JP3465965B2 - 組合せ計量システム - Google Patents

組合せ計量システム

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JP3465965B2 JP18530894A JP18530894A JP3465965B2 JP 3465965 B2 JP3465965 B2 JP 3465965B2 JP 18530894 A JP18530894 A JP 18530894A JP 18530894 A JP18530894 A JP 18530894A JP 3465965 B2 JP3465965 B2 JP 3465965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば一定の捩じっ
た円形状に成形された成形ポテトチップス,ビスケット
などの脆弱な物品を整列状態で搬送しながらその重量に
ついて組合せ演算するものにおいて、特に複数の計量機
を備えた計量部の保守点検を容易に行える組合せ計量シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、組合せ計量システムとしては、被
計量物品が投入された複数のホッパーが開口して真下の
各計量ホッパーに被計量物品を落下投入し、ロードセル
により各計量ホッパー毎に個々に被計量物品の重量を計
量し、マイクロコンピュータがロードセルから各々入力
される計量値を組合せ演算して、その演算結果と目標値
との比較演算により、一定の許容範囲内で目標値に近い
組合せを選択するものが知られている。
【0003】近年、一定形状に成形された成形ポテトチ
ップスやビスケットのようなスナック菓子は、重ね合わ
せた整列状態で円筒形の包装箱に詰められて販売されて
いるが、このような物品の製造ラインには上述の組合せ
計量システムを用いることができなかった。すなわち、
上述の組合せ計量装置では、物品を落下させるために脆
弱な物品の場合に割れや欠けが生じ、また、重ね合わせ
た整列状態で排出できないことから箱詰めできないため
である。
【0004】そこで、本出願人は、一定形状の成形スナ
ック菓子を割れや欠けを生じることなく組合せ計量を行
うことができ、重ね合わせた整列状態を保持して排出で
きる組合せ計量システムを案出し、既に出願している
(特願平5−142943号)。この組合せ計量システ
ムは、横一列に配置された複数の計量コンベアの上流端
側に、同数のプールコンベアを直列状態に配置するとと
もに、計量コンベア上を搬送されながら計量された物品
を、計量コンベアの下流端側に直列状態に配置された排
出コンベア上に搬出する。この排出コンベア上におい
て、複数の物品搬入路を複数のグループに分割するとと
もに各グループを共通の排出口に導くガイド部材と、物
品の移送を阻止するゲートとにより、物品を一列に整列
状態に集合させて排出するようになっている。したがっ
て、この組合せ計量システムは、脆弱な物品の製造ライ
ンに設置して、割れや欠けを生じることなく許容範囲内
の重量の物品を整列状態で箱詰め包装できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記組合せ計量システ
ムは、上述のような顕著な効果を奏するものであるが、
なお解決すべき以下のような問題が存在する。すなわ
ち、計量部には、複数列、たとえば18列設けられた物
品供給路に対応して個々に計量コンベアが直列状態に設
置されており、この各計量コンベアごとに計量機および
計量コンベア駆動用モータが配置されている。この各計
量機やモータ、さらに電気系統などの保守点検は、頻繁
に行う必要があるが、計量部は、上述のように多数の計
量コンベアが並設されて幅が大きく、しかも、計量装置
の物品搬送方向の上流側および下流側には供給装置およ
び排出装置がそれぞれ配置されているので、メンテナン
スに際しては、コンベア下方の狭いスペースに入り込ま
なければならないため、困難な作業を伴う。
【0006】そこで、前記計量装置のみを物品の搬送方
向に対し直交する幅方向に引き出すことが考えられる。
しかし、計量装置は、たとえば1.8m程度の非常に大
きな幅を有するため、この計量装置を引き出すための広
いスペースを必要とする。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、広いスペースを要することなく、保守点検
を容易に行える組合せ計量システムを提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る組合せシステムは、物品を
順次供給する供給路を複数並行に備えた供給装置と、前
記各供給路に対応して配置され、この供給路から供給さ
れた物品を計量する複数の計量機を備えた計量装置と、
前記各計量機から搬出された物品を所定の排出口に排出
する排出装置と、前記各計量機での計量値を組合せ演算
し、その演算結果が許容範囲内にある計量機の組合せを
選択して、計量された物品を前記排出装置へ搬出させる
組合せ演算手段とを備え、前記計量装置は、保守点検の
ために、物品の搬送方向と直交する幅方向の両方向に引
出し可能に設定されている。
【0009】また、請求項に係る組合せ計量システム
は、前記計量装置が、前記各計量機を備えた計量部と、
この計量部を支持する基台と、前記計量部を保守点検の
ために基台に対して前記幅方向にスライド可能に支持す
るスライド機構とを備えている。
【0010】さらに、請求項に係る組合せ計量システ
ムは、前記スライド機構が、前記計量部と基台との間に
配設された中間スライド部材と、この中間スライド部材
と計量部とを幅方向にスライド自在に連結する第1のス
ライド連結手段と、前記中間スライド部材と前記基台と
を幅方向にスライド自在に連結する第2のスライド連結
手段とを備えている。
【0011】また、請求項に係る組合せ計量システム
は、請求項の構成に加え、前記計量部と前記中間スラ
イド部材とを連動させて2対1の速度で相対移動させる
連動機構を備えている。
【0012】
【作用および効果】請求項1の発明によれば、計量装置
の保守点検に際して、計量装置における計量部を物品の
搬送方向と直交する幅方向の一方側に引出して、その引
き出した半分の箇所の調整や点検を行い、つぎに、計量
部を幅方向の他方側に引出して、残りの半分の箇所の調
整などを行う。したがって、計量ラインから引き出すこ
とから計量部の保守点検を容易に行え、また、計量部を
引き出すために、計量装置の両側にこれの幅方向の半分
の幅のスペースがあればよい。つまり、通常設けられて
いる作業者用の通路を利用して計量装置の保守点検を行
うことができる。
【0013】ところで、計量装置にキャスタのような移
動機構を設けて、この計量装置を前記幅方向に引き出す
ことが可能である。ここで、この計量装置を、成形ポテ
トチップスのような脆弱な物品を計量するのに使用する
場合、物品の割れや欠けを生じることなく搬送するため
に、その計量コンベアがプールコンベアおよび排出コン
ベアに対して搬送方向に僅かなクリアランスで、かつ、
幅方向にも極めて高精度に位置決めして接続される。と
ころが、計量装置を前記キャスタなどにより幅方向に引
き出すように構成すると、この計量装置を計量作動時の
状態である元の状態に位置決めする基準を設けるのが困
難なために、元の状態へのセッティングが難しくなり、
面倒な作業と長い作業時間を要する。
【0014】この問題を解決するのが請求項の発明
であり、これによれば、保守点検に際しての計量装置の
引出しは、基台上に支持されている計量部のみを引き出
す。すなわち、計量機などの保守点検すべき構成が装備
された計量部のみを引出し、基台は所定位置に固定され
たままである。そのため、保守点検が終了したのちに、
計量部を基台に対し所定の位置関係に戻す容易な操作に
より、計量装置を供給装置および排出装置に対し元の状
態に正確にセッティングできる。
【0015】また、請求項の発明によれば、計量装置
の引出し、または押し戻し動作は、計量部が第1のスラ
イド連結手段を介して中間スライド部材にスライドする
とともに、中間スライド部材は第2スライド連結手段を
介して基台に対しスライドすることにより行われる。こ
のように、計量部と基台との間に中間スライド部材が介
在しているため、計量部をその幅方向に移動させる場合
に、前記中間スライド部材が計量部と基台のそれぞれに
対して相対移動するので、隣接する部材間、つまり計量
部と中間スライド部材間、および中間スライド部材と基
台間の相対スライド速度および相対スライド量が小さく
なる。その結果、スライド動作が円滑になり、計量部の
出し入れが容易になる。
【0016】さらに、請求項の発明によれば、中間ス
ライド部材は、連動機構によって、常に計量部の移動距
離の半分の距離だけ基台に対し移動する。こうして、計
量部は、中間スライド部材および基台に対し一定の位置
関係で移動するため、計量部の所定位置へのセッティン
グを容易、かつ正確に行える。しかも、計量部を幅方向
の両方向にそれぞれ幅の半分だけ引き出すために要する
中間スライド部材の長さは、計量部の幅の半分で済む。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら詳述する。図1は本発明の一実施例に係
る組合せ計量システムを示す概略右側面図、図2は図1
の概略平面図である。この実施例では、一定形状に成形
された成形ポテトチップスのようなスナック菓子用の組
合せ計量に適用した場合を例示してある。この組合せ計
量システムは、スナック菓子である物品Xを順次供給す
る供給装置1と、この供給装置1から供給された物品X
を計量する計量装置2と、この計量装置2から搬出され
た物品Xを所定の排出口に排出する排出装置3とを床F
上に設置し、さらに、コントロールユニット45に内蔵
された組合せ演算手段20を備えている。
【0018】〔供給装置〕上記供給装置1は、図1に示
すように、架台4上に8台の加振機5を介して8分割さ
れた供給トラフ6が設置されており、この供給トラフ6
には、図2に示すように、複数列、たとえば18列の物
品供給路6aが物品Xの搬送方向に向かい並行に設けら
れている。この各物品供給路6aには、製造工程(図示
せず)で所定形状に成形された多数の物品Xが整列状態
でそれぞれ供給され、これらの物品Xは、各加振機5の
駆動による供給トラフ6の振動により、整列状態を保持
しながら矢印Cで示す搬送方向へ移送される。
【0019】〔計量装置〕 上記計量装置2は、図1の床Fに固定された基台B上に
スライド機構7を介して計量部9が設けられており、こ
の計量部9には、組合せ演算手段20を含む電気機器が
筐体内に収容された電気ユニット10と、この電気ユニ
ット10に上記物品供給路6aに対応してそれぞれ18
台ずつ配設されたプールコンベアユニット11および計
量コンベアユニット12(計量WEの一部)とを備え
ている。
【0020】上記各プールコンベアユニット11は、図
2に示すように、各々の上部に設けられたプールコンベ
ア13が供給トラフ6における各物品供給路6aにそれ
ぞれ直列状態で接続されるように、幅方向Aに並行に配
置されている。さらに、各計量コンベアユニット12
は、各々の上部に設けられた計量コンベア14が、図2
に示すように、各プールコンベア13にそれぞれ直列状
態で接続されるように、幅方向Aに並行に配置されてい
る。この各プールコンベア13および各計量コンベア1
4は、対応するプールコンベアユニット12および計量
コンベアユニット14内にそれぞれ設けられたモータ
(図示せず)により駆動されて、物品Xを搬送方向に搬
送する。また、各プールコンベア13の搬送方向Cの前
端部には、図1に示すように、シリンダ17によって開
閉される供給ゲート18がそれぞれ配置されている。
【0021】また、上記計量装置2は、これの正面図を
示した図5(a)を参照して説明すると、電気ユニット
体10と各計量コンベアユニット12との間に、周知の
ロードセル46(計量機WEの一部)がそれぞれ介設さ
れており、この各ロードセル46は、計量コンベアユニ
ット12の重量が既知であることから、対応する計量コ
ンベアユニット12の計量コンベア14上を搬送される
物品Xの重量のみを計量して、計量信号を出力する。
【0022】上記スライド機構7は、図1に示すよう
に、中間スライド部材8を備え、この中間スライド部材
8が、第1のスライド連結手段15を介して計量部9の
電気ユニット10にスライド自在に連結され、かつ第2
のスライド連結手段16を介して基台Bにスライド自在
に連結されている。この各スライド連結手段15,16
の詳細については後述するが、計量部9は、中間スライ
ド部材8および各スライド連結手段15,16によって
基台Bに対し、図2に示す物品Xの搬送方向Cと直交す
る幅方向Aに沿った両方向に引出し可能に設置されてい
る。
【0023】〔排出装置〕上記排出装置3は、図2に示
すように、18台の計量コンベア14から搬出れる物品
Xを受け取る広い幅を有する平ベルト式の排出コンベア
19Aと、この排出コンベア19Aよりも幅の狭い送出
コンベア19Bとを備えている。排出コンベア19Aお
よび送出コンベア19Bは、それらの支持台41、43
に取り付けられたモータ42,44により駆動される。
排出コンベア19A上には、図2に示すように、二本の
ガイドレール部材21がほぼV字形状に配置されて、両
ガイドレール部材21,21における搬送方向下流端間
に、各計量コンベア14から搬出された物品Xを集合さ
せて排出する排出口32が形成されている。
【0024】上記排出コンベア19Aの搬送方向上流端
側には、図2に示すように、Y字形の二股部分の一方を
長くした変形Y字形状の5個のガイド部材22が設けら
れており、排出コンベア19Aにおける各ガイド部材2
2と両ガイドレール部材21との間に、3台ずつの各計
量コンベア14からの物品Xを一つのグループとして集
合させる六つのほぼ三角形状の前置集合エリア25が形
成されている。この各前置集合エリア25の搬送方向上
流側には、ガイド部材22の搬送方向上流端部分とこれ
に並設された仕切り部材23とにより、各計量コンベア
14にそれぞれ続く物品搬入路が形成されており、この
物品搬入路を通じて物品Xを整列させた状態を保持しな
がら各前置集合エリア25に搬送するようになってい
る。この各物品搬入路の下流端側には、図1に示すよう
に、シリンダ26により開閉されるプールゲート27が
設置されている。
【0025】上記排出コンベア19A上の中央部には、
図2に示すように、V字形状のガイド板28が設けられ
ており、搬出コンベア19におけるガイド板28と両ガ
イドレール部材21との間に、三つずつの前置集合エリ
ア25からの物品Xを一つのグループとして集合させる
ほぼ三角形状の二つのメイン集合エリア29が形成され
ている。各メイン集合エリア29における各前置集合エ
リア25からの物品Xの搬入口に相当する箇所に、図1
に示すように、シリンダ30により開閉される中間ゲー
ト31がそれぞれ設置されており、さらに、前述の排出
口32の両側部に、シリンダ33により開閉される排出
ゲート34が1つずつ設置されている。
【0026】また、送出コンベア19B上には、排出口
32から排出された物品Xを一列状態に集合させるため
に、図2に示す二枚の整列ガイド板35,36がほぼV
字形状に配設されており、この両整列ガイド板35,3
6の中央近傍箇所に、シリンダ37により開閉される最
終ゲート38がそれぞれ設けられている。両整列ガイド
板35,36に続いて一対の整列板39が物品Xの寸法
に相当する間隔に平行に設置され、両整列板39,39
間に、物品Xを一列に整列状態で包装工程に送り出す物
品送出路40が形成されている。
【0027】なお、上記各ゲート18,27,31,3
4,38およびこれらを駆動するシリンダ17,26,
30,33,37は、フレーム(図示せず)に支持され
ており、また、ガイドレール部材21、ガイド部材2
2、仕切り部材23、ガイド板28、整列ガイド板3
5,36および整列板39は、上記フレームに吊り下げ
状態に取り付けられている。
【0028】〔組合せ演算手段〕上記計量装置2におけ
る電気ユニット体10には、図3に示すように、マイク
ロコンピュータを備えたコントロールユニット45が設
けられており、このコントロールユニット45に組合せ
演算手段20が内蔵されている。このコントロールユニ
ット45は、各ロードセル46によって物品Xの重量を
計量された計量信号をそれぞれ入力して、この各計量信
号に基づいて組合せ演算を行うとともに、その、組合せ
演算の結果が許容範囲内にある計量部9の組合せを選択
して、選択した計量部9の各プールゲート用シリンダ2
7を作動させ、プールゲート26を開放して、物品Xを
排出装置3へ搬出させる。さらに、コントロールユニッ
ト45は、他の各シリンダ17,30,33,37の作
動と、各プールコンベア13の作動とを制御して、物品
Xの供給と排出を制御する。
【0029】つぎに、上記組合せ計量システムの作用に
ついて説明する。図1の供給トラフ6の各物品供給路6
aに製造工程から物品Xが整列状態でそれぞれ供給され
ると、この物品Xは、整列状態を保持しながら各物品供
給路6aから対応するプールコンベア13を通じて計量
コンベア14に搬入される。このとき、コントロールユ
ニット45は、まず各供給ゲート用シリンダ17を作動
させて供給ゲート18を開動させることにより、この供
給ゲート18で搬送を阻止されていたプールコンベア1
3上の物品Xを計量コンベア14上に搬入する。コント
ロールユニット45は、所定時間が経過したときに、プ
ールコンベア13を一旦停止させたのちに、逆転駆動さ
せる。計量コンベア14は常時駆動されていることか
ら、計量コンベア14に移載された物品Xは下流側へと
搬送される一方において、プールコンベア13上の物品
Xは、前記逆転駆動により搬送方向上流側に戻される。
こうして、計量コンベア14上には、ほぼ所定量の物品
Xが確実に搬入される。
【0030】計量コンベア14上に搬入された物品Xが
搬出コンベア19上の各物品搬入路まで移送される過程
において、ロードセル46は、対応する物品Xの重量を
計量してコントロールユニット45に対し計量信号を出
力する。コントロールユニット45は、各計量信号の重
量値について組合せ演算を行って、その演算結果、つま
り組合せ加算値が、目標重量に基づいて定めた一定の許
容範囲内にある組合せを選択し、その組合せに該当した
物品Xの搬送を阻止しているプールゲート27を開動さ
せて、対応する前置集合エリア25内に物品Xを導く。
ここで、単一の前置集合エリア25に対し複数の物品搬
入路から物品Xが移送される場合には、その前置集合エ
リア25に属する三つのプールゲート27がタイミング
をずらせて開動されるとともに、各プールゲート27の
開かれる時間が対応する物品Xの重量値に応じて制御さ
れる。
【0031】たとえば、図2における一番手前側の前置
集合エリア25に対向する三つの物品搬入路の物品Xが
全て選択された場合には、この三つの物品Xのうちのガ
イドレール部材21やガイド部材22による抵抗がない
ことから、メイン集合エリア29への到達が一番速い中
央の物品X1を先頭に、傾斜が緩やかであって抵抗の少
ないガイド部材22に沿って移動する図2における奥側
の物品X2が2番目に、抵抗の大きいガイドレール部材
21に沿って移動する図2の手前側の物品X3が最後尾
というように、各プールゲート27が所定の時間間隔で
開動される。それにより、三つの物品搬入路からの各物
品Xが、一列に整列されて前置集合エリア25から送出
され、かつガイドレール部材21に沿って搬送されると
ともに、中間ゲート31により移動を阻止されて一列に
整列した状態を保持して貯留される。他の前置集合エリ
ア25についても同様であるが、両側を除く前置集合エ
リア25では、ガイド部材22の長片部22aに沿って
中間ゲート31まで搬送される。
【0032】このようにして、二つの両メイン集合エリ
ア29の各入口部分に貯留された各物品Xは、中間ゲー
ト31の開動によりメイン集合エリア29内に搬入され
たのちに、前置集合エリア25と同様に一列に整列され
て送出され、両側の各ガイドレール部材21,21に沿
って排出口32まで導かれる。このとき、複数の中間ゲ
ート31は、前述のプールゲート27と同様に開動を制
御される。さらに、二つの排出ゲート34の開動によ
り、この排出ゲート34により移動を阻止されていた物
品Xは、排出口32から送出コンベア19B上に移送さ
れ、且つ両側の整列ガイド板35,36に沿って最終ゲ
ート38まで搬送されたのち、両最終ゲート38,38
がタイミングをずらせて開動することにより、整列ガイ
ド板35に沿って最終的に一列に整列されて物品送出路
40内に送り込まれ、この物品送出路40から包装工程
に排出される。
【0033】つぎに、本発明の要部の構成について説明
する。図4は、計量装置2の破断した右側面図で、図5
(a)〜(c)は計量部9のスライド状態を示す正面図
である。図4において、計量部9の電気ユニット体10
の下面部における搬送方向Cの前後に、取付部材47が
物品Xの搬送方向Cと直交する幅方向(図の表裏方向)
に沿った配置でそれぞれ固着されており、各取付部材4
7と基台Bとの間にスライド機構7が装着されている。
このスライド機構7は、その第1のガイドレール48が
幅方向に沿った配置で、各取付部材47の下面部にそれ
ぞれ固着されている。一方、基台Bの上面部には、上記
第1のガイドレール48に対向して、これと同一形状の
第2のガイドレール49が幅方向に沿った配置で固着さ
れている。
【0034】一方、上述の中間スライド部材8は、矩形
状の板部材であって、その上面には、第1のガイドレー
ル48にスライド自在に噛み合う第1のベアリングユニ
ット50が、搬送方向Cの前後に3個ずつを幅方向に配
置して固着されており、その下面部にも、第2のガイド
レール49にスライド自在に噛み合う第2のベアリング
ユニット51が、搬送方向Cの前後に3個ずつを幅方向
に配置して固着されている。なお、第1,第2のベアリ
ングユニット50,51は、同一種のものであって、ガ
イドレール48,49との間に多数の小球を介在させた
ボールベアリングの一種である。
【0035】第1のガイドレール48と第1のベアリン
グユニット50とにより、中間スライド部材8と計量部
9とを互いにスライド自在に連結する第1のスライド連
結手段15が構成されている。同様に、第2のガイドレ
ール49と第2のベアリングユニット51とにより、基
台Bに対し中間スライド部材8をスライド自在に連結す
る第2のスライド連結手段16が構成されている。これ
により、計量部9は、中間スライド部材8と両スライド
連結手段15,16の介在によって、基台Bに対し幅方
向の両方向に極めて円滑に引出し可能に設定されてい
る。
【0036】また、中間スライド部材8の前端部には、
幅方向の中央部に位置して、一端部にピニオンギア52
を回転自在に装着した支軸53の他端部が固着されてい
る。このピニオンギア52に噛み合う一対のラック5
4,55が、それぞれ幅方向に延びて、取付板56,5
6を介し計量部9の取付部材47および基台Bに固定さ
れている。このピニオンギア52と一対のラック54,
55とにより、計量部9と中間スライド部材8とを連動
させて一定の速度比で相対移動させる連動機構57が構
成されている。
【0037】また、外面部に上記取付板56を介してラ
ック54が取り付けられた取付部材47の内面部には、
L字形のブラケット58が固着され、このブラケット5
8の下部に固定されたL字形の位置決め金具59には、
その水平部位にねじ孔60が穿孔されている。このねじ
孔60にねじ込まれる段付きねじ61が、基台Bの上面
板部7aの挿通孔7bに挿通して設けられている。図5
(a)に示す計量システムの作動時には、段付きねじ6
1がねじ孔60にねじ込まれて、計量部9が基台Bに対
し所定位置にロックされている。一方、図4に示すよう
に、段付きねじ61をねじ孔60から抜き外すと、上記
ロックが解除されて、計量部9は基台Bに対し幅方向の
両方向に引出し可能となる。このとき、段付きねじ61
は、これの段部が基台Bの上面板部7aにおける挿通孔
7bの周縁部に係止して、落下することなく上面板部7
aに支持されている。
【0038】つぎに、上記構成の作用について説明す
る。図5(a)の動作状態において、図4に示すように
段付きねじ61をねじ孔60から抜いて、計量部9の基
台Bに対するロックを解除すれば、計量部9は、幅方向
の左右何れかの方向に引き出せる。この計量部9の移動
時に、ピニオンギア52は上下のラック54,55に噛
み合って計量部9の移動に伴い回転しながら、計量部9
と同一方向に1対2の速度比で相対移動する。すなわ
ち、ピニオンギア52は、図5(b)に示すように、計
量部9が移動した距離Dに対し半分の距離D/2だけ同
方向に移動し、このピニオンギア52が中間スライド部
材8に連結されているため、計量部9の移動距離と中間
スライド部材8の移動距離とが常に2対1の関係とな
る。もし仮に、上記連動機構57が設けられていない場
合には、中間スライド部材8が計量部9の引出し距離と
は無関係にフリーに移動することになる。
【0039】そこで、上記実施例では、図5(a)に示
すように、中間スライド部材8の長さL1が計量部9の
幅Wの半分よりも僅かに短く設定されており、両ラック
54,55の長さL2は、計量部9の幅Wのほぼ半分の
長さに設定されているとともに、計量部9および基台B
の幅方向の中央部に固定されている。
【0040】この設定により、図5(b)に示すよう
に、計量部9を左方に引き出して中間スライド部材8の
左端部がガイドレール48,48の左端部近傍に位置す
るまで移動させたときに、計量部9の右端部から下方に
突出されたストッパ63が基台Bの係止部(図示せず)
に当接して、計量部9は、その幅方向の左半部が引き出
された状態で停止される。逆に、図5(c)に示すよう
に、計量部9を右方に引き出して中間スライド部材8の
右端部がガイドレール48,48の右端部近傍に位置す
るまで移動させたときに、計量部9の左端部から下方に
突出されたストッパ64が基台Bの係止部(図示せず)
に当接して、計量部9は、その幅方向の右半部が引き出
された状態で停止される。
【0041】したがって、計量装置2の18台のロード
セル46やモータ、あるいは電気ユニット体10の電気
機器などの保守点検を行うに際しては、計量部9を、図
5(b)に示すように、物品Xの搬送方向と直交する幅
方向Aの一方側つまり左側に引出して、その引き出した
半分の箇所の調整や点検を行い、つぎに、計量部9を、
図5(c)に示すように、他方側つまり右側に引出し
て、残りの半分の箇所の調整や点検を行う。したがっ
て、計量部9を引き出すために、計量装置2の両側にこ
れの幅方向Aの半分の幅のスペースがあればよく、たと
えば通常設けられている作業者用の通路を利用して、計
量部9を引き出すことができる。こうして、保守点検す
べき機器を搭載した計量部9を計量ラインから引き出す
ので、保守点検を容易に行える。
【0042】また、保守点検が終了したのちに、計量部
9を基台Bに対し図5(a)に示す所定の位置に戻す場
合、基台Bは所定位置に固定されているため、計量部9
の所定位置へのセッティングを容易、かつ正確に行え
る。このセッティングを行ったのちに、段付きねじ61
をねじ孔60にねじ込んで計量部9を基台2に固定状態
にロックする。
【0043】また、計量部9と基台Bとの間に中間スラ
イド部材8が介在しているため、計量部9をその幅方向
Wに移動させる場合に、前記中間スライド部材8が計量
部9と基台Bのそれぞれに対して相対移動するので、隣
接する部材間、つまり計量部9と中間スライド部材8
間、および中間スライド部材8と基台B間の相対スライ
ド速度および相対スライド量が小さくなる。その結果、
スライド動作が円滑になり、計量部9の出し入れが容易
になる。
【0044】さらに、中間スライド部材8は、連動機構
57によって、常に計量部9の移動距離の半分の距離だ
け基台Bに対し移動する。このように、計量部9は、中
間スライド部材8および基台に対し一定の位置関係で移
動するため、計量部9の所定位置へのセッティングを一
層容易、かつ正確に行える。しかも、計量部9を幅方向
Aの両方向にそれぞれ幅Wの半分だけ引き出すために要
する中間スライド部材8の長さは、計量部9の幅Wの半
分で済む。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る組合せ計量システムの
概略右側面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】同上実施例の電気制御系のブロック構成図であ
る。
【図4】同上実施例における計量装置の要部を示す破断
した右側面図である。
【図5】(a)は同上計量装置の計量動作状態の正面
図、(b)は同計量装置の計量部を左方に引き出した状
態の正面図、(c)は同計量装置の計量部を右方に引き
出した状態の正面図である。
【符号の説明】
1…供給装置、2…計量装置、3…排出装置、6a…供
給路、7…スライド機構、8…中間スライド部材、9…
計量部、12…計量コンベアユニット(計量機の一
部)、15…第1のスライド連結手段、16…第2のス
ライド連結手段、32…排出口、45…組合せ演算装
置、46…ロードセル(計量機の一部)、B…基台、W
E…計量機、X…物品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/387

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を順次供給する供給路を複数並行に
    備えた供給装置と、 前記各供給路に対応して直列に配置され、この供給路か
    ら供給された物品を計量する複数の計量機を備えた計量
    装置と、 前記各計量機から搬出された物品を所定の排出口に排出
    する排出装置と、 前記各計量機での計量値を組合せ演算し、その演算結果
    が許容範囲内にある計量機の組合せを選択して、計量さ
    れた物品を前記排出装置へ搬出させる組合せ演算手段と
    を備え、 前記計量装置は、保守点検のために、物品の搬送方向と
    直交する幅方向の両方向に引出し可能に設定されている
    組合せ計量システムであって、 前記計量装置は、前記各計量機を備えた計量部と、この
    計量部を支持する基台と、前記計量部を保守点検のため
    に基台に対して前記幅方向にスライド可能に支持するス
    ライド機構とを備え、 そのスライド機構は、前記計量部と基台との間に配設さ
    れた中間スライド部材と、この中間スライド部材と計量
    部とを幅方向にスライド自在に連結する第1のスライド
    連結手段と、前記中間スライド部材と前記基台とを幅方
    向にスライド自在に連結する第2のスライド連結手段と
    を備えている 組合せ計量システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記計量部と前記中
    間スライド部材とを連動させて2対1の速度で相対移動
    させる連動機構を備えている組合せ計量システム。
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