JP3466662B2 - 色素標識化核酸プローブの製造方法及び該核酸プローブ形成用中間体 - Google Patents

色素標識化核酸プローブの製造方法及び該核酸プローブ形成用中間体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核酸プローブを用いた
ハイブリダイゼーション法による核酸の検出に有用な核
酸プローブの標識化に関し、ヌクレオチドと類似の構造
を有し、色素化処理により色素としての発色特性を獲得
するモノヌクレオチド類似色素中間体を用いた核酸プロ
ーブの標識化に関する。
【0002】
【従来の技術】一本鎖核酸(DNAまたはRNA)の二
本鎖化反応(ハイブリダイゼーション)を利用した核酸
の検出に用いられる核酸プローブとしては、一般的に
は、検索したい核酸(標的核酸)の塩基配列と相補的な
塩基配列を持つ(一本鎖)オリゴヌクレオチドが用いら
れている。以下、核酸がDNAである場合を例に取り従
来技術を説明する。
【0003】DNAプローブを用いる標的DNAの検出
は、試料中の標的DNAとDNAプローブとを反応させ
てこれらのハイブリッド体を形成させ、得られたハイブ
リッド体をなんらかの方法で検出することで行われる。
【0004】ハイブリッド体の検出方法としては種々の
方法が知られているが、DNAプローブを検出可能な物
質で標識する方法が広く用いられてきた。
【0005】従来の標識方法としては、放射性同位元素
を用いる方法があった。これは、DNAのリン原子を、
放射性同位元素で置換する方法で、標識されたDNAの
検出はオートラジオグラフィーやガイガーカウンターな
どによって行われていた。しかし、この放射性同位元素
を標識に用いる方法は、危険性をともなうので安全性の
確保のための特別な施設が必要であり、またガイガーカ
ウンター等の特別な検出装置が必須であるという問題を
有し、また、人体内での検査には用いることができない
という欠点があった。
【0006】そこで、非放射性物質を標識物質として用
いる方法が検討され、一般的に利用されるようになって
きた。非放射性標識としては、発色、蛍光または発光を
起す各種物質が用いられている。例えば、ビオチンDN
Aプローブ法では、ウラシルと結合可能なビオチンをニ
ックトランスレーション法によりチミンと置換して導入
したDNAプローブを用いて試料との反応を行い、得ら
れたハイブリッド体の検出は、ハイブリッド体を構成す
るDNAプローブのビオチンに色素等の標識を結合した
アビジンもしくはストレプトアビジンを結合させること
で行われる。
【0007】また、DNAの核酸塩基に反応基を導入し
て標識としての機能を有するプリン環誘導体やピリジン
環誘導体(例えば、蛍光を有するエテノアデノシンな
ど)に変換する方法も行われている。
【0008】さらに、DNAを構成する塩基、糖類また
はリン酸基に標識としての色素を直接結合させる方法
や、β−アミンリンカー(MILLIPORE社製)を
介してDNAプローブの5’末端にカルボキシル基やス
クシンイミド基を有する色素等の標識を結合させる方法
もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
非放射性標識を用いる方法においても、以下のような問
題があった。先ず、ビオチンDNAプローブ法では、検
出感度がDNAビオチンを導入するDNAの有するチミ
ン(ウラシル)の個数に依存するという欠点があった。
また、DNAを構成する核酸塩基自体を修飾してエテノ
アデノシン等に変換する方法でも、蛍光波長が限定さ
れ、しかも蛍光強度が弱い場合が多く、実用性に欠ける
という欠点があった。DNAに色素を結合させる方法で
は、色素として水に難溶性のものや水に対する溶解度の
低いものを用いるとDNAプローブの反応性が悪くなる
という欠点があり、これらの色素を用いる場合には親水
性を付与するための特別な処理が必要となる。
【0010】このように、従来の非放射性標識は、実用
性や工業的な生産性などにおいてなお問題を有するもの
である。本発明は、これらの従来の非放射性標識におけ
る問題に鑑みなされたものであり、工業的な生産性を有
し、核酸プローブに簡便かつ定量的に導入でき、しかも
ハイブリダイゼーション反応の反応性を阻害することな
く、高感度での検出を可能とする標識及び標識方法を提
供することを目的とする。本発明の他の目的は、高感度
な検出を可能とし、検出したい塩基配列に依存しない汎
用性のある色素標識化核酸プローブの安定した生産方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の色素標識化核酸
プローブの製造方法は、 (a)アゾ色素、アントラキノン色素、インジゴイド色
素、フタロシアニン色素、カルボニウム色素、キノンイ
ミン色素、メチン色素、キノリン色素、ニトロ色素、ニ
トロソ色素、ベンゾキノン色素、ナフトキノン色素、ナ
フタルイミド色素、ペノリン色素、アズレン色素及びこ
れらの誘導体からなる群より選択された色素を含む色素
構造の1以上を形成するための色素中間体の環(アズレ
ン色素以外の色素では複素環が用いられる)に糖を結合
させる過程と、 (b)得られた糖結合色素中間体をリン酸化処理し、該
糖結合色素中間体の糖部分に無機リン酸基及び無機リン
酸誘導体基から選択された1〜3個のリン酸基をエステ
ル結合させてモノヌクレオチド類似色素中間体を得る過
程と、 (c)該モノヌクレオチド類似色素中間体を核酸プロー
ブに導入して、核酸プローブ中間体を形成する過程と、 (d)該核酸プローブ中間体の有する色素中間体部分を
色素化して色素構造とし、色素標識化核酸プローブを得
る過程とを有することを特徴とする。
【0012】過程(a)で用いる色素中間体は、過程
(d)の色素化によって上記の色素または色素誘導体か
ら選択された色素を含む色素構造を形成し得るものであ
り、例えばこれら色素または色素誘導体の製造段階で得
られる中間体が利用できる。なお、この中間体は、最終
的な色素化(過程(d))により複数の色素構造を形成
するものであっても良い。この中間体としては、ヨウ素
水、トリクロロ酢酸、アンモニア水等の各種反応操作に
おいて用いられる化学薬品に対して安定なものが好まし
い。過程(a)における色素中間体と糖との結合は、N
−グルコシド結合であっても、C−グルコシド結合でも
良く、これらの結合が得られる常法を用いてこれらを反
応させればよい。用いる糖としては、例えば、リボー
ス、2−デオキシリボース等のペントース、D−グルコ
ース、α−D−グルコピラノース、及びこれらの誘導体
などを挙げることができ、複数個の糖部分が存在する場
合には、それらは同じでも、異なるものの組合せが存在
するものでもよい。
【0013】過程(b)におけるリン酸化反応には、通
常の核酸合成法等における糖のリン酸化反応(糖のリン
酸エステル化反応)等が利用できる。糖に結合させるリ
ン酸基の数は通常1とされるが、2または3個としても
良い。複数個のリン酸基を1つの糖部分に結合させる場
合には、それらは同一でも、異なる種類のリン酸基を含
むものであってもよい。更に、複数の糖部分が存在する
場合には、各糖部分に結合するリン酸基の数及び種類が
同一であっても、異なるものを含むものて合っても良
い。リン酸基としては、無機リン酸基及び無機リン酸誘
導体基から選択した基が利用できる。無機リン酸誘導体
基は、無機リン基に保護基を付加したものであり、例え
ば、β−シアノエチルリン酸、モノメチル化リン酸、リ
ン酸N,N’−ジイソプロピルアミド誘導体等のDNA
の人工的合成時に用いられる保護基が付加された形の誘
導体からなる基が利用でき、過程(c)において核酸プ
ローブを化学合成により得る場合には、リン酸N,N’
−ジイソプロピルアミド誘導体からなる基を用いるのが
好ましい。
【0014】このようにして過程(b)で得られるモノ
ヌクレオチド類似色素中間体は、アゾ色素、アントラキ
ノン色素、インジゴイド色素、フタロシアニン色素、カ
ルボニウム色素、キノンイミン色素、メチン色素、キノ
リン色素、ニトロ色素、ニトロソ色素、ベンゾキノン色
素、ナフトキノン色素、ナフタルイミド色素、ペノリン
色素、アズレン色素及びこれらの誘導体からなる群より
選択された色素を含む色素構造の1以上を形成するため
の色素中間体部分と、該色素中間体部分の環(アズレン
色素以外の色素では複素環が用いられる)に結合した糖
部分と、該糖部分にエステル結合した無機リン酸基及び
無機リン酸誘導体基から選択された1〜3個のリン酸基
とを有する。
【0015】このモノヌクレオチド類似色素中間体の一
例を以下に示す。
【0016】
【化1】 上記式(I)中、R1は、水素原子、
【0017】
【化2】 を表わし、R2は、水素原子、メチル基またはNCCH2
CH2−を表わし、R3は、色素中間体部分であり、
【0018】
【化3】 を表わす。
【0019】このヌクレオチド類似色素中間体は、ヌク
レオチドと類似の構造を有し、糖とリン酸基の存在によ
って水溶性が確保されているので、過程(c)での核酸
プローブへの導入を通常のヌクレオチドの重合反応を利
用して容易に行うことができる。すなわち、該モノヌク
レオチド類似色素中間体として、核酸と同様のあるいは
類似した性質、例えば溶媒に対する溶解性やヌクレオチ
ドとの反応性、あるいは核酸プローブへの導入の際に副
反応を起さないことなどの性質を有するものを用いるこ
とで、該モノヌクレオチド類似色素中間体とヌクレオチ
ドとの結合に一般のポリヌクレオチド人工合成法やその
簡易な変法が適用できるようになり、該色素中間体を標
識として結合した核酸プローブを簡便な操作で大量に生
産することが可能となり、更に、核酸プローブに導入さ
れた後で過程(d)においてこれを色素化した際に核酸
プローブの本来有する反応性を損なうこともない。
【0020】また、このヌクレオチド類似色素中間体
を、安定な色素中間体で形成することで、これを核酸プ
ローブに導入し、色素化することで色素標識化核酸プロ
ーブの安定した生産が可能となる。
【0021】しかも、このモノヌクレオチド類似色素中
間体の製造における各過程での反応は、色素中間体、糖
及びリン酸反応と必要に応じた保護基の付加及び脱離反
応であり、通常の染料合成法や核酸合成法における反応
過程を利用して行うことができ、原料も大量に入手でき
るので、工業的な量産が可能となる。なお、色素合成法
の応用では色素中間体の合成において、色素中間体を形
成するための原料におけるアルキル基を糖で置換してお
き、これを常法により色素中間体に変換することで糖が
結合した色素中間体を得ることができる。
【0022】上記のようにモノヌクレオチド類似色素中
間体は、ヌクレオチドと類似する構造を有することが重
要であるので、該中間体の有する複素環構造を有する色
素中間体部分も、核酸のプリン誘導体やピリミジン誘導
体からなる塩基と、構造や性質において類似するものが
好ましい。この複素環構造としては、窒素を含むものが
好ましいが、イオウ原子、酸素原子、セレン原子等を有
する複素環構造を用いることもできる。
【0023】更に、このモノヌクレオチド類似色素中間
体は、色素化によって色素標識として機能するものであ
り、ヌクレオチドと相補的な結合を起さないものである
ことが望ましい。また、このモノヌクレオチド類似色素
中間体の複数個を1つの核酸プローブに導入して検出感
度を高める場合には、核酸プローブに導入した複数の色
素中間体間どうしの立体障害や会合を起さないのである
ことが望ましい。なぜならば、立体障害により核酸プロ
ーブへの色素中間体の導入がうまく行われなかったり、
核酸プローブへの所望個数の導入ができても、会合によ
り光学的な吸収スペクトルが所望の範囲からずれてしま
うという問題が起る場合があるからである。
【0024】一方、標識の検出という観点からは、色素
中間体を色素化して得られる色素構造としては、例え
ば、吸収スペクトルによる検出の場合は、長波長領域に
測定可能な光吸収があること、蛍光スペクトルによる検
出の場合は、励起光によって有効に励起され、かつ蛍光
スペクトルが測定波長領域において十分な蛍光を示すこ
とが要求される。また、色素化によって色素中間体で標
識した核酸プローブや核酸プローブと標的核酸とのハイ
ブリッドの溶媒に対する溶解性や安定性を損なうもので
はないことが要求される。
【0025】以上の諸要求を満足する色素構造を形成で
きる色素としては、シアニン色素、メロシアニン色素、
ローダシアニン色素、オキソノール色素、スチリル色
素、ベーススチリル色素、カルボシアニン系色素、クマ
リン誘導体、キサンテン色素、スピロピラン色素、スク
アリウム色素、ローダミン色素、TCNQ色素、フタロ
シアニン系色素及びこれらの誘導体を挙げることがで
き、これらの色素の1以上を含む色素構造を、色素化処
理によって形成できる色素中間体(前駆体)を上記のモ
ノヌクレオチド類似色素中間体の色素中間体部分に用い
ることができる。
【0026】これらの色素のなかでも、モル吸光係数
(ε)が1×104〜1×106のものが好ましく、1×
105〜1×106のものがより好ましい。なお、これら
の色素のなかでは、シアニンまたはメロシアニン系色素
は、モル吸光係数が約1×10 5であり、近赤外に吸収
をもち、かつ強い蛍光を発し、検出の際に生体由来の不
純物(長波長側に吸収をもたないものが多い)の影響を
受けないという利点を有するので特に好ましい。
【0027】本発明の方法の過程(c)におけるモノヌ
クレオチド類似色素中間体の核酸プローブへの導入に
は、例えば保護基により副反応を制御しつつヌクレオチ
ドを1つずつ伸ばしていく既知の一本鎖核酸合成法が利
用できる。
【0028】例えば、核酸プローブの5’末端にモノヌ
クレオチド類似色素中間体を結合させる場合には、6つ
のステップからなる方法が利用できる。1つめのステッ
プで、人工的に合成した、あるいは天然由来の標的核酸
検出用の塩基配列を有する一本鎖核酸の3’末端を適当
な担体に固定する。これにより、3’側を保護すると同
時に、反応後に不純物との分離精製が簡単に効率良く行
える。なお、5’末端は、DMTr基となっており、リ
ン酸基がシアノエチル基で、、塩基にアミノ基がある場
合にはイソブチル基やベンジル基で保護されていること
が望ましい。2つめのステップで5’末端を保護してい
たDMTr基をトリクロロ酢酸などを用いて外し、ヒド
ロキシ基にする。3つめのステップで、モノヌクレオチ
ド類似色素中間体をテトラゾールと反応させてプロトン
付加により活性化したものを先程のヒドロキシ基と反応
させ、担体固定の一本鎖核酸の5’末端にポリヌクレオ
チド類似色素中間体を付加した核酸プローブ中間体を得
る。4つめのステップで、無水酢酸/ピリジンで未反応
の5’末端にあるヒドロキシ基をキャッピングする。5
つめのステップで、ヨウ素/水/ルチジン/THFで亜
リン酸を酸化する。6つめのステップで、核酸プローブ
のリン酸基から酸化反応により保護基としてのシアノエ
チル基を外し、また担体から3’末端を外し、必要に応
じて塩基の保護に用いたイソベンジル基やベンジル基を
外す。例えば、シアニン色素の中間体を用いた際に、こ
の段階でヨウ素イオンが水酸イオンに置換されている場
合には必要に応じてヨウ化ナトリウムのアセトン溶液で
処理するのが好ましい。また、DNA合成機を利用する
場合で、チミジン以外の核酸塩基が3’末端にある場合
にはそれらの塩基には保護基が必要であり、ステップ6
おいて脱保護基処理が必要である。
【0029】モノヌクレオチド類似色素中間体の複数を
核酸プローブに導入する場合には、5’末端をDMTr
で保護したモノヌクレオチド類似色素中間体をステップ
3で用いて上記の2〜5までのステップを繰り返せばよ
い。ステップ2〜5までの反応収率はおおよそ99%で
あり、本発明によれば該色素中間体を定量的に導入でき
る。なお、1本の核酸プローブ中に異なる複数のモノヌ
クレオチド類似色素中間体を導入しても良いなお、先に
述べたとおり、該色素中間体として耐試薬安定性の高い
ものを選択してもちいれば、上記のステップ中における
変質や核酸からの離脱を防ぐことができる。例えば、モ
ノヌクレオチド類似色素中間体の代わりに、シアニン色
素に糖及びリン酸を結合させて得たモノヌクレオチド類
似色素を用い上記にステップで核酸プローブに結合させ
た場合には、ヨウ素水、トリクロロ酢酸、アンモニア水
等に曝されることにより、シアニン色素部分の退色や核
酸からの離脱が起きる場合が認められるが、本発明のよ
うに安定した色素中間体を用いることで、このような問
題を防ぐことができる。
【0030】上記のステップ2〜5は、例えばAPPI
ED−BIOSYSTEM社のMODEL381A等の
市販の核酸合成機を用いて半自動的に行うことができ
る。また、酵素反応をもちいてモノヌクレオチド類似色
素中間体を核酸に導入することもでき、この場合には
5’トリリン酸(酵素的反応の場合にはβ−シアノエチ
ルホスフォアミダイドではない)を用い3’側に一本鎖
を伸ばす反応が利用できる。
【0031】本発明の方法における過程(d)におい
て、得られた核酸プローブ中間体の有するモノヌクレオ
チド類似色素中間体が色素化され、色素標識化核酸プロ
ーブを得ることができる。この色素化処理は、用いたモ
ノヌクレオチド類似色素中間体の有する色素中間体部分
の種類に応じた反応により行われる。この色素中間体の
色素化には、例えば用いた色素中間体からの色素合成に
用いられている通常の方法が利用できる。例えば、ヨウ
化N−デオキシリボース−1,1,2−トリメチルベン
ズインドレニンを色素中間体部分として用いた場合に
は、これにグルタコンアルデヒドジアニルヨウ化1,
1,2,3−テトラメチルベンズインドレニンを加え
て、再度加熱反応させることにより、色素中間体部分を
シアニン色素とした核酸プローブを得ることができる。
【0032】
【実施例】
実施例1 (モノヌクレオチド色素中間体の合成)以下に示した反
応スキームにより、2−デオキシ−D−リボースをヨウ
素化した。後藤利夫監修「有機化学実験の手引き」第4
巻、第16頁に従い、無水酢酸100gとピリジン14
0mlを氷冷し、13.4gの2−デオキシ−D−リボ
ース(分子量134.13)が溶けるまで氷冷して攪拌
した。その後室温で18時間攪拌し、反応液を氷に注い
で加水分解した。沈澱を濾過回収してメタノールで再結
晶し、1,2,5−トリアセチルデオキシリボースを得
た。
【0033】
【化4】 L.J.Haynes & F.H.Newth,Ad
v. Carbohydr. Chem.,10,(1
955) pp207−256の方法に従い、1,3,
5−トリアセチルデオキシリボースを臭酸の酢酸溶液中
で処理すると、1位のアセチル基が臭素化され、得られ
た臭化物をヨウ化ナトリウムで処理すると、臭素がヨウ
素に置換され、1−ヨード−3,5−ジアセチルデオキ
シリボースを得た。
【0034】図1に示した反応スキーム(The Cy
anine Dyes And Related Co
mpound, Frances M.Hamer著な
どの常法)に従って20.9gの1,1,2−トリメチ
ルベンズインドレニン(分子量209.29)のエタノ
ール溶液に32.8gの1−ヨード−3,5−ジアセチ
ルデオキシリボース(分子量328.1)を加え3時間
加熱還流した。反応液を析出して析出したN−(3’,
5’−ジアセチルデオキシリボース)−1,1,2−ト
リメチルベンズインドレニンヨードの赤色結晶を濾過に
より回収し、メタノールで再結晶した。
【0035】この結晶5.3gをエタノール100ml
に溶解し、触媒量のナトリウムエトキシドを加え、室温
で1時間攪拌し、ダウエックス50(H型)で処理し、
ジクロロメタン/ヨウ化ナトリウム水で抽出処理を行
い、ジクロロメタン相を回収、除媒した。得られた残査
をアセトニトリルに溶解し、これに触媒量のテトラゾー
ルを添加し、窒素雰囲気下でβ−シアノエチルN,N−
テトライソプロピルホスフォアミダイド(1g)を加え
室温で1時間攪拌した。生成したモノヌクレオチド類似
色素中間体をシリンジで吸いエキクロディスクを通して
窒素置換したバイアル瓶に入れた。
【0036】実施例2 (DNAプローブ中間体の合成)DNAとして、APP
PIED−BIOSYSTEM社MODEL381Aを
用いてCGP担体に固定されたチミジンの10量体(d
T10)を合成した(0.1Mスケール)。5’末端の
トリチル基をトリクロロ酢酸で外して、水酸基を形成さ
せた。これに、図2の反応スキームに従って、テトラゾ
ールのアセトニトリル溶液(濃度1重量%)と実施例1
で合成したモノヌクレオチド類似色素中間体アセトニト
リル溶液(濃度0.1M)を反応させた後、廃液した。
アセトニトリルでCPG担体を洗浄、乾燥した後、29
%アンモニア水を室温で1時間反応させ、該担体からD
NAプローブ中間体の3’末端を外して切り出した。真
空ポンプで除媒してDNAプローブ中間体の結晶を得
た。
【0037】実施例3 (色素標識化DNAプローブの合成)図1に示した反応
スキーム(The Cyanine Dyes And
Related Compound, France
s M.Hamer著などの常法)に従って20.9g
の1,1,2−トリメチルベンズインドレニン(分子量
209.29)のエタノール溶液に14.2gのヨード
メタン(分子量141.95)を加え、1時間ごとにヨ
ードメタン14.2gを追加しながら3時間加熱還流し
た。反応液を冷却し、析出した1,1,2,3−テトラ
メチルベンズインドレニヨンヨードの赤色結晶を濾過に
より回収し、メタノールで再結晶させた(以下IndM
eという)。
【0038】図2に示した反応スキームに従って、実施
例2で合成したDNAプローブ中間体の0.1M溶液
に、グルタコンアルデヒドジアニル塩酸塩(0.1g)
と少量のアニリンを加え、65℃で10分間加熱し、エ
ーテルで洗浄し、乾燥させた。これに、等モルのInd
Meと酢酸カリウムおよび無水酢酸を加え、再び65℃
10分間加熱し、エーテルで洗浄した。HPLCで26
0nmと780nmに吸収のあるピークを分離精製し、
色素標識化DNAプローブを得た。 (色素標識化DNAプローブのハイブリダイゼーショ
ン)ターゲット(標的)DNAとして、APPIED
BIOSYSTEMS社MODEL381Aを用いて合
成したアデノシンの10量体(以下dA10)0.1μ
M(CPGから切り出し済み)、ホルムアミド150m
l、20×SSC90ml、50×Denhardt液
30ml、20%SDS7.5ml、0.5MEDTA
(pH8)6ml、サケ精子DNA(10mg/ml)
3mlの組成のハイブリダイゼーション混液を用意し
た。
【0039】一方、0.1M MgClを含むリン酸緩
衝液−生理食塩水2.5mlに上述の色素標識化DNA
プローブを濃度10μg/mlとなるよう添加混合し
た。
【0040】ハイブリダイゼーション混液の100μl
と色素標識化DNAプローブ溶液の100μlとを混合
し、80℃で10分間放置し、ゆっくりと室温に戻し、
反応混合液を得た。この反応混合液を電気泳動で展開
し、蛍光を測定することで、DNAプローブがターゲッ
トDNAとハイブリダイズしていることが確認できた。
なお、このDNAプローブに結合している色素標識は7
80nmに光吸収を持ち、815nmの蛍光を発するも
のである。
【0041】実施例4 (アズレン系色素を用いたDNAプローブの合成)先
ず、以下に示す反応によりアズレン系色素の中間体を用
いたモノヌクレオチド類似色素中間体を得た。
【0042】
【化5】 トリチル化及びリン酸化は実施例1と同様にして行っ
た。なお、3位および5位の水酸基は実施例1と同様、
アセチル化しておいてアズレン色素中間体との反応後、
アルコール中でナトリウムアルコキシドで処理して保護
基を外しても良い。
【0043】得られたモノヌクレオチド類似色素中間体
を実施例2と同様にしてDNAプローブ中間体とし、そ
れを以下の反応により色素化した。
【0044】
【化6】 すなわち、DAN中間体と等量の1−シクロブテン−
3,4−ジオン−1,2−ジオールと、同じく等量の1
−メチルアズレンをトリエチルアミン存在下、n−ブタ
ノール中で107℃で反応させた。これをHPLCカラ
ム精製して色素標識化DNAプローブを得た。
【0045】実施例5 実施例3において、グルタコンアルデヒドジアニル塩酸
塩の代わりにプロペンジアニル塩酸塩を用いると、69
0nmに光吸収のある色素で標識化されたDNAプロー
ブを合成できた。
【0046】実施例6 1−ヨード−3,5−ジアセチルデオキシリボースの代
わりに、4−O−エチル−D−アセチルグルコースを原
料として実施例1と同様の反応でヌクレオチド類似色素
中間体を合成した。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ヌクレオチド類似色素
中間体の合成過程は、リン酸、糖及び色素中間体の複素
等の環の反応、および必要に応じた保護基の付加、離
脱反応で行うことができ、いずれも大量に原料が入手で
き、ヌクレオチド類似色素中間体の大量生産が可能とな
る。しかも、色素中間体として色素よりも安定性の高い
ものを利用することで、色素標識化核酸プローブを安定
して得ることができる。
【0048】更に、核酸へのヌクレオチド類似色素中間
体の導入反応を簡便かつ高収率で定量的に行うことがで
き、これを色素化して得られる色素標識化核酸プローブ
を用いることで定量的な検出が可能となり、また1つの
核酸プローブに導入される色素部位の数を増やすこと
で、検出感度の向上が図れる。
【0049】また、色素化過程を選択することで、同一
の核酸プローブ中間体からいろいろな吸収波長を持つ色
素を得ることもでき、用途に応じて最適な色素で標識化
された核酸プローブを製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜3における色素標識化DNAプロー
ブの製造過程を示す反応スキームである。
【図2】実施例1〜3における色素標識化DNAプロー
ブの製造過程を示す反応スキームである。
フロントページの続き (72)発明者 川口 正浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−59293(JP,A) 特開 昭62−255499(JP,A) 特開 平2−75958(JP,A) 特開 昭63−307362(JP,A) 特開 昭52−106875(JP,A) 特開 平6−122696(JP,A) 特開 平1−180845(JP,A) 特表 昭64−500353(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/58 C07H 21/04 C12Q 1/68 C07H 19/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アゾ色素、アントラキノン色素、
    インジゴイド色素、フタロシアニン色素、カルボニウム
    色素、キノンイミン色素、メチン色素、キノリン色素、
    ニトロ色素、ニトロソ色素、ベンゾキノン色素、ナフト
    キノン色素、ナフタルイミド色素、ペノリン色素及び
    れらの誘導体からなる群より選択された色素を含む色素
    構造の1以上を形成するための色素中間体の複素環に糖
    を結合させる過程と、 (b)得られた糖結合色素中間体をリン酸化処理し、該
    糖結合色素中間体の糖部分に無機リン酸基及び無機リン
    酸誘導体基から選択された1〜3個のリン酸基をエステ
    ル結合させてモノヌクレオチド類似色素中間体を得る過
    程と、 (c)該モノヌクレオチド類似色素中間体を核酸プロー
    ブに導入して、核酸プローブ中間体を形成する過程と、 (d)該核酸プローブ中間体の有する色素中間体部分を
    色素化して色素構造とし、色素標識化核酸プローブを得
    る過程とを有することを特徴とする色素標識化核酸プロ
    ーブの製造方法。
  2. 【請求項2】 糖部分の遊離水酸基に保護基が付加され
    ている請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 過程(c)の色素化で得られる色素構造
    のモル吸光係数(ε)が1×104〜1×106の範囲に
    ある請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 アゾ色素、アントラキノン色素、インジ
    ゴイド色素、フタロシアニン色素、カルボニウム色素、
    キノンイミン色素、メチン色素、キノリン色素、ニトロ
    色素、ニトロソ色素、ベンゾキノン色素、ナフトキノン
    色素、ナフタルイミド色素、ペノリン色素及びこれらの
    誘導体からなる群より選択された色素を含む色素構造の
    1以上を形成するための色素中間体部分と、該色素中間
    体部分の複素環に結合した糖部分と、該糖部分にエステ
    ル結合した無機リン酸基及び無機リン酸誘導体基から選
    択された1〜3個のリン酸基とを有することを特徴とす
    る核酸プローブ中間体形成用のモノヌクレオチド類似色
    素中間体。
  5. 【請求項5】 糖部分の遊離水酸基に保護基が付加され
    ている請求項4に記載のモノヌクレオチド類似色素中間
    体。
  6. 【請求項6】 色素構造のモル吸光係数(ε)が1×1
    4〜1×106の範囲にある請求項4または5に記載の
    モノヌクレオチド類似色素中間体。
  7. 【請求項7】 標的核酸検出用の塩基配列と、請求項
    〜6のいずれかに記載のモノヌクレオチド類似色素中間
    体を有することを特徴とする色素標識化核酸プローブ形
    成用の核酸プローブ中間体。
  8. 【請求項8】 (a)アズレン色素及びこれらの誘導体
    からなる群より選択された色素を含む色素構造の1以上
    を形成するための色素中間体の環に糖を結合させる過程
    と、 (b)得られた糖結合色素中間体をリン酸化処理し、該
    糖結合色素中間体の糖部分に無機リン酸基及び無機リン
    酸誘導体基から選択された1〜3個のリン酸基をエステ
    ル結合させてモノヌクレオチド類似色素中間体を得る過
    程と、 (c)該モノヌクレオチド類似色素中間体を核酸プロー
    ブに導入して、核酸プローブ中間体を形成する過程と、 (d)該核酸プローブ中間体の有する色素中間体部分を
    色素化して色素構造とし、色素標識化核酸プローブを得
    る過程とを有することを特徴とする色素標識化核酸プロ
    ーブの製造方法。
  9. 【請求項9】 アズレン色素及びこれらの誘導体からな
    る群より選択された色素を含む色素構造の1以上を形成
    するための色素中間体部分と、該色素中間体部分の環に
    結合した糖部分と、該糖部分にエステル結合した無機リ
    ン酸基及び無機リン酸誘導体基から選択された1〜3個
    のリン酸基とを有することを特徴とする核酸プローブ中
    間体形成用のモノヌクレオチド類似色素中間体。
  10. 【請求項10】 糖部分の遊離水酸基に保護基が付加さ
    れている請求項9に記載のモノヌクレオチド類似色素中
    間体。
  11. 【請求項11】 色素構造のモル吸光係数(ε)が1×
    10 4 〜1×10 6 の範囲にある請求項9または10に記
    載のモノヌクレオチド類似色素中間体。
  12. 【請求項12】 標的核酸検出用の塩基配列と、請求項
    9〜11のいずれかに記載のモノヌクレオチド類似色素
    中間体を有することを特徴とする色素標識化核酸プロー
    ブ形成用の核酸プローブ中間体。
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