JP3471671B2 - 歌唱時の消費エネルギーにまつわる付加サービスに特徴を有するカラオケ装置 - Google Patents
歌唱時の消費エネルギーにまつわる付加サービスに特徴を有するカラオケ装置Info
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Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、歌唱によるエネ
ルギー消費量を知らせる機能を備えたカラオケ装置に関
し、特にエネルギー消費量を利用者に分かりやすくかつ
面白おかしく知らせるための技術に関する。
ルギー消費量を知らせる機能を備えたカラオケ装置に関
し、特にエネルギー消費量を利用者に分かりやすくかつ
面白おかしく知らせるための技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、ダイエットや健康管理を行うため
に、食物から摂取するエネルギーや運動などにより消費
するエネルギーに関心を持つ人が増えている。レストラ
ンのメニューや料理紹介本のレシピなどでは、紹介され
たアイテムを飲食したときのおおよそカロリー摂取量が
併せて掲載されている。また、スポーツジムに設置され
るカーディオバイクをはじめとする運動器具には消費し
たエネルギーを知らせる機能が付加されている。
に、食物から摂取するエネルギーや運動などにより消費
するエネルギーに関心を持つ人が増えている。レストラ
ンのメニューや料理紹介本のレシピなどでは、紹介され
たアイテムを飲食したときのおおよそカロリー摂取量が
併せて掲載されている。また、スポーツジムに設置され
るカーディオバイクをはじめとする運動器具には消費し
たエネルギーを知らせる機能が付加されている。
【０００３】しかし、カラオケで歌を歌うことによりか
なりのエネルギー消費効果があることはあまり知られて
いなかった。お腹の底から大きな声を出して歌うこと
は、横隔膜を上下に大きく動かしかなりの激しい運動と
なる。これらが一般的に広まれば、健康管理やダイエッ
トにカラオケを役立たせることができる。本出願人はこ
のような点に着目し、歌唱によりどれくらいのエネルギ
ーを消費したのか教えてくれるカラオケ装置を先に発明
し出願している（特願平１０−１９９１７４号）。この
装置は、カラオケ伴奏音楽を演奏しているときにマイク
ロホンから入力される音声信号の強弱レベルを検出して
利用者の発声音量を測定する。これを時間積分して１曲
歌ったときの消費エネルギー推定量を算出し、伴奏音楽
の終了間際にカロリーに換算して利用者に知らせるしく
みになっている。
なりのエネルギー消費効果があることはあまり知られて
いなかった。お腹の底から大きな声を出して歌うこと
は、横隔膜を上下に大きく動かしかなりの激しい運動と
なる。これらが一般的に広まれば、健康管理やダイエッ
トにカラオケを役立たせることができる。本出願人はこ
のような点に着目し、歌唱によりどれくらいのエネルギ
ーを消費したのか教えてくれるカラオケ装置を先に発明
し出願している（特願平１０−１９９１７４号）。この
装置は、カラオケ伴奏音楽を演奏しているときにマイク
ロホンから入力される音声信号の強弱レベルを検出して
利用者の発声音量を測定する。これを時間積分して１曲
歌ったときの消費エネルギー推定量を算出し、伴奏音楽
の終了間際にカロリーに換算して利用者に知らせるしく
みになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】１楽曲分の歌詞色変え
表示が終了し、ディスプレイの表示画面から歌詞画像が
消えて、ここに１曲歌ったときのエネルギー消費量を知
らせる『あなたが消費したカロリーは○○ｋｃａｌです
！！』というメッセージが表示されたとする。利用者は
このメッセージを見て自分が消費したエネルギー量をカ
ロリーで知ることになる。しかし、自分がいったいどれ
くらいの運動をしたのか、レストランのメニューやスポ
ーツジムの表示値を思い出さなければ把握することはで
きない。つまり、カロリーという単位によほど敏感か馴
染みのある者でない限り、単なる数値からはなかなか直
感的に把握することができない。
表示が終了し、ディスプレイの表示画面から歌詞画像が
消えて、ここに１曲歌ったときのエネルギー消費量を知
らせる『あなたが消費したカロリーは○○ｋｃａｌです
！！』というメッセージが表示されたとする。利用者は
このメッセージを見て自分が消費したエネルギー量をカ
ロリーで知ることになる。しかし、自分がいったいどれ
くらいの運動をしたのか、レストランのメニューやスポ
ーツジムの表示値を思い出さなければ把握することはで
きない。つまり、カロリーという単位によほど敏感か馴
染みのある者でない限り、単なる数値からはなかなか直
感的に把握することができない。
【０００５】また、カラオケ装置が設置されるほとんど
の店舗では、飲食物提供サービスを行っており、提供サ
ービスメニューには、ビールやジュース、スパゲッテ
ィ、焼きそばなどたくさんの種類のアイテムが書き並べ
られている。利用者はカラオケを楽しみながらアイテム
を注文し食べる。必然的に、飲食物を食べたときのエネ
ルギー摂取と、カラオケで歌ったときの消費エネルギー
との関係がどうなるのか疑問が出る。
の店舗では、飲食物提供サービスを行っており、提供サ
ービスメニューには、ビールやジュース、スパゲッテ
ィ、焼きそばなどたくさんの種類のアイテムが書き並べ
られている。利用者はカラオケを楽しみながらアイテム
を注文し食べる。必然的に、飲食物を食べたときのエネ
ルギー摂取と、カラオケで歌ったときの消費エネルギー
との関係がどうなるのか疑問が出る。
【０００６】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、１曲歌ったときにどれだけの運動
効果があるのか利用者が直感的に把握できるようなカラ
オケ装置を提供することにある。
もので、その目的は、１曲歌ったときにどれだけの運動
効果があるのか利用者が直感的に把握できるようなカラ
オケ装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカラオケ
装置は、つぎの事項（１）〜（９）により特定されるも
のである。 （１）ユーザーインタフェースと、記憶手段と、制御手
段を含むカラオケ装置であること、 （２）ユーザーインタフェースは、利用者の操作により
各種受付を可能であること、 （３）記憶手段は、各種の飲食物とエネルギー摂取量を
対応付けて記憶すること、 （４）制御手段は、飲食物申告モードと、第１処理〜第
４処理を可能とすること、 （５）飲食物申告モードでは、利用者が適宜申告する飲
食物アイテムと、利用者ＩＤをユーザーインタフェース
より受け付けること、 （６）第１処理は、ユーザーインタフェースにより、リ
クエストされるカラオケ楽曲と利用者ＩＤを対応付けて
受け付けること、 （７）第２処理は、カラオケ楽曲の演奏中、逐次サンプ
リングされるマイクロホンの出力強度に基づいて消費エ
ネルギー量を計算し、当該楽曲をリクエストした利用者
ＩＤに対応付けされた飲食物アイテムのエネルギー摂取
量を記憶手段から読み出すこと、 （８）第３処理は、消費エネルギー量とエネルギー摂取
量の差分である未消費エネルギー量を計算すること、 （９）第４処理は、カラオケ楽曲の演奏終了時期に未消
費エネルギー量を表示出力すること、
装置は、つぎの事項（１）〜（９）により特定されるも
のである。 （１）ユーザーインタフェースと、記憶手段と、制御手
段を含むカラオケ装置であること、 （２）ユーザーインタフェースは、利用者の操作により
各種受付を可能であること、 （３）記憶手段は、各種の飲食物とエネルギー摂取量を
対応付けて記憶すること、 （４）制御手段は、飲食物申告モードと、第１処理〜第
４処理を可能とすること、 （５）飲食物申告モードでは、利用者が適宜申告する飲
食物アイテムと、利用者ＩＤをユーザーインタフェース
より受け付けること、 （６）第１処理は、ユーザーインタフェースにより、リ
クエストされるカラオケ楽曲と利用者ＩＤを対応付けて
受け付けること、 （７）第２処理は、カラオケ楽曲の演奏中、逐次サンプ
リングされるマイクロホンの出力強度に基づいて消費エ
ネルギー量を計算し、当該楽曲をリクエストした利用者
ＩＤに対応付けされた飲食物アイテムのエネルギー摂取
量を記憶手段から読み出すこと、 （８）第３処理は、消費エネルギー量とエネルギー摂取
量の差分である未消費エネルギー量を計算すること、 （９）第４処理は、カラオケ楽曲の演奏終了時期に未消
費エネルギー量を表示出力すること、
【０００８】この発明においては、つぎの各事項（ａ）
〜（ｄ）を選択的に組み合わせて実施することができ
る。 （ａ）第２処理の消費エネルギー量は、足場センサによ
り検出される歌唱者の足場部分に加わる荷重の変化また
は振動変位にも基づいて推定計算すること、 （ｂ）第４処理は、未消費エネルギー量の表示とともに
申告された飲食物アイテムを表示すること、 （ｃ）第４処理は、カラオケ楽曲の演奏中にも未消費エ
ネルギー量と飲食物アイテムを表示すること、 （ｄ）第４処理は、未消費エネルギー量とともに消費エ
ネルギー量を表示すること、
〜（ｄ）を選択的に組み合わせて実施することができ
る。 （ａ）第２処理の消費エネルギー量は、足場センサによ
り検出される歌唱者の足場部分に加わる荷重の変化また
は振動変位にも基づいて推定計算すること、 （ｂ）第４処理は、未消費エネルギー量の表示とともに
申告された飲食物アイテムを表示すること、 （ｃ）第４処理は、カラオケ楽曲の演奏中にも未消費エ
ネルギー量と飲食物アイテムを表示すること、 （ｄ）第４処理は、未消費エネルギー量とともに消費エ
ネルギー量を表示すること、
【０００９】
【００１０】
【００１１】
【発明の実施の形態】＝＝＝基本構成および基本動作＝
＝＝ 本発明のカラオケ装置の一実施例を図１に示す。カラオ
ケ装置２は、ＣＰＵやＲＯＭ、ＲＡＭなどのコンピュー
タからなる中央制御部６と、ハードディスク装置などか
らなるデータ記憶部３２とを備えている。データ記憶部
３２には、カラオケ伴奏音楽や歌詞画像の生成起源とな
るカラオケデータが楽曲別に多数格納されている。カラ
オケデータは、ＭＩＤＩデータなどの電子楽音データか
らなる音楽生成データと、歌詞画像を生成するための歌
詞描出データとを主体として構成され、中央制御部６に
よりデータ記憶部３２から楽曲単位に読み出されて演奏
処理される。中央制御部６は読み出したカラオケデータ
の音楽生成データに基づきシンセサイザ１６を駆動して
カラオケ伴奏音楽を生成する。生成されたカラオケ伴奏
音楽はミキシングアンプ１８でマイクロホン２０からの
歌唱音声入力と合成されてスピーカ２２から音響出力さ
れる。また、中央制御部６は歌詞描出データに基づきビ
デオ制御部２４で歌詞画像を生成する。生成された歌詞
画像はＤＶＤプレーヤ２５からの出力背景映像が合成さ
れてディスプレイ２８に映像出力される。
＝＝ 本発明のカラオケ装置の一実施例を図１に示す。カラオ
ケ装置２は、ＣＰＵやＲＯＭ、ＲＡＭなどのコンピュー
タからなる中央制御部６と、ハードディスク装置などか
らなるデータ記憶部３２とを備えている。データ記憶部
３２には、カラオケ伴奏音楽や歌詞画像の生成起源とな
るカラオケデータが楽曲別に多数格納されている。カラ
オケデータは、ＭＩＤＩデータなどの電子楽音データか
らなる音楽生成データと、歌詞画像を生成するための歌
詞描出データとを主体として構成され、中央制御部６に
よりデータ記憶部３２から楽曲単位に読み出されて演奏
処理される。中央制御部６は読み出したカラオケデータ
の音楽生成データに基づきシンセサイザ１６を駆動して
カラオケ伴奏音楽を生成する。生成されたカラオケ伴奏
音楽はミキシングアンプ１８でマイクロホン２０からの
歌唱音声入力と合成されてスピーカ２２から音響出力さ
れる。また、中央制御部６は歌詞描出データに基づきビ
デオ制御部２４で歌詞画像を生成する。生成された歌詞
画像はＤＶＤプレーヤ２５からの出力背景映像が合成さ
れてディスプレイ２８に映像出力される。
【００１２】中央制御部６が演奏処理するカラオケデー
タは、中央制御部６により利用者からリクエストされた
楽曲の中から適宜選出される。中央制御部６は、リモコ
ン送信器８や操作パネル１２からリモコン受信部１０や
操作入力インターフェース１４を通じて利用者からリク
エストされた楽曲のＩＤを取得し、ＲＡＭやデータ記憶
部３２などの適宜な記憶部に記憶する。そして、演奏機
会が訪れたときに、この記憶部に記憶された楽曲ＩＤの
中から優先順位の高いものを選び出してそれに対応する
カラオケ伴奏音楽を演奏出力する。
タは、中央制御部６により利用者からリクエストされた
楽曲の中から適宜選出される。中央制御部６は、リモコ
ン送信器８や操作パネル１２からリモコン受信部１０や
操作入力インターフェース１４を通じて利用者からリク
エストされた楽曲のＩＤを取得し、ＲＡＭやデータ記憶
部３２などの適宜な記憶部に記憶する。そして、演奏機
会が訪れたときに、この記憶部に記憶された楽曲ＩＤの
中から優先順位の高いものを選び出してそれに対応する
カラオケ伴奏音楽を演奏出力する。
【００１３】＝＝＝身体運動計測手段＝＝＝
このカラオケ装置は、歌唱に伴う利用者の身体運動によ
るエネルギー消費量を測定するために次の２つの手段を
備える。１つはマイクロホンからの歌唱音声入力に基づ
き利用者の発声音量を測定する手段であり、もう１つは
利用者の足場部分に加わる荷重変動または振動変位を検
出して利用者の躍動運動量を測定する手段である。音量
測定手段は、マイクロホン２０からの歌唱音声入力信号
の音量レベルを抽出するためのローパスフィルタ（ＬＰ
Ｆ）３０ａと、このフィルタ３０ａの出力をデジタル変
換して中央制御部６に伝達するＡ／Ｄ変換器３０ｂとを
備える。一方、躍動運動検出手段は、利用者が歌を歌う
ときに立つステージの床面などに設置された圧電センサ
や振動センサなどからなる足場センサ４から構成され、
利用者の躍動運動の激しさに相関した検出データを中央
制御部６に出力する。
るエネルギー消費量を測定するために次の２つの手段を
備える。１つはマイクロホンからの歌唱音声入力に基づ
き利用者の発声音量を測定する手段であり、もう１つは
利用者の足場部分に加わる荷重変動または振動変位を検
出して利用者の躍動運動量を測定する手段である。音量
測定手段は、マイクロホン２０からの歌唱音声入力信号
の音量レベルを抽出するためのローパスフィルタ（ＬＰ
Ｆ）３０ａと、このフィルタ３０ａの出力をデジタル変
換して中央制御部６に伝達するＡ／Ｄ変換器３０ｂとを
備える。一方、躍動運動検出手段は、利用者が歌を歌う
ときに立つステージの床面などに設置された圧電センサ
や振動センサなどからなる足場センサ４から構成され、
利用者の躍動運動の激しさに相関した検出データを中央
制御部６に出力する。
【００１４】中央制御部６は、これら２つの手段から得
られた検出結果をカラオケ伴奏音楽演奏処理中にサンプ
リングして各サンプル値を逐次積算処理する。これによ
り発声運動による消費エネルギー推定値と躍動運動によ
る消費エネルギー推定値とを算出する。
られた検出結果をカラオケ伴奏音楽演奏処理中にサンプ
リングして各サンプル値を逐次積算処理する。これによ
り発声運動による消費エネルギー推定値と躍動運動によ
る消費エネルギー推定値とを算出する。
【００１５】＝＝＝飲食物申告モード＝＝＝
このモードは利用者に自分が摂取した飲食物の種類や数
量を申告してもらうためのモードである。このモード
は、利用者が所有するパーソナルリモコンから特定の操
作入力があったときに中央制御部６により起動される。
パーソナルリモコンは、利用者個人個人に予め配布され
たもので、利用者ごとにそれぞれ個別に割り振られた利
用者ＩＤを記憶するメモリが内部に搭載され、前記リモ
コン送信器８として機能する。その外面には利用者が楽
曲をリクエストするためのカーソルキーやテンキーなど
の操作入力部が設けられている。利用者から楽曲リクエ
ストがあると、その楽曲のＩＤとともに利用者ＩＤをリ
モコン受信部１０に向けて送信する。
量を申告してもらうためのモードである。このモード
は、利用者が所有するパーソナルリモコンから特定の操
作入力があったときに中央制御部６により起動される。
パーソナルリモコンは、利用者個人個人に予め配布され
たもので、利用者ごとにそれぞれ個別に割り振られた利
用者ＩＤを記憶するメモリが内部に搭載され、前記リモ
コン送信器８として機能する。その外面には利用者が楽
曲をリクエストするためのカーソルキーやテンキーなど
の操作入力部が設けられている。利用者から楽曲リクエ
ストがあると、その楽曲のＩＤとともに利用者ＩＤをリ
モコン受信部１０に向けて送信する。
【００１６】この飲食物申告モードにおいて中央制御部
６は、飲食物のアイテムリストを提示しながら対話処理
形式で利用者から摂取した飲食物に関する情報を聞き出
す。利用者が１杯の小ジョッキのビールを飲み干し申告
する場合を例に図２を用いて説明する。中央制御部６
は、ディスプレイ２８の表示画面に図２（ａ）から
（ｅ）の順に次々に質問画面を表示してゆく。利用者は
自分のパーソナルリモコンを使ってディスプレイ２８に
表示されたメッセージに逐次答えてゆく形で自分が摂取
した飲食物を特定する情報を次々に入力してゆく。利用
者に提示される飲食物のアイテムリストには、カラオケ
店内で提供されている飲食物アイテムの他に、ポピュラ
ーな飲食物、例えばガムやあめなどが含まれていてもよ
い。
６は、飲食物のアイテムリストを提示しながら対話処理
形式で利用者から摂取した飲食物に関する情報を聞き出
す。利用者が１杯の小ジョッキのビールを飲み干し申告
する場合を例に図２を用いて説明する。中央制御部６
は、ディスプレイ２８の表示画面に図２（ａ）から
（ｅ）の順に次々に質問画面を表示してゆく。利用者は
自分のパーソナルリモコンを使ってディスプレイ２８に
表示されたメッセージに逐次答えてゆく形で自分が摂取
した飲食物を特定する情報を次々に入力してゆく。利用
者に提示される飲食物のアイテムリストには、カラオケ
店内で提供されている飲食物アイテムの他に、ポピュラ
ーな飲食物、例えばガムやあめなどが含まれていてもよ
い。
【００１７】全てのプロセスが終了すると、中央制御部
６は、申告された飲食物に関する情報を利用者のＩＤと
対応付けて適宜な記憶部に記憶するとともに、申告され
た飲食物に対応するイメージ画像をディスプレイ２８に
画面表示する。適宜な記憶部に記憶される情報は、予め
用意された飲食物別エネルギー摂取量換算表に基づき利
用者からの申告飲食物をエネルギー摂取量に換算した情
報が含まれていてもよい。ここで用いられるエネルギー
換算表の一例を図３に示す。
６は、申告された飲食物に関する情報を利用者のＩＤと
対応付けて適宜な記憶部に記憶するとともに、申告され
た飲食物に対応するイメージ画像をディスプレイ２８に
画面表示する。適宜な記憶部に記憶される情報は、予め
用意された飲食物別エネルギー摂取量換算表に基づき利
用者からの申告飲食物をエネルギー摂取量に換算した情
報が含まれていてもよい。ここで用いられるエネルギー
換算表の一例を図３に示す。
【００１８】また、ディスプレイ２８の表示画面には、
図４に示すようなビールで満たされた１杯分の小ジョッ
キをイメージした画像が表示される。この他、申告した
飲食物が大ジョッキであれば大ジョッキのイメージ画像
が表示され、日本酒であれば徳利やお猪口などのイメー
ジ画像が表示され、親子丼であれば親子丼のイメージ画
像が表示される。また、小ジョッキビールを２杯申告し
た場合には、小ジョッキのイメージ画像を２つ表示する
など、飲食物の数量に応じた画面表示を行ってもよい。
図４に示すようなビールで満たされた１杯分の小ジョッ
キをイメージした画像が表示される。この他、申告した
飲食物が大ジョッキであれば大ジョッキのイメージ画像
が表示され、日本酒であれば徳利やお猪口などのイメー
ジ画像が表示され、親子丼であれば親子丼のイメージ画
像が表示される。また、小ジョッキビールを２杯申告し
た場合には、小ジョッキのイメージ画像を２つ表示する
など、飲食物の数量に応じた画面表示を行ってもよい。
【００１９】さらに、この画像とともに、前記飲食物別
エネルギー摂取量換算表を参照して、この飲食物を飲食
したことにより摂取したエネルギー推定値を例えば『あ
なたが飲んだビールは１６０ｋｃａｌです！！』といっ
たメッセージとともに数値で知らせるようにしてもよ
い。
エネルギー摂取量換算表を参照して、この飲食物を飲食
したことにより摂取したエネルギー推定値を例えば『あ
なたが飲んだビールは１６０ｋｃａｌです！！』といっ
たメッセージとともに数値で知らせるようにしてもよ
い。
【００２０】＝＝＝未消費エネルギー量の表示出力＝＝
中央制御部６は、利用者ＩＤが関連付けられた楽曲の演
奏終了時期になると、算出した発声運動による消費エネ
ルギー推定値と躍動運動による消費エネルギー推定値と
の合計と、前記飲食物申告モードでその利用者ＩＤで申
告された飲食物アイテムに基づき摂取エネルギー推定値
の合計との差分を計算する。その差分値を未消費エネル
ギー量としてディスプレイ２８に表示出力して利用者に
知らせる。未消費エネルギー量はカロリーに換算してメ
ッセージとともに表示する他、図５に示すようなイメー
ジ画像を表示する。このイメージ画像は、演奏楽曲をリ
クエストした者が申告した飲食物アイテムに関する情報
に基づき作成したもので、飲食物により摂取したエネル
ギーが歌唱により消費されたことを表現している。摂取
エネルギー推定値に対する消費エネルギー推定値に応じ
て適宜画像が変更される。例えば、ビール小ジョッキ１
杯の摂取エネルギー推定値が１６０ｋｃａｌで歌唱によ
る消費エネルギー推定値が２０ｋｃａｌである場合、未
消費エネルギー量は１４０ｋｃａｌとなる。１４０／１
６０＝７／８ということになるので、小ジョッキに対す
るビールの残存量に換算すると７／８杯分となり、それ
をイメージした画像が表示される。
奏終了時期になると、算出した発声運動による消費エネ
ルギー推定値と躍動運動による消費エネルギー推定値と
の合計と、前記飲食物申告モードでその利用者ＩＤで申
告された飲食物アイテムに基づき摂取エネルギー推定値
の合計との差分を計算する。その差分値を未消費エネル
ギー量としてディスプレイ２８に表示出力して利用者に
知らせる。未消費エネルギー量はカロリーに換算してメ
ッセージとともに表示する他、図５に示すようなイメー
ジ画像を表示する。このイメージ画像は、演奏楽曲をリ
クエストした者が申告した飲食物アイテムに関する情報
に基づき作成したもので、飲食物により摂取したエネル
ギーが歌唱により消費されたことを表現している。摂取
エネルギー推定値に対する消費エネルギー推定値に応じ
て適宜画像が変更される。例えば、ビール小ジョッキ１
杯の摂取エネルギー推定値が１６０ｋｃａｌで歌唱によ
る消費エネルギー推定値が２０ｋｃａｌである場合、未
消費エネルギー量は１４０ｋｃａｌとなる。１４０／１
６０＝７／８ということになるので、小ジョッキに対す
るビールの残存量に換算すると７／８杯分となり、それ
をイメージした画像が表示される。
【００２１】この他、利用者が申告した飲食物とは関係
なく、前記飲食物別エネルギー摂取量換算表から未消費
エネルギー推定値と最も摂取エネルギー推定値が近い飲
食物を選び出し、その飲食物のイメージ画像を表示して
もよい。また、申告した飲食物とは関係ない飲食物を選
出してそれに基づき未消費エネルギー量を表現したイメ
ージ画像を生成し表示するようにしてもよい。
なく、前記飲食物別エネルギー摂取量換算表から未消費
エネルギー推定値と最も摂取エネルギー推定値が近い飲
食物を選び出し、その飲食物のイメージ画像を表示して
もよい。また、申告した飲食物とは関係ない飲食物を選
出してそれに基づき未消費エネルギー量を表現したイメ
ージ画像を生成し表示するようにしてもよい。
【００２２】また、未消費エネルギー量については、飲
食物で表現するのではなく、例えば階段登りしたときの
段数やジョギングまたは水泳をしたときの距離または時
間、さらになわとびをしたときの回数などに換算して知
らせるようにしてもよい。
食物で表現するのではなく、例えば階段登りしたときの
段数やジョギングまたは水泳をしたときの距離または時
間、さらになわとびをしたときの回数などに換算して知
らせるようにしてもよい。
【００２３】＝＝＝カラオケ終了時の処理＝＝＝
カラオケ終了時に、未消費エネルギーがあった場合にそ
の未消費エネルギー量を図６に示すようにジョギングや
水泳、徒歩等の運動を行ったときに相当する運動量に換
算し、ディスプレイ２８の画面に表示して利用者に知ら
せるようにする。利用者はこれを参考にしてあとどれく
らいの運動をすれば摂取したエネルギー完全消費するこ
とができるのかがわかり、帰りがけの運動の目安にする
ことができる。
の未消費エネルギー量を図６に示すようにジョギングや
水泳、徒歩等の運動を行ったときに相当する運動量に換
算し、ディスプレイ２８の画面に表示して利用者に知ら
せるようにする。利用者はこれを参考にしてあとどれく
らいの運動をすれば摂取したエネルギー完全消費するこ
とができるのかがわかり、帰りがけの運動の目安にする
ことができる。
【００２４】＝＝＝他の実施の形態＝＝＝
（１）各楽曲を歌唱したときの標準的なエネルギー消費
量を適宜な記憶部に予め記憶しておき、これに基づき前
記未消費エネルギー量を算出するようにしてもよい。
量を適宜な記憶部に予め記憶しておき、これに基づき前
記未消費エネルギー量を算出するようにしてもよい。
【００２５】（２）未消費エネルギー量については、カ
ラオケ伴奏音楽演奏中に摂取エネルギー量に対する消費
エネルギー量の推移という形で歌詞画像の背景に合成し
て表示出力するようにしてもよい。例えば、歌っている
最中にジョッキ１杯分のビールが徐々に減ってゆく過程
をアニメーションを使って表示したりする。さらに、１
つの飲食物アイテム分に対応する摂取エネルギー量が消
費されてもいないのに、さらに追加でもう１杯ビールを
お代わりしたときには、ジョッキにビールが注がれジョ
ッキが満タンになるアニメーションを表示したりする。
ラオケ伴奏音楽演奏中に摂取エネルギー量に対する消費
エネルギー量の推移という形で歌詞画像の背景に合成し
て表示出力するようにしてもよい。例えば、歌っている
最中にジョッキ１杯分のビールが徐々に減ってゆく過程
をアニメーションを使って表示したりする。さらに、１
つの飲食物アイテム分に対応する摂取エネルギー量が消
費されてもいないのに、さらに追加でもう１杯ビールを
お代わりしたときには、ジョッキにビールが注がれジョ
ッキが満タンになるアニメーションを表示したりする。
【００２６】
【発明の効果】この発明によれば、歌唱時の身体運動よ
る消費エネルギー推定値を知らせるのではなく、利用者
がカラオケを楽しみながらとった飲食物によるエネルギ
ー摂取量に対する未消費エネルギー量を知らせること
で、利用者に対し運動によりどれくらいエネルギー消費
効果があったのか直接的に知らせることができる。従っ
て、カロリーという単位に馴染みがない人でも、歌を歌
うことにどれだけの運動効果があるのか直接的に把握す
ることができ、健康管理やダイエットの目安にすること
ができる。
る消費エネルギー推定値を知らせるのではなく、利用者
がカラオケを楽しみながらとった飲食物によるエネルギ
ー摂取量に対する未消費エネルギー量を知らせること
で、利用者に対し運動によりどれくらいエネルギー消費
効果があったのか直接的に知らせることができる。従っ
て、カロリーという単位に馴染みがない人でも、歌を歌
うことにどれだけの運動効果があるのか直接的に把握す
ることができ、健康管理やダイエットの目安にすること
ができる。
【図１】本発明のカラオケ装置の基本的なシステム構成
を示したブロック構成図である。
を示したブロック構成図である。
【図２】本発明のカラオケ装置の飲食物申告モードにお
ける飲食物の申告手順の一例を示した図である。
ける飲食物の申告手順の一例を示した図である。
【図３】本発明のカラオケ装置の摂取エネルギー推定値
の換算表の一例を示した図である。
の換算表の一例を示した図である。
【図４】本発明のカラオケ装置の飲食物申告モードにお
いて利用者にカロリー摂取量を知らせる画面の一例を示
した図である。
いて利用者にカロリー摂取量を知らせる画面の一例を示
した図である。
【図５】本発明のカラオケ装置の楽曲演奏終了時期にお
いて利用者に未消費エネルギー量を知らせる画面の一例
を示した図である。
いて利用者に未消費エネルギー量を知らせる画面の一例
を示した図である。
【図６】本発明のカラオケ装置において利用者の未消費
エネルギー量を運動量に換算して知らせる画面の一例を
示した図である。
エネルギー量を運動量に換算して知らせる画面の一例を
示した図である。
２ カラオケ装置
４ 足場センサ
６ 中央制御部
８ リモコン送信器
１０ リモコン受信部
１２ 操作パネル
１４ 操作入力インターフェース
１６ シンセサイザ
１８ ミキシングアンプ
２０ マイクロホン
２２ スピーカ
２４ ビデオ制御部
２５ ＤＶＤプレーヤ
２８ ディスプレイ
３０ａ ローパスフィルタ
３０ｂ Ａ／Ｄ変換器
３２ データ記憶部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 洋
東京都品川区北品川５−５−26 株式会
社第一興商内
(72)発明者 若松 誠
東京都品川区北品川５−５−26 株式会
社第一興商内
(56)参考文献 特開 平５−101075（ＪＰ，Ａ)
登録実用新案3059452（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G10K 15/04 302
G06F 17/00
Claims (5)
- 【請求項１】 ユーザーインタフェースと、記憶手段
と、制御手段を含むカラオケ装置であって、 ユーザーインタフェースは、利用者の操作により各種受
付を可能とし、 記憶手段は、各種の飲食物とエネルギー摂取量を対応付
けて記憶し、 制御手段は、飲食物申告モードと、第１処理〜第４処理
を可能とし、 飲食物申告モードでは、利用者が適宜申告する飲食物ア
イテムと、利用者ＩＤをユーザーインタフェースより受
け付け、 第１処理は、ユーザーインタフェースにより、リクエス
トされるカラオケ楽曲と利用者ＩＤを対応付けて受け付
け、 第２処理は、カラオケ楽曲の演奏中、逐次サンプリング
されるマイクロホンの出力強度に基づいて消費エネルギ
ー量を計算し、当該楽曲をリクエストした利用者ＩＤに
対応付けされた飲食物アイテムのエネルギー摂取量を記
憶手段から読み出し、 第３処理は、消費エネルギー量とエネルギー摂取量の差
分である未消費エネルギー量を計算し、 第４処理は、カラオケ楽曲の演奏終了時期に未消費エネ
ルギー量を表示出力するカラオケ装置。 - 【請求項２】 第２処理の消費エネルギー量は、足場セ
ンサにより検出される歌唱者の足場部分に加わる荷重の
変化または振動変位にも基づいて推定計算する請求項１
に記載のカラオケ装置。 - 【請求項３】 第４処理は、未消費エネルギー量の表示
とともに申告された飲食物アイテムを表示する請求項１
または２に記載のカラオケ装置。 - 【請求項４】 第４処理は、カラオケ楽曲の演奏中にも
未消費エネルギー量と飲食物アイテムを表示する請求項
３に記載のカラオケ装置。 - 【請求項５】 第４処理は、未消費エネルギー量ととも
に消費エネルギー量を表示する 請求項１〜４のいずれかに記載のカラオケ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23884099A JP3471671B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 歌唱時の消費エネルギーにまつわる付加サービスに特徴を有するカラオケ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23884099A JP3471671B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 歌唱時の消費エネルギーにまつわる付加サービスに特徴を有するカラオケ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001067083A JP2001067083A (ja) | 2001-03-16 |
| JP3471671B2 true JP3471671B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=17036063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23884099A Expired - Lifetime JP3471671B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 歌唱時の消費エネルギーにまつわる付加サービスに特徴を有するカラオケ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3471671B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006276416A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Brother Ind Ltd | カラオケ装置、カラオケシステム及びプログラム |
| JP5005238B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2012-08-22 | 株式会社第一興商 | カロリー管理機能を備えたセルフオーダー式電子メニュー装置 |
| JP5197189B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2013-05-15 | 株式会社第一興商 | 歌唱消費カロリーによるキャラクタ表示処理方法 |
| JP5197190B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2013-05-15 | 株式会社第一興商 | キャラクタ送信機能を備えるカラオケシステム |
| JP5891647B2 (ja) * | 2011-08-12 | 2016-03-23 | オムロンヘルスケア株式会社 | 体動量測定装置 |
| JP5878961B2 (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-08 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
| CN106355863A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-01-25 | 广东伊芙美智能科技有限公司 | 智能美体仪控制系统及基于app的控制方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3059452U (ja) | 1998-11-30 | 1999-07-09 | 株式会社第一興商 | 曲別の消費カロリー値が掲載されたカラオケ目次本 |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23884099A patent/JP3471671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3059452U (ja) | 1998-11-30 | 1999-07-09 | 株式会社第一興商 | 曲別の消費カロリー値が掲載されたカラオケ目次本 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001067083A (ja) | 2001-03-16 |
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