JP3465268B2 - 光学ピックアップ特性の計測装置及び光学ピックアップのトラッキング特性の計測方法 - Google Patents

光学ピックアップ特性の計測装置及び光学ピックアップのトラッキング特性の計測方法

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JP3465268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学ピックアップ特性、
特に光ピックアップトラッキング時の極性並にトラック
本数を自動的に判別及び計数可能な光学ピックアップ特
性の計測装置及び光学ピックアップのトラッキング特性
の計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光学ピックアップのトラッキン
グエラー検出方法としては種々の検出方法が提案されて
いるがその一つに3スポット方式として知られた方式が
ある。
【0003】図6はこの様な3スポット方式の光学ピッ
クアップに適用される光学系の1例を示すものである。
【0004】図6に於いて、1はレーザダイオード、2
はコリメータレンズ、3は回折格子、4はビームスプリ
ッタ、5はフォーカスレンズ、6はCD等のディスク、
7はディスク6上のトラックピット、8,9はフォトデ
ィテクタレンズ、10は6分割フォトディテクタ、1
1,12,13はそれぞれ零次,+1次,−1次の光ス
ポット、14,15,16は6分割フォトディテクタを
構成する二つのE及びFフォトディテクタと4分割フォ
トディテクタ、17はフォーカスレンズ5を駆動するた
めのアクチュエータコイルである。
【0005】図7は図6の光学系に用いられる従来の信
号処理系の系統図であり、18はトラッキング誤差演算
回路、19はトラッキング誤差増幅回路である。
【0006】図6において、レーザダイオード1から出
た光はコリメータレンズ2で平行光線にされ、回折格子
3で、零次,±1次,±2次,‥‥のように複数のビー
ムに分割される。これらのビームのうち実際に利用され
るのは、零次光、±1次光の3本の光ビームである。零
次光,±1次光はビームスプリッタ4を通り、フォーカ
スレンズ5によりディスク6上に集束される。零次光は
光スポット11として、+1次光,−1次光はそれぞれ
光スポット12,13としてディスク6上に集束され
る。ディスク6から反射した光は、再びビームスプリッ
タ4を通り、フォトディテクタレンズ8,9によって6
分割フォトディテクタ10の上に集束される。零次光は
4分割フォトディテクタ14の上に、+1次光,−1次
光はそれぞれフォトディテクタ15,16の上に集束さ
れる。
【0007】フォーカス誤差信号は、よく知られたアス
ティグマフォーカス方式と呼ばれる方法により、4分割
フォトディテクタ14の出力から得られる。また、ディ
スクに記録された情報信号も、4分割フォトディテクタ
14の出力から抽出される。従って、ディスク6の上
で、光スポット11がちょうどトラック7の上に位置す
るようにフォーカスレンズ5を左右に動かしてトラッキ
ング制御する。フォーカスレンズ5は動電型のアクチュ
エータコイル17によって動かされる。
【0008】もし、光スポット11が図6の右方向にず
れたとすると、光スポット12はトラック上からさらに
はずれ、逆に光スポット13はさらにトラック上に乗る
ように、光スポット11,12,13はトラック7に対
して傾いた中心線20上に配置されている。
【0009】従って、この場合、光スポット12からの
反射光量が増大し、逆に光スポット13からの反射光量
は減少する。この変化量はフォトディテクタ15,16
で検出される。図7に示すように、フォトディテクタ1
5,16のそれぞれの出力E,Fの差を誤差演算回路1
8で演算し、誤差増幅回路19で増幅し、誤差増幅回路
19の出力で、アクチュエータコイル18を駆動し、誤
差演算回路18の出力が零になるようにフォーカスレン
ズ5を動かす様に成されている。
【0010】上述の如き3スポットのサブスポット1
2,13は図6の様に主スポット11を中心に中心線2
0を中心に一体に動く様に成され、例えばCDの如きト
ラックに対しては最大10本程度に渡って中心線20が
主スポット11を中心に時計又は反時計方向に回転可能
に構成されている。
【0011】この為に主スポット11がCDの所定トラ
ック21上にあるときに図8示す様にサブスポット12
及び13もピット7から成るトラック21の左右端部に
接する様に中心線20の回転角(主スポット11を中心
に時計又は反時計方向に回動する際の角度)を合わせる
調整並に先行のサブスポット(Eスポット)12及び後
方のサブスポット(Fスポット)13の極性(先、後の
差異)を判断する調整処理を必要とした。
【0012】この様な調整を行なうための従来の調整装
置としては図6に示すフォトディテクタ15及び16に
照射されたEスポット12′とFスポット13′の光量
を電気信号に変換したE及びF出力を所定の増幅回路に
通して、増幅後にオシロスコープのX及びY軸に接続さ
せて、その波形を観察する様に成されていた。
【0013】この様なオシロスコープ上のX−Yモード
での波形を得るためには光学ピックアップをCDの最外
周位置に持ち来たし、ピット列から成るトラック7と最
外周の鏡面部にまたがる様に光学ピックアップを振る様
な境界線でのシークサーボを掛けることで、フォトディ
テクタ15及び16のE及びF出力が例えば図9A,B
の様な位相関係で出力される。
【0014】図9でEスポット及びFスポットがトラッ
ク21を横切った時には夫々22及び23で示す交流波
形が得られ、CDの鏡面部を横切った時は直流分24及
び25が得られる。この様な位相関係にあるE出力波形
及びF出力波形を夫々オシロスコープのX及びY軸端子
に供給して、図10に示すオシロスコープ画面26上で
観察すると、交流波形22及び23が重なった範囲27
では図10に示すリサージ図形28と成るが、オシロス
コープのY端子に供給されるF出力波形は図9Bで示す
様に実線の交流波形23は先に鏡面に入って直流分25
となるがE出力波形の交流波形は残っているため図10
の様にX軸方向に波形29の様に振られる。
【0015】逆にF出力波形が図10Bの破線の交流波
形23aの様にE出力波形(図9A)側が先に鏡面領域
に入った場合は図10に波形30の様にY軸方向に振ら
れる。
【0016】依って、この波形本数を目でみてカウント
することでトラック本数を確認して、この様な波形29
及び30が出ない時に、光学ピックアップの主スポット
位置に対するサブスポット位置を調整していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くオシロスコ
ープのX及びY軸にE出力波形及びF出力波形を供給し
て、リサージ波形を画かせることでトラック数を目で確
認して計数する方法では、オシロスコープの画面を看な
がら波形29又は30が無くなって完全なリサージ波形
と成る様に光学ピックアップの回折格子を微調整してい
た。
【0018】この為に調整が極めて煩雑で調整者によっ
て製品にバラツキを生ずるだけでなく、自動化調整が出
来ない問題があった。
【0019】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところはトラッキング時
の極性並にトラック数をカウントし、主スポットと同一
トラック上にサブスポットを持ち来す調整が自動的に出
来る光学ピックアップ特性の計測装置及び光学ピックア
ップのトラッキング特性の計測方法を得んとするにあ
る。
【0020】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置
は光ディスクからの反射主スポット及び少なくとも2つ
の反射サブスポットを光学ピックアップ内の光−電気変
換素子に照射し、電気信号を取り出す様に成された光学
ピックアップ特性計測装置にいて、光学ピックアッ
プの対物レンズを光ディスクのトラック位置と鏡面のあ
る境界位置において、光ディスクの輻方向に揺動させる
様なサーボを行なうシークサーボ手段と、少なくとも2
つの反射サブスポットの照射される光−電気変換素子か
らの検出信号と所定の基準閾値レベルとを比較する比
較手段と、比較手段の出力から2つのサブスポット間の
トラック数の差を検出する計数手段と、この計数手段の
計数結果に応じて3ビーム方式のサブスポットを主スポ
ットと同一トラックに照射るように合わせる調整手段
とを具備することを特徴としたものである。
【0021】本発明の光学ピックアップのトラッキング
特性の計測方法は光ディスクからの反射主スポット及び
少なくとも2つの反射サブスポットを光学ピックアップ
内の光−電気変換素子に照射し、電気信号を取り出す様
に成された3ビーム方式の光学ピックアップのトラッキ
ング特性の計測方法にいて、光学ピックアップの対物
レンズを光ディスクのトラック位置と鏡面のある境界位
置に持ち来たし、光ディスクの方向に揺動させる様
サーボを行うシークサーボ工程と、少なくとも2つの反
射サブスポットの照射される光−電気変換素子からの検
出信号と所定の基準閾値レベルとを比較する比較工程
と、比較工程の出力から2つのサブスポット間のトラッ
ク数の差を検出する計数工程と、計数工程の計数結果に
応じて3ビーム方式のサブスポットを主スポットと同一
トラックに照射するように合わせる調整工程とを具備す
ることを特徴としたものである。
【0022】
【作用】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置及び
光学ピックアップのトラッキング特性の計測方法によれ
ば3ビーム方式の光学ピックアップの主スポットが照射
される光ディスクトラック上にサブスポットの照射され
る位置を合わせる調整時のトラック本数及びその極性の
測定を自動的に行なえると共に上述の調整の自動化を行
なうことの出来るものが得られる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の光学ピックアップ特性の計測
装置及びその計測方法の原理的構成を図1乃至図3によ
って簡単に説明する。
【0024】尚、図6乃至10で説明した光学ピックア
ップ構造との対応部分には同一符号を付して重複説明を
省略する。
【0025】図1は本発明の光学ピックアップ特性の計
測装置及び光学ピックアップのトラッキング特性の計測
方法に於いて、3ビーム光学ピックアップで主スポット
11の照射される光ディスク6のトラック21上に2つ
のサブスポット12及び13を乗せる調整を行なうため
に、トラック数を自動的に計数すると共に、2つのサブ
スポット12及び13のうち、どちらのサブスポット
2及び13が主スポット11より先行しているかを自動
的に検出する様に成したものである。
【0026】図1の原理的系統図に於いて、CDの如き
光ディスク6に同心円状に形成されたトラック21‥‥
と光ディスク6の外周又は内周、並に曲間位置等のトラ
ック21と鏡面36の境界面位置に光学ピックアップの
対物レンズ5の開口部を持ち来たす。
【0027】この光学ピックアップはシークサーボ用の
スライドモータによって光ディスク6のトラック21と
鏡面36の境界面位置に移動される。
【0028】更に、このシークサーボ用のスライドモー
タに図2Bに示す様な例えば、光ディスクの外周から内
周に向かって、即ち、複数のトラック21‥‥と鏡面3
6とを横切る様に所定の+Vから−Vまでの電圧を周期
的に供給すると、図2Aに示す様に光学ピックアップか
らのビームは光ディスクのトラック21‥‥位置に照射
されて反射される位置の信号面ではフォトディテクタ上
で所定の交流分の信号36を検出することが出来るが、
鏡面では直流分37と成される。
【0029】即ち、複数のトラック21と鏡面36を
ぐ様に光学ピックアップを揺動させてシークサーボ手段
35で、複数のトラック21と鏡面36の境界面でシー
サーボを掛けることで光学ピックアップのビームが横
切るトラック数に対応した交流分の信号36がフォトデ
ィテクタ15及び16に検出されることになる。
【0030】この様に光学ピックアップのサブビームが
信号面の複数のトラックを横切った時にフォトディテク
タ15及び16のEスポット12′及びFスポット1
3′で得られる交流の信号波形36E及び36Fは図3
A及び図3Bの如く、主ビームのトラック21上にサイ
ドビームがあれば主ビームの主スポット11′から得ら
れる交流の信号波形とサブビームのサブスポットのE、
Fスポット12′,13′から得られる交流信号の波形
36E、36Fのパルス数は同一である。Eスポット1
2′とFスポット13′間でも同様のことが云える。
【0031】一方、この様にパルス数に本数差が生ずる
のは主スポット11に対しサブスポットを通る中心線2
0が図3の時に時計又は反時計方向に大きく回転してい
る時である。
【0032】この様なEスポットとFスポットのパルス
数の差は信号面では解らないがサイドビームが鏡面36
を横切ったときには直流分37E及び37Fは早く又は
遅く出力されるために図3Bのtで示す部分のパルス数
を計数することでEスポット12′とFスポット13′
のパルスの本数の差を計数することが出来る。
【0033】この為に本例では図1に示す様にフォトデ
ィテクタ15及び16に投影された光ディスクからの戻
りビームであるEスポット及びFスポット12′及び1
3′から得られる交流信号を比較手段45E及び45F
に供給して、基準のレベルREF2及びREF1と比較
して取り出された信号面のパルス数差をEF出力差検出
手段55に供給して、その差を取り出した後にカウンタ
57を介して計数し、この計数結果に基づいて、自動調
整手段(例えばCPU)59等で主スポット11のトラ
ック位置にサブスポット12及び13を合わせる調整を
自動的に行なう様にしたものである。
【0034】上述の如き原理によって検出される3ビー
ム方式の光学ピックアップのトラック数の計数並にEス
ポット及びFスポットの極性判別を行なうための具体的
構成を図4及び図5によって詳記する。
【0035】尚、図4で図1との対応部分には同一符号
を付して説明する。
【0036】図4で、入力端子TE ,TF にはフォトデ
ィテクタ15及び16で得られるE及びF出力信号を反
転回路(図示せず)で反転した−E及び−F出力が供給
される。
【0037】この様なフォトディテクタ15及び16か
ら得られたE及びF出力は図5A及び図5Bに示す様に
反転された−E及び−F出力信号と成されバッファアン
プ回路40E及び40Fとピーク検波回路42E及び4
2F並に加算増幅回路43に供給されてバッファアンプ
した後にアンプ回路41E及び41Fによって略2倍に
アンプされた後にコンデンサC1及びC2を介して零ク
ランプ回路44で零クランプされると共にアンプ回路4
1Eの出力端は二つの第1及び第2の比較回路45E1
及び45E2の夫々の一方の入力端子に供給される。
【0038】更にアンプ回路41Fの出力端も二つの第
3及び第4の比較回路45F1及び45F2の夫々の一
方の入力端子に供給される。
【0039】第1及び第2の比較回路45E1及び45
E2の夫々の他方の入力端子には基準信号源からの基準
信号電圧REF2及びREF2′が加算増幅回路46E
1及び46E2を介して供給される。この加算増幅回路
46E1及び46E2では上記した基準信号電圧REF
2及びREF2′に−E出力のピーク値を検出したピー
ク検出回路42Eの出力が加算されて−E出力レベルの
変動に対応して基準信号電圧REF2及びREF2′の
値を可変する様に成される。
【0040】同様に第3及び第4の比較回路45F1及
び45F2の夫々の他方の入力端子には基準信号源から
の基準信号電圧REF1及びREF1′が加算増幅回路
46F1及び46F2を介して供給される。この加算増
幅回路46F1及び46F2では上記した基準信号電圧
REF1及びREF1′に−F出力のピーク値を検出し
たピーク検出回路42Fの出力が加算されて−F出力レ
ベルの変動に対応して基準信号電圧REF1及びREF
1′の値を可変する様に成される。
【0041】上記した零クランプ回路44には光学ピッ
クアップを境界面でシークサーボする際に、鏡面36
入る毎に零クランプさせるためのクランプパルスCPが
供給される。
【0042】このクランプパルスCP及び後述するも境
界面でのシークサーボによって光学ピックアップの対物
レンズが信号面に入る毎に信号面をリセットするための
リセットパルスRPを得るために、加算増幅回路43で
加算した−E及び−F出力はエンベローブ検波回路46
に供給される。このエンベローブ検波回路46で−E及
び−F出力波形は包絡線検波されて検波出力波形EVと
成され、この検波出力波形EVはコンパレータ47を介
し波形整形され、波形整形された包絡線検波出力波形F
EVと成され、境界面でのシークサーボの周期に対応し
た出力波形FEVが第1及び第2のワンショットマルチ
バイブレータ48及び49に供給される。
【0043】第1のワンショットマルチバイブレータ4
8では境界面でのシークサーボ波形の鏡面36に入るた
びに鏡面36を零クランプする鏡面零クランプパルスC
Pを出力して零クランプ回路44に供給する。
【0044】第2のワンショットマルチバイブレータ4
9の出力は信号面リセットパルスRPを形成して後述す
るフリップフロップ回路52の図5K図示のリセットパ
ルスRPとして供給される。
【0045】第1及び第3の比較回路45E1及び45
F1では基準信号電圧REF2及びREF1はその閾値
SH2及びSH1が図5C及び図5Dに示す様に、信号
部分に来る様に選択する。勿論、零クランプ回路44で
完全に零クランプされている。
【0046】同様に第2及び第3の比較回路45E2及
び45F2では基準信号電圧RFF2′及びRFF1′
はその閾値SH3 及びSH4 が図C及び図Dに示す
様に、零クランプした零点と信号間のレベルの中間、即
ち極性判別部分で比較が成される。
【0047】第1及び第2の比較回路45E1及び45
F1の出力波形は図5E及び図5Fに示す様に信号部分
で基準値と比較された比較波形が出力されて、この−E
及び−Fの周期の差を出力する差回路55E及び55F
に供給される。
【0048】即ち、この差回路55E及び55Fでは図
5A,Bに示すフォトディテクタ−E及び−Fの周期の
差tを検出する。この為に後述するも図5Lに示すカウ
ントゲートパルス53aを差回路55E及び55Fに供
給する。
【0049】第2及び第4の比較回路45E2及び45
F2の出力波形は図5G及び図5Hに示す様に極性部分
で基準値と比較された比較波形が出力されて、D型フリ
ップフロップ回路50に供給される。この−E及び−F
の周期の差tに応じてD型フリップフロップ回路50は
肯定又は否定出力Q又QバーにE又は−F波形を出力
し、出力端子T1 及びT2 に極性判別信号を出力して後
述するCPU59に供給する。
【0050】第2及び第4の比較回路45E2及び45
F2の出力はエクスクルーシブオアゲート回路51に供
給されて、図5G及び図5Hに示す−E及び−F出力の
立ち上がりパルスで立ち上がり及び立ち下がるエッジパ
ルス51a1 ,51a2 ,51a1 ,51a2 ‥‥を図
5Iの如く得る。これは−E及び−F出力の差分と成
る。
【0051】エクスクルーシブオアゲート回路51のエ
ッジパルス51a(51a1 ,51a2 )は次段のフリ
ップフロップ回路52に供給される。フリップフロップ
回路52はエッジパルス51aの立ち上がりパルスでト
リガされて図5Jに示す矩形波52aを出力する。
【0052】この様な矩形波52aは図5Iで示す−E
及び−F出力の差パルスであるエッジパルス51a1
び51a2 のうち、例えば一方のエッジパルス51a2
の周期tのみのパルス数をカウントするためにエッジパ
ルス51a1 並に、−E及び−Fの共通信号部分の周期
1 をマスクするために生成される。又、前記した様に
フリップフロップ回路52は信号面が来るためにワンシ
ョットマルチバイブレータ49の図6Kで示す信号面の
略真中位置に来る様に調整されたリセットパルスRPで
リセットし、前の信号の影響を除去する様に成されてい
る。
【0053】フリップフロップ回路52の肯定出力端子
Qから得られるマスク用の矩形波52aは更に、フリッ
プフロップ回路53及び54に供給される。否定出力端
子Qバーの出力は図6Nに示す様に読み込み制御信号と
してCPU59に供給される。
【0054】フリップフロップ回路53は図5Lに示す
様にエッジパルス51aの周期t 1 よれも幅広の周期t 2
を有するゲートパルス53aを−Eと−F出力の差回路
55E及び55Fに供給する。
【0055】フリップフロップ回路54の出力は図5M
に示す様にデータラッチパルス54aを出力し、データ
ラッチ回路56E及び56Fに供給されてデータラッチ
が成される。
【0056】差回路55E及び55Fでは−E及び−F
出力データの差をこのデータラッチパルス54aで切り
出して、切り出された差データをデータラッチ回路56
E及び56Fでラッチする。このラッチされた差データ
はカウンタ用のゲートパルス5a内でラッチされて、
次段のカウンタ57E及び57Fで、このデータ計数
が成され、光学ピックアップのビームがトラックを横切
ったトラック数をカウントすることに成る。
【0057】カウンタ57E及び57Fでカウントされ
たトラック数はCPU59に供給される。即ち、CPU
59は出力端子T1 及びT2 からの極性判別信号と、こ
のトラック数のカウント値に基づいて、回折格子を回動
させて、トラッキング調整を自動的に行なうことにな
る。
【0058】尚、カウンタ56E及び56Fの出力はデ
コーダ60E及び60Fによって、セグメント表示素子
61E及び61Fの駆動データに変換されて、E−F及
びF−Eのトラック数値をセグメント表示素子61E及
び61Fに表示する。
【0059】即ち、61EにはE−F(E)の差の本数
を表示し、61FにはF−E(F)の差の本数を表示す
る様にし、一方の表示装置に所定本数が表示され、他の
表示装置の本数がマイナスとなる場合は“0”を表示し
てマイナス表示は行わない様に成されている。この様な
表示装置によれば人が、この表示装置をみて、CPU5
9との判別の可否を確認することも出来る。
【0060】本発明は上述の様にCPUに光学ピックア
ップの特性であるトラック本数のカウント並にE又はF
出力波形のどちらが先であるかの極性判断(トラック極
性判別)の自動化が出来るだけでなく、デジタル表示装
置上に表示するだけでトラック本数とトラック極性が一
目で判断可能となる。
【0061】
【発明の効果】本発明の光学ピックアップ特性の計測装
置及び光学ピックアップのトラッキング特性の計測方法
によればCPUによってトラック本数カウント及びトラ
ック極性の判別が可能で自動化出来るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置及び
その計測方法の一実施例を示す原理的系統図である。
【図2】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置及び
その計測方法の境界面サーボの波形説明図である。
【図3】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置及び
その計測方法のサブスポットがトラックを横切った時の
波形説明図である。
【図4】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置及び
その計測方法の一実施例を示す系統図である。
【図5】本発明の光学ピックアップ特性の計測装置及び
その計測方法の一実施例を示す波形図である。
【図6】従来の3ビーム方式の光学ピックアップの光学
系を示す図である。
【図7】従来のトラッキングエラー検出時の信号処理系
統図である。
【図8】従来のトラック上の3スポットの説明図であ
る。
【図9】従来のフォトディテクタからのE及びF出力波
形図である。
【図10】従来のオシロスコープ上のリサージ波形図で
ある。
【符号の説明】
6 光ディスク 11 主スポット 12,13 サブスポット 14,15,16 フォトディテクタ 21 トラック 45E,45F 比較回路 55 差回路 57 カウンタ 59 CPU
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクからの反射主スポット及び少
    なくとも2つの反射サブスポットを光学ピックアップ内
    の光−電気変換素子に照射し、電気信号を取り出す様に
    成された光学ピックアップ特性計測装置にいて、 上記光学ピックアップの対物レンズを上記光ディスクの
    トラック位置と鏡面のある境界位置において、該光ディ
    スクの輻方向に揺動させる様なサーボを行なうシーク
    ーボ手段と、 上記少なくとも2つの反射サブスポットの照射される光
    −電気変換素子からの検出信号と所定の基準閾値レベ
    ルとを比較する比較手段と、上記比較手段の出力から上
    記2つのサブスポット間のトラック数の差を検出する
    数手段と、 上記計数手段の計数結果に応じて3ビーム方式のサブス
    ポットを主スポットと同一トラックに照射るように合
    わせる調整手段とを具備することを特徴とする光学ピッ
    クアップ特性の計測装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクからの反射主スポット及び少
    なくとも2つの反射サブスポットを光学ピックアップ内
    の光−電気変換素子に照射し、電気信号を取り出す様に
    成された3ビーム方式の光学ピックアップのトラッキン
    特性の計測方法にいて、 上記光学ピックアップの対物レンズを上記光ディスクの
    トラック位置と鏡面のある境界位置に持ち来たし、該光
    ディスクの方向に揺動させる様サーボを行うシーク
    サーボ工程と、 上記少なくとも2つの反射サブスポットの照射される光
    −電気変換素子からの検出信号と所定の基準閾値レベル
    とを比較する比較工程と、 上記比較工程の出力から上記2つのサブスポット間のト
    ラック数の差を検出する計数工程と、 上記計手工程の計数結果に応じて3ビーム方式のサブス
    ポットを主スポットと同一トラックに照射するように合
    わせる調整工程とを具備することを特徴とする光学ピッ
    クアップのトラッキング特性の計測方法。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つの前記反射サブスポ
    ットが照射される前記光−電気変換素子からの前記検出
    信号と、前記基準閾値レベルとの前記比較工程は、
    出信号部分を所定の閾値レベルと比較すると共に、極性
    部分判定のための零レベルと信号部分の極性部分とを
    比較するようにしたことを特徴とする請求項2記載の光
    学ピックアップのラッキング特性の計測方法。
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