JP2003196268A - データ入力方法および文字入力装置 - Google Patents

データ入力方法および文字入力装置

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JP2003196268A
JP2003196268A JP2001394535A JP2001394535A JP2003196268A JP 2003196268 A JP2003196268 A JP 2003196268A JP 2001394535 A JP2001394535 A JP 2001394535A JP 2001394535 A JP2001394535 A JP 2001394535A JP 2003196268 A JP2003196268 A JP 2003196268A
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Tomokazu Yae
友和 八江
Satoru Okada
哲 岡田
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力可能なデータ容量が制限されている場合
に、既に入力されている文章のデータ量を、全角、半角
等が統一された状態で容易に圧縮して、確保された入力
データ領域に続いて文字または記号を入力する。 【解決手段】 携帯電話等の通信機器において、入力デ
ータ容量に制限があるメール入力時等に、制限入力デー
タ容量に近いデータ容量まで文字または記号を入力し、
変換対象となる文章中の個所、記号、文字、文字列をそ
れぞれに対応して設定された記号、文字、文字列に変換
してデータ量を圧縮する。例えば、改行個所では改行を
行わず、全角文字は半角文字に変換し、全角ひらがなは
同音の半角カタカナに変換する。また、文字変換テーブ
ルを用いて、かな漢字変換等によって変換が確定された
文字列を、より文字数が少ない同等の意味を有する文字
列、記号、外字等に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字または記号の
入力機能を備えた装置に対してデータを入力する方法、
およびそのデータ入力方法によって文字または記号が入
力される文字入力装置に関する。本発明は、特に、携帯
電話、PHS等のようにメール機能等を有する通信機器
において、送受信可能なデータ容量に制限が設けられて
いる場合に、好適に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、PHS等を用いてメールを送
受信する場合には、一定料金内で送信可能なデータ容量
に制限が設けられている。通信サービス会社によって、
一定料金内で送信可能なデータ容量は異なるが、一般
に、メール一通に相当するデータ容量当たり、またはメ
ール内の一定文字数に相当するデータ容量当たりで料金
が課金されるようになっている。
【0003】このうち、メール一通に相当するデータ容
量当たりで料金が課金されるシステムにおいては、メー
ル一通によって送信可能なデータ容量が制限されてお
り、その制限されたデータ容量に対応して、例えば、全
角文字で50文字または全角文字で64文字等というよ
うに、通信機器に対して入力可能な文字数が設定されて
いる。携帯電話等では、通常、全角文字に2バイトコー
ド、半角文字に1バイトコードのコード長が割り当てら
れており、半角文字の2文字分のデータ量は、全角文字
の1文字分のデータ量に相当するため、例えば全角文字
で50文字と設定されている場合には、半角文字では1
00文字分を入力することが可能となる。操作者は、そ
の制限入力データ容量に応じて入力可能な文字数の範囲
内で文章を作成し、文字または記号を入力して一通のメ
ールとして送信する。
【0004】このシステムにおいて、送信されるメール
のデータ量が、制限入力データ容量を超える場合には、
メールを複数に分けて送信する必要がある。このため、
操作者が文章を入力、送信するために必要な操作が多く
なり、また、メール一通当たりに料金が課金されるた
め、通信料金が高くなるという問題がある。
【0005】また、制限入力データ容量近くまで、既に
文章が入力されている場合に、続いて、制限入力データ
容量を超える内容の文章を入力して、1通のメールによ
って送信しようとした場合には、既に入力されている文
章に戻って、省略、削除可能な個所を見つけて変更する
こと、または全角文字で入力されている個所を半角文字
に変更すること等を行って、文章をその都度修正する必
要があり、操作者が文章を入力するために必要な操作が
多くなるという問題がある。
【0006】一方、メール内の一定文字数に相当するデ
ータ容量当たりで料金が課金されるシステムにおいて
は、入力された文章を一定のデータ容量で区切って料金
を課金するようになっており、例えば全角文字で64文
字等というように、一定のデータ容量に相当する入力文
字数が設定されている。
【0007】このシステムにおいて、料金が課金される
データ容量が64文字に相当する場合、64文字が入力
された場合と65文字が入力された場合とでは、入力さ
れた文字数は1文字差であるが、入力データ容量が2倍
使用されるため、通信料金が2倍必要になる。従って、
操作者は、通信料金を低く抑えるため、制限入力データ
容量に相当する文字数内に収まるように文章を作成して
入力する。しかしながら、その制限入力データ容量に相
当する文字数を超えて文字または記号を入力しようとし
た場合には、上述した、メール一通に相当するデータ容
量当たりで料金が課金されるシステムと同様に、既に入
力されている文章に戻って、省略、削除可能な個所を見
つけて変更すること、または全角文字で入力されている
個所を半角文字に変更すること等を行って、文章をその
都度修正する必要があり、操作者が文章を入力するため
に必要な操作が多くなるという問題がある。
【0008】入力された文字のデータ量を圧縮するため
の従来技術として、例えば特開昭64−51563号公
報には、表示領域が制限されたフレーム内にテキストデ
ータが入りきれなくなった場合に、半角文字に変換可能
な全角文字を検出し、フレーム内のテキストデータの先
頭から全角文字を半角文字に変換して、フレーム内に入
りきれなくなった文字が無くなるまで、変換処理を繰り
返すことによって、テキストデータのデータ量を圧縮
し、フレーム内にテキストデータを収容する文書レイア
ウト方法が開示されている。
【0009】また、入力された文字のデータ量を圧縮す
るための他の従来技術として、例えば特開平2−105
924号公報には、表示領域が制限されたフレーム内か
らテキストデータがはみ出す場合に、優先順位を設けて
フレーム内のテキストデータを全角文字から半角文字に
変換することによって、フレーム内にテキストデータを
収容する文字圧縮表示装置が開示されている。この従来
技術では、全角文字から半角文字に変換しても、さらに
フレーム内からテキストデータがはみ出す場合には、文
字間を詰めること、文字自体の幅、サイズを縮小するこ
とによって、テキストデータのデータ量を圧縮し、フレ
ーム内にテキストデータを収容するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭64−51563号公報に開示されている技術
では、フレーム内のテキストデータの先頭から全角文字
を半角文字に変換するため、例えばテキストデータの前
半部では英数字が半角文字で表示され、後半部では全角
文字で表示される等、1つのフレーム内で英数字等の全
角、半角が統一されず、文章全体の外見が悪くなり、操
作者にとっても読み難い文章となる。
【0011】また、特開平2−105924号公報に開
示されている技術では、表示領域が制限されたフレーム
内からはみ出したテキストデータを、フレーム内に収容
するために圧縮する処理を繰り返しており、携帯電話等
に対してメールを送信するために文章を入力する場合に
は、定められたデータ容量以上に文字または記号を入力
することが不可能であり、利用することができない。ま
た、この従来技術では、全角文字を半角文字に変換して
も、さらにフレーム内からテキストデータがはみ出す場
合に、文字間を詰めること、文字自体の幅、サイズを圧
縮することによって、フレーム内にテキストデータを収
容しているが、携帯電話等では、データ量が文字数に対
応しているため、文字間を詰めること、文字自体の幅、
サイズを圧縮することではデータ量を圧縮することがで
きず、この従来技術は携帯電話等に対しては適していな
いと考えられる。
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、文字または記号の入
力機能を備えた装置に対して、入力可能なデータ容量が
制限されている場合に、既に入力されている文章のデー
タ量を、全角、半角等が統一された状態で容易に圧縮し
て、確保された入力データ領域に続いてデータを入力す
ることができるデータ入力方法および文字入力装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ入力方法
は、文字および記号の入力機能を備えた装置に対して、
入力データ容量に制限がある場合に、データを入力する
方法であって、変換対象となる文章中の個所、記号、文
字または文字列を、それぞれに対応して設定された記
号、文字または文字列に変換してデータ量を圧縮する圧
縮変換ステップを含み、そのことにより上記目的が達成
される。
【0014】前記圧縮変換ステップは、制限されている
入力データ容量に近いデータ容量まで文字または記号が
入力されたときに実施されるようにすることができる。
【0015】前記圧縮変換ステップは、文字または記号
が入力される度に実施されるようにすることができる。
【0016】前記圧縮変換ステップは、所定のデータ量
が入力された際に実施されると共に、その後、文字また
は記号が入力される度に実施されるようにすることがで
きる。
【0017】前記圧縮変換ステップを開始する前に、デ
ータ量を圧縮することが可能な範囲を入力された文字お
よび記号と共に表示して、操作者に圧縮可能な範囲を通
知することができる。
【0018】前記圧縮変換ステップでは、改行が行われ
る個所に対して、改行を行わないように変換することが
できる。
【0019】前記圧縮変換ステップでは、全角文字で入
力されているカタカナ、英数字、スペースおよび約物に
対して、半角文字に変換することができる。
【0020】前記圧縮変換ステップでは、全角ひらがな
で入力されている文字に対して、半角カタカナに変換す
ることができる。
【0021】前記圧縮変換ステップでは、入力されてい
る文字列に対して、辞書機能または文字変換テーブルを
用いて、文字数がより少ない文字列、記号または外字に
変換することができる。
【0022】前記圧縮変換ステップでは、複数設定され
ている変換内容のうち、ある変換内容による変換処理を
行った後に、他の変換内容による変換処理を重ねて行う
ことにより、圧縮される内容およびデータ量を段階的に
変化させることができる。
【0023】前記圧縮変換ステップでは、複数設定され
ている変換内容のうち、任意の変換内容による変換処理
を組み合わせて行うことにより、圧縮される内容および
データ量を変化させることができる。
【0024】本発明の文字入力装置は、本発明のデータ
入力方法によって文字または記号が入力される装置であ
って、文字もしくは記号を入力するためのキー、および
変換対象となる文章中の個所、記号、文字もしくは文字
列を、それぞれに対応して設定された記号、文字もしく
は文字列に変換してデータ量を圧縮する指示を入力する
ためのキーを含む入力手段と、入力された文字または記
号を表示する表示手段と、入力可能なデータ容量、変換
対象となる文章中の個所、記号、文字もしくは文字列、
および変換に必要とされる文字変換データを格納する記
憶手段と、該入力手段、該表示手段および該記憶手段を
制御すると共に、該記憶手段に格納されているデータを
用いて、該入力手段から入力されている文字および記号
に対して、変換対象となる文章中の個所、記号、文字も
しくは文字列の有無を判定して変換を行い、データ量を
圧縮する制御手段と、を具備し、そのことにより上記目
的が達成される。
【0025】以下に、本発明の作用について説明する。
【0026】本発明にあっては、文字または記号の入力
機能を備えた携帯電話等の通信機器において、入力デー
タ容量に制限があるメール入力時等に、制限されている
入力データ容量以下のデータ容量まで文字または記号を
入力し、既に入力されている文章中、変換対象となる個
所、記号、文字または文字列を、それぞれに対応して設
定された記号、文字または文字列に変換してデータ量を
圧縮する。
【0027】例えば、既に入力されている文章中、改行
が行われている個所では、改行を行わないようにする。
また、2バイトコードが割り当てられた全角文字で入力
されているカタカナ、英数字、スペースおよび約
物(「、」、「。」等の記号)は、1バイトコードが割
り当てられた半角文字に変換する。また、2バイトコー
ドが割り当てられた全角ひらがなが入力されている場合
には、1バイトコードが割り当てられた、同音の半角カ
タカナに変換する。さらに、かな漢字変換等によって変
換が確定された文字列を、辞書機能または文字変換テー
ブルを用いて、その確定された文字列よりも文字数が少
ない、同等の意味を有する文字列、記号または外字に変
換する。
【0028】このような変換を行うことによって、制限
入力データ容量近くまで入力された文章のデータ量が圧
縮され、新たに確保された入力データ領域に続いて文字
または記号を入力することができるので、操作者は、制
限入力データ容量を気にすることなく、意図していた文
章を入力することができる。
【0029】例えば、文字入力装置に備わった一括変換
キー、所定の変換を行うための変換キー等を操作するこ
とによって、既に入力されている文章中の個所、記号、
文字または文字列を、コード長がより短い記号、文字ま
たは文字数のより少ない文字列に、一括して変換するこ
とができる。これによって、既に入力されている文章全
体に対して変換処理を行うことができるため、既に入力
されている文章に戻って、その都度、文章の省略、別表
現等によって文章を変化させることなく、文章のデータ
量を圧縮することができる。また、文章中で全角、半角
等といった文字種類を統一して用いることができる。
【0030】また、文章の入力途中であっても、文字ま
たは記号が入力される度に、変換対象となる文章中の個
所、記号、文字または文字列を抽出して変換処理を行う
ことにより、容易にデータ量を圧縮することができる。
【0031】例えば、文字または記号を入力する前の初
期状態において、変換対象となる文章中の個所、記号、
文字または文字列の変換内容を予め初期設定しておくこ
とによって、データ入力時に、文字または記号が入力さ
れる度に、設定内容に従って変換を行うことができる。
これによって、文章入力後に変換処理を行うことなく、
操作者が意図していた文字種類によって、文章を入力す
ることができる。
【0032】また、所定のデータ量を入力して、文章中
の個所、記号、文字または文字列を変換してデータ量を
圧縮した後、確保された入力データ領域に続いて文字ま
たは記号を入力する際に、前に行った変換内容を引き継
いで、その変換内容に従って、続いて入力される文章
中、変換対象となる個所、記号、文字または文字列を変
換することにより、既に入力された文章と、続いて入力
された文章とで文字種類を統一することができる。
【0033】また、文字入力装置に備わった一括変換キ
ー等を操作して、既に入力されている文章を変換する前
に、その文章から、データ量を圧縮することが可能な個
所、記号、文字または文字列を抽出して、圧縮可能なデ
ータ量を算出し、入力された文字および記号と共に、デ
ータ量を圧縮することが可能な範囲を目印等を用いて表
示することによって、操作者は、事前に圧縮処理の度合
いを確認することができる。
【0034】また、変換内容が複数設定されている場合
には、文字入力装置に備わった一括変換キー等を連続し
て操作して、ある変換内容によって変換を行った後に、
別の変換内容によって重ねて変換処理を行うことによ
り、文章を圧縮するための変換内容およびデータ量を段
階的に変化させることができる。これによって、操作者
が続けて入力したい文章に応じて、圧縮されるデータ量
を調整することができる。
【0035】また、変換内容が複数設定されている場合
には、文字入力装置に備わった複数の所定の変換キー等
を個別に操作して、複数設定された変換内容から操作者
が任意の変換内容を選択し、複数の変換内容を組み合わ
せて変換処理を行うことにより、文章を圧縮するための
変換内容およびデータ量を段階的に変化させることがで
きる。これによって、操作者が続けて入力したい文章に
応じて、圧縮されるデータ量を調整することができる。
【0036】前回のデータ入力時における最終的な変換
内容を記憶装置中に格納しておくことによって、次回以
降のデータ入力時における初期設定、変換内容等として
設定することができ、操作者によって使用される頻度が
高い変換内容として、継続的に使用することもできる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。
【0038】図1は、本発明の一実施形態である文字入
力装置の構成を示すブロック図である。この文字入力装
置1aとしては、例えば、通信端末としての機能を有
し、文字または記号を入力することが可能な、携帯電
話、PHS、固定式電話機、FAX等が挙げられる。ま
た、文字入力装置1aは、文字または記号の入力機能を
有し、通信装置との接続が可能な電子機器、情報機器等
の装置であってもよく、例えばパーソナルコンピュータ
ー、ワードプロセッサー、PDA等が挙げられる。
【0039】この文字入力装置1aは、入力装置10を
有している。入力装置10は、例えば文字入力装置1a
が携帯電話であれば、電話番号、文字等を入力するため
に必要なテンキー、既に入力されている文章を一括変換
するための指示を入力する一括変換キー、既に入力され
ている文章に所定の変換を行うための指示を入力する所
定の変換キー、文章入力および通信等を行う際に各種指
示を入力するために必要な入力キー等が設けられてい
る。例えば、文字入力装置1aが携帯電話等である場合
には、入力装置10として、押し下げ式のボタン、タッ
チパネル等を好適に用いることができる。また、文字入
力装置1aがパーソナルコンピューター等である場合に
は、入力装置10としてキーボード、マウス等を好適に
用いることができる。
【0040】入力装置10から入力された文字、指示等
は、制御装置20に供給される。制御装置20は、文字
入力装置1a全体の制御を行う装置であり、入力装置1
0、表示装置30、記憶装置40および通信装置50に
接続されている。制御装置20は、入力装置10から入
力された文字、指示等を判断して、表示装置30に対し
て文字、指示内容等を表示するように指示を出力する。
また、制御装置20は、記憶装置40に格納されている
文字変換プログラム41を実行し、辞書データ42、文
字変換テーブル43等を読み出して、入力装置10から
入力された文字、文字列に対して、かな漢字変換、単語
変換等の処理を行う。また、制御装置20は、記憶装置
30に格納されている辞書データ42、文字変換テーブ
ル43、初期設定テーブル44、設定項目テーブル45
等の情報を判定し、入力装置10から入力された文章中
の所定の個所、記号、文字、文字列を、それぞれに対応
して設定された記号、文字、文字列に変換してデータ量
を圧縮する。また、制御装置20は、通信装置50に対
して、メールの送受信、インターネットへの接続等を行
うように指示を出力する。
【0041】表示装置30は、制御装置20によってか
な漢字変換、単語変換等が行われた文章、制御装置20
から指示された内容等を表示する。例えば、文字入力装
置1aが携帯電話等である場合には、表示装置30とし
ては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を好
適に用いることができる。また、文字入力装置1aがパ
ーソナルコンピューター等である場合には、表示装置3
0としてCRTディスプレイ等を用いることもできる。
【0042】記憶装置40には、文字変換を行うための
文字変換プログラム41、入力された文字、文字列をか
な漢字変換するための辞書データ42、入力された文章
のデータ量を圧縮するために行われる各種変換処理にお
ける変換対象文字と変換後の文字とが設定されている文
字変換テーブル43、文字入力に関するフォント、文字
サイズ等の内容が初期設定される初期設定テーブル4
4、初期設定テーブル44の各設定項目の内容を示す設
定項目テーブル45等が格納されている。
【0043】図2は、記憶装置40に格納されている文
字変換テーブル43の構成例を示す図である。この文字
変換テーブル43は、既に入力されている文章中の任意
の文字列に対して、その文字列よりも文字数が少ない同
等の意味の文字列、記号、外字等に変換する変換処理に
ついて、変換対象文字および変換後の文字が設定されて
いる。
【0044】例えば、「郵便、TEL、平成、・・・」
等、変換対象文字の第1候補601、「ゆうびん、TE
L、へいせい、・・・」等、変換対象文字の第2候補6
02、および「ユウビン、Tel、ヘイセイ、・・・」
等、変換対象文字の第3候補603等、複数の文字から
構成されている文字列が、「〒、TEL(記号)、平成
(半角文字)、・・・」等、1文字の記号、外字等から
構成されている文字列に変換される。また、「6時半、
月曜日、パソコン」等、および「6時30分、ハ゜ソコン」
等のように、複数の文字から構成されている文字列が、
「6:30、(月)、PC、・・・」等、その文字列よりも文字
数が少ない文字列に変換される。変換対象文字列は1つ
に限定されず、複数が設定されている場合もあるが、変
換対象文字列から変換される文字列、記号、外字等は、
文字種類を統一するために、1つに限定されている。
【0045】なお、図2では、かな漢字変換等によって
変換が確定された文字列に対して、その確定された文字
列よりも文字数が少ない、同等の意味を有する文字列、
記号または外字に変換する処理に関して、文字変換テー
ブル43を示しているが、本実施形態では、その他に
も、改行個所で改行を行わないように変換する処理、2
バイトコードの全角文字で入力されているカタカナ、英
数字、スペースおよび約物(「、」、「。」等の記号)
を、1バイトコードの半角文字に変換する処理、全角ひ
らがなを同音の半角カタカナに変換する処理等が行わ
れ、これらの各変換処理についても、変換対象文字およ
び変換後の文字が設定された文字変換テーブル43が設
けられており、記憶装置40に格納されている。
【0046】図3は、記憶装置20に格納されている初
期設定テーブル44の構成例を示す図である。この初期
設定テーブル44は、入力される文字の「フォント」、
「文字サイズ」、「文字色」、「絵文字の使用」等、文
字入力に関して予め設定されている設定項目401と、
各設定項目の内容を示す設定フラグ402とによって構
成されている。
【0047】本実施形態では、制限されている入力デー
タ容量の近くまで文字または記号を入力し、その後で、
入力された文章全体に対して変換対象となる個所、記
号、文字または文字列の変換を行ってデータ量を圧縮す
ることができるが、さらに、文字または記号が入力され
る前の初期状態で、初期設定によって予め変換内容を設
定しておくことによって、文章入力時に、変換対象とな
る文字または記号が入力されたときに、自動的にその変
換内容に応じた変換処理を行ってデータ量を圧縮するこ
とができる。このような変換内容の初期設定は、図3に
示す設定項目401における「変換内容」の設定フラグ
501によって設定することができる。
【0048】図5は、記憶装置20に格納されている設
定項目テーブル45の構成例を示す図である。この設定
項目テーブル45は、初期設定テーブル44における
「変換内容」の設定フラグ501について、「0〜6」
までの具体的な処理内容502が設定されている。設定
フラグ501が「0」の場合には、変換内容が指定され
ず、文章入力時に自動的に変換処理が行わなれることは
ない。また、設定フラグ501が「1」の場合には、前
回行われた変換処理における最終的な変換内容が記憶装
置40に記録されて、その記録が読み出され、読み出さ
れた変換内容に従って文章入力時に自動的に変換処理が
行われる。
【0049】設定フラグ501が「2〜6」の場合に
は、それぞれ、所定の変換内容に従って、文章入力時に
自動的に変換処理が行われる。設定フラグ501が
「2」の場合には、変換1による変換処理が行われ、設
定フラグ501が「3」の場合には、変換1による変換
処理に加えて変換2による変換処理が行われ、設定フラ
グ501が「4」の場合には、変換1、2による変換処
理に加えて変換3による変換処理が行われ、設定フラグ
501が「5」の場合には、変換1〜3による変換処理
に加えて変換4による変換処理が行われ、設定フラグ5
01が「6」の場合には、変換1〜4による変換処理に
加えて変換5による変換処理が行われる。例えば、変換
1では、改行個所で改行を行わないようにする変換処
理、および全角文字で入力されているスペースおよび約
物(「、」、「。」等の記号)を半角文字に変換する処
理が行われる。また、変換2では、全角文字で入力され
ている英数字を半角文字に変換する処理が行われる。ま
た、変換3では、全角文字で入力されているカタカナを
半角文字に変換する処理が行われる。また、変換4で
は、全角ひらがなを同音の半角カタカナに変換する処理
が行われる。また、変換5では、かな漢字変換等によっ
て変換が確定された文字列に対して、その確定された文
字列よりも文字数が少ない、同等の意味を有する文字
列、記号または外字に変換する処理が行われる。
【0050】なお、初期設定テーブル44における、
「変換内容」以外の設定項目401についても、設定フ
ラグ402の処理内容を設定した設定項目テーブル45
が設けられており、記憶装置40に格納されている。
【0051】記憶装置40において、文字変換プログラ
ム41、辞書データ42、文字変換テーブル43、初期
設定テーブル44、設定項目テーブル45等は、制御装
置20から指示が出力されたときに適宜読み出され、読
み出された情報に対して、制御装置20によって判定、
変更等の処理が行われる。制御装置20によって情報が
変更された場合には、記憶装置40に変更された情報が
書き込まれる。この記憶装置40としては、上記デー
タ、プログラム、テーブル等を格納することが可能な記
録媒体を用いることができる。例えば、文字入力装置1
aが携帯電話等である場合には、記憶装置40として、
フラッシュメモリを好適に用いることができる。また、
文字入力装置1aがパーソナルコンピューター等である
場合には、記憶装置40として、ハードディスク、フレ
キシブルディスク等を好適に用いることができる。
【0052】通信装置50は、無線または有線によって
外部のサーバー等に接続されており、インターネットへ
の接続、メールの送受信等を行うために使用される。例
えば、文字入力装置1aが携帯電話等である場合には、
通信装置50として、無線制御部、送受信アンテナ等を
含むものを用いることができる。また、文字入力装置1
aがパーソナルコンピューター等である場合には、通信
装置50として、モデム、TA等を用いることができ
る。
【0053】図5は、表示装置10に表示されている文
字入力画面の表示例を示す図である。表示画面301
は、変換開始前の表示画面であり、制限入力データ容量
近くまで文字または記号が入力された状態を示してい
る。本実施形態では、文章の内容に続きが存在するにも
関らず、表示画面301のように、制限入力データ容量
近くまで文字または記号が入力され、続いて文章を入力
するためには入力データ領域が不足している場合に、既
に入力されている文章の内容を変えることなく、変換対
象となる文章中の個所、記号、文字、文字列を変換して
データ量を圧縮することにより、続けて文字または記号
を入力することが可能な入力データ領域を確保し、その
確保された入力データ領域に続いて入力することができ
る。
【0054】以下に、本実施形態の文字入力装置におい
て、文章がどのように変換されてデータ量が圧縮される
かということについて、図5、図6(A)および図6
(B)を用いて説明する。図6(A)および図6(B)
は、本実施形態の文字表示方法について、携帯電話での
メール入力を例として説明するためのフローチャートで
ある。以下では、図6(A)および図6(B)の各ステ
ップに沿って説明を行う。
【0055】ステップS1では、制御装置20によっ
て、記憶装置40に格納されている初期設定テーブル4
4の「変換内容」の設定フラグ402が参照され、初期
入力時に変換処理を行うか否かが判定される。設定フラ
グ402が「0」である場合には、初期入力時には変換
処理を行わないため、ステップS3に進む。また、設定
フラグ402が「0」ではない場合には、初期入力時に
初期設定テーブル44の「変換内容」に設定された変換
処理を行うため、ステップS2に進む。
【0056】ステップS2では、記憶装置40に格納さ
れた文字変換プログラム41、初期設定の「変換内容」
に対応した文字変換テーブル43が予め読み出される。
そして、文字変換テーブル43にて設定された、変換対
象となる文章中の個所、記号、文字または文字列が入力
された時点で、文字変換プログラム41が起動され、制
御装置20によって変換処理が行われる。なお、このス
テップS2では、入力装置10からキー入力が行われ、
かな漢字変換等によって入力文字として確定された時点
で、自動的に初期設定テーブル44の「変換内容」に設
定された変換処理が行われるものとする。全ての文字ま
たは記号が入力されると、ステップS3に進む。
【0057】ステップS3において、既に制限入力デー
タ容量近くまで文章が入力され、さらに続けて文章を入
力する必要があると操作者が判断した場合には、既に入
力されている文章を変換してデータ量を圧縮するため
に、操作者は、入力装置10に備わった一括変換キーを
押し下げる等といった操作を行う。ステップS2におい
て、文字または記号の入力時に既に変換処理が行われて
いる文章であっても、異なる変換内容によってさらに変
換処理を行うことができる。入力装置10から、一括変
換キーが操作されたという情報が制御装置20に伝達さ
れると、制御装置20によって一括変換キーが操作され
たか否かが判定される。一括変換キーが操作されている
場合には、変換処理を開始するためにステップS4に進
む。また、一括変換キーが操作されていない場合には、
ステップS17に進む。
【0058】ステップS3にて初めて一括変換キーが操
作された場合には、既に入力されている文章の変換を行
う前に、操作者が変換処理による圧縮効果の度合いを事
前に確認することができるように、データ量を圧縮可能
な範囲が、各変換LV毎に表示される。このため、ステ
ップS4では、制御装置20によって、記憶装置40に
格納されている文字変換テーブル43から、各変換内容
に対する変換対象文字が読み出され、既に入力されてい
る文章から変換対象文字が確定され、各変換内容毎に変
換対象文字数が算出される。
【0059】本実施形態では、変換レベル0〜5までの
5段階の変換レベル(LV)が設定されており、変換L
V0〜5のそれぞれの変換内容に対して、変換対象文字
が確定され、変換対象文字数が算出される。変換LVが
「0」の場合には、入力された文章に対して変換処理は
行われない。また、変換LVが「1」の場合には、上記
変換1による変換処理が行われ、変換LVが「2」の場
合には、上記変換1による変換処理に加えて変換2によ
る変換処理が行われ、変換LVが「3」の場合には、変
換1、2による変換処理に加えて変換3による変換処理
が行われ、変換LVが「4」の場合には、変換1〜3に
よる変換処理に加えて変換4による変換処理が行われ、
変換LVが「5」の場合には、変換1〜4による変換処
理に加えて変換5による変換処理が行われる。
【0060】確定された変換LV毎の変換対象文字およ
び変換対象文字数は、記憶装置40に書き込まれる。ま
た、既に入力された文章の内容についても、記憶装置4
0に書き込まれる。そして、制御装置20によって、算
出された対象文字数から圧縮可能な文字数が算出され、
制御装置20から表示装置30に対して、データ量を圧
縮可能な範囲を表示するように、指示が出力される。
【0061】ステップS5において、制御装置20から
の指示が表示装置30に入力されると、表示装置30に
よって、既に入力されている文章が表示されると共に、
その表示領域に、変換LV毎に圧縮可能な範囲が、それ
ぞれ、目印として表示される。
【0062】例えば、図5の表示画面302では、変換
1によって、改行個所で改行を行わないようにする変換
処理、および全角文字で入力されているスペースおよび
約物(「、」、「。」等の記号)を半角文字に変換する
処理が行われる、変換LV1において圧縮可能な範囲を
示すために、文末の文字が表示されている個所に縦線が
表示されている。同様に、文末の文字の背景または文字
自体に色を配するようにしてもよく、圧縮可能な範囲を
明示できる方法であれば、どのような表示方法を用いて
もよい。
【0063】ステップS6では、ステップS5にて表示
装置30に表示された、データ量を圧縮可能な範囲につ
いて操作者が確認し、変換による効果があると判断した
場合には、実際に変換処理を開始するため、操作者は、
もう一度、入力装置10に備わった一括変換キーを押し
下げる等といった操作を行う。このステップS6では、
一括変換キーが操作される度に、5段階に設定された変
換LVの変換内容が順に適用される。入力装置10か
ら、一括変換キーが操作されたという情報が制御装置2
0に伝達されると、制御装置20によって一括変換キー
が操作されたか否かが判定される。一括変換キーが操作
されている場合には、ステップS7に進む。また、一定
時間が経過しても一括変換キーが操作されなかった場
合、または入力装置10に備わった、一括変換を解除す
るキーが操作された場合には、操作者によって変換によ
る効果が無いと判断されたものと見なして、ステップS
3に戻る。
【0064】ステップS7では、制御装置20によっ
て、現在の変換LVが記憶装置40から読み出され、変
換LVが判定される。現在の変換LVが最大値「5」の
場合には、ステップS8に進み、それ以外の場合にはス
テップS9に進む。
【0065】ステップS8では、変換LVが最大値の状
態で一括変換キーが操作されており、入力された文章
が、変換処理前の初期状態に戻される。制御装置20に
よって変換LVが「0」に更新され、記憶装置40に格
納されている、変換LVのデータが書き換えられる。ま
た、入力された文章の内容が記憶装置40から読み出さ
れ、制御装置20から表示装置30に対して、変換LV
5の変換内容で変換された文章を変換前の状態に戻して
表示するように、指示が出力される。これによって、入
力された文章に対して変換処理が全く行われなかった状
態に戻るため、ステップS3に戻る。
【0066】ステップS9では、ステップS7にて記憶
装置40から読み出された変換LVに+1加算されてL
V+1となり、現在の変換LVが更新される。初めてス
テップS9に進んだ場合には、現在の変換LVは0であ
る。更新された現在の変換LVのデータは、再び記憶装
置40に書き込まれる。
【0067】ステップS10では、ステップS4にて記
憶装置40に書き込まれた、現在の変換LVの変換対象
文字数が読み出され、制御装置20によって、変換前に
おける変換対象文字数が半角文字で2文字以上であるか
否かが判定される。変換前における変換対象文字数が半
角文字で2文字以上であれば、対象文字の変換処理を行
うためにステップS11に進む。また、変換対象文字が
半角文字で1文字以下である場合には、変換処理を行わ
ずにステップS12に進む。変換対象文字が半角文字で
1文字である場合には、全角文字を半角文字に変換して
も、データ量が圧縮されないため、変換対象文字が存在
するとは見なされず、変換処理が行われない。
【0068】ステップS11では、記憶装置40に格納
された文字変換プログラム41、現在の変換LVに対応
した文字変換テーブル43が読み出され、ステップS4
にて確定された変換対象文字の変換処理が、制御装置2
0によって行われる。本実施形態では、変換LV1〜5
までの5段階の変換処理が行われ、ステップS7〜ステ
ップS12の処理を繰り返すことによって、変換LV1
〜変換LV5まで、各変換LVの内容に応じて、順に、
変換対象文字が変換される。各変換LVによって変換処
理が行われ、新たに生成された文章は、表示装置30に
よって表示される。
【0069】以下に、段階的な変換処理の経過につい
て、図5の表示画面303〜307に沿って説明する。
表示画面303では、変換LV1において変換された文
章が表示されている。変換LV1では、上記変換1によ
って、改行個所で改行を行わないようにする変換処理、
および全角文字で入力されているスペースおよび約物
(「、」、「。」等の記号)を半角文字に変換する処理
が行われる。表示画面303では、変換前の表示画面3
01において1行目と3行目の文末に入力されている改
行マークが消去され、改行マーク以降に空いている入力
領域が圧縮される。また、「待ってます。」、「〜だっ
たら、」、「〜下さい。」において句点、読点が半角に
変換されて、それぞれ「待ってます。」、「〜だった
ら、」、「〜下さい。」となり、変換対象文字は全角1文
字分について半角1文字分だけ、データ量が圧縮され
る。
【0070】表示画面304では、変換LV2において
変換された文章が表示されている。変換LV2では、上
記変換LV1による変換内容に加えて、変換2によっ
て、全角文字で入力されている英数字を半角の同じ文字
に変換する処理が行われる。表示画面304では、入力
文章中の「6」、「TEL」が半角文字に変換されて、
それぞれ「6」、「TEL」となり、変換対象文字は全角1
文字分について半角1文字分だけ、データ量が圧縮され
る。
【0071】表示画面305では、変換LV3において
変換された文章が表示されている。変換LV3では、上
記変換LV2による変換内容に加えて、変換3によっ
て、全角文字で入力されているカタカナを半角の同じ文
字に変換する処理が行われる。表示画面305では、入
力文章中の「ロケット」が半角文字に変換されて、「ロケ
ット」となり、変換対象文字は全角1文字分について半角
1文字分だけ、データ量が圧縮される。
【0072】表示画面306では、変換LV4において
変換された文章が表示されている。変換LV4では、上
記変換LV3による変換内容に加えて、変換4によっ
て、全角文字で入力されているひらがなを同音の半角カ
タカナに変換する処理が行われる。表示画面306で
は、入力文章中の「待ってます」等のひらがなが半角カ
タカナに変換されて、「待ッテマス」等となり、変換対象文
字は全角1文字分について半角1文字分だけ、データ量
が圧縮される。
【0073】表示画面307では、変換LV5において
変換された文章が表示されている。変換LV5では、上
記変換LV4による変換内容に加えて、変換5によっ
て、文章中の任意の文字列に対して、その文字列よりも
文字数が少ない、同等の意味を有する文字列、記号また
は外字に変換する処理が行われる。例えば、入力文章中
に「月曜日」という文字列が存在する場合には、ステッ
プS4にて「月曜日」が対象文字列として確定され、こ
のステップS11において変換5に関する文字変換テー
ブル43が読み込まれて、文字変換テーブル43に設定
された変換後の文字である「(月)」に変換される。表
示画面307では、入力文章中の「6時半」、「TE
L」が変換されて、それぞれ「6:30」、「TEL」(記
号)となる。ステップS12では、ステップS11にて
生成された文章において、入力データ領域が不足してい
るために、さらに文章を圧縮する必要があるか否かにつ
いて、操作者が判断する。文章を圧縮する必要があると
判断された場合には、次の変換処理を行うために、操作
者は一括変換キーを押し下げる等といった操作を行う。
入力装置10から、一括変換キーが操作されたという情
報が制御装置20に伝達されると、制御装置20によっ
て一括変換キーが操作されたか否かが判定される。一括
変換キーが操作されている場合には、ステップS7に戻
る。また、一括変換キーが操作されなかった場合には、
現在の変換LVの変換内容によって、既に入力されてい
る文章が十分に圧縮され、操作者が続けて文章を入力す
るための入力データ領域が十分に確保されていると判断
されたものと見なして、ステップS13に進む。
【0074】ステップS13では、ステップS7〜ステ
ップS12の変換処理によって生成された入力データ領
域に、操作者によって続けて文章が入力されたか否か
が、制御装置20によって判定される。操作者によって
文章入力に関係するキーが操作されている場合には、入
力装置10から入力された情報が制御装置20に伝達さ
れ、制御装置20によって、文字入力装置1aは、続け
て文章を入力するための機能に切り替えられる。また、
操作者によって文章入力に関係するキーが操作されてい
ない場合には、操作者によって既に入力されている文章
でメールの入力が完成していると判断されたものと見な
して、ステップS17に進む。
【0075】ステップS14では、既に入力された文章
を変換処理することによって確保された入力データ領域
に、操作者が続けて文章を入力する。そして、ステップ
S4と同様に、制御装置20によって、記憶装置40に
格納されている文字変換テーブル43から、各変換内容
に対する変換対象文字が読み出され、続けて入力された
文章から変換対象文字が確定され、各変換内容毎に変換
対象文字数が算出される。確定された変換対象文字およ
び変換対象文字数は、記憶装置40に記憶される。
【0076】ステップS15では、ステップS10と同
様に、ステップS14にて記憶装置40に書き込まれ
た、現在の変換LVの変換対象文字数が読み出され、制
御装置20によって、変換前における変換対象文字数が
半角文字で2文字以上であるか否かが判定される。変換
前における変換対象文字数が半角文字で2文字以上であ
れば、対象文字の変換処理を行うためにステップS16
に進む。また、変換対象文字が半角文字で1文字以下で
ある場合には、変換処理を行わずにステップS17に進
む。
【0077】ステップS16では、記憶装置40に格納
された文字変換プログラム41、現在の変換LVに対応
した文字変換テーブル43が読み出され、ステップS1
4にて確定された変換対象文字の変換処理が、制御装置
20によって行われる。
【0078】図5に示す表示画面308では、変換LV
5において変換された文章が表示されている。表示画面
308では、続けて入力された文章に対して、改行個所
で改行を行わないようにする変換処理、および全角文字
で入力されているスペースおよび約物(「、」、「。」
等の記号)を半角文字に変換する処理、全角文字で入力
されている英数字を半角の同じ文字に変換する処理、全
角文字で入力されているカタカナを半角の同じ文字に変
換する処理、全角文字で入力されているひらがなを同音
の半角カタカナに変換する処理、文章中の任意の文字列
に対して、その文字列よりも文字数が少ない、同等の意
味を有する文字列、記号または外字に変換する処理が行
われている。
【0079】なお、このステップS16では、続けて入
力される文章が全て入力されてから変換処理を行うので
はなく、入力装置10からキー入力によって変換対象と
なる文字または記号が入力され、かな漢字変換等によっ
て入力文字として確定された時点で、自動的に変換処理
が行われるものとする。全ての変換処理が終了すると、
ステップS17に進む。
【0080】ステップS17では、文字または記号の入
力作業が全て終了し、送信されるメール文章の入力が完
了して、入力装置10から、入力されたメールを送信す
る指示またはメール入力を終了する指示が入力される
と、制御装置によってその指示が判定され、メール入力
作業が終了される。
【0081】本実施形態では、一括変換キーを連続して
操作する度に、既に変換された内容に別の変換内容を重
ね合わせて、圧縮されるデータ量を段階的に変化させた
が、変換内容およびその変換内容を選択するためのキー
を複数設けて、操作者が個別に変換内容を選択すること
によって、複数の変換内容を組み合わせて、圧縮される
データ量を変化させることも可能である。また、本実施
形態では、かな漢字変換等によって確定された文字列
を、文字変換テーブル43を用いて文字数が少ない文字
列に変換したが、辞書データによって文字数が少ない文
字列に変換することも可能である。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
文字または記号の入力機能を備えた携帯電話等の通信機
器において、入力データ容量に制限があるメール入力時
等に、操作者が制限されている入力データ容量近くまで
文字または記号を入力しても、その時点で既に入力され
ている文章中の変換対象となる個所、記号、文字または
文字列を、それぞれに対応して設定された記号、文字ま
たは文字列に変換してデータ量を圧縮することにより、
既に入力されている文章に戻って、その都度、文章の省
略、別表現等によって文章を変化させることなく、文章
のデータ量を圧縮することができる。また、文章中で全
角、半角等といった文字種類を統一して用いることがで
きる。このような変換を行うことによって、制限入力デ
ータ容量近くまで入力された文章のデータ量が圧縮さ
れ、新たに確保された入力データ領域に続いて文字また
は記号を入力することができるので、操作者は、制限入
力データ容量を気にすることなく、意図していた文章を
入力することができる。
【0083】また、文字または記号を入力する前の初期
状態において、変換対象となる文章中の個所、記号、文
字または文字列の変換内容を予め初期設定しておくこと
によって、文章入力時に設定内容に従って変換を行うこ
とができるので、文章入力後に変換処理を行うことな
く、操作者が意図していた文字種類によって、文章を入
力することができる。
【0084】また、既に入力された文章中の変換対象と
なる個所、記号、文字または文字列を変換してデータ量
を圧縮した後、確保された入力データ領域に続いて文字
または記号を入力する際に、前に行った変換内容を引き
継いで、その変換内容に従って、続いて入力される文章
中の変換対象となる個所、記号、文字または文字列を変
換することにより、既に入力された文章と、続いて入力
された文章とで文字種類を統一することができる。
【0085】また、文字入力装置に備わった一括変換キ
ー等を操作して、既に入力されている文章を変換する前
に、その文章から、データ量を圧縮することが可能な個
所、記号、文字または文字列を抽出して、圧縮可能なデ
ータ量を算出し、入力された文字または記号と共に、デ
ータ量を圧縮することが可能な範囲を目印等を用いて表
示することによって、操作者は、事前に圧縮処理の度合
いを確認することができる。
【0086】また、変換内容が複数設定されている場合
には、文字入力装置に備わった一括変換キー等を連続し
て操作して、ある変換内容によって変換を行った後に、
別の変換内容によって重ねて変換処理を行うことによ
り、文章を圧縮するための変換内容およびデータ量を段
階的に変化させることができる。これによって、操作者
が続けて入力したい文章に応じて、圧縮されるデータ量
を調整することができる。
【0087】また、変換内容が複数設定されている場合
には、文字入力装置に備わった複数の所定の変換キー等
を個別に操作して、複数設定された変換内容から操作者
が任意の変換内容を選択し、複数の変換内容を組み合わ
せて変換処理を行うことにより、文章を圧縮するための
変換内容およびデータ量を段階的に変化させることがで
きる。これによって、操作者が続けて入力したい文章に
応じて、圧縮されるデータ量を調整することができる。
【0088】さらに、前回のデータ入力時における最終
的な変換内容を記憶装置中に格納しておくことによっ
て、次回以降のデータ入力時における初期設定、変換内
容等として設定することができるので、操作者によって
使用される頻度が高い変換内容として、継続的に使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である文字入力装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態である文字入力装置におけ
る文字変換テーブルの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態である文字入力装置におけ
る初期設定テーブルの例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態である文字入力装置におけ
る設定項目テーブルの例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態である文字入力装置におけ
る文字入力画面の例を示す図である。
【図6A】本発明の一実施形態であるデータ入力方法の
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図6B】本発明の一実施形態であるデータ入力方法の
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1a 文字入力装置 10 入力装置 20 制御装置 30 表示装置 40 記憶装置 41 文字変換プログラム 42 辞書データ 43 文字変換テーブル 44 初期設定テーブル 45 設定項目テーブル 50 通信装置 301 変換前の既入力文章が表示されている表示画面 302 圧縮可能な範囲が表示されている表示画面 303 変換LV1において変換処理が行われた表示画
面 304 変換LV2において変換処理が行われた表示画
面 305 変換LV3において変換処理が行われた表示画
面 306 変換LV4において変換処理が行われた表示画
面 307 変換LV5において変換処理が行われた表示画
面 308 続けて文字または記号が入力された表示画面 401 初期設定テーブルの設定項目 402 初期設定テーブルの設定フラグ 501 変換内容に関する設定項目テーブルのフラグ 502 各フラグに対応する処理内容 601 変換5に関する文字変換テーブルにおける変換
対象文字の第1候補 602 変換5に関する文字変換テーブルにおける変換
対象文字の第2候補 603 変換5に関する文字変換テーブルにおける変換
対象文字の第3候補 604 変換5に関する文字変換テーブルにおける変換
対象文字から変換された後の文字

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字および記号の入力機能を備えた装置
    に対して、入力データ容量に制限がある場合に、データ
    を入力する方法であって、 変換対象となる文章中の個所、記号、文字または文字列
    を、それぞれに対応して設定された記号、文字または文
    字列に変換してデータ量を圧縮する圧縮変換ステップを
    含むデータ入力方法。
  2. 【請求項2】 前記圧縮変換ステップは、制限されてい
    る入力データ容量に近いデータ容量まで文字または記号
    が入力されたときに実施される請求項1に記載のデータ
    入力方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮変換ステップは、文字または記
    号が入力される度に実施される請求項1に記載のデータ
    入力方法。
  4. 【請求項4】 前記圧縮変換ステップは、所定のデータ
    量が入力された際に実施されると共に、その後、文字ま
    たは記号が入力される度に実施される請求項1に記載の
    データ入力方法。
  5. 【請求項5】 前記圧縮変換ステップを開始する前に、
    データ量を圧縮することが可能な範囲を入力された文字
    および記号と共に表示して、操作者に圧縮可能な範囲を
    通知する請求項1に記載のデータ入力方法。
  6. 【請求項6】 前記圧縮変換ステップでは、改行が行わ
    れる個所に対して、改行を行わないように変換する請求
    項1に記載のデータ入力方法。
  7. 【請求項7】 前記圧縮変換ステップでは、全角文字で
    入力されているカタカナ、英数字、スペースおよび約物
    に対して、半角文字に変換する請求項1に記載のデータ
    入力方法。
  8. 【請求項8】 前記圧縮変換ステップでは、全角ひらが
    なで入力されている文字に対して、半角カタカナに変換
    する請求項1に記載のデータ入力方法。
  9. 【請求項9】 前記圧縮変換ステップでは、入力されて
    いる文字列に対して、辞書機能または文字変換テーブル
    を用いて、文字数がより少ない文字列、記号または外字
    に変換する請求項1に記載のデータ入力方法。
  10. 【請求項10】 前記圧縮変換ステップでは、複数設定
    されている変換内容のうち、ある変換内容による変換処
    理を行った後に、他の変換内容による変換処理を重ねて
    行うことにより、圧縮される内容およびデータ量を段階
    的に変化させる請求項1に記載のデータ入力方法。
  11. 【請求項11】 前記圧縮変換ステップでは、複数設定
    されている変換内容のうち、任意の変換内容による変換
    処理を組み合わせて行うことにより、圧縮される内容お
    よびデータ量を変化させる請求項1に記載のデータ入力
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載のデータ入力方法によって文字または記号が入力さ
    れる装置であって、 文字もしくは記号を入力するためのキー、および変換対
    象となる文章中の個所、記号、文字もしくは文字列を、
    それぞれに対応して設定された記号、文字もしくは文字
    列に変換してデータ量を圧縮する指示を入力するための
    キーを含む入力手段と、 入力された文字または記号を表示する表示手段と、 入力可能なデータ容量、変換対象となる文章中の個所、
    記号、文字もしくは文字列、および変換に必要とされる
    文字変換データを格納する記憶手段と、 該入力手段、該表示手段および該記憶手段を制御すると
    共に、該記憶手段に格納されているデータを用いて、該
    入力手段から入力されている文字および記号に対して、
    変換対象となる文章中の個所、記号、文字もしくは文字
    列の有無を判定して変換を行い、データ量を圧縮する制
    御手段と、を具備する文字入力装置。
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