JP3467212B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3467212B2
JP3467212B2 JP17462099A JP17462099A JP3467212B2 JP 3467212 B2 JP3467212 B2 JP 3467212B2 JP 17462099 A JP17462099 A JP 17462099A JP 17462099 A JP17462099 A JP 17462099A JP 3467212 B2 JP3467212 B2 JP 3467212B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRT(cathode
ray tube)またはLCD(liquid crystaldisplay)な
どのディスプレイに文字や画像などのデータを表示する
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置の中には、文字や画像な
どをディスプレイの表示領域1画面に一度に表示できな
い場合、表示するデータを次々に更新して表示内容を移
動することで全体を表示するスクロール表示機能を有す
るものがある。
【0003】特開平6−98075「表示装置」におけ
る従来の装置では、スクロール表示の単位移動量をドッ
ト数や行数などの形式でユーザが任意に設定することが
できる。スクロール表示の際には、現在表示しているデ
ータのエリアポイントと予め登録された移動量データか
ら次の画像データエリアポイントを計算することで表示
領域の移動を行っている。
【0004】また、従来のパーソナルコンピュータの表
示装置の中には、キーボード上、もしくは画面上に設け
られた特定のキーを押すと1行を単位移動量としてスク
ロール表示を行い、別のキーを押すと1画面を単位移動
量としてスクロール表示を行うものがある。また、デー
タの検索処理中に特定のキーを押すと、検索中のデータ
が存在する領域へ表示領域を移動させるものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ユ
ーザがディスプレイの表示内容を移動したい場合、行単
位や画面単位でしか移動できないため、ユーザが希望す
るデータを表示させるのに時間がかかる場合があった。
たとえば、特定のデータが存在する領域だけを次々と表
示させたり、特定の装置から受信したデータだけを次々
と表示させることはできなかった。
【0006】また前述したように、従来のパーソナルコ
ンピュータの中には、検索して抽出した特定のデータが
存在する領域だけを次々と表示させるものもあるが、こ
の場合、表示領域の移動指示を行うキーと、通常のスク
ロール指示を行うキーとはキーが異なっているため、キ
ー数が多くなり、ユーザにとって操作が複雑になるとい
った問題があった。
【0007】本発明は、ユーザが多様なスクロール方式
を容易に選択することができ、短時間でデータの内容を
確認できる表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、送受信する電
子メールを、送受信する時刻、送信先、送信元、タイト
ル、本文に互いに関連付けて、文字または画像のデータ
として記憶する記憶手段と、文字または画像のデータを
表示する所定の表示領域を有するディスプレイと、スク
ロール指示を入力するスクロール指示入力手段と、記憶
手段内の表示データ領域からデータを読み出し、ディス
プレイの表示領域に文字または画像として表示する表示
制御手段とを有し、前記スクロール指示入力手段からス
クロール指示される毎に、予め定める移動規則で前記表
示データ領域を記憶手段内で移動し、表示領域の表示内
容を更新するスクロール方式で表示する表示装置におい
て、切り替えボタンを押下する毎にスクロール方式が切
り替わるスクロール方式入力手段を備え、前記スクロー
ル方式入力手段により切り替えられるスクロール方式
は、表示領域の表示を1行ずつずらして表示する1行単
位のスクロール方式と、表示領域の表示を1画面ずつず
らして表示する1画面単位のスクロール方式と、時刻デ
ータの時刻の順に電子メールを切り替えて表示するスク
ロール方式と、同一の送信先、送信元別に同じ識別子を
付して同じ識別子を有する別の電子メールを表示するス
クロール方式と、文字または画像のデータの一部の抽出
が可能であって抽出されたデータを含む別の表示領域を
表示するスクロール方式とから選択されるスクロール方
式であり、前記スクロール方式入力手段で指定されたス
クロール方式および現在の表示データ領域に基づき、次
にディスプレイの表示領域に表示する表示データ領域を
算出する次表示領域算出手段を有し、前記次表示領域算
出手段は、前記スクロール方式入力手段が、表示領域の
表示を1行ずつずらして表示する1行単位のスクロール
方式を指定する場合、現在の表示データ領域から、表示
領域1行分のデータだけずれた次の表示データ領域を算
出し、表示領域の表示を1画面ずつずらして表示する一
画面単位のスクロール方式を指定する場合、現在の表示
データ領域から、表示領域1画面分のデータだけずれた
次の表示データ領域を算出し、時刻データの時刻の順に
表示データを切り替えて表示するスクロール方式を指定
する場合、記憶手段から各表示データの時刻データを調
べ、現在表示している表示データの時刻データに最も近
い時刻データを持つ表示データの領域を次の表示データ
領域として算出し、同じ識別子を有する別の表示データ
を表示するスクロール方式を指定する場合、記憶手段に
記憶される各表示データの持つ識別子を調べ、現在表示
されている表示データの識別子と同じ識別子を持つ表示
データの領域を次の表示データ領域として算出し、文字
または画像の一部のデータの抽出が可能であって、抽出
されたデータを含む別の表示領域を表示するスクロール
方式を指定する場合、現在の表示データ領域を除く記憶
手段の領域を調べ、抽出されたデータに一致するデータ
が存在する領域を次の表示データ領域として算出してな
り、前記スクロール指示入力手段でスクロール指示され
ると、前記表示制御手段は、算出した次の表示データ領
域内のデータを読み出してディスプレイに表示すること
を特徴とする表示装置である。
【0009】本発明に従えば、スクロール方式入力手段
の切替えボタンを押下する毎にスクロール方式が、表示
領域の表示を1行ずつずらして表示する1行単位のスク
ロール方式と、表示領域の表示を1画面ずつずらして表
示する1画面単位のスクロール方式と、時刻データの時
刻の順に電子メールを切り替えて表示するスクロール方
式と、同一の送信先、送信元別に同じ識別子を付して同
じ識別子を有する別の電子メールを表示するスクロール
方式と、文字または画像のデータの一部の抽出が可能で
あって抽出されたデータを含む別の表示領域を表示する
スクロール方式と切り替わり、ユーザは容易にスクロー
ル方式の切り替えを選択することができる。
【0010】スクロール方式が選択されると、次表示領
域算出手段は選択されたスクロール方式に従って次に表
示する表示データ領域を算出し、ユーザによってスクロ
ール指示されると算出した次の表示データ領域からデー
タを読み出して表示する。このように、スクロール方式
が異なる場合であってもスクロール指示入力手段が共通
であり、スクロール方式に応じて別途にキーが設けられ
るのではないので、操作が複雑にならない。このように
して、ユーザは容易に多様なスクロール方式を操作し
て、必要なデータを短時間で表示させることができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】本発明に従えば、ディスプレイに文字を表
示する場合に1行単位のスクロール表示を行うことがで
き、電子メールなどの文章を読むのに非常に便利であ
り、また一画面単位のスクロール表示が可能であり、こ
れによって、たとえば大きな画像などを表示する際に効
率良く表示させることができる。また、表示データが電
子メールであるから、その送受信時刻を時刻データとし
て記憶手段に記憶し、スクロール指示する毎に現在表示
中のメールの時刻データに最も近い時刻データを持つメ
ールを表示させることができる。これによって、たとえ
ばユーザが受信した電子メールを、受信した順に次々と
表示することが可能となる。また、データを作成した時
刻を時刻データとして記憶してもよい。本発明に従え
ば、表示データを送受信する毎に送信先装置の名前やア
ドレスといった識別子を送受信した表示データとともに
記憶手段に記憶するので、たとえば送信先の同じ表示デ
ータ、もしくは送信元の同じ表示データのみを次々と表
示することが可能となる。さらに本発明に従えば、たと
えばディスプレイに表示される文字や画像データの一部
をユーザがマウスでドラッグするなどの操作によって抽
出した場合、スクロール指示することによって、前記抽
出したデータを含む領域を次に表示することができる。
これによって、ユーザが探している特定のデータが存在
する領域だけを次々と表示することが可能となる。
【0015】また本発明は、スクロール方式入力手段で
指定されたスクロール方式をディスプレイに表示するス
クロール方式表示手段を有することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、ディスプレイに表示され
るスクロール方式によってユーザは現在選択されている
スクロール方式を容易に確認することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の表示装置を電子
メールの通信端末装置に搭載した場合の実施の一形態を
示すブロック図である。表示装置15は、電子メールの
内容を表示するディスプレイ1と、ディスプレイ1に電
子メールを表示するための制御を行う表示制御部2と、
ユーザの指定したスクロール方式をディスプレイ1に表
示するための制御を行うスクロール方式表示部3と、ユ
ーザの指定したスクロール方式に従って次に表示する表
示データ領域を算出する次表示領域算出部4と、電子メ
ールを記憶する記憶部5と、ユーザがスクロール表示の
実行を指示するためのスクロール指示入力部6と、ユー
ザがスクロール方式を選択するためのスクロール方式入
力部7と、電子メール作成時の文字入力やその他の処理
を実行するためのボタンを備えた入力部8と、時刻を計
測するタイマー9と、フォントや制御プログラムを記憶
したROM(read only memory)10と、制御中のワー
クメモリとなるRAM(random access memory)11
と、全体の制御を行う制御部12と、外部の通信回線と
接続され、電子メールの転送プロトコルであるSMTP
(Simple Mail Transfer Protocol)などの通信プロト
コルに従って通信を行う通信部13とから構成されてい
る。
【0024】図2は、本実施形態におけるディスプレイ
1の表示と、スクロール指示入力部6およびスクロール
方式入力部7における入力とを説明する図である。ディ
スプレイ1は、LCDなどで構成され、画面には、記憶
部5から読出した電子メールを表示するメール表示領域
101の他に、現在のスクロール方式を表示するスクロ
ール方式表示部3のスクロール方式表示領域102が存
在し、このスクロール方式表示領域102の上下には三
角形の矢印でスクロール可能な方向を示すスクロール方
向表示マーク103,104が表示される。前記スクロ
ール方式表示領域102には、スクロール方式に対応し
たメッセージやアイコンを表示することで、現在選択さ
れているスクロール方式をユーザに通知する。たとえ
ば、行単位の移動表示であれば「次行」、画面単位の移
動表示であれば「次頁」、送受信時刻の近い別の電子メ
ールへの移動表示であれば「次メール」、同じ送信元を
持つ別の電子メールへの移動表示であれば「同差出人次
メール」、同じ送信先を持つ別の電子メールへの移動表
示であれば「同宛先次メール」、現在抽出中の文字列を
含む領域への移動表示であれば、「次検索」と表示する
ものとする。
【0025】スクロール方向表示マーク103,104
は次表示領域算出部4が次の表示データ領域を算出し、
移動可能である場合に表示され、ユーザにスクロール可
能であることを通知するものである。本実施形態では、
まだ表示していない領域へのスクロール表示と、すでに
表示させた領域へのスクロール表示との両方向へのスク
ロール表示が可能としているため、スクロール方向表示
マーク103,104を2つ設けている。これらのマー
ク103,104は省略してもよく、また三角形などの
矢印でなく、次に表示させるデータの一部を表示するよ
うにしてもよい。
【0026】スクロール指示入力部6は、2つスクロー
ル指示ボタン61,62を備え、これらは前記2つのス
クロール方向表示マーク103,104に対応してスク
ロール方向を示す三角形の矢印形状に形成される。これ
らのボタンがユーザによって押下された場合、押下され
たボタンの示すスクロール方向を含めたスクロール指示
を表示制御部2、制御部12に通知する。
【0027】スクロール方式入力部7は、スクロール方
式切替えボタン71を備え、このボタンがユーザによっ
て押下された場合、スクロール方式の切替え指示をスク
ロール方式表示部3、次表示領域算出部4、制御部12
に通知する。スクロール指示ボタン61,62およびス
クロール方式切替えボタン71は、装置の表面にハード
ウエアとして構成してもよく、ディスプレイ1と一体化
されたタブレット式入力装置を持つ場合には、タブレッ
ト上でスクロール方向表示マーク103,104に当た
る領域をスクロール指示ボタン61,62に割当て、前
記スクロール方式表示領域102に当たる領域をスクロ
ール方式切替えボタン71に割当て、ソフトウエアとし
て構成してもよい。
【0028】表示制御部2は、現在表示中のデータであ
る表示データ領域が記憶部5のどの領域に存在するかを
示す表示領域ポインタを保持しており、表示領域ポイン
タにセットされる記憶部5のアドレスを先頭アドレスと
し、この先頭アドレスからメール表示領域101の一画
面分に相当するデータが表示データ領域となり、この表
示データ領域内の電子メールデータを読出し、ビデオ信
号に変換してディスプレイ1に出力し、ディスプレイ1
のメール表示領域101に表示する。
【0029】スクロール方式表示部3は、スクロール方
式入力部7からスクロール方式の切替え指示を受信した
場合、前述したように、スクロール方式表示領域102
の表示を更新する。
【0030】次表示領域算出部4は、双方向のスクロー
ル表示に対応した2つの次表示領域ポインタを保持して
おり、選択中のスクロール方式に従ってこれらのポイン
タにセットするアドレス値を算出する。たとえば「次
行」に対応するスクロール方式の場合は、現在の表示領
域ポインタに設定される先頭アドレスから、上方および
下方の双方向にメール表示領域101、1行分離れた位
置のアドレスをそれぞれ算出し、算出した各アドレスを
それぞれ次表示領域ポインタにセットする。また「次
頁」に対応するスクロール方式の場合は、現在の表示領
域ポインタに設定される先頭アドレスから、双方向に1
画面分離れた位置のアドレスをそれぞれ次表示領域ポイ
ンタにセットする。
【0031】「次メール」に対応するスクロール方式の
場合は、現在表示中の電子メールが他端末から受信した
電子メールであれば、この他端末から受信した全電子メ
ールの受信時刻を記憶部5から読出し、現在表示中の電
子メールの受信時刻と比較する。ここで、現在表示中の
電子メールよりも古く、受信時刻の差が最も小さい電子
メールの先頭アドレスを一方の次表示領域ポインタにセ
ットし、現在表示中の電子メールよりも新しく、受信時
刻の差が最も小さい電子メールの先頭アドレスを他方の
次表示領域ポインタにセットする。
【0032】現在の表示領域ポインタが示す領域を含む
電子メールが他端末へ送信した電子メールの場合にも同
様に、この他端末へ送信した全電子メールの送信時刻を
記憶部5から読出し、現在表示中の電子メールよりも古
く、送信時刻の差が最も小さい電子メールの先頭アドレ
スを一方の次表示領域ポインタにセットし、現在表示中
の電子メールよりも新しく、送信時刻の差が最も小さい
電子メールの先頭アドレスを他方の次表示領域ポインタ
にセットする。
【0033】「同差出人次メール」に対応するスクロー
ル方式の場合は、他端末から受信した全電子メールの送
信元メールアドレスを記憶部5から読出し、現在表示中
の電子メールの送信元メールアドレスと比較する。ここ
で、送信元メールアドレスが一致した電子メールの中で
現在表示中の電子メールの前後に当たる電子メールの先
頭アドレスをそれぞれ次表示領域ポインタにセットす
る。
【0034】「同宛先次メール」に対応するスクロール
方式の場合も同様に、他端末へ送信した全電子メールの
送信先メールアドレスを記憶部5から読出し、現在表示
中の電子メール送信先メールアドレスと比較する。ここ
で、送信先メールアドレスが一致した電子メールの中で
現在表示中の電子メールの前後に当たる電子メールの先
頭アドレスをそれぞれ次表示領域ポインタにセットす
る。
【0035】「次検索」に対応するスクロール方式は、
入力部8からユーザが特定の文字列を抽出したことを通
知された場合に選択される。このスクロール方式が選択
された場合は、記憶部5から表示領域ポインタの指すア
ドレスより後の文字データを順に読出し、ユーザの抽出
した文字列と一致する領域が存在すれば、その領域の先
頭アドレスを一方の次表示領域ポインタにセットする。
同様に、記憶部5から表示領域ポインタの指すアドレス
より前の文字データを順に読出し、ユーザの抽出した文
字列と一致する領域が存在すれば、その領域の先頭アド
レスを他方の次表示領域ポインタにセットする。
【0036】記憶部5は、不揮発性のメモリなどによっ
て構成され、他端末へ送信した電子メール、または他端
末から受信した電子メールを保存している。各電子メー
ルはC言語の構造体のような形式で、送受信時刻、送信
先、送信元、タイトル、本文といったデータが互いに関
連付けられて保存され、各電子メールの送受信時刻だけ
を取出したりするような操作が容易に行える構成となっ
ている。
【0037】入力部8は、いくつかのボタン、もしくは
ディスプレイ1と一体化されたタブレット式入力装置な
どから構成され、電子メールの作成、送受信、表示とい
った指示が入力でき、特にディスプレイ1に表示されて
いる文字列の中から抽出開始位置と抽出終了位置を入力
することで、特定の文字列を抽出可能な構成となってい
る。たとえば、上下左右移動のボタンを設け、ディスプ
レイ1のメール表示領域101内で任意の位置にカーソ
ル移動可能とし、特定のボタンを押下することで抽出開
始位置を指定でき、再度ボタンを押下することで抽出終
了位置を指定できるようにしてもよいし、またタブレッ
ト式入力装置の場合には、タブレット押下位置を抽出開
始位置とし、抽出する文字列に沿って押下して移動し、
その後タブレット押下を止めた位置を抽出終了位置とし
てもよい。また、ディスプレイ1では抽出文字列を反転
表示するなどにより、ユーザが抽出文字列を容易に確認
できるのが望ましい、次に本実施形態の動作について説
明する。図3は、本実施形態の表示装置15の動作を示
したフローチャートである。先ずステップ301にて制
御部12がスクロール方式切替えボタン71の押下をス
クロール方式入力部7から通知されたかどうかを調べ
る。ここでスクロール方式切替えボタン71が押下され
ていた場合には、ステップ302でスクロール方式の切
替えを行う。スクロール方式は、たとえば、スクロール
方式切替えボタン71が押下される毎に、「次行」、
「次頁」、「次メール」、「同差出人次メール」、「同
宛先次メール」、「次検索」の順で切替わるようにす
る。スクロール方式表示部3はディスプレイ1のスクロ
ール方式表示領域102に新しいスクロール方式を表示
し、次表示領域算出部4は新しいスクロール方式に従っ
て次表示領域ポインタを更新する。
【0038】次にステップ303にて制御部12がスク
ロール指示ボタン61,62の押下をスクロール指示入
力部6から通知されたかどうかを調べる。ここでスクロ
ール方式が「次頁」であり、スクロール指示ボタン6
1,62のいずれかが押下されていた場合には、ステッ
プ304にて表示制御部2が、スクロール方向に対応し
た次表示領域ポインタの示すアドレスを表示領域ポイン
タにセットし、そのアドレスから1画面分のデータであ
る表示データ領域内のデータを記憶部5から読出してデ
ィスプレイ1のメール表示領域101に表示し、次表示
領域算出部4は次表示領域ポインタを更新する。
【0039】次にステップ305にて制御部12がユー
ザによって文字列の抽出がなされたかどうかを調べる。
制御部12は、入力部8からユーザが抽出開始位置を入
力したことを通知されると文字列の抽出中であることを
認識し、文字列の抽出中に入力部8からユーザが抽出終
了位置を入力したことが通知されると、抽出した文字列
が決定されたと認識する。文字列が抽出された場合に
は、ステップ306にてスクロール方式の切替えが行わ
れ、スクロール方式表示部3がディスプレイ上のスクロ
ール方式表示領域102に新しいスクロール方式「次検
索」を表示し、次表示領域算出部4が制御部12から通
知された抽出文字列を記憶部5から検索し、次表示領域
ポインタを更新する。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、キーを追加することな
くユーザが特定のボタンを押下するだけで、複数種類の
スクロール方式を選択することができ、短時間でデータ
の内容を確認することができる。
【0041】また本発明によれば、ディスプレイに表示
されるスクロール方式によってユーザは現在選択されて
いるスクロール方式を確認することができるまた本発明
によれば、1行単位のスクロール表示が可能となる。
【0042】また本発明によれば、1画面単位のスクロ
ール表示が可能となる。
【0043】また本発明によれば、ユーザが作成、もし
くは送受信したデータを時刻順に次々と表示することが
可能となる。
【0044】また本発明によれば、ユーザが同じ装置に
送信した、もしくは同じ装置から受信したデータだけを
次々と表示することが可能となる。
【0045】また本発明によれば、ユーザが探している
特定のデータが存在する領域だけを次々と表示すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である表示装置15の構
成を示すブロック図である。
【図2】ディスプレイ1の表示と、スクロール指示およ
びスクロール方式の入力方法を示す図である。
【図3】表示装置15の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 表示制御部 3 スクロール方式 4 次表示領域算出部 5 記憶部 6 スクロール指示入力部 7 スクロール方式入力部 8 入力部 9 タイマ 10 ROM 11 RAM 12 制御部 13 通信部 61,62 スクロール指示ボタン 71 スクロール方式切替えボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/34 G06F 3/00 G06F 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信する電子メールを、送受信する時
    刻、送信先、送信元、タイトル、本文に互いに関連付け
    て、文字または画像のデータとして記憶する記憶手段
    と、 文字または画像のデータを表示する所定の表示領域を有
    するディスプレイと、 スクロール指示を入力するスクロール指示入力手段と、 記憶手段内の表示データ領域からデータを読み出し、デ
    ィスプレイの表示領域に文字または画像として表示する
    表示制御手段とを有し、 前記スクロール指示入力手段からスクロール指示される
    毎に、予め定める移動規則で前記表示データ領域を記憶
    手段内で移動し、表示領域の表示内容を更新するスクロ
    ール方式で表示する表示装置において、 切り替えボタンを押下する毎にスクロール方式が切り替
    わるスクロール方式入力手段を備え、 前記スクロール方式入力手段により切り替えられるスク
    ロール方式は、 表示領域の表示を1行ずつずらして表示する1行単位の
    スクロール方式と、 表示領域の表示を1画面ずつずらして表示する1画面単
    位のスクロール方式と、 時刻データの時刻の順に電子メールを切り替えて表示す
    るスクロール方式と、 同一の送信先、送信元別に同じ識別子を付して同じ識別
    子を有する別の電子メールを表示するスクロール方式
    と、 文字または画像のデータの一部の抽出が可能であって抽
    出されたデータを含む別の表示領域を表示するスクロー
    ル方式とから選択されるスクロール方式であり、 前記スクロール方式入力手段で指定されたスクロール方
    式および現在の表示データ領域に基づき、次にディスプ
    レイの表示領域に表示する表示データ領域を算出する次
    表示領域算出手段を有し、 前記次表示領域算出手段は、前記スクロール方式入力手
    段が、 表示領域の表示を1行ずつずらして表示する1行単位の
    スクロール方式を指定する場合、現在の表示データ領域
    から、表示領域1行分のデータだけずれた次の表示デー
    タ領域を算出し、 表示領域の表示を1画面ずつずらして表示する一画面単
    位のスクロール方式を指定する場合、現在の表示データ
    領域から、表示領域1画面分のデータだけずれた次の表
    示データ領域を算出し、 時刻データの時刻の順に表示データを切り替えて表示す
    るスクロール方式を指定する場合、記憶手段から各表示
    データの時刻データを調べ、現在表示している表示デー
    タの時刻データに最も近い時刻データを持つ表示データ
    の領域を次の表示データ領域として算出し、 同じ識別子を有する別の表示データを表示するスクロー
    ル方式を指定する場合、記憶手段に記憶される各表示デ
    ータの持つ識別子を調べ、現在表示されている表示デー
    タの識別子と同じ識別子を持つ表示データの領域を次の
    表示データ領域として算出し、 文字または画像の一部のデータの抽出が可能であって、
    抽出されたデータを含む別の表示領域を表示するスクロ
    ール方式を指定する場合、現在の表示データ領域を除く
    記憶手段の領域を調べ、抽出されたデータに一致するデ
    ータが存在する領域を次の表示データ領域として算出し
    てなり、 前記スクロール指示入力手段でスクロール指示される
    と、前記表示制御手段は、算出した次の表示データ領域
    内のデータを読み出してディスプレイに表示することを
    特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 スクロール方式入力手段で指定されたス
    クロール方式をディスプレイに表示するスクロール方式
    表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の表示
    装置。
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