JP3472044B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3472044B2
JP3472044B2 JP20480096A JP20480096A JP3472044B2 JP 3472044 B2 JP3472044 B2 JP 3472044B2 JP 20480096 A JP20480096 A JP 20480096A JP 20480096 A JP20480096 A JP 20480096A JP 3472044 B2 JP3472044 B2 JP 3472044B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーリニアセン
サにより画像を読み取る画像読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置として、複数のフォ
トダイオードからなるリニアセンサを同一チップ上に色
ごとに離れて複数本配置したカラーリニアセンサにより
画像を読み取るものがあった。このような構成の場合、
リニアセンサが色毎に離れて配置されているため、同じ
画像を読み取った場合でも、色ごとに読取位置にずれが
生じてしまう。そこで、この読取位置のずれを電気的に
補正することで相対的に同じ位置の画像データが得られ
るようになっている。位置ずれが補正された画像信号
は、シェーディング補正やマスキング処理を行ったのち
に出力されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなカラーリニアセンサを用いた画像読取装置では、
リニアセンサの出力ピン間の容量結合によりある色の出
力成分が他色の出力にもれ込むCCDのクロストークが
発生する。このクロストークの影響を図5及び図6を用
いて説明する。
【0004】図5は、レッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)の3本のリニアセンサからなるカラーセン
サを示したものである。図5において、Bセンサ501
において蓄積された電荷はシフトレジスタ502により
転送され、アンプ503により増幅されたのち出力ピン
504から出力される。Rセンサ505、Gセンサ50
9において蓄積された電荷も同様にしてシフトレジスタ
506,510により転送されアンプ507、511に
より増幅されたのち出力ピン508,512から出力さ
れる。
【0005】このような構成では上記したようにリニア
センサ間の距離の分だけずれた位置の読取信号が出力さ
れ、例えばGを基準とするとG−Rのライン間距離L1
だけ進んでR信号が、さらにR−Bのライン間距離L2
だけ進んだB信号が出力される。ここでGの出力ピン5
12からRの出力ピン508、Bの出力ピン510に対
してクロストークが発生したとすると、図6に示すよう
に原稿601を読み取った場合に、本来得られるべき画
像に対してR画像603,B画像604のようにG画像
602の何%かが混入した画像になってしまう。このよ
うなCCDのクロストークが起きた画像に対してリニア
センサ間距離の補正を行ってしまうと、3色の画像が副
走査方向に一部重なることで色ずれが生じ、画像605
のようになり、読取画像の画質が低下するという問題が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、複数ラインのカラー
リニアセンサを同一基板上に配置した読取手段と、前記
複数ラインのカラーリニアセンサのなかで同色の複数ラ
インのカラーリニアセンサから出力される画像信号を第
1の方向又は前記第1の方向と逆方向である第2の方向
に前記同色の複数ラインのカラーラインセンサ間で転送
しながら加算する加算手段と、前記加算手段により前記
第1の方向に転送されながら加算された前記同色の複数
ラインの画像信号を1ラインの画像信号として出力する
第1の出力手段と、前記加算手段により前記第2の方向
に転送されながら加算された前記同色の複数ラインの画
像信号を1ラインの画像信号として出力する第2の出力
手段と、前記第1又は第2の出力手段から出力される前
記画像信号間の干渉を前記加算手段による転送方向に基
いて補正する干渉補正手段と、前記第1又は第2の出力
手段から出力される前記画像信号において前記読取手段
による各色の読取位置のずれを補正する読取位置補正手
段とを有し、前記干渉補正手段を前記読取位置補正手段
よりも前段に配置したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0008】図1は、カラーリニアセンサを搭載した画
像読取装置であるスキャナの構成図である。スキャナ1
000は、大きく分けてスキャナ本体1000aとドキ
ュメントフィーダ1000bから構成される。
【0009】スキャナ本体1000aは、原稿を搭載す
るプラテンガラス1010、原稿露光用のハロゲンラン
プ1005及び第1の反射ミラー1002からなる第1
のミラーユニット1012、第2の反射ミラー1003
及び第3の反射ミラー1004からなるる第2のミラー
ユニット1020、原稿反射光を読取手段であるカラー
リニアイメージセンサ1100上に縮小結像させるレン
ズユニット1001、ドキュメントフィーダ1000b
を用いて原稿の流し読みを行う場合の流し読みプラテン
ガラス1009から構成される。
【0010】またドキュメントフィーダ1000bは、
原稿をフィーダに差し込むインプットトレイ1006、
インプットトレイ1006に差し込まれた原稿をピック
アップするピックアップローラ1007、原稿を給紙す
るフィードローラ1008、読取の終わった原稿を排紙
する排紙ローラ1011により構成される。
【0011】このような構成において、以下のような動
作により原稿読取走査を行う。まずプラテンガラス10
10上に載せた原稿を読み取る場合には、ミラーユニッ
ト1012,1020を破線1012a,1020aの
位置に移動し、ステッピングモータ1014により2:
1の走査スピードで駆動して矢印Aの方向(副走査方
向)に移動走査することでカラーリニアセンサ1100
上に縮小結像された原稿画像が読み取られる。
【0012】フィーダ1000bを用いて原稿の片面読
取を行う場合には、インプットトレイ1006上に上向
きにして原稿が搭載される。搭載された原稿はピックア
ップローラ1007によりフィードローラ1008まで
送られる。そして原稿の読取タイミングに従ってフィー
ドローラ1008により、破線矢印の方向に搬送され、
流し読みプラテンガラス1009上を通過する。同時に
ミラーユニット1012、1020、レンズユニット1
001を通して反射光像がカラーリニアセンサ1700
上に縮小結像される。
【0013】両面読取の場合、フィードローラ1008
によって給紙された原稿は、実線矢印の方向に搬送さ
れ、まず表面が流し読みプラテンガラス1709の読取
位置を通過し読み取りが行われる。その後搬送経路に従
って反転し、表面読取時とは逆の方向から裏面が読み取
られ、片面読取時と同様に排紙トレー1011に排紙さ
れる。このとき、カラーリニアイメージセンサ1700
上における結像画像の走査方向は、表面読取時は矢印
B、裏面読取時は矢印Cとなる。
【0014】次に図2は読取手段であるカラーリニアセ
ンサ1100の構成図である。本実施の形態ではカラー
リニアイメージセンサとして、Time Delay a
ndintegration 方式のセンサを例にとっ
て説明する。カラーリニアイメージセンサ1100は青
(B)リニアセンサ2001、赤(R)リニアセンサ2
002、緑(G)リニアセンサ2003から構成され
る。Bリニアセンサ2001は、青のオンチップカラー
フィルタを有するBリニアフォトダイオードアレイ20
01a〜2001dにより構成される。同様にしてRリ
ニアセンサ2002は、赤のオンチップカラーフィルタ
を有するリニアフォトダイオードアレイ2002a〜2
002d、Gリニアセンサ2003は、緑のオンチップ
カラーフィルタを有するリニアフォトダイオードアレイ
2003a〜2003dにより構成される。
【0015】リニアフォトダイオード2001a〜20
01dで発生した電荷は、CCDシフトレジスタ200
4a〜2004d,2005a〜2005dにより各々
の出力手段としての出力部2101a〜2101d,2
102a〜2102dに水平転送される。
【0016】ここでCCDシフトレジスタ2005a〜
2005dは実線矢印により示される正方向(原稿表
面)読取を行う場合に用いられるものであり、2005
a,2005bはリニアフォトダイオードアレイの左半
分の電荷を出力部2102a,2102bに、2005
c,2005dは、リニアフォトダイオードアレイの右
半分の電荷を出力部2100c,2100dに電荷を転
送する。すなわちシフトレジスタ2005a,bと20
05c,dの電荷転送方向はお互いに逆向きである。
【0017】また、CCDシフトレジスタ2004a〜
2004dは点線矢印により示される逆方向(原稿裏
面)読取を行う場合に用いられるものであり、同様にリ
ニアフォトダイオードアレイを左右に分割してそれぞれ
の出力部に電荷を転送する。さらに上記したCCDシフ
トレジスタ2005a〜2005dはリニアフォトダイ
オードアレイ2002a〜2002cで発生した電荷を
出力部2102a〜2102dに水平転送する場合(R
の逆方向読取用)にも用いられる。CCDシフトレジス
タ2006a〜2006dは、Rリニアフォトダイオー
ドアレイ2002a〜2002cで発生した電荷を出力
部2103a〜2103dに転送するRの正方向読取用
のCCDシフトレジスタである。また、同時にGリニア
フォトダイオードアレイ2003a〜2003cで逆方
向読取を行い発生した電荷を出力する場合にも用いられ
る。
【0018】CCDシフトレジスタ2007a〜200
7dはGのリニアフォトダイオードアレイ2003a〜
2003cで正方向読取を行った場合に発生する電荷を
出力部2104a〜2104dに水平転送するためのも
のである。
【0019】シフトゲート2206(SH9),220
7(SH10),2208(SH11)は、リニアフォ
トダイオードアレイ2001aで発生した電荷を次段の
リニアフォトダイオードアレイ2001bに転送するも
のであり、次のような動作を行う。まず、正方向読取時
には、SH9(2206)→SH10(2207)→S
H11(2208)の順に動作させて、リニアフォトダ
イオードアレイ2001aで発生した電荷をリニアフォ
トダイオードアレイ2001bに実線矢印方向に転送
し、電荷の合成を行う。逆方向読取時には、正方向読取
時とは逆にSH11(2208)→SH10(220
7)→SH9(2206)の順に動作させることで逆方
向へ電荷転送し、合成を行う。
【0020】同様にシフトゲート2209(SH1),
2210(SH2),2211(SH3)は、リニアフ
ォトダイオードアレイ2001bと2001c間の電荷
転送を制御するものであり、またシフトゲート2212
(SH4),2213(SH5),2214(SH6)
は、リニアフォトダイオードアレイ2001cと200
1d間の電荷転送を制御するためのものである。それぞ
れ正方向読取時及び逆方向読取時の動作順序は、200
1bと2001c間では、SH1→SH2→SH3、S
H3→SH2→SH1であり、2001cと2001d
間では、SH4→SH5→SH6、SH6→SH5→S
H4である。
【0021】シフトゲート2215(SH7)は、リニ
アフォトダイオードアレイ2001dで発生した電荷を
水平CCDシフトレジスタ2005a,2005bへそ
れぞれスキャナの読取速度に同期して転送するためのも
のである。スイッチゲート2216(SG1),221
7(SG2)は、シフトゲート2215(SH7)によ
って転送されたリニアフォトダイオードアレイ2001
dの電荷を水平CCDシフトレジスタ2005a〜20
05dへ1画素毎に順次転送するためのものである。ス
イッチゲートSG1によって奇数画素の電荷が水平CC
Dシフトレジスタ2005a,cに転送され、スイッチ
ゲートSG2によって偶数画素の電荷が水平CCDシフ
トレジスタ2005b,dに転送される。
【0022】また、トランスファーゲート2218(T
G1),2219(TG2),2220(TG3)は、
水平CCDシフトレジスタ2005a,b間、2005
c,d間で電荷のレジスタ間転送を行うためのものであ
る。前述したリニアフォトダイオードアレイ間のシフト
ゲートによる電荷の転送と同様に、正方向(実線矢印方
向)読取時には,TG1→TG2→TG3、逆方向(点
線矢印方向)読取時には、TG3→TG2→TG1と動
作順序を切換えることにより転送方向の制御を行う。
【0023】ここで水平CCDシフトレジスタ2005
a〜2005dは2相駆動であり、通常知られているよ
うにφ1,φ2の2つのレジスタが交互に連なってお
り、この2つのレジスタに交互にパルスを入力すること
によって、CCDレジスタのポテンシャルを変化させ、
出力部に電荷が順次転送される。
【0024】また、上述したトランスファーゲートTG
1〜TG3のレジスタ間の転送は、2つのレジスタ(φ
1,φ2)のφ1のレジスタを用いて行うものとする。
スイッチゲート2221(SW1),2222(SW
2)は、電荷転送方向を制御するスイッチゲートであ
る。図示していないが、上述したシフトゲートSH1〜
SH11、トランスファーゲートTG1〜TG3は、こ
のスイッチゲート2221,2222によって電荷転送
方向の切換が行われる。
【0025】また、スイッチゲートSW1(222
1),SW2(2222)は、アナログスイッチ210
6a〜2106dを制御する。アナログスイッチ210
6a〜2106dは、正方向(実線矢印方向)読取時に
は、転送レジスタ2007a〜2007dの出力を逆方
向(破線矢印方向)読取時には、転送レジスタ2004
a〜2004dの出力を選択する。このようにして各色
について4本に分かれた画像信号が出力される。
【0026】次に図3は、本スキャナにおける信号処理
回路の構成ブロック図である。CCDカラーリニアセン
サ1100から出力される各色4本の信号が、アナログ
信号処理部3001内のサンプルホールド回路、ゲイン
コントロールアンプによって所定レベルに調整された
後、A/Dコンバータによりデジタルデータに変換され
る。ここでCCD1100から出力された信号は、上述
したように原稿の読取方向によって同じ出力端子から異
なる色信号が出力されるが、これにあわせてアナログ信
号処理部3001では、読取方向に応じてアンプゲイ
ン、A/Dコンバータの基準レベル(オフセット)が切
換えられる。本実施の形態では、A/Dコンバータの分
解能を8ビットとして説明を行うが、これに限定される
ものではない。
【0027】アナログ信号処理部3001から出力され
る計96ビットのデジタルデータは、マトリクス補正部
3002に供給される。干渉補正手段であるマトリクス
補正部3002は、CCDクロストーク等の補正を行う
もので、読取方向に応じて異なったマトリクスをかけ
る。このマトリクス補正部の詳細については後述する。
【0028】マトリクス補正部3002において補正さ
れた画像データは、信号順序変更手段であるCCD画素
配列補正部3003に入力される。本実施の形態におけ
るCCD1100は、図2に示したようにリニアフォト
ダイオードアレイを左右に分割し、それぞれ逆方向に読
み出すため、片側が鏡像出力となってしまう。CCD画
素配列部3003は、このCCD画素配列を補正するも
ので、FIFO、LIFOメモリを含む論理回路よりな
る。
【0029】画素配列を補正された画像信号は読取位置
補正手段であるライン間距離補正部3004に入力され
る。ライン間距離補正部3004では、図2に示したよ
うに本実施の形態に用いているCCDリニアセンサ11
00が色毎にライン物理的に離れて同一チップ上に構成
されているため、その読取位置の補正を行う。読み取ら
れたR,G,B信号は、正方向(図2実線矢印方向)読
取のときには、G信号に比べて図2のフォトダイオード
間のライン距離分だけR信号が24ライン、B信号は4
8ライン先行して読まれる。また、逆方向(図2破線矢
印方向)読取のときには、B信号に比べてR信号が26
ライン、G信号が50ライン先行して読まれる。このラ
イン間距離の補正は、FIFOの読み出しリセット信号
を読み出し方向に応じて上述のライン距離分を基準信号
からずらすことにより制御している。
【0030】ライン間の距離が補正されたデータは、シ
ェーディング補正部3005に入力される。シェーディ
ング補正部3005は、CCD1100の持つ画素毎の
感度ばらつきの補正を行うもので、正逆の読取方向に応
じて2種類の補正データを有している。これは、CCD
1100が読取方向に対して電荷の転送経路が異なるこ
とに起因する。
【0031】シェーディング補正された画像データはマ
スキング補正部3006に入力される。マスキング補正
部3006は、RGB色空間の補正を行うもので、正逆
読取方向に対し2種類の補正係数を持ち、出力は読取方
向に関わらず、色について一定になる。
【0032】以上説明したアナログ処理回路部3001
からマスキング補正部3006までの処理で正規化され
た各デジタルデータは、画像処理部3007において変
倍処理やγ補正等の所定の処理がページメモリ3008
を用いて行われる。
【0033】上述した回路構成において、例えばアナロ
グ信号処理部3001のゲイン、オフセットやCCD画
素配列補正部3003、ライン間距離補正部3004の
メモリコントロールやマスキング補正部3006の補正
係数などの設定、制御は、コントローラ3011が管理
する。また、各ブロックで必要なパルスは、タイミング
発生部3010で発生され、CCD1100の駆動パタ
ーンは、ドライバ3009を介してCCD1100に供
給される。
【0034】次に図4を用いてCCDクロストークの補
正を行うマトリクス補正部3002について詳細に説明
する。各色4本の32ビットデジタルデータは、マトリ
クス補正部3002において、図2で示した左右各6本
の48ビットのデジタルデータOSLi,OSRiとし
て各マトリクス演算器404a,404bに入力され
る。マトリクス演算後、左右各6本の48ビットデジタ
ルデータOSLo,OSRoは、各色4本の32ビット
のデジタルデータとして次のCCD画素配列補正部30
03に渡される。
【0035】マトリクス演算器404a,bは、図示し
ていないが、36個の乗算器と6個の加算器によって構
成されている。CCDの左右の出力に対してそれぞれマ
トリクス演算するように2つ構成している。これは、色
毎にクロストークが発生するだけでなく、各左右の出力
部ごとにもクロストークの影響があるからである。アナ
ログ信号処理部3001でデジタル信号に変換された画
像データに対してマトリクス演算器404a,bにおい
て、以下のマトリクス演算が実行される。
【0036】
【外1】
【0037】ここで、os1/7i,os2/8i,o
s3i,os4i,os5i,os6iは、入力のR,
G,B信号、os1/7o,os2/8o,os3o,
os4o,os5o,os6oは、マトリクス補正後の
R,G,B信号、a16〜a66はマトリクス係数であ
る。もしこのマトリクス係数が単一行列ならばクロスト
ークによる干渉がないので補正を行う必要がないことを
示す。このマトリクス係数を持ったマトリクス配列40
1,402,405,406は、CCDの正方向読み込
み、逆方向読み込みであらかじめ各出力部の画像信号が
その他の出力部に干渉している量を測定しておくことに
より得ることができる。
【0038】4つのマトリクス配列401,402,4
05,406は、左右の読み出しと読取方向によって決
まるものである。これらマトリクスの切換は、コントロ
ーラ3011からの読み込み方向信号507によって行
われる。
【0039】以上説明したように本実施の形態のように
ライン間距離補正の前にライン間の干渉を補正するマト
リクス補正を行うことで、CCDクロストークによる副
走査方向の色ずれを防ぐことができる。本実施の形態で
は、左右に読み出すリニアイメージセンサを例にとって
説明したが、単一方向に読み出すリニアセンサに適応す
ることももちろん可能であり、その場合は、マトリクス
演算器の回路がより簡単な構成になる。
【0040】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像信号を複数ラインのリニアセンサ間で加算しながら
転送する場合に、その転送方向にかかわらず画像信号間
の干渉による読取画像の色ずれの発生を確実に防止でき
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるカラーリニアセンサを搭載
したスキャナの構成図である。
【図2】実施の形態におけるカラーリニアセンサの詳細
図である。
【図3】実施の形態における信号処理回路の構成ブロッ
ク図である。
【図4】実施の形態におけるマトリクス補正部の構成ブ
ロック図である。
【図5】従来のカラーセンサの構成図である。
【図6】CCDクロストークの影響を示す図である。
【符号の説明】
1100 カラーリニアイメージセンサ 3002 マトリクス補正部 3003 CCD画素配列補正部 3004 ライン間距離補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−167776(JP,A) 特開 平2−213276(JP,A) 特開 平6−189072(JP,A) 特開 平7−66948(JP,A) 特開 平8−107472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/19 G06T 1/00 430 H04N 1/40

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ラインのカラーリニアセンサを同一
    基板上に配置した読取手段と、 前記複数ラインのカラーリニアセンサのなかで同色の複
    数ラインのカラーリニアセンサから出力される画像信号
    を第1の方向又は前記第1の方向と逆方向である第2の
    方向に前記同色の複数ラインのカラーラインセンサ間で
    転送しながら加算する加算手段と、 前記加算手段により前記第1の方向に転送されながら加
    算された前記同色の複数ラインの画像信号を1ラインの
    画像信号として出力する第1の出力手段と、 前記加算手段により前記第2の方向に転送されながら加
    算された前記同色の複数ラインの画像信号を1ラインの
    画像信号として出力する第2の出力手段と、 前記第1又は第2の出力手段から出力される前記画像信
    号間の干渉を前記加算手段による転送方向に基いて補正
    する干渉補正手段と、 前記第1又は第2の出力手段から出力される前記画像信
    号において前記読取手段による各色の読取位置のずれを
    補正する読取位置補正手段とを有し、 前記干渉補正手段を前記読取位置補正手段よりも前段に
    配置したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1又は第2の
    出力手段は、前記加算手段により加算された画像信号を
    複数に分割して出力することを特徴とする画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1又は第2の
    出力手段は、前記加算手段により加算された画像信号を
    左右に分割して出力することを特徴とする画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、さらに前記第1又は
    第2の出力手段から出力される同じラインのリニアセン
    サで発生した信号の順序を出力された順序と異ならせる
    信号順序変更手段を有し、前記干渉補正手段を前記信号
    順序変更手段よりも前段に配置したことを特徴とする画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記干渉補正手段に
    より補正された画像信号を前記信号順序変更手段に入力
    し、さらに前記読取位置補正手段に入力するように各手
    段を配置したことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、前記第1又
    は第2の出力手段は、前記加算手段により加算された画
    像信号を複数に分割して出力することを特徴とする画像
    読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1又は第2の
    出力手段は、前記加算手段により加算された画像信号を
    左右に分割して出力することを特徴とする画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記信号順
    序変更手段は、前記第1又は第2の出力手段から出力さ
    れる複数に分割された画像信号を所定の順序に並べ合成
    することを特徴とすることを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項におい
    て、前記読取手段は、Time Delay Inte
    gration方式のリニアイメージセンサであること
    を特徴とする画像読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項におい
    て、前記干渉補正手段は、前記画像信号に対してマトリ
    クス演算を行うことにより画像信号どうしの干渉を補正
    することを特徴とする画像読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記カラーリニア
    センサは、赤、緑、青のリニアセンサを有することを特
    徴とする画像読取装置。
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