JP3470952B2 - 拡散障壁を備えた薄膜磁気抵抗(mr)スピン・バルブ読取りセンサおよび磁気ディスク・ドライブ - Google Patents
拡散障壁を備えた薄膜磁気抵抗(mr)スピン・バルブ読取りセンサおよび磁気ディスク・ドライブInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気媒体の回転に
よりデータを読み取るスピン・バルブ読取りヘッドの分
野に関し、より詳細には、スピン・バルブ・ヘッドの熱
処理中のスピン・バルブ性能の低下を防ぐための拡散障
壁を備えたスピン・バルブ・ヘッドに関する。拡散障壁
を備えた本発明のスピン・バルブ・ヘッドの現在の主な
用途は、高感度の読取りヘッドを必要とする大容量固定
ディスク・データ・ドライブ機構である。
よりデータを読み取るスピン・バルブ読取りヘッドの分
野に関し、より詳細には、スピン・バルブ・ヘッドの熱
処理中のスピン・バルブ性能の低下を防ぐための拡散障
壁を備えたスピン・バルブ・ヘッドに関する。拡散障壁
を備えた本発明のスピン・バルブ・ヘッドの現在の主な
用途は、高感度の読取りヘッドを必要とする大容量固定
ディスク・データ・ドライブ機構である。
【0002】
【従来の技術】スピン・バルブ(「SV」)ヘッド(巨
大磁気抵抗ヘッドまたは「GMR」ヘッドとも呼ばれ
る)は、その高い読取り出力電圧、線形応答および対称
的な読取り感度プロファイルのために、高密度読取り磁
気抵抗(「MR」)ヘッドとしての利用にきわめて魅力
的である。図1は、中央領域16で分離された端部領域
12および14を有する従来技術のSVセンサ10の空
気軸受面(空気ベアリング面)の図である。自由層(自
由強磁性体層)18は、非磁性の導電体スペーサ層22
(通常、主に銅)によってピン止め層(ピン止めされた
強磁性体層)20から分離される。ピン止め層20の磁
化は、反強磁性体(AFM)層24との交換結合によっ
て固定される。ただし、自由層18の磁化は、外部磁界
があると自由に回転する。自由層18、スペーサ層2
2、ピン止め層20およびAFM層24はすべて、中央
領域16に形成される。端部領域12および14に形成
されたハード・バイアス層26および28はそれぞれ、
MR自由層18に縦方向のバイアスを提供する。ハード
・バイアス層26および28の上に形成されたリード3
0および32はそれぞれ、電流源34からSVセンサ1
0への、感知電流Iが流れるための電気的接続を提供す
る。
大磁気抵抗ヘッドまたは「GMR」ヘッドとも呼ばれ
る)は、その高い読取り出力電圧、線形応答および対称
的な読取り感度プロファイルのために、高密度読取り磁
気抵抗(「MR」)ヘッドとしての利用にきわめて魅力
的である。図1は、中央領域16で分離された端部領域
12および14を有する従来技術のSVセンサ10の空
気軸受面(空気ベアリング面)の図である。自由層(自
由強磁性体層)18は、非磁性の導電体スペーサ層22
(通常、主に銅)によってピン止め層(ピン止めされた
強磁性体層)20から分離される。ピン止め層20の磁
化は、反強磁性体(AFM)層24との交換結合によっ
て固定される。ただし、自由層18の磁化は、外部磁界
があると自由に回転する。自由層18、スペーサ層2
2、ピン止め層20およびAFM層24はすべて、中央
領域16に形成される。端部領域12および14に形成
されたハード・バイアス層26および28はそれぞれ、
MR自由層18に縦方向のバイアスを提供する。ハード
・バイアス層26および28の上に形成されたリード3
0および32はそれぞれ、電流源34からSVセンサ1
0への、感知電流Iが流れるための電気的接続を提供す
る。
【0003】リード30および32に電気的に接続され
た信号検出器40は、外部磁界(たとえば、ディスク上
の磁界遷移がSVセンサ10を通り過ぎるときに生成さ
れる磁界)によって生じる変化により、SVセンサ10
の抵抗の変化を感知する。図1の側では、任意選択でキ
ャップ42が設けられている。
た信号検出器40は、外部磁界(たとえば、ディスク上
の磁界遷移がSVセンサ10を通り過ぎるときに生成さ
れる磁界)によって生じる変化により、SVセンサ10
の抵抗の変化を感知する。図1の側では、任意選択でキ
ャップ42が設けられている。
【0004】磁気記録媒体用の読取り/書込みヘッドの
製造中に、書込みヘッドは、SVセンサ10の上に形成
することができる。書込みヘッドの製造と、SVセンサ
10の製造に必要なプロセスの一部には、高温プロセス
が必然的に含まれている。(例としては、書込みヘッド
のフォトレジスタの焼成、いくつかの材料を必要とする
AFM層24材料のアニール、ピン止め層20のリセッ
トがある。)このような温度において、隣接材料の結晶
粒界は、特にスペーサ22と自由層18の接合部または
スペーサ22とピン止め層20の境界あるいはその両方
において一直線に並ぶ傾向がある。この状態では、それ
らの層の間の拡散がきわめて起きやすい。その結果、S
Vセンサ10が生成する出力信号の振幅が低下する。
製造中に、書込みヘッドは、SVセンサ10の上に形成
することができる。書込みヘッドの製造と、SVセンサ
10の製造に必要なプロセスの一部には、高温プロセス
が必然的に含まれている。(例としては、書込みヘッド
のフォトレジスタの焼成、いくつかの材料を必要とする
AFM層24材料のアニール、ピン止め層20のリセッ
トがある。)このような温度において、隣接材料の結晶
粒界は、特にスペーサ22と自由層18の接合部または
スペーサ22とピン止め層20の境界あるいはその両方
において一直線に並ぶ傾向がある。この状態では、それ
らの層の間の拡散がきわめて起きやすい。その結果、S
Vセンサ10が生成する出力信号の振幅が低下する。
【0005】製造プロセス中にスピン・バルブ・ヘッド
の長時間の熱処理によって起こる劣化を防ぐことが望ま
しいことは明らかである。しかしながら、本発明者が知
る限り、従来技術の構造または方法は、そのような熱処
理によって起こるスピン・バルブ出力振幅の低下を有効
かつ十分に減少させていない。
の長時間の熱処理によって起こる劣化を防ぐことが望ま
しいことは明らかである。しかしながら、本発明者が知
る限り、従来技術の構造または方法は、そのような熱処
理によって起こるスピン・バルブ出力振幅の低下を有効
かつ十分に減少させていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、熱処理の後でも高い振幅出力を保持できるスピ
ン・バルブを提供することである。
目的は、熱処理の後でも高い振幅出力を保持できるスピ
ン・バルブを提供することである。
【0007】本発明のもう1つの目的は、小さな磁束の
変化を正確に検出するのに十分な感度のスピン・バルブ
・ヘッドを提供することである。
変化を正確に検出するのに十分な感度のスピン・バルブ
・ヘッドを提供することである。
【0008】本発明のもう1つの目的は、製造中に最少
限の劣化で熱処理に耐えるスピン・バルブを提供するこ
とである。
限の劣化で熱処理に耐えるスピン・バルブを提供するこ
とである。
【0009】本発明のもう1つの目的は、容易に製造す
ることができるスピン・バルブを提供することである。
ることができるスピン・バルブを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】要するに、本発明の好ま
しい実施形態は、スペーサ層と自由層の間に非晶質金属
のきわめて薄い層を有するスピン・バルブであり、それ
によりこれらの層の間の結晶粒界をなくし、スピン・バ
ルブの製造に必要な熱処理中にこれらの層の拡散を大幅
に減少させる。それにより、通常そのような熱処理に起
きていたスピン・バルブの振幅出力の低下が最小にな
る。
しい実施形態は、スペーサ層と自由層の間に非晶質金属
のきわめて薄い層を有するスピン・バルブであり、それ
によりこれらの層の間の結晶粒界をなくし、スピン・バ
ルブの製造に必要な熱処理中にこれらの層の拡散を大幅
に減少させる。それにより、通常そのような熱処理に起
きていたスピン・バルブの振幅出力の低下が最小にな
る。
【0011】本発明の利点は、スピン・バルブの出力振
幅が大きくなることである。
幅が大きくなることである。
【0012】本発明のさらに他の利点は、製造中の熱処
理を振幅の劣化なしに行うことができることである。
理を振幅の劣化なしに行うことができることである。
【0013】本発明のさらにもう1つの利点は、読取り
ヘッドの感度が向上することである。本発明のさらにも
う1つ利点は、完成品の劣化を起こさずにスピン・バル
ブ読取りヘッドの製造を容易にすることである。
ヘッドの感度が向上することである。本発明のさらにも
う1つ利点は、完成品の劣化を起こさずにスピン・バル
ブ読取りヘッドの製造を容易にすることである。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、ディスク・ドライブ11
6の模式図である。図2に示したように、少なくとも1
つの回転可能な磁気ディスク120が、スピンドル12
2上に支持され、ディスク駆動モータ124によって回
転される。各ディスク120上の磁気記録媒体は、環状
パターンの同心データ・トラック(図示せず)の形であ
る。
6の模式図である。図2に示したように、少なくとも1
つの回転可能な磁気ディスク120が、スピンドル12
2上に支持され、ディスク駆動モータ124によって回
転される。各ディスク120上の磁気記録媒体は、環状
パターンの同心データ・トラック(図示せず)の形であ
る。
【0015】ディスク120上には少なくとも1つのス
ライダ126が位置決めされ、各スライダ126は、1
つまたは複数の磁気読取り/書込みヘッド128を支持
し、ヘッド128は、本発明のMRセンサを含む。ディ
スク120が回転するとき、スライダ126はディスク
表面130上を半径方向内側および外側に移動し、それ
によりヘッド128が、ディスク120の所望のデータ
が記録された様々な部分にアクセスすることができる。
各スライダ126は、サスペンション134によってア
クチュエータ・アーム132に取り付けられる。サスペ
ンション134は、スライダ126をディスク表面13
0に対して付勢する小さなばね力を備える。各アクチュ
エータ・アーム132は、アクチュエータ136に取り
付けられる。アクチュエータ136は、図2に示したよ
うに、ボイス・コイル・モータ(VCM)でよい。VC
Mは、一定磁界中を移動するコイルを有し、コイルの移
動方向および速度は、制御装置138から供給されるモ
ータ電流信号によって制御される。
ライダ126が位置決めされ、各スライダ126は、1
つまたは複数の磁気読取り/書込みヘッド128を支持
し、ヘッド128は、本発明のMRセンサを含む。ディ
スク120が回転するとき、スライダ126はディスク
表面130上を半径方向内側および外側に移動し、それ
によりヘッド128が、ディスク120の所望のデータ
が記録された様々な部分にアクセスすることができる。
各スライダ126は、サスペンション134によってア
クチュエータ・アーム132に取り付けられる。サスペ
ンション134は、スライダ126をディスク表面13
0に対して付勢する小さなばね力を備える。各アクチュ
エータ・アーム132は、アクチュエータ136に取り
付けられる。アクチュエータ136は、図2に示したよ
うに、ボイス・コイル・モータ(VCM)でよい。VC
Mは、一定磁界中を移動するコイルを有し、コイルの移
動方向および速度は、制御装置138から供給されるモ
ータ電流信号によって制御される。
【0016】ディスク・ドライブ116の動作中、ディ
スク120の回転により、スライダ126とディスク表
面130の間に、スライダ126に上向きの力すなわち
揚力を与える空気軸受(空気ベアリング)が生じる。ヘ
ッド128を含みディスク120の表面と対向するスラ
イダ126の表面は、空気軸受面(ABS)と呼ばれ
る。したがって、空気軸受は、サスペンション134の
小さなばね力と釣り合い、動作中に、スライダ126
を、わずかな実質上一定の間隔だけディスク表面130
から離して支持する。
スク120の回転により、スライダ126とディスク表
面130の間に、スライダ126に上向きの力すなわち
揚力を与える空気軸受(空気ベアリング)が生じる。ヘ
ッド128を含みディスク120の表面と対向するスラ
イダ126の表面は、空気軸受面(ABS)と呼ばれ
る。したがって、空気軸受は、サスペンション134の
小さなばね力と釣り合い、動作中に、スライダ126
を、わずかな実質上一定の間隔だけディスク表面130
から離して支持する。
【0017】ディスク・ドライブ116の様々な構成要
素は、アクセス制御信号や内部クロック信号など、制御
ユニット140によって生成される制御信号によって動
作制御される。一般に、制御ユニット140は、論理制
御回路、記憶装置およびマイクロプロセッサを含む。制
御ユニット140は、線142上の駆動モータ制御信号
や線144上のヘッド位置信号およびシーク制御信号な
ど、様々なシステム動作を制御する制御信号を生成す
る。線144上の制御信号は、スライダ126をディス
ク120上の所望のデータ・トラックまで適切に移動さ
せて位置決めするための所望の電流プロファイルを提供
する。読取り信号および書込み信号は、記録チャネル1
46を介して読取り/書込みヘッド128との間でやり
取りされる。
素は、アクセス制御信号や内部クロック信号など、制御
ユニット140によって生成される制御信号によって動
作制御される。一般に、制御ユニット140は、論理制
御回路、記憶装置およびマイクロプロセッサを含む。制
御ユニット140は、線142上の駆動モータ制御信号
や線144上のヘッド位置信号およびシーク制御信号な
ど、様々なシステム動作を制御する制御信号を生成す
る。線144上の制御信号は、スライダ126をディス
ク120上の所望のデータ・トラックまで適切に移動さ
せて位置決めするための所望の電流プロファイルを提供
する。読取り信号および書込み信号は、記録チャネル1
46を介して読取り/書込みヘッド128との間でやり
取りされる。
【0018】典型的な磁気ディスク116記憶システム
の前述の説明とそれに付随する図3の例示は、説明のた
めのものにすぎない。ディスク記憶装置システムが、多
数のディスクとアクチュエータを含むことができ、各ア
クチュエータが、多数のスライダを支持することができ
ることは明らかである。本発明の範囲および意図の範囲
内にある限り、基本的かつ典型的な磁気ディスク116
の他の多くの変形形態を本発明に使用することができ
る。
の前述の説明とそれに付随する図3の例示は、説明のた
めのものにすぎない。ディスク記憶装置システムが、多
数のディスクとアクチュエータを含むことができ、各ア
クチュエータが、多数のスライダを支持することができ
ることは明らかである。本発明の範囲および意図の範囲
内にある限り、基本的かつ典型的な磁気ディスク116
の他の多くの変形形態を本発明に使用することができ
る。
【0019】図3に、改良されたスピン・バルブを空気
軸受面の図で示し、図中で全体の参照文字300によっ
て示す。改良型のスピン・バルブ300は、多くの点
で、従来技術の図1に関して前に考察した従来のスピン
・バルブ10と類似している。改良型のスピン・バルブ
・ヘッド300は、中央領域316で分離された端部領
域312および314を有する。自由層(自由強磁性体
層)318は、非磁性体の導電体スペーサ層322によ
ってピン止め層(ピン止め強磁性体層)320から分離
される。ピン止め層320の磁化は、反強磁性(AF
M)層324との交換結合により固定される。ただし、
自由層318の磁化は、外部磁界の存在下で自由に回転
する。自由層318、スペーサ層322、ピン止め層3
20およびAFM層324はすべて、中央領域316に
形成される。端部領域312および314に形成された
ハード・バイアス層326および328はそれぞれ、M
R自由層318に縦方向のバイアスを提供する。ハード
・バイアス層326および328の上に形成されたリー
ド330および332はそれぞれ、電流源334からS
Vセンサ300に感知電流Iが流れるための電気的接続
を実現する。リード330および332に電気的に接続
された信号検出器340は、本明細書において図1に関
して前に説明した信号検出器40と実質上同じである。
図1の例と同じように、図3の例でも任意選択でキャッ
プ342が設けられる。
軸受面の図で示し、図中で全体の参照文字300によっ
て示す。改良型のスピン・バルブ300は、多くの点
で、従来技術の図1に関して前に考察した従来のスピン
・バルブ10と類似している。改良型のスピン・バルブ
・ヘッド300は、中央領域316で分離された端部領
域312および314を有する。自由層(自由強磁性体
層)318は、非磁性体の導電体スペーサ層322によ
ってピン止め層(ピン止め強磁性体層)320から分離
される。ピン止め層320の磁化は、反強磁性(AF
M)層324との交換結合により固定される。ただし、
自由層318の磁化は、外部磁界の存在下で自由に回転
する。自由層318、スペーサ層322、ピン止め層3
20およびAFM層324はすべて、中央領域316に
形成される。端部領域312および314に形成された
ハード・バイアス層326および328はそれぞれ、M
R自由層318に縦方向のバイアスを提供する。ハード
・バイアス層326および328の上に形成されたリー
ド330および332はそれぞれ、電流源334からS
Vセンサ300に感知電流Iが流れるための電気的接続
を実現する。リード330および332に電気的に接続
された信号検出器340は、本明細書において図1に関
して前に説明した信号検出器40と実質上同じである。
図1の例と同じように、図3の例でも任意選択でキャッ
プ342が設けられる。
【0020】改良型のSVセンサ300において、拡散
層348は、スペーサ322と自由層318の間に位置
決めされる。図の実施形態の拡散層348は、約90%
のCo(コバルト)、5%のFe(鉄)および5%のN
b(ニオブ)の比率のCoFeNbからなる。高濃度の
Coを使用するため、GMR係数が改善される。この材
料は、きわめて軟磁性であり、耐腐食性が高いことが知
られている。この非晶質材料は、本質的に結晶粒界がな
く、したがって、自由層318とスペーサ322の間の
拡散が最少になる。ここで説明する拡散障壁348の例
は、厚さ約5A〜10Aである。
層348は、スペーサ322と自由層318の間に位置
決めされる。図の実施形態の拡散層348は、約90%
のCo(コバルト)、5%のFe(鉄)および5%のN
b(ニオブ)の比率のCoFeNbからなる。高濃度の
Coを使用するため、GMR係数が改善される。この材
料は、きわめて軟磁性であり、耐腐食性が高いことが知
られている。この非晶質材料は、本質的に結晶粒界がな
く、したがって、自由層318とスペーサ322の間の
拡散が最少になる。ここで説明する拡散障壁348の例
は、厚さ約5A〜10Aである。
【0021】本発明に、その価値または範囲を変えず
に、様々な修正を行うことができる。たとえば、拡散障
壁348の厚さは、本明細書で提案したものと異なって
もよい。もう1つの例は、他の元素を使用してCo非晶
質を作成することである。それらは、Hf(ハフニウ
ム)および/またはZr(ジルコニウム)を含んでもよ
い。従来技術において、B(ホウ素)を使用してCo非
晶質を作成することは周知である。しかし、ホウ素は腐
食性であることに留意されたい。
に、様々な修正を行うことができる。たとえば、拡散障
壁348の厚さは、本明細書で提案したものと異なって
もよい。もう1つの例は、他の元素を使用してCo非晶
質を作成することである。それらは、Hf(ハフニウ
ム)および/またはZr(ジルコニウム)を含んでもよ
い。従来技術において、B(ホウ素)を使用してCo非
晶質を作成することは周知である。しかし、ホウ素は腐
食性であることに留意されたい。
【0022】本明細書で説明した組合せのFeはGMR
に寄与しないが、発明者は、実験的に、10%程度のF
eはGMRをあまり小さくせず、そのためこの一般的な
範囲で変動を使用できることを見いだした。
に寄与しないが、発明者は、実験的に、10%程度のF
eはGMRをあまり小さくせず、そのためこの一般的な
範囲で変動を使用できることを見いだした。
【0023】改良型のSVセンサ300の他の構造が可
能であり、当業者は、そのような代替構造に使用するた
めに本発明を容易に適用することができる。たとえば、
多数の層を有するピン止め層320を使用する場合は、
多数の拡散障壁318を繰返し使用することができる。
本発明を例示するために、発明の拡散障壁348は、図
1の従来技術のSVセンサ10とよく類似したSVセン
サ300の文脈で示したことに留意されたい。しかし、
本発明は、そのような構造に制限されるものではない。
実際に、本明細書で説明したように、拡散障壁348
は、現在存在するおよび将来開発される精巧な構造(お
そらく追加の材料層などを含む)に組み込まれるもので
ある。
能であり、当業者は、そのような代替構造に使用するた
めに本発明を容易に適用することができる。たとえば、
多数の層を有するピン止め層320を使用する場合は、
多数の拡散障壁318を繰返し使用することができる。
本発明を例示するために、発明の拡散障壁348は、図
1の従来技術のSVセンサ10とよく類似したSVセン
サ300の文脈で示したことに留意されたい。しかし、
本発明は、そのような構造に制限されるものではない。
実際に、本明細書で説明したように、拡散障壁348
は、現在存在するおよび将来開発される精巧な構造(お
そらく追加の材料層などを含む)に組み込まれるもので
ある。
【0024】代替構造の例を1つだけ、図4に示した。
代替の改良型スピン・バルブ・センサ300aは、改良
型スピン・バルブ・センサ300aが、スペース322
とピン止め層320の間の第2の拡散障壁348aを有
すること以外は、図3に関して本明細書で考察した前述
の改良型スピン・バルブ・センサ300とよく似てい
る。
代替の改良型スピン・バルブ・センサ300aは、改良
型スピン・バルブ・センサ300aが、スペース322
とピン止め層320の間の第2の拡散障壁348aを有
すること以外は、図3に関して本明細書で考察した前述
の改良型スピン・バルブ・センサ300とよく似てい
る。
【0025】産業上の応用
本発明の改良されたスピン・バルブ300は、最新の大
容量ディスク・ドライブの読取りヘッドに広く使用され
るものである。発明者の発見によれば、SVセンサの製
造のいくつかの態様において必要とされる熱処理によっ
てスピン・バルブ・センサの振幅出力が減少した。より
長時間の熱処理は、比較的低温(約100C)でも、ス
ピン・バルブの性能を低下させることが知られている。
出力振幅は、一般に、約30%減少し、この減少(振幅
損失)は、ピン止め層のリセットによって回復すること
ができない。しかし、駆動磁界を強くすることにより、
この振幅の損失を回復することができる。この知見によ
り、この振幅損失が、自由層318の磁気硬化に関連す
ることが提案された。この硬化は、おそらく「銅」スペ
ーサ層322とNiFe自由層318の間の相互拡散に
よるものである。
容量ディスク・ドライブの読取りヘッドに広く使用され
るものである。発明者の発見によれば、SVセンサの製
造のいくつかの態様において必要とされる熱処理によっ
てスピン・バルブ・センサの振幅出力が減少した。より
長時間の熱処理は、比較的低温(約100C)でも、ス
ピン・バルブの性能を低下させることが知られている。
出力振幅は、一般に、約30%減少し、この減少(振幅
損失)は、ピン止め層のリセットによって回復すること
ができない。しかし、駆動磁界を強くすることにより、
この振幅の損失を回復することができる。この知見によ
り、この振幅損失が、自由層318の磁気硬化に関連す
ることが提案された。この硬化は、おそらく「銅」スペ
ーサ層322とNiFe自由層318の間の相互拡散に
よるものである。
【0026】発明者は、必要な温度において、「銅」ス
ペーサ層322とNiFe自由層318の間の拡散が、
おそらくその間の境界にある結晶粒界によって生じるこ
とを発見した。結晶粒界の拡散は、ほとんどの多結晶金
属系のバルク拡散よりも大きいことが知られている。
ペーサ層322とNiFe自由層318の間の拡散が、
おそらくその間の境界にある結晶粒界によって生じるこ
とを発見した。結晶粒界の拡散は、ほとんどの多結晶金
属系のバルク拡散よりも大きいことが知られている。
【0027】本発明によれば、「銅」スペーサ322と
NiFe自由層318の間に非晶質金属のきわめて薄い
層を使用することにより結晶粒界をなくす。この拡散防
止層348は、下記条件を満たさなければならない。 1.高いGMR係数を維持する。 2.自由層の帯磁しやすさを維持する。 3.高い耐食性を示す。 4.磁気歪みがほぼ0である。
NiFe自由層318の間に非晶質金属のきわめて薄い
層を使用することにより結晶粒界をなくす。この拡散防
止層348は、下記条件を満たさなければならない。 1.高いGMR係数を維持する。 2.自由層の帯磁しやすさを維持する。 3.高い耐食性を示す。 4.磁気歪みがほぼ0である。
【0028】本明細書の実施形態のようなCOFeNb
の組合せは、これらの条件を満たす。
の組合せは、これらの条件を満たす。
【0029】上記のものはすべて、本発明の利用可能な
実施形態の例のほんの一部を示しただけである。当業者
は、本発明の精神および範囲から逸脱せずに他の多くの
修正および変更を行うことができることを容易に理解さ
れよう。したがって、この開示は、制限としてのもので
はなく、併記の特許請求の範囲は、本発明の範囲全体を
包含するように解釈すべきである。
実施形態の例のほんの一部を示しただけである。当業者
は、本発明の精神および範囲から逸脱せずに他の多くの
修正および変更を行うことができることを容易に理解さ
れよう。したがって、この開示は、制限としてのもので
はなく、併記の特許請求の範囲は、本発明の範囲全体を
包含するように解釈すべきである。
【0030】本発明の改良したスピン・バルブ300を
容易に作成して既存の磁気ディスク・ドライブ・システ
ムおよびドライブに組み込むことができ、また本明細書
で説明したような利点が提供されるため、産業に容易に
受け入れられることが期待される。以上その他の理由の
ために、本発明の利用と産業への応用は、範囲が広く存
続期間が長いことが期待される。
容易に作成して既存の磁気ディスク・ドライブ・システ
ムおよびドライブに組み込むことができ、また本明細書
で説明したような利点が提供されるため、産業に容易に
受け入れられることが期待される。以上その他の理由の
ために、本発明の利用と産業への応用は、範囲が広く存
続期間が長いことが期待される。
【0031】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
の事項を開示する。
【0032】(1)第1の材料層と第2の材料層の間に
挟まれたスペーサと、前記スペーサと前記材料層のうち
の少なくとも一方の材料層との間に挟まれ、前記スペー
サと前記材料層の間の拡散を防ぐ拡散障壁とを含む薄膜
磁気抵抗(MR)スピン・バルブ読取りセンサ。 (2)前記第1の材料層が、強磁性体の自由層であり、
前記第2の材料層が、ピン止め層である、上記(1)に
記載のセンサ。 (3)前記拡散障壁が、前記第1の材料層と前記スペー
サの間に挟まれている、上記(1)に記載のセンサ。 (4)前記拡散障壁が、非晶質材料層である、上記
(1)に記載のセンサ。 (5)前記拡散障壁が、ほぼ90%Coである、上記
(1)に記載のセンサ。 (6)前記拡散障壁が、ほぼ5%Nbである、上記
(1)に記載のセンサ。 (7)前記拡散障壁が、Co、FeおよびNbの合金で
ある、上記(1)に記載のセンサ。 (8)前記拡散障壁が、ほぼ90%Co、5%Feおよ
び5%Nbからなる、上記(1)に記載のセンサ。 (9)自由層と、ピン止め層と、前記自由層と前記ピン
止め層の間に配置されたスペーサと、前記自由層と前記
ピン止め層の間に配置された拡散障壁層とを含む薄膜磁
気抵抗(MR)スピン・バルブ読取りセンサ。 (10)前記ピン止め層と隣接した反強磁性体層をさら
に含む、上記(9)に記載のスピン・バルブ読取りセン
サ。 (11)前記拡散障壁が、非晶質材料である、上記
(9)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (12)前記拡散障壁が、コバルトを含む、上記(9)
に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (13)前記拡散障壁が、コバルトと、コバルトを非晶
質にする追加の元素とを含む、上記(9)に記載のスピ
ン・バルブ読取りセンサ。 (14)前記追加の元素が、ニオブである、上記(1
3)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (15)前記追加の元素が、ハフニウムである、上記
(13)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (16)前記追加の元素が、ジルコニウムである、上記
(13)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (17)前記追加の元素が、前記拡散障壁の2パーセン
トから10パーセントを構成する、上記(13)に記載
のスピン・バルブ読取りセンサ。 (18)回転磁気媒体と、スライダと、前記スライダを
位置決めする位置決めコイルと、前記スライダを前記位
置決めコイルと共に移動させる動作によって前記ヘッド
を前記回転磁気媒体に対して位置決めできるように前記
スライダに取り付けられ、ピン止め層と自由層を有しピ
ン止め層と自由層との間にスペーサが挟まれたスピン・
バルブ・センサを含むヘッドと、スペーサと自由層の間
に挟まれた拡散障壁とを含む磁気ディスク・ドライブ。 (19)前記拡散障壁が、コバルトと、拡散障壁を非晶
質にする追加の物質とを含む、上記(18)に記載の磁
気ディスク・ドライブ。 (20)追加の物質が、ハフニウム、ジルコニウムおよ
びニオブの元素から選択される、上記(18)に記載の
磁気ディスク・ドライブ。 (21)スペーサが、銅を含む、上記(18)に記載の
磁気ディスク・ドライブ。
挟まれたスペーサと、前記スペーサと前記材料層のうち
の少なくとも一方の材料層との間に挟まれ、前記スペー
サと前記材料層の間の拡散を防ぐ拡散障壁とを含む薄膜
磁気抵抗(MR)スピン・バルブ読取りセンサ。 (2)前記第1の材料層が、強磁性体の自由層であり、
前記第2の材料層が、ピン止め層である、上記(1)に
記載のセンサ。 (3)前記拡散障壁が、前記第1の材料層と前記スペー
サの間に挟まれている、上記(1)に記載のセンサ。 (4)前記拡散障壁が、非晶質材料層である、上記
(1)に記載のセンサ。 (5)前記拡散障壁が、ほぼ90%Coである、上記
(1)に記載のセンサ。 (6)前記拡散障壁が、ほぼ5%Nbである、上記
(1)に記載のセンサ。 (7)前記拡散障壁が、Co、FeおよびNbの合金で
ある、上記(1)に記載のセンサ。 (8)前記拡散障壁が、ほぼ90%Co、5%Feおよ
び5%Nbからなる、上記(1)に記載のセンサ。 (9)自由層と、ピン止め層と、前記自由層と前記ピン
止め層の間に配置されたスペーサと、前記自由層と前記
ピン止め層の間に配置された拡散障壁層とを含む薄膜磁
気抵抗(MR)スピン・バルブ読取りセンサ。 (10)前記ピン止め層と隣接した反強磁性体層をさら
に含む、上記(9)に記載のスピン・バルブ読取りセン
サ。 (11)前記拡散障壁が、非晶質材料である、上記
(9)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (12)前記拡散障壁が、コバルトを含む、上記(9)
に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (13)前記拡散障壁が、コバルトと、コバルトを非晶
質にする追加の元素とを含む、上記(9)に記載のスピ
ン・バルブ読取りセンサ。 (14)前記追加の元素が、ニオブである、上記(1
3)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (15)前記追加の元素が、ハフニウムである、上記
(13)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (16)前記追加の元素が、ジルコニウムである、上記
(13)に記載のスピン・バルブ読取りセンサ。 (17)前記追加の元素が、前記拡散障壁の2パーセン
トから10パーセントを構成する、上記(13)に記載
のスピン・バルブ読取りセンサ。 (18)回転磁気媒体と、スライダと、前記スライダを
位置決めする位置決めコイルと、前記スライダを前記位
置決めコイルと共に移動させる動作によって前記ヘッド
を前記回転磁気媒体に対して位置決めできるように前記
スライダに取り付けられ、ピン止め層と自由層を有しピ
ン止め層と自由層との間にスペーサが挟まれたスピン・
バルブ・センサを含むヘッドと、スペーサと自由層の間
に挟まれた拡散障壁とを含む磁気ディスク・ドライブ。 (19)前記拡散障壁が、コバルトと、拡散障壁を非晶
質にする追加の物質とを含む、上記(18)に記載の磁
気ディスク・ドライブ。 (20)追加の物質が、ハフニウム、ジルコニウムおよ
びニオブの元素から選択される、上記(18)に記載の
磁気ディスク・ドライブ。 (21)スペーサが、銅を含む、上記(18)に記載の
磁気ディスク・ドライブ。
【図1】(従来技術)従来のスピン・バルブ・ヘッドの
空気軸受面の図である。
空気軸受面の図である。
【図2】本発明の改良されたスピン・バルブ・ヘッドを
組み込むことができるような回転媒体磁気ディスク・ド
ライブの図である。
組み込むことができるような回転媒体磁気ディスク・ド
ライブの図である。
【図3】本発明の改良されたスピン・バルブ・ヘッドの
空気軸受面の図である。
空気軸受面の図である。
【図4】第2の拡散障壁を有する本発明の改良されたス
ピン・バルブ・ヘッドの変形の空気軸受面の図である。
ピン・バルブ・ヘッドの変形の空気軸受面の図である。
300 スピン・バルブ・ヘッド
312 端部領域
316 中央領域
318 自由層
320 ピン止め層
322 スペーサ層
324 反強磁性体層
326 ハード・バイアス層
330 リード
332 リード
334 電流源
340 信号検出器
342 キャップ層
348 拡散障壁
フロントページの続き
(72)発明者 ハーダヤイ・シン・ジン
アメリカ合衆国94028 カリフォルニア
州ポートラ・バレイ グローブ・ドライ
ブ 10
(56)参考文献 特開 平9−199768(JP,A)
特開 平5−291560(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 5/39
Claims (10)
- 【請求項1】ピン止め層と、外部磁界によってその磁化
が変化する自由層と、前記ピン止め層と前記自由層の間
に配置されたスペーサ層を有する薄膜磁気抵抗スピン・
バルブ読み取りセンサであって、 前記スペーサ層と前記自由層の間に配置され、CoFe
Xからなり、XがNb,Zr,Hfからなる群より選ば
れるアモルファス材料の拡散障壁層を有することを特徴
とする薄膜磁気抵抗スピン・バルブ読み取りセンサ。 - 【請求項2】前記Xの元素が前記拡散障壁層の2%から
10%を構成する、請求項1に記載の薄膜磁気抵抗スピ
ン・バルブ読み取りセンサ。 - 【請求項3】前記拡散障壁層が、90%のCo、5%の
Feおよび5%のXからなる請求項2に記載の薄膜磁気
抵抗スピン・バルブ読み取りセンサ。 - 【請求項4】ピン止め層と、外部磁界によってその磁化
が変化する自由層と、前記ピン止め層と前記自由層の間
に配置されたスペーサ層を有する薄膜磁気抵抗スピン・
バルブ読み取りセンサであって、 (a)前記スペーサ層と前記自由層の間に配置され、C
oFeXからなり、XがNb,Zr,Hfからなる群よ
り選ばれるアモルファス材料の第1の拡散障壁層と、 (b)前記ピン止め層と前記スペーサ層の間に配置さ
れ、CoFeYからなり、YがNb,Zr,Hfからな
る群より選ばれるアモルファス材料の第2の拡散障壁層
と、 を有することを特徴とする薄膜磁気抵抗スピン・バルブ
読み取りセンサ。 - 【請求項5】前記ピン止め層と隣接した反強磁性体層を
さらに含む、請求項1または4に記載の薄膜磁気抵抗ス
ピン・バルブ読み取りセンサ。 - 【請求項6】前記Xの元素が前記第1の拡散障壁層の2
%から10%を構成し、前記Yの元素が前記第2の拡散
障壁層の2%から10%を構成する請求項4に記載の薄
膜磁気抵抗スピン・バルブ読み取りセンサ。 - 【請求項7】(a)少なくとも1つの回転磁気媒体と、 (b)スライダと、 (c)前記スライダを位置決めする位置決めコイルと、 (d)前記位置決めコイルで前記スライダを移動させる
ことによって、少なくとも1つの前記回転磁気媒体に対
して位置決めできるように、前記スライダに取り付けら
れたヘッドであって、 ピン止め層と、外部磁界によってその磁化が変化する自
由層と、前記ピン止め層と前記自由層の間に配置された
スペーサ層と、前記スペーサ層と前記自由層の間に配置
され、CoFeXからなり、XがNb,Zr,Hfから
なる群より選ばれるアモルファス材料の拡散障壁層と、
を含む薄膜磁気抵抗スピン・バルブ読み取りセンサを有
するヘッドと、 を含む磁気ディスク・ドライブ。 - 【請求項8】前記Xの元素が前記拡散障壁層の2%から
10%を構成する、請求項7に記載の磁気ディスク・ド
ライブ。 - 【請求項9】前記拡散障壁層が、90%のCo、5%の
Feおよび5%のXからなる請求項8に記載の磁気ディ
スク・ドライブ。 - 【請求項10】前記スペーサ層が銅を含む請求項7〜9
の何れか1つに記載の磁気ディスク・ドライブ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/127,254 US6195240B1 (en) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | Spin valve head with diffusion barrier |
US09/127254 | 1998-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000048329A JP2000048329A (ja) | 2000-02-18 |
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ID=22429143
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---|---|---|---|
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Country Status (5)
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---|---|
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KR (1) | KR100332992B1 (ja) |
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JP2001007420A (ja) * | 1999-06-17 | 2001-01-12 | Sony Corp | 磁気抵抗効果膜とこれを用いた磁気読取りセンサ |
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US6545906B1 (en) * | 2001-10-16 | 2003-04-08 | Motorola, Inc. | Method of writing to scalable magnetoresistance random access memory element |
KR20030073600A (ko) * | 2002-03-12 | 2003-09-19 | 학교법인고려중앙학원 | 스핀밸브형 자기저항소자 |
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US6980404B2 (en) | 2002-11-06 | 2005-12-27 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Method and apparatus for improving soft magnetic properties of a spin valve while retaining high giant magnetoresistance |
KR20040084095A (ko) * | 2003-03-26 | 2004-10-06 | 주식회사 하이닉스반도체 | 마그네틱 램의 형성방법 |
US6956763B2 (en) * | 2003-06-27 | 2005-10-18 | Freescale Semiconductor, Inc. | MRAM element and methods for writing the MRAM element |
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KR100773544B1 (ko) * | 2006-02-09 | 2007-11-05 | 삼성전자주식회사 | 확산 방지층을 포함하는 자기 저항 소자 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |