JPH02216242A - 柄パイル織物用パイル糸の配列整経方法とその装置 - Google Patents

柄パイル織物用パイル糸の配列整経方法とその装置

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JPH02216242A
JPH02216242A JP3464889A JP3464889A JPH02216242A JP H02216242 A JPH02216242 A JP H02216242A JP 3464889 A JP3464889 A JP 3464889A JP 3464889 A JP3464889 A JP 3464889A JP H02216242 A JPH02216242 A JP H02216242A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は、多色の柄パイル織物に使用されるパイル糸を
配列整経する方法とその装置に関するものである。
〔従来の技術と解決しようとする課題]従来より、多色
柄パイル織物として、アキスミンスター織機による多色
カーペット等の柄パイル織物が存するが、このアキスミ
ンスター織機による多色柄パイル織物の製織においては
、多色になればなるほど、これに使用されるパイル糸の
整経準備に多大な人員と時間が必要になり、小ロツト生
産には適さないものである。
例えば、パイル糸の選択にジャカード装置を利用するジ
ャカード方式のアキスミンスター織機の場合には、柄パ
イル織物の織方向の各パイル列毎に、これに使用される
複数本のパイル糸を導き入れた特殊キャリーが並設され
、この織方向のパイル列毎の各キャリーを1織毎にジャ
カードにより適宜上下動させて、必要なパイル糸を定め
られた位置で横一列に並べ、これをグリッパ−でパイル
長に相当する長さ分つまみ出して切り揃え、これを織口
に運んで織り込むものである。この場合、織幅方向に並
列する各キャリーに導き入れられる各パイル糸は、通常
チーズに巻かれて織機後方のクリールに掛架されている
この場合、織方向のパイル列毎の各キャリーには、それ
ぞれ複数本(多くて12色程度)のパイル糸が導かれる
ことになるために、色数が多(なればなるほど、また織
幅が大きくなればなるほど、クリールスタンドに掛架さ
れるチーズの数が多くなり、例えば12色柄で4m幅の
柄パイル織物を製織するには、12000本のチーズが
必要になる。そのためクリールスタンドが大型化し、製
織機後方の設置スペースが大きくなる上、このチーズと
ジャカードの準備とセット作業に多大な労力を必要とし
、例えば前記12色柄4m幅の場合、4人で3日はどか
かることになり、見本用生地等の多品種少量生産の場合
には、能率が悪く、きわめてコスト高なものになる。
また、スプール方式のアキスミンスクー織機は、第8図
に略示するように、パイル織込みの一職分毎に、その柄
に応じた緯方向のパイル糸配列に合せて、各パイル糸を
ビームに配列整経して巻いたスプール(S)を、織方向
の柄の1リピ一ト分に相当するパイル織込み数(段数)
分準備し、この1リピ一ト分に相当する数のスプール(
S)を、無端回動するチェーン等の供給移送手段(C)
に織方同順に掛架しておいて、1w&毎に順次織口前に
供給して、このスプール(S)から各パイル糸(p)を
一定長さ切り出して織り込むことにより製織するもので
ある。
このスプール方式によれば、色数は無限で、通常20〜
30色の柄パイルが製織されているが、その準備作業と
して、1リピ一ト分のパイル織込み段数に相当する多数
本のスプール(S)を、それぞれ柄に応じた緯方向(織
幅方向)のパイル糸配列に合せて、多数本のパイル糸を
配列して整経しておかなければならず、この作業に多大
な労力と時間を必要とし、例えば4m幅の場合、4人で
10日程もかかっており、やはり多品種少量生産の場合
、きわめてコスト高となる。
しかも、前記のスプール(S)は比較的径大のビームか
らなるために、これをチェーン等の無端の移送手段に掛
架して使用する場合、該移送手段(C)がかなり長尺に
なるといった問題もある。
本発明は、上記に鑑み、主にアキスミンスター織機によ
る多色の柄パイル織物の製織において使用するパイル糸
を、従来のスプール方式と同様の配列にして一端部を特
殊な糸保持部にて引き出し可能に保持しただけのすだれ
状に整経することとし、その配列整経作業の簡略化およ
び能率化を図るとともに、織機における該パイル糸の供
給移送手段を小型化も可能にするためになしたものであ
り、これを達成するパイル糸の配列整経方法とその装置
を提供するものである。
[課題を解決するための手段および作用]上記の課題を
解決する本発明の配列整経方法においては、晒バイル織
物に使用される複数種のパイル糸を、それぞれ、機械的
あるいは電気的に作動して所定の選択動作を行なう選択
手段に引き出し可能に保持させておき、この選択手段に
より、柄パイル織物における一織分毎の緯方向のパイル
糸の配列順に合せて、これに対応するパイル糸を順次選
択し、この選択作用に対応して、前記選択されたパイル
糸を引き出し、これを一定長さに切断するとともに、パ
イル糸を引き出し可能に保持し得る糸保持部を多数1列
に並設してなる糸保持部材の前記糸保持部に対し、前記
パイル糸の端部を順次挿入して保持させることを特徴と
する。
そして、前記のようにすることによって、柄パイル織物
の一織分毎の緯方向のパイル糸配列に対応したパイル糸
の選択、引き出しおよび糸保持部材による保持等の配列
整経作業を機械的に容易にかつ連続的に行なうことがで
きる。しかもこうして配列された各パイル糸は、その端
部を糸保持部材により引き出し可能に保持したすだれ状
をなして、所定の配列整経状態に良好かつ確実に保持さ
れ、従来のスプールのようにビームに巻付ける必要もな
く、このパイル糸のすだれ状の配列体をそのままアキス
ミンスク織機等の製織機に装備して使用することが可能
になる。
また、請求項2に記載の発明は前記方法の実施に使用す
る配列整経装置に係るものであって、下記の構成よりな
る。
すなわち、本発明装置においては、複数種のパイル糸を
それぞれ1方向に引き出し可能に保持する複数の導糸部
を有し、機械的あるいは電気的手段により所定の選択動
作を順次行なって、柄パイル織物における一織分毎の緯
方向のパイル糸の配列順に合せてこれに対応するパイル
糸の導糸部を選択用位置に移動させるパイル糸選択手段
を備える。また前記選択手段のパイル糸引き出し側にお
いて、前記選択用位置に対し遠近方向に往復移動可能に
設けられ、前記選択作用に対応して、選択された導糸部
より突出したパイル糸の端部を掴持して一定長さ引き出
し得る引き出し手段と、この引き出17作用に対応して
前記選択用位置近傍において切断動作を行ない、引き出
されたパイル糸を切断する手段とを備える。さらにパイ
ル糸を1方向にのみ引き出し可能に保持できる糸保持部
が多数1列に並設され、前記パイル糸引き出し位置のや
や下方において引き出し方向と直交する方向に前記パイ
ル糸の引き出し作用毎に糸保持部間隔づつ給送される糸
保持部材と、前記糸保持部材と対応するように前記パイ
ル糸引き出し位置の上方に配され、パイル糸の引き出し
側端部を前記糸保持部材の糸保持部に挿入する糸挿入手
段とを備えている。
この配列整経装置による場合、柄パイル織物に使用され
る配列対象となる複数種のパイル糸を選択手段における
所定の導糸部に導いて、端部突出状態に保持しておく。
そしてこのパイル糸選択手段が機械的にあるいは電気的
手段により所定の選択動作を順次行なって、柄パイル織
物における一織分毎の緯方向のパイル糸の配列順に合せ
て、これに対応するパイル糸の導糸部が選択用位置に順
次移動する。
またこの選択作用に対応して、パイル糸引き側に配され
たグリッパ付き引き出し手段が、前記選択手段における
選択用位置に対し接近方向に移動し、前記選択された導
糸部より突出しているパイル糸の端部をグリッパ部によ
り掴持して、この状態で該引き出し手段が前記とは逆に
選択用位置から遠ざかる方向に移動し、これにより選択
された前記パイル糸を一定長さ引き出す。こうして引き
出されたパイル糸はそのやや下方を該引き出し方向と直
交する方向に給送された糸保持部材を横ぎり、該糸保持
部材に有する糸保持部の一つに対応した状態になる。
この状態下で、パイル糸引き出し位置と前記糸保持部材
との交叉部上刃にある挿入手段が作動し、引き出された
パイル糸の端部を押し下げるとともに、前記引き出し手
段のグリッパ部に掴持された端部を解放して、該端部を
対応する糸保持部に対し挿入する。こうして挿入された
パイル糸は1方向にのみ引き出し可能に保持されること
になる。また前記の挿入保持作用と同時に、切断手段が
切断動作を行なって、前記パイル糸を選択用位置近傍に
おいて切断する。
このように選択手段によるパイル糸の選択作用と、これ
に対応する引き出し手段によるパイル糸の引き出し作用
とを順次繰返し、またこれに対応して糸保持部材を糸保
持部寸法づつ前記引き出し方向と直交する方向に移動さ
せて、引き出されたパイル糸の端部を各糸保持部に順次
挿入して保持することにより、柄パイル織物の一織分毎
の緯方向のパイル糸配列に対応した配列にして、かつ各
パイル糸の端部が糸保持部材に保持されてすだれ状をな
す形態に整経できることになる。
[実施例コ 次に本発明の実施態様を使用装置とともに図面に基いて
説明する。
第1図は本発明方法において使用する配列整経装置の概
略を示している。
図において、(1)は柄パイル織物に使用される多色多
数種のパイル糸(p)の選択手段である。
この選択手段(1)は、従来よりアキスミンスター織機
のジャカード方式によるパイル糸選択用キャリーの構造
を利用したもので、チーズから導かれる複数種(例えば
30本)のパイル糸(p)をそれぞれ通常端部突出状態
にして1方向に引き出し可能に保持する複数の導糸部(
la)・を並設したものからなり、例えば図のように上
下に並設しである場合、上端が周知のジャカード装置に
連結されて上下動可能に吊持されて、該ジャカード装置
により上下動して所定の選択動作を行ない、柄パイル織
物における一織分毎の緯方向のパイル糸の配列順に対応
するパイル糸(p)の導糸部(la)を予め設定された
選択用位置(B)に移動させるように構成される。
なおこの選択手段(1)は、前記のようにジャカード装
置等の機械的手段により選択動作を行なう場合のほか、
マイクロコンピュータからの指令を受けて作動するパル
スモータやサーボモータ等の電気的手段により、同様の
選択動作を行なうように構成して実施することもできる
選択すべき導糸部を(1a)を所定の選択用位置に移動
できさえすればよく、特に導糸部(1a)を横列や複列
に配して実施することもできる。
(2〉は前記選択手段り1〉のパイル糸(p)の引き出
し側において、前記選択用位置(B)に対し遠近方向に
適宜駆動手段により往復移動可能に設けられたグリッパ
付きの引き出し手段であって、前記の選択手段(1)の
選択作用に対応して、選択された導糸部(1a)より突
出したパイル糸の端部(pl)をグリッパ部(21)に
より掴持して一定長さ引き出せるように設けられている
。グリッパ部(21)はパイル糸(p)を引き出し後、
後述する糸保持部材に対する挿入作用時に掴持作用を解
除するようになっている。
(3)は前記の選択手段(1,)における選択用位置(
B)の近傍に配したカッター等の切断手段であり、前記
の引き出し手段(2)によるパイル糸(p)の引き出し
作用に対応して切断動作を行なって、引き出されたパイ
ル糸(p)を切断するように設けられる。通常、この切
断作用は、後述する糸保持部材に対する挿入完了と略同
時に行なうように構成される。
(4)はパイル糸(p)を1方向にのみ引き出し可能に
保持できる糸保持部(41)が多数1列に並設された糸
保持部材であって、この糸保持部材(4)はパイル糸(
p)引き出し状態における引き出し端近くにおける引き
出し位置のやや下方において後方より引き出し方向と直
交する方向に給送されて、前記パイル糸の引き出し作用
毎に糸保持部(41)の寸法づつ給送方向に適宜移動手
段(図示省略)により移動するように設けられるととも
に、停止状態において一つの糸保持部(41)が前記パ
イル糸(p)の引き出し位置下方に対応するうように設
けられる。(42)はその移動用ガイドである。
この糸保持部材(4)は、図に示すように、相対向する
2枚の長!2 (43) (43)間に、所定のスペー
サ(44)を長さ方向所定間隔毎に介在させて両側に開
口する保持用空間(45)を区画形成するとともに、こ
の各空間(45)に屈曲板状のスプリングク46)と受
は部(47)を内設して、前記開口の一方側よりパイル
糸(p)を挿入でき、かつ他方の開口側からのみ引き出
し可能に保持できるように構成してなり、前記挿入側の
開口を上向きにして給送される。
またこの糸保持部材(4)は、柄パイル織物の織幅が2
m程度までの比較的狭小幅の場合には、その織幅に相当
する長さに形成しておくこともできるが、織幅が前記以
上の比較的広幅の場合等の必要に応じて、1織分全長を
幅方向複数に分離した長さに構成しておくのが望ましい
(5)は前記糸保持部材(4)と対応するように該糸保
持部材(4)と前記パイル糸引き出し位置との交叉部の
上方に配された挿入手段であり、パイル糸(p)の引き
出し側端部(pi)をこれと対応する前記糸保持部材(
4)の糸保持部(41)に対し挿入するように設けられ
ている。例えばエアーシリンダー等のシリンダー機構あ
るいはカムやクランク機構等により上下方向に進退する
押し込みピン(51)を備え、前記パイル糸引き出し後
に前記押し込みビン(51)が進出して、パイル糸(p
)をこれと対応する糸保持部(41)に挿入保持させる
ように設けられる。
上記の装置により本発明を実施する場合、柄パイル織物
に使用される配列対象となる複数種のパイル糸(p)を
選択手段(1)における所定の導糸部(1a)に導いて
、端部突出状部に保持しておく。そしてこのパイル糸選
択手段(1)が機械的にあるいは電気的手段に°より所
定の選択動作を順次行なって、柄パイル織物における一
織分毎の緯方向のパイル糸の配列順に合せて、これに対
応するパイル糸<p)の導糸部(1a)が選択用位置(
B)に順次移動する。
またこの選択作用に対応して、パイル糸引き出し側に配
されたグリッパ併用き出し手段(2)が、前記選択手段
(1)における選択用位置(B)に対し接近方向に移動
し、前記選択された導糸部(1)より突出したパイル糸
(p)の端部(pl)をグリッパ部(21)により掴持
して、この状態で該引き出し手段(2)が前記とは逆に
選択用位置(B)から遠ざかる方向に移動し、これによ
り選択された前記パイル糸(p)を一定長さ引き出す(
第1図および第2図)。この引き出し長さは、づき出し
手段(2)の往復動のストロークによって任意に定める
ことができる。
こうして引き出されたパイル糸(p)のやや下方には引
き出し方向と直交する方向に糸保持部材が給送されてお
り、パイル糸(p)は一つの糸保持部(41)に対応し
て横ぎった状態になる。
この状態下で、パイル糸引き出し位置と前記糸保持部材
(4)との交叉部上方にある挿入手段(5)が作動し、
引き出されたパイル糸(p)の端部(pl)を押し下げ
るとともに、前記引き出し手段り2)グリッパ部(21
〉に掴持された端部(pi)を解放して(第3図)、該
端部(pl)を対応する糸保持部(41)に対し挿入す
る(第4図)。こうして挿入されたパイル糸(p)は1
方向にのみ引き出し可能に保持されることになる。また
前記の挿入保持作用と同時に、切断手段(3)が切断動
作を行なって、前記パイル糸(p)を選択用位置(B)
近傍において切断する。
このように選択手段(1)によるパイル糸(p>の選択
作用と、これに対応する引き出し手段(2)によるパイ
ル糸(p)の引き出し作用とを順次繰返し、またこれに
対応して糸保持部材(4)を糸保持部(41)の寸法づ
つ前記引き出し方向と直交する方向に移動させて、引き
出されたパイル糸(p)の端部(pl)を各糸保持部(
41)に順次挿入して保持することにより、柄パイル織
物の一織分毎の緯方向のパイル糸配列に対応した配列に
して、かつ各パイル糸(p)の端部(pi)が糸保持部
材(4)に保持されてすだれ状をなした特殊形態に配列
整経できることになる。
したがって、こうして配列整経されたパイル糸の配列体
(P)を、第7図のようにアキスミンスター織機等の柄
パイル織物の製織機におけるスプール方式と同様に、無
端回動するチェーン等の供給移送手段(C)に糸保持部
材(4)により順次掛架しておき、製織作用に合せて、
順次各間列体(P)の各パイル糸(p)の端部を織目前
に移送して、パイル長さに相当する所定長さ分を引き出
して織込むことにより、柄パイル織物を製織できる。特
に前記パイル糸の配列体(P)はすだれ状をなすととも
に、糸保持部材(4)も従来のスプールに比べて比較的
狭小幅で各配列体(P) (P)間の間隔を従来よりも
小さくでき、それだけ移送手段(C)が短くて済み、ま
た多数の配列体(C)を掛架してリピート長の大きい多
色パイル柄の製織が可能になる。また糸保持部材(4)
に保持されるパイル糸(p)の長さも短くすることが可
能で、見本用等の比較的生地等の短パイル織物の製織に
好適に使用できる。
また前記のようにパイル糸の配列体(P)がその各パイ
ル糸(p)の一端部を糸保持部材(7)に保持させたす
だれ状をなすものであれば、1リピ一ト分の配列体(P
)を、順次積み重ねてカセット状となし、これを製織機
の織口前において上下一方から順次1段づつ上下動させ
て、各パイル糸を供給するようにして製織することが可
能になり、−層嵩低くできる。
[発明の効果] 上記したように本発明の配列整経方法および装置によれ
ば、製織すべき柄パイル織物における一織分毎の緯方向
のパイル糸配列に対応したパイル糸の選択、引き出しお
よび糸保持部材による保持等の配列整経作業を、機械的
に容易にかつ連続的に行なうことができ、その作業に人
手を要さず、またその自動化が容易に可能になる。また
パイルの色数が多くなっても、前記同様に機械的配列整
経できることになる。
しかもこうして配列された各パイル糸は、その端部を糸
保持部材により引き出し可能に保持したすだれ状をなし
て、所定の配列整経状態に良好かつ確実に保持され、従
来のスプールのようにビームに巻付ける必要もなく、嵩
低く取り扱いも容易になる。特に前記糸保持部材を利用
して、そのままアキスミンスクー織機等の製織機に装備
して柄パイル織物の製織に使用する場合、このパイル糸
の配列体同士の間隔を従来のスプール方式の場合よりも
小さくすることが可能となり、それだけ該パイル糸の供
給移送手段を短くでき、また従来よりも柄の1リピート
を長くして大柄のパイル織物の製織も可能になる。
したがって、本発明は、パイル織物の製織におけるパイ
ル糸の整経準備作業の能率化および自動化に寄与できる
とともに、柄パイル織物の多品種少量生産に好適に利用
でき、そのコスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用される配列整経装置の概略を示す
一部断面正面図、第2図は同平面図、第3図は糸保持部
)イに対するパイル糸挿入状態の断面図、第4図は同挿
入部分の一部の斜視図、第5図は糸保持部材の一部欠截
斜視図、第6図は本発明によりIc>られたパイル糸配
列体の斜視図、第7図は前回の配列体のアキスミンスタ
ー織機における使用例を示す略示側面図、第8図は従来
のスプール方式のアキスミンスクー織機による柄パイル
織物の製織状態を示す略示側面図である。 (p)・・・パイル糸、(P)・・・パイル糸の配列体
、(1)・・・選択手段、(la)・・・導糸部、(2
)・・・引き出し手段、(2■)・・・グリッパ部、(
3)・・・切断手段、(4)・・・・・・糸保持部材、
(41)・・・糸保持部、(5)・・・挿入手段。 ■ 第4図 ユ 第8図 (ノ マ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、柄パイル織物に使用される複数種のパイル糸を、そ
    れぞれ、機械的あるいは電気的に作動して所定の選択動
    作を行なう選択手段に引き出し可能に保持させておき、
    この選択手段により、柄パイル織物における一織分毎の
    緯方向のパイル糸の配列順に合せて、これに対応するパ
    イル糸を順次選択し、この選択作用に対応して、前記選
    択されたパイル糸を引き出し、これを一定長さに切断す
    るとともに、パイル糸を引き出し可能に保持し得る糸保
    持部を多数1列に並設してなる糸保持部材の前記糸保持
    部に対し、前記パイル糸の端部を順次挿入して保持させ
    ることを特徴とする柄パイル織物用パイル糸の配列整経
    方法。 2、複数種のパイル糸をそれぞれ1方向に引き出し可能
    に保持する複数の導糸部を有し、機械的あるいは電気的
    手段により所定の選択動作を行なって、柄パイル織物に
    おける一織分毎の緯方向のパイル糸の配列順に対応する
    パイル糸の導糸部を選択用位置に移動させるパイル糸選
    択手段と、 前記選択手段のパイル糸引き出し側において、前記選択
    用位置に対し遠近方向に往復移動可能に設けられ、前記
    選択作用に対応して、選択された導糸部より突出したパ
    イル糸の端部を掴持して一定長さ引き出し得る引き出し
    手段と、この引き出し作用に対応して前記選択用定位置
    近傍において切断動作を行ない、引き出されたパイル糸
    を切断する手段と、 パイル糸を1方向にのみ引き出し可能に保持できる糸保
    持部が多数1列に並設され、前記パイル糸引き出し位置
    のやや下方において引き出し方向と直交する方向に前記
    パイル糸の引き出し作用毎に糸保持部間隔づつ給送され
    る糸保持部材と、 前記糸保持部材と対応するように前記パイル糸引き出し
    位置の上方に配され、パイル糸の引き出し側端部を前記
    糸保持部材の糸保持部に挿入する糸挿入手段と、 を装備してなることを特徴とする柄パイル織物用パイル
    糸の配列整経装置。
JP3464889A 1989-02-13 1989-02-13 柄パイル織物用パイル糸の配列整経方法とその装置 Granted JPH02216242A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06189845A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Nisshin Kk タイル型カーペットとその製造方法
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