JP3463737B2 - 磁気カードリーダ - Google Patents

磁気カードリーダ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気情報が記録さ
れた磁気カードの読み込み/書き込みを行なう磁気カー
ドリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気情報が記録された磁気カードは、プ
リペイドカードやキャッシュカード、クレジットカード
などに広く利用されている。このようなプリペイドカー
ドの利用に際しては、公衆電話機や自動販売機等に備え
つけられたカードリーダにカードを挿入することで、磁
気情報を読み込ませ、必要に応じて情報の書き替えが行
われる。
【0003】こうしたカードリーダの従来技術として
は、特開平7-93486号公報に開示されている技術
がある。このカードリーダは、カードをモータの回転に
よって搬送路内のヘッド位置まで搬送し、ヘッドにより
磁気情報の読み込み/書き込みを行なうものである。カ
ード上の磁気情報はカード内の所定の領域に記録されて
いるから、読み込み/書き込みはこの所定の領域に対応
してなされなければならない。本従来技術においては、
カード位置を検出するセンサと、モータの回転数検出手
段とを組み合わせることで書き込み位置を制御してい
る。
【0004】このようなカードリーダにおけるモータの
回転数検出は、一般に光学式のパルスエンコーダが用い
られている。このようなパルスエンコーダは、スリット
が設けられた回転板のスリットを挟んで投光器と受光器
を配置し、モータの回転に伴い、投光器と受光器間の光
路の遮蔽、開放が繰り返されることで、受光器側では回
転に応じた光パルスが検出されることを利用したもので
ある。そして、この光パルスに同期したクロックを用い
てヘッドから磁気カードへの情報の読み込み/書き込み
が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学式
パルスエンコーダにおいては、経時変化によってスリッ
トが塞がれたりして回転数に応じた正確な光パルス出力
が得られなくなることがある。特に、一時的に光パルス
出力が得られない、いわゆるパルス抜けが発生した場合
には、この光パルスに同期した磁気情報の書き込みクロ
ックがずれるため、書き込み情報にエラーが起きたりす
る虞がある。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
経時変化によらずに磁気カードへの正確な磁気情報の書
き込みが可能なカードリーダを提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のカードリーダは、情報が磁気により記録さ
れた記録部を有する磁気カードが搬送される搬送路と、
搬送路内で磁気カードを搬送するモータと、磁気カード
の搬送状態を検出するパルスエンコーダと、磁気カード
の搬送路内の位置を検出するセンサと、磁気カードの搬
送に同期して記録部に記録された磁気情報の書き込み/
読み込みを行なうヘッド部と、制御装置とを備えている
磁気カードリーダにおいて、制御装置の基準クロックと
パルスエンコーダのパルス出力とを比較し、両者の位相
が所定の関係を満たしたと判定した時点でロックさせた
両者の位相と所定の関係にある位相同期信号を出力する
PLL回路を備えており、ヘッド部は、PLL回路の出
力信号に同期して書き込みを行なうことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、磁気カードの搬送状態、
例えば搬送を行なうモータの回転数、を検出するパルス
エンコーダの出力をPLL回路の入力とし、これを基準
クロックと比較することで、モータによる磁気カードの
搬送速度が一定速度に達した時点、つまりパルスエンコ
ーダの出力パルスが所定のパルス波になった時点を検出
する。そして、PLL回路は、この状態でのパルスエン
コーダの出力パルスに同期させて所定の位相同期信号を
ロックさせて出力する。この位相同期信号に同期した信
号をクロック信号としてヘッド部の書き込みを行なうこ
とでパルスエンコーダの出力パルスにパルス抜けが生じ
た場合でも、ライトクロック信号は安定して生成されて
いるので、正確な磁気情報の書き込みが行なえる。
【0009】パルスエンコーダ出力のタイミング変動に
応じてPLL回路の出力信号のタイミングを補正する補
正回路を備えていることが好ましい。磁気カードやカー
ドリーダの状態によっては、磁気情報読み込み/書き込
み時の磁気カードの搬送状態が必ずしも一定していない
ことがある。本発明によれば、パルスエンコーダ出力の
タイミング変動に応じてPLL回路の出力信号、すなわ
ち、ヘッド部へのクロック信号のタイミングを調整する
ので、搬送状態が変動しても常に所定の領域への磁気情
報の読み書きを行なうことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。
【0011】図1は、本発明に係る磁気カードリーダ1
の全体構成を示す概略断面図であり、図2は、その全体
ブロック図であり、図3は、ライトクロック生成部31
の詳細ブロック図である。
【0012】図1に示されるように、磁気カードリーダ
1は、磁気カード2が挿入される挿入スロット16の内
側に連続して形成された磁気カード2を搬送する搬送路
17を有しており、この搬送路17上に磁気カード2の
位置を検出するセンサ21A、21Bと磁気ヘッド22
とが配置されている。搬送路17の下面を形成している
ベルト15の駆動により磁気カード2は搬送されるが、
このベルト15はプーリー12、ローラー13A、13
B、ベルト14を介してモータ11によって駆動され
る。
【0013】そして、図2に示されるようにモータ11
には、その回転数を検出する光学式のパルスエンコーダ
18が取り付けられており、その出力は、モータのフィ
ードバック制御を行なうモータ制御部30と磁気ヘッド
における読み書き動作の制御用ライトクロックを生成す
るライトクロック生成部31とに出力される。このライ
トクロック生成部31は、後述するPLL回路部32を
備えている。ライトクロック生成部31で生成されたラ
イトクロックは装置全体の制御を行なうCPU34に転
送される。CPU34は、このライトクロックに同期さ
せてライト回路部33により磁気ヘッド22を制御して
磁気カード2への情報の書き込みを行なったり、磁気カ
ード2上の磁気情報を磁気ヘッド22により読み出して
増幅/二値化部35によりデータに変換する。CPU3
4には、カード位置を検出するセンサ21A、21B、
システムプログラム等を搭載するROM36、磁気カー
ド2から読み込んだ情報や磁気カード2へ書き込むべき
情報などを保管しておくRAM37が接続されている。
【0014】次に、ライトクロック生成部31の構成に
ついて説明する。大別すると、PLL回路ブロック32
と、その前段回路、後段回路の三種類からなる。ライト
クロック生成部31への入力は、パルスエンコーダ18
の出力パルスであるFGクロックS1と、CPU34か
らのサンプリングクロックS2の2つの信号であり、最
終的にライトクロックS17が出力として得られる。
【0015】まず、前段回路は、(1)FGクロックS
1とサンプリングクロックS2とが入力され、FGクロ
ックS1のパルス幅が所定の一定幅になったことを検出
してイネーブル信号S3とカウンタ初期値設定タイミン
グ信号S4とロードタイミング信号S5を出力するFG
クロック幅検出部51と、(2)FGクロックS1とサ
ンプリングクロックS2とイネーブル信号S3と後述の
エッジ検出有効範囲信号S6とが入力され、FGクロッ
クS1の立ち上がり、立ち下がりのエッジを検出して両
エッジ検出信号S7と立ち上がりエッジ検出信号S8と
を出力するFGクロックエッジ検出部52と、(3)F
GクロックS1と両エッジ検出信号S7とCPU34か
らのクリア出力信号S9とが入力され、FGクロックS
1のパルス抜けを検出してそのタイミング信号S10を
CPU34に出力するパルス抜け検出部53とから構成
されている。
【0016】PLL回路ブロック32は、(1)サンプ
リングクロックS2に応じて32進で計数する32進カ
ウンタ54と、(2)カウンタ初期値設定タイミング信
号S4及び後述のカウンタロード値選択信号S11が入
力され、選択した値を32進カウンタ54に送信してカ
ウンタ値の更新を行なうカウンタロード値生成部55
と、(3)FGクロック幅検出部51と後述のカウンタ
ロードタイミング生成部58からそれぞれ出力されたカ
ウンタ値ロードタイミング信号S5とS13のOR演算
結果S14を32進カウンタへと出力するOR回路56
と、(4)立ち上がりエッジ検出信号S8をイネーブル
信号として32進カウンタ54の出力信号S15をデコ
ードするデコーダ57と、(5)このデコーダ57に接
続され、カウンタロードタイミング信号S13を生成す
るカウンタロードタイミング生成部58と、(6)同じ
くこのデコーダ57に接続され、カウンタロード値選択
信号S11を生成するカウンタロード値選択部59と、
から構成されている。
【0017】後段回路は、(1)デコーダ57に接続さ
れ、カウンタ値を基にしてライトクロックを生成する分
周回路60と、(2)デコーダ57に接続され、カウン
タ値を基にしてエッジ検出有効範囲信号S6を生成する
エッジ検出有効範囲生成部61と、から構成されてい
る。
【0018】続いて、本実施形態の磁気カードリーダ1
の動作について説明する。図1に示されるように、磁気
カード2を磁気カードリーダ1の挿入スロット16内に
挿入すると、磁気カード2は、モータ11により、ベル
ト14、プーリー12、ローラー13A、13Bを介し
て駆動されるベルト15によって搬送路17内に引き込
まれて搬送される。そして、磁気カード2の先端がセン
サ21A、21Bのそれぞれの位置を通過する際に、各
センサ21A、21Bでその通過が検出される。これら
のセンサ21A、21B出力と、図2に示されるように
モータ11に備えつけられたパルスエンコーダ18によ
り、磁気ヘッド22位置に位置する磁気カード2の記録
部の領域が判定され、その領域に応じた情報の読み書き
が行われる。
【0019】情報を正確に読み書きするため、図2に示
されるようにモータ制御部30によりモータ11の回
転、つまり、モータ11による磁気カード2の搬送速度
が一定となるようフィードバック制御を行なっている。
そして、ライトクロック生成部31で所定のライトクロ
ックを生成して、このライトクロックに同期させて磁気
カード上の2値情報をライト回路部33で書き込み処理
を行なう。あるいは増幅/二値化部35で読み出し処理
を行なう。
【0020】以下、このライトクロックの生成、すなわ
ち、ライトクロック生成部31の動作について図3〜図
7を参照して説明する。図4〜図7は、それぞれライト
クロック生成部31における各信号を表すタイミングチ
ャートである。
【0021】まず、ライトクロックの初期化動作につい
て図4のタイミングチャートを参照して説明する。サン
プリングクロックS2は、安定した状態で送出されてい
る。FGクロック幅検出部51は、モータ11の回転数
が安定して磁気カード2の搬送速度がほぼ一定となった
時点、具体的には、FGクロックS1のLレベルの信号
の長さがサンプリングクロックS2の16クロックの長
さに一致した時点、実際にはその次のサンプリングクロ
ックS2のクロックの後半からその次のクロックの前半
にかけてイネーブル信号S3、カウンタ初期設定タイミ
ング信号S4、ロードタイミング信号S5をHレベルに
切り替える。これにより、OR回路56からの出力信号
S14も同時期にHレベルになる。カウンタロード値生
成部55は、カウンタ初期設定タイミング信号S4がH
レベルのときは、十進数17をS12を介して32進カ
ウンタ54へと出力する。32進カウンタ54は、カウ
ンタ値ロードタイミング信号S14がHレベルのとき
は、現在のカウント値に関らず、S12から入力されて
きたカウンタ値でカウンタを更新する。したがって、3
2進カウンタ54のカウンタ値は17に更新される。
【0022】カウンタ初期設定タイミング信号S4、ロ
ードタイミング信号S5は、1クロックでLレベルに戻
るので、その後は、32進カウンタ54のカウンタは3
2進でのカウントアップを継続する。この結果、ちょう
どFGクロックS1の立ち下がりの時点でのカウンタ値
が0、立ち上がりの時点でのカウンタ値が16になる。
【0023】イネーブル信号S3が一旦Hレベルになる
と、FGクロックエッジ検出部52が可動状態になる。
FGクロックエッジ検出部は、FGクロックの立ち上が
りと立ち下がり時期を検出して、それぞれ1クロック幅
のパルス信号である両エッジ検出信号S7を出力すると
ともに、立ち上がり時期のみを1クロック幅のパルス信
号である立ち上がりエッジ検出信号S8として出力す
る。
【0024】立ち上がりエッジ信号S8がHレベルにな
ると、デコーダ57が可動状態になる。デコーダ57で
カウンタ値S15の値15及び値31を検出して、分周
回路60でカウンタ値S15が16〜31のときにHレ
ベル、カウンタ値S15が0〜15のときにはLレベル
となる信号を送出することで、ライトクロックS17が
生成される。一方、カウンタロードタイミング生成部5
8は、32進カウンタ値S15が24のときの後半から
1クロックのパルス幅のHレベルの信号であるカウンタ
値補正ロードタイミング信号S13を出力する。そし
て、カウンタロード値選択部59は、詳細は後述する
が、立ち上がりエッジ検出信号S8がHレベルのときの
カウンタ値S15に応じてカウンタ値を補正するのに使
用するカウンタロード値選択信号S11を生成する。カ
ウンタ値S15、つまり、ライトクロックS17がFG
クロックS1とずれたときには、カウンタ値ロードタイ
ミング信号S14がHレベルのときのカウンタロード値
生成部55の出力に基づいてその補正を行なう。
【0025】次に、FGクロックS1のパルス抜けが発
生した時の処理について図5を参照して説明する。エッ
ジ検出有効範囲生成部61は、カウンタ値S15に基づ
いてその値が8〜23の間にHレベルとなるエッジ検出
有効範囲信号S6を送出している。FGクロックエッジ
検出部による信号S8の生成、つまり立ち上がりのエッ
ジ検出は、この信号S6がHレベルのときのみに行われ
る。したがって、この間にパルスが検出されないと、パ
ルス抜けと判定する。パルス抜けの場合でもそのまま3
2進カウンタ54はカウントアップを続行し、そのカウ
ンタ値S15に基づいてデコーダ57と分周回路60に
よりライトクロックS17が生成されるので、安定した
ライトクロックが得られる。パルス抜けが発生したら、
パルス抜け検出部53は、本来のFGクロックS1の立
ち下がり時点からHレベルとなるパルス抜け検出信号S
10をCPU34に通知し、CPU34からクリア出力
信号S9を受信すると、パルス抜け検出信号S10をL
レベルに切り替える。モータの回転自体は安定していな
がら、FGクロックS1のパルス抜けが発生したような
場合でも本来のパルスが発生していた時点にライトクロ
ックが生成されるので、安定した読み書き動作が行なえ
る。
【0026】次に、FGクロックとライトクロックにず
れが生じた場合の補正処理について説明する。図6は、
FGクロックのほうが短い場合であり、図7は、FGク
ロックのほうが長い場合を示している。
【0027】まず、FGクロックのほうが短い場合につ
いて説明する。通常は、32進カウンタ値S15が16
の時点がFGクロックS1の立ち上がりに一致する。図
6に示されるように、FGクロックS1の立ち上がりが
1クロック前にずれて32進カウンタ値S15で15の
時点に一致したとする。このままだと、ライトクロック
S17は、FGクロックS1より1クロック前にずれて
しまう。そこで、カウンタロード値選択部59は、エッ
ジ検出有効範囲信号S6がHレベルでかつ、立ち上がり
エッジ検出信号S8がHレベルのときの32進カウンタ
値S15を調べており、32進カウンタの値に応じて以
下のようなカウンタロード値選択信号S11を出力す
る。
【0028】
【表1】 ここでは、32進カウンタ値S15は15であるから、
本カウンタ値に応じたカウンタロード値を選択する。カ
ウンタロード値生成部55からは、十進値26が出力さ
れている。そして、カウンタロードタイミング生成部5
8から出力されたカウンタ値ロードタイミング信号S1
3、S14がHレベルとなった時点で、32進カウンタ
54の出力カウンタ値を26に更新する。これにより、
カウンタを31進カウントさせてずれを解消する。この
結果、FGクロックS1とライトクロックS17の次の
立ち下がりの時点が一致する。
【0029】次に、FGクロックのほうが長い場合につ
いてみる。図7に示されるように、FGクロックS1の
立ち上がりが1クロック後ろにずれて32進カウンタ値
S15で17の時点に一致したとする。このままだと、
ライトクロックS17は、FGクロックS1より1クロ
ック後ろにずれてしまう。この場合は、エッジ検出有効
範囲信号S6がHレベルでかつ、立ち上がりエッジ検出
信号S8がHレベルのときの32進カウンタ値S15は
17であるから、カウンタロード値選択信号S11は本
カウンタ値に応じたカウンタロード値を出力し、カウン
タロード値生成部55からは、十進値24が出力されて
いる。そして、カウンタロードタイミング生成部58か
ら出力されたカウンタ値ロードタイミング信号S13、
S14がHレベルとなった時点で、32進カウンタ54
の出力カウンタ値を24に更新する。これにより、カウ
ンタを33進カウントさせてずれを解消する。この結
果、FGクロックS1とライトクロックS17の次の立
ち下がりの時点が一致する。
【0030】FGクロックS1とライトクロックS17
が同期している時(図4の右側)には、エッジ検出有効
範囲信号S6がHレベルでかつ、立ち上がりエッジ検出
信号S8がHレベルのときの32進カウンタ値S15は
16であるから、カウンタロード値選択信号S11は本
カウンタ値に応じたカウンタロード値を出力し、カウン
タロード値生成部55からは、十進値25が出力されて
いる。そして、カウンタロードタイミング生成部58か
ら出力されたカウンタ値ロードタイミング信号S13、
S14がHレベルとなった時点で、32進カウンタ54
の出力カウンタ値を25に更新する。これは通常のカウ
ントアップと同じ動作である。これによりPLLをかけ
ている状態に相当する。
【0031】パルスのずれが大きい場合には以上のずれ
補正を繰り返すことにより、正常範囲に一致させること
ができる。本補正では、FGクロックやライトクロック
の1/32程度のクロックずれであっても正確に補正す
ることができ、磁気カードに記録された情報を安定して
読み書きすることができる。
【0032】ライトクロック生成部の構成は、以上の説
明に限られるものではなく、様々な改良、変形が可能で
あり、各種のPLL回路、デジタル回路を利用して実現
することができる。また、FGクロックの1周期とライ
トクロックの1周期が同一の長さでなくてもよく、一方
が他方の整数倍であってもよい。また、サンプリングク
ロックの周期もFGクロックの周期の1/32に限られ
るものではないし、他の構成とする場合は、カウンタは
32進には限られず、場合によってはカウンタ自体を必
要としない構成とすることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
磁気カードリーダにおいて、磁気カードの搬送速度が所
定の一定速度に達した時点でのパルスエンコーダ出力に
同期させて磁気ヘッドでの情報読み書き用のライトクロ
ックを継続的に発生させているので、経時変化等により
パルスエンコーダの出力パルスに抜けが発生した場合で
も安定して読み書き動作を行なうことができる。
【0034】さらに、パルスエンコーダの出力パルスの
変動に対応して同期させたライトクロックのタイミング
を補正することで常に安定した読み書き動作を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気カードリーダの概略断面図で
ある。
【図2】図1の装置の全体ブロック図である。
【図3】図1の装置のライトクロック生成部のブロック
図である。
【図4】図3のライトクロック生成部の初期化処理のタ
イミングチャートである。
【図5】図3のライトクロック生成部のパルス抜け処理
のタイミングチャートである。
【図6】図3のライトクロック生成部の位置ずれ処理の
タイミングチャートである。
【図7】図3のライトクロック生成部の位置ずれ処理の
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1…磁気カードリーダ、2…磁気カード、11…モー
タ、16…挿入スロット、17…搬送路、22…磁気ヘ
ッド、31…ライトクロック生成部、32…PLL回
路、54…32進カウンタ、60…分周回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が磁気により記録された記録部を有
    する磁気カードが搬送される搬送路と、前記搬送路内で
    前記磁気カードを搬送するモータと、前記磁気カードの
    搬送状態を検出するパルスエンコーダと、前記磁気カー
    ドの搬送路内の位置を検出するセンサと、前記磁気カー
    ドの搬送に同期して前記記録部に記録された磁気情報の
    書き込み/読み込みを行なうヘッド部と、制御装置とを
    備えている磁気カードリーダにおいて、 前記制御装置の基準クロックと前記パルスエンコーダの
    パルス出力とを比較し、両者の位相が所定の関係を満た
    したと判定した時点でロックさせた両者の位相と所定の
    関係にある位相同期信号を出力するPLL回路を備えて
    おり、 前記ヘッド部は、前記PLL回路の出力信号に同期して
    書き込みを行なうことを特徴とする磁気カードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記パルスエンコーダ出力タイミングの
    変動に応じて前記PLL回路の出力信号のタイミングを
    補正する補正回路を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の磁気カードリーダ。
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