JP3465586B2 - 温水暖房システム - Google Patents

温水暖房システム

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JP3465586B2 JP13134598A JP13134598A JP3465586B2 JP 3465586 B2 JP3465586 B2 JP 3465586B2 JP 13134598 A JP13134598 A JP 13134598A JP 13134598 A JP13134598 A JP 13134598A JP 3465586 B2 JP3465586 B2 JP 3465586B2
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の熱源器を
接続した大能力用の温水暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温水暖房システム1の構成を図1
に示す。床暖房パネル2の配管3に接続された往き管4
及び戻り管5の間には複数本の分岐管6が設けられてお
り、各分岐管6はそれぞれ加熱用の熱源器(ガス温水機
器)7a,7b,…を通過している。加熱用の熱源器7
a,7b,…は、分岐管6の途中に設けられた熱交換器
8をガスバーナー9で加熱することにより、熱交換器8
を通過する湯を加熱する。また、往き管4と戻り管5と
の間には、熱源器7a,7b,…をバイパスするように
してバイパス管10が配設されており、バイパス管10
には一定流量の湯を通過させるためのバイパス定流量弁
11が設けられている。
【0003】しかして、戻り管5に設けられた循環ポン
プ12を運転すると、温水暖房システム1の熱源器7
a,7b,…から出湯された高温の湯は往き管4を通っ
て床暖房パネル2に供給され、床暖房パネル2を循環し
ながら放熱して室内を暖房する。床暖房パネル2で放熱
して温度が低下した湯は戻り管5を通って温水暖房シス
テム1に戻る。戻り管5を通って温水暖房システム1に
戻った湯の一部は、分岐管6を通って熱源器7a,7
b,…で加熱された後に往き管4へ出湯され、残りの湯
はバイパス管10を通って直ちに往き管4へ入って熱源
器7a,7bで加熱された高温の湯とミキシングされ、
ミキシングされた湯は往き管4を通って再び温水暖房シ
ステム1から床暖房パネル2へ供給される。
【0004】温水暖房システム1は、システムコントロ
ーラ13からの信号により、負荷の大きさ(床暖房パネ
ル2全体の放熱量)に応じて各熱源器7a,7b,…の
分岐管6に設けられた開閉弁16やガスバーナー9のガ
ス開閉弁(図示せず)等を開閉することで、複数台の熱
源器7a,7b,…の運転台数を制御している。運転さ
れている熱源器7a,7b,…は、本体コントローラ1
4からの制御信号により、往き管4に設けられているシ
ステム出湯温度センサ15の検知温度(以下、システム
出湯温度という)が設定温度となるよう燃焼量をフィー
ドバック制御されており、設定温度とシステム出湯温度
の偏差に基づいて同一のPI(比例積分)制御が実行さ
れている。すなわち、温水暖房システム1の設定温度を
S、現在のシステム出湯温度をNとするとき、フィード
バック制御量FB(例えば、バーナーのガス比例弁の比
例弁電流)は、次の式によって決定される。ここで、
aはPI制御の比例係数、bはPI制御の積分係数、∫
dtは時間積分である。これらは、いずれも正の係数であ
って、従来の温水暖房システム1では、すべての熱源器
7a,7b,…について等しい値が用いられている。
【0005】
【数1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の温水暖房システムでは、1台の熱源器だけ
を運転している場合には適度な制御性(制御速度)が得
られるが、複数台の熱源器を同時に運転している場合に
は、温水暖房システム全体のフィードバック制御が過大
となり、温水暖房システムの制御状態が不安定になり易
いという問題があった。すなわち、複数台の熱源器を同
時に運転している場合には、システム出湯温度が設定温
度より低いと、運転中の熱源器が一斉に燃焼量を大きく
するので、システム全体の燃焼量が急激に増大し、その
結果、システム出湯温度が設定温度を超えて高くなる。
今度は、高くなり過ぎたシステム出湯温度を下げようと
して運転中の熱源器が一斉に燃焼量を小さくするので、
システム全体の燃焼量は急激に下がり、再びシステム出
湯温度が設定温度よりも低くなる。このような現象を繰
り返すことにより、システム出湯温度がハンチングし易
く、不安定になっていた。特に、温水暖房システムの負
荷が小さい場合には、このような出湯温度特性の不安定
が顕著であった。
【0007】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、複数台の熱
源器によって給湯することができる大能力用の温水暖房
システムにおいて、複数台の熱源器が燃焼している場合
の出湯温度特性を良好にすることにある。
【0008】
【発明の開示】請求項1に記載の温水暖房システムは、
温水を循環させるための往き管と戻り管との間に複数台
の熱源器を並列に配置した温水暖房システムにおいて、
運転中の複数台の熱源器のうち、少なくとも1台の熱源
器はシステム出湯温度がその設定温度に等しくなるよう
に燃焼量を制御され、他の熱源器は缶体出湯温度が前記
少なくとも1台の熱源器のうちいずれかの缶体出湯温度
と等しくなるように燃焼量を制御されることを特徴とし
ている。
【0009】従来の温水暖房システムは、運転中のすべ
ての熱源器が同じ制御モードで制御されていたので、シ
ステム出湯温度が設定温度よりも低い場合や高い場合に
は、一斉に同じ方向に燃焼量を制御されてしまい、全体
としては制御過多となってシステム出湯温度がハンチン
グを起こすなど出湯温度特性が不安定であった。
【0010】これに対し、請求項1の温水暖房システム
では、運転中の複数台の熱源器のうち、少なくとも1台
の熱源器のシステム出湯温度がその設定温度に等しくな
るように燃焼量を制御され、他の熱源器は缶体出湯温度
が前記少なくとも1台の熱源器のうちいずれかの缶体出
湯温度と等しくなるように燃焼量を制御されているの
で、システム出湯温度が設定温度と等しくなるように制
御されている熱源器は、システム出湯温度が設定温度か
らずれた場合には、速やかに燃焼量を制御されるが、缶
体出湯温度が他の熱源器の缶体出湯温度と等しくなるよ
うに制御される熱源器は、基準となる熱源器の缶体出湯
温度が変化してから同じように缶体出湯温度を制御され
るので、時間遅れを生じる。よって、システム全体とし
てはシステム出湯温度を設定温度に制御しながらも敏感
に制御されることなく緩慢な制御となり、出湯温度にハ
ンチングが生じにくく、出湯温度特性を安定させること
ができる。
【0011】
【0012】
【0013】また、上記のような温水暖房システムは、
前記複数台の熱源器が、比例係数、積分係数及び微分係
数のうち少なくとも1つの制御用パラメータを用いて燃
焼量を制御されるものであって、前記複数台の熱源器の
うち、少なくとも1台の熱源器は他の熱源器よりも大き
な制御用パラメータを用いて燃焼量を制御されるもので
もよい。
【0014】この場合にも、制御用パラメータの大きな
熱源器は、システム出湯温度が設定温度からずれた場合
には、速やかに燃焼量を制御されるが、制御用パラメー
タの小さな熱源器は、ゆっくりと燃焼量を制御されて時
間遅れを生じる。よって、このシステムでも、システム
全体としては、敏感に制御されることなく緩慢な制御と
なり、出湯温度特性を安定させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態による
温水暖房システム21を示す概略構成図である。床暖房
パネル22の配管23に接続された往き管24及び戻り
管25の間には複数本の分岐管26が設けられており、
各分岐管26はそれぞれ熱源器27a,27b,…の缶
体内を通過している。熱源器27a,27b,…の缶体
内には、分岐管26に設けられた熱交換器28が配設さ
れ、熱交換器28の下方には加熱用のガスバーナー29
が配設されている。また、往き管24と戻り管25の間
には、熱源器27a,27b,…をバイパスするように
してバイパス管30が配設されており、バイパス管30
にはバイパス定流量弁31が設けられている。往き管2
4には、出湯温度(システム出湯温度)を検知するため
のシステム出湯温度センサ33を設けてあり、戻り管2
5には循環ポンプ34を設けている。各熱源器27a,
27b,…においては分岐管26に開閉弁32が設けら
れており、本体コントローラ35でこの開閉弁32とガ
スバーナー29に設けられたガス開閉弁(図示せず)を
開閉することにより、熱源器27a,27b,…は運転
状態と停止状態とに制御される。さらに、本体コントロ
ーラ35は、熱源器27a,27b,…から所定温度の
湯を出湯するよう、缶体流量に応じてガスバーナー29
の比例弁電流をPI制御している。また、各熱源器27
a,27b,…内において、分岐管26には熱源器27
a,27b,…に湯が流れているか否かを検知するため
の水流スイッチ41と、熱交換器28から出湯される湯
の温度(以下、缶体出湯温度という)を検知する缶体出
湯温度センサ42が設けられている。
【0016】リモートコントローラ39は室内に設置さ
れており、暖房運転をオン、オフするための電源スイッ
チやシステム出湯温度の設定値(設定温度)を入力する
ための操作部等を備えている。システムコントローラユ
ニット36は、ポンプ駆動用電磁開閉器37とシステム
コントローラ38からなり、交流100V又は3相交流
200Vの電源に接続するための電源コード40を有し
ている。循環ポンプ34及び各熱源器27a,27b,
…には、電力供給線41,42を介してシステムコント
ローラユニット36から電力の供給を受けている。ポン
プ駆動用電磁開閉器37は、循環ポンプ34に供給する
電力を断続することによって循環ポンプ34を制御し、
停止又は稼働させるものである。システムコントローラ
38は、信号線43,44によってリモートコントロー
ラ39や各熱源器27a,27b,…の本体コントロー
ラ35と接続されている。システムコントローラ38
は、リモートコントローラ39からの入力に応じて各熱
源器27a,27b,…を運転または停止させたり、制
御モードを変更したりして統合制御し、また、循環ポン
プ34の運転または停止を制御する。
【0017】しかして、リモートコントローラ39の電
源スイッチがオンになると、ポンプ駆動用電磁開閉器3
7は、循環ポンプ34を運転開始させて温水暖房システ
ム21と床暖房パネル22との間に湯を循環させる。一
方、リモートコントローラ39から運転開始の信号を受
信したシステムコントローラ38は、所要台数の熱源器
27a,27b,…に運転開始の指令や制御モード、設
定温度などを信号線44を介して送信する。そして、選
択された熱源器27a,27b,…は運転を開始し、開
閉弁32を開いて熱交換器28に湯を通過させるととも
にガスバーナー29を燃焼させて熱源器27a,27
b,…に流れる湯を加熱する。
【0018】ここで、熱源器27a,27b,…は設定
温度や出湯量などの負荷の大きさに応じて1台ないし複
数台が運転状態となる。システムコントローラ38から
の指令により複数台の熱源器27a,27b,…が運転
状態になる場合には、同時に複数台の熱源器27a,2
7b,…が運転状態になるのではなく、図3に示すフロ
ー図に従って1台ずつ順次運転状態となる。そこで、最
初に運転状態となる熱源器(以下、これを熱源器27a
とする)をメイン熱源器といい、2番目以降に順次運転
状態となる熱源器(以下、これを熱源器27b,…とす
る)をサブ熱源器ということにする。ただし、メイン熱
源器は特定の熱源器を指すわけではなく、メイン熱源器
となる熱源器の耐久性低下を防止するために、運転のた
びに異なる熱源器がメイン熱源器として指定されるよう
になっていてもよい。
【0019】図3はシステムコントローラ38による熱
源器27a,27b,…の運転台数の決め方を示すフロ
ー図である。リモートコントローラ39の電源スイッチ
がオンになると(S1)、リモートコントローラ39は
所定の熱源器27aにメイン熱源器の制御モードで運転
開始するように信号を送信し(S2)、この熱源器27
aはメイン熱源器として運転開始する(S3)。メイン
熱源器27aの本体コントローラ35は、それが最大能
力付近で燃焼しているか否か監視し(S4)、最大能力
付近で一定時間以上運転を続けている場合には、システ
ム出湯温度センサ33で検知されている出湯温度が設定
温度よりも所定温度例えば2℃以上低くなっているか調
べる(S5)。システム出湯温度が設定温度よりも所定
温度以上低くなっているのでなければ、システムはその
ままの状態で運転を続ける。システム出湯温度が設定温
度よりも所定温度以上低ければ、本体コントローラ35
はシステムの加熱能力が不足していると判断してシステ
ムコントローラ38へ補完要求を送信し、システムコン
トローラ38は、次の熱源器27bをサブ熱源器として
の制御モードで運転開始するように指令する(S6)。
このようにして、システムコントローラ38は、必要な
加熱能力が得られるまで、順次サブ熱源器を追加する。
【0020】一方、メイン熱源器27aが最大能力付近
よりも低い能力で運転しており(S4)、しかも、いず
れかのサブ熱源器27a,27b,…が最小能力付近で
運転されている(S7)か、いずれかのサブ熱源器27
b,…に湯が流れておらず水流スイッチ41がオフにな
っているか(S8)、いずれかの場合には1台のサブ熱
源器27b,…を運転中止する(S9)。したがって、
システムの燃焼力が過剰である場合には、適度の燃焼台
数となるようにサブ熱源器27b,…が停止させられ
る。
【0021】また、最初に運転開始したメイン熱源器2
7aの制御モードと2番目以降に運転開始したサブ熱源
器27b,…の制御モードとは異なっている。メイン熱
源器27aの制御モードは、システム出湯温度の設定値
に対するPI制御であって、システム出湯温度(システ
ム出湯温度センサ33の検知温度)がその設定温度(シ
ステム出湯温度の設定値)に等しくなるようにフィード
バック制御するものである。具体的にいうと、往き管2
4から出湯されるシステム出湯温度の設定値をS0、シ
ステム出湯温度センサ33により検知されているシステ
ム出湯温度をN0とするとき、フィードバック制御量F
B(バーナーのガス比例弁の比例弁電流)は、次の式
によって決定される。ここで、a0はPI制御の比例係
数、b0はPI制御の積分係数、∫dtは時間積分であ
る。
【0022】
【数2】
【0023】これに対し、サブ熱源器27b,…の制御
モードは、缶体出湯温度センサ42によって検知されて
いるメイン熱源器27aの缶体出湯温度に対するPI制
御であって、サブ熱源器27b,…の缶体出湯温度(サ
ブ熱源器27b,…の缶体出湯温度センサ42の検知温
度)がメイン熱源器27aの缶体出湯温度(メイン熱源
器27aの缶体出湯温度センサ42の検知温度)と等し
くなるようにフィードバック制御するものである。具体
的にいうと、メイン熱源器27aの缶体出湯温度センサ
42の検出値をS1、サブ熱源器27b,…の缶体出湯
温度センサ42の検出値をN1とするとき、フィードバ
ック制御量FB(バーナーのガス比例弁の比例弁電流)
は、次の式によって決定される。ここで、a1はPI
制御の比例係数、b1はPI制御の積分係数、∫dtは時
間積分である。
【0024】
【数3】
【0025】このように本発明の温水暖房システム21
では、メイン熱源器27aとサブ熱源器27b,…の制
御モードを異ならせてあり、メイン熱源器となった熱源
器27aは、システム出湯温度センサ33の検知温度が
その設定温度となるように燃焼量を制御しているが、サ
ブ熱源器となった熱源器27b,…は、そのサブ熱源器
27b,…の缶体出湯温度がメイン熱源器27aの缶体
出湯温度に等しくなるように燃焼量を制御している。し
かして、この温水暖房システム21にあっては、システ
ム出湯温度が設定温度よりも低い場合には、メイン熱源
器27aは燃焼量を増加させ、その結果メイン熱源器2
7aの缶体出湯温度が上昇する。メイン熱源器27aの
缶体出湯温度が上昇すると、他のサブ熱源器27b,…
も缶体出湯温度を上げるように制御され、サブ熱源器2
7b,…の燃焼量も増加する。したがって、システム出
湯温度が設定温度よりも低い場合には、運転中の熱源器
27a,27b,…がすべて燃焼量を増加させる点では
従来例と同じであるが、メイン熱源器27aが燃焼量を
増加させた結果として、その缶体出湯温度が上昇した
後、時間遅れをもって他のサブ熱源器27b,…の燃焼
量が増加する。システム出湯温度が設定温度よりも高く
なった場合も同様である。このため、従来例と異なり、
システム全体の加熱量の変化は緩やかとなり、ハンチン
グが発生するのを防止することができ、出湯温度特性が
良好となる。
【0026】また、一般に式や式等のPI制御式中
の比例係数や積分係数は、その値が大きいほど、制御速
度が速くなり、迅速に目標値に近づけられる反面、出湯
温度がハンチングし易い傾向がある。逆に、比例係数や
積分係数の値が小さいほど、出湯温度がハンチングしに
くくて安定性はあるが、制御値を目標とする設定値に近
づけるのに時間がかかり、応答性が悪くなる傾向があ
る。
【0027】そこで、本発明では、メイン熱源器27a
の制御モードで用いられる制御式の比例係数a0と積分
係数b0を、サブ熱源器27b,…の制御モードで用い
られる制御式の比例係数a1と積分係数b1よりも大きく
している。すなわち、a0 > a1 , b0 > b1とし
ている。したがって、メイン熱源器27aとなった場合
には、燃焼量は比較的制御速度が速くなるようにPI制
御され、サブ熱源器27b,…となった場合には、制御
速度が遅くなるように制御され、複数台の熱源器27
a,27b,…が運転されているときのシステム全体と
しては、加熱量変化が穏やかとなり、一層ハンチングが
起こりにくくなって安定する。また、メイン熱源器27
a1台のみで運転されている場合には、ある程度応答性
の良好な制御速度が得られる。
【0028】こうして熱源器27a,27b,…から出
湯された高温の湯は往き管24を通って床暖房パネル2
2に供給され、床暖房パネル22を循環しながら放熱し
て室内を暖房する。床暖房パネル22で放熱して温度が
低下した湯は戻り管25を通って温水暖房システム21
に戻る。戻り管25を通って温水暖房システム21に戻
った湯の一部は、分岐管26を通って熱源器27a,2
7b,…で加熱された後に往き管24へ出湯され、残り
の湯はバイパス管30を通って直ちに往き管24へ入っ
て熱源器27a,27b,…で加熱された高温の湯とミ
キシングされ、ミキシングされた湯は往き管24を通っ
て再び温水暖房システム21から床暖房パネル22へ供
給される。
【0029】なお、上記実施形態では、各熱源器をPI
制御する場合について説明したが、さらに微分要素も付
加してPID(比例積分微分)制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の温水暖房システムを示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態による温水暖房システムを
示す概略構成図である。
【図3】上記温水暖房システムの熱源器燃焼台数を決定
するための手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
24 往き管 25 戻り管 26 分岐管 27a 熱源器(メイン熱源器) 27b 熱源器(サブ熱源器) 30 バイパス管 31 バイパス定流量弁 34 循環ポンプ 35 本体コントローラ 38 システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−186715(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 3/00 F24H 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を循環させるための往き管と戻り管
    との間に複数台の熱源器を並列に配置した温水暖房シス
    テムにおいて、 運転中の複数台の熱源器のうち、少なくとも1台の熱源
    器はシステム出湯温度がその設定温度に等しくなるよう
    に燃焼量を制御され、他の熱源器は缶体出湯温度が前記
    少なくとも1台の熱源器のうちいずれかの缶体出湯温度
    と等しくなるように燃焼量を制御されることを特徴とす
    温水暖房システム。
  2. 【請求項2】 前記複数台の熱源器は、比例係数、積分
    係数及び微分係数のうち少なくとも1つの制御用パラメ
    ータを用いて燃焼量を制御されるものであって、 前記複数台の熱源器のうち、少なくとも1台の熱源器は
    他の熱源器よりも大きな制御用パラメータを用いて燃焼
    量を制御されることを特徴とする、請求項に記載の温
    水暖房システム。
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