JP3463317B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP3463317B2 JP14487893A JP14487893A JP3463317B2 JP 3463317 B2 JP3463317 B2 JP 3463317B2 JP 14487893 A JP14487893 A JP 14487893A JP 14487893 A JP14487893 A JP 14487893A JP 3463317 B2 JP3463317 B2 JP 3463317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像信号をディ
ジタル信号として処理し、画像の形成若しくは通信を行
なうカラー複写機・カラーファクシミリ等のカラー画像
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のカラー画像処理技術の進歩には著
しいものがあり、原画に忠実な色再現は当然であって、
更に電子的手段によりそれを加工・修正・編集し、原画
とは大きく異なる作品を作り出すことも可能としたカラ
ー複写機も見受けられる様になった。この傾向は、単に
複写機の分野にとどまらず、画像通信装置に於いても同
様である。
【0003】カラー画像通信装置の場合は、通信情報の
中に白黒情報に加えて色成分情報が入いる為、非常に多
くの情報を送信しなければならず、通信時間と料金が高
くなる。しかし、その割には受信画に於ける色再現性に
乏しい。また、白黒画像通信の様に国際的に受け入れら
れているCCITT(国際電信電話諮問委員会)による
勧告は未だなく、巾広い相互交信は不可であると云う欠
点があり、実用化には困難なものがあった。
【0004】一方、大都市圏に於けるディジタル通信網
(ISDN)の普及に伴ない、前記欠点を補なうものと
して、各色成分毎の符号データをISDNの複数チャネ
ルに割当てるもの(特開平2−117268号公報)、
通信時にテレビ業界の標準であるNTSC RGBデー
タに色成分情報を変換してISDN上で交信せしめるも
の(特開平3−277070号公報)、圧縮方式をカラ
ーと白黒とで切り換える事により白黒G4機と交信せし
めるもの(特開平3−277068号公報)、NTSC
RGBカラーデータから白黒データに変換処理する時
の不具合を改善して交信せしめるもの(特開平3−27
702号公報及び特開平3−277073号公報)等が
ある。
【0005】しかしながら、これらの文献に開示されて
いる様に、カラー画像通信に重きを置く事の影響で、従
来の白黒画像通信はISDNを利用するCCITT勧告
のG4機を中心としたものとなり、又、白黒データ処理
が複雑になる割には高信頼性を得るには至っていないと
云う欠点があった。更に、これ等を改善する為に、カラ
ー画像信号の緑色成分情報を白黒情報とする事により、
従来の白黒画像通信装置であるCCITT勧告G2機、
G3機及びG4機等に交信せしめるもの(特開平3−9
1370号公報及び特開平3−174877号公報)等
の文献があるが、これとてカラー原稿、特に地肌部分が
一様に色味を帯びている場合や、反対に一部の文字や絵
柄が色成分である様なカラー原稿を白黒情報として送信
したい場合には不具合を生ずると云う欠点があった。
【0006】更に、従来のカラー白黒自動判別機能を有
するカラー画像処理装置に於いては、画像入力装置のカ
ラーセンサーの読み取り精度が良くない場合に、黒画素
情報の周辺部を色成分と判断し、白黒情報であるにもか
かわらず、カラー情報として処理し、これを送信すると
云う欠点があった。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、画像形成時に
原画に忠実な色再現を可能とし、画像通信時には現在最
も巾広く普及しているCCITT勧告のG3機を代表と
した白黒ファクシミリ装置との交信を可能にするカラー
画像処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の発明の目的を達成
するために、本願発明のカラー画像処理装置は、入力さ
れたカラー画像データについて送信先である白黒画像出
力機器のために前記カラー画像データを白黒画像のため
の濃度信号に変換する濃度変換補正手段と、前記濃度変
換補正手段で変換された濃度信号を2値化する2値化手
段と、前記2値化手段により2値化された2値データを
符号化する符号化手段と、前記符号化手段により符号化
された符号化データを前記白黒画像出力機器に出力する
出力手段と、を備えたことを特徴とするものである。ま
た、本願発明のカラー画像処理装置は、カラー画像信号
を色成分信号に分解し、その色成分信号をディジタル処
理して、画像形成装置若しくは画像通信装置に供給す
る。更に、カラー画像処理装置は、カラー画像入力装置
から入力された反射率比例の色成分信号(RGB)を輝
度比例の信号(R’G’B’)に変換する画像入力手段
(8)と、該画像入力手段から得られた輝度比例の信号
(R’G’B’)をCIE表色系の均等色空間座標L*
a*b*信号またはL*u*v*信号に変換する規格化手段
(9)と、該規格化手段で変換された信号をカラー画像
のための濃度信号(K’、C’、M’、Y’)に変換す
る、カラー画像出力装置(4)に接続可能な第1の濃度
変換手段(10)と、前記規格化手段で変換された信号
を白黒画像のための濃度信号に変換する第2の濃度変換
手段(14)と、前記第2の濃度変換手段で変換された
濃度信号を2値データに変換する2値化手段(15、2
8)と、該2値化手段により変換された前記2値データ
を圧縮・符号化する符号化手段(17)と、該符号化手
段により圧縮・符号化された2値データを伸張・復号化
する復号化手段(18)と、前記符号化手段又は復号化
手段で符号化・復号化されたデータを蓄積する蓄積手段
(19)と、前記2値データの解像度を変換する解像度
変換手段(16)と、前記符号化されたデータと画像通
信装置(5)間のデータ交信を相手装置の機能に合わせ
た送信を行うように制御する通信制御手段(20)と、
を有することを特徴とするものである。更に、本願発明
のカラー画像処理装置は、カラー画像入力装置から入力
された反射率比例の色成分信号(RGB)を輝度比例の
信号(R’G’B’)に変換する画像入力手段(8)
と、該画像入力手段から得られた輝度比例の信号(R’
G’B’)をCIE表色系の均等色空間座標L*a*b*
信号またはL*u*v*信号に変換する規格化手段(9)
と、前記規格化手段で変換された信号の中のL*信号の
みを白黒画像のための濃度信号に変換する濃度変換手段
(14)と、前記濃度変換手段で変換された濃度信号を
2値データに変換する2値化手段(15、28)と、該
2値化手段により変換された前記2値データを圧縮・符
号化する符号化手段(17)と、該符号化手段により圧
縮・符号化された2値データを伸張・復号化する復号化
手段(18)と、前記符号化手段又は復号化手段で符号
化・復号化されたデータを蓄積する蓄積手段(19)
と、前記2値データの解像度を変換する解像度変換手段
(16)と、前記符号化されたデータと画像通信装置
(5)間のデータ交信を相手装置の機能に合わせた送信
を行うように制御する通信制御手段(20)と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のカラー画像処理装置が接続
され得る形態を示した概略構成図である。以下、図面に
従って各装置間の信号の流れを説明する。カラー複写機
等のカラー画像入力装置1内に配置されたカラー原稿を
露光ランプ等(図示せず)で照明し、その反射カラー像
をCCD等のカラーイメージセンサ部に結像する。そし
て、得られたアナログ画像信号を色成分毎に必要とする
レベル値迄増幅し、アナログ・ディジタル変換器等でデ
ィジタル化する。ディジタル化された信号は、画像入力
系の黒レベル感度・CCDの暗電流の不安定さ及び各セ
ンサ間感度のバラツキ、また光学系光量のバラツキや白
レベル感度等の画像歪を持っている為、黒補正及びシェ
ーディング補正(白補正)を行なう事で、各色成分毎に
白・黒レベルが均一に補正されたR(赤)信号、G
(緑)信号、及びB(青)信号であるディジタル信号
(各色8ビット)が得られる。
【0010】これ等各色成分の信号(R、G、B)が、
カラー画像処理装置3に供給される。そして、カラー画
像の加工・編集・保存・転送等に必要な各処理が行なわ
れた後、減法混色系の出力信号であるC(シアン)信
号、M(マゼンタ)信号、Y(黄)信号及びK(黒)信
号であるディジタル信号(各色8ビット)が得られ、こ
れ等の各色成分の信号(C、M、Y及びK)がカラー画
像出力装置4に送られる。その後、レーザー方式、イン
クジェット方式及び熱転写方式等を利用した記録体の上
にカラー画像情報が与えられ、最終的にフルカラーハー
ドコピーとして出力される。
【0011】また、白黒ファクシミリ等の通信時には、
カラー画像処理装置3で加工・保存された一部の信号が
画像通信装置5へ転送される。そして、画像通信装置5
内の変復調装置(MODEM)(図示しない)で変調信
号に変換され、その後回路網制御装置(NCU)(図示
しない)を通じて通信回線7に伝送され、相手となる画
像通信装置(図示せず)へ送信される。
【0012】また、受信の場合はその逆で、通信回線7
を通じて画像通信装置5に入った信号は、NCUを経由
し、MODEMで復調信号に変換される。その後カラー
画像処理装置3へ供給され、カラー画像出力装置4と時
間的な整合を取りつつ前記方式等を利用した記録体の上
に画像情報が与えられ、白黒ハードコピーとしてカラー
画像出力装置4から出力される。また、以上操作者によ
る全ての必要な操作及び装置の反応表示は、操作表示装
置2で行なわれる事は周知であるので、説明を略す。
【0013】本発明の実施例を説明する前に、本発明で
採用している図1のカラー画像処理装置3の基本構成に
ついて述べる。図2はカラー画像処理装置3の構成を3
つのブロックに分けたものであり、画像入力部8、規格
化信号部9及び第1の濃度変換補正部10から成る。こ
の構成を採用する理由は、人間の感覚的な色知覚表示を
物理的手段による数値表示に変換する事が出来、入力さ
れる色と出力される色との条件等色を考え易くするため
である。即ち、従来の構成では、画像入力部8、第1の
濃度変換補正部10による輝度(RGB)ー濃度(CM
Y)変換のみであり、画像入出力装置が固定の場合は問
題ないが、画像入出力特性の変化、即ち、画像入出力装
置の変更の場合は、その都度濃度変換補正等の演算係数
を修正する必要があった。従って、色知覚の基準(数
値)のみを考慮すれば良い様な規格化信号部9を設ける
事で、上記の様な煩雑さを解消出来、画像入出力装置と
は独立に処理が可能になると云う利点がある。
【0014】次に、規格化信号部9に於ける規格化信号
は、CIE表色系の均等色空間座標L* * * (CI
E 1976 L* * * )信号若しくはL* *
* (CIE 1976 L* * * )信号を用いてい
る。これは、図3に示す様に、いずれもL* が明度、a
* * またはu* * が色度を表わしており、L* *
* 若しくはL* * * で全ての色を表現する色空間
を形成するものであり、入出力系の色差を知ることやカ
ラー画像信号の加工・編集・修正等の変換がやり易い事
から採用されるものである。
【0015】図4は前記基本構成を採用したカラー複写
機等のカラー画像処理装置のブロック図であり、本発明
の実施例の基幹を成す。以下、図4に基づいてこの仕組
みを詳細に説明する。カラー画像入力装置1から画像入
力部8に供給された色成分信号であるR、G、B信号
は、ここで入力装置のγ補正やダイナミックレンジの補
正等の階調補正が行なわれると共に、反射率比例の信号
を輝度比例の信号であるR′、G′、B′信号に変換さ
れる。また、ここでの階調補正は、原稿が文字原稿か写
真原稿か、または原稿の濃度が淡いか、濃いかなど操作
者による変更を可能とする為に、各種の補正量をメモリ
(図示せず)に内蔵するLUT(ルック・アップ・テー
ブル)構成からなる。
【0016】画像入力部8で補正された各色成分の
R′、G′、B′信号は、規格化信号部9に入力され、
前記説明の様にCIE表色系のL* * *信号または
* * *信号に変換される。この変換方法は公知の
CIE表色系の色の3刺激値X、Y、Zから求めても良
いし、予め3刺激値等から求めた近似値を係数としてL
UT内に入力しておいても良い。即ち、LUT入力信号
R′、G′、B′に対しての出力信号L* * *(L
* * *)が対応づけられて出力することになる。
【0017】規格化信号部9にて規格化された信号L*
* *は後段の第1の濃度変換補正部10に入力され
る。第1の濃度変換補正部10の構成は、UCR/墨生
成部11、色修正・マスキング部12及び出力階調補正
部13とからなる。以下、信号の流れに沿って順次説明
する。第1の濃度変換補正部10内のUCR/墨生成部
11に入力されたL* * *(L* * *)信号
は、規格化信号部9とは逆にL* * *(L* *
*)信号を、濃度信号であるc(シアン)、m(マゼン
タ)、y(イエロー)信号に変換する。この変換方法は
規格化信号部9と同様にLUTを利用しているが、外部
からの修正・編集に応じられる様にL* * *(L*
* *)に掛かる係数等を変更出来る様になってい
る。また、ここではUCR(Under Color Removal):下
色除去)と墨生成(k)処理を行なう。基本的には、c
(シアン)、m(マゼンタ)、y(イエロー)が重なっ
た部分を等量の墨(k)で置き換える処理であり、スケ
ルトン・ブラック及びフル・ブラックと共に良く知られ
ている処理である。
【0018】次に、色修正・マスキング部12に送られ
たc、m、y信号はここで入出力系の補正、即ち、カラ
ー画像入力装置1の分光感度の理想からのずれ、照明方
法の分光光度計との違い及びカラー画像出力装置4に使
用される色材の物性制限要因を補正する為に、これも良
く知られている線型マスキング法及び非線型マスキング
法等を採用して補正信号C、M、Y信号を得る。ここで
は、前記L* * *(L* * * )信号を利用した
最小2乗法で、原稿と出力ハードコピーの色差が最小に
なる様にマスキング係数を定めている。また、この関係
上、UCR/墨生成部11と色修正・マスキング部12
の位置関係を前後しても良いし、平行処理しても良い。
【0019】色修正・マスキング及びUCR/墨生成さ
れた信号であるC、M、Y及びk信号は、次段の出力階
調補正部13へ入力される。ここでは使用するカラー画
像出力装置4の階調(γ)特性やダイナミックレンジ特
性に合わせた補正を主に行なうが、画像入力部8と同様
に原稿種類等の違いによる変更も対応出来る様に各種の
補正量をメモリ(図示せず)に内蔵するLUT構成から
なっている。
【0020】出力階調補正部13で補正された信号であ
るC′、M′、Y′及びK′信号が、最終的にカラー画
像出力装置4に供給されて、前記説明に記した様にフル
カラーハードコピーとして出力される。以上の様な構成
の上で、以下本発明の一実施例を詳細に説明する。図5
は、本発明の第1の実施例を示したカラー画像処理装置
3のブロック図である。
【0021】ファクシミリ通信等の場合には、規格化信
号部9で変換された明度信号であるL* 信号が第2の濃
度変換補正部14へ入力される。第2の濃度変換補正部
14と第1の濃度変換補正部10との大きな違いは、第
1の濃度変換補正部10は、カラー画像出力装置4に直
接接続される為にその出力特性を充分把握した上で各色
最適補正がなされるのに対し、第2の濃度変換補正部1
4は、ファクシミリ(図示せず)等の遠隔の白黒画像出
力装置を相手にするものである。
【0022】従って、それ等の白黒画像出力装置(図示
せず)のγ(ガンマ)特性に合わせた補正を行なうと同
時に、カラー原稿等の地肌を除去出来る様な補正を行な
う事を特徴としている。即ち、現在最も普及しているC
CITT勧告G3ファクシミリ装置の記録方式はサーマ
ルプリントヘッドを利用した感熱記録方式であり、普及
台数の過半数を占めていると言われているので、この方
式に合わせても良いし、未知の出力装置に対する不安か
らある程度の直線性を持った濃度変換補正であっても良
い。
【0023】第2の濃度変換補正部14にて変換補正さ
れた明度(L* )信号は、次の2値化部15に入力され
る。即ち、画像入力装置1から入力されたR・G・B各
8ビット信号(即ち0〜255通りの256階調信号)
が、規格化信号部9にて8ビットのL* 信号に変換され
た後、2値化部15にて1ビットデータ(0または1の
2値)に変換される。これは、CCITT勧告のファク
シミリ装置が2値データのみしか扱っていない事と、そ
れに付随してデータ圧縮がなされることになり、後述の
蓄積部19のメモリ容量が少なくて済むと云う利点があ
る。
【0024】また、2値化部15では以下の事を行う。
文字等の画像に関しては単純2値化を行い、写真等の画
像に関しては擬似中間調処理であるディザ法及び誤差拡
散法等の処理を行ない、それぞれの画像に適した方法で
送信出来る様にする。上記いずれの方法も公知の処理で
あるので説明を省く。さて、2値化部15にて2値化さ
れたデータは、(圧縮)符号化部17にて圧縮される。
この時、文字等に関しては圧縮等の高いMR(Modified Re
lative Element Address Designate) 方式等を利用し、
写真等の画像に関しては、MH(Modified Huffman)方式若
しくは圧縮しないと云う方法を採っても良い。この理由
は写真等の擬似中間調処理をしたデータを圧縮符号化し
た場合、反対に符号化後のデータ量が多くなるからであ
る。
【0025】(圧縮)符号化部17にて符号化されたデ
ータは、次に蓄積部19にて蓄積される。蓄積部19の
構成は主として半導体メモリであるDRAMを使用する
が、装置の構成上他の蓄積手段である、例えばHD(ハ
ードディスク)等であっても良い。さて、蓄積部19に
て蓄積されたデータは、遠隔地にあるファクシミリ装置
等(図示せず)と画像通信装置5との間でCCITT勧
告のファクシミリ伝送手順に従い相互の確認がなされる
と、相手装置(図示せず)の機能に合わせて送信出来る
様に変換される。即ち、相手装置の能力が一例として解
像度8dots/mm×3.85line/mmで、符号化能力が一次
元(MH)方式の場合には、蓄積部19に蓄積された符
号化データを取り出して(伸張)復号化部18に供給
し、復号化部18にてデータを元通りに復号する。復号
されたデータは解像度変換部16にて所望の解像度に変
換される。
【0026】この時、カラー画像入力装置1の解像度が
400dpi ×400dpi であれば、200dpi ×100
dpi になる様に1/2及び1/4処理される。その後再
び前記(圧縮)符号化部17に入力され、MH符号に変
換された後通信制御部20を通じて画像通信装置5に供
給される。この後の一連の流れは説明済みの為省略す
る。
【0027】また、受信の場合は、反対に通信制御部2
0を通じて画像通信装置5から供給された圧縮符号デー
タは蓄積部19に蓄積される。その後復号化部18にて
復号され、カラー画像処理装置4の必要とする解像度、
例えば400dpi に変換する為に解像度変換部16にて
変換される。この後、信号切り換え部を持つ周辺回路
(I/O)部21にて、UCR/墨生成部11にて生成
されたK(墨)信号ラインに切り換えられた後、出力階
調補正部13を通じてカラー画像出力装置4から白黒ハ
ードコピーとして出力される。
【0028】図6は、本発明の通信制御部20の構成を
示す。この通信制御部20は、CPU部23と、その制
御プログラムを内蔵するROM部24と、RAM部25
と、USART部(Universal Synchronous Asynchrono
us Receiver Transmitter)26から成る。CPU部23
は、画像通信装置5との符号化データの通信を制御する
通信制御部20、蓄積部19、符号化部17、復号化部
18、解像度変換部16及び周辺回路部21相互間のデ
ータの送受を司るマイクロプロセッサから成る。USA
RT部26は、データ及び司令の送受の道であるアドレ
ス・データ・バス22及びCCITT勧告のV24シリ
アルインターフェイスを担う。
【0029】また、図7に示す様に、USART部26
をDPRAM(Dual Port RAM)(デュアルポートR
AM)部27に置換して、画像通信装置5と接続する事
も可能である。一方、画像入力部8、規格化信号部9及
び第1の濃度変換補正部10の制御を司るCPU(図示
せず)も有るが、このCPUの処理能力に余裕が有れ
ば、通信制御部20内のCPU部23、ROM部24、
RAM部25は不要である事も付け加えておく。
【0030】本発明の実施例として、高品位のカラー複
写を可能とすると共にカラー/白黒原稿を問わず簡単な
処理で従来のファクシミリ装置と同等の性能を持ち、最
も普及しているG3機との交信を可能としたものを掲げ
たが、その他のG2機、G4機との交信も容易である。
即ち、G2機の場合、通信制御部20を通じて画像通信
装置5と送受するデータは未符号化である元画像データ
であれば良いし、G4機の場合、それがMMR符号化デ
ータであれば良いだけである。
【0031】また、カラー画像入力装置1に良く知られ
たカラー複写機等のもので説明したが、パーソナルコン
ピュータ及びディスプレイを利用した文章作成及びグラ
フィック作成コードをビットマップデータRGB信号に
変換したカラー画像入力装置であっても良い。上記の場
合には、パーソナルコンピュータで作成した文章及び図
形をディスプレイで確認しながら遠隔のファクシミリ装
置に送信する事も出来る。
【0032】更に、本発明の構成は大規模カラー画像処
理システムへの拡張性を持つものである。図8は第2の
実施例を示すものである。第1の実施例である図5と異
なるのは、L* * * 多値信号(各8ビット)をL*
* * 2値信号(各1ビット)とし、反対に2値信号
を多値信号に変換する多値2値変換部28と、大容量メ
モリであるハードディスク部29と、そのハードディス
クコントローラ部30が大きく異なるのみである。ま
た、解像度変換部16及び第2の濃度変換補正部14を
それぞれアドレス・データ・バス部22で接続し、デー
タの送受が全てアドレス・データ・バス部22で行なえ
る様に変更するだけである。
【0033】以上の様なシステムにして、L* * *
2値信号を例えばJPEG(JointPhotographic Expert
s Group) 方式の様なカラー画像データを高圧縮させ得
る別の符号化方式を利用すれば、大量のカラー画像の蓄
積が出来る他に、加工・修正・編集等が容易になり、か
つ、カラー画像通信も可能となる。第1の実施例と第2
の実施例とに共通の構成要素は、CIE表色系の均等色
空間座標を使用したカラー画像処理装置の明度信号を利
用した第2の濃度変換補正部と、多値データから2値デ
ータに変換する2値化部と、圧縮・伸張する符号化部
と、復号化部と、データを蓄積する蓄積部と、解像度を
変換する解像度変換部と、符号化されたデータと画像通
信装置間のデータ交信制御を司る通信制御部とである。
【0034】第1の実施例と第2の実施例との相違は次
の点にある。即ち、第1に、第1の実施例においては、
明度(L* )信号が第2の濃度変換補正部14に入力さ
れ濃度変換補正された後2値化部15に供給されて1ビ
ットデータに変換されるのに対し、第2の実施例では、
L* 信号だけでなくa* 信号、b* 信号(各8ビット)
を扱う為先ず多値(8ビット)から2値(1ビット)に
変換(その逆も含まれる)する多値2値変換部28を設
けていることである。
【0035】第2に、第1の実施例の2値化部15は2
値から多値への変換処理部を有していないが、第2の実
施例の多値2値変換部28は2値から多値への変換処理
を設けていることである。第3に、第2の実施例では、
* 信号、b* 信号を取り扱う為蓄積部19だけでなく
大容量メモリであるハードディスク部29とハードディ
スクコントローラぶ30を増設していることである。
【0036】前記以外の特長、メリットとしては、図5
に示す第1の実施例では電子ソート白黒マルチコピーが
可能となり、図8に示す第2の実施例では電子ソートフ
ルカラーマルチコピーが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
CIE表色系を利用した画像処理は、編集の簡易さと高
品位な、かつ、原画に忠実な色再現を可能とするもので
ある。その処理工程の流れを変えずに簡単な構成(従来
から良く用いられている技術)を付加する事により、最
も普及率の高い白黒ファクシミリとの交信が可能とな
る。
【0038】更に、拡張性を持つ基本構成の為、装置の
システム化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像処理装置が接続され得る形
態を示したシステムブロック図である。
【図2】本発明のカラー画像処理装置の基本構成図であ
る。
【図3】CIE表色系の均等色空間座標L* * *
表わしたL* * * 表色系立体図である。
【図4】図2の第1の濃度変換補正部の詳細を表わした
ブロック図である。
【図5】本発明のカラー画像処理装置の第1の実施例を
示したブロック図である。
【図6】本発明のカラー画像処理装置における通信制御
部の構成を表わしたブロック図である。
【図7】本発明のカラー画像処理装置における通信制御
部の他の構成を表わしたブロック図である。
【図8】本発明のカラー画像処理装置の第2の実施例を
示したブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/60 H04N 1/40 103A

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたカラー画像データについて送
    信先である白黒画像出力機器のために前記カラー画像デ
    ータを白黒画像のための濃度信号に変換する濃度変換補
    正手段と、 前記濃度変換補正手段で変換された濃度信号を2値化す
    る2値化手段と、 前記2値化手段により2値化された2値データを符号化
    する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された符号化データを前記
    白黒画像出力機器に出力する出力手段と、を備えたこと
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 カラー画像信号を色成分信号に分解し、
    その色成分信号をディジタル処理して、画像形成装置若
    しくは画像通信装置に供給することの出来るカラー画像
    処理装置に於いて、カラー画像入力装置から入力された反射率比例の色成分
    信号(RGB)を輝度比例の信号(R’G’B’)に変
    換する画像入力手段(8) と、該画像入力手段から得られた輝度比例の信号(R’G’
    B’)をCIE表色系の均等色空間座標L*a*b*信号
    またはL*u*v*信号に変換する規格化手段(9) と、 該規格化手段で変換された信号をカラー画像のための濃
    度信号に変換する、カラー画像出力装置(4)に接続可
    能な第1の濃度変換手段(10)と、前記 規格化手段で変換された信号を白黒画像のための濃
    度信号に変換する第2の濃度変換手段(14)と、前記第2の濃度変換手段で変換 された濃度信号2値デ
    ータに変換する2値化手段(15、28)と、 該2値化手段により変換された前記2値データを圧縮・
    符号化する符号化手段(17)と、該符号化手段により圧縮・符号化された2値データを
    張・復号化する復号化手段(18)と、前記符号化手段又は復号化手段で 符号化・復号化された
    データを蓄積する蓄積手段(19)と、 前記2値データの解像度を変換する解像度変換手段(1
    6)と、 前記符号化されたデータと画像通信装置(5)間のデー
    タ交信を相手装置の機 能に合わせた送信を行うように制
    御する通信制御手段(20)と、を有することを特徴と
    するカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、前記第2
    の濃度変換手段(14)は、前記規格化手段によって変
    換された信号の中のL*信号のみを白黒画像のための濃
    度信号に変換するものであり、前記2値化手段(15)
    は、前記白黒画像のための濃度信号を2値データへ変換
    する装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の装置において、前記第2
    の濃度変換手段(14)は、前記規格化手段によって変
    換されたL*a*b*またはL*u*v*信号をカラー画像の
    ための濃度信号に変換するものであり、前記2値化手段
    は多値2値変換部(28)であって、前記カラー画像の
    ための濃度信号を2値データへ、または、前記相手装置
    から前記通信制御手段(20)を介して得た2値データ
    をL*a*b*信号またはL*u*v*信号へ変換して前記第
    1の濃度変換部(10)へ与える装置。
  5. 【請求項5】 カラー画像信号を色成分信号に分解し、
    その色成分信号をディジタル処理して、画像形成装置若
    しくは画像通信装置に供給することの出来るカラー画像
    処理装置に於いて、カラー画像入力装置から入力された反射率比例の色成分
    信号(RGB)を輝度比例の信号(R’G’B’)に変
    換する画像入力手段(8) と、該画像入力手段から得られた輝度比例の信号(R’G’
    B’)をCIE表色系の均等色空間座標L*a*b*信号
    またはL*u*v*信号に変換する規格化手段(9) と、前記 規格化手段で変換された信号の中のL*信号のみ
    白黒画像のための濃度信号に変換する濃度変換手段(1
    4)と、前記濃度変換手段で変換 された濃度信号2値データ
    変換する2値化手段(15、28)と、 該2値化手段により変換された前記2値データを圧縮・
    符号化する符号化手段(17)と、該符号化手段により圧縮・符号化された2値データを
    張・復号化する復号化手段(18)と、前記符号化手段又は復号化手段で 符号化・復号化された
    データを蓄積する蓄積手段(19)と、 前記2値データの解像度を変換する解像度変換手段(1
    6)と、 前記符号化されたデータと画像通信装置(5)間のデー
    タ交信を相手装置の機能に合わせた送信を行うように制
    御する通信制御手段(20)と、を有することを特徴と
    するカラー画像処理装置。
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