JP3467640B2 - 救急用ベスト - Google Patents

救急用ベスト

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JP3467640B2
JP3467640B2 JP01438899A JP1438899A JP3467640B2 JP 3467640 B2 JP3467640 B2 JP 3467640B2 JP 01438899 A JP01438899 A JP 01438899A JP 1438899 A JP1438899 A JP 1438899A JP 3467640 B2 JP3467640 B2 JP 3467640B2
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belt
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belts
emergency
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喜啓 新美
誠治 篠原
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株式会社キクテック
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、緊急時に救出活動
に当たる者が着用するとともに担架や三角巾に切り替え
使用できる救急用ベストに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、災害発生等の緊急時には、救出活
動に当たる救出者は、その着衣、例えば、ベストの胸部
や背部に、所属する団体名、またはマークを表示して活
動が行われている。そして、災害現場の状況に沿って、
被災者の救出や救護活動が行われていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、災害現場で
は、被救出者の状況によって担架等を必要とする場合が
ある。このような場合、災害現場の最先端で行動してい
て、手元に担架が無かったり、担架の数が不足したりす
るときには、従来は、救出者の上衣を利用して急拵えの
担架を作ったり、戸板を利用して担架に代用していた。 【0004】このような担架は取り扱いが不便であり、
被救出者搬送の安定性が低いという問題があった。 【0005】この発明は、上記にかんがみてなされたも
のであり、その目的とするところは、着用している救急
ベストを担架や三角巾に切り替えて使用することのでき
る救急用ベストを提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、第1の発明の救急用
ベストは、間隔を保持して平行に配設された左右1対の
縦ベルトと、1対の前記縦ベルトの両端部にそれぞれ直
交して設けられ担ぎ棒を挿通可能な挿通部を有するとと
もに互いに係合して環状に連結可能な1対の胴ベルト
と、1対の前記縦ベルトの間に架設されるとともに背面
側に前記縦ベルトに直交する方向へ貫通する横貫通部を
備えた1対の表示面部と、1対の前記表示面部の間に形
成された貫頭部と、を備え、表示面部は、その背面側に
1対の前記縦ベルトの間に架設された裏布部を有し、裏
布部と表示面部との間に前記縦ベルトに直交する方向へ
貫通する横貫通部が形成されてなることを特徴とする救
急用ベストである。 【0007】 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
1〜6の図面に基づいて説明する。 【0010】図において、符号1で示す救急用ベスト
は、左右1対の縦ベルト5,6と、縦ベルト5,6の両
端部に設けられそれぞれ挿通部17、または挿通部22
を有する1対の胴ベルト15,20と、縦ベルト5,6
間に架設された1対の表示面部25,30と、表示面部
25,30の間に形成された貫頭部35と、表示面部2
5,30の背面側にそれぞれ形成された横貫通部27,
32とを備えて形成されている。 【0011】縦ベルト5,6は、それぞれが同一の長さ
を有する布ベルトからなり、両縦ベルト5,6が所定の
間隔で平行して配置されるとともに、縦ベルト5,6間
にかけ渡し状に6個の横ベルト8〜13が、所定間隔で
縫い目Sにより縫着されて形成されている。 【0012】胴ベルト15は、縦ベルト5と同様の布ベ
ルトからなり、縦ベルト5,6の一方の端部に、直交し
て縫い目S1 ,S1 により縫着され、折返して二重とな
った両端部には、それぞれ留具16,16が取り付けら
れている。また留具16の内側には、担ぎ棒35を挿通
するループ状の挿通部17,17が設けられている。 【0013】胴ベルト20は、縦ベルト5と同様の布ベ
ルトからなり、縦ベルト5,6の他方の端部に、直交し
て縫い目S2 ,S2 により縫着され、折返して二重とな
った両端部には、それぞれ留具16,16に係合可能な
緊締端部21,21が形成されている。また緊締端部2
1近傍には、縫い目S3 ,S3 により、担ぎ棒35を挿
通するループ状の挿通部22,22が設けられている。 【0014】そして、緊締端部21,21がそれぞれ留
具16,16に係合して、胴ベルト15と胴ベルト20
とが連結されて環状に形成されるとともに、着用者の胴
回りを緊締するように形成されている。 【0015】表示面部25,30は、本例では、それぞ
れ略方形の布地からなり、一方の表示面部25は、一側
の縁辺部が横ベルト9へ、逆側の縁辺部が横ベルト10
へ、それぞれ縫い目S4 ,S4 により縫着され、横ベル
ト9,10を介して縦ベルト5,6間に架設されてい
る。また他方の表示面部30は、一側の縁辺部が横ベル
ト11へ、逆側の縁辺部が横ベルト12へ、それぞれ縫
い目S6 ,S6 により縫着され、横ベルト11,12を
介して縦ベルト5,6間に架設されている。 【0016】また、表示面部25,30の背面側には、
表示面部25,30より稍大きい、略方形布地からなる
裏布部26,31がそれぞれ縫着されている。即ち、裏
布部26は相対する縁辺部が、表示面部25と同じ縫い
目S4 ,S4 により、それぞれ横ベルト9,10へ共に
縫着され、それに直交する側の縁辺部が縫い目S5 ,S
5 で、それぞれ縦ベルト5,6に縫着されている。そし
て、表示面部25と裏布部26との間に、縦ベルト5,
6に直交する方向に貫通する横貫通部27が形成されて
いる。 【0017】裏布部31は相対する縁辺部が、表示面部
30と同じ縫い目S6 ,S6 により、それぞれ横ベルト
11,12へ共に縫着され、それに直交する側の縁辺部
が縫い目S7 ,S7 で、それぞれ縦ベルト5,6に縫着
されている。そして、表示面部30と裏布部31との間
に、縦ベルト5,6に直交する方向に貫通する横貫通部
32が形成されている。 【0018】そして、表示面部25,30にはマークや
団体名が適宜に表示され、縦ベルト10と縦ベルト11
との間で、横ベルト5と横ベルト6に囲まれた部分は、
着用者の頭部を通す貫頭部35を形成している。 【0019】次に、このように構成された救急用ベスト
1の使用態様を説明する。 【0020】まず、救急用ベスト態様について説明す
る。救急用ベストとして使用するには、図3,4に示す
ように、縦ベルト5,6の長手方向の略中央部を側方か
ら見て逆U字状に折り曲げ、貫頭部35に着用者である
救出者Rの頭部を通し、貫頭部35周囲の縦ベルト5,
6を肩かけとして着用する。そして、胴ベルト15,2
0を胴回りに巻きつけ、各留具16,16と緊締端部2
1,21とを互いに係合し緊締する。これにより、救出
者Rの胸部および背部に表示面部25,30が位置し
て、救急用ベストとして使用することができる。 【0021】担架として使用する場合は、例えば、2人
の救出者が着用している2個の救急用ベスト1,1を展
開して、直列状に並べる。このとき、図5に示すよう
に、一方の救急用ベスト1の胴ベルト15部分と、他方
の救急用ベスト1の胴ベルト20部分とを行き違い状に
重ね、適宜長さの棒または竿2本を、担ぎ棒40,40
として、救急用ベスト1,1の各挿通部17,17、2
2,22へ挿通する。 【0022】これにより、2個の救急用ベスト1,1が
大人用の担架となり、対象者を運ぶことができる。そし
て、胴ベルト15,20、15,20が縦ベルト5,
6、5,6を担ぎ棒40,40間に支持するとともに、
横ベルト8〜13、8〜13がそれぞれ縦ベルト5,
6、5,6間に架設状となり、表示面部25,30、裏
布部26,31が、寝た姿勢の対象者を安定した状態で
運ぶことができる。 【0023】なお、1個の救急用ベスト1と短い担ぎ棒
40,40とにより、小人用の担架、または、大人を椅
座姿勢で運ぶことができる担架を形成することができ
る。 【0024】次に、三角巾として使用する場合は、例え
ば、救出者が着用している救急用ベスト1を、三角巾を
必要とする対象者Pに、上述の救急用ベスト態様と同様
にして着用を行う(図6参照)。そして、胸部側に位置
する表示面部25(または30)背面側の横貫通部27
(または32)に負傷した腕を通し、吊り下げ状に腕の
支持を行うことができる。 【0025】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の技術的思想の範囲内でその実施形態を変更
することができる。例えば、表示面部の背面側に設けら
れた裏布部を省略して、表示面部と縦ベルトとの間で横
貫通部を形成してもよい。 【0026】また、救急用ベストの随意の位置に、着用
者の氏名等を表記した身分証を入れるクリヤーポケット
を設けてもよい。また各胴ベルトの挿通部内面側に、担
ぎ棒との間の滑り止め手段を設けてもよい。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の救急用ベ
ストによれば、緊急時に、救出活動に当たる者が着用し
て、団体名、マーク等の表示を行って所属団体を明示す
るとともに、救出活動中に、担架や三角巾等の救急用資
材が必要となったとき、即座に、使い易い担架や三角巾
に切り替えて使用することができる。 【0028】従って、救出活動を軽快に行うことができ
るとともに、担架や三角巾を必要とする事態に、迅速に
対処することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の救急用ベストの展開図。 【図2】図1のA−A線矢視断面図。 【図3】本実施形態における救急用ベスト態様を示す斜
視図。 【図4】同じく救急用ベスト態様の着用状態を示す斜視
図。 【図5】同じく担架としての使用態様の一例を示す斜視
図。 【図6】同じく三角巾としての使用態様を示す斜視図。 【符号の説明】 1 救急用ベスト 5,6 縦ベルト 15,20 胴ベルト 16 留具 17,22 挿通部 21 緊締端部 25,30 表示面部 26,31 裏布部 27,32 横貫通部 35 貫頭部 40 担ぎ棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−280207(JP,A) 実開 昭52−115314(JP,U) 実公 昭15−18003(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 13/00 A41D 1/04 A61G 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 間隔を保持して平行に配設された左右1
    対の縦ベルトと、 1対の前記縦ベルトの両端部にそれぞれ直交して設けら
    れ担ぎ棒を挿通可能な挿通部を有するとともに互いに係
    合して環状に連結可能な1対の胴ベルトと、 1対の前記縦ベルトの間に架設されるとともに背面側に
    前記縦ベルトに直交する方向へ貫通する横貫通部を備え
    1対の表示面部と、 1対の前記表示面部の間に形成された貫頭部と、 を備え、該表示面部は、その背面側に1対の前記縦ベル
    トの間に架設された裏布部を有し、前記裏布部と表示面
    部との間に前記縦ベルトに直交する方向へ貫通する横貫
    通部が形成されてなることを特徴とする救急用ベスト。
JP01438899A 1999-01-22 1999-01-22 救急用ベスト Expired - Lifetime JP3467640B2 (ja)

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