JP3464316B2 - 監視制御装置の警報情報伝達システム - Google Patents

監視制御装置の警報情報伝達システム

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JP3464316B2
JP3464316B2 JP17639795A JP17639795A JP3464316B2 JP 3464316 B2 JP3464316 B2 JP 3464316B2 JP 17639795 A JP17639795 A JP 17639795A JP 17639795 A JP17639795 A JP 17639795A JP 3464316 B2 JP3464316 B2 JP 3464316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラント制御又はプ
ロセス制御のための監視制御装置が発生する警報情報
を、その情報を必要とする運転員等に対して迅速、的確
且つ確実に伝達し、同時に、その情報を必要としない運
転員等に対して無用に伝達されることを回避する監視制
御装置の警報情報伝達システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば特開平1−111284
号公報に開示されたようなプラント制御又はプロセス制
御のための従来の監視制御装置の警報情報伝達システム
の構成を示すブロック図であり、図において、1はコン
ピュータ等により構成される情報処理装置、2は警報情
報の発生源としてのプラントの処理系と情報処理装置1
との間でデータを伝送するためのデータ通信路、3は情
報処理装置1に接続された監視情報出力装置、4はベ
ル、サイレン等で運転員等に警報を報知する広報型警報
情報通知装置、5は運転員が情報処理装置1に対して制
御情報を入力するための制御情報入力装置、14は情報
処理装置1に接続された網制御装置(NCU)、15は
同様に情報処理装置1に接続された音声合成装置、16
は電話網用交換器(PBX)、23は電話網用交換器1
6及び情報処理装置1に接続されたPB解析装置、27
は第1種電気通信事業者が提供する公衆通信回線、34
は運転員が携行する携帯型無線機、35は無線送信機、
36はスピーカ等の音声出力装置である。
【0003】この発明でいうところの警報情報とは、処
理中に発生した異常の存在のみを運転員に通知すれば十
分な程度のものから、関係者全員の即時退避を指示する
様な緊急度の高いものまで、全ての範囲の情報を含む。
【0004】かかる従来の監視制御装置の警報情報伝達
システムは、例えば特開平1−111284号公報に開
示されているように、運転員が常用している監視情報出
力装置3に光の点滅、メッセージの表示、警報音の出力
等の形式で警報情報を出力するように構成されている。
【0005】また、特開平5−20574号公報に開示
されているように、従来の監視制御装置の警報情報伝達
システムは、運転員の駐在室等に設置されたベル、サイ
レン等の広報型警報情報通知装置4に警報音を出力する
ように構成されている。さらに、警報音を漸増させるこ
ともでき、運転員の駐在室等に設置されたスピーカ、電
話器等の音声出力装置36に音声合成された警報メッセ
ージを出力するように構成されている。
【0006】さらに、特開平1−140300号公報、
特開平4−4625号公報に開示されているように、か
かる従来の監視制御装置の警報情報伝達システムは、運
転員に携帯させた携帯型無線機34等の遠隔出力手段
に、警報音、音声合成された警報メッセージ等の形式で
出力するように構成されている。
【0007】また、特開平3−139794号公報、特
開平6−52479号公報に開示されているように、従
来の監視制御装置の警報情報伝達システムは、非常時に
警報情報を広く通知する通知手段としての広報型警報情
報通知装置4を用いて、運転員又は代理の者に警報の発
生を通知するように構成されている。
【0008】次に動作について説明する。図15に示す
ように、プラント等において異常事象が発生すると、監
視制御装置の警報情報伝達システムは異常事象を検知
し、運転員が常用している監視情報出力装置3を用い
て、光の点滅、メッセージの表示、警報音の出力等によ
る警報情報を運転員に通知する。このような通知方式で
は、点灯する光の色、点滅速度、メッセージ表示色、ブ
リンク速度、警報音の音程、音色、長短、音量等に関し
て、近傍に居ると期待される運転員の認識率を向上させ
る為に、点灯色・表示色は、他の情報伝達に使用するも
のとの重複を回避するとか、点滅速度・ブリンク速度は
他の情報伝達に使用するものとの重複を回避するとか、
警報確認操作が行われるまで予め定義された所定のシー
ケンスに従って音量を変化させる等の技術的工夫がなさ
れている。
【0009】また、運転員の駐在室等に設置されたベ
ル、サイレン等の広報型警報情報通知装置4に警報音を
出力する場合もある。このような通知方式では、警報音
の音程、音色、長短、音量等に関して、近傍に居ると期
待される運転員の認識率を向上させる為に、音色を他の
情報伝達に使用するものとの重複を回避したり、警報確
認操作が行われるまで予め定義された所定のシーケンス
に従って音量を変化させたりする技術的工夫がなされて
いる。
【0010】さらに、運転員の駐在室等に設置されたス
ピーカ等の音声出力装置36に対して音声合成された警
報メッセージを通知する場合もある。このような通知方
式では、近傍に居ると期待される運転員の認識率を向上
させる為に、警報確認操作が行われるまで予め定義され
た所定のシーケンスに従って音量を変化させる等の技術
的工夫がなされている。
【0011】また、運転員が携帯する携帯型無線機34
等の遠隔出力手段に対して警報音や音声合成された警報
メッセージを通知する場合もある。このような通知方式
では、近傍に居ると期待される運転員の認識率を向上さ
せる為に、複数周波数における送信やスキャニング受信
等の技術的工夫がなされている。
【0012】監視制御装置の網制御装置14を介して予
め設定された電話番号に対し自動ダイアルし、運転員に
音声合成された警報メッセージ、機械合成されたFAX
イメージ等の形式で通知する場合もある。このような通
知方式では、近傍に居ると期待される運転員又は代理の
者の認識率を向上させる為に、同報発信等の技術的工夫
がなされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視制御装置の
警報情報伝達システムは以上のように構成されているの
で、光・音等の警報情報伝達媒体を運転員又はその代理
の者が居ると期待される空間に対して放出するのみで、
運転員が席を外して不在であったり、在室していても居
眠り・酩酊・失神等の原因から認識できていない可能性
があり、運転員が警報発生を認識したか否かの確認がと
れないという問題点があった。
【0014】また、本当に通知すべき運転員に優先的に
通知することができないという問題点があった。現実問
題として、どの運転員をとってしても任意の警報に対処
可能にする様な事前準備は不可能であり、警報内容によ
って通知すべき運転員は異なるべきであるが、従来の監
視制御装置の警報情報伝達システムは、運転員の個を認
識していない為個体依存性のある処理を行えないという
問題点があった。
【0015】さらに、電話網を制御して電話をかけ、音
声合成装置15を介してメッセージを伝えても、予め定
義された電話番号にかけるのみであるので、期待した運
転員が応答するとは限らないという問題点があった。
【0016】また、警報通知する必要のない運転員及び
その他の者に対して、警報情報の通知をマスクする事が
できないという問題点があった。無用の者に警報情報を
通知する事は、事故見停滞による作業効率の低下、要ら
ぬ心配・取り越し苦労による肉体的・精神的疲労の増
大、本来通知すべき運転員への情報伝達遅延等の不利益
を招いてしまうなどの問題点があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、警報情報通知上の不確実性を排
除又は削減し、情報を必要とする運転員等に対してより
確実且つ適切に情報を伝達し、不必要に広範な通知を抑
制した監視制御装置の警報情報伝達システムを得ること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る監
視制御装置の警報情報伝達システムは、警報対象の異常
事象が発生した際に警報情報管理データベースを参照し
て警報情報の通知方法と通知対象者又は通知範囲とを特
定し、特定した通知方法を考慮し且つ個体識別手段を用
いて特定した通知対象者又は通知範囲を対象とする警報
情報伝達経路を選択する警報情報伝達経路選択手段とを
備えたものである。
【0019】請求項2の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、個体識別手段が、各運転員が監視
制御装置の一端末の利用開始時に認証のために入力した
アカウント情報を基に、端末を利用中の各運転員を個体
識別することにより構内における所在位置検出を行うア
カウント管理手段を含むものである。
【0020】請求項3の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、個体識別手段が、各運転員を個体
識別するとともに構内における所在位置検出を行うため
に、各運転員に携帯を義務付けたIDカードと、構内各
所に設けられIDカードを検知するIDカード用リモー
トセンサとを具備するものである。
【0021】請求項4の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、それぞれが一通知方法に対する警
報情報伝達経路として構内に設置された複数の電話器の
内線番号とそれらの所在位置とを対応付けて記憶する構
内電話管理データベースを備えており、警報情報伝達経
路選択手段が、特定された通知対象者又は通知範囲に含
まれる運転員が所在する場所に設けられた電話器の内線
番号を構内電話管理データベースから求める電話番号検
索手段である。
【0022】請求項5の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、警報対象の異常事象が発生した際
に警報情報管理データベースを参照して警報情報の通知
方法と通知対象者又は通知範囲とを特定し、特定した通
知方法を考慮して特定した通知対象者又は通知範囲を対
象とする警報情報伝達経路を選択する警報情報伝達経路
選択手段と、特定した通知対象者又は通知範囲に含まれ
る運転員の個々を識別し、選択した警報情報伝達経路を
介して警報情報を通知する、1つの通知方法に対応した
通知手段とを備えたものである。
【0023】請求項6の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行する
ページャ受信機と、構内各所に設けたページャ用無線送
信機とを具備するものである。
【0024】請求項7の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行する
メッセージ表示型ページャ受信機と、構内各所に設けた
ページャ用無線送信機とを具備するものである。
【0025】請求項8の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行する
携帯電話器と、構内各所に設けた携帯電話器用無線送受
信機と、通知対象者又は通知範囲に含まれる運転員が携
行する携帯電話器の電話番号を割り出し、警報情報を音
声として携帯電話器用無線送受信機を介して対応する携
帯電話器へ通知する音声通知手段とを具備するものであ
る。
【0026】請求項9の発明に係る監視制御装置の警報
情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行する
第1種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供す
る公衆通信用ページャ受信機を具備するものである。
【0027】請求項10の発明に係る監視制御装置の警
報情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行す
る第1種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供
する公衆通信用メッセージ表示型ページャ受信機を具備
するものである。
【0028】請求項11の発明に係る監視制御装置の警
報情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行す
る第1種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供
する公衆通信用携帯電話器と、通知対象者又は通知範囲
に含まれる運転員が携行する公衆通信用携帯電話器の電
話番号を割り出し、警報情報を音声として通知する音声
通知手段とを具備するものである。
【0029】請求項12の発明に係る監視制御装置の警
報情報伝達システムは、通知手段が、各運転員が携行す
る第1種電気通信事業者の公衆通信サービスに接続可能
な公衆通信用簡易携帯電話器と、構内各所に設けられた
第1種電気通信事業者の簡易携帯電話基地局と、通知対
象者又は通知範囲に含まれる運転員が携行する公衆通信
用簡易携帯電話器の電話番号を割り出し、簡易携帯電話
基地局を介して警報情報を音声として通知する音声通知
手段とを具備するものである。
【0030】請求項13の発明に係る監視制御装置の警
報情報伝達システムは、簡易携帯電話基地局を構外から
シールドする電磁シールドを備えたものである。
【0031】
【作用】請求項1の発明における監視制御装置の警報情
報伝達システムは、プラントの処理系で発生した異常が
伝えられると、警報情報伝達経路選択手段が当該異常情
報を基に警報情報管理データベースの検索を行い、警報
情報を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報
の通知方法(複数候補可)とを抽出する。次に、運転員
の個体識別手段を用いて通知対象者への警報情報伝達経
路を割り出し、その結果に基づいて警報情報を通知す
る。これにより、警報情報は通知すべき対象者に対して
のみ選択的に通知され、警報情報を通知する必要のない
非対象者に不必要に通知される事を防止又は大幅に抑制
する事が可能となる。
【0032】請求項2の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、アカウント管理手段が、各運転
員が監視制御装置の一端末の利用開始時に認証のために
入力したアカウント情報を基に、端末を利用中の各運転
員を個体識別することにより構内における所在位置検出
を行う。これにより、監視制御装置を操作中又は何時で
も操作可能な状態でスタンバイ中の運転員の中で、警報
情報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に警報情報
を通知する事が可能となる。
【0033】請求項3の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、各運転員を個体識別するととも
に構内における所在位置検出を行うために、各運転員は
携帯を義務付けたIDカードを携行しており、構内各所
に設けられたIDカード用リモートセンサは運転員の携
行するIDカードを検知することができる。これによ
り、監視制御装置の近傍に在場する運転員の中で、警報
情報を通知すべき対象者に対して選択的に警報情報を通
知する事が可能となる。
【0034】請求項4の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、警報情報伝達経路選択手段が、
運転員の携行するIDカードを用いて検知した情報を基
に、特定された通知対象者又は通知範囲に含まれる運転
員が所在する場所に設けられた電話番号の内線番号を構
内電話管理データベースから求め、警報情報を音声とし
て通知する。これにより、構内私設電話網用電話器の近
傍に在場する運転員の中で、警報情報を通知すべき対象
者に対して選択的に警報情報を通知する事が可能とな
る。
【0035】請求項5の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、プラントの処理系で発生した異
常が伝えられると、警報情報伝達経路選択手段が当該異
常情報を基に警報情報管理データベースの検索を行い、
警報情報を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報
情報の通知方法(複数候補可)とを抽出する。次に、抽
出された警報情報の通知方法に対する警報情報伝達経路
を割り出し、通知手段が対象範囲に含まれる運転員を個
々に区別して警報情報をその警報情報伝達経路を介して
通知する。これにより、構内に在場する運転員の中で、
警報情報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に警報
情報を通知する事が可能となる。
【0036】請求項6の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、構内各所に設けたページャ用無
線送信機が各運転員が携行するページャ受信機に警報情
報を通知する。これにより、構内に在場する運転員の中
で、警報情報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に
警報情報を通知する事が可能となる。
【0037】請求項7の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、構内各所に設けたページャ用無
線送信機が各運転員が携行するメッセージ表示型ページ
ャ受信機に警報情報を通知する。これにより、構内に在
場する運転員の中で、警報情報を通知すべき対象者に対
してのみ選択的に警報情報を通知する事が可能となる。
【0038】請求項8の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、音声通知手段が通知対象者又は
通知範囲に含まれる運転員が携行する携帯電話の電話番
号を割り出し、警報情報を音声として携帯電話器用無線
送受信機を介して対応する携帯電話器へ通知する。これ
により、構内に在場する運転員の中で、警報情報を通知
すべき対象者に対してのみ選択的に警報情報を通知する
事が可能となる。また、通知された時、当該運転員の近
傍に端末がない場合においても警報情報の受領確認を行
う事が可能となる。
【0039】請求項9の発明における監視制御装置の警
報情報伝達システムは、各運転員が携行しており第1種
電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供する公衆
通信用ページャ受信機へ警報情報を通知する。これによ
り、在場・非在場を問わず全ての運転員の中で、警報情
報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に警報情報を
通知する事が可能となる。
【0040】請求項10の発明における監視制御装置の
警報情報伝達システムは、各運転員が携行しており第1
種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供する公
衆通信用メッセージ表示型ページャ受信機に警報情報を
通知する。これにより、在場・非在場を問わず全ての運
転員の中で、警報情報を通知すべき対象者に対してのみ
選択的に警報情報を通知する事が可能となる。
【0041】請求項11の発明における監視制御装置の
警報情報伝達システムは、音声通知手段が通知対象者又
は通知範囲に含まれる運転員が携行する公衆通信用携帯
電話器の電話番号を割り出し、警報情報を音声として通
知する。これにより、在場・非在場を問わず全ての運転
員の中で、警報情報を通知すべき対象者に対してのみ選
択的に警報情報を通知する事が可能となる。また、通知
された時、当該運転員の近傍に端末がない場合において
も、警報情報の受領確認を行う事が可能となる。
【0042】請求項12の発明における監視制御装置の
警報情報伝達システムは、音声通知手段が通知対象者又
は通知範囲に含まれる運転員が携行する公衆通信用簡易
携帯電話器の電話番号を割り出し、簡易携帯電話基地局
を介して警報情報を音声として通知する。これにより、
在場・非在場を問わず全ての運転員の中で、警報情報を
通知すべき対象者に対してのみ選択的に通知する事が可
能となる。また、通知された時、当該運転員の近傍に端
末がない場合においても、警報情報の受領確認を行う事
が可能となる。上記の場合に比べ、非在場運転員への通
知成功確率が低下するが、通知に要するコストを低減可
能である。
【0043】請求項13の発明における監視制御装置の
警報情報伝達システムは、簡易携帯電話基地局を構外か
らシールドする電磁シールドを備えているので、在場・
非在場を問わず全ての運転員の中で、警報情報を通知す
べき対象者に対してのみ選択的に警報情報を通知する事
が可能となる。また、通知された時、当該運転員の近傍
に、制御情報入力装置がない場合においても、警報情報
の受領確認を行う事が可能となる。また、在場運転員へ
の通知に関し上記の場合より通知に要するコストを低減
できる。
【0044】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例による監視制御装置の警
報情報伝達システムの構成を示すブロック図であり、図
において、1はコンピュータ等により構成される情報処
理装置(警報情報伝達経路選択手段、音声通知手段)、
2は警報情報の発生源としてのプラントの処理系と情報
処理装置1との間でデータを伝送するためのデータ通信
路、3は情報処理装置1に接続され1つの警報情報伝達
経路として機能する監視情報出力装置、4はベル、サイ
レン等で運転員等に警報を報知する広報型警報情報通知
装置、5は運転員が情報処理装置1に対して制御情報を
入力するための制御情報入力装置(端末)、6は運転員
を個体識別するためのアカウント管理テーブル(個体識
別手段、アカウント管理手段)、7は発生する可能性の
ある全ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情
報通知対象者又は通知範囲、警報情報を通知する通知方
法、警報情報通知対象者への通知に失敗した時の処理内
容の4つのレコードを予め定義した警報情報管理データ
ベース、8は制御情報入力装置5を介して入力された全
ての制御情報入力と監視情報出力装置3から出力される
内容との対応を記述した端末管理データベース(構内電
話管理データベース)である。
【0045】図1に示すように、この実施例では、警報
情報の発生源はプラントの処理系であるとしたが、これ
に限定されるものではない。また、監視情報出力装置3
としては、例えばCRTによる表示装置が使用され、制
御情報入力装置5としては、例えばキーボードが使用さ
れる。更に、制御情報入力装置5と監視情報出力装置3
とは1対1に対応づけられている。警報情報伝達システ
ムには、一般的に、複数の制御情報入力装置5が設けら
れており、1台の制御情報入力装置5には複数の運転員
が割り当てられている。
【0046】運転員を個体識別するために、運転員が制
御情報入力装置5を使用開始する際に行う認証作業時に
入力されるアカウント名が使用される。その制御情報入
力装置5とその運転員のアカウント名との対応関係は、
アカウント管理テーブル6として、情報処理装置1の主
記憶上に記憶されている。
【0047】この実施例による警報情報伝達システム
は、運転員へ警報情報を通知する通知方法に対する1つ
の警報情報伝達経路として、認証作業時に使用した制御
情報入力装置5に対応する監視情報出力装置3を使用
し、これを介して特定の運転員へ警報メッセージを報知
する。また、運転員の個体識別に基づく選択的警報情報
通知に失敗した時に使用する非常警報通知方法として、
サイレン、非常ベル等の広報型警報情報通知装置4を使
用する。
【0048】警報情報管理データベース7及び端末管理
データベース8は、情報処理装置1の外部記憶装置に格
納されている。図2は警報情報管理データベース7の内
容の一例を示す表図である。図2に示すように、警報情
報管理データベース7は、警報情報識別番号、警報情報
通知対象者又は通知範囲、警報情報を通知する通知方
法、警報情報通知対象者への通知に失敗した時の処理内
容の4つのレコードを含んでいる。
【0049】次に動作について説明する。正規の運転員
以外の者が、制御情報入力装置5を不正に操作する事を
防止する為、正規の運転員は、制御情報入力装置5の操
作開始に当たり、アカウント名及びパスワードの入力に
よる認証作業を行わなければならない。また、運転員は
制御情報入力装置5の操作を終了した際には、終了手続
きを行わなければならず、これにより、次の認証作業が
完了するまでの間、制御情報入力装置5が不正利用され
ることを防止することが可能となる。
【0050】この実施例による監視制御装置の警報情報
伝達システムにおけるこの端末管理の操作について図3
に示すフローチャートにより説明する。運転員による操
作開始の為の認証完了時に、情報処理装置1は利用者が
増加したか否かを判断し(ステップST1)、利用者が
増加したならば、その運転員が入力したアカウント名
と、このアカウント名が入力された端末情報、即ち制御
情報入力装置5を識別する端末情報とを取得して(ステ
ップST2)、これらの情報をアカウント管理テーブル
6に保存する(ステップST3)。また、操作終了手続
き時に、情報処理装置1は利用者が減少したか否かを判
断し(ステップST4)、利用者が減少したならば、終
了手続きを行った運転員のアカウント名及びこのアカウ
ント名が入力された端末情報とを取得して(ステップS
T5)、これらの情報に関するレコードをアカウント管
理テーブル6より削除する(ステップST6)。
【0051】次に、この実施例による警報情報伝達シス
テムにおける異常検出時の割り込み処理について図4に
示すフローチャートにより説明する。プラント等の処理
系において何らかの異常が発生すると、その異常情報を
示す警報情報識別番号が、データ通信路2を経由して情
報処理装置1内の警報対象事象発生検出部(図示せず)
に伝達される(ステップST11)。情報処理装置1
は、その警報情報識別番号を基に警報情報管理データベ
ース7を検索し、警報情報識別番号に対応した通知対象
者又は通知範囲、通知方法、及び通知失敗時の処理の3
フィールドの読み出しに成功したか否かを判定し(ステ
ップST12)、検索に失敗した場合には、例えば検索
に失敗した旨を運転員に示すデフォルト処理を実行して
終了する(ステップST13)。
【0052】ステップST12において検索に成功した
ならば、警報情報を通知すべき対象範囲(複数候補可)
と、警報情報の通知方法(複数候補可)とを抽出する
(ステップST14)。図2に示すように、警報情報の
通知は、抽出した警報情報の通知方法に対応する、サイ
レン等の広報型警報情報通知装置4、CRT等の監視情
報出力装置3、制御情報入力装置5等の中の少なくとも
1つを用いて実行される(ステップST15)。
【0053】制御情報入力装置5を使用中の全ての運転
員に対する個体識別は、それらの運転員の認証作業時に
完了しているので、情報処理装置1は、警報情報を通知
すべき対象範囲内に個別認識を行った運転員が含まれて
いるか否かを、アカウント管理テーブル6より容易に検
索する事ができる。
【0054】制御情報入力装置5と監視情報出力装置3
との全ての対応関係は、端末管理データベース8に記述
されている為、これを検索する事により、警報情報通知
対象への通知に使用する監視情報出力装置3を容易に決
定することができる。従って、警報情報は、この警報情
報を通知すべき運転員が使用中の制御情報入力装置5に
対応する監視情報出力装置3が存在する場合は、検出し
たこの監視情報出力装置3に対してのみ伝達される。
【0055】次に、運転員に警報情報が間違いなく通知
できたことを確認するべく、警報情報の通知を行ってか
ら所定時間以内に例えば制御情報入力装置5が所定の応
答入力を受けたか否かを判定し(ステップST16)、
警報情報を通知すべき運転員からの応答入力検出に失敗
した場合は、警報情報管理データベース7の記述に従い
通知失敗時の処理を取得して(ステップST17)、そ
の処理を実行する(ステップST18)。例えば、軽度
の警報に関しては、ロギングのみを行い警報通知は諦め
る。また、重度の警報に関しては、広報型警報情報通知
装置4であるサイレンを鳴動させる等の処理を実行す
る。尚、警報情報伝達経路選択手段は情報処理装置1が
実行する図4のフローチャートのステップST12及び
ST14に相当する。
【0056】この実施例による監視制御装置の警報情報
伝達システムでは、各制御情報入力装置5の設置場所に
その制御情報入力装置5を使用する運転員以外のものも
入出可能であることを想定している。制御情報入力装置
5の設置場所が特定の運転員以外の者が出入り不可能な
所であるならば、アカウント名の入力による制御情報入
力装置5の使用開始時の認証手続きを省略することは可
能である。
【0057】実施例2.図5はこの発明の他の実施例に
よる監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示す
ブロック図であり、図において、図1と同一符号は同一
又は相当する部分を示しておりその説明は省略する。9
は運転員の識別符号と所在位置とを記憶する運転員管理
テーブル、10は運転員が携行するIDカード、11は
IDカード10を検知して運転員の識別符号を読み取る
IDカード用リモートセンサ、12はIDカード用リモ
ートセンサ11からの情報を情報処理装置1に伝送する
データ伝送路12である。
【0058】実施例1と同様に、この実施例では、図5
に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系と
したがこれに限定されるものではない。また、監視情報
出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が使
用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボー
ドが使用される。更に、制御情報入力装置5と監視情報
出力装置3とは1対1に対応づけられている。
【0059】運転員の個体識別手段として、運転員に携
帯を義務付けたIDカード10と、構内各所に配したI
Dカード用リモートセンサ11とを使用する。IDカー
ド用リモートセンサ11の出力は、データ伝送路12を
経由して情報処理装置1に伝達される。
【0060】上記実施例1と同様に、この実施例による
監視制御装置の警報情報伝達システムは、運転員へ警報
情報を通知する通知方法に対する1つの警報情報伝達経
路として、認証作業時に使用した制御情報入力装置5に
対応する監視情報出力装置3を使用し、これを介して特
定の運転員へ警報メッセージを報知する。また、運転員
の個体識別に基づく選択的警報情報通知に失敗した時に
使用する非常警報通知方法として、サイレン、非常ベル
等の広報型警報情報通知装置4を使用する。
【0061】また、発生する可能性のある全ての警報情
報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知対象者又は
通知範囲、警報情報を通知する通知方法、警報情報通知
対象者への通知方法に対応した通知装置の抽出に失敗し
た時の処理内容の4つのレコードを予め定義した警報情
報管理データベース7、及び、全ての監視情報出力装置
3とその所在位置の対応を記述した端末管理データベー
ス8が、情報処理装置1の外部記憶装置に格納されてい
る。
【0062】次に動作について説明する。運転員が携行
するIDカード10と、構内各所に配したIDカード用
リモートセンサ11との働きにより、構内に存在する全
ての運転員について個体識別がなされ、その所在位置検
出が行われる。運転員の存在が検出されると、その運転
員の識別符号と所在位置とが運転員管理テーブル9に記
録される。運転員の所在位置検出は随時行われ、その結
果に従い運転員管理テーブル9の内容は適宜更新されて
いる。
【0063】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経由
して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情報
を通知すべき対象範囲(複数候補可)と警報情報の通知
方法(複数候補可)とを抽出する。図5に示すように、
警報情報の通知は、サイレン等の警報情報を通知する広
報型警報情報通知装置4、CRT等の監視情報出力装置
3、制御情報入力装置5等の中の少なくとも1つを用い
て実行される。
【0064】構内に存在する全ての運転員に対する個体
識別及び位置検出は、IDカード10及びIDカード用
リモートセンサ11を用いて既に実行され完了している
ので、情報処理装置1は、警報情報を通知すべき対象範
囲内に個別認識を行った運転員が含まれているか否か、
及び、含まれていた場合はその所在位置をも容易に検索
する事ができる。
【0065】また、1つの警報情報伝達経路としての監
視情報出力装置3とその所在位置の関係が、端末管理デ
ータベース8に記述されているので、警報情報通知対象
への通知に使用すべき監視情報出力装置3を容易に決定
することができる。従って、この実施例により、警報情
報は、警報情報を通知すべき運転員が使用中の監視情報
出力装置3に対してのみ伝達される。
【0066】一方、警報情報を通知すべき運転員の検出
に失敗した場合、及び、運転員の所在位置において利用
可能な監視情報出力装置3の抽出に失敗した場合は、警
報情報管理データベース7の記述に従い、通知できない
場合の処理を行う。
【0067】実施例3.図6はこの発明の他の実施例に
よる監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示す
ブロック図であり、図において、図5と同一符号は同一
又は相当する部分を示しており重複説明は省略する。1
4は情報処理装置1に接続された網制御装置(NC
U)、15は同様に情報処理装置1に接続された音声合
成装置(音声通知手段)、16は網制御装置14を介し
て制御され音声合成装置15により音声合成された警報
メッセージを伝送する電話網用交換器(携帯電話器用無
線送受信機)、17は1つの警報情報伝達経路として機
能する電話器である。
【0068】実施例1と同様に、この実施例では、図6
に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系と
したがこれに限定されるものではない。また、監視情報
出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が使
用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボー
ドが使用される。
【0069】また、上記実施例2と同様に、運転員の個
体識別手段として、運転員に携帯を義務付けたIDカー
ド10と、構内各所に配したIDカード用リモートセン
サ11とを使用する。IDカード用リモートセンサ11
の出力は、データ伝送路12を経由して情報処理装置1
に伝達される。
【0070】運転員へ警報情報を通知する通知手段の1
つの警報情報伝達経路として構内私設電話網に接続され
た電話器17を用い、音声合成された警報メッセージを
電話器17を介して送信する。また、運転員の個体識別
に基づく選択的警報情報通知に失敗した時に非常警報を
通知する通知方法として、サイレン、非常ベル等の広報
型警報情報通知装置4を併せ持つ。
【0071】発生する可能性のある全ての警報情報に関
し、警報情報識別番号、警報情報通知対象者又は通知範
囲、警報情報を通知する通知方法、通知時に使用する具
体的な警報メッセージ、警報情報通知対象者への通知方
法に対応する通知装置抽出に失敗した時の処理内容の5
つのレコードを予め定義した警報情報管理データベース
7、及び、全ての私設の電話器17の内線番号とその所
在位置の対応を記述した端末管理データベース8が構内
電話管理データベースとして情報処理装置1の外部記憶
装置に格納されている。
【0072】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けたIDカード10と、構内各所に配したID
カード用リモートセンサ11との働きにより、構内に存
在する全ての運転員に対して個体識別及び所在位置検出
が行われる。運転員の存在が検出されると運転員の識別
符号及び所在位置が運転員管理テーブル9に記録され
る。運転員の所在位置検出は随時行われ、その結果に従
い運転員管理テーブル9の内容は適宜更新される。
【0073】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報はデータ通信路2を経由し
て情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情報
を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の通
知方法(複数候補可)と、通知時に使用する具体的な警
報メッセージとを抽出する。
【0074】構内に存在する全ての運転員に対する個体
識別及び位置検出は、IDカード10と場内各所に設置
されたIDカード用リモートセンサ11とにより実行さ
れ完了しているので、情報処理装置1は警報情報を通知
すべき対象範囲が検出された範囲に含まれているか否
か、及び、含まれていた場合はその所在位置を容易に検
索する事ができる。
【0075】また、情報処理装置1は、私設の電話器1
7の内線番号とその所在位置の関係が、端末管理データ
ベース8に記述されているので、在場警報情報通知対象
への通知に使用すべき電話番号を容易に検索し決定する
ことができる。情報処理装置1のこの機能が電話番号検
索手段に相当する。情報処理装置1は、抽出した電話番
号を、網制御装置14に送信し発呼の結果を待つ。網制
御装置14は、受信した電話番号をもとに、電話網用交
換器16を介して構内電話回線に対しダイアリング処理
を伴う発呼を行う。警報情報通知に基づく発呼の場合
は、着信した電話器17の近傍に居る運転員が、通知対
象者である事は自明である(勿論、着信した電話器17
の近傍に、通知対象外の運転員が居る可能性は排除しな
い)。運転員が受話器をとる等の操作により、着信した
電話器17側にて着呼処理が行われると、網制御装置1
4はこれを検出し、情報処理装置1に対し発呼完了を通
知する。
【0076】発呼完了を受けた情報処理装置1は、通知
メッセージを音声合成装置15に送信する。音声合成装
置15は、受信した通知メッセージを音響信号に変換
し、電話網用交換器16を介して構内電話回線に出力す
る。
【0077】従って、この実施例により、警報情報は警
報情報を通知すべき運転員の近傍の私設の電話器17に
対してのみ伝達される。一方、警報情報を通知すべき運
転員の検出に失敗した場合、及び、その運転員の所在位
置において利用可能な監視情報出力装置3の抽出に失敗
した場合は、警報情報管理データベース7の記述に従っ
て通知失敗時の処理を行う。
【0078】実施例4.図7はこの発明の他の実施例に
よる監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示す
ブロック図であり、図において、図1と同一符号は同一
又は相当する部分を示しておりその説明は省略する。1
8は情報処理装置1に接続されたページャ用無線送信機
(通知手段)、19は運転員が携行するページャ用受信
機、20は情報処理装置1の外部記憶装置に格納されて
おり、関係する全ての運転員の氏名又は識別番号とペー
ジャ呼び出しコードとの対応関係、及び、一斉呼び出し
時における呼び出し範囲の関係を記述したページャ呼び
出しコード管理データベースである。
【0079】実施例1と同様に、この実施例では、図7
に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系と
したがこれに限定されるものではない。また、監視情報
出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が使
用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボー
ドが使用される。
【0080】この実施例では、運転員を個体識別して警
報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝達経路と
して、運転員に携帯を義務付けたページャ受信機19を
使用する。また、運転員の個体識別に基づく選択的警報
情報通知に失敗した時に非常警報を通知する通知手段と
して、サイレン、非常ベル等の広報型警報情報通知装置
4を併せ持つ。
【0081】発生する可能性のある全ての警報情報に関
し、警報情報識別番号、警報情報通知対象者の識別番号
又は通知範囲の識別番号、警報情報を通知する通知方
法、通知完了確認装置、警報情報通知対象者への通知方
法に対応する1つの通知手段(即ち、1つの警報情報伝
達経路)による通知が失敗した時の処理内容の5つのレ
コードを予め定義した警報情報管理データベース7が、
情報処理装置1の外部記憶装置に格納されている。
【0082】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けたページャ受信機19と、構内全域に届く様
に設置されたページャ用無線送信機18との働きによ
り、構内に存在する全ての運転員に対して何時でも1ビ
ット分の情報通知が可能となっている。
【0083】プラント等の処理系において、何らかの異
常が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経
由して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示
せず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報
をもとに、警報情報管理データベース7を検索し、警報
情報を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報
の通知方法(複数候補可)とを抽出する。警報情報の通
知方法に基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路
が選択される。
【0084】構内に存在する全ての運転員は、1つの警
報情報伝達経路としてのページャ受信機19を携帯して
いるので、情報処理装置1は、警報情報を通知すべき対
象範囲が特定の運転員であれば、その運転員の識別番号
を、また、警報情報を通知すべき対象範囲が特定区域で
あれば、その区域への広報を示す識別番号をページャ用
無線送信機18に出力する事により警報情報発生という
1ビットの情報を通知する事ができる。
【0085】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、任意の制御情報入力装置5
を介して所定時間内に入力されるのを待つ。この特定情
報の入力を検出した場合は、通知成功と判断する。一
方、特定情報の入力の検出に失敗した場合は、警報情報
管理データベース7の記述に従い、通知失敗時の処理を
行う。
【0086】実施例5.図8はこの発明の他の実施例に
よる監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示す
ブロック図であり、図において、図7と同一符号は同一
又は相当する部分を示しておりその説明は省略する。1
90はメッセージ表示型ページャ受信機、21は運転員
が携行するメッセージ表示型ページャ受信機190の表
示部である。
【0087】実施例1と同様に、この実施例では、図8
に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系と
したがこれに限定されるものではない。また、監視情報
出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が使
用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボー
ドが使用される。
【0088】この実施例では、運転員を個体識別して運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けたメッセージ表
示型ページャ受信機190を使用する。警報メッセージ
が配信されると、メッセージ表示型ページャ受信機19
0の表示部21に警報メッセージが表示される。また、
運転員の個体識別に基づく選択的警報情報通知に失敗し
た時に非常警報を通知する通知手段として、サイレン、
非常ベル等の広報型警報情報通知装置4を併せ持つ。
【0089】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者の識別番号又は通知範囲の識別番号、警報情報を
通知する通知方法、通知時に使用する具体的な警報メッ
セージ、通知完了確認装置、警報情報通知対象者への通
知方法に対応する1つの通知手段(即ち、1つの警報情
報伝達経路)による通知に失敗した時の処理内容の6つ
のレコードを予め定義した警報情報管理データベース7
が、情報処理装置1の外部記憶装置に格納されている。
【0090】また、関係する全ての運転員の氏名又は識
別番号とページャ呼び出しコードとの対応関係、及び、
一斉呼び出し時における呼び出し範囲の関係を記述した
ページャ呼び出しコード管理データベース20が、情報
処理装置1の外部記憶装置に格納されている。
【0091】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けたメッセージ表示型ページャ受信機190
と、構内全域に届く様に設置されたページャ用無線送信
機18との働きにより、構内に存在する全ての運転員に
対して何時でも所定ビット分までの情報通知が可能とな
っている。
【0092】プラント等の処理系において、何らかの異
常が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経
由して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示
せず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報
をもとに、警報情報管理データベース7を検索し、警報
情報を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報
の通知方法(複数候補可)と、通知時に使用する具体的
な警報メッセージとを抽出する。警報情報の通知方法に
基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が選択さ
れる。
【0093】構内に存在する全ての運転員は、1つの警
報情報伝達経路としてのメッセージ表示型ページャ受信
機190を携帯しているので、情報処理装置1は、警報
情報を通知すべき対象範囲が特定の運転員であれば、そ
の運転員の識別番号を、また、警報情報を通知すべき対
象範囲が特定区域であれば、その区域への広報を示す識
別番号と通知に使用する具体的な警報メッセージとをペ
ージャ用無線送信機18に出力する事により警報発生の
概要を示す情報を通知する事ができる。
【0094】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、任意の制御情報入力装置5
を介して所定時間内に入力されるのを待つ。この特定情
報の入力を検出した場合は、通知成功と判断する。特定
情報の入力の検出に失敗した場合は、警報情報管理デー
タベース7の記述に従い通知失敗時の処理を行う。
【0095】実施例6.図9はこの発明の他の実施例に
よる監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示す
ブロック図であり、図において、図6と同一符号は同一
又は相当する部分を示しておりその説明は省略する。2
2は電話網用交換器16に設けられた携帯電話用送受信
部、23は電話網用交換器16及び情報処理装置1に接
続されたPB解析装置、24は運転員が携行する携帯電
話器、25は携帯電話器24のタッチパッド、26は情
報処理装置1の外部記憶装置に格納されており、関係す
る全ての運転員の氏名又は識別番号と携帯電話番号との
対応関係を記述した携帯電話番号管理データベースであ
る。尚、電話網用交換器16は携帯電話器用無線送受信
機に相当する。
【0096】実施例1と同様に、この実施例では、図9
に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系と
したがこれに限定されるものではない。また、監視情報
出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が使
用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボー
ドが使用される。
【0097】この実施例では、運転員を個体識別して運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けた携帯電話器2
4を使用する。また、運転員の個体識別に基づく選択的
警報情報通知に失敗した時に非常警報を通知する通知手
段として、サイレン、非常ベル等の広報型警報情報通知
装置4を併せ持つ。
【0098】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者の識別番号、警報情報を通知する通知方法、通知
時に使用する具体的な警報メッセージ、通知完了確認装
置、警報情報通知対象者への通知方法に対応する1つの
通知手段(即ち、1つの警報情報伝達経路)による通知
に失敗した時の処理内容の6つのレコードを予め定義し
た警報情報管理データベース7が、情報処理装置1の外
部記憶装置に格納されている。
【0099】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けた携帯電話器24と、構内全域に届く様に設
置された携帯電話用送受信部22の働きにより、全ての
在場運転員に対して何時でも音声メセージによる情報通
知が可能となっている。また、携帯電話器24のタッチ
パッド25より入力されたPB信号は、通信の相手方が
情報処理装置1の場合は、PB解析装置23によりデー
タ符号に変換して伝達される。
【0100】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経由
して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに、警報情報管理データベース7を検索し、警報情
報を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の
通知方法(複数候補可)と、通知時に使用する具体的な
警報メッセージとを抽出する。警報情報の通知方法に基
づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が選択され
る。
【0101】構内に存在する全ての運転員は1つの警報
情報伝達経路としての携帯電話器24を携帯しているの
で、情報処理装置1は、警報情報を通知すべき対象範囲
内の特定の運転員の識別番号と、通知に使用する具体的
な警報メッセージとを抽出し、先ず、識別番号を電話網
用交換器16に接続された網制御装置14に出力する事
により発呼を行い、発呼に成功したならば、次に、警報
の具体的な警報メッセージを電話網用交換器16に接続
された音声合成装置15に出力する事により、警報発生
の概要を示す情報を通知する事ができる。尚、情報処理
装置1及び音声合成装置15等のこのような機能が音声
通知手段に相当する。
【0102】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、通知の為に発呼した先の携
帯電話器24のタッチパッド25を介して所定時間内に
入力されるのを待つ。
【0103】警報情報の通知を受けた運転員が、確認の
為、携帯電話器24のタッチパッド25よりこの特定情
報を入力すると、特定情報はPB音の形式で電話網用交
換器16を介してPB解析装置23に伝達され、PB解
析装置23にてデータ符号に変換された後情報処理装置
1に伝達される。この特定情報の入力を検出した場合、
情報処理装置1は通知成功と判断する。これに対して、
特定情報の入力の検出に失敗した場合は、警報情報管理
データベース7の記述に従って通知失敗時の処理を行
う。
【0104】実施例7.図10はこの発明の他の実施例
による監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示
すブロック図であり、図において、図6と同一符号は同
一又は相当する部分を示しておりその説明は省略する。
27は第1種電気通信事業者が提供する公衆通信回線、
28は運転員に携帯を義務付けた第1種電気通信事業者
が公衆通信サービスとして提供する公衆通信用ページャ
受信機28(通称、ポケットベル)である。
【0105】実施例1と同様に、この実施例では、図1
0に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系
としたがこれに限定されるものではない。また、監視情
報出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が
使用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボ
ードが使用される。
【0106】この実施例では、運転員を個体識別して運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けた公衆通信用ペ
ージャ受信機28を使用する。また、運転員の個体識別
に基づく選択的警報情報通知に失敗した時に非常警報を
通知する通知手段として、サイレン、非常ベル等の広報
型警報情報通知装置4を併せ持つ。
【0107】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者が携帯する公衆通信用ページャ受信機28の電話
番号、警報情報を通知する通知方法、通知完了確認装
置、警報情報通知対象者への通知方法に対応する1つの
通知手段(即ち、1つの警報情報伝達経路)による通知
に失敗した時の処理内容の5レコードを予め定義した、
警報情報管理データベース7が、情報処理装置1の外部
記憶装置に格納されている。
【0108】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けた公衆通信用ページャ受信機28により、在
場・非在場を問わず、全ての運転員に対して何時でも1
ビット分の情報通知が可能となっている。
【0109】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経由
して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情報
を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の通
知方法(複数候補可)とを抽出する。警報情報の通知方
法に基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が選
択される。
【0110】全ての運転員は、1つの警報情報伝達経路
としての公衆通信用ページャ受信機28を携帯している
ので、情報処理装置1は、警報情報を通知すべき対象範
囲が特定の運転員であれば、その運転員が携帯する公衆
通信用ページャ受信機28の電話番号を、電話網用交換
器16に接続された網制御装置14に出力する事によ
り、警報情報発生という1ビットの情報を通知する事が
できる。
【0111】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、任意の制御情報入力装置5
を介して所定時間内に入力されるのを待つ。この特定情
報の入力を検出した場合は、通知成功と判断する。これ
に対して、特定情報の入力の検出に失敗した場合は、警
報情報管理データベース7の記述に従って通知失敗時の
処理を行う。
【0112】通知対象者が非在場の場合は、上記確認を
実施する事ができない。この実施例ではこのための他の
確認手段を省略しているが、この実施例は、別途非在場
者が利用可能な確認手段の併設を妨げるものではない。
【0113】実施例8.図11はこの発明の他の実施例
による監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示
すブロック図であり、図において、図10と同一符号は
同一又は相当する部分を示しておりその説明は省略す
る。また、図において、280は公衆通信用メッセージ
表示型ページャ受信機、21は運転員が携行する公衆通
信用メッセージ表示型ページャ受信機280に設けられ
た表示部である。
【0114】実施例1と同様に、この実施例では、図1
1に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系
としたがこれに限定されるものではない。また、監視情
報出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が
使用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボ
ードが使用される。
【0115】この実施例では、運転員を個体識別して運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けた第1種電気通
信事業者が公衆通信サービスとして提供する公衆通信用
メッセージ表示型ページャ受信機280(通称、ポケッ
トベル)を使用する。また、運転員の個体識別に基づく
選択的警報情報通知に失敗した時に非常警報を通知する
通知手段として、サイレン、非常ベル等の広報型警報情
報通知装置4を併せ持つ。
【0116】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者が携帯する公衆通信用メッセージ表示型ページャ
受信機280の電話番号、警報情報を通知する通知方
法、通知完了確認装置、警報情報通知対象者への通知方
法に対応する1つの通知手段(即ち、1つの警報情報伝
達経路)による通知に失敗した時の処理内容の5つのレ
コードを予め定義した警報情報管理データベース7が、
情報処理装置1の外部記憶装置に格納されている。
【0117】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けた公衆通信用メッセージ表示型ページャ受信
機280により、在場・非在場を問わず、全ての運転員
に対して何時でも所定ビット分までの情報通知が可能と
なっている。
【0118】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経由
して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情報
を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の通
知方法(複数候補可)とを抽出する。警報情報の通知方
法に基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が選
択される。
【0119】全ての運転員は、1つの警報情報伝達経路
としての公衆通信用メッセージ表示型ページャ受信機2
80を携帯しているので、情報処理装置1は、警報情報
を通知すべき対象範囲が特定の運転員であれば、その運
転員が携帯するメッセージ表示型ページャ受信機280
の電話番号を、電話網用交換器16に接続された網制御
装置14に出力する事により発呼を行い、更に、通知に
使用する具体的な警報メッセージを電話網用交換器16
に出力する事により、警報情報発生の概要を示す情報を
通知する事ができる。
【0120】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、任意の制御情報入力装置5
を介して所定時間内に入力されるのを待つ。この特定情
報の入力を検出した場合は、情報処理装置1は通知成功
と判断する。これに対して、特定情報の入力の検出に失
敗した場合は、警報情報管理データベース7の記述に従
って通知失敗時の処理を行う。
【0121】通知対象者が非在場の場合は、上記のよう
に確認を実施する事ができない。この実施例ではこのた
めの他の確認手段を省略しているが、この実施例は、別
途非在場者が利用可能な確認手段の併設を妨げるもので
はない。
【0122】実施例9.図12はこの発明の他の実施例
による監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を示
すブロック図であり、図において、図9と同一符号は同
一又は相当する部分を示しておりその説明は省略する。
29はタッチパッド25を具備する公衆通信用携帯電話
器である。
【0123】実施例1と同様に、この実施例では、図1
2に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系
としたがこれに限定されるものではない。また、監視情
報出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が
使用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボ
ードが使用される。
【0124】この実施例では、運転員を個体識別して運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けた第1種電気通
信事業者が公衆通信サービスとして提供する公衆通信用
携帯電話器29を使用する。また、運転員の個体識別に
基づく選択的警報情報通知に失敗した時に非常警報を通
知する通知手段として、サイレン、非常ベル等の広報型
警報情報通知装置4を併せ持つ。
【0125】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者が携帯する公衆通信用携帯電話器29の電話番
号、警報情報を通知する通知方法、通知時に使用する具
体的な警報メッセージ、通知完了確認装置、警報情報通
知対象者への通知方法に対応する1つの通知手段(即
ち、1つの警報情報伝達経路)による通知に失敗した時
の処理内容の6つのレコードを予め定義した警報情報管
理データベース7が、情報処理装置1の外部記憶装置に
格納されている。
【0126】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けた公衆通信用携帯電話器29により、在場・
非在場を問わず、全ての運転員に対して何時でも音声メ
ッセージによる情報通知が可能となっている。また、公
衆通信用携帯電話器29のタッチパッド25より入力さ
れたPB信号は、通信の相手方が情報処理装置1の場合
は、PB解析装置23によりデータ符号に変換して伝達
される。
【0127】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経由
して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情報
を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の通
知方法(複数候補可)とを抽出する。警報情報の通知方
法に基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が選
択される。
【0128】全ての運転員は、1つの警報情報伝達経路
としての第1種電気通信事業者が公衆通信サービスとし
て提供する公衆通信用携帯電話器29を携帯しているの
で、情報処理装置1は、警報情報を通知すべき対象範囲
が特定の運転員であれば、その運転員が携帯する公衆通
信用携帯電話器29の電話番号を、電話網用交換器16
に接続された網制御装置14に出力する事により発呼を
行い、発呼に成功したならば、次に、通知に使用する具
体的な警報メッセージを、音声合成装置15に出力する
事により、警報発生の概要を示す情報を通知する事がで
きる。尚、情報処理装置1及び音声合成装置15等のこ
のような機能が音声通知手段に相当する。
【0129】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、通知の為に発呼した先の公
衆通信用携帯電話器29のタッチパッド25を介して所
定時間内に入力されるのを待つ。この特定情報の入力を
検出した場合は、情報処理装置1は通知成功と判断す
る。これに対して、特定情報の入力の検出に失敗した場
合は、警報情報管理データベース7の記述に従って通知
失敗時の処理を行う。
【0130】実施例10.図13はこの発明の他の実施
例による監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を
示すブロック図であり、図において、図12と同一符号
は同一又は相当する部分を示しておりその説明は省略す
る。30は構内各所に設置された簡易携帯電話基地局、
31は運転員に携帯を義務付けた第1種電気通信事業者
が公衆通信サービスとして提供する公衆通信用簡易携帯
電話器(PHS)である。
【0131】実施例1と同様に、この実施例では、図1
3に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系
としたがこれに限定されるものではない。また、監視情
報出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が
使用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボ
ードが使用される。
【0132】この実施例では、運転員を個体識別して運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けた公衆通信用簡
易携帯電話器31を使用する。また、運転員の個体識別
に基づく選択的警報情報通知に失敗した時に非常警報を
通知する通知手段として、サイレン、非常ベル等の広報
型警報情報通知装置4を併せ持つ。
【0133】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者が携帯する公衆通信用簡易携帯電話器31の電話
番号、警報情報を通知する通知方法、通知時に使用する
具体的な警報メッセージ、通知完了確認装置、警報情報
通知対象者への通知方法に対応する1つの通知手段(即
ち、1つの警報情報伝達経路)による通知に失敗した時
の処理内容の6つのレコードを予め定義した警報情報管
理データベース7が、情報処理装置1の外部記憶装置に
格納されている。
【0134】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けた公衆通信用簡易携帯電話器31により、在
場・非在場を問わず、全ての運転員に対して何時でも、
音声メッセージによる情報通知が可能となっている。ま
た、公衆通信用簡易携帯電話器31のタッチパッド25
より入力されたPB信号は、通信の相手方が情報処理装
置1の場合は、PB解析装置23によりデータ符号に変
換して伝達される。
【0135】プラント等の処理系において何らかの異常
が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経由
して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示せ
ず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報を
もとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情報
を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の通
知方法(複数候補可)とを抽出する。警報情報の通知方
法に基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が選
択される。
【0136】全ての運転員は、1つの警報情報伝達経路
として機能する、第1種電気通信事業者が公衆通信サー
ビスとして提供する公衆通信用簡易携帯電話器31を携
帯しているので、情報処理装置1は、警報情報を通知す
べき対象範囲が特定の運転員であれば、その運転員が携
帯する公衆通信用簡易携帯電話器31の電話番号を、電
話網用交換器16に接続された網制御装置14に出力す
る事により発呼を行い、発呼に成功したならば、次に、
通知に使用する具体的な警報メッセージを音声合成装置
15に出力する事により、警報発生の概要を示す情報を
通知する事ができる。尚、情報処理装置1及び音声合成
装置15のこのような機能が音声通知手段に相当する。
【0137】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、通知の為に発呼した先の公
衆通信用簡易携帯電話器31のタッチパッド25を介し
て所定時間内に入力されるのを待つ。この特定情報の入
力を検出した場合は、情報処理装置1は通知成功と判断
する。これに対して、特定情報の入力の検出に失敗した
場合は、警報情報管理データベース7の記述に従って通
知失敗時の処理を行う。
【0138】通知対象者が非在場であって、簡易携帯電
話基地局30のサービスエリア外に居る場合は、上記の
ような確認を実施する事ができない。この実施例ではこ
のための他の確認手段を省略しているが、この実施例
は、別途非在場者が利用可能な確認手段の併設を妨げる
ものではない。
【0139】実施例11.図14はこの発明の他の実施
例による監視制御装置の警報情報伝達システムの構成を
示すブロック図であり、図において、図13と同一符号
は同一又は相当する部分を示しておりその説明は省略す
る。32は構内外間に設けられた電磁シールド、33は
構外の一般の簡易携帯電話基地局である。
【0140】実施例1と同様に、この実施例では、図1
4に示すように、警報情報の発生源はプラントの処理系
としたがこれに限定されるものではない。また、監視情
報出力装置3としては、例えばCRTによる表示装置が
使用され、制御情報入力装置5としては、例えばキーボ
ードが使用される。
【0141】この実施例では、運転員を個体識別し、運
転員へ警報情報を通知する通知手段の1つの警報情報伝
達経路として、運転員に携帯を義務付けた第1種電気通
信事業者が公衆通信サービスとして提供する公衆通信用
簡易携帯電話器31を使用する。また、運転員の個体識
別に基づく選択的警報情報通知に失敗した時に非常警報
を通知する通知手段として、サイレン、非常ベル等の広
報型警報情報通知装置4を併せ持つ。
【0142】この実施例では、発生する可能性のある全
ての警報情報に関し、警報情報識別番号、警報情報通知
対象者が携帯する公衆通信用簡易携帯電話器31の電話
番号、警報情報を通知する通知方法、通知時に使用する
具体的な警報メッセージ、通知完了確認装置、警報情報
通知対象者への通知方法に対応する1つの通知手段(即
ち、1つの警報情報伝達経路)による通知に失敗した時
の処理内容の6つのレコードを予め定義した警報情報管
理データベース7が、情報処理装置1の外部記憶装置に
格納されている。
【0143】次に動作について説明する。運転員に携帯
を義務付けた公衆通信用簡易携帯電話器31により、在
場・非在場を問わず、全ての運転員に対して何時でも音
声メッセージによる情報通知が可能となっている。ま
た、公衆通信用簡易携帯電話器31のタッチパッド25
より入力されたPB信号は、通信の相手方が情報処理装
置1の場合は、PB解析装置23によりデータ符号に変
換して伝達される。
【0144】構内には簡易携帯電話基地局30が設置さ
れているので、在場運転員が携帯する公衆通信用簡易携
帯電話器31は、どの簡易携帯電話基地局30のサービ
スエリア内に存在しているかを全て把握することができ
る。また、構内外間には電磁シールド32が施されてい
る為、第1種電気通信事業者が提供する公衆通信サービ
スと構内の私設網内通信サービスとが混信する事はな
い。
【0145】プラント等の処理系において、何らかの異
常が発生すると、その異常情報は、データ通信路2を経
由して情報処理装置1の警報対象事象発生検出部(図示
せず)に伝達される。情報処理装置1は、その異常情報
をもとに警報情報管理データベース7を検索し、警報情
報を通知すべき対象範囲(複数候補可)と、警報情報の
通知方法(複数候補可)とを抽出する。警報情報の通知
方法に基づいて、少なくとも1つの警報情報伝達経路が
選択される。
【0146】全ての運転員は、1つの警報情報伝達経路
として機能する、第1種電気通信事業者が公衆通信サー
ビスとして提供する公衆通信用簡易携帯電話器31を携
帯しているので、情報処理装置1は、警報情報を通知す
べき対象範囲が特定の運転員であれば、その運転員が携
帯する公衆通信用簡易携帯電話器31の電話番号を、電
話網用交換器16に接続された網制御装置14に出力す
る事により発呼を行い、発呼に成功したならば、次に、
通知に使用する具体的な警報メッセージを音声合成装置
15に出力する事により、警報発生の概要を示す情報を
通知する事ができる。
【0147】情報処理装置1はさらに、通知対象者への
選択的通知に成功した事の確認の為に、予め警報情報管
理データベース7に定義されており、警報情報伝達シス
テムが期待する特定情報が、通知の為に発呼した先の公
衆通信用簡易携帯電話器31のタッチパッド25を介し
て所定時間内に入力されるのを待つ。この特定情報の入
力を検出した場合は、情報処理装置1は通知成功と判断
する。特定情報の入力の検出に失敗した場合は、警報情
報管理データベース7の記述に従って通知失敗時の処理
を行う。
【0148】通知対象者が非在場であって、簡易携帯電
話基地局30のサービスエリア外に居る場合は、上記の
ような確認を実施する事ができない。この実施例ではこ
のための他の確認手段を省略しているが、この実施例
は、別途非在場者が利用可能な確認手段の併設を妨げる
ものではない。
【0149】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、警報対象の異常事象が発生した際に警報情報管理デ
ータベースを参照して警報情報の通知方法と通知対象者
又は通知範囲とを特定し、特定した通知方法を考慮し且
つ個体識別手段を用いて特定した通知対象者又は通知範
囲を対象とする警報情報伝達経路を選択する警報情報伝
達経路選択手段を備えるように構成したので、警報情報
を通知すべき対象者に対してのみ選択的に通知し、警報
情報を通知する必要のない非対象者に不必要に通知する
事を防止又は大幅に抑制できる効果がある。
【0150】請求項2の発明によれば、個体識別手段
が、各運転員が監視制御装置の一端末の利用開始時に認
証のために入力したアカウント情報を基に、端末を利用
中の各運転員を個体識別することにより構内における所
在位置検出を行うアカウント管理手段を含むように構成
したので、監視制御装置を操作中又は何時でも操作可能
な状態でスタンバイ中の運転員の中で、警報情報を通知
すべき対象者に対してのみ選択的に警報情報を通知でき
る効果がある。
【0151】請求項3の発明によれば、個体識別手段
が、各運転員を個体識別するとともに構内における所在
位置検出を行うために、各運転員に携帯を義務付けたI
Dカードと、構内各所に設けられIDカードを検知する
IDカード用リモートセンサとを具備するように構成し
たので、監視制御装置の近傍に在場する運転員の中で、
警報情報を通知すべき対象者に対して選択的に警報情報
を通知できる効果がある。
【0152】請求項4の発明によれば、それぞれが一通
知方法の警報情報伝達経路として構内に設置された複数
の電話器の内線番号とそれらの所在位置とを対応付けて
記憶する構内電話管理データベースを備えており、警報
情報伝達経路選択手段が、特定された通知対象者又は通
知範囲に含まれる運転員が所在する場所に設けられた電
話器の内線番号を構内電話管理データベースから求める
電話番号検索手段を含むように構成したので、構内私設
電話網用電話器の近傍に在場する運転員の中で、警報情
報を通知すべき対象者に対して選択的に警報情報を通知
できる効果がある。
【0153】請求項5の発明によれば、警報対象の異常
事象が発生した際に警報情報管理データベースを参照し
て警報情報の通知方法と通知対象者又は通知範囲とを特
定し、特定した通知方法を考慮して特定した通知対象者
又は通知範囲を対象とする警報情報伝達経路を選択する
警報情報伝達経路選択手段と、特定した通知対象者又は
通知範囲に含まれる運転員の個々を識別し、選択した警
報情報伝達経路を介して警報情報を通知する、1つの通
知方法に対応した通知手段とを備えるように構成したの
で、構内に在場する運転員の中で、警報情報を通知すべ
き対象者に対してのみ選択的に警報情報を通知できる効
果がある。
【0154】請求項6の発明によれば、通知手段が、各
運転員が携行するページャ受信機と、構内各所に設けた
ページャ用無線送信機とを具備するように構成したの
で、構内に在場する運転員の中で、警報情報を通知すべ
き対象者に対してのみ選択的に警報情報を通知できる効
果がある。
【0155】請求項7の発明によれば、通知手段が、各
運転員が携行するメッセージ表示型ページャ受信機と、
構内各所に設けたページャ用無線送信機とを具備するよ
うに構成したので、構内に在場する運転員の中で、警報
情報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に警報情報
を通知できる効果がある。
【0156】請求項8の発明によれば、通知手段が、各
運転員が携行する携帯電話器と、構内各所に設けた携帯
電話器用無線送受信機と、通知対象者又は通知範囲に含
まれる運転員が携行する携帯電話器の電話番号を割り出
し、警報情報を音声として携帯電話器用無線送受信機を
介して対応する携帯電話器へ通知する音声通知手段とを
具備するように構成したので、構内に在場する運転員の
中で、警報情報を通知すべき対象者に対してのみ選択的
に警報情報を通知できる効果がある。また、通知された
時、その運転員の近傍に端末がない場合においても警報
情報の受領確認を行う事ができる効果がある。
【0157】請求項9の発明によれば、通信手段が、各
運転員が携行する第1種電気通信事業者が公衆通信サー
ビスとして提供する公衆通信用ページャ受信機を具備す
るように構成したので、在場・非在場を問わず全ての運
転員の中で、警報情報を通知すべき対象者に対してのみ
選択的に警報情報を通知できる効果がある。
【0158】請求項10の発明によれば、通知手段が、
各運転員が携行する第1種電気通信事業者が公衆通信サ
ービスとして提供する公衆通信用メッセージ表示型ペー
ジャ受信機を具備するように構成したので、在場・非在
場を問わず全ての運転員の中で、警報情報を通知すべき
対象者に対してのみ選択的に警報情報を通知できる効果
がある。
【0159】請求項11の発明によれば、通知手段が、
各運転員が携行する第1種電気通信事業者が公衆通信サ
ービスとして提供する公衆通信用携帯電話器と、通知対
象者又は通知範囲に含まれる運転員が携行する公衆通信
用携帯電話器の電話番号を割り出し、警報情報を音声と
して通知する音声通知手段とを具備するように構成した
ので、在場・非在場を問わず全ての運転員の中で、警報
情報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に警報情報
を通知できる効果がある。また、通知された時、当該運
転員の近傍に端末がない場合においても、警報情報の受
領確認を行う事ができる効果がある。
【0160】請求項12の発明によれば、通知手段が、
各運転員が携行する第1種電気通信事業者の公衆通信サ
ービスに接続可能な公衆通信用簡易携帯電話器と、構内
各所に設けられた第1種電気通信事業者の簡易携帯電話
基地局と、通知対象者又は通知範囲に含まれる運転員が
携行する公衆通信用簡易携帯電話器の電話番号を割り出
し、簡易携帯電話基地局を介して警報情報を音声として
通知する音声通知手段とを具備するように構成したの
で、在場・非在場を問わず全ての運転員の中で、警報情
報を通知すべき対象者に対してのみ選択的に通知できる
効果がある。また、通知された時、当該運転員の近傍に
端末がない場合においても、警報情報の受領確認を行う
事ができる効果がある。さらに、上記請求項11の場合
に比べ、非在場運転員への通知成功確率が低下するが、
通知に要するコストを低減できる効果がある。
【0161】請求項13の発明によれば、簡易携帯電話
基地局を構外からシールドする電磁シールドを備えるよ
うに構成したので、在場・非在場を問わず全ての運転員
の中で、警報情報を通知すべき対象者に対してのみ選択
的に通知できる効果がある。また、通知された時運転員
の近傍に制御情報入力装置がない場合においても、警報
情報の受領確認を行う事ができる効果がある。さらに、
第1種電気通信事業者が提供する公衆通信サービスと構
内の私設網内通信サービスとが混信する事を防止できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例による監視制御装置の警報
情報伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例による監視制御装置の警報情報伝
達システムにおける警報情報管理データベースの一例を
示す表図である。
【図3】 上記実施例による監視制御装置の警報情報伝
達システムの端末管理処理のフローチャートである。
【図4】 上記実施例による監視制御装置の警報情報伝
達システムの異常検出時の割込処理のフローチャートで
ある。
【図5】 この発明の他の実施例による監視制御装置の
警報情報伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の他の実施例による監視制御装置の
警報情報伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の他の実施例による監視制御装置の
警報情報伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の他の実施例による監視制御装置の
警報情報伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の他の実施例による監視制御装置の
警報情報伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の他の実施例による監視制御装置
の警報情報伝達システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 この発明の他の実施例による監視制御装置
の警報情報伝達システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 この発明の他の実施例による監視制御装置
の警報情報伝達システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図13】 この発明の他の実施例による監視制御装置
の警報情報伝達システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 この発明の他の実施例による監視制御装置
の警報情報伝達システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図15】 従来の監視制御装置の警報情報伝達システ
ムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置(警報情報伝達経路選択手段、音声通
知手段)、5 制御情報入力装置(端末)、6 アカウ
ント管理テーブル(個体識別手段、アカウント管理手
段)、7 警報情報管理データベース、8 端末管理デ
ータベース(構内電話管理データベース)、10 ID
カード(個体識別手段)、11 IDカード用リモート
センサ(個体識別手段)、15 音声合成装置(音声通
知手段)、16 電話網用交換器(携帯電話器用無線送
受信機)、17 電話器(通知手段)、18 ページャ
用無線送信機(通知手段)、19 ページャ受信機(通
知手段)、24 携帯電話器(通知手段)、28 公衆
通信用ページャ受信機(通知手段)、29 公衆通信用
携帯電話器(通知手段)、30 簡易携帯電話基地局
(通知手段)、31 公衆通信用簡易携帯電話器(通知
手段)、32 電磁シールド、190 メッセージ表示
型ページャ受信機(通知手段)、280 公衆通信用メ
ッセージ表示型ページャ受信機(通知手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントで発生が予測される異常事象に
    応じて警報情報を報知する複数の通知方法と複数の通知
    対象者又は通知範囲とを対応付けて記憶する警報情報管
    理データベースと、構内に存在する運転員を識別する個
    体識別手段と、警報対象の異常事象が発生した際に前記
    警報情報管理データベースを参照して警報情報の通知方
    法と通知対象者又は通知範囲とを特定し、特定した前記
    通知方法を考慮し且つ前記個体識別手段を用いて特定し
    た前記通知対象者又は前記通知範囲を対象とする警報情
    報伝達経路を選択する警報情報伝達経路選択手段とを備
    えた監視制御装置の警報情報伝達システム。
  2. 【請求項2】 複数の端末が備えられており、前記個体
    識別手段は、各運転員が前記複数の端末のいずれかの利
    用開始時に認証のために入力したアカウント情報を基
    に、各前記端末を利用中の運転員を個体識別することに
    より構内における所在位置検出を行うアカウント管理手
    段を含むことを特徴とする請求項1記載の監視制御装置
    の警報情報伝達システム。
  3. 【請求項3】 前記個体識別手段は、各運転員を個体識
    別するとともに構内における所在位置検出を行うため
    に、各運転員に携帯を義務付けたIDカードと、構内各
    所に設けられ前記IDカードを検知するIDカード用リ
    モートセンサとを具備することを特徴とする請求項1記
    載の監視制御装置の警報情報伝達システム。
  4. 【請求項4】 それぞれが1つの前記通知方法に対する
    警報情報伝達経路として構内に設置された複数の電話器
    の内線番号とそれらの所在位置とを対応付けて記憶する
    構内電話管理データベースを備えており、前記警報情報
    伝達経路選択手段は、特定された前記通知対象者又は前
    記通知範囲に含まれる運転員が所在する場所に設けられ
    た電話器の内線番号を前記構内電話管理データベースか
    ら求める電話番号検索手段を具備することを特徴とする
    請求項3記載の監視制御装置の警報情報伝達システム。
  5. 【請求項5】 プラントで発生が予測される異常事象に
    応じて警報情報を報知する複数の通知方法と複数の通知
    対象者又は通知範囲とを対応付けて記憶する警報情報管
    理データベースと、警報対象の異常事象が発生した際に
    前記警報情報管理データベースを参照して警報情報の通
    知方法と通知対象者又は通知範囲とを特定し、特定した
    前記通知方法を考慮して特定した前記通知対象者又は前
    記通知範囲を対象とする警報情報伝達経路を選択する警
    報情報伝達経路選択手段と、特定した前記通知対象者又
    は前記通知範囲に含まれる運転員の個々を識別し、選択
    した前記警報情報伝達経路を介して警報情報を通知する
    1つの前記通知方法に対応した通知手段とを備えた監視
    制御装置の警報情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、各運転員が携行するペ
    ージャ受信機と、構内各所に設けたページャ用無線送信
    機とを具備することを特徴とする請求項5記載の監視制
    御装置の警報情報伝達システム。
  7. 【請求項7】 前記通知手段は、各運転員が携行するメ
    ッセージ表示型ページャ受信機と、構内各所に設けたペ
    ージャ用無線送信機とを具備することを特徴とする請求
    項5記載の監視制御装置の警報情報伝達システム。
  8. 【請求項8】 前記通知手段は、各運転員が携行する携
    帯電話器と、構内各所に設けた携帯電話器用無線送受信
    機と、前記通知対象者又は前記通知範囲に含まれる運転
    員が携行する携帯電話器の電話番号を割り出し、警報情
    報を音声として前記携帯電話器用無線送受信機を介して
    対応する携帯電話器へ通知する音声通知手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項5記載の監視制御装置の警報
    情報伝達システム。
  9. 【請求項9】 前記通知手段は、各運転員が携行する第
    1種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供する
    公衆通信用ページャ受信機を具備することを特徴とする
    請求項5記載の監視制御装置の警報情報伝達システム。
  10. 【請求項10】 前記通知手段は、各運転員が携行する
    第1種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供す
    る公衆通信用メッセージ表示型ページャ受信機を具備す
    ることを特徴とする請求項5記載の監視制御装置の警報
    情報伝達システム。
  11. 【請求項11】 前記通知手段は、各運転員が携行する
    第1種電気通信事業者が公衆通信サービスとして提供す
    る公衆通信用携帯電話器と、前記通知対象者又は前記通
    知範囲に含まれる運転員が携行する公衆通信用携帯電話
    器の電話番号を割り出し、警報情報を音声として通知す
    る音声通知手段とを具備することを特徴とする請求項5
    記載の監視制御装置の警報情報伝達システム。
  12. 【請求項12】 前記通知手段は、各運転員が携行する
    第1種電気通信事業者の公衆通信サービスに接続可能な
    公衆通信用簡易携帯電話器と、構内各所に設けられた第
    1種電気通信事業者の簡易携帯電話基地局と、前記通知
    対象者又は前記通知範囲に含まれる運転員が携行する公
    衆通信用簡易携帯電話器の電話番号を割り出し、前記簡
    易携帯電話基地局を介して警報情報を音声として音声通
    知する手段とを具備することを特徴とする請求項5記載
    の監視制御装置の警報情報伝達システム。
  13. 【請求項13】 前記簡易携帯電話基地局を構外からシ
    ールドする電磁シールドを備えたことを特徴とする請求
    項12記載の監視制御装置の警報情報伝達システム。
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