JP3463733B2 - ガス化燃焼処理設備の給じん装置 - Google Patents

ガス化燃焼処理設備の給じん装置

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般廃棄物や産業
廃棄物を熱分解燃焼させた後、排出した残渣中の灰分
を、熱分解ガスの再燃焼熱により溶融処理するガス化燃
焼処理設備の給じん装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、還元性雰囲気下で熱分解燃焼させ
るガス化炉や、流動砂を吹上げながら燃焼させる流動床
炉においては、燃焼状態を安定させるとともに、炉内高
温ガスの逆流を防ぐために、ごみ供給装置と燃焼炉内と
をごみによってシールする必要があり、従来は1軸また
は2軸スクリュによる押込法が主に採用されているが、
シールが十分に行われないために、種々の対策が提案さ
れている。 【0003】図7は、実開平4−5584号によるシー
ル対策を講じた従来の粗破砕式給じん装置の主要部を示
す側面視の断面図である。 【0004】ホッパaの下部にプッシャbが設けられて
おり、該プッシャbの前後動作により押出されるごみc
のごみ出口部dには、上端部がピンで揺動自在に支持さ
れた凹曲面を有する押え板eが設けられており、該押え
板eによりごみ出口部dのマテリアルシールを高め、ホ
ッパaからごみ燃焼炉fに流入する外気を低減するよう
になっている。 【0005】さらに、ごみ出口部dの下方には、プッシ
ャbでごみ出口部dから押出されたごみcが収容されて
いるごみ袋を破袋し、同時に粗破砕してごみ焼却炉fに
定量供給するための複数の回転刃g1 を有する低速回転
の破砕ロータgと、該破砕ロータgとの相互作用で上記
ごみ袋を破袋するとともに、ごみcを粗破砕する支持台
hが設けられている。 【0006】該支持台hは、上端がピンで支持されると
ともに、下端部が油圧シリンダiにより揺動させられる
ことにより、破砕ロータgとの間隔を調整するように構
成されている。 【0007】また、支持台hの上部側には、支持台hと
並行に上下動可能な整流体jが破袋刃kを配して設けら
れ、下部側には粗破砕を目的とした固定刃mが上下2段
に配設されている。 【0008】従って、押え板eによって抑制されながら
プッシャbによって、ごみ出口部dから破砕ロータg上
に落下したごみcは、回転刃g1 で捕えられて整流体j
の先端部と破砕ロータgの間隙に入り、破袋刃kと固定
刃mとによって破袋及び粗破砕が行われて、図示しない
焼却炉fに定量的に供給される。 【0009】なお、破砕ロータgでの破砕に適さない粗
大物が混入した場合は、支持台hを大きく後退させて、
当該粗大物は不適物排出口nから系外に排出される。 【0010】しかしながら、この方式では、ごみ出口部
dの断面積が広いために、ホッパaからごみ焼却炉fに
流入する外部空気量の減少を目的としたシール用の押え
板eのみでは、ごみcによるマテリアルシール効果が余
り期待できないという問題があった。一方、ごみ出口部
dの断面積を狭くすれば比較的大きなごみが挟み込まれ
て操業停止に到るという問題があった。 【0011】そのために、図8に示す特開平8−940
46号による粗破砕式給じん装置が提案されている。 【0012】この粗破砕式給じん装置は、前述した図7
に示した粗破砕式給じん装置の改良であり、図7に示し
た粗破砕式給じん装置と同一部材には同一符号を付して
説明は省略する。 【0013】プッシャbの前後動作により押出されるご
みcのごみ出口部dには、上端側が水平軸により支持さ
れ、下端側が上下に揺動自在な「横くの字」形の調整板
1と、調整板p1 を押圧するコイルばねp2 等から成
る調整機構pが設けられている。 【0014】また、破砕ロータgのごみ出口部dの反対
側には、上端がピンで支持され、油圧シリンダiで揺動
自在に懸架され、先端が破砕ロータgの面に沿って湾曲
形成された固定刃mを有する支持台hが設けられてい
る。 【0015】ここで、ホッパaに投入されたごみcは、
プッシャbに押されて、大きさ及び圧密状態に応じて伸
縮するコイルばねp2 によって上下移動する調整板p1
の下を通過してごみ出口部dに到達するために、調整機
構p部でのごみによるマテリアルシールは、前述の押え
板eに比べて約半分の空気混入量となる。 【0016】ごみ出口部dから調整機構p部を通り破砕
ロータgに落下したごみcは、回転刃g1 により順次捕
えられて整流体jとの間に供給され、破袋刃kによって
ごみ袋が引き裂かれ、固定刃mによって粗破砕されて排
出コンベアqを経て、図示しない焼却炉fに搬送され
る。 【0017】なお、破砕ロータgでの破砕に適さない粗
大物が混入した場合は、過負荷によって破砕ロータgが
停止し、ITVで破砕ロータgの上側をチェックし、支
持台hを大きく後退させて、不適物排出口nから該粗大
物を系外に排出する。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の粗破砕式給じん装置では、空気混入量は半分
になるものの、ごみ出口部d或いは破砕ロータgの周辺
各部で、ごみ通路が絞られているためにごみ詰りによる
運転中断が避けられなかった。 【0019】また、通常の焼却炉や流動床炉が、空気過
剰率1.7〜2.5で運転されるのに対し、還元性雰囲
気でごみを熱分解燃焼させるガス化炉では、空気比0.
3程度の酸欠状態で運転する必要がある。 【0020】そのため、主として流動床炉に採用されて
いた従来の給じん装置をガス化炉に適用する場合は、該
給じん装置からの余分な空気の混入があり、ガス化炉内
での燃焼が不安定になるだけでなく、場合によっては爆
発を起す危険性さえあった。 【0021】さらに、従来のものでは、主として使用さ
れる流動床内での浮遊燃焼を促進するために、給じん装
置には粗破砕あるいは圧縮ごみの解きほぐし機能を備え
ているが、本願の直結型灰溶融炉においては、残渣中の
未燃炭素分が内部熱源となるために、ガス化炉での燃焼
を抑制する必要があり、粗破砕あるいは解きほぐし機能
の付加は、装置を複雑化して設備費を高くするだけでな
く、保守管理が面倒になるという欠点があった。 【0022】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のガ
ス化燃焼処理設備の給じん装置は、一般廃棄物や産業廃
棄物などのごみを、還元性雰囲気を保持して熱分解燃焼
させるガス化炉及び、該ガス化炉から排出される熱分解
残渣中の不燃分を、溶融処理する直結型灰溶融炉を併設
するガス化燃焼処理設備の給じん装置において、ガス化
炉で燃焼させるごみを一時貯留するホッパ部と、貯留さ
れたごみを適時定量供給する供給部とから成るごみ供給
機構の下流側には、供給されたごみを圧縮することによ
り含有する空気と汚水とを放出させる脱気機構が配設さ
れ、該脱気機構は、上端部から下端部にかけて前方側に
傾斜した圧縮壁部に対向する位置に出没自在に設けられ
た前面に傾斜面を有する台形状の圧縮手段と、該圧縮手
段の下面に摺動自在に設けられ、上記被圧縮・脱気ごみ
を後段のシール機構側に押出す押出手段とで構成されて
おり、前記被圧縮・脱気ごみを充満させて後続のガス化
炉に順次送出することにより、ガス化炉からの高温ガス
の逆流を防止するとともに、該送出された圧縮ごみを複
数条に分割する分割手段を備えたシール機構とが連接さ
れ、該シール機構は、前記押出手段より広い断面形状に
形成されたものである。 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を参照して説明する。 【0027】図1は、本発明に係るガス化燃焼処理設備
全体の概略構成を示す側面視の断面図であり、図2は給
じん装置の拡大断面図、図3はシール機構の横断面図及
び縦断面図である。 【0028】現在、一般廃棄物や産業廃棄物等のごみ
は、分別収集されるのが原則であり、本説明において
は、焼却処理対象のごみには、粗大可燃物や大型金属製
品は混入されないものとする。 【0029】図1及び図2において、1は、ごみ供給機
構であり、このごみ供給機構1は、投入ホッパ11と投
入ホッパ11に連なるシュート12及び付属品からなる
ホッパ部と、シュート12の下部に配設された支持駆動
手段13を備えたごみ支持板14、排出駆動手段15を
備えたごみ排出板16及び付属品からなる供給部とで構
成されている。 【0030】上記シュート12の下端には、受入室21
が連結されている。この受入室21の一側部には、圧縮
駆動手段22を備え、前面に傾斜面を有する台形状の圧
縮手段23と、該圧縮手段23の下面を押出駆動手段2
4により摺動する立方体の押出手段25とが設けられ、
これら圧縮手段23と押出手段25とが受入室21から
脱気手段収納室26内へとそれぞれ出没自在に配設され
ている。 【0031】受入室21の他側部には、圧縮手段23に
対向する位置に、上述の圧縮手段23前面の傾斜より緩
やかな角度で上端部から下端部にかけて前方側に傾斜し
た圧縮壁部27が開閉自在に設けられ、該圧縮壁部27
と圧縮手段23前面との間に楔形の圧縮空間28が形成
されている。 【0032】また、上記圧縮空間28の上方からごみピ
ット17側には排気管29が連通されている。 【0033】上述した受入室21から排気管29迄の符
号20台で示した各部材で、脱気機構2が構成されてい
る。 【0034】シール機構3は、上記押出手段25の前方
に位置する水平または若干の下り水勾配を有し、押出手
段25よりやや広い断面形状の箱形の構造物であり、入
口から略中央部迄は直管部31であり、後半部には図3
に示すように出口側に向けて刃高が高くなる複数個の分
割体から成るごみ分割手段32が備えられるとともに、
外壁面に冷却手段33を備えた出口部34が形成されて
いる。 【0035】上記ごみ分割手段32を構成する複数個の
分割体は、図3に示すように内壁面に適宜に突設されて
いる。 【0036】図1に示す符号4は、ガス化炉であり、こ
のガス化炉4は、耐火物等で構成された竪型の熱分解炉
で、炉本体41と、前記出口部34に接続された供給管
42と、後述の直結型灰溶融炉5の入口部に連接された
炉底部43と、炉本体41の頂部に位置する炉頂部44
と、該炉頂部44から直結型灰溶融炉5の頂部に連なる
炉頂部44と、排ガスダクト45及び、図示しない燃焼
空気供給機構並びに昇温バーナ等とで構成されている。 【0037】前述の炉底部43に直結される直結型灰溶
融炉5は、ガス化炉4から排出される熱分解残渣中の灰
分を高温で溶融処理する耐火物等で構成された内部溶融
炉(残留炭素燃焼方式)であり、溶融炉床51と、前記
排ガスダクト45が接続される高温燃焼室52及び溶融
された灰が滴下するスラグ滴下部53等とで主体が構成
されており、スラグは図示しないスラグ処理装置で処理
され、排ガスは同じく図示しない排ガス処理装置に導入
される。 【0038】次に、上述のように構成されたガス化処理
設備における給じん方法及び供給されたごみの燃焼と熱
分解残渣の溶融処理方法について図1及び図2を中心に
して図4を参照しながら説明する。 【0039】図4は、前述したごみ供給機構1の供給部
から脱気機構2における生ごみ受入れから焼却ごみ押出
し・分割までの状況を示した模式図である。 【0040】ごみピット17内で一次破砕と解きほぐし
をされた生ごみ61は、ホッパ部に投入され、図1及び
図2に2点鎖線で示す水平状態でシュート12内を閉鎖
したごみ排出板16上に貯留され、その貯留状況は、レ
ベル計12a、12b等により表示される。 【0041】予め設定された周期または、後述するガス
化炉内温度計46もしくは一酸化炭素濃度計47の計測
値により、給じん制御装置7からのごみ供給指令が出れ
ば、支持駆動手段13によりごみ支持板14を、図1及
び図2に2点鎖線で示す支持板収納室14a内の後退位
置から実線で示す半前進位置まで突出させることによ
り、生ごみ61はシュート12内で或程度の圧迫を受け
て保持されるが、この圧力は支持駆動手段13に付属す
る支持圧力計13aにより規制される。 【0042】続いて、排出駆動手段15により、ごみ排
出板16を、図1及び図2に2点鎖線で示す水平位置か
ら実線で示す傾斜位置に転回させれば、ごみ支持板14
から下の生ごみ61だけが受入室21に落下する。 【0043】受入室21内では、圧縮手段23は図1及
び図2に実線で示す後退位置にあり、押出手段25も図
1及び図2に実線で示す突出位置にあるため、落下した
生ごみ61は、押出手段25上の圧縮空間28に受入れ
られる〔図4(a)参照〕。 【0044】次に、圧縮手段23を圧縮駆動手段22に
より図1及び図2に2点鎖線で示す突出位置に前進させ
れば、圧縮空間28内の生ごみ61は加圧されて、含有
する空気62は押出されて排気管29からごみピット1
7に放出され、同じく絞り出されたごみ汚水63は受入
室21底部またはシール機構3に流出する〔図4(b)
参照〕 この圧縮工程で、圧壊されない不適物が有れば、圧縮圧
力計22aが警報を発するので、圧縮壁部27を図2に
2点鎖線で示すように開放して不適物を外部に取出す。 【0045】続いて、圧縮手段23及び押出手段25を
脱気手段収納室26内に後退させれば、圧縮・脱気され
た脱気ごみ64は、圧縮壁部27から剥離して受入室2
1底部に落下する〔図4(c)参照〕。 【0046】そこで、押出手段25を突出位置迄前進さ
せれば、脱気ごみ64は、シール機構3内に充満されて
いた脱気ごみ64を順次押出して、出口部34内部に配
設されたごみ分割手段32によって数条に分割された焼
却ごみ65となり、前述のごみ汚水63と共に供給管4
2を経て炉本体41内に送入される。 【0047】上記押出作業が終れば、ごみ排出板16を
水平位置に戻したあと、ごみ支持板14を支持板収納室
14a内に後退させれば、シュート12上部の生ごみ6
1は順次降下して、再びごみ排出板16上に堆積される
〔図4(d)参照〕。 【0048】ガス化炉4内に送入された焼却ごみ65
は、図示しない燃焼空気供給機構から空気比0.3程度
の少量の空気が供給されて、図示しない昇温バーナで加
熱されることにより、炉内温度600℃程度のガス化燃
焼(熱分解)を起す。 【0049】このガス化燃焼により生じた不燃物と多量
の未燃炭素類等を含んだ焼却残渣は、図1に示すように
炉底部43から直結型灰溶融炉5の溶融炉床51に排出
され、炉頂部44から排出される未燃分を多量に含んだ
熱分解ガスは、排ガスダクト45を経て高温燃焼室52
に供給される。 【0050】そこで、溶融炉床51上の焼却残渣は、含
有する未燃炭素類を内部熱源とし、排ガスダクト45か
ら送入される未燃ガスを外部熱源として図示しない空気
を供給されて高温燃焼し、不燃物は溶融してスラグ化
し、スラグ滴下部53から滴下する。 【0051】滴下したスラグは、図示しないスラグ処理
装置で冷却固化され、排ガスは同じく図示しない排ガス
処理装置で処理される。 【0052】ここで、ガス化燃焼処理設備に供給される
焼却ごみ65は、還元性雰囲気下で安定燃焼させるため
に、ごみ質の変動の多い生ごみ61を一定範囲の熱量源
として供給することは勿論、爆発事故を防止するため
に、余分な空気の同伴を阻止する必要がある。 【0053】また、直結型灰溶融炉5で高温燃焼を維持
するために焼却残渣中に多量の未燃炭素を残す手段とし
ては、一般の流動床炉で行われる破砕作業を行わずに、
むしろ燃焼を抑制する程度のごみ塊が含まれることが望
ましい。 【0054】したがって、上述の脱気機構2による脱気
処理と、シール機構3によるしゃ断とでガス化炉4に対
する外気混入を防ぐとともに、シール機構3によって圧
縮固化された脱気ごみ64を、ごみ分割手段32による
簡単な分割に止めているために、ガス化炉4内で燃焼促
進させることはない。 【0055】また、通常は、給じん制御装置7による予
め設定された周期での給じん制御と、図示しない燃焼制
御装置による空気制御等で運転されているが、ガス化炉
内温度や熱分解ガス中の一酸化炭素濃度をガス化炉内温
度計46や一酸化炭素濃度計47で計測し、これら計測
値の単位時間平均値がごみ質変動等により規定域を逸脱
した場合は、給じん制御装置7によって、上記単位時間
平均値が設定域に安定する迄、生ごみ61の供給間隔を
補正するようになされている。 【0056】図5は、ガス化燃焼処理設備の給じん装置
の構造を示す断面図である。 【0057】給じん装置は、押出手段25よりも広い断
面積を有する直管部31が設けられており、生ごみ61
は押出手段25の前面上部に形成された傾斜面25aで
直管部31の上側に押上げられることにより圧縮・脱気
されながら、押出手段25前面下部の垂直面25bで前
方に押出される構造である。 【0058】また、図6は、生ごみ61中の粗大物混入
率が高い場合の供給部の他の構成を示している。 【0059】この供給部は、ごみ支持板14とごみ排出
板16等の組合せによる間けつ方式に代えて2軸スクリ
ュ18を使用した連続・粗破砕方式を適用したものであ
り、粗大物混入により2軸スクリュ18が過負荷で停止
した場合は、2軸スクリュ18を逆転して、破砕不適物
を排出口19から外部に放出する構造である。 【0060】なお、ごみ供給機構1の供給部、脱気機構
2及びシール機構3の形状は本説明に限定されるもので
はない。 【0061】 【発明の効果】以上述べたように、本発明のガス化燃焼
処理設備の給じん装置によれば、ごみ供給機構の下流側
に、ごみを圧縮することによる脱気機構と脱気済ごみを
充満させるシール機構とを設けることにより、ガス化炉
の余分な空気の混入を阻止し、爆発の危険を未然に防
止することができる。 【0062】また、シール機構に簡単な分割手段を備え
ることにより、圧縮ごみを適当な塊に分割するために、
ガス化炉での熱分解燃焼を適度に保ち、直結型灰溶融炉
に多量の未燃炭素類を供給できるだけでなく、ごみ通路
を絞ってないために、ごみ詰りによる運転中断をなくす
ことができる。 【0063】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るガス化燃焼処理設備全体の概略構
成を示す側面視の断面図である。 【図2】給じん装置の拡大断面図である。 【図3】図3はシール機構を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。 【図4】ごみ供給機構の供給部から脱気機構における生
ごみ受入れから焼却ごみ押出し・分割までの状況を示し
た模式図である。 【図5】ガス化燃焼処理設備の給じん装置の構造を示す
側面視の断面図である。 【図6】生ごみ中の粗大物混入率が高い場合の供給部の
他の構成を示す側面視の断面図である。 【図7】従来の粗破砕式給じん装置の主要部を示す側面
視の断面図である。 【図8】図7に示した粗破砕式給じん装置の改良型の粗
破砕式給じん装置を示す側面視の断面図である。 【符号の説明】 1 ごみ供給機構 2 脱気機構 23 圧縮手段 25 押出手段 25a 傾斜面 27 圧縮壁部 3 シール機構 32 ごみ分割手段 4 ガス化炉 46 ガス化炉内温度計 47 一酸化炭素濃度計 5 直結型灰溶融炉

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一般廃棄物や産業廃棄物などのごみを、
    還元性雰囲気を保持して熱分解燃焼させるガス化炉及
    び、該ガス化炉から排出される熱分解残渣中の不燃分
    、溶融処理する直結型灰溶融炉を併設するガス化燃焼
    処理設備の給じん装置において、 ガス化炉で燃焼させるごみを一時貯留するホッパ部と、
    貯留されたごみを適時定量供給する供給部とから成るご
    み供給機構の下流側には、供給されたごみを圧縮するこ
    とにより含有する空気と汚水を放出させる脱気機構が
    配設され、該脱気機構は、上端部から下端部にかけて前
    方側に傾斜した圧縮壁部に対向する位置に出没自在に設
    けられた前面に傾斜面を有する台形状の圧縮手段と、該
    圧縮手段の下面に摺動自在に設けられ、上記被圧縮・脱
    気ごみを後段のシール機構側に押出す押出手段とで構成
    されており、前記被圧縮・脱気ごみを充満させて後続の
    ガス化炉に順次送出することにより、ガス化炉からの高
    温ガスの逆流を防止するとともに該送出された圧縮ご
    みを複数条に分割する分割手段を備えたシール機構とが
    連接され、該シール機構は、前記押出手段より広い断面
    形状に形成されたことを特徴とするガス化燃焼処理設備
    の給じん装置。
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