JP3469702B2 - テープ巻取装置 - Google Patents

テープ巻取装置

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JP3469702B2
JP3469702B2 JP03786596A JP3786596A JP3469702B2 JP 3469702 B2 JP3469702 B2 JP 3469702B2 JP 03786596 A JP03786596 A JP 03786596A JP 3786596 A JP3786596 A JP 3786596A JP 3469702 B2 JP3469702 B2 JP 3469702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテープ巻取装置に関
し、特にたとえばディジタルVTR,アナログVTR,
オーディオテープレコーダおよびDATなどに用いら
れ、カセットの第1リールに巻かれている磁気テープを
第2リールに巻き取る、テープ巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のテープ巻取装置では、テ
ープ速度およびリールの周期に基づいてテープ残量を検
出し、これによってテープを高速で巻き取るとともに、
テープ端で巻取速度を落とし、テープ端でのダメージを
抑えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、テープ速度を測定するために専用の装置が
必要となり、コストが高くつくという問題点があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、コストを押さえ
つつ、高速でテープを巻き取ることができる、テープ巻
取装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に従うテープ巻
取装置は、カセットの第1リールに巻かれている磁気テ
ープをモータによって第2リールに巻き取るときにモー
タの回転速度を複数回にわたって低下させるテープ巻取
装置において、第1リールの周期をモータの現時点の回
転速度に対応する閾値と比較する比較手段、比較手段の
比較結果に応じて回転速度の低下をモータに命令する命
令手段、および命令手段による命令から所定期間にわた
って比較手段を不能化する不能化手段を備えることを特
徴とする
【0005】
【作用】第1リールの周期が周期検出手段によって検出
され、この周期が所定周期以下となったとき、速度制御
手段によって第2リールの回転速度が所定速度に落とさ
れる。ここで、速度制御手段はたとえば複数の異なる所
定周期をもち、それぞれの所定周期に対応して第2リー
ルの回転速度を段階的に落とす。
【0006】なお、磁気テープにダメージを与えない程
度の回転速度において検出される所定周期とその回転速
度における第2リールの最短周期との差は、たとえばそ
の他の回転速度における差よりも小さく設定される。ま
た、第2リールの回転速度はたとえばキャプスタンモー
タによって制御され、動作中止手段は、回転速度が落ち
てから所定期間周期検出手段の動作を中止する。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、第1リールの周期の
みを検出して第2リールの回転速度を制御するようにし
たため、従来のようなテープ速度を測定するための装置
が不要となり、コストを抑えることができる。また、第
1リールの周期が所定周期以下となったとき第2リール
の回転速度を所定速度に落とすようにしたため、磁気テ
ープを高速で巻き取ることができる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1を参照して、この実施例のテープ巻取装
置10はマイコン12を含み、これがキャプスタンモー
タ14を駆動する。磁気テープ16を巻き取るときピン
チローラ18はキャプスタンモータ14と圧接されてお
らず、キャプスタンモータ14が回転することによって
ベルト20を介してアイドラ22が駆動され、アイドラ
22によって右側リール24または左側リール26が回
転する。なお、図1では、アイドラ22は右側リール2
4と圧接されており、このとき磁気テープ16は早送り
される。アイドラ22が左側リール26と圧接されると
きは、キャプスタンモータ14は早送り時と逆方向に回
転し、これによって磁気テープ16が巻き戻される。
【0010】左側リール26の背面には、図2に示すよ
うに、光を反射する反射板28が8枚所定間隔おきに張
り付けられ、さらに反射板28の間に光を吸収する吸収
板30が張り付けられている。さらに、反射板28と吸
収板30とが張り付けられた面に対向してフォトセンサ
38が配置される。したがって、フォトセンサ38に設
けられたフォトダイオード34の光が反射板で反射され
てフォトトランジスタ32に照射され、フォトセンサ3
8からは左側リール26が1回転する毎に8個のFGパ
ルスが出力される。そして、このFGパルスがマイコン
12に与えられる。右側リール24の背面にも反射板お
よび吸収板が同様に張り付けられ、それに対向するよう
にフォトセンサ36が配置される。そして、フォトセン
サ36からのFGパルスもまたマイコン12に与えられ
る。マイコンは、早送り時、左側リール26のFG周期
(リールパルス周期)を検出してキャプスタンモータ1
4を制御し、巻戻し時、右側リール24のFG周期を検
出してキャプスタンモータ14を制御する。
【0011】マイコン12は、図3および図4に示すフ
ロー図を処理して磁気テープ16を右側リール24また
は左側リール26に巻き取る。すなわち、まずステップ
S1で現在の動作モードが早送りモードであるかどうか
判断し、“YES”であれば、ステップS2で左側リー
ル26のFG周期を検出するとともにステップS3で現
時点が不感帯期間であるかどうか判断する。ここで不感
帯期間とは、マイコン12がキャプスタン速度を落とし
てから所定期間(たとえば200ミリ秒)をいう。キャ
プスタン速度を変更してもリール速度は瞬時に変化でき
ないことから、キャプスタン速度を落とすと同時に所定
周期を変更することとすれば、FG周期はすぐに所定周
期を割り込むこととなり、結果として巻取速度が急激に
落ちてしまう。このような不都合をなくすために、不感
帯期間が設けられている。ここで“YES”であればス
テップS1に戻るが、“NO”であれば、ステップS5
でキャプスタン速度が4pl(通常速度の4倍)である
かどうか判断する。そして“YES”であれば、ステッ
プS7でFG周期≦所定周期T4′であるかどうか判断
し、“NO”であればステップS1に戻るが、“YE
S”であれば、ステップS9でキャプスタン速度を3p
l(通常速度の3倍)に設定してステップS1に戻る。
【0012】図5を参照して、キャプスタン速度が4p
lのときの最短FG周期はT4であり、このFG周期T
4と所定周期T4′との差はFG周期の誤検出を考慮し
て十分な余裕をもって設定される。すなわち、反射板2
8および吸収板30が左側リール26の中心からずれて
張り付けられたり、リール台(図示せず)が振動するこ
とによって、検出されるFG周期と実際のFG周期との
間でずれが発生する場合がある。このとき、検出される
FG周期が実際のFG周期よりも大きければ、キャプス
タン速度が落ちないまま磁気テープ16が端部まで巻き
取られる恐れがある。このような事態を考慮して所定周
期T4′は最短FG周期T4よりも十分に大きな値に設
定される。このことは所定周期T3′についても同じで
ある。ただし、所定周期T2′については、キャプスタ
ン速度が2plのときはそのまま磁気テープ16が端部
まで巻き取られてもダメージは生じないとの想定の下
で、最短検出周期T2との間で十分な余裕が設けられて
はいない。つまり、所定周期T2′と最短FG周期T2
との差は、所定周期T3′と最短FG周期T3との差お
よび所定周期T4′と最短FG周期T4との差よりも小
さく設定されている。
【0013】具体的な数値を挙げると、テープ端で全く
ダメージが生じない周期TS=17ミリ秒とし、最短F
G周期T4=5ミリ秒のときに所定周期T4′を6ミリ
秒とすると、所定周期T3′は、キャプスタン速度の逆
比(4/3)を所定周期T4′に乗算した8ミリ秒とさ
れる。ただし、所定周期T2′は、所定周期T4′にキ
ャプスタン速度の逆比(2/1)を乗算した12ミリ秒
ではなく、最短FG周期T4=5ミリ秒に逆比2/1を
乗算した10ミリ秒に+αした10.5ミリ秒に設定さ
れる。これによって、テープダメージを防ぎながら巻取
速度を上げることができる。
【0014】ステップS5で“NO”であれば、ステッ
プS11でキャプスタン速度が3pl(通常速度の3
倍)であるかどうか判断する。そして“YES”であれ
ば、ステップS13でFG周期≦所定周期T3′である
かどうか判断する。ここで“NO”であれば、直接ステ
ップS1に戻るが、“YES”であれば、ステップS1
5でキャプスタン速度を2pl(通常速度の2倍)に設
定してステップS1に戻る。一方、ステップS11で
“NO”であれば、ステップS17でキャプスタン速度
が2plであるかどうか判断し、“NO”であれば直接
ステップS1に戻る。一方、“YES”であれば、ステ
ップS19でFG周期≦所定周期T2′であるかどうか
判断する。そして“NO”であれば、直接ステップS1
に戻るが、“YES”であれば、ステップS21でキャ
プスタン速度を1pl(通常速度)に設定してステップ
S1に戻る。
【0015】ステップS1で“NO”であれば、図4に
示すフロー図を処理するが、これはステップS23で巻
戻しであるかどうか判断する点およびステップS24で
右側リール24のFG周期を検出する点を除き、図3に
示すフロー図と同様であるため、重複した説明を省略す
る。このようにマイコン12が処理することによって、
キャプスタンモータ14は、FG周期が所定周期T4′
〜T2′以下となる毎に図5(B)に示すようにキャプ
スタン速度を落としてゆき、FG周期は図5(A)に示
すように変化する。
【0016】この実施例によれば、FG周期にのみ基づ
いてリールの回転速度を制御するようにしたため、従来
のようなテープ速度を検出する装置が不要となり、コス
トを抑えることができる。また、テープの端部で巻取速
度を落とすようにしたため、磁気テープにダメージを与
えることなく高速で巻き取ることができる。さらに、キ
ャプスタン速度は段階的に落としていくようにしたた
め、急激な速度の低下によって磁気テープにたるみが発
生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の一部を示す図解図である。
【図3】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図4】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図5】(A)はテープ走行距離に対するリールパルス
周期を示すグラフであり、(B)はテープ走行距離に対
するキャプスタン速度を示すグラフである。
【符号の説明】
10 …テープ巻取装置 12 …マイコン 14 …キャプスタンモータ 22 …アイドラ 24 …右側リール 26 …左側リール 28 …反射板 30 …吸収板 36,38 …フォトセンサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットの第1リールに巻かれている磁気
    テープをモータによって第2リールに巻き取るときに前
    記モータの回転速度を複数回にわたって段階的に低下さ
    せるテープ巻取装置において、前記第1リールの周期を前記モータの現時点の回転速度
    に対応する閾値と比較する比較手段、 前記比較手段の比較結果に応じて前記回転速度の低下を
    前記モータに命令する命令手段、および 前記命令手段による命令から所定期間にわたって前記比
    較手段を不能化する不能化手段 を備えることを特徴とす
    る、テープ巻取装置。
  2. 【請求項2】前記モータはキャプスタンモータである
    請求項1記載のテープ巻取装置。
  3. 【請求項3】前記モータの特定回転速度に対応する閾値
    と前記特定回転速度において検出される前記第1リール
    の最短周期との差分は前記特定回転速度以外の回転速度
    に対応する閾値と当該回転速度において検出される前記
    第1リールの最短周期との差分よりも小さく、前記特定
    回転速度は前記磁気テープにダメージを与えない程度の
    回転速度である、請求項1または2記載のテープ巻取装
    置。
  4. 【請求項4】前記命令手段は前記第1リールの周期が前
    記閾値以下であるときに命令を発行する、請求項1ない
    し3のいずれかに記載のテープ巻取装置。
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