるためのタイマである。
このタイマ107は、自動演奏や自動伴奏のテンポクロ
ックの発生や、音色や音量などの楽音特性の時間変化の
制御に使用される。RAM108は、音源チップ1内部
のメモリであり、CPU102のワークエリアなどに用
いる。
【0022】図4(a)に、外部メモリ2および内部メ
モリ108のメモリマップを示す。矢印401で示す範
囲が外部メモリ2の領域であり、矢印402で示す領域
が内部RAM108の領域である。CPU102はこの
メモリマップ上のすべての領域にアクセス可能である。
この図に示すように、外部メモリ2は、波形データ40
3、自動演奏データ404、音色制御データ405、お
よびCPUプログラム406を格納している。波形デー
タ403は、音源部104が読み出す波形サンプルのデ
ータである。自動演奏データは、自動演奏が指示されて
いるとき、CPU102により読み出される。CPU1
02は、読み出した自動演奏データに基づいて自動演奏
を行なう。音色制御データは、ユーザーにより音色指定
操作がなされたとき、CPU102により読み出され
る。CPU102は、読み出した音色制御データを、現
在選択されている音色を示す内部RAM108上の音色
指定データ領域に設定する。CPUプログラム406
は、CPU102が読み出して実行する制御プログラム
である。
【0023】再び図1を参照して、クロック発生器10
9は、水晶8の周波数に応じたマスタークロックを発生
し、適宜分周して、音源チップ1内部の各部に動作クロ
ックを供給する。φTGは音源部104に供給する動作
クロック、φCPUはCPU102に供給する動作クロ
ックである。音源部104は、φTGを基準とするタイ
ムスロットで(具体的にはφTGの1周期を1タイムス
ロットとする)時分割動作を行ない、複数チャンネル分
の楽音を生成する。音源部104が外部メモリ2から波
形データを読み出す場合、φTGを基準とする4タイム
スロット(4クロック)で1アクセスする。音源部10
4の内部の各回路ブロック(図示せず)は、8つのタイ
ムスロットで1チャンネル分の動作を行なう。直線補間
を行なうため、発音中のチャンネルでは、1チャンネル
当たり外部メモリ2を2回アクセスする必要がある。そ
こで、音源部104は、4つのタイムスロットで1回の
割合で外部メモリ2をアクセスして、16ビット波形デ
ータを1つ読み出すことができるようになっている。C
PU102は、φCPUを動作クロックとして動作す
る。CPU102が外部メモリ2からデータを読み出す
(制御プログラムのフェッチも含む)場合、φCPUを
基準とする1クロックで1アクセスする。CPU102
は、1クロック当たり最大1回のアクセス(外部メモリ
2、パラレルポート101、音源部104、内部RAM
108などに対するアクセス)を要求し、そこでWAI
T信号が発生しない場合は、同1クロックの時間内に1
回の同アクセスを実行する。
【0024】特に、この音源チップ1では、切り替え部
(SX)9の切り替え状況に応じて、φTGとφCPU
の周波数の比を変化させることができる。音源部104
は時分割複数チャンネル動作を行なうが、その各チャン
ネルの時間区間を単位として、CPU102と音源部1
04とで外部メモリ2のアクセスを分け合っている。そ
して、切り替え部(SX)9の切り替え状況に応じて、
φTGとφCPUの周波数の比を変化させて、単位時間
(1チャンネル分の処理を行なう区間)当たりのCPU
102の外部メモリ2のアクセス可能回数と音源部10
4のの外部メモリ2のアクセス可能回数との比を変化さ
せるようにしている。
【0025】具体的には、SX=0のときは(φTGの
周波数):(φCPUの周波数)=1:1とし、SX=
1のときは(φTGの周波数):(φCPUの周波数)
=2:1としている。CPUの処理性能を高くしたい場
合には、電源電圧を高く、かつ高い周波数の水晶を接続
しマスタークロックの周波数を高くして、SX=0とす
る。マスタークロックの周波数が高いので、(φTGの
周波数):(φCPUの周波数)=1:1としたφTG
を基準とすれば、十分な品質の楽音生成ができる程度の
サンプリング周波数を確保できる。一方、CPUの処理
性能が低くてよい場合には、電源電圧を低く、かつ低い
周波数の水晶を接続しマスタークロックの周波数を低く
して、SX=1とする。マスタークロックの周波数を低
くするとそれに応じてφTGの周波数も低くなり楽音の
品質が低下してしまうので、SX=1としてφTGの周
波数をφCPUの周波数の2倍とし、充分な品質の楽音
生成ができる程度のサンプリング周波数を確保する。
【0026】クロック発生器109が出力するφMC
は、外部メモリ2をCPU102または音源部104の
何れに接続するかを決定するための基準信号である。φ
MCが「1」のとき外部メモリ2は音源部104に接続
され、φMCが「0」のとき外部メモリ2はCPU10
2に接続される。特に、この音源チップ1では、切り替
え部(SX)9の切り替え状況に応じて、外部メモリ2
がCPU102に接続される時間区間長さ(以下、CP
Uアクセス時間と呼ぶ)と外部メモリ2が音源部104
に接続される時間区間長さ(以下、音源アクセス時間と
呼ぶ)との比を変化させることができる。具体的には、
SX=0のときは(CPUアクセス時間):(音源アク
セス時間)=3:1とし、SX=1のときは(CPUア
クセス時間):(音源アクセス時間)=1:1としてい
る。CPUの処理性能を高くしたい場合には、マスター
クロックの周波数を高くして、SX=0とする。マスタ
ークロックの周波数が高いので(CPUアクセス時
間):(音源アクセス時間)=3:1として相対的に音
源アクセス時間を短くしても、十分な品質の楽音生成が
できる程度のサンプリング周波数を確保できる。一方、
CPUの処理性能が低くてよい場合には、マスタークロ
ックの周波数を低くして、SX=1とする。マスターク
ロックの周波数を低くするとそれに応じて一定時間内で
波形データをアクセスできる回数が減っていくことにな
り楽音の品質低下が起こるが、ここではSX=1として
相対的に音源アクセス時間を増やし、十分な品質の楽音
生成ができる程度のサンプリング周波数を確保してい
る。
【0027】φMIDIはMIDI入出力のための動作
クロックを示す。切り替え部(SX)9の切り替え状況
に応じて、発生する動作クロックφCPU、φTGが変
化し、CPU102および音源部104の動作が変化す
ることについては後に詳述する。
【0028】図2は、クロック発生器109のブロック
構成を示す。クロック発生器109は、発振器201、
1/2分周器202〜206、セレクタ207、アンド
回路208、セレクタ209、および分周器210を備
えている。
【0029】発振器201は、水晶8に応じた周波数の
マスタークロック(0から開始し、同じ時間長さの0と
1とを繰り返す信号)を発振する。このマスタークロッ
クは、カスケード接続した1/2分周器202〜206
を通って、それぞれマスタークロックの周波数の1/
2、1/4、1/8、1/16、1/32の周波数に分
周される。1/2分周器202の出力は、セレクタ20
7の1側入力端子に入力する。1/2分周器203の出
力は、φCPUとして出力されるとともに、セレクタ2
07の0側入力端子に入力する。セレクタ207は、S
X=0のときは1/2分周器203からの出力をφTG
として選択出力し、SX=1のときは1/2分周器20
2からの出力をφTGとして選択出力する。すなわち、
SX=0のときはφCPUとφTGとを同じ信号とし、
SX=1のときはφCPUの2倍の周波数のφTGを出
力する。
【0030】1/2分周器204の出力は、セレクタ2
09の1側入力端子に入力する。アンド回路208は、
1/2分周器204の出力と1/2分周器205の出力
とのアンドをとる。アンド回路208の出力端子は、セ
レクタ209の0側入力端子に接続される。セレクタ2
09はSX=0のときアンド回路208からの出力をφ
MCとして選択出力し、SX=1のとき1/2分周器2
04からの出力をφMCとして選択出力する。
【0031】1/2分周器204が2周期分の信号を出
力する区間を4等分して区間1〜区間4と呼ぶとき(区
間1〜区間4で、1/2分周器204から順に0,1,
0,1と出力される)、1/2分周器205は区間1お
よび区間2で「0」となり区間3および区間4で「1」
となる信号を出力するから、アンド回路205は区間1
〜区間3で「0」となり区間4で「1」となる信号を出
力することになる。SX=0のときは、このアンド回路
205からの出力がセレクタ209を介してφMCとし
て出力される。したがって、(「0」を出力する時間長
さ):(「1」を出力する時間長さ)=(CPUアクセ
ス時間):(音源アクセス時間)=3:1となるように
0,1を繰り返す信号が、φMCとして出力されること
になる。
【0032】一方、SX=1のときは、1/2分周器2
04の出力がそのままセレクタ209を介してφMCと
して出力される。したがって、φMCとして、(「0」
を出力する時間長さ):(「1」を出力する時間長さ)
=(CPUアクセス時間):(音源アクセス時間)=1:
1となるように、0,1を繰り返す信号が出力される。
【0033】1/2分周器206の出力は分周器210
に入力し、適宜分周されて、その他クロックおよびφM
IDIとして出力される。特に、この分周器210は、
CPU102によって分周比が制御され、マスタークロ
ックの周波数が変化しても、MIDI規格に合った一定
周波数のφMIDIを生成出力するようになっている。
【0034】図3は、図1の外部メモリ制御回路(M
C)103のブロック構成を示す。外部メモリ制御回路
103は、制御回路301、およびセレクタ302,3
03を備えている。セレクタ302は、制御回路301
からの指示に基づいて、外部メモリ2のアドレス線31
1をCPUバス110のアドレス線312または音源部
104のアドレス線313の何れかに接続するためのセ
レクタである。同様に、セレクタ303は、制御回路3
01からの指示に基づいて、外部メモリ2のデータ線3
21をCPUバス110のデータ線322または音源部
104のデータ線323の何れかに接続するためのセレ
クタである。
【0035】制御回路301は、クロック発生器109
からのφMCを入力し、φMC=0のときはアドレス線
311と312とを接続するとともにデータ線321と
322とを接続し、φMC=1のときはアドレス線31
1と313とを接続するとともにデータ線321と32
3とを接続するように、セレクタ302および303を
切り替える。
【0036】CPU102は、バス110に接続された
回路ブロック(ポート101、音源部104、MIDI
I/O、内部RAM108など)および外部メモリ2の
何れかに対し、φCPUの1クロックで1回の頻度でア
クセスを行なう可能性がある。φMC=1で外部メモリ
2が音源部104に接続されている場合でも、CPU1
02は、外部メモリ2以外の各ブロックに対しては、自
由にアクセスを行なうことができる。したがって、制御
回路301は、CPU102の出力するアドレスが外部
メモリ2のアドレスであるかどうか判定し、φMC=1
でかつCPU102のアドレスが外部メモリ2のアドレ
スである場合(CPU102が外部メモリ2をアクセス
している場合)のみ、CPU102に対してデータの取
り込みタイミングを遅らせるよう指示する信号(WAI
T信号)を出力する。
【0037】この音源チップ1においては、図1で説明
したように、電源部7の供給する動作電圧として3.3V
または5.0Vを設定することができる。また、マスター
クロックの周波数を決める水晶8を、異なる周波数のも
のに取り替えることができ、さらに切り替え部(SX)
9を0か1かに設定することができる。
【0038】図4(b)は、電源電圧と切り替え部(S
X)9とマスタークロック周波数が決定されたとき、C
PU102による外部メモリ2へのアクセスの基準とな
るクロックの周波数(φCPUの実際の周波数、および
外部メモリ2をアクセスできる区間を考慮した実質的な
周波数)、および音源部104におけるサンプリング周
波数Fsを示す一覧表である。また、図5(a)は、図
4(b)の(2)の場合、すなわち電源電圧が5.0Vか
つSX=0かつマスタークロックの周波数が28MHz
の場合のCPU102および音源104からの外部メモ
リ2へのアクセスタイミングを示す波形図である。また
図5(b)は、図4(b)の(15)の場合、すなわち
電源電圧が3.3VかつSX=1かつマスタークロックの
周波数が20MHzの場合のCPU102および音源1
04からの外部メモリ2へのアクセスタイミングを示す
波形図である。
【0039】図5(a)を参照して、SX=0の場合に
ついて説明する。511は、図2の発振器201から出
力されるマスタークロックの波形を示す。また、51
2,513は、それぞれ、φTGおよびφCPUの波形
を示す。図2で説明したように、SX=0のときはマス
タークロックを1/4分周したクロックがφCPUおよ
びφTGとして出力されている。514は、φTGを基
準とするタイムスロットを示す。タイムスロット514
の各スロット内に記載した000〜255の数字はタイ
ムスロットの番号を示す。音源部104は、このタイム
スロット514にしたがって、32チャンネル(第0〜
第31チャンネル)分の楽音生成動作を時分割で実行す
る。音源部104は、8つのタイムスロットで1チャン
ネル分の楽音生成を行なうので、000番〜007番の
タイムスロットで第0チャンネルの処理を行ない、00
8番〜015番のタイムスロットで第1チャンネルの処
理を行ない、…、248番〜255番のタイムスロット
で第31チャンネルの処理を行なうことになる。図5
(a)では、主として、248番〜255番のタイムス
ロットすなわち第31チャンネルの処理区間(矢印51
5の範囲)を示している。この1チャンネル分の時間区
間(例えば、第31チャンネルの範囲515)を単位と
して、CPU102と音源部104で外部メモリ2のア
クセスを分け合う。
【0040】図2で説明したように、SX=0のとき
は、(「0」を出力する時間長さ):(「1」を出力す
る時間長さ)=3:1となるようにφMCが出力され
る。516は、φMCの波形を示す。矢印517がφM
C=0の区間、矢印518がφMC=1の区間であり、
その比は3:1になっている。図3で説明したように、
外部メモリ制御回路(MC)103では、φMC=0の
とき外部メモリ2をCPUバス110に接続し、φMC
=1のとき外部メモリ2を音源部104に接続する。し
たがって、図5(a)の矢印517の区間で、CPU1
02は外部メモリ2をアクセスできる。CPU102
は、φCPUを動作クロックとして外部メモリ2をアク
セスするから、矢印517の区間で3回のアクセスが可
能である。また、矢印518の区間で、音源部104は
外部メモリ2をアクセスできる。なお、矢印518の区
間で、CPU102から外部メモリ2への1回のアクセ
スが発生する可能性があるが、その場合、CPU102
のアクセスはWAIT信号によって252番のタイムス
ロットまで待たされる。音源部104は、φTGを動作
クロックとして外部メモリ2をアクセス(φTGの4ク
ロックで1アクセス)するから、矢印518の区間で1
回のアクセスが可能である。519は、CPU102ま
たは音源部104からの外部メモリ2へのアクセスを示
す。「CPU」と記載された区間がCPU102から外
部メモリ2をアクセスする区間、「音源」と記載された
区間が音源部104から外部メモリ2をアクセスする区
間を示す。要するに、CPU102から外部メモリ2へ
のアクセスが連続して発生する場合、CPU102が3
回外部メモリ2をアクセスし、次に1回音源104が外
部メモリ2をアクセスすることを繰り返すことになる。
【0041】次に図5(b)を参照して、SX=1の場
合について説明する。521はマスタークロックの波
形、522,523はそれぞれφTGおよびφCPUの
波形を示す。図2で説明したように、SX=1のとき
は、マスタークロックを1/2分周したクロックがφT
Gとして出力され、マスタークロックを1/4分周した
クロックがφCPUとして出力される。524は、φT
Gを基準とするタイムスロットを示す。タイムスロット
524に付した番号の記載や、音源部104がこのタイ
ムスロット524にしたがって32チャンネル時分割動
作することなどは図5(a)の場合と同様である。52
5は第31チャンネルの処理区間を示す。この1チャン
ネル分の時間区間を単位として、CPU102と音源部
104で外部メモリ2のアクセスを分け合う。
【0042】図2で説明したように、SX=1のとき
は、(「0」を出力する時間長さ):(「1」を出力す
る時間長さ)=1:1となるようにφMCが出力され
る。526は、φMCの波形を示す。矢印527がφM
C=0の区間、矢印528がφMC=1の区間であり、
その比は1:1になっている。矢印517の区間で、C
PU102は外部メモリ2をアクセスできる。CPU1
02は、φCPUを動作クロックとして外部メモリ2を
アクセスするから、矢印527の区間で1回のアクセス
が可能である。また、矢印528の区間で、音源部10
4は外部メモリ2をアクセスできる。音源部104は、
φTG(φCPUの2倍の周波数)を動作クロックとし
て外部メモリ2をアクセス(φTGの4クロックで1ア
クセス)するから、矢印528の区間で1回のアクセス
が可能である。なお、矢印528の区間で、CPU10
2から外部メモリ2への1回のアクセスが発生する可能
性があるが、その場合、CPU102のアクセスはWA
IT信号によって252〜253番のタイムスロットま
で待たされる。529は、CPU102または音源部1
04からの外部メモリ2へのアクセスを示す。要する
に、CPU102から外部メモリ2へのアクセスが連続
して発生する場合、CPU102が1回外部メモリ2を
アクセスし、次に音源104が1回外部メモリ2をアク
セスすることを繰り返すことになる。
【0043】図5(a)の場合は、マスタークロック周
波数が28MHzであるから、φCPUの周波数はマス
タークロックの周波数を1/4にした7MHzとなる。
ただし、この場合、CPU102が3回アクセスすると
次に音源部104が1回アクセスを行なうので、CPU
102の外部メモリ2のアクセスの実質的な周波数は7
MHzを3/4にした5.25MHzとなる。一般にSX=
0のときは、φCPUの周波数はマスタークロックの周
波数の1/4となり、実質的なCPUの周波数はφCP
Uの周波数の3/4倍になる。音源部104では、25
6個のタイムスロットで32チャンネル分の一連の処理
が行なわれるから、このタイムスロットを規定するφT
Gの周波数7MHzを256で割った27.34KHzが音
源部104のサンプリング周波数Fsとなる。
【0044】図5(b)の場合は、マスタークロック周
波数が20MHzであり、φCPUの周波数はマスター
クロックの周波数を1/4にした5MHzとなる。この
場合、CPU102と音源部104とで同じ時間長で交
互にアクセスするので、CPU102の外部メモリ2の
アクセスの実質的な周波数は5MHzを1/2にした2.
5MHzとなる。一般にSX=1のときは、φCPUの
周波数はマスタークロックの周波数の1/4となり、実
質的なCPUの周波数はφCPUの周波数の1/2倍に
なる。音源部104では、256個のタイムスロットで
32チャンネル分の一連の処理が行なわれるから、この
タイムスロットを規定するφTGの周波数10MHz
(φTGの周波数はφCPUの周波数の2倍である)を
256で割った39.06KHzが音源部104のサンプリ
ング周波数Fsとなる。
【0045】図4(b)において、「CPU」の列はφ
CPUの周波数、「CPU実質」の列はCPU102の
外部メモリ2のアクセスの実質的な周波数、「音源F
s」の列は音源部104のサンプリング周波数を示す。
【0046】図5(a)で説明したように、SX=0の
ときは、φCPUの周波数はマスタークロックの周波数
の1/4となり、実質的な周波数はφCPUの3/4と
なり、サンプリング周波数FsはφTGの周波数(φC
PUの周波数と同じ)を256で割った値となる。した
がって、図4(b)のSX=0の場合((1)〜(4)
と(9)〜(12))の「CPU」と「CPU実質」と
「音源Fs」はそのように算出された値になっている。
【0047】図5(b)で説明したように、SX=1の
ときは、φCPUの周波数はマスタークロックの周波数
の1/4となり、実質的な周波数はφCPUの1/2と
なり、サンプリング周波数FsはφTGの周波数(φC
PUの周波数の2倍)を256で割った値となる。した
がって、図4(b)のSX=1の場合((5)〜(8)
と(13)〜(16))の「CPU」と「CPU実質」
と「音源Fs」はそのように算出された値になってい
る。
【0048】なお、図4(b)において、(4)および
(10)〜(12)の場合の音源Fsの部分に星印**
が付されているが、これはサンプリング周波数が低すぎ
て楽音の品質が悪化するので使用しないことを示す。ま
た、(5)の場合の音源Fsの部分に星印**が付され
ているが、これはサンプリング周波数が高すぎて音源部
104が正常に動作しないため使用しないことを示す。
【0049】図4(b)から分かるように、この音源チ
ップ1は、広い範囲のマスタークロックに対応すること
ができ、また動作電圧も低電圧から高電圧まで使用でき
る。したがって、種々の性能の電子楽器に用いることが
できる。例えば、CPUに要求される性能が高い機種に
この音源チップ1を用いる場合は、電源電圧を高い5.0
Vとしてマスタークロックを高い周波数に設定し、SX
=0とすればよい。また、CPUに要求される性能が低
い機種にこの音源チップ1を用いる場合は、電源電圧を
低い3.3Vとしてマスタークロックを低い周波数に設定
し、SX=1とすればよい。この音源チップ1を適用す
る電子楽器において、CPUの要求性能をどれ程に設定
するかに応じてできるだけ低い電源電圧およびできるだ
け低いマスタークロックを設定し、その場合、SX=0
ではサンプリング周波数が低くなり過ぎるときSX=1
とするとよい。
【0050】なお、上述の発明の形態では、SXの0ま
たは1の切り替えに応じて、(φTGの周波数):(φ
CPUの周波数)を変更すること、および(CPUアク
セス時間):(音源アクセス時間)を変更することの両
方を行なっているが、一方のみを行なうようにしてもよ
い。例えば、SX=0のときは図5(a)で説明したよ
うにアクセスし、SX=1のときは図5(a)でφTG
の周波数を2倍にして区間518で音源部が2回外部メ
モリをアクセスするようにしてもよい。また、SX=0
のときは図5(a)で説明したようにアクセスし、SX
=1のときは図5(a)で区間517の長さをφCPU
の2周期分の長さまで短くし区間518の長さをφCP
Uの2周期分の長さまで長くして、音源部が2回外部メ
モリをアクセスするようにしてもよい。
【0051】この音源チップ1を適用した電子楽器にお
いて、SX=0またはSX=1の何れかのモードのみを
固定的に使用する場合は、電源がオンされたときに音源
チップ1の切り替え部(SX)9に所定電圧を印加する
または接地するように回路を構成しておき、電源投入以
降のモードを決定すればよい。
【0052】また、電子楽器の設計条件がSX=0また
はSX=1の何れにしてもよい場合は、電子楽器の動作
状態に応じてSXを自動設定するようにしてもよい。例
えば、鍵盤演奏のみでCPUの能力を余り必要としない
場合は、SX=1として楽音のクオリティを高め、逆に
自動伴奏などを行なうためにCPUの能力を高めたい場
合は、SX=0としてクオリティの高い楽音と高度な演
奏制御機能の両方を実現した楽器を作成することもでき
る。この場合、ユーザが自動伴奏などを指示する操作を
行なったとき、連動してSX=0に自動設定するように
すればよい。
【0053】また、通常演奏中はSX=1としておき、
MIDIイベントが多くなったなどの要因で、CPU負
荷が重くなったときに、自動的にSX=0に変更するよ
うにしてもよい。このようにしておけば、CPU負荷の
軽いときは高品質の楽音を生成できる。
【0054】また、マスタークロックの変更を、水晶の
選択で行なう代わりに、共通の水晶による1つの周波数
を分周する初段分周比の変更で行なうようにしてもよ
い。
【0055】CPUプログラムにより、音色制御デー
タ、自動演奏データ、波形データなどのエディットを行
なえるようにしてもよい。
【0056】さらに、音源部104の複数時分割チャン
ネルのうち、楽音を生成中でない消音チャンネル(その
チャンネルの生成楽音の音量レベルが充分に低くなって
いる)の外部メモリアクセスは必要ないので、音源部1
04より制御部301に該消音チャンネルの存在を通知
し、制御部301では、該消音チャンネルの外部メモリ
アクセスタイミングをCPU102が利用できるように
セレクタ302,303などの制御を行なうようにして
もよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、音源装置と中央処理装置(CPU)とを1
チップ化した装置において、指定されているモードに応
じてCPUに供給する第1動作クロック信号の周波数と
音源装置に供給する第2動作クロック信号の周波数との
比を変更することができるので、マスタークロックの周
波数を下げた場合に音源装置の第2動作クロック信号の
周波数を上げるようにすることができ、サンプリング周
波数の低下を抑えて音源装置により生成される楽音の品
質低下を抑えることができる。
【0058】また、請求項2に係る発明によれば、音源
装置と中央処理装置(CPU)とを1チップ化した装置
において、指定されているモードに応じてCPUに供給
する第1動作クロック信号の周波数と音源装置に供給す
る第2動作クロック信号の周波数との比を変更して、単
位時間当たりのCPUの外部メモリアクセス可能回数と
音源装置の外部メモリアクセス可能回数との比をモード
に応じて異なるようにすることができるので、マスター
クロックの周波数を下げた場合に音源装置からの波形デ
ータのアクセス可能回数を増やすようにクロック信号の
周波数の比を変更することができる。
【0059】また、請求項3に係る発明によれば、指定
されているモードに応じて、CPUアクセス区間と音源
アクセス区間の時間長の比を変更できるようにしている
ので、マスタークロックの周波数を下げた場合に音源装
置からの波形データのアクセス可能回数を増やすように
CPUアクセス区間と音源アクセス区間の時間長の比を
変更することができる。
【0060】以上より、音源装置により生成される楽音
の品質低下を抑えつつ、マスタークロック周波数を下げ
ることができるので、広い範囲のマスタークロックに対
応することができ、装置を種々の性能の電子楽器に用い
ることができる。特に、請求項2および3を組み合わせ
た場合に、この効果が大きい。
【0061】さらに、請求項4に係る発明によれば、モ
ードの指定を当該楽音生成装置を適用する電子楽器の動
作状況に応じて自動設定するようにしているので、例え
ば自動伴奏などでCPUへの負荷が大きくなるような場
合に自動的にCPU性能が高くなるようにモードを切り
替え、一方、自動伴奏などを行なわずCPUへの負荷が
小さい場合にはCPU性能が低くなるようにモードを切
り替えることが自動的に行なわれるようにできる。この
場合、CPU性能が低くなるようにモードを切り替えて
も楽音の品質低下は抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る音源チップを用いた電子楽器の
ブロック構成図
【図2】クロック発生器のブロック構成図
【図3】外部メモリ制御回路(MC)のブロック構成図
【図4】メモリマップおよび各条件におけるCPU動作
クロックとサンプリング周波数の一覧を示す図
【図5】SX=0,1のそれぞれにおけるアクセスタイ
ミングを示す波形図
【符号の説明】
1…音源チップ、2…外部メモリ、3…鍵盤、4…パネ
ル、5…バッファ、6…MIDI端子、7…電源部、8
…水晶、9…切り替え部(SX)、10…サウンドシス
テム、101…パラレルポート、102…CPU、10
3…外部メモリ制御回路(MC)、104…音源部(T
G)、105…デジタルアナログ変換器(DAC)、1
06…MIDIインターフェイス、107…タイマ、1
08…RAM、109…クロック発生器、110…バス
ライン、201…発振器、202〜206…1/2分周
器、207,209…セレクタ、208…アンド回路、
210…分周器、301…制御回路、302,303…
セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−212996(JP,A) 特開 平7−13561(JP,A) 実開 平6−54098(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央処理装置と音源装置を1チップ上に形
    成する楽音生成装置であって、 複数の周波数のうちの所定の発振周波数のマスタークロ
    ックを発生する手段と、 第1モードと第2モードの何れか1つを指定する手段
    と、 前記マスタークロックに基づいて前記中央処理装置に供
    給する第1動作クロック信号と前記音源装置に供給する
    第2動作クロック信号とを生成するクロック発生手段と
    を備え、 前記中央処理装置は、前記第1動作クロック信号に基づ
    いて、前記音源装置の楽音生成を指示する制御動作を行
    ない、 前記音源装置は、前記第2動作クロック信号に基づい
    て、前記制御の指示に応じて楽音波形信号を生成する楽
    音生成動作を行ない、 前記クロック発生手段は、前記第1モードと第2モード
    とで前記第1動作クロック信号の周波数と前記第2動作
    クロック信号の周波数との比を変更するように動作する
    ことを特徴とする楽音生成装置。
  2. 【請求項2】中央処理装置と音源装置とを1チップ上に
    形成するとともに、前記音源装置が読み出す波形データ
    と前記中央処理装置が読み出すデータとを記憶した記憶
    手段を接続する楽音生成装置であって、 所定の発振周波数のマスタークロックを発生する手段
    と、 第1モードと第2モードの何れか1つを指定する手段
    と、 前記マスタークロックに基づいて前記中央処理装置に供
    給する第1動作クロック信号と前記音源装置に供給する
    第2動作クロック信号とを生成出力するクロック発生手
    段であって、前記第1モードと第2モードとで前記第1
    動作クロック信号の周波数と前記第2動作クロック信号
    の周波数との比を変更するようにしたものと、 前記中央処理装置が前記記憶手段をアクセスできる時間
    区間(以下、第1区間という)であるか、または、前記
    音源装置が前記記憶手段をアクセスできる時間区間(以
    下、第2区間という)であるか、の何れかを示す信号を
    生成出力するアクセス区間指示信号生成手段と、 前記アクセス区間指示信号生成手段から第1区間である
    ことを示す信号が出力されている間は、前記記憶手段を
    前記中央処理装置に接続して、前記中央処理装置が前記
    クロック発生手段から供給される第1動作クロック信号
    に応じて前記記憶手段をアクセスできるようにし、前記
    アクセス区間指示信号生成手段から第2区間であること
    を示す信号が出力されている間は、前記記憶手段を前記
    音源装置に接続して、前記音源装置が前記クロック発生
    手段から供給される第2動作クロック信号に応じて前記
    記憶手段をアクセスできるようにする制御手段とを備え
    るとともに、 単位時間当たりの、前記中央処理装置の前記記憶手段の
    アクセス可能回数と、前記音源装置の前記記憶手段のア
    クセス可能回数との比を、前記第1モードと第2モード
    で異なるようにしたことを特徴とする楽音生成装置。
  3. 【請求項3】中央処理装置と音源装置とを1チップ上に
    形成するとともに、前記音源装置が読み出す波形データ
    と前記中央処理装置が読み出すデータとを記憶した記憶
    手段を接続する楽音生成装置であって、 所定の発振周波数のマスタークロックを発生する手段
    と、 第1モードと第2モードの何れか1つを指定する手段
    と、 前記マスタークロックに基づいて前記中央処理装置に供
    給する第1動作クロック信号と前記音源装置に供給する
    第2動作クロック信号とを生成出力するクロック発生手
    段と、 前記中央処理装置が前記記憶手段をアクセスできる時間
    区間(以下、第1区間という)であるか、または、前記
    音源装置が前記記憶手段をアクセスできる時間区間(以
    下、第2区間という)であるか、の何れかを示す信号を
    生成出力するアクセス区間指示信号生成手段と、 前記アクセス区間指示信号生成手段から第1区間である
    ことを示す信号が出力されている間は、前記記憶手段を
    前記中央処理装置に接続して、前記中央処理装置が前記
    クロック発生手段から供給される第1動作クロック信号
    に応じて前記記憶手段をアクセスできるようにし、前記
    アクセス区間指示信号生成手段から第2区間であること
    を示す信号が出力されている間は、前記記憶手段を前記
    音源装置に接続して、前記音源装置が前記クロック発生
    手段から供給される第2動作クロック信号に応じて前記
    記憶手段をアクセスできるようにする制御手段とを備え
    るとともに、 前記アクセス区間指示信号生成手段は、前記第1モード
    と第2モードとで前記第1区間の時間長と前記第2区間
    の時間長との比を変更するようにしたことを特徴とする
    楽音生成装置。
  4. 【請求項4】前記モードは、当該楽音生成装置を適用す
    る電子楽器の動作状況に応じて自動設定する請求項1か
    ら3の何れか1つに記載の楽音生成装置。
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