JP3468362B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JP3468362B2
JP3468362B2 JP2000153325A JP2000153325A JP3468362B2 JP 3468362 B2 JP3468362 B2 JP 3468362B2 JP 2000153325 A JP2000153325 A JP 2000153325A JP 2000153325 A JP2000153325 A JP 2000153325A JP 3468362 B2 JP3468362 B2 JP 3468362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
connectors
fitting
short
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000153325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001332349A (ja
Inventor
伸也 藤田
敦 坂谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000153325A priority Critical patent/JP3468362B2/ja
Publication of JP2001332349A publication Critical patent/JP2001332349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3468362B2 publication Critical patent/JP3468362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調芯機構を備えた
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のメーターモジュールでは、ダッ
シュボードにワイヤーハーネス側のコネクタを取り付け
るとともにインストルメントパネルにメーター側のコネ
クタを取り付け、ダッシュボードにインストルメントパ
ネルを組み付けると同時に双方のコネクタ同士を嵌合さ
せる構造がとられている。かかる構造では、組付け公差
等のために、コネクタ同士が嵌合方向と直交する方向に
芯ずれして正しく嵌合できなくなることが懸念される。
【0003】そこで、コネクタ間の芯ずれを吸収する調
芯機構が設けられている。これは、一方のパネルに対し
コネクタを弾性弾性撓みアームを介して弾性的に支持
し、この弾性撓みアームを撓ませることで、コネクタを
パネルに対して嵌合方向と直交する二次元方向へ相対変
位し得るようにしたものである。尚、このような調芯機
構としては、特開平10−134900号公報に開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような調芯機構
を備えたコネクタにおいて、例えば、弾性撓みアームの
嵌合方向への変位を規制する規制手段を設けていない場
合や、規制手段を設けていてもその規制手段が弾性撓み
アームと一体成形されていて両者の間に型抜き空間が空
かざるを得ない場合には、弾性撓みアーム及びそれによ
って支持されているコネクタが嵌合方向にも弾性的に遊
動することになる。このような構造では、コネクタ間の
嵌合抵抗が弾性撓みアームの弾力よりも大きいと、コネ
クタが嵌合方向に変位し、その結果、両コネクタが正規
嵌合できなくなる虞がある。
【0005】尚、コネクタが正規嵌合したか否かを検知
する方法としては、一方のコネクタにロックアームを形
成し、両コネクタの嵌合過程ではロックアームが弾性撓
みし、両コネクタが正規嵌合に至るとロックアームが弾
性復帰してロック状態となるようにし、ロックアームの
弾性復帰時の音、衝撃、節度感等によって正規嵌合した
ことを感得できるようにする構造も考えられる。しかし
ながら、メーターモジュールの場合、組付け状態ではコ
ネクタがダッシュボードとインストルメントパネルの間
の空間に隠れた状態となってロックアームを外部からロ
ック解除操作することができない、という事情があるた
め、上記のようなロックアーム構造を採用することはで
きない。そのため、両コネクタのロック手段としては、
セミロックと称される係止力の低い簡易的なロック構造
を用いざるを得ない。ところが、このセミロック構造で
は、ロック時の音、衝撃、節度感が弱いため、嵌合検知
手段としては有効とはいえない。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、コ
ネクタの嵌合状態を検知することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に組付け可能な一対の組付け部材の夫々に設けられ、前
記一対の組付け部材の組付けにともなって互いに嵌合さ
れる第1と第2のコネクタを備えてなり、少なくとも一
方の前記コネクタを、前記組付け部材に対し、前記両コ
ネクタの嵌合方向と交差する方向への変位可能に支持す
ることで、前記両コネクタ間の芯ずれを吸収する調芯機
構を備えたものであって、前記第1コネクタにおいて
複数の給電用端子金具と一対の検知用端子金具とが
並列して配置されているとともに、前記一対の検知用端
子金具が前記端子金具並列方向における最も端に配置さ
、この一対の検知用端子金具を短絡状態とする短絡用
端子金具が、前記一対の検知用端子金具が収容されてい
る最端の端子収容室の外壁内に収容されており、前記第
2コネクタには、前記両コネクタが正規嵌合状態に至っ
たときに前記短絡用端子金具による短絡を解除する解除
部が設けられている構成とした。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1コネクタと前記第2コネクタのうちの一方
にはガイド孔が形成されるとともに他方には前記ガイド
孔に嵌合可能なガイド部が形成され、このガイド孔とガ
イド部とは、前記両コネクタが嵌合を開始するよりも先
にガイド部がガイド孔に嵌合する配置とされている構成
とした。請求項3の発明は、請求項2の発明において、
前記ガイド孔と前記ガイド部は、前記両コネクタの左右
両端部に一対ずつ配置されている構成とした。
【0009】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
の発明において、前記ガイド部が短絡解除手段としての
前記解除部を兼用している構成とした。
【0010】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明] 両コネクタが未嵌合又は半嵌合状態では検知用端子金具
が短絡状態にあり、両コネクタが正規嵌合状態になると
短絡状態が解除されるので、検知用端子金具が短絡状態
にあるか否かによってコネクタの嵌合状態を検知するこ
とができる。また、第1コネクタの端子収容室間を仕切
る隔壁に短絡用端子金具を配置する場合、短絡用端子金
具の厚さに比べて隔壁が比較的肉薄であることから、そ
の隔壁だけを他の隔壁よりも厚くする必要があり、その
結果、端子収容室のピッチが一定にならなくなる。これ
に対し、本発明は、端子収容室のピッチに影響を与える
虞のない外壁に短絡用端子金具を配置したので、端子収
容室間のピッチを一定にすることが可能である。
【0011】[請求項2の発明]ガイド部とガイド孔の
嵌合によるガイド機能によりコネクタ同士を確実に調芯
させることができる。 [請求項3の発明]ガイド部とガイド孔によるガイド動
作が左右両側で行われるので、コネクタ間のこじりや傾
きの虞がなく、ガイド機能の信頼性が高い。 [請求項4の発明]ガイド部が、短絡解除手段としての
解除部を兼用するので、構造の簡素化や小型化を図るこ
とができる。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、例えば自動車のダッシュ
ボードA(本発明の構成要件である組付け部材)に設け
られた第1コネクタ10と、自動車のインストルメント
パネルB(本発明の構成要件である組付け部材)に設け
られた第2コネクタ30とからなり、ダッシュボードA
にインストルメントパネルBを組み付けると同時に、両
コネクタ10,30が嵌合されるようになっている。し
たがって、ダッシュボードAに対するインストルメント
パネルBの組付け方向と両コネクタ10,30の嵌合方
向(以下、単に、嵌合方向という)とは同じ方向となっ
ている。また、この嵌合方向及び組付け方向は、図2〜
図4における左右方向となっている。
【0014】第1コネクタ10は、ダッシュボードAに
固定された略角筒状のホルダ11に弾性撓みアーム12
(本発明の構成要件である調芯機構)を介して支持され
ている。ホルダ11は、正面(両コネクタ10,30の
嵌合方向と同方向)から視て略L字形をなす4つの弾性
撓みアーム12(本発明の構成要件である調芯機構)を
有する。各弾性撓みアーム12は、ホルダ11に一体成
形されたものであって、ホルダ11の周方向の溝13内
に配置されており、各弾性撓みアーム12の基端12a
がホルダ11の左右両側壁に連なっているとともに、各
弾性撓みアーム12の延出端12b(自由端)が、第1
コネクタ10のアウタハウジング14の外面における上
面及び下面に連結されている。
【0015】かかる弾性撓みアーム12の自由端12b
と第1コネクタ10とは、一体となり、ホルダ11及び
ダッシュボードAに対して嵌合方向と直交する二次元方
向(上下及び左右方向)へ弾性的に相対変位し得るよう
になっている。かかる調芯機構により、ダッシュボード
AにインストルメントパネルBを組み付ける際に、両コ
ネクタ10,30が上下又は左右方向に芯ずれしていて
も、その芯ずれは第1コネクタ10の変位動作によって
吸収され、両コネクタ10,30が調芯される。
【0016】尚、弾性撓みアーム12はホルダ11と一
体成形されていることから、ホルダ11の溝13内にお
いては、弾性撓みアーム12と溝13の内面との間に前
後方向(両コネクタ10,30の嵌合・離脱方向)の型
抜き空間が空いており、この型抜き空間のために、弾性
撓みアーム12の自由端12b及び第1コネクタ10
は、ホルダ11及びダッシュボードAに対して嵌合・離
脱方向と同じ方向へも弾性的に相対変位し得るようにな
っている。
【0017】さて、第1コネクタ10は、アウタハウジ
ング14と、このアウタハウジング14に収容される複
数(本実施形態では2つ)のインナハウジング15と、
各インナハウジング15に挿入された複数の雌形の給電
用端子金具16と、一方のインナハウジング15に挿入
された一対の雌形の検知用端子金具17と、一方のイン
ナハウジング15に装着された短絡用端子金具18とか
らなる。給電用端子金具16と検知用端子金具17と
は、夫々、個別に端子収容室19内に収容され、上下二
段に分かれて各段毎に左右方向に所定ピッチで並列した
状態で配置されており、そのうち一対の検知用端子金具
17は、第1コネクタ10を正面側から視て最も右端の
端子収容室19に上下分かれて収容されている。
【0018】また、短絡用端子金具18は、この検知用
端子金具17が収容されている右端の端子収容室19の
外壁20内に収容されている。この外壁20には、イン
ナハウジング15の前端に開口する撓み空間21が形成
されているとともに、この撓み空間21の奥端面に開口
するスリット状の挿入孔22が形成されており、短絡用
端子金具18は、撓み空間21から挿入孔22内に挿入
され、短絡用端子金具18の上下一対の弾性接触片18
aが撓み空間21内に位置させている。挿入された短絡
用端子金具18は、その前止まり部18bを撓み空間2
1の奥端面に当接させるとともに、ランス18cを挿入
孔22内の係止部22aに係止させることで抜き挿し不
能に保持されている。また、撓み空間21は、検知用端
子金具17が収容されている端子収容室19に連通して
おり、この連通部においては、短絡用端子金具18の上
下一対の弾性接触片18aが、上下双方の段の検知用端
子金具17の側面に弾接し、もって両検知用端子金具1
7を短絡状態としている。尚、この弾性接触片18a
は、上方から視て山形に屈曲しており、この弾性接触片
18aの前端部は嵌合方向に対して傾斜した向きとなっ
ている。
【0019】尚、アウタハウジング14の前面には、各
端子収容室19と対応する端子受入口23が形成されて
いるとともに、撓み空間21内の弾性接触片18aと対
応するガイド孔24が形成されている。ガイド孔24
は、上下方向に長いスリット状をなし、ここには第2コ
ネクタ30の解除部33がガタ付きなく嵌入されるよう
になっている。また、アウタハウジング14の左右両外
側面には、ロック突起25が形成されている。このロッ
ク突起25は、嵌合方向に対して傾斜した山形形状をな
し、両コネクタ10,30が正規嵌合状態になると、第
2コネクタ30のロック孔34の孔縁に係止して、両コ
ネクタ10,30を離脱規制する簡易的なセミロック機
能を発揮する。このセミロックは、両コネクタ10,3
0に対して一定以上の引張力を加えることで解除され
る。
【0020】第2コネクタ30は、インストルメントパ
ネルBに対して固定して取り付けられており、第1コネ
クタ10に外嵌する角筒状のフード部31を有するとと
もに、このフード部31内に雄型の給電用端子金具32
を臨ませた形態となっている。この第2コネクタ30の
給電用端子金具32と第1コネクタ10の給電用端子金
具16とは、両コネクタ10,30の嵌合にともなって
対応するもの同士が嵌合・接続される。
【0021】この第2コネクタ30には、第1コネクタ
10における短絡用端子金具18による短絡を解除する
ための解除部33が形成されている。この解除部33
は、フード部31の奥端面から嵌合方向と平行に突出す
る板片状をなし、両コネクタ10,30の嵌合過程で
は、ガイド孔24から撓み空間21内に進入して短絡用
端子金具18の弾性接触片18aに当接し、これを検知
用端子金具17から離間させる方向へ弾性撓みさせる。
尚、この解除部33の突出長さについては、両コネクタ
10,30が正規嵌合に至らない半嵌合の状態では短絡
は解除されず、両コネクタ10,30が正規嵌合に至る
と解除部33が弾性接触片18aと検知用端子金具17
との間に介入して短絡解除状態となるように寸法設定さ
れている。
【0022】次に、本実施形態の作用を説明する。ダッ
シュボードAにインストルメントパネルBを組み付ける
前の状態では、図2に示すように、両コネクタ10,3
0も未嵌合であり、第1コネクタ10においては、検知
用端子金具17が短絡用端子金具18によって短絡され
た状態となっている。この状態からダッシュボードAに
対してインストルメントパネルBを組み付けると、組付
けの途中で、図3に示すように、第2コネクタ30のフ
ード部31と第1コネクタ10のアウタハウジング14
とがその先端部同士を嵌合させた半嵌合状態になるとと
もに、解除部33の先端部がガイド孔24を貫通して撓
み空間21内に進入するのであるが、この半嵌合の状態
では、解除部33は短絡用端子金具18とは非接触であ
るから、検知用端子金具16の短絡状態が保たれてい
る。
【0023】そして、この状態からダッシュボードAへ
のインストルメントパネルBの組付けが完了して両コネ
クタ10,30が正規嵌合状態に至ると、図4に示すよ
うに、解除部33が弾性接触片18aを検知用端子金具
17から離間させるように外側へ弾性撓みさせつつその
弾性接触片18aと検知用端子金具17との間に割り込
む。これにより、短絡用端子金具18が検知用端子金具
17と非接触となり、短絡用端子金具18による短絡状
態が解除される。
【0024】このように、本実施形態においては、両コ
ネクタ10,30が半嵌合状態では短絡状態が維持さ
れ、正規嵌合状態に至ると短絡が解除されるようになっ
ているので、検知用端子金具17に接続された検知用回
路(図示せず)において短絡の有無を検出することによ
り、両コネクタ10,30が正規嵌合されたか否かを検
知することができる。また、第1コネクタ10の端子収
容室19間を仕切る隔壁26に短絡用端子金具18を配
置しようとする場合には、短絡用端子金具18の厚さ寸
法に比べて隔壁26が比較的肉薄であることから、その
隔壁26だけを他の隔壁26よりも厚くする必要がある
が、そうすると、端子収容室19のピッチが一定になら
なくなるという不具合が生じる。ところが、本実施形態
では、端子収容室19の配列領域の最外端に位置してい
るために端子収容室19のピッチに影響を与える虞のな
い外壁20に短絡用端子金具18を配置したので、端子
収容室19間のピッチを一定にすることが可能である。
【0025】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図5乃至図8を参照して説明する。本実施
形態2は、上記実施形態1のものにおいて両コネクタ1
0,30を調芯状態にガイドする機構を具備させたもの
である。その他の構成については上記実施形態1と同じ
であるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。両コネクタ10,
30の嵌合は、第1コネクタ10のアウタハウジング1
4の前端と第2コネクタ30のフード部31の前端とが
嵌合する時点で開始する。また、アウタハウジング14
の左右両端部にはその前端面に開口する一対のガイド孔
24A,24Bが形成されている。この一対のガイド孔
24A,24Bのうちの一方24Aは、短絡用端子金具
18の弾性接触片18aが臨んでいる撓み空間21内に
連通している。また、第2コネクタ30には、フード部
31の奥端面から突出する左右一対のガイド部35A,
35Bが嵌合方向と平行に形成されている。この一対の
ガイド部35A,35Bのうち、短絡用端子金具18と
対応する側のガイド部35Aは実施形態1の解除部33
と同じく短絡解除手段として機能する。かかる一対のガ
イド部35A,35Bは、フード部31の前端よりも更
に先方へ突出する形態に形成されている。
【0026】両コネクタ10,30が嵌合する過程で
は、両コネクタ10,30が接近すると、まず、図7に
示すように、ガイド部35A,35Bの前端がガイド孔
24A,24Bにガタ付きなく嵌入し、これにより、嵌
合方向と直交する方向において両コネクタ10,30が
位置決めされる。そして、両コネクタ10,30が更に
接近すると、アウタハウジング14とフード部31とが
嵌合を開始するが、この間、ガイド部35A,35Bと
ガイド孔24A,24Bの嵌合によって両コネクタ1
0,30は調芯状態を維持する。そして、両コネクタ1
0,30が正規嵌合状態に至ると、一方のガイド部35
Aが短絡用端子金具18の弾性接触片18aを検知用端
子金具17から離間させるように押動し、これによって
短絡が解除される。
【0027】本実施形態2においては、両コネクタ1
0,30が嵌合を開始するよりも先に、第1コネクタ1
0のガイド孔24A,24Bと第2コネクタ30のガイ
ド部35A,35Bとを嵌合させることで両コネクタ1
0,30を調芯状態となるようにしたので、短絡解除動
作が確実に行われる。また、ガイド部35A,35Bと
ガイド孔24A,24Bはコネクタ10,30の左右両
端部に一対設けたので、ガイド動作が左右方向において
バランスがとれ、コネクタ10,30間のこじりや傾き
の虞が防止される。
【0028】また、ガイド部35A,35Bが、短絡解
除手段としての解除部を兼用するようにしたので、ガイ
ド部と解除部を別個に設ける場合に比べて、構造の簡素
化や小型化を図ることが可能となっている。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0029】(1)上記実施形態では雌端子金具を検知
用端子金具としたが、本発明によれば、雄端子金具を検
知用端子金具としてもよい。 (2)上記実施形態では解除部を左右両端に一対設けた
が、本発明によれば、左右いずれか一方の端部のみに解
除部を設けてもよい。 (3)上記実施形態では解除部を左右両端部に設けた
が、本発明によれば、解除部を左右方向中央位置に設け
てもよい。 (4)上記実施形態では短絡用端子金具を第1コネクタ
の外壁に設けたが、本発明によれば、短絡用端子金具を
端子収容室間の隔壁に設けてもよい。また、端子収容室
内に短絡用端子金具を配置してもよい。
【0030】(5)上記実施形態では第1コネクタがア
ウタハウジングにインナハウジングを収容する形態であ
る場合について説明したが、本発明は、第1コネクタが
単一のハウジング構造であるものにも適用することがで
きる。 (6)上記実施形態では第1コネクタ側にのみ調芯機構
を設けた場合について説明したが、本発明は、第1コネ
クタ側と第2コネクタ側の双方に調芯機構が設けられて
いる場合や、第2コネクタ側にのみ調芯機構が設けられ
ている場合にも適用することができる。
【0031】(7)上記実施形態ではガイド孔を第1コ
ネクタに形成するとともにガイド部を第2コネクタに形
成したが、本発明によれば、ガイド孔を第2コネクタに
形成するとともにガイド部を第1コネクタに形成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の分解斜視図
【図2】両コネクタの離脱状態を示す部分断面図
【図3】両コネクタの半嵌合状態を示す部分断面図
【図4】両コネクタの正規嵌合状態を示す部分断面図
【図5】実施形態2の離脱状態を示す斜視図
【図6】両コネクタの離脱状態を示す部分断面図
【図7】両コネクタが調芯された状態を示す部分断面図
【図8】両コネクタが正規嵌合した状態を示す部分断面
【符号の説明】
A…ダッシュボード(組付け部材) B…インストルメントパネル(組付け部材) 10…第1コネクタ 12…弾性撓みアーム(調芯機構) 17…検知用端子金具 18…短絡用端子金具 20…外壁 30…第2コネクタ 33…解除部 24A,24B…ガイド孔 35A,35B…ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−134900(JP,A) 特開 平6−181083(JP,A) 特開 平9−245887(JP,A) 特開 平11−162561(JP,A) 特開 平9−50867(JP,A) 実開 平4−8275(JP,U) 実開 平2−5275(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64 H01R 13/631 H01R 23/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに組付け可能な一対の組付け部材の
    夫々に設けられ、前記一対の組付け部材の組付けにとも
    なって互いに嵌合される第1と第2のコネクタを備えて
    なり、 少なくとも一方の前記コネクタを、前記組付け部材に対
    し、前記両コネクタの嵌合方向と交差する方向への変位
    可能に支持することで、前記両コネクタ間の芯ずれを吸
    収する調芯機構を備えたものであって、 前記第1コネクタにおいては複数の給電用端子金具と
    一対の検知用端子金具とが並列して配置されているとと
    もに、前記一対の検知用端子金具が前記端子金具並列方
    向における最も端に配置され、この一対の検知用端子金
    具を短絡状態とする短絡用端子金具が、前記一対の検知
    用端子金具が収容されている最端の端子収容室の外壁内
    に収容されており、 前記第2コネクタには、前記両コネクタが正規嵌合状態
    に至ったときに前記短絡用端子金具による短絡を解除す
    る解除部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1コネクタと前記第2コネクタの
    うちの一方にはガイド孔が形成されるとともに他方には
    前記ガイド孔に嵌合可能なガイド部が形成され、このガ
    イド孔とガイド部とは、前記両コネクタが嵌合を開始す
    るよりも先にガイド部がガイド孔に嵌合する配置とされ
    ていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド孔と前記ガイド部は、前記両
    コネクタの左右両端部に一対ずつ配置されていることを
    特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部が短絡解除手段としての前
    記解除部を兼用していることを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載のコネクタ。
JP2000153325A 2000-05-24 2000-05-24 コネクタ Expired - Fee Related JP3468362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000153325A JP3468362B2 (ja) 2000-05-24 2000-05-24 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000153325A JP3468362B2 (ja) 2000-05-24 2000-05-24 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001332349A JP2001332349A (ja) 2001-11-30
JP3468362B2 true JP3468362B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=18658601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000153325A Expired - Fee Related JP3468362B2 (ja) 2000-05-24 2000-05-24 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3468362B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2602416C (en) * 2005-03-24 2013-12-03 Tyco Electronics Amp Gmbh Plug housing and electrical plug for transmitting electrical drive power
JP7288586B2 (ja) * 2020-02-19 2023-06-08 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001332349A (ja) 2001-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2311151B1 (en) Checkable plug-in connection and method for checking the connection state of a plug-in connection
JP4034330B1 (ja) 回路ユニット収容ボックス
JP4577209B2 (ja) コネクタ
US5618201A (en) Connector having engagement detecting device
JP2003031303A (ja) 防水式低挿入力コネクタ
JPH0822873A (ja) 短絡型電気コネクタ
JP2008543026A (ja) 端子位置保証装置を有するコネクタ組立体
JP2007265785A (ja) 電気コネクタ
JP3391419B2 (ja) コネクタ
JP4547282B2 (ja) 自動調芯用コネクタ
JP3285125B2 (ja) 検知手段付き電気コネクタ
JP3073697B2 (ja) コネクタに対するショート端子の取付け構造及び取付け方法
JPH09306582A (ja) コネクタ
JP3468362B2 (ja) コネクタ
EP0884809B1 (en) Connector for circuit board
JP3454985B2 (ja) 電気コネクタ
JPH11126659A (ja) 短絡端子及びそれを使用するコネクタ
JPH0554934A (ja) コネクタの接続方法および接続装置
JP4975708B2 (ja) 嵌合型コネクタ
JP3889682B2 (ja) コネクタ
JP3256782B2 (ja) ロック機構付コネクタ
JPH0779029B2 (ja) 低挿抜力電気コネクタ
JP2000299151A (ja) コネクタの接続構造
JP3276313B2 (ja) コネクタの嵌脱構造
JPH08306426A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees