JP3465894B2 - 回転式円筒研磨ブラシ - Google Patents

回転式円筒研磨ブラシ

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昭 角田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒コア管の外
周にブラシが装着され、回転動をもってプリント基板等
のワークに対する研磨等の作業をなす回転式円筒研磨ブ
ラシに関し、特には、回転式円筒研磨ブラシにおけるブ
ラシの装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転式円筒研磨ブラシにおい
て、長尺状のチャンネルにブラシ材を挟着してブラシ列
とし、このチャンネルを円筒コア管に連続して、密着状
あるいは間隔を保って巻き付けて溶接により固定したも
のは公知である。このチャンネル式のブラシ列は円筒コ
ア管への巻き付けから偏平状になされる。しかして、こ
のブラシの取付け態様においては、チャンネルを使用す
ることから製作性が迅速で、効率的である。反面、円筒
コア管は1本ものとなり、半割り体のものは植込み式が
主流となっている。しかしながら、植込み式は穴開け作
業の手間を要し、かつブラシ繊維の植込み作業も手間が
懸かり、効率においてはチャンネル式に劣るものであ
る。なお、従来のチャンネル式の円筒研磨ブラシにあっ
ては、ブラシ列は溶接により固着されているので、ブラ
シの磨耗に伴う取替えは困難で、使い捨てとなり、円筒
コア管の回収の見地から不経済なものになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みなされたものであり、この種のチャンネル式の回転式
円筒研磨ブラシにおいて、その作業効率の良好性を活か
しつつ、溶接によることなく、取付け・取外し可能で、
かつ半割り体への適用を図ることのできる新規なブラシ
の装着構造を有する回転式円筒研磨ブラシを提供するこ
とを目的とする。本発明はこのため、チャンネルの形状
に着目し、従来のチャンネルの偏平状の形状を打破し、
アリ形状を採ることによりその解決を図りうるとの知見
のもとになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の回転式円筒研磨
ブラシは具体的には以下の技術的手段を採る。第1発明
の回転式円筒研磨ブラシは、請求項1に記載のとおりの
構成を採る。 すなわち、直円筒状をなす円筒コア管の外
周にブラシが装着され、回転軸からの回転駆動を受けて
ワークに対する研磨作業をなす回転式円筒研磨ブラシに
おいて、 前記円筒コア管は半割り体をなすとともに、ア
ルミ製の円筒状をなす円筒基部と、前記円筒基部の端部
に嵌合固定され、回転軸に固定されるアルミ製の端部金
具とからなり、 前記端部金具は前記円筒基部の端面より
突出し、その突出部に前記回転軸との固定用のボルト孔
が形成され、 前記円筒コア管の円筒基部の外表面には、
軸方向の全長にわたって複数のアリ状をなす溝が円周方
向に所定間隔を存して押出し成形をもって形成され、
記アリ状をなす溝には、弾性を有するブラシ繊維の中央
を棒状の心材を介して折り込んで鋼製のチャンネルをア
リ状にかしめてブラシの基部を把持して構成されるブラ
シ列を、該アリ状をなす溝への強嵌挿により前記チャン
ネルをかしめて固定してなる、ことを特徴とする。
【0005】第2発明は他の回転式円筒研磨ブラシであ
って、請求項2に記載のとおりの構成を採る。 すなわ
ち、直円筒状をなす円筒コア管の外周にブラシが装着さ
れ、回転軸からの回転駆動を受けてワークに対する研磨
作業をなす回転式円筒研磨ブラシにおいて、 前記円筒コ
ア管は半割り体をなすとともに、アルミ製の円筒状をな
す円筒基部と、前記円筒基部の端部に嵌合固定され、回
転軸に固定されるアルミ製の端部金具とからなり、 前記
円筒基部には軸方向に少なくとも2か所に、かつ円周方
向に所定間隔を存してボルト挿通孔が貫通状に穿設さ
れ、 前記端部金具は前記円筒基部の端面より突出し、そ
の突出部に前記回転軸との固定用のボルト孔が形成さ
れ、 弾性を有するブラシ繊維の中央を棒状の心材を介し
て折り込んで、鋼製の内側チャンネルをアリ状にかしめ
てブラシの基部を把持し、かつ、前記内側チャンネルの
外側にボルトを組み込んだ外側チャンネルをアリ状にか
しめてブラシ列を構成し、 前記ブラシ列は、該ブラシ列
の前記外側チャンネルの底部を前記円筒コア管の表面に
当接し、かつ該外側チャンネルの底部より突出するボル
トが前記円筒基部のボルト挿通孔に挿通され、該ボルト
のねじ部に螺合されるナットにより固定してなり、 前記
円筒コア管は円筒表面を有し、前記ブラシ列の底面はこ
の円筒面の曲率に合致する、ことを特徴とする。
【0006】第3発明は更に他の回転式円筒研磨ブラシ
であって、請求項3に記載のとおりの構成を採る。 すな
わち、直円筒状をなす円筒コア管の外周にブラシが装着
され、回転軸からの回転駆動を受けてワークに対する研
磨作業をなす回転式円筒研磨ブラシにおいて、 前記円筒
コア管は半割り体をなすとともに、アルミ製の円筒状を
なす円筒基部と、前記円筒基部の端部に嵌合固定され、
回転軸に固定されるアルミ製の端部金具とからなり、
記円筒基部には軸方向に少なくとも2か所に、かつ円周
方向に所定間隔を存してボルト挿通孔が貫通状に穿設さ
れ、 前記端部金具は前記円筒基部の端面より突出し、そ
の突出部に前記回転軸との固定用のボルト孔が形成さ
れ、 弾性を有するブラシ繊維の中央を棒状の心材を介し
て折り込んで、鋼製の内側チャンネルをアリ状にかしめ
てブラシの基部を把持し、かつ、前記内側チャンネ ルの
外側にボルトを組み込んだ外側チャンネルをアリ状にか
しめてブラシ列を構成し、 前記ブラシ列は、該ブラシ列
の前記外側チャンネルの底部を前記円筒コア管の表面に
当接し、かつ該外側チャンネルの底部より突出するボル
トが前記円筒基部のボルト挿通孔に挿通され、該ボルト
のねじ部に螺合されるナットにより固定してなり、 前記
円筒コア管は平坦表面を有し、前記ブラシ列の底面はこ
の平坦面に当接する平坦面をなす、ことを特徴とする。
【0007】(作用) 第1発明において、円筒コア管の成形は押出し成形をも
って作成される。ブラシ列はそれぞれ、そのチャンネル
を円筒コア管の外表面のアリ溝にその端面より強嵌装さ
れ、そのチャンネルがかしめられ、かしめ固定により強
固に固着される。ブラシ列は円筒コア管に埋め込まれた
態様を採るので、中心軸を含む差渡し寸法が小さく、小
径用に適す。また、ブラシの回転動作において、ブラシ
列の基部は回転中心軸寄りとなるので、偏心性が小さく
安定した回転が得られる。第2・3発明において、円筒
コア管の成形に付き穿孔加工以外は特別な加工は要しな
い。ブラシ列はその拡大された底面を円筒コア管の表面
に密接し、直列状態において安定した取付けとなる。更
に、ブラシ列は円筒コア管に対しボルト・ナットにより
固定されるので、取付け・取外しはより自在となる。ブ
ラシ列は円筒コア管の表面に取り付けられるので、中心
軸を含む差渡し寸法が大きくなり、大径用に適す。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の回転式円筒研磨ブラシの
実施の形態を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態) 図1〜図3はその一実施形態の半割り形式の回転式円筒
研磨ブラシ(以下単に「円筒研磨ブラシ」という)を示
し、Bはその円筒研磨ブラシである。すなわち、図1は
その全体の断面構成を示し、図2〜図3は各部の構成を
示す。
【0009】図1において、1は回転軸すなわちシャフ
トであり、円筒研磨ブラシBはこのシャフト1に取り付
けられる。更に、図1に示されるように、この円筒研磨
ブラシBは、シャフト1に取り付けられるとともにブラ
シの取付け基部となる円筒コア管2、及び該円筒コア管
2に穿設されたアリ溝3に装着されるブラシ列4を含
み、更には、円筒コア管2をシャフト1に固定するボル
ト・ナットよりなる固定具5を含む。
【0010】以下、各部の細部の構成に付いて説明す
る。円筒コア管2 (図1、図2参照) 円筒コア管2は実質的に円筒状をなし、ブラシ列4の取
り付けられる円筒基部10と、該円筒基部10の両端に
固設される端部金具11とからなり、ともにアルミ等の
軽金属をもって作製される。円筒基部10は直円筒状を
なし、その表面にはアリ溝3が穿設される。アリ溝3
は、円筒基部10の表面に軸方向の全長にわたり、ま
た、円周方向に所定間隔を存して複数(本実施形態では
18)形成される。半割り部分以外では等間隔、半割り
部分では間隔が狭くされる。端部金具11は円筒基部1
0の内径部内に嵌まり込む小径部と、段部を介して円筒
基部10の端面より突出する大径部とからなり、シャフ
ト1に当接する円孔11aが形成され、大径部にはボル
ト挿通孔12が径方向に貫通状に穿設される。この円筒
コア管2は本実施形態では半割り態様とされ、一方を2
A、他方を2Bとする。そして、2つの半円筒状コア管
(2A,2B)においては、シャフト1への当接部は半
円筒溝となり、また、ボルト挿通孔12は2つ(12
A,12B)に区別される。
【0011】円筒基部10は、その半割り体に付きアル
ミニウムの押出し成形により連続成形され、所定長さに
切断して作製される。アルミの素材(ビレット)はダイ
スより押し出され、その押出しとともにアリ溝3が形成
され、高精度の成形面をなす。端部金具11に付いて
も、半割り体として、ダイキャスト成形をもって個々に
作製される。これらのアルミは溶接性のものが使用され
る。しかして、円筒基部10の端部に端部金具11を嵌
め合わせ、両者を溶接をもって一体化し、次いで、端部
金具11にボルト挿通孔12を穿孔する。
【0012】ブラシ列4(図3参照) ブラシ列4は、細長い鋼製のチャンネル14と、該チャ
ンネル14に棒状の心材15を介して挟持されるブラシ
繊維16とからなり、円筒コア管2の円筒基部10の表
面に穿設されたアリ溝3に装着される。もっと詳しく
は、ブラシ繊維16は所定の径を有する繊維体をなし、
それ自体で研磨性を有する。また、該ブラシ繊維16は
弾性を有し、反発性をもって自然状態で直線状を保持
し、中央で拘束力を受けて同一方向に向くが、この拘束
力が解除されると直線状に復帰する。その構成の一例と
して、合成樹脂製線材の表面に砥粒が接着剤を介して付
着されてなる。チャンネル14はブラシ繊維16を挟持
するように平鋼板を台形状にかしめられる。このかしめ
加工は所定のプレス装置をもってなされる。これによ
り、チャンネル14はアリ溝3に相似するアリ形状とな
る。チャンネル14はアリ溝3に対して強嵌挿される。
チャンネル14はかしめ変形を受け、固定される。アリ
溝3は開口部分において口細となることにより、ブラシ
列4に遠心力が作用しても抜け出ることはない。ここ
で、円筒基部10の長さL1、ブラシ列4の長さをL2
とすると、L1≧L2となり、L1>L2の場合には両
端にアリ溝3を塞ぐ詰め金具が挿入される。
【0013】固定具5(図1参照) 固定具5は、ボルト18・ナット19からなり、円筒コ
ア管2をシャフト1に固定する。すなわち、円筒コア管
2のボルト挿通孔12と、これに対応してシャフト1に
貫通して開設されたボルト挿通孔20とにわたって、ボ
ルト18が挿通され、ナット19を締め付けて固定す
る。該固定具5の態様は、図例のものに限らず、シャフ
ト1を介さず、円筒コア管2の半割り体の側部において
該半割り体相互を締め付ける構造のものも採られる。
【0014】本実施形態の円筒研磨ブラシBは次のよう
にして使用され、また、作用を発揮する。シャフト1に
当該円筒研磨ブラシBを取り付ける。すなわち、円筒研
磨ブラシBの一方の半割り体の円筒コア管2A(又は2
B)をシャフト1に当接し、そのボルト挿通孔12A
(又は12B)をシャフト1のボルト挿通孔20に一致
させ、また、他方の半割り体2B(又は2A)も同様に
して、そのボルト挿通孔12B(又は12A)をシャフ
ト1のボルト挿通孔20に一致させ、それらの挿通孔1
2A,21,12Bに固定具5のボルト18を挿通し、
しかる後、ボルト18のねじ部にナット19を螺合し、
回動締め付ける。このとき、円筒コア管2の円孔11a
はシャフト1に密接し、かつ、固定具5の締込みによ
り、ガタ付きなく取り付けられる。シャフト1を回転駆
動させ、ワークを本円筒研磨ブラシBのブラシ列4によ
り研磨する。
【0015】本実施形態において、アリ溝3を有する円
筒コア管2はアルミの押出し成形により精密かつ迅速に
作製され、かつブラシ列4の装着も容易になされ、円筒
研磨ブラシBを効率的に作製することができる。
【0016】(第2実施形態) 図4に本発明の他の実施形態の回転式円筒研磨ブラシを
示す。図において、先の実施形態と同等の部材に付いて
は同一の符号が付されている。この回転式円筒研磨ブラ
シB1は、先の実施形態の円筒コア管2とブラシ列4と
は異なった態様を採り、ブラシ列4Xが円筒コア管2X
の表面に当接されるとともに、ボルト・ナットをもって
固定されることを特徴とし、その他の構成は半割り体で
あること等、先の第1実施形態に準じる。以下、特徴点
を中心に説明する。
【0017】円筒コア管2X この円筒コア管2Xは先の実施形態と同様に半割り体よ
りなるが、アリ溝が形成されず、替ってブラシ列4Xの
取り付けられる箇所に軸方向並びに円周方向にボルト挿
通孔22が適宜間隔をもって穿設される。このボルト挿
通孔22は軸方向には2か所(両端)又は3か所(両端
及び中央)あるいはその他適宜数か所にわたって穿設さ
れ、円周方向に相隣れるものは位相を一致(図例)もし
くはずらせて穿設される。その他の構成(端部金具1
1、ボルト挿通孔12等)は第1実施形態に準じる。
【0018】ブラシ列4X ブラシ列4Xは、先の実施形態で示したブラシ列4のチ
ャンネル(内側チャンネル)14の外側に、ボルト24
を組み込んだ外側チャンネル25をかしめ固定してな
る。内側チャンネル14と外側チャンネル25とは、ボ
ルト24のボルト頭部分だけ離れる。そして、該ボルト
24を円筒コア管2Xのボルト挿通孔22に挿通させ、
該ボルト24のねじ部24aにナット26を螺合・締め
込んでブラシ列4Xの固定をなす。外側チャンネル25
は台形状に折り込まれ、その底面は円筒コア管2Xの円
筒基部10の外周面10aの曲率に一致し、円筒コア管
2Xの表面に均等に当接する。このようにしたブラシ列
4Xは円周方向に一定間隔を保って配される。
【0019】この形態によれば、円筒コア管の成形に付
き穿孔加工以外は特別な加工は要しない。ブラシ列4X
はその拡大された底面を円筒コア管2Xの表面に密接
し、直列状態において安定した取付けとなる。更に、ブ
ラシ列4Xは円筒コア管2Xに対しボルト・ナットの機
械的手段により固定されるので、取付け・取外しはより
自在となる。また、ブラシ列4Xは円筒コア管2Xの表
面に取り付けられるので、中心軸を含む差渡し寸法が大
きくなり、大径用に適す。
【0020】図5はこの実施形態に含まれる他の回転式
円筒研磨ブラシB2を示す。この回転式円筒研磨ブラシ
B2において、その円筒コア管2Yにはボルト挿通孔2
2が先の態様に準じて穿設され、これに対応するブラシ
列4Yの当接される部分は平坦面10bとされる。ブラ
シ列4Yは、第1実施形態のブラシ列4の平坦底面にボ
ルト杆よりなるボルト28がボルト挿通孔22に対応し
て溶接により固設されてなる。しかしてブラシ列4Yの
ボルト28をボルト挿通孔22に挿通し、該ボルト28
のねじ部28aにナット29を螺合し、締め付けて固定
する。ブラシ列4Yの底面は円筒コア管2Yの平坦面に
密接し、ぐらつくことなく固定される。円筒コア管2Y
の成形は円筒形に成形したのち、平坦面を切削する態
様、あるいは、多角形のダイスを使用して押出し成形に
より平坦面を得る。
【0021】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技
術的範囲内に包含される。円筒基部2はアルミに限ら
ず、他の軽金属、例えば、鋳物用・ダイカスト用・展伸
用アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン及びそ
の合金等、更には鋼の適用を妨げるものではない。
【0022】
【発明の効果】本発明の回転式円筒研磨ブラシによれ
ば、幅広の底面を有するチャンネルよりなるブラシ列が
円筒コア管に直線状に、嵌込みあるいはボルト・ナット
による機械的手段をもって装着されるので、装着作業が
容易であるとともに安定した取付け状態を得ることがで
き、更には取外しが可能であり、高価な円筒コア管を使
い回すことができ、経済的である。特に、第1発明の回
転式円筒研磨ブラシによれば、ブラシ列の基部が円筒コ
ア管に埋め込まれるので、離脱のおそれはなく、かつ、
安定した回転動作が得られ、また、小径用として好適で
ある。円筒基部はアルミの押出し成形によることによ
り、効率的な作製をなすことができる。第2・3発明
回転式円筒研磨ブラシによれば、ブラシ列は円筒コア管
にボルト・ナットにより固定されるので取付け・取外し
が容易であり、また、ブラシ列の基部が円筒コア管の表
面に出るので、大径用として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転円筒研磨ブラシの一実施形態の全
体構成を示す縦断面図(図2の1−1縦断面図)。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】ブラシ列の設置状態を示す拡大図。
【図4】本発明の回転円筒研磨ブラシの他の実施形態を
示す部分断面図。
【図5】本発明の回転円筒研磨ブラシの更に他の実施形
態を示す部分断面図。
【符号の説明】
B,B1,B2…回転円筒研磨ブラシ、1…シャフト
(回転軸)、2,2X,2Y…円筒コア管、3…アリ
溝、4,4X,4Y…ブラシ列、5…固定具、10…円
筒基部、11…端部金具、14…チャンネル、22…ボ
ルト挿通孔、24,28…ボルト、25…外側チャンネ
ル、26,29…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24D 13/10 B24D 13/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直円筒状をなす円筒コア管の外周にブラシ
    が装着され、回転軸からの回転駆動を受けてワークに対
    する研磨作業をなす回転式円筒研磨ブラシにおいて、前記円筒コア管は半割り体をなすとともに、アルミ製の
    円筒状をなす円筒基部と、前記円筒基部の端部に嵌合固
    定され、回転軸に固定されるアルミ製の端部金具とから
    なり、 前記端部金具は前記円筒基部の端面より突出し、その突
    出部に前記回転軸との固定用のボルト孔が形成され、 前記円筒コア管の円筒基部の外表面には、軸方向の全長
    にわたって複数のアリ状をなす溝が円周方向に所定間隔
    を存して押出し成形をもって形成され、 前記アリ状をなす溝には、弾性を有するブラシ繊維の中
    央を棒状の心材を介して折り込んで鋼製のチャンネルを
    アリ状にかしめてブラシの基部を把持して構成されるブ
    ラシ列を、該アリ状をなす溝への強嵌挿により前記チャ
    ンネルをかしめて固定してなる、 ことを特徴とする回転式円筒研磨ブラシ。
  2. 【請求項2】直円筒状をなす円筒コア管の外周にブラシ
    が装着され、回転軸からの回転駆動を受けてワークに対
    する研磨作業をなす回転式円筒研磨ブラシにおいて、 前記円筒コア管は半割り体をなすとともに、アルミ製の
    円筒状をなす円筒基部と、前記円筒基部の端部に嵌合固
    定され、回転軸に固定されるアルミ製の端部金具とから
    なり、 前記円筒基部には 軸方向に少なくとも2か所に、かつ円
    周方向に所定間隔を存してボルト挿通孔が貫通状に穿設
    され、前記端部金具は前記円筒基部の端面より突出し、その突
    出部に前記回転軸との固定用のボルト孔が形成され、 弾性を有するブラシ繊維の中央を棒状の心材を介して折
    り込んで、鋼製の内側 チャンネルをアリ状にかしめてブ
    ラシの基部を把持し、かつ、前記内側チャンネルの外側
    にボルトを組み込んだ外側チャンネルをアリ状にかしめ
    てブラシ列を構成し、 前記ブラシ列は、該ブラシ列の前記外側チャンネルの底
    部を前記円筒コア管の表面に当接し、かつ該外側チャン
    ネルの底部より突出するボルトが前記円筒基部のボルト
    挿通孔に挿通され、該ボルトのねじ部に螺合されるナッ
    トにより固定してなり、 前記円筒コア管は円筒表面を有し、前記ブラシ列の底面
    はこの円筒面の曲率に合致する、 ことを特徴とする回転式円筒研磨ブラシ。
  3. 【請求項3】直円筒状をなす円筒コア管の外周にブラシ
    が装着され、回転軸からの回転駆動を受けてワークに対
    する研磨作業をなす回転式円筒研磨ブラシにおいて、 前記円筒コア管は半割り体をなすとともに、アルミ製の
    円筒状をなす円筒基部と、前記円筒基部の端部に嵌合固
    定され、回転軸に固定されるアルミ製の端部金具とから
    なり、 前記円筒基部には 軸方向に少なくとも2か所に、かつ円
    周方向に所定間隔を存してボルト挿通孔が貫通状に穿設
    され、前記端部金具は前記円筒基部の端面より突出し、その突
    出部に前記回転軸との固定用のボルト孔が形成され、 弾性を有するブラシ繊維の中央を棒状の心材を介して折
    り込んで、鋼製の内側チャンネルをアリ状にかしめてブ
    ラシの基部を把持し、かつ、前記内側チャンネルの外側
    にボルトを組み込んだ外側チャンネルをアリ状にかしめ
    てブラシ列を構成し、 前記ブラシ列は、該ブラシ列の前記外側チャンネルの底
    部を前記円筒コア管の表面に当接し、かつ該外側チャン
    ネルの底部より突出するボルトが前記円筒基部のボルト
    挿通孔に挿通され、該ボルトのねじ部に螺合されるナッ
    トにより固定してなり、 前記円筒コア管は平坦表面を有し、前記ブラシ列の底面
    はこの平坦面に当接す る平坦面をなす、 ことを特徴とする回転式円筒研磨ブラシ。
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