JP3465097B2 - 潜像転写用電子写真感光体 - Google Patents

潜像転写用電子写真感光体

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は潜像転写方式の電子写真
法に好適な単層型(感光層が一層からなる)の有機電子
写真感光体に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真法の一方式であるカールソンプ
ロセスに用いられる感光体として多くの感光体方式と構
成材料が知られている。望まれる要求品質を達成するた
め、感光体の機能を分離し、組成や成分を変えたいくつ
かの層にそれらの機能を分担させた、いわゆる機能分離
方式の感光体が現在の感光体の主方式となっている。こ
の方式により、帯電性、感度、機械的強度やこれらの繰
り返し使用性が実用上十分な程度に満足されてきてい
る。その背景には数多くの材料の開発がある。とりわ
け、有機材料は種類が豊富であり、また電気絶縁性にも
優れていることから多くの提案がなされている。 【0003】それらのうち電荷発生物質として、例えば
フタロシアニンに関するものとして特公昭49−433
8号公報にはX型無金属フタロシアニンが、特開昭48
−724号公報にはπ型の無金属フタロシアニンが、特
開昭58−182639号公報にはτ型の無金属フタロ
シアニンが、特開昭51−23738号公報にはε型の
銅フタロシアニンが、特開昭59−49544号公報に
はチタニル金属フタロシアニン結晶が、特開昭61−2
39248号公報にはα型チタニルフタロシアニン、特
開昭62−67094号公報にはβ型チタニル金属フタ
ロシアニンが開示され、また、ジスアゾ顔料に関するも
のとして特開昭47−37543、同52−4241、
同53−95033、同54−727号公報等がある。
また、正孔移動材料の例として、特開昭52−1243
30、同52−139064号公報にオキサジアゾール
化合物が、特開昭55−46760、同56−4676
1号公報にヒドラゾン化合物が、特開昭56−1191
32号公報にベンジジン系のジアミン化合物が、特開昭
58−65440、同58−198043号公報にスチ
リルトリアリールアミン化合物が、特開平3−1078
60号公報にブタジエン系化合物が開示されている。ま
た、感光体の構成としてよく知られている機能分離型の
積層構成のほか、特開昭54−1633号公報では電荷
発生顔料を電荷輸送物質であるドナーとアクセプタと共
に樹脂中に分散した単層感光体が、さらに特開平3−2
56050号公報ではアクセプタ性化合物としてジフェ
ノキノン誘導体を用いた上記と同様の構成の単層感光体
の提案がなされている。 【0004】一方、電子写真法の一方式である潜像転写
方式は、上述のカールソン法と異なり、感光体と静電潜
像保持が可能な静電記録体との間に電圧を印加すること
により、感光体上に形成された静電潜像を静電記録体上
に転写し、しかる後に転写された静電潜像を現像し可視
化するものである。この方式は古くから知られ、例えば
R.M.シヤファート著「電子写真」(共立出版、昭和
48年)、70貢にTESI(潜像転写)法の記載があ
る。それによると、潜像転写法には、感光体上に先ず静
電潜像が作られ、次に静電記録体に該静電潜像を転写す
る逐次法と、静電記録体と感光体を接触した状態で静電
潜像を作る直接法がある。本発明はこの内、主として逐
次法に好適な電子写真感光体に関するものである。潜像
転写法はカールソン法と比べ、記録体として導電層と誘
電層が必要であるため普通紙を用いることができない欠
点があるが、感光体上の静電潜像を直接現像する必要が
ないため、電子写真プロセスに必要な各種ユニットを電
子写真感光体周りに配置する装置設計の余裕度が高いメ
リットがある。このようなメリットを生かし、電子写真
装置の創製期の頃には逐次潜像転写法を採用した複写機
が市販されたこともあった。このような複写機に用いら
れた電子写真感光体として、蒸着Se層電荷発生層と
し、ポリビニルカルバゾールを電荷輸送層に用いた積層
型感光体がある。しかしながら、このような逐次転写方
式を用いた複写機に適用可能な感光体は、特殊な特性を
持つ必要はなく、上記カールソン法用の電子写真用感光
体をそのまま逐次転写方式の潜像転写プロセス用の感光
体として用いることが可能である。 【0005】これに対し、同時転写方式では感光体に対
する工夫が逐次転写方式以上に要求されるため、例えば
融く特開昭56−43665号公報では高耐圧の要請に
対し絶縁層を設けるなどの提案がなされている。しかし
ながら、最近では、このようなカールソン法の適用範囲
の中でカールソン法と対抗するのではなく、カールソン
法では困難な高品質な電子写真画像出力用に潜像転写法
を見直す検討がなされている。潜像転写方式では現像後
の転写工程が必要でないため、カールソン法と比べ本質
的に高精細な高品質画像が得られる可能性を有している
からである。 【0006】このような高品質画像出力装置に用いられ
る潜像転写方式用の感光体としては、感度が高く、繰り
返しによる電位の安定が重要な要素であるが、とりわ
け、転写電位が高くとれる必要がある。静電記録体上へ
の転写電位が低いと出力画像の濃度が低くなる。記録体
誘電層を厚くすると記録体の電位は向上するが、転写さ
れた電荷量は増大しない。高画質化のためにプロセス速
度を遅くしたシステムでは、現像濃度は主として記録体
の表面電荷量で決定されるため、このような方策では画
像濃度を高くすることができないことが理解される。記
録紙の電位を高くするために感光体として要求される特
性としては、帯電性が良く高感度であることであり、カ
ールソンプロセス用に要求される特性と何ら矛盾しな
い。これは、感光体上での画像部と非画像部の電位コン
トラストを大きくすることで、最適なプロセス条件の設
定により、記録体上での転写電位を大きくすることが可
能になるためである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来用
いられてきた電子写真感光体を静電転写プロセスに用い
た場合、直ちに高い転写電位が得られるかどうかは不明
であった。実際に積層型の感光体を該プロセスに適用し
た場合には転写電位としては、かなり低いものしか得ら
れなかった。そこで、記録体の表面電荷量を高めるに
は、潜像転写時に感光体の電位と記録体導電層の電位の
差を大きくするように転写電圧を印加すればよいが、転
写電圧を大きくし過ぎると、画像ぬけのような異常画像
が発生するという問題が生じる。 【0008】また、本発明者らの検討の結果、記録体の
表面電荷量が大きくなるような感光体構成およびプロセ
ス条件では、初期では記録体電位を確実に大きく取れる
ものの、経時で転写条件を一定に保った場合には記録体
電位が減少し易くなることが明らかになった。この理由
は現在明瞭ではないが、転写される電荷量の増加に伴っ
て、感光体が受ける何らかの静電的ダメージが大きくな
り、潜像転写に寄与する特性が劣化しているものと考え
られる。そこで、記録体電位の減少に伴って転写電位を
増加させるように調製を行うと、前述した異常画像とい
う問題が発生してしまう。従って、従来の技術では記録
体電位を大きくし、かつ、経時でも一定に保つことがプ
ロセス上困難であることが明らかとなった。本発明は、
このような状況に鑑みてなされたもので長期的に安定し
た画像濃度が得られる潜像転写用電子写真感光体を得る
ことを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、電子写
真感光体上に静電潜像を形成した後に、該感光体の表面
側に静電記録体を接触させ、該感光体と該静電記録体の
間に電圧を印加して該静電記録体上に感光体に対応した
静電潜像を転写し、しかる後に該静電記録体上の静電潜
像を可視化する潜像転写方式の電子写真法に用いられる
感光体において、導電性基体上に直接または下引き層を
介して単層の有機感光層を設けてなり、該感光層は少な
くとも電荷発生顔料、下記一般式(I)〜(VII)で表わ
される有機正孔輸送物質のいずれか1種以上および下記
一般式(VIII)、(XI)または(XIV)で表わされる有機
アクセプタ性化合物が結着剤中に分散され、かつ前記有
機正孔輸送物質と前記有機アクセプタ性化合物の重量組
成比が50/1〜5/1または2/1〜1/5の範囲に
あることを特徴とする潜像転写感光体が提供される。 【化1】 (式(I)中、Ar1、Ar2およびAr3は、無置換
の、またはアルキル基、アルコキシ基、チオアルコキシ
基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニト
ロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは
複素環基を表す。) 【化2】 (式(II)中、R1およびR2は、水素原子、アルキル基
もしくはアリール基を表し、また、R1とR2の間で環を
形成してもよい。Ar1はアリーレン基もしくは複素環
基を、Ar2およびAr3はアルキル基、アリール基もし
くは複素環基を表す。) 【化3】 (式(III)中、Ar1、Ar2およびAr3は、無置換
の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリ
ール基もしくは複素環基を表す。) 【化4】 (式(IV)中、Ar1、Ar2、Ar5およびAr6は、無
置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換された
アリール基を、Ar3およびAr4は、無置換の、または
上記置換基で置換されたアリーレン基を表す。) 【化5】 (式(V)中、Ar1、Ar2、Ar3およびAr4は、無
置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換された
アリール基を、Xはアルキレン基、硫黄、酸素もしくは
(CH=CH)n(nは1以上の整数)を表す。) 【化6】 (式(VI)中、Ar1は、無置換の、またはアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基
もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複素
環基を、Ar2およびAr3はアルキル基、フェニル基も
しくはナフチル基を表す。) 【化7】 (式(VII)中、Ar1、Ar2、Ar3およびAr4は、無
置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複
素環基を表す。また、nは0または1の整数を表す。) 上記一般式(I)〜(VII)で示される化合物の具体例を
表1−1〜1−18に示す。ただし、本発明はこれら具
体例に限定されるものではない。 【0010】 【表1−(1)】【0011】 【表1−(2)】【0012】 【表1−(3)】【0013】 【表1−(4)】【0014】 【表1−(5)】【0015】 【表1−(6)】【0016】 【表1−(7)】【0017】 【表1−(8)】【0018】 【表1−(9)】【0019】 【表1−(10)】【0020】 【表1−(11)】【0021】 【表1−(12)】【0022】 【表1−(13)】【0023】 【表1−(14)】【0024】 【表1−(15)】【0025】 【表1−(16)】【0026】 【表1−(17)】【0027】 【表1−(18)】【0028】 【表1−(19)】【0029】また、前記有機アクセプタ性化合物として
下記一般式(VIII)、(XI)または(XIV)で表わされ
る化合物が提供される。 【化8】 上式(VIII)中、R1、R2、R3およびR4は同一または
異なる水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換の
アルキル基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の基を表す。Xは=O、下式(IX)及
び(X)で表される基よりなる群から選ばれた少なくと
も1種の基を表す。 =C(A1)(B1) ……(IX) =N−R5 ……(X) 上式(IX)において、A1、B1は同一または異なる水素
原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の
芳香族基および−COOR6よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の基を表す。上式(X)において、R5
置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換
の芳香族基、あるいはシアノ基を表す。前記R6は置換
もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳
香族基を表す。 【0030】上式(VIII)における、R1、R2、R3
よびR4において、置換もしくは無置換のアルキル基と
しては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブ
チル基、n−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基等のア
ルキル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基等のシ
クロアルキル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル
基、ブロモエチル基、フルオロプロピル基等のハロゲン
置換アルキル基、ベンジル基等がそれぞれ例示される。 【0031】上式(IX)において、A1、B1において、
置換もしくは無置換の芳香族基としては、フェニル基、
ナフチル基、アントラセン基、ピレン基などの芳香族基
が例示され、その置換基としては、クロロ基、ブロモ
基、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル
基、n−ブチル基、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基、
エトキシ基、アセトキシ基、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、メチルカ
ルボニル基、エチルカルボニル基、N,N−ジメチルア
ミノ基、ベンゾオキシアミノ基、N,N−ジメチルアミ
ド基、メチルチオキシ基、トリフルオロメチル基、フェ
ニル基などがそれぞれ例示される。上式(IX)および
(X)におけるR5、R6において置換もしくは無置換の
アルキル基、芳香族基の例は先に挙げたR1、R2
3、R4、A1およびB1のそれらの例と同様である。 【0032】本発明の一般式(VIII)で示される化合物
の具体例を表2−1〜2−4に示すが、これらに限定さ
れるものではない。 【0033】 【表2−(1)】【0034】 【表2−(2)】【0035】 【表2−(3)】【0036】 【表2−(4)】【0037】 【化9】 上式(XI)中、(W)nは同一または異なる水素原子、
ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、シア
ノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なくとも1種
の基を表す。nは0〜4の整数を表す。Xは=O、下式
(XII)及び(XIII)で表される基よりなる群から選ば
れた少なくとも1種の基を表す。 =C(A2)(B2) ……(XII) N−R7 ……(XIII) 上式(XII)において、A2、B2は同一または異なる水
素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換
の芳香族基および−COOR8よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の基を表す。上式(XIII)において、R
7は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
置換の芳香族基あるいはシアノ基を表す。前記R8は置
換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の
芳香族基を表す。 【0038】上式(XII)における、A2、B2におい
て、置換もしくは無置換の芳香族基としてはフェニル
基、ナフチル基、ピリジル基、その置換基としては、メ
チル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基など
のアルキル基、メトキシ基あるいはエトキシ基などのア
ルコキシ基、フッ素、塩素あるいは臭素などのハロゲン
原子、トリフルオロメチル基などのハロゲン置換アルキ
ル基、メシキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル
基、置換もしくは無置換のナフトキシカルボニル基、ア
シル基、シアノ基、ニトロ基等を挙げることができる。 【0039】上式(XII)および(XIII)におけるR7
8においてフェニル基、ナフチル基の置換基の例は先
に挙げたA2、B2のそれらの例と同様である。上式(XI
I)におけるR8の置換機としては、メトキシ基、エトキ
シ基等のアルコキシ基、フッ素、塩素などのハロゲン原
子等を挙げることができる。本発明の一般式(XI)で示
される化合物の具体例を表3−1〜3−4に示すが、こ
れらに限定されるものではない。 【0040】 【表3−(1)】 【0041】 【表3−(2)】【0042】 【表3−(3)】【0043】 【表3−(4)】【0044】削除 【0045】削除 【0046】削除 【0047】削除 【0048】削除 【0049】削除 【0050】以下に、本発明を添付の図面に従いなが
ら、さらに詳細に説明する。図1において、1は導電性
基体、2は感光層、21は電荷発生顔料、22は結着剤
23に分子状に分散された有機正孔輸送物質、24は分
子状に分散された有機アクセプタ性化合物を表してい
る。また、図2は逐次転写方式における静電潜像の転写
を表している。図中、3は静電記録体、31は静電記録
体の誘電層、32は静電記録体の導電層、4は導電ロー
ラ、5は転写時の印加電圧を示している。尚、印加電圧
値の設定により、感光体の導電部が転写されるモード
(ポジ転写)と感光体の非帯電部あるいは低帯電部が転
写されるモード(ネガ転写)が選択できる。 【0051】本発明のこのような感光体は帯電性と感度
に優れ、逐次転写プロセスに用いると、白抜けのような
異常画像が出現しない転写条件で、記録体の転写電位を
十分な現像濃度が達成できるところまで高くとれる。こ
の理由は現在明瞭ではなく、今後さらに検討が必要であ
るが、帯電性と感度が高いことも次の理由から転写電位
が高くとれることにつながっている。高画質化を目指し
た場合には、顕像化までの各プロセスを緩やかな条件で
実施する必要があり、遅いプロセス速度となる。このよ
うな場合、帯電から転写までの時間を要することにな
る。帯電性が不良な感光体を用いた場合には暗減衰速度
が速いため、画像部と非画像部の電位コントラストが低
下し、転写後の静電記録体上の電位コントラストも低く
なってしまう。 【0052】また、感度が優れていることは、感光体上
での電位コントラストが大きくとれ、静電記録体上での
電位コントラストも高くとれることにつながる。正帯電
で使用する場合、暗減衰を生じる主な原因は基板からの
電子注入であるが、この帯電極性で使用する感光体は正
孔移動機能がはるかに勝り基板からの電子注入性は低い
ため帯電性が確保される。また、フタロシアニンあるい
はビスアゾ顔料の光電荷発生効率が良好なことに加え、
発生した正孔が正孔輸送物質が分子状に分散されたマト
リックスに効率よく注入され高速に移動するため高感度
が発現していると考えられる。有機アクセプタ性化合物
を使用した場合の利点は、正孔輸送物質と有機アクセプ
タ性化合物の組成を変えることで、正負両方の帯電極性
に対応できることである。有機アクセプタ性化合物の使
用はまた、残留電位の低下と感光体の静電的特性の長寿
命化をもたらす。これらの改良の原因の1つとして、光
照射により電荷発生顔料で発生した正孔と電子のうち電
子を引き抜くことで電荷発生顔料の内部電界の低減の防
止と電気抵抗の低下を防止することが考えられる。 【0053】本発明に用いられる単層感光体中の正孔輸
送物質と有機アクセプタ性化合物の組成比は50/1〜
5/1または2/1〜1/5の間にある。50/1より
もアクセプタが少ない場合には、残留電位の増加や感度
低下が発生する。1/5よりもアクセプタが多い場合に
は、基板からの電子注入量が増加し、帯電性が低下して
しまう。本発明の範囲外である5/1〜2/1の間で
は、感光体膜厚や潜像転写プロセスの条件が同じ場合で
も、静電記録紙上への転写電位が比較的高く取れるとい
う特徴がある。一見これは長所として捉えられるが、こ
のような転写電位が取れやすい感光体ほど繰り返し使用
時の転写電位の低下率が大きくなるという欠点が明らか
になった。この理由については現在明確になっていな
い。実用上の感光体に要求される特性としては、初期の
転写電位が一時的に非常に高く採れるよりも、繰り返し
使用時に比較的高い転写電位で安定している方が優れて
いることになる。本発明による50/1〜または2/1
〜1/5の範囲内では、実用上の必要十分な転写電位が
得られ、かつ、繰り返し使用時の安定性に優れており、
総合的に潜像転写方式に好適な電子写真感光体となる。 【0054】本発明に用いられる電荷発生顔料として
は、例えばX型の無金属フタロシアニン、π型の無金属
フタロシアニン、τ型無金属フタロシアニン、ε型の銅
フタロシアニン、α型チタニルフタロシアニン、β型チ
タニルフタロシアニン等のフタロシアニン顔料やジスア
ゾ、トリスアゾ系顔料、アントラキノン系顔料、多環キ
ノン系顔料、インジゴ顔料、ジフェニルメタン、トリメ
チルメタン系顔料、シアニン系顔料、キノリン系顔料、
ベンゾフェノン、ナフトキノン系顔料、ペリレン系顔
料、キナクリドン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、ポ
ルフィリン系顔料が使用できる。これら電荷発生顔料の
感光層全体に占める量は、0.3〜25wt%が適当で
ある。感光体における結着剤の役割は、電荷発生顔料の
良好な分散と輸送材料の分子状の分散ばかりでなく、複
写プロセスで必要とされる感光体の機械的強度も担って
いる。しかしながら本感光体が用いられるプロセスは感
光体上での現像が必要でないため、クリーニングもカー
ルソンプロセスと比べ、はるかに弱いものでよい。従っ
て、カールソンプロセス用感光体と比べ、本発明の感光
体では結着剤の組成を低くすることができる。 【0055】本発明で用いることができる結着剤として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メ
タクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、
シリコーン樹脂、メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重
付加型樹脂、重縮合型樹脂並びにこれらの繰り返し単位
のうち2つ以上を含む共重合体樹脂、例えば塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水
マレイン酸共重合体樹脂を挙げることができる。これら
結着剤の感光層全体に占める量は20〜90%、好まし
くは30〜70重量%である。本発明の感光層の厚さは
5〜20μmが好ましい。これより薄いと帯電性が低下
し、厚いと感光体の静電容量が低下し転写電位の低下を
来す。本発明で用いることができる導電性基体として
は、アルミニウム、ニッケル、銅、ステンレス等の金属
板、金属ドラムまたは金属箔、アルミニウム、酸化ス
ズ、ヨウ化銅の薄膜を塗布したプラスチックフィルムあ
るいはガラス等が挙げられる。 【0056】本発明の感光体では帯電性を改良する目的
で感光層と導電性基体の間に下引き層を設けることがで
きる。これらの材料としては前記結着剤材料の他に、ポ
リアミド樹脂、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリ
ビニルピロリドン等を用いることができる。本発明の感
光体をつくるには、前記の材料を有機溶媒中に溶解また
はボールミル、超音波で分散して調整した感光層形成液
を浸漬法やブレード塗布、スプレー塗布等で基体上に塗
布し感光層を形成すればよい。 【0057】 【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、こ
れにより本発明の態様が限定されるものではない。 【0058】実施例1 下記構造式(XVII)のフタロシアニン顔料1gを下記構
造式(XVIII)のポリカーボネート(PC−Z)溶液10
g(テトラヒドロフラン中に10wt%に溶解したも
の)、テトラヒドロフラン9gとともにボールミリング
した後、任意の組成比となるように15wt%のPC−
Z溶液、アクセプタ性化合物(表2−1、No.VIII−
2)、正孔輸送物質(表1−5、No.D2−20)を
加え感光体の塗布液を作製した。この液をシート状のア
ルミニウム基体上にブレード塗布し、加熱乾燥して約1
4μm厚の単層型感光体を作製した。実施例1では感光
体の組成比を顔料/PC−Z/正孔輸送物質/アクセプ
タ性化合物の順番に2wt%/50wt%/24wt%
/24wt%とした。正孔輸送物質(ドナー)とアクセ
プタ性化合物の重量組成比(D/A比)は1/1。本実
施例で使用したフタロシアニン顔料は、次の化学構造式
で表わされる。 【化11】 本実施例で使用した結着樹脂は次の化学構造式で表され
る。 【化12】 潜像転写特性の測定は、自作した簡易試験機で行った。
まず、平板に張り付けたシート状感光体の暗中+6.5
KVでコロナ帯電し、暗減衰後の表面電位が+600V
になったところで、30Iuxのタングスデン光を1秒
間照射した。光照射後、金属ローラに巻き付けた静電記
録紙の導電層に+800Vの電圧を印加しながら、感光
体上にローラを転がし、感光体表面と記録紙を接触・剥
離した。このとき、記録紙と感光体のニップ幅は約2m
m、移動速度は約20mm/secの条件とした。剥離
後の静電記録紙上の表面電位(Vp)を測定したとこ
ろ、転写電位は−11OVが得られた。静電記録紙の静
電容量より、この電位は表面電荷密度7.7×10-8
/cm2に相当し、現像に対して充分な表面電荷密度に
達していることが分かった。また、未露光部に対して同
様の条件で転写電位を測定したところ0Vであった。本
測定案件よる評価では、Vpの絶対値が90V以上であ
れば、必要にして十分であると判断できる。次に、本測
定を200回繰り返して転写電位の変化を調べたとこ
ろ、繰り返し後の転写電位は−108Vが得られた。初
期値に対する変化率は、−1.8%であり、後述する比
較例に比べて安定性が向上している。測定誤差等も含め
て、5%以内の低下率ならば、実用上問題ないと判断し
た。 【0059】実施例2 D/A比を変えた以外は、実施例1と同様に試料を作製
し、同様な測定を行った。評価結果を表5に示す。 【0060】実施例3〜4 電荷発生顔料および感光体組成比を変えた以外は、実施
例1と同様に試料を作製し、同様な測定を行った。本実
施例で使用したジスアゾ顔料は次の化学構造式(XIX)
で表される。評価結果を表5に示す。 【化13】 【0061】比較例1 D/A比を本発明の範囲外に変えた以外は、実施例1と
同様に試料を作製し、同様な測定を行った。評価結果を
表5に示す。 【0062】比較例2 D/A比を本発明の範囲外に変えた以外は、実施例3と
同様に試料を作製し、同様な測定を行った。評価結果を
表5に示す。 【0063】比較例3 下引き層を有した基板上に下記構造式(XX)で示される
トリスアゾ顔料とブチラール樹脂(重量比で1/1)か
らなる電荷発生層を約0.5μm厚に設けた。その上に
実施例1で使用した正孔輸送物質(表1−5、No.D
2−20)と結着樹脂(式(XVIII)を重量比が4/6
でテトラヒドロフランに溶解した液を塗布し14μmの
電荷輸送層を設けた。この感光体を実施例1と同様な測
定を行った。ただし、この積層感光体は負帯電型で用い
るため、帯電電位測定時のコロナ放電の極性や潜像転写
時の印加電圧の極性、潜像転写領域等は変更している。
評価結果を表5中に示す。 【化14】【表5】 【0064】実施例5〜10 正孔輸送物質を本発明の範囲外で変えた以外は実施例3
と同様に作製し、同様を測定を行なった。評価結果を表
6に示す。 【表6】 【0065】比較例4 正孔輸送物質を下記構造式(XXI)の化合物に変えた以
外は実施例3と同様に測定を行なったところ、初期の状
態から暗減衰が大きすぎ露光部で−100Vが得られた
ものの未露光部でも−40Vとなり、電位コントラスト
としては−60Vしか得られなかった。 【化15】 【0066】実施例11 アクセプタ性化合物および感光体組成比を変えた以外は
実施例3と同様に試料を作製し、同様な測定を行なっ
た。評価結果を表7に示す。 【0067】比較例5 アクセプタ性化合物を下記構造式(XXII)の化合物に変
えた以外は実施例11と同様に試料を作製し、同様な測
定を行なった。評価結果を表7に示す。 【化16】 【表7】 表5〜表7の結果より本発明の範囲内の感光体組成およ
び本発明で特定された正孔輸送物質とアクセプタ性化合
物を用いた実施例の感光体は、潜像転写時の印加電圧や
感光体膜厚が同じ条件では繰り返し使用時の安定性に優
れていることが分かる。 【0068】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、導電性
基体上の単層の感光層に、少なくとも電荷発生顔料およ
び一般式(I)〜(VII)で表わされる有機正孔輸送物質
のいずれか1種以上と一般式(VIII)または(XI)で表
わされる有機アクセプタ性化合物を重量組成比で50/
1〜5/1または2/1〜1/5の間で用いることによ
り、これを潜像転写プロセスに用いた場合、積層型感光
体に比べて高い転写電位を有し、また、繰り返し使用時
の記録紙電位の安定性に優れた電子写真感光体が得られ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に関する潜像転写用電子写真感光体の断
面を示す概略説明図である。 【図2】本発明に関する転写方法を示す概略説明図であ
る。 【符号の説明】 1…導電性基体、2…感光層、21…電荷発生顔料、2
2…結着剤23に分子状に分散された有機正孔輸送物
質、24…分子状に分散された有機アクセプタ性化合
物、3…静電記録体の誘電層、32…静電記録体の導電
層、4…導電ローラ、5…転写時の印加電圧、C…帯
電、D…感光体ドラム、L…露光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 5/06 G03G 5/06 314B 314Z 321 321 322 322 (72)発明者 柳澤 匡浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 吉川 雅夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭64−44946(JP,A) 特開 昭58−58551(JP,A) 特開 昭58−58550(JP,A) 特開 昭57−144576(JP,A) 特開 昭56−43665(JP,A) 特開 昭52−109938(JP,A) 特開 平8−248654(JP,A) 特開 平7−114195(JP,A) 特開 平6−337528(JP,A) 特開 平6−298744(JP,A) 特開 平6−130688(JP,A) 特開 平6−123983(JP,A) 特開 平6−75394(JP,A) 特開 平6−59467(JP,A) 特開 平6−27699(JP,A) 特開 平5−72751(JP,A) 特開 平5−34960(JP,A) 特開 平4−62562(JP,A) 特開 平3−122650(JP,A) 特開 平2−272458(JP,A) 特開 平2−189550(JP,A) 特開 平2−146049(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 REGISTRY(STN) CA(STN)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子写真感光体上に静電潜像を形成した
    後に、該感光体の表面側に静電記記録体を接触させ、該
    感光体と該静電記録体の間に電圧を印加して該静電記録
    体に感光体に対応した静電潜像を転写し、しかる後に該
    静電記録体上の静電潜像を可視化する潜像転写方式の電
    子写真法に用いられる感光体において、導電性基体上に
    直接または下引き層を介して単層の有機感光層を設けて
    なり、該感光層は少なくとも電荷発生顔料、下記一般式
    (I)〜(VII)で表わされる有機正孔輸送物質のいずれ
    か1種以上および下記一般式(VIII)または(XI)で表
    わされる有機アクセプタ性化合物が結着剤中に分散さ
    れ、かつ、前記有機正孔輸送物質と前記有機アクセプタ
    性化合物の重量組成比が50/1〜5/1または2/1
    〜1/5の範囲にあることを特徴とする潜像転写用電子
    写真感光体。 【化1】 (式(I)中、Ar1、Ar2およびAr3は、無置換
    の、またはアルキル基、アルコキシ基、チアアルコキシ
    基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニト
    ロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは
    複素環基を表す。) 【化2】 (式(II)中、R1およびR2は、水素原子、アルキル基
    もしくはアリール基を表し、またとR2の間で環
    を形成してもよい。Arはアリーレン基もしくは複素
    環基をAr2およびArはアルキル基、アリール基も
    しくは複素環基を表す。) 【化3】 (式(III)中、Ar、Ar2およびArは、無置換
    の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリ
    ール基もしくは複素環基を表す。) 【化4】 (式(IV)中、Ar、Ar2、ArおよびAr
    は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置
    換されたアリール基を、ArおよびArは、無置換
    の、または上記置換基で置換されたアリーレン基を表
    す。) 【化5】 (式(V)中、Ar、Ar2、ArおよびAr
    は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置
    換されたアリール基を、Xはアルキレン基、硫黄、酸素
    もしくは(CH=CH)n(nは1以上の整数)を表
    す。) 【化6】 (式(VI)中、Arは、無置換の、またはアルキル
    基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基
    もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複素
    環基を、Ar2およびAr3はアルキル基、フェニル基も
    しくはナフチル基を表す。) 【化7】 (式(VII)中、Ar1、Ar2、Ar3およびAr4は、無
    置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
    子もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複
    素環基を表す。また、nは0または1の整数を表す。) 【化8】(式(VIII)中、R1、R2、R3およびR4は同一または
    異なる水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換の
    アルキル基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれ
    た少なくとも1種の基を表す。Xは=O、下式(IX)及
    び(X)で表される基よりなる群から選ばれた少なくと
    も1種の基を表す。 =C(A1)(B1) ……(IX) =N−R5 ……(X) 上式(IX)において、A1、B1は同一または異なる水素
    原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の
    芳香族基および−COOR6よりなる群から選ばれた少
    なくとも1種の基を表す。上式(X)において、R5
    換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の
    芳香族基、あるいはシアノ基を表す。前記R6は置換も
    しくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香
    族基を表す。 【化9】 上式(XI)中、(W)nは同一または異なる水素原子、
    ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、シア
    ノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なくとも1種
    の基を表す。nは0〜4の整数を表す。Xは=O、下式
    (XII)および(XIII)で表される基よりなる群から選ば
    れた少なくとも1種の基を表す。 =C(A2)(B2) ……(XII) =N−R ……(XIII) 上式(XII)において、A2、B2は同一または異なる水素
    原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の
    芳香族基および−COORよりなる群から選ばれた少
    なくとも1種の基を表す。上式(XIII)において、R
    は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置
    換の芳香族基、あるいはシアノ基を表す。前記Rは置
    換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の
    芳香族基を表す。
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