JP3472277B2 - 綜絖の自動綜通装置 - Google Patents

綜絖の自動綜通装置

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JP3472277B2
JP3472277B2 JP2001145209A JP2001145209A JP3472277B2 JP 3472277 B2 JP3472277 B2 JP 3472277B2 JP 2001145209 A JP2001145209 A JP 2001145209A JP 2001145209 A JP2001145209 A JP 2001145209A JP 3472277 B2 JP3472277 B2 JP 3472277B2
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幸一 菊地
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    • D03WEAVING
    • D03JAUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
    • D03J1/00Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
    • D03J1/14Apparatus for threading warp stop-motion droppers, healds, or reeds

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  • Textile Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綜絖の自動綜通装
置に関するものであり、特に詳しくは、通常の織物用織
機、細幅織物用織機或いは細幅織物用ニ一ドル織機上等
で経糸に緯糸を交差させて帯状に織られる織物の製造に
於いて、その準備工程に於ける、織機上で製織されるべ
き織物の経糸を所定の綜絖枠に設けられた複数の該当す
る綜絖に自動的に綜通する綜絖の自動綜通装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に織物を製造する場合には、
織機上で経糸と緯糸を交差させて帯状に織られるもので
あり、該当する織物の織り設計に基づいて作成された織
り組織図に従って、織物を構成する全ての経糸を、1本
づつ織り組織図に指定された綜絖に、綜通させる必要が
あり、その具体的な操作としては、例えば、先端にフッ
クのついた針金状或いは幅の細い薄板状の工具を使用し
て、経糸を一本ずつ、綜絖の糸通孔に通すと言う様に手
作業で綜通作業を行うのが−般的である。詳しくは、綜
絖が取り付けられた綜絖枠が、該当織物を製織するに必
要な数だけ装着された織機の、綜絖枠取付部の手前(織
物が排出される側)及び後ろ(経糸供給側)に位置した
作業員が2人1組となって経糸綜通作業を行う。手前に
位置した作業員が、織り組織図に指定された綜絖枠の該
当する綜絖の糸通孔に、上記した工具を差し込み待機す
る。一方、後ろの作業員が、あらかじめ綾取りされた経
糸群の端から1本の経糸を引き出して綜絖の前に指先で
運び、綜絖の糸通孔を通して待機している工具の先端フ
ックに経糸を引っかける。手前の作業員が工具を糸通孔
より引き出して経糸を手前にたぐり出すことにより1本
の経糸の綜通が完了する。この綜通作業を経糸1本毎に
繰り返して、全ての経糸を織り組織図に指定された綜絖
の糸通孔に綜通する。経糸本数の多い広幅織物について
は、綜絖枠に取付けられた綜絖に機械的に経糸を自動的
に綜通する装置が開発されているが、経糸の少ない織物
或いは細幅織物に、同様の装置が使用される例は少な
い。これらの何れにも共通する技術思想は、「綜絖枠に
取付けられた各綜絖の糸通孔に経糸を人手で或いは機械
装置で、綜通する」という方向の技術的思考である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術に見る
ように、経糸の綜通作業は、それを人手で行うか機械装
置を使用して行うかの何れの場合も、綜絖枠に取付けら
れた綜絖の糸通孔に経糸を綜通するという技術的な考え
方の領域を脱していない。そのため、当該織物の準備工
程のなかでも、多くの工数を必要としている経糸の綜通
作業の、合理化或いは自動化が進まず、多くの織物業者
は、依然として手作業による綜通作業を余儀なくされて
おり、また、織物用の自動綜通装置も開発が進まず、新
たな技術見地からの綜通作業の合理化或いは自動化の開
発が待たれている。本発明の目的は、上記した従来技術
の欠点を改良し、織物製造の準備工程の綜通作業の大部
分を自動化し、該綜通作業の大幅な合理化を図る事によ
って製造コストの大幅な低減を可能とする経糸の綜絖へ
の自動綜通方法及び綜絖の自動綜通装置を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明にかかる第
1の態様としては、複数の綜絖枠から取り外した複数の
綜絖を、その平坦面が互いに対向するように一体に集合
せしめ、当該複数の綜絖が集合状態にある間に、各綜絖
のそれぞれに設けられた糸通孔に同時に仮糸を挿通さ
せ、当該各綜絖を当該仮糸が係止された状態のまま、当
該綜絖の綜絖集合位置に配置された綜絖集積保持手段か
ら綜絖枠指定部内の予め定められた個別の綜絖枠指定区
画部まで個別的に搬送させる様に構成されている綜絖の
自動綜通装置であり、本発明にかかる第2の態様として
は、所定の枚数の綜絖枠から取り外した複数本の綜絖を
集積保持する綜絖集積保持手段、当該綜絖集積保持手段
に保持されている複数の当該綜絖のそれぞれに設けられ
ている糸通孔に共通に1本の仮糸を挿通させる仮糸挿通
手段、1又は複数の綜絖枠の配置位置に対応して設けら
れており、且つ1乃至複数の綜絖を収容しえる複数の綜
絖枠指定区画部を含む綜絖枠指定部、当該仮糸を把持或
いは開放する機能を有し且つ当該仮糸を当該綜絖集積保
持手段の配置位置近辺より、当該綜絖枠指定部を越えて
当該綜絖枠指定部の反対側の所定の位置迄移動し、その
間に当該仮糸を張設すると共に、当該仮糸の張設後、所
定のタイミングで当該綜絖集積保持手段の配置位置近辺
に帰還する様に構成されている糸クリッパ手段、所定の
綜絖を一つ当該綜絖集積保持手段から取り出し、当該張
設された当該仮糸に沿って、当該綜絖を移動させ、当該
綜絖を予め定められた所定の当該綜絖枠指定区画部内に
堆積させる綜絖把持移送部、当該綜絖集積保持手段と当
該綜絖枠指定部との間に設けられた第1の仮糸保持部
材、当該綜絖枠指定部に於ける当該第1の仮糸保持部材
が設けられている側とは反対側に設けられた第2の仮糸
保持部材、当該第1の仮糸保持部材と第2の仮糸保持部
材に当該仮糸の端部或いはその一部を係止させる仮糸係
止操作手段とから構成されている綜絖の自動綜通装置で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る当該綜絖の自動綜通
方法或いは当該綜絖の自動綜通装置は、上記した様な技
術構成を採用しているので、織機を使用して織物を製織
するための準備工程において、織機上で製織されるべき
織物の経糸を該当するそれぞれ綜絖枠のそれぞれの綜絖
に自動的に綜通し、経糸を綜絖に引き込む作業を合理
化、省人化することによって、従来の技術に対して大幅
な製造コストの低減を達成する事が可能となる。即ち、
本発明に於いては、より具体的には、織機に取り付けら
れている綜絖枠からそれぞれの綜絖が容易に着脱できる
様に構成された綜絖枠の構造を利用して、綜絖を織機か
ら取り外す。その後、当該織機とは別の場所で、本発明
による自動綜通装置を使用して、人手を要することな
く、自動的に、すべての綜絖に所定の仮糸を綜通するも
のである。次いで、所定の仮糸が綜通されたそれぞれの
綜絖は、自動綜通装置上で自動的に移動可能に構成され
た、綜絖保管手段(綜絖枠指定部)内に保管される。
【0006】当該移動可能な綜絖保管手段(綜絖枠指定
部)から仮糸が綜通された綜絖のそれぞれを、適宜の装
置を使用するか人手により、短時間で容易に織機上から
取り外された綜絖枠或いは織機上に搭載されているそれ
ぞれの綜絖枠内に、当該綜絖を摺動移動する様に挿入操
作を行って、当該綜絖枠内に所定の数の綜絖を配備して
仮糸が、全ての綜絖枠の全ての綜絖の糸通孔に綜通され
た状態の綜絖枠群が自動的に短時間に効率良く形成さ
れ、かつ所定の織機上に所定の綜絖枠を再装着する事が
可能となるので、従来の方法による綜通作業の人的労力
を大幅に削減する事が可能となる。即ち、本発明に於い
ては、従来の綜絖への糸通しの技術思想とは全く異な
り、既に糸が挿通されている綜絖を綜絖枠に装着し、経
糸繋ぎ操作を行うと言う技術思想を用いるものである。
【0007】又、本発明に於いては、既に糸を綜通した
綜絖は、織機上の綜絖枠に容易に装着できるように工夫
された、綜絖保管手段(綜絖枠指定部)に保管される様
に構成する事によって、当該綜絖保管手段(綜絖枠指定
部)に保管された仮糸を綜通した綜絖を、人手或いは自
動化装置により短時間で容易に綜絖枠に再装着する事が
可能となる。上記した本発明に係る当該綜絖の自動綜通
装置或いは綜絖の自動綜通方法を使用する事によって、
従来の経糸の綜通作業を、殆ど人的作業を要することな
く、綜絖への経糸の綜通を自動的に行うことが出来ると
共に、自動綜通装置上に装着された綾取手段により、綾
を取られた仮糸からなる経糸群は、例えば、エアスプラ
イサ或いはノッタ等を使用して、生産用に準備された正
規の経糸群と簡単に結合出来るので、経糸の綜通作業及
び綾取り作業の自動化と糸を綜通した綜絖の綜絖枠への
着装の容易化、及び生産用の経糸群との経糸結合の容易
化により、従来の方法による綜通作業の人的労力をおお
よそ75%程度削減できる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る綜絖の自動綜通方法及
び綜絖の自動綜通装置の具体例を図面を参照しながら詳
細に説明する。即ち、図1乃至図3は、本発明に係る綜
絖の自動綜通方法の基本的な構成例を示す図であり、図
中、複数の綜絖枠1から取り外した複数の綜絖2を、そ
の平坦面11が互いに対向するように一体に集合せし
め、当該複数の綜絖2が集合状態にある間に、各綜絖2
のそれぞれに設けられた糸通孔3に同時に仮糸4を挿通
させ、当該各綜絖2を当該仮糸4が係止された状態のま
ま、当該綜絖2の集合位置5から当該綜絖枠1とは別体
に設けた、綜絖枠指定部6内の予め定められた複数個の
綜絖枠指定区画部18のそれぞれまで個別的に搬送させ
る様に構成された綜絖の自動綜通方法及びそれに関連す
る綜絖の自動綜通装置100が示されている。
【0009】本発明に於ける当該綜絖2を集積した状態
で集合させる綜絖集合位置5には、当該複数の綜絖2を
図示の様にその平面部11が互いに対向した状態で、積
層させる様に構成された綜絖集積保持手段7が設けられ
ている。本発明に於ける当該綜絖集積保持手段7は、例
えば、図2に示す様に、当該綜絖2の幅に略等しい間隙
を有する一対のガイド部12を有する枠体13で構成さ
れていても良く、或いは、当該綜絖2の形状に一致した
スリットを有する容器で構成されたものであっても良
い。更に、当該綜絖集積保持手段7は、図1に示す様
に、垂直に配置されているものであってもよく、又、所
定の角度を以て傾斜させて設けたものであっても良く、
場合によっては、当該綜絖2を垂直に配列した状態で保
持する様に構成されているものであっても良い。
【0010】又、本発明に於いては、当該綜絖集積保持
手段7内に集積保持されている複数の綜絖群2は、それ
ぞれの綜絖2に設けられている糸通孔3が、互いに同軸
上に位置決めされている事が必要である。係る構成によ
って、本発明に於いては、当該綜絖集積保持手段7内に
集積保持された複数の綜絖2のそれぞれの糸通孔3に所
定の仮糸4を自動的に、瞬時に挿通させる事が可能とな
る。具体的には、図1に示すように、仮糸4を保持する
糸巻体等からなる仮糸保持手段8を当該綜絖集積保持手
段7の下方位置に配置して、当該仮糸保持手段8から引
き出された当該仮糸4を、圧縮空気、吸引気流、細い棒
状の案内ロッド、或いはフック等の糸引っかけ具等から
なる適宜の自動若しくは手動式の糸挿通手段9を使用し
て、仮糸4を複数の綜絖2のそれぞれの糸通孔3に共通
の仮糸4を挿通するものである。当該各綜絖2の糸通孔
3を通過した当該仮糸4の端部は、当該糸挿通手段9の
操作により一旦適宜の仮糸端保持手段10に係止される
事が望ましい。
【0011】又、当該仮糸挿通手段9は、必要な時点に
於て所定の位置から当該綜絖集積保持手段7の上部位置
に移動して配置され、当該仮糸4の挿通操作が終了した
後には、予め定められた所定の位置に帰還する様に構成
されていることが望ましい。又、本発明に於ける当該綜
絖集積保持手段7の底部には、当該綜絖集積保持手段7
内に収納されている複数の綜絖2を後述する様に、個別
に取り出して所定の部署に移動させる必要があり、その
為、当該綜絖集積保持手段7からそれぞれの綜絖2が、
容易に取り出される様に、当該綜絖集積保持手段7の下
端部に当該綜絖2を上方に押し上げる綜絖押上手段14
が設けられている事も好ましい具体例である。係る綜絖
押上手段14は、所定の弾発性を持つスプリングで構成
されていても良く、又当該綜絖2の綜絖把持手段制御手
段35の操作の遂行に応答して予め定められた所定のピ
ッチで上方に移動する様に構成されているもので有って
も良い。
【0012】更に、本発明に於いては、当該綜絖集積保
持手段7の近傍に配置された綜絖枠とは別体に形成され
た当該綜絖枠指定部6内には、複数の綜絖枠指定区画部
18が設けられるものであって、各々の当該綜絖枠指定
区画部18は、当該仮糸4が既に挿通されている1又は
複数の綜絖2を保持する機能を有し、且つ当該綜絖枠指
定区画部18の各々は複数の綜絖枠1のそれぞれと対応
する様に配置されている事が好ましい。本発明に於て、
使用される綜絖枠1は、図3に示される様に、当該綜絖
枠1の側部が取外し可能に構成されており、当該側部の
枠部29を取り外した状態で、当該綜絖枠1内に配置さ
れている綜絖2を外部に取り出す事が出来、又その反対
の方法によって、仮糸4が挿通された綜絖2を当該綜絖
枠1内に摺動挿入し移設する事が可能である。
【0013】即ち、図4に示す様に、当該綜絖枠指定部
6には、基板19と当該基板19の双方の端部に、当該
綜絖2の幅に略等しい間隔Wを介して一列状に配置され
た複数の第1のロッド部16、16’、16”、1
6’”・・・と当該第1のロッド部16に対向して、当
該綜絖2の長さに略等しい長さ間隔Lを介して一列状に
配置された複数の第2のロッド部17、17’、1
7”、17’”・・・とが設けられており、当該第1の
ロッド部16、16’及び当該第2のロッド部17、1
7’で一つの第1の綜絖枠指定区画部18が形成され、
又、第1のロッド部16’、16”と当該第2のロッド
部17’、17”で第2の綜絖枠指定区画部18’が形
成されている。又、当該第1と第2の綜絖枠指定区画1
8と18’との間の中心間隔Xは、連続して配置されて
いる複数個の綜絖枠1の中心線間距離に略等しい長さに
設定されている事が好ましい。
【0014】本発明に於ける当該綜絖枠指定部6に設け
られている個々の綜絖枠指定区画18は、後述するよう
に、一旦当該綜絖枠指定区画18内のそれぞれに堆積さ
れた仮糸4を挿通された綜絖2を、図5に示す様に、当
該綜絖枠指定区画18のそれぞれが対応しているそれぞ
れの綜絖枠1と近接対向して配置せしめ、当該綜絖枠指
定区画18内のそれぞれに堆積された、当該仮糸4を挿
通された綜絖2を、一括してそれぞれの綜絖枠1内に移
動させる操作が実行されるので、図4に示す様に、当該
各綜絖枠指定区画18の上部は開放状態に維持されてい
る事が好ましい。尚、本発明に於いては、当該綜絖枠指
定部6の前後に当該仮糸4の端部を保持する第1の仮糸
保持部材20−1及び第2の仮糸保持部材20−2が設
けられる。具体的には、当該綜絖枠指定部6と当該綜絖
集積保持手段7との間には、当該綜絖2に挿通された当
該仮糸4の端部を係止する第1の仮糸保持部材20−1
が設けられており、当該綜絖枠指定部6の当該第1の仮
糸保持部材20−1が設けられている側とは反対の側に
は、当該綜絖2に挿通された当該仮糸4の他の端部を係
止する第2の仮糸保持部材20−2が設けられているこ
とが好ましい。
【0015】一方、本発明に於いては、上記した当該綜
絖2の糸通孔3内に挿通された当該仮糸4の端部で当該
仮糸端保持手段10に把持固定されている当該仮糸4を
把持して所定の糸クリッパ移動終点位置Yまで移動させ
る糸クリッパ手段15が設けられているものである。即
ち、本発明に於いては、当該糸クリッパ手段15は、上
記した図1に示す当該仮糸端保持手段10の近傍で、当
該仮糸4の端部を把持し、当該第2の仮糸保持部材20
−2を越えた糸クリッパ移動終点位置Yまで移動して当
該仮糸4をその間で張設させるものである。当該糸クリ
ッパ手段15は、当該仮糸4の張設操作後、所定のタイ
ミングで上記した当該仮糸端保持手段10の近傍の糸ク
リッパ手段初期位置Qまで戻る様に構成されているもの
である。
【0016】尚、図1中、21、22は、当該仮糸4が
張設される糸道内に設けられた、それぞれ第1及び第2
の糸ガイド部材であり、当該仮糸4を把持したり開放し
たりする機能を有すると共に、その位置を下降或いは上
昇して、当該仮糸4の糸道を変更する様に機能するもの
であり、又、当該仮糸端保持手段10と当該第1の糸ガ
イド部材21との間には、当該仮糸4を把持したり開放
したりする機能を有する糸把持部24と糸カッター23
とが設けられているものである。又、本発明に於いて
は、当該綜絖集積保持手段7内に集積保持された綜絖2
を一つずつ当該綜絖集積保持手段7内より取り上げ、当
該張設された仮糸4に沿って当該綜絖2を当該綜絖枠指
定部6に於ける予め定められた綜絖枠指定区画18の一
つに搬送する為の綜絖把持移送部25が設けられている
ものである。
【0017】即ち、本発明に於いては、当該個々の綜絖
2は、所望の布帛の織組織図から得られる情報に基づい
て、指定される特定の綜絖枠1と対応する当該綜絖枠指
定部6の特定の綜絖枠指定区画18の一つに当該張設さ
れている仮糸4に沿って当該綜絖把持移送部25によっ
て搬送せしめられるものである。当該綜絖把持移送部2
5は、吸引機構、電磁石機構或いは機械的機構による綜
絖2の把持手段を有し、当該綜絖2を個々に把持して移
送させ、当該所定の綜絖枠指定部6に於ける特定の綜絖
枠指定区画18の位置で、当該綜絖2を離反させて、当
該綜絖枠指定区画18内に当該仮糸4を挿通したままの
綜絖2を搬入させるものである。その際、当該綜絖把持
移送部25は、単に当該綜絖2を当該所定の綜絖枠指定
区画18内に自然落下方式で搬入するもので有っても良
くまた適宜の下降手段を併用して、当該綜絖2を当該綜
絖枠指定区画18内に挿入する様にする事も可能であ
る。
【0018】係る当該綜絖2の当該綜絖枠指定区画18
内への搬送操作に於いては、当該第1及び第2の糸ガイ
ド部材21、22は、図1に於ける矢印Zに示す様に下
降する様に構成する事も望ましい。これによって、当該
仮糸4が、前記した第1と第2の仮糸保持部材20−1
と20─2に容易に係合する事が可能となり、当該第1
と第2の仮糸保持部材20−1と20─2に設けられた
当該仮糸4の端部の把持機構により容易に当該仮糸4の
端部が保持せしめられる事になる。その後、当該糸クリ
ッパ手段15は、当該仮糸4の端部を開放して前記した
糸クリッパ手段初期位置Qまで帰還すると同時に、当該
第1の仮糸保持部材20−1側では、当該糸把持部24
が当該仮糸4を把持した状態にある間に当該糸カッター
23が当該糸把持部24と当該第1の仮糸保持部材20
−1との間にある当該仮糸4を切断する。その後、当該
1及び第2の糸ガイド部材21、22は、当該仮糸4の
端部を開放し、当該仮糸4が張設される通路の位置まで
戻って次にくる当該仮糸4を受入る為、仮糸把持部を開
放して待機する。
【0019】又、当該綜絖把持移送部25は、当該綜絖
2を所定の綜絖枠指定区画18に搬送した後は、図1で
示す綜絖把持移送部初期位置Pまで戻って次の綜絖2の
移動の為に待機すると共に、当該糸クリッパ手段15
も、当該仮糸4の端部を開放した後、当該綜絖集積保持
手段7の近傍である糸クリッパ手段初期位置Qに戻り、
当該仮糸端保持手段10と当該糸把持部24との間に張
設されている仮糸4を把持して次の操作に備える事にな
る。その後、当該糸把持部24は、当該仮糸4の把持状
態を開放し当該糸カッター23と共に、一旦当該糸クリ
ッパ手段15の移動通路外へ退避して待機する事にな
る。その後は、上記した各工程が順次に繰り返される事
になる。
【0020】本発明に於いては、上記した工程が実行さ
れる事によって、それぞれの綜絖2が、当該綜絖集積保
持手段7から綜絖枠指定部6内の予め定められた個別の
綜絖枠指定区画部18まで個別的に搬送せしめられる際
に、当該仮糸4は、当該それぞれの綜絖2の前後に所定
の長さが保持される様に切断され且つ所定の方法で当該
端部が確実に保持される様に構成されているものであ
る。又、本発明に於いては、当該それぞれの綜絖2が当
該仮糸4に沿って搬送されるに際して、当該仮糸4の一
端部は、当該綜絖集積保持手段7から当該綜絖枠指定部
6を通過した所定の糸クリッパ移動終点位置Y迄搬送さ
れてそこで所定の第2の仮糸保持部材20−2によって
把持される様に構成されている。
【0021】又、本発明に於いては、当該それぞれの綜
絖2が搬送されるに際して、当該仮糸4の前記一端部と
は当該綜絖枠指定部6に対して反対側にあり、当該綜絖
の自動綜通装置内に延展されている当該仮糸4の一部分
が、当該綜絖集積保持手段7と当該綜絖枠指定部6との
間の所定の位置に於いて切断され、所定の第1の仮糸保
持部材20−1によって把持される様に構成されている
ものである。更に、本発明に於いては、当該綜絖枠指定
部6と当該第2の仮糸保持部材20−2との間に綾取手
段26が設けられている事が望ましい。即ち、本発明に
於いては、当該第2の仮糸保持部材20−2に把持され
る当該仮糸4の一端部は、当該第2の仮糸保持部材20
−2に把持される際に綾を取る様に構成されているもの
である。
【0022】当該綾取手段26は、一つに限るものでは
なく、例えば、地糸用、耳糸用、つり糸用等の綜絖2に
挿通される仮糸4を別々の綾取手段26で綾取りする様
に構成する事も可能である。図6に示す、本発明の綜絖
の自動綜通装置100の平面図から明らかな様に、当該
綾取手段26は、2本の綾取バー部27が回転基板28
上に回転中心を挟んで対向して設けられており、当該回
転基板28は、当該仮糸4が一本挿入される毎に90度
回転してその空間部に所定の綾糸を挿入する様に構成し
たものであり、係る綾取手段26が3組設けられている
構成が示されている。
【0023】又、本発明に於て、当該綜絖枠指定部6の
此処の綜絖枠指定区画18内に堆積保持されている個々
の当該仮糸4がその糸通孔3に挿通されている複数の綜
絖2を図5に示す様に、当該個々の綜絖枠指定区画18
と対応して設けられているそれぞれの綜絖枠1内に移設
する方法は特に限定されるものでは無いが、例えば、
5に示す様に、平板上に設置されている当該綜絖枠指定
部6を90度垂直に回転させて、当該個々の綜絖枠指定
区画18の開口端部50が、直接特定の綜絖枠1の枠内
空間部に対向する様に配置し、その後適宜の装置、又は
治具或いは指先等を使用して、当該綜絖枠指定部6の此
処の綜絖枠指定区画18内に堆積保持されている複数の
綜絖2を当該個々の綜絖枠指定区画18と対向して設け
られている綜絖枠1内に摺動状態で移設する事が可能で
ある。
【0024】更に、本発明に於いては、当該綜絖枠指定
部6のそれぞれの部位に当該綜絖2が集積される綜絖枠
指定区画部18を設けておき、当該綜絖枠指定区画部1
8のそれぞれに、当該仮糸4が挿通せしめられている所
定の本数の綜絖2が集積された状態のまま当該綜絖枠指
定部6を所定の部署に保管しておくか、或いは、当該複
数の綜絖2を所定の綜絖枠1内に挿入移設した後、当該
仮糸4を含む当該複数の綜絖枠1の群を所定の部署に保
管しておくことも可能である。
【0025】本発明に於いては、当該綜絖集積保持手段
7に堆積集合されていた当該綜絖2群のそれぞれが仮糸
4が挿通されたままの状態でその全てが、上記した方
法、手順に従って、当該綜絖枠指定部6の当該それぞれ
指定された綜絖枠指定区画部18に搬送された後、当該
綜絖枠指定区画18に保持されている当該仮糸が挿通さ
れた状態の綜絖2を当該綜絖枠指定区画18のそれぞれ
対向して配置されているそれぞれの綜絖枠1内に個別
に搬入操作を実行した後、或いは係る綜絖を当該綜絖枠
1内に搬送する以前に、当該綾が取られている当該第2
の仮糸保持部材20−2に把持されている複数の当該仮
糸4の第2の仮糸群端部62を既に別の工程によって整
経処理されている経糸群のそれぞれの端部に、その一縁
部から順次接続する様に構成されているものである。係
る経糸の接続操作は、公知の自動糸繋ぎ装置、エアース
プライサー等を使用して実行する事が可能である。
【0026】同様にして、当該綜絖枠指定部6の個別の
綜絖枠指定区画18にそれぞれ堆積せしめられた1乃至
複数の綜絖2群が、当該仮糸4が綜通された状態のま
ま、それぞれ対向して配置されている個々の綜絖枠1内
に摺動挿入せしめられた後、或いはそれ以前に、当該第
1の仮糸保持部材20−1に把持されている複数の当該
仮糸4の第1の仮糸群端部61を、所定の巻取手段、つ
まり将来織り上がった織物を巻取るローラ等に接続させ
る様に構成されているものである。本発明に於ける当該
綜絖の自動綜通装置100に設けられた各種の手段ある
いは装置は、所定のプログラムに従って、所定のタイミ
ングで動作する様に構成されている事が望ましく、それ
によって、当該仮糸4の綜絖2への挿通操作、綜絖把持
移送部25による当該各綜絖2の取り出し及びその搬送
操作、当該糸クリッパ手段15による当該仮糸4の搬送
操作、当該第1の糸ガイド部材21或いは当該第2の糸
ガイド部材22の操作、仮糸保持部材20−1及び20
−2の保持及び解放操作、当該糸把持部24と当該糸カ
ッター23の操作及び当該仮糸4の切断操作等は、何れ
も自動的に実行される様に構成されている事が望まし
い。
【0027】本発明に於ける上記操作を実行させるに
は、図1に示す様に、先ず織り上げたい織物の所望の組
織を示す組織図の情報を記憶する織物組織情報記憶手段
30、当該織物組織情報記憶手段30の織組織情報を基
に、当該仮糸4を既に挿通している所定の綜絖2が何処
の綜絖枠1に設定されなければならないかを示す制御情
報並びに当該綜絖枠1に対応する当該綜絖枠指定部6に
於ける綜絖枠指定区画部18の位置の指定を含む制御情
報等を作成する制御情報生成手段31、当該制御情報生
成手段31の制御情報に基づいて、上記した各手段のそ
れぞれの操作を演算してそれぞれの制御信号を出力する
演算制御手段32、及び当該演算制御手段32に接続さ
れた例えば、仮糸挿通手段駆動制御手段33、糸クリッ
パ駆動制御手段34、綜絖把持手段駆動制御手段35、
糸ガイド部材駆動制御手段36、第1の仮糸保持部材駆
動制御手段37、第2の仮糸保持部材駆動制御手段3
8、糸把持手段及びカッター手段駆動制御手段39等が
設けられている事が望ましい。
【0028】つまり、例えば、当該織物組織情報記憶手
段30にセットされている所望の織り組織情報から、第
1の綜絖2は、第3の綜絖枠内に挿入されるべきである
との情報が出力された場合には、当該第3の綜絖枠に対
応する第3の綜絖枠指定区画18−3が選択され、当該
綜絖把持移送部25は、第1番目の綜絖2を当該綜絖集
積保持手段7から取り出し、当該張設されている仮糸4
に沿って当該第1番目の綜絖2を移動させて、当該第3
の綜絖枠指定区画18−3内に当該第1番目の綜絖2を
当該仮糸4が挿通された状態のまま配置する。同様に、
第2の綜絖2は、第1の綜絖枠1内に挿入されるべきで
あるとの情報が出力された場合には、当該第1の綜絖枠
に対応する第1の綜絖枠指定区画部18−1が選択さ
れ、当該綜絖把持移送部25は、第2番目の綜絖2を当
該綜絖集積保持手段7から取り出し、当該張設されてい
る仮糸4に沿って当該第2番目の綜絖2を移動させて、
当該第1の綜絖枠指定区画部18−1内に当該第2番目
の綜絖2を当該仮糸4が挿通された状態のまま配置す
る。
【0029】かかる操作が順次繰り返され、当該綜絖集
積保持手段7内に堆積された綜絖2の内、織物情報記憶
手段に指定されている数の綜絖が、当該綜絖枠指定部6
の綜絖枠指定区画部18の何れかに配置される操作が完
了する迄、自動的に繰り返されるものである。そして、
上記操作が完了した後には、当該綜絖枠指定部6の各綜
絖枠指定区画部18内にそれぞれ堆積配置された綜絖2
と各綜絖2の糸通孔3に挿通されている所定の長さに切
断された各仮糸4が当該綜絖枠指定部6の両側に配置さ
れ、その両端部が個別に第1の仮糸群端部61と第2の
仮糸群端部62を形成した形状の綜絖綜通処理構成体6
3が形成される。本発明に於いては、当該綜絖綜通処理
構成体63の形状のまま所定の部署に保管し、必要の時
点でこれを取り出して、綜絖枠1に供給する様にしても
良い。
【0030】上記した本発明に係る当該綜絖2の自動綜
通装置を使用した自動綜通方法の、より詳細な操作を説
明するならば、先ず、綜絖集積保持手段7内に互いにそ
の平坦面11同志が対向する様に複数の綜絖2を堆積集
合せしめ、当該各綜絖2の同軸的に配置されている糸通
孔3を貫通して仮糸4を挿通させ、その端部を当該仮糸
端保持手段10と当該糸把持部24との間に張設状態に
保持しておく。その後、当該糸クリッパ制御手段32の
運転指示により、糸クリッパ手段15が、当該綜絖集積
保持手段7の近傍の糸クリッパ手段初期位置Qで、当該
仮糸端保持手段10と当該糸把持部24との間に張設さ
れている仮糸4を把持する。この時点で、当該糸把持部
24及び当該仮糸端保持手段10とは当該仮糸4の把持
を中止して、当該仮糸4を解放し、自らは、当該糸クリ
ッパ15の移動に支障のない位置に退避して次の操作の
為に待機する事になる。
【0031】その後、当該糸クリッパ手段15は、当該
仮糸4を把持しながら、当該綜絖枠指定部6を越えて、
当該第2の仮糸保持部材20−2の外側の糸クリッパ移
動終点位置Y迄移動し、その間に当該仮糸4を張設す
る。この際、当該仮糸4は、当該糸クリッパ手段15の
移動に伴って、当該綜絖集積保持手段7内の各綜絖2に
設けられた当該糸通孔3内を摺動して当該仮糸保持手段
8から順次に引き出される様に構成される。当該糸クリ
ッパ手段15は、場合によっては、当該第2の糸ガイド
部材22に当該仮糸4の把持を引渡し、自らは前記した
糸クリッパ手段初期位置Qに戻る様に構成されていても
良い。係る第2の糸ガイド部材22は、その後、前記し
た様に、当該仮糸4を把持しながら下降して、当該仮糸
4の端部を当該第2の仮糸保持部材20−2に係合せし
める様に機能する。その間、本発明に於いては、当該綾
取手段26が90度回転して、中心を通過した仮糸4に
綾を形成する。
【0032】本発明に於ける当該綾取手段26は、糸が
1回通過する度に90度の正転及び反転を繰り返して、
機構を通過している仮糸4群に綾を形成する。その後、
当該糸クリッパ手段15の移動に若干の時間差をおい
て、綜絖把持移送部25が当該綜絖集積保持手段7の位
置に移動し、当該綜絖集積保持手段7内に貯蔵されてい
る最上面に設けられた第1の綜絖2の1本を吸着等の手
段により取り出し当該綜絖把持手段制御手段35に既に
登録されている該当綜絖2の挿入すべき綜絖枠1番号な
らびにそれに対応する当該綜絖枠指定部6に於ける個別
の綜絖枠指定区画部18の情報が読みだされ、当該情報
に基づいて、当該糸クリッパ手段15が、当該第1の綜
絖2を当該仮糸4に沿って移送し、当該所定の綜絖枠指
定区画部18に当該綜絖2を当該仮糸4が挿通されたま
ま搬入する。その後、当該糸把持部24及び当該仮糸端
保持手段10が当該仮糸4に近接して当該仮糸4を把持
すると共に、当該第1の糸ガイド部材21も当該仮糸4
に近接して当該仮糸4を把持した後、当該第1の糸ガイ
ド部材21は、前記した様に、当該仮糸4を把持しなが
ら下降して、当該仮糸4の他の端部を当該第1の仮糸保
持部材20−1に係合せしめる様に作動する。
【0033】その後、当該第1の糸ガイド部材21と当
該糸把持部24との間に設けられた糸カッター23を駆
動させて、当該第1の糸ガイド部材21と当該糸把持部
24との間に張設された当該仮糸4を切断し、第1のス
テップが完了する。次いで、第2のステップに於いて
は、上記と同様に、当該糸クリッパ手段15が、糸クリ
ッパ手段初期位置Qに於て、当該仮糸端保持手段10と
当該糸把持部24との間に張設されている仮糸4をクリ
ップして所定の糸クリッパ移動終点位置Yに移動した
後、当該綜絖把持移送部25が、第2の綜絖2を当該綜
絖集積保持手段7から取り出し、当該張設された仮糸4
に沿って、別途綜絖把持手段制御手段35によって指定
された綜絖枠指定部6に於ける特定の綜絖枠指定区画部
18まで搬送してその区画内に当該綜絖2を当該仮糸4
が挿通されたまま配設する。上記の各工程が繰り返され
て、当該綜絖集積保持手段7内に集積保管されている当
該綜絖2の内、織物情報記憶手段に指定されている数の
綜絖が上記に従って搬送された場合に、本発明に係る当
該綜絖の自動綜通方法が終了する。
【0034】尚、本発明に於ける当該第2の仮糸群端部
62は、当該第2の仮糸保持部材20−2に係止される
が、最終的には当該全ての仮糸4の第2の仮糸群端部6
2は、その末端を結束して保管する事になる。一方、本
発明に於ける当該仮糸4の第2の仮糸群端部62は、綾
取手段26を通過して交互に綾が取られた仮糸4群に、
綾取り糸64を通過させて、仮糸4群の綾取りをした後
確保する。又、当該仮糸4の他方の端部である第1の仮
糸群端部61も上記した様に当該第1の仮糸保持部材2
0−1に係止させ、最終的には、その末端部を結束させ
て保管する事になる。又、本発明に於いては、上記した
様に、仮糸4を綜通した綜絖2を当該綜絖2が移動しな
い様に所定の保持手段を用いて保管する綜絖保管手段7
0を使用する事も望ましい。
【0035】当該綜絖保管手段70は、例えば図8に示
す様な枠体部71で構成されており、当該綜絖枠指定部
6の機構がそのまま包含される様な形状並びに大きさを
有しており、且つ当該綜絖の自動綜通装置100にその
まま搭載出来る且つ容易に取外し出来る構成と機構を有
している事が望ましい。従って、本発明に於いては、当
該綜絖2が保管されている当該綜絖保管手段70を当該
綜絖2が移動しないように固定した上で、当該綜絖保管
手段70を当該仮糸4群の束と共に、当該綜絖の自動綜
通装置100から取り外し、この状態で、当該綜絖保管
手段70に保管された仮糸4を綜通した綜絖2群を織機
上の綜絖枠1へ摺動挿入し装着準備が完了する。
【0036】又、本発明に於いては、特に、複雑な織り
組織の織物への対応も可能であり、例えば、二重織り或
いは三重織り等の複雑な構造の細幅織物に使用される綜
絖の自動綜通装置の場合は、綾取手段26及び糸クリッ
パ手段15或いは仮糸保持部材20−2等を複数化する
事により対応する事が可能である。例えば、綾取手段に
関しては、地糸用経糸綾取手段の外に、芯糸用経糸綾取
手段或いは吊り糸用経糸綾取手段等を追加設置する事で
対応出来る。この場合、制御装置には、綜通作業を行う
べき細幅織物の全ての経糸が各々織機上で所属するべき
綜絖枠1の番号が指定された織り組織が、経糸群の端か
ら順番に登録される外に、綾取手段及び糸クリッパ手段
の位置が各経糸別に登録されなければならない。
【0037】次に、本発明に於ける当該仮糸4を綜通し
た綜絖2群の織機への着装方法に付いて説明する。即
ち、従来の経糸供給装置に、製織加工するべき正規の経
糸が準備された織機の各綜絖枠1に対応する本発明に係
る当該綜絖保管手段70に保管された、当該仮糸4が既
に綜通されている綜絖2群を移動して装着する。具体例
には、先ず、当該第1の仮糸群端部61を織機の巻取り
ロール側に接続し、反対側の第2の仮糸群端部62を経
糸供給側の方向にして、当該綜絖保管手段70の綜絖枠
指定区画部18の位置を各々該当する番号の綜絖枠1の
位置に対向するように合わせた後、各綜絖枠指定区画部
18に保管されている、当該仮糸4が綜通されている綜
絖2群を該当する綜絖枠部1に挿入した後、各々のスプ
リングクリップ或いはサポートガイド等を綜絖枠1に取
り付けて固定する。
【0038】第1の仮糸群端部61側の糸を整列させな
がら、所定のフロントリードに所定の仮糸4を通過させ
た後、当該第1の仮糸群端部61を織機の巻取りロ−ル
に巻き込む。次いで、当該第2の仮糸群端部62の糸を
整列させながら、必要によりテンションバー等を通過さ
せて、第2の仮糸群端部62を経糸供給装置の近くに移
動させる。当該第2の仮糸群端部62の綾取りがしてあ
る仮糸4群の端の糸から順に該当する正規の経糸と結合
する。経糸の結合作業は、エアスプライサー或いはノッ
ター等を使用すればより作業時間が短縮される。又、当
該巻取りロールを回転させて、仮糸群及び経糸の結合部
分を当該ロールに巻き込むか、織機の外に引き出し廃棄
して、経糸の綜通作業が終了する。上記の作業で織機上
に準備された正規の経糸に、緯糸及びロッキングスレッ
ド等を織り込んで製織作業が行われる。
【0039】上記で説明した本発明に係る当該綜絖の自
動綜通方法の基本的な操作手順を纏めるならば、複数の
綜絖枠1から綜絖2を取り外す工程、当該綜絖枠1から
外した複数の綜絖2を、その平坦面11が互いに対向す
るように互いに一体に集合せしめ、所定の綜絖集積保持
手段7内にその集合状態を保持させたまま保管する工
程、当該集合状態にある複数の綜絖2のそれぞれに設け
られた糸通孔3に同時に一本の仮糸4を挿通させる工
程、当該複数の綜絖2のそれぞれに於ける糸通孔3を共
通に貫通している当該仮糸4の一端部を仮糸端保持手段
10と当該糸把持部24との間に張設状態に保持せしめ
る工程、当該仮糸端保持手段10に係止されている当該
仮糸4の端部を移動可能な糸クリッパ手段15に把持さ
せると同時に、当該糸把持部24と当該仮糸端保持手段
10は当該仮糸4の係止を解舒する工程、当該糸クリッ
パ手段15が当該仮糸4の端部を把持したまま、当該そ
れぞれの綜絖2を保管する綜絖枠指定部6を越えて第2
の仮糸保持部材20−2と協働する第2の糸ガイド部材
22に当該仮糸4を係止させる位置迄移動する工程、当
該糸クリッパ手段15が、当該第2の糸ガイド部材22
に当該仮糸4の端部を係止せしめた後に、当該仮糸4の
端部の把持を開放する工程、当該綜絖集積保持手段7か
ら当該綜絖集積保持手段7に集合されている複数の綜絖
2群の内から最端部にある第1の綜絖2を綜絖把持移送
部25により把持し、当該綜絖2を当該綜絖集積保持手
段7と当該第2の糸ガイド部材22との間に張設された
当該仮糸4に沿って摺動させながら、当該綜絖枠指定部
6に設けられたそれぞれの綜絖枠指定区画部18内の一
つまで移動させ、当該綜絖枠指定区画部18内に当該綜
絖2を配給する工程、当該綜絖2を配給する工程の直前
或いは同時に、当該第2の糸ガイド部材22と当該綜絖
集積保持手段7との間に張設されている当該仮糸4を、
当該綜絖枠指定部6と当該糸把持部24との間に設けら
れている第1の糸ガイド部材21に係 止させる工程、
該綜絖2を当該綜絖枠指定区画部18内に配給した後、
当該第2の糸ガイド部材22を下降させて当該仮糸4の
一端部を当該第2の仮糸保持部材20−2に係止させる
と共に、当該第1の糸ガイド部材21下降させて当該仮
糸4の他方の端部を当該第1の仮糸保持部材20−1に
係止させる工程当該糸把持部24が当該仮糸4を再度把
持する工程、該第1の仮糸保持部材20−1と当該糸把
持部24との間に張設されている当該仮糸4を糸カッタ
ー23により切断する工程、当該糸クリッパ手段15を
当該糸クリッパ移動終点位置Yから当該糸クリッパ手段
の初期位置Qまで帰還移動させ、当該糸把持部24に係
止されている当該仮糸4の端部を把持する工程、最初の
工程に戻って上記した各構成を繰り返す工程とから構成
されている綜絖の自動綜通方法である。
【0040】上記の綜絖の自動綜通方法に於いては、当
該第2の仮糸保持部材20−2と当該綜絖枠指定部6と
の間に綾取手段26が設けられており、当該仮糸4が当
該第2の仮糸保持部材20−2に係止される毎に綾取操
作を行う工程が付加されている事も望ましい。更に、本
発明に於いては、当該各綜絖2は、所望の布帛の織組織
図から得られる制御情報に基づいて、指定される特定の
綜絖枠1と対応する当該綜絖枠指定部6に於ける綜絖枠
指定区画部18内に移動せしめられそこに堆積せしめる
工程が付加されている事も望ましい。然も、本発明に於
いては、当該綜絖2は、所望の布帛の織組織図から得ら
れる制御情報に基づいて把持操作及び移動操作の実行が
制御される自動綜絖搬送装置により移動される工程が付
加されている事も好ましい。一方、本発明に於いては、
当該糸把持部24、当該第1及び第2の糸ガイド部材2
1、22、当該第1の仮糸保持部材20−1及び第2の
仮糸保持部材20−2、当該糸クリッパ手段15、及び
当該糸カッター23等は、何れも所望の布帛の織組織図
から得られる制御情報に基づいて糸把持部操作、糸係止
操作、糸クリップ操作、糸離反操作、糸切断操作等が自
動的に実行される工程が付加されている事も望ましいこ
とである。
【0041】又、本発明に於いては、当該綜絖枠指定部
6内の個別の綜絖枠指定区画部18にそれぞれ堆積せし
められた1乃至複数の綜絖2群を、当該仮糸4が綜通さ
れた状態のまま、それぞれ対応して配置されている個々
の綜絖枠1内に摺動挿入する工程が付加されている事が
好ましいい。更に、本発明に於いては、当該綜絖集積保
持手段7に集合せしめられた全ての綜絖2が、当該綜絖
枠指定部6のそれぞれの綜絖枠指定区画部18内に配給
された後、当該第1の仮糸保持部材20−1に係止され
ている全ての仮糸4の端部を所定の布帛巻取りローラー
部に固定する工程及び、当該第2の仮糸保持部材20−
2に係止されている全ての仮糸4のそれぞれの端部を、
既に整経処理されている経糸群のそれぞれの端部に、そ
の一縁部から順次、自動糸繋装置を介在させて接続する
工程とが更に付加されている事も好ましい具体例であ
る。
【0042】又、本発明に係る当該綜絖の自動綜通装置
100の構成の具体例を示すならば、所定の枚数の綜絖
枠1から取り外した複数本の綜絖2を集積保持する綜絖
集積保持手段7、当該綜絖集積保持手段7に保持されて
いる複数の当該綜絖2のそれぞれに設けられている糸通
孔3に共通に1本の仮糸4を挿通させる仮糸綜通手段
9、1又は複数の綜絖枠1の配置位置に対応して設けら
れており、且つ1乃至複数の綜絖2を収容しえる複数の
綜絖枠指定区画部18を含む綜絖枠指定部6、当該仮糸
4を把持或いは開放する機能を有し且つ当該仮糸4を当
該綜絖集積保持手段7の配置位置近辺より、当該綜絖枠
指定部6を越えて当該綜綜絖枠指定部6の反対側の所定
の位置迄移動し、その間に当該仮糸4を張設すると共
に、当該仮糸4の張設後、所定のタイミングで当該綜絖
集積保持手段7の配置位置近辺に帰還する様に構成され
ている糸クリッパ手段15、所定の綜絖2を一つ当該綜
絖集積保持手段7から取り出し、当該張設された当該仮
糸4に沿って、当該綜絖2を移動させ、当該綜絖2を予
め定められた所定の当該綜絖枠指定区画部18内に堆積
させる綜絖把持移送部25、当該綜絖集積保持手段7と
当該綜絖枠指定部6との間に設けられた第1の仮糸保持
部材20−1、当該綜絖枠指定部6に於ける当該第1の
仮糸保持部材20−1が設けられている側とは反対側に
設けられた第2の仮糸保持部材20−2、当該第1の仮
糸保持部材20−1と第2の仮糸保持部材20−2に当
該仮糸4の端部或いはその一部を係止させる為に当該第
1及び第2の糸ガイド部材21及び22を図1に示す通
り、昇降させる様に構成されている仮糸係止操作手段
(図示せず)とから構成されている綜絖の自動綜通装置
で有ってもよい。
【0043】更には、本発明に於ける当該綜絖の自動綜
通装置100に於いては、当該綜絖枠指定部6と当該第
2の仮糸保持部材20−2との間に少なくとも一つの綾
取手段26が設けられている事も好ましく、又、当該綜
絖集積保持手段7と当該第1の仮糸保持部材20−1と
の間に、当該綜絖集積保持手段7と当該第1の仮糸保持
部材20−1との間に張設された当該仮糸4を切断する
糸カッター23が設けられている事も好ましい。一方、
本発明に於ける当該綜絖の自動綜通装置100に有って
は、当該綜絖枠指定部6のそれぞれの綜絖枠指定区画部
18に堆積された当該1又は複数の綜絖2群を、当該仮
糸4が挿通されたままの状態で、当該各綜絖枠指定区画
部18に対応して配置された綜絖枠1内にそれぞれ個別
に摺動挿入させる綜絖挿入手段が設けられている事が好
ましく、又、当該各手段の操作を個別に所定のプログラ
ムに従って制御する自動制御手段が設けられている事も
望ましい。
【0044】又、本発明に係る当該綜絖の自動綜通装置
100に於いては、当該自動制御手段は、所望の布帛を
構成する組織の組織図情報に基づいて駆動される様に構
成されている事が望ましく、更には、当該綜絖枠指定部
6の当該綜絖枠指定区画部18のそれぞれに堆積保持さ
れた綜絖2群及び当該各綜絖2のそれぞれの糸通孔3に
挿通されている当該仮糸4とをそのままの状態で内蔵さ
せて保管する綜絖保管手段70が設けられている事も好
ましい具体例である。つまり、本発明に於いては、当該
綜絖枠指定部6の当該綜絖枠指定区画部18のそれぞれ
に堆積保持された綜絖2群を当該綜絖枠指定区画部18
のそれぞれに対応して配置された複数の綜絖枠1内にそ
れぞれ摺動挿入せしめた当該複数の綜絖枠1とそれぞれ
の綜絖2に挿通されている当該仮糸4とをそのままの状
態で内蔵させて保管する綜絖保管手段70が設けられて
いるものである。
【0045】本発明にかかる他の態様としては、複数の
綜絖枠から綜絖を取り外す工程、綜絖枠から外した複数
の綜絖を、その平坦面が互いに対向するように互いに一
体に集合せしめ、所定の綜絖集積保持手段にその集合状
態を保持させたまま保管する工程、当該集合状態にある
複数の綜絖のそれぞれに設けられた糸通孔に同時に一本
の仮糸を挿通させる工程、当該複数の綜絖のそれぞれに
於ける糸通孔を共通に貫通している当該仮糸の一端部
仮糸端保持手段に保持せしめる工程、当該仮糸端保持手
段に係止されている当該仮糸の端部を移動可能な糸クリ
ッパ手段に把持させると同時に、当該仮糸端保持手段は
当該仮糸の係止を解舒する工程、当該糸クリッパ手段が
当該仮糸の端部を把持したまま、当該それぞれの綜絖の
綜絖枠指定区画部を越えて第2の仮糸保持部材と協働す
る第2の糸ガイド部材に当該仮糸を係止させる位置迄
動する工程、当該糸クリッパ手段が、当該第2の糸ガイ
ド部材に当該仮糸の端部を係止せしめた後に、当該仮糸
の端部の把持を開放する工程、当該綜絖集積保持手段内
に集合されている複数の綜絖の内から最端部にある第1
の綜絖を綜絖把持移送部により把持し、当該綜絖を当該
綜絖集積保持手段と当該第2の糸ガイド部材との間に張
設された当該仮糸に沿って摺動させながら、当該綜絖枠
指定部内に設けられたそれぞれの綜絖枠指定区画部の一
つまで移動させ、当該綜絖枠指定区画部内に当該綜絖を
配給する工程、当該綜絖を当該綜絖枠指定区画部内に配
給した後、当該綜絖枠指定区画部と、当該綜絖集積保持
手段と当該綜絖枠指定区画部との間に設けられている糸
把持部との間に張設されている当該仮糸を、当該綜絖枠
指定部と当該糸把持部との間に設けられている当該第1
の仮糸保持部材と協働する第1のガイド部材に係止させ
る工程、当該糸把持部が当該仮糸を把持する工程、当該
第1のガイド部材と当該糸把持部との間に張設されてい
る当該仮糸を糸カッターにより切断する工程、当該糸ク
リッパ手段を当該第2のガイド部材近傍位置から当該第
1のガイド部材近傍まで帰還移動させ、当該糸把持部に
係止されている当該仮糸の端部を把持する工程、最初の
工程に戻って上記した各構成を繰り返す工程、とから構
成されている綜絖の自動綜通方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムである。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る当該綜絖の自動綜通装置及
び綜絖の自動綜通方法は、上記した様な技術構成を採用
しているので、織機に取り付けられている綜絖枠から綜
絖を容易に着脱できる綜絖枠の構造を利用して、当該綜
絖を織機の外部に取り外して、織機とは別の場所に設置
された、綜絖の自動綜通装置上で、人手を要することな
く、自動的に綜絖に仮糸を綜通して、当該仮糸を綜通し
た綜絖を作成する。その後、当該仮糸を綜通した綜絖
は、自動綜通装置上で自動的に綜絖保管手段に保管され
る。本発明に於いては、当該綜絖保管手段に保管された
仮糸を綜通した綜絖を、人手により、或いは自動的に短
時間で容易に織機上の綜絖枠内に再装着することによ
り、従来の方法による綜通作業の人的労力をおおよそ7
5%程度削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る自動綜通装置の一具体例
の構成の概要を示す側面図である。
【図2】図2は、本発明に係る綜絖集積保持手段の構成
の一具体例を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明に係る綜絖枠と綜絖との関係を
説明する斜視図である。
【図4】図4は、本発明に係る綜絖枠指定部と綜絖枠指
定区画部の具体例の構成示す側面図である。
【図5】図5は、本発明に係る綜絖枠指定部から綜絖枠
へ綜絖を移送する状態を示す斜視図である。
【図6】図6は、本発明に係る綜絖枠指定部から出た仮
糸群に綾取りを適用する場合の構成例を説明する図であ
る。
【図7】図7は、本発明に係る綜絖枠指定部から出た仮
糸群に綾取りを適用する場合の構成例を説明する図であ
る。
【図8】図8は、本発明に係る綜絖保管手段の具体例の
構成示す側面図である。
【符号の説明】
1…綜絖枠 2…綜絖 3…糸通孔 4…仮糸 5…綜絖集合位置 6…綜絖枠指定部 7…綜絖集積保持手段 8…仮糸保持手段 9…糸綜通手段 10…仮糸端保持手段 11…平坦面 12…ガイド部 13…枠体 14…綜絖押上手段 15…糸クリッパ手段 16…第1のロッド部 17…第2のロッド部 18…綜絖枠指定区画部 19…基板 20−1…第1の仮糸保持部材 20−2…第2の仮糸保持部材 21…第1の糸ガイド部材 22…第2の糸ガイド部材 23…糸カッター 24…糸把持部 25…綜絖把持移送部 26…綾取手段 27…綾取バー部 28…回転基板 29…枠部 30…織物情報記憶手段 31…制御情報生成手段 32…演算制御手段 33…仮糸綜通手段駆動制御手段 34…糸クリッパ制御手段 35…綜絖把持手段制御手段 36…糸ガイド部材駆動制御手段 37…第1の仮糸保持部材駆動制御手段 38…第2の仮糸保持部材駆動制御手段 39…糸把持手段及びカッター手段駆動制御手段 50…開口端部 61…第1の仮糸群端部 62…第2の仮糸群端部 63…綜絖綜通処理構成体 64…綾取り糸 70…綜絖保管手段 71…枠体部 100…自動綜通装置 P…綜絖把持移送部初期位置 Q…糸クリッパ手段初期位置 Y…糸クリッパ移動終点位置

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の綜絖枠から取り外した複数の綜絖
    を、その平坦面が互いに対向するように一体に集合せし
    め、当該複数の綜絖が集合状態にある間に、各綜絖のそ
    れぞれに設けられた糸通孔に同時に仮糸を挿通させ、当
    該各綜絖を当該仮糸が係止された状態のまま、当該綜絖
    の綜絖集合位置に配置された綜絖集積保持手段から綜絖
    枠指定部内の予め定められた個別の綜絖枠指定区画部ま
    で個別的に搬送させる様に構成されている事を特徴とす
    る綜絖の自動綜通装置。
  2. 【請求項2】 当該複数の綜絖枠指定区画部のそれぞれ
    は、当該1又は複数の綜絖を保持する機能を有し、且つ
    当該複数の綜絖枠指定区画部のそれぞれは、別体に設け
    られている複数の綜絖枠のそれぞれと対向させる様に
    置されている事を特徴とする請求項1記載の綜絖の自動
    綜通装置。
  3. 【請求項3】 当該個々の綜絖は、所望の布帛の織組織
    図から得られる情報に基づいて、指定される特定の綜絖
    枠と対応する当該綜絖枠指定区画部の一つに搬送される
    様に構成されている事を特徴とする請求項1又は2に記
    載の綜絖の自動綜通装置。
  4. 【請求項4】 当該それぞれの綜絖が、当該綜絖集積保
    持手段から予め定められた個別の綜絖枠指定区画部まで
    個別的に搬送せしめられる際に、当該仮糸は、当該それ
    ぞれの綜絖の前後に所定の長さが保持される様に切断さ
    れる切断機構が構成されている事を特徴とする請求項1
    乃至3の何れかに記載の綜絖の自動綜通装置。
  5. 【請求項5】 当該それぞれの綜絖が搬送されるに際し
    て、当該仮糸の一端部は、当該綜絖集積保持手段から当
    該綜絖枠指定部を通過した所定の位置迄搬送されてそこ
    で所定の第2の仮糸保持部材によって把持される様に構
    成されている事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の綜絖の自動綜通装置。
  6. 【請求項6】 当該それぞれの綜絖が搬送されるに際し
    て、当該仮糸の前記一端部とは当該綜絖枠指定部に対し
    て反対側にあり、当該綜絖の綜絖集積保持手段内に延展
    されている当該仮糸の他端部である第1の仮糸端部が、
    当該綜絖集積保持手段と当該綜絖枠指定部との間の所定
    の位置に於いて切断され、所定の第1の仮糸保持部材に
    よって把持される様に構成されている事を特徴とする請
    求項5に記載の綜絖の自動綜通装置。
  7. 【請求項7】 当該第2の仮糸保持部材に把持される当
    該仮糸の一端部即ち第2の仮糸群端部を、当該第2の仮
    糸保持部材に把持される際に綾を取る様に構成されてい
    綾取手段を設けた事を特徴とする請求項5叉は6に記
    載の綜絖の自動綜通装置。
  8. 【請求項8】 当該個別の綜絖枠指定区画部にそれぞれ
    堆積せしめられた1乃至複数の綜絖群は、当該仮糸が綜
    通された状態のまま、別体に設けられている個々の綜絖
    のそれぞれと対向させ、当該対向して配置された当該
    個々の綜絖枠内にそれぞれ摺動挿入せしめられる様に構
    成されている事を特徴とする請求項1乃至7の何れかに
    記載の綜絖の自動綜通装置。
  9. 【請求項9】 当該個別の綜絖枠指定区画部にそれぞれ
    堆積せしめられた1乃至複数の綜絖群が、当該仮糸が綜
    通された状態のまま、それぞれ当該対向して配置されて
    いる個々の綜絖枠内に摺動挿入せしめられた後に、当該
    綾が取られている当該第2の仮糸保持部材に把持されて
    いる複数の当該仮糸の第2の仮糸群端部を既に整経処理
    されている経糸群のそれぞれの端部に、その一縁部から
    順次接続する様に構成されている事を特徴とする請求項
    7記載の綜絖の自動綜通装置。
  10. 【請求項10】 当該個別の綜絖枠指定区画部にそれぞ
    れ堆積せしめられた1乃至複数の綜絖群が、当該仮糸が
    綜通された状態のまま、それぞれ対向して配置されてい
    る個々の綜絖枠内に摺動挿入せしめられた後に、当該第
    1の仮糸保持部材に把持されている複数の当該仮糸のそ
    れぞれの第1の仮糸端部からなる第1の仮糸群端部を、
    織機上の所定の巻取手段に接続させる様に構成されてい
    る事を特徴とする請求項6記載の綜絖の自動綜通装置。
  11. 【請求項11】 当該各綜絖の搬送、当該仮糸の搬送及
    び切断の各操作が自動的に実行される様に構成されてい
    る事を特徴とする請求項6又は10に記載の綜絖の自動
    綜通装置。
  12. 【請求項12】 当該綾取手段は、少なくとも地糸用、
    耳糸用、吊り糸用等の複数の綾取機構を含んでいる事を
    特徴とする請求項7に記載の綜絖の自動綜通装置。
  13. 【請求項13】 当該綜絖枠指定部のそれぞれの部位に
    当該綜絖が集積される綜絖枠指定区画部を設けておき、
    当該各綜絖枠指定区画部のそれぞれに、当該仮糸が挿通
    せしめられている所定の本数の綜絖が集積された状態の
    ままで、当該綜絖枠指定部を所定の部署に保管しておく
    機構を有する事を特徴とする請求項1乃至12の何れか
    に記載の綜絖の自動綜通装置。
  14. 【請求項14】 当該各綜絖を、所望の布帛の織組織図
    から得られる制御情報に基づいて、指定される特定の綜
    絖枠と対応する当該綜絖枠指定部に於ける綜絖枠指定区
    画部内に移動させ、そこに堆積せしめる機構が付加され
    ている事を特徴とする請求項1乃至13記載の綜絖の自
    動綜通装置。
  15. 【請求項15】 当該綜絖は、所望の布帛の織組織図か
    ら得られる制御情報に基づいて把持操作及び移動操作の
    実行が制御される綜絖把持移送部により移動される機構
    が付加されている事を特徴とする請求項1乃至14の何
    れかに記載の綜絖の自動綜通装置。
  16. 【請求項16】 当該第1の仮糸保持部材及び第2の仮
    糸保持部材、当該綜絖集積保持手段と当該第1の仮糸保
    持部材との間に設けられた糸把持部、糸クリッパ手段、
    及び糸カッターは、何れも所望の布帛の織組織図から得
    られる制御情報に基づいて糸把持部操作、糸係止操作、
    糸クリップ操作、糸離反操作、糸切断操作が自動的に実
    行される工程が付加されている事を特徴とする請求項6
    又は10に記載の綜絖の自動綜通装置。
  17. 【請求項17】 当該綜絖集積保持手段に集合せしめら
    れた綜絖の内、織物情報記憶手段に指定されている数の
    綜絖が、当該綜絖枠指定部のそれぞれの綜絖枠指定区画
    部内に配給された後、当該第1の仮糸保持部材に係止さ
    れている全ての仮糸の端部を所定の布帛巻取りローラー
    部に固定する機構及び、当該第2の仮糸保持部材に係止
    されている全ての仮糸のそれぞれの端部を、既に整経処
    理されている経糸群のそれぞれの端部に、その一縁部か
    ら順次接続する自動糸繋装置を設けた事を特徴とする
    求項6、10或いは16何れかに記載の綜絖の自動綜通
    装置。
  18. 【請求項18】 所定の枚数の綜絖枠から取り外した複
    数本の綜絖を集積保持する綜絖集積保持手段、当該綜絖
    集積保持手段に保持されている複数の当該綜絖のそれぞ
    れに設けられている糸通孔に共通に1本の仮糸を挿通さ
    せる仮糸挿通手段、1又は複数の綜絖枠の配置位置に対
    応して設けられており、且つ1乃至複数の綜絖を収容し
    える複数の綜絖枠指定区画部を含む綜絖枠指定部、当該
    仮糸を把持或いは解放する機能を有し且つ当該仮糸を当
    該綜絖集積保持手段の配置位置近辺より、当該綜絖枠指
    定部を越えて当該綜絖枠指定部の反対側の所定の位置迄
    移動し、その間に当該仮糸を張設すると共に、当該仮糸
    の張設後、所定のタイミングで当該綜絖集積保持手段の
    配置位置近辺に帰還する様に構成されている糸クリッパ
    手段、所定の綜絖を一つ当該綜絖集積保持手段から取り
    出し、当該張設された当該仮糸に沿って、当該綜絖を移
    動させ、当該綜絖を予め定められた所定の当該綜絖枠指
    定区画部内に堆積させる綜絖把持移送部、当該綜絖集積
    保持手段と当該綜絖枠指定部との間に設けられた第1の
    仮糸保持部材、当該綜絖枠指定部に於ける当該第1の仮
    糸保持部材が設けられている側とは反対側に設けられた
    第2の仮糸保持部材、当該第1の仮糸保持部材と第2の
    仮糸保持部材に当該仮糸の端部或いはその一部を係止さ
    せる仮糸係止操作手段とから構成されている事を特徴と
    する綜絖の自動綜通装置。
  19. 【請求項19】 当該綜絖枠指定部と当該第2の仮糸保
    持部材との間に少なくとも一つの綾取手段が設けられて
    いる事を特徴とする請求項18記載の綜絖の自動綜通装
    置。
  20. 【請求項20】 当該綜絖集積保持手段と当該第1の仮
    糸保持部材との間に、当該綜絖集積保持手段と当該第1
    の仮糸保持部材との間に張設された当該仮糸を切断する
    糸カッターが設けられている事を特徴とする請求項18
    又は19に記載の綜絖の自動綜通装置。
  21. 【請求項21】 当該綜絖枠指定部のそれぞれの綜絖枠
    指定区画部に堆積された当該1又は複数の綜絖群を、当
    該仮糸が挿通されたままの状態で、当該各綜絖枠指定区
    画部に対応して配置された綜絖枠内にそれぞれ個別に摺
    動挿入させる綜絖挿入手段が設けられている事を特徴と
    する請求項18乃至20の何れかに記載の綜絖の自動綜
    通装置。
  22. 【請求項22】 当該各手段の操作を個別に所定のプロ
    グラムに従って制御する自動制御手段が設けられている
    事を特徴とする請求項18乃至21の何れかに記載の綜
    絖の自動綜通装置。
  23. 【請求項23】 当該自動制御手段は、所望の布帛を構
    成する組織の組織図情報に基づいて駆動される様に構成
    されている事を特徴とする請求項22記載の綜絖の自動
    綜通装置。
  24. 【請求項24】 当該綜絖枠指定部の当該綜絖枠指定区
    画部のそれぞれに堆積保持された綜絖群を当該綜絖枠指
    定区画部のそれぞれに対応して配置された複数の綜絖枠
    内にそれぞれ摺動挿入せしめた当該複数の綜絖枠とそれ
    ぞれの綜絖に挿通されている当該仮糸とをそのままの状
    態で内蔵させて保管する綜絖保管手段が設けられている
    事を特徴とする請求項18乃至23の何れかに記載の綜
    絖の自動綜通装置。
  25. 【請求項25】 複数の綜絖枠から綜絖を取り外す工
    程、綜絖枠から外した複数の綜絖を、その平坦面が互い
    に対向するように互いに一体に集合せしめ、所定の綜絖
    集積保持手段にその集合状態を保持させたまま保管する
    工程、 当該集合状態にある複数の綜絖のそれぞれに設けられた
    糸通孔に同時に一本の仮糸を挿通させる工程、 当該複数の綜絖のそれぞれに於ける糸通孔を共通に貫通
    している当該仮糸の一端部を仮糸端保持手段に保持せし
    める工程、 当該仮糸端保持手段に係止されている当該仮糸の端部を
    移動可能な糸クリッパ手段に把持させると同時に、当該
    仮糸端保持手段は当該仮糸の係止を解舒する工程、 当該糸クリッパ手段が当該仮糸の端部を把持したまま、
    当該それぞれの綜絖の綜絖枠指定区画部を越えて第2の
    仮糸保持部材と協働する第2のガイド部材に当該仮糸を
    係止させる位置迄移動する工程、 当該糸クリッパ手段が、当該第2のガイド部材に当該仮
    糸の端部を係止せしめた後に、当該仮糸の端部の把持を
    開放する工程、 当該綜絖集積保持手段内に集合されている複数の綜絖の
    内から最端部にある第1の綜絖を綜絖把持移送部により
    把持し、当該綜絖を当該綜絖集積保持手段と 当該第2のガイド部材との間に張設された当該仮糸に沿
    って摺動させながら、当該綜絖枠指定部内に設けられた
    それぞれの綜絖枠指定区画部の一つまで移動させ、当該
    綜絖枠指定区画部内に当該綜絖を配給する工程、 当該綜絖を当該綜絖枠指定区画部内に配給した後、当該
    綜絖枠指定区画部と、当該綜絖集積保持手段と当該綜絖
    枠指定区画部との間に設けられている糸把持部との間に
    張設されている当該仮糸を、当該綜絖枠指定部と当該糸
    把持部との間に設けられている第1の仮糸保持部材と協
    働する第1のガイド部材に係止させる工程、 当該糸把持部が当該仮糸を把持する工程、 当該第1のガイド部材と当該糸把持部との間に張設され
    ている当該仮糸を糸カッターにより切断する工程、 当該糸クリッパ手段を当該第2のガイド部材近傍位置か
    ら当該第1のガイド部材近傍まで帰還移動させ、当該糸
    把持部に係止されている当該仮糸の端部を把持する工
    程、 最初の工程に戻って上記した各構成を繰り返す工程、 とから構成されている綜絖の自動綜通方法をコンピュー
    タに実行させるためのプログラム。
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